JP2008135429A - インダクタと、このインダクタを用いた高周波装置、およびこの高周波装置の製造方法 - Google Patents

インダクタと、このインダクタを用いた高周波装置、およびこの高周波装置の製造方法 Download PDF

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恭輝 淺川
Junichi Kimura
潤一 木村
Susumu Fukushima
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Abstract

【課題】インダクタコイルの高さが高く、高周波装置の薄型化が困難である。
【解決手段】基板21と、この基板21に設けられた接続端子25aと接続端子25bと、この接続端子25aと接続端子25bとの間を連結するように基板21上に装着されたインダクタ導体22とを設け、インダクタ導体22と接続端子25aとの間およびインダクタ導体22と接続端子25bとの間は共にはんだ32によって接続されたものである。これにより、インダクタは基板上にインダクタ導体が装着されることによって形成されるので、薄い高周波装置を実現できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板上に形成されるインダクタと、これを用いた高周波装置とその製造方法に関するものである。
以下、従来の高周波装置について図面を用いて説明する。図7は、従来の高周波装置の側面図である。図7において、従来の高周波装置1は、基板2上に電子部品3や空芯コイル4がはんだ付けで装着されている。
そして、この空芯コイル4と基板2上に装着された電子部品3とで発振回路が構成され、約300MHzの高周波信号を発振する。なおこの空芯コイル4は、外形が3.6mmで、銅線の太さが0.4mmで5.5回巻かれている。
このような空芯コイル4を基板2へ実装するために、空芯コイル4の両端には脚4aが設けられる。そのためにこの脚4aは基板2と平行となるように折り曲げられている。ここで、空芯コイル4が基板2へ装着された状態において、はんだと空芯コイル4の本体部4bとが短絡しないように、本体部4bと脚との間には約0.2mmの隙間4cが設けられる。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平06−236816号公報
しかしながらこのような従来の空芯コイル4が基板2へ実装されたときの高さは約4.3mmであり、電子部品3の高さに比べて高い。従ってこの空芯コイル4の高さが、高周波装置1が薄くできないという大きな課題の原因となっている。
そこで本発明は、この問題を解決したもので、高周波装置の薄型化を実現するインダクタを提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明のインダクタは、第1の基板と、この第1の基板に設けられた第1の接続端子ならびに第2の接続端子と、この第1の接続端子と前記第2の接続端子との間を連結するように前記第1の基板上に装着されたインダクタ導体とを設け、前記インダクタ導体と前記第1の接続端子との間および前記インダクタ導体と第2の接続端子との間は共に接続部材によって接続されたものである。これにより所期の目的を達成できる。
以上のように本発明によれば、第1の基板と、この第1の基板に設けられた第1の接続端子ならびに第2の接続端子と、この第1の接続端子と前記第2の接続端子との間を連結するように前記第1の基板上に装着されたインダクタ導体とを設け、前記インダクタ導体と前記第1の接続端子との間および前記インダクタ導体と第2の接続端子との間は共に接続部材によって接続されたインダクタである。
これにより、インダクタは基板上にインダクタ導体が装着されることによって形成されるので、薄いインダクタを実現できるという効果がある。また、導体の形状や長さを変更すれば、インダクタで送信あるいは受信する周波数を容易に変更できる。さらにこのような導体は、プレス加工(板金加工)で容易に加工が可能であるので、生産性も良く、安価なインダクタを得ることができる。それに加えて導体パターンインダクタに比べて、容易に導体の厚みを厚くできる。従って、インダクタの持つ抵抗値を小さくでき、Q値の大きな良いインダクタを実現できる。
(実施の形態1)
以下、本実施の形態の発振器20(高周波装置の一例として用いた)について図面を用いて説明する。図1(a)は、本発明の一実施の形態における高周波装置の上面図であり、図1(b)は同、下方から見た断面図であり、図2は、同、側面図であり、図3は、要部拡大断面図である。
まず図1から図2において、発振器20について説明する。基板21は、折り曲げ加工が容易なフレキシブル基板21である。ここで基板21には、インダクタが塔載されたインダクタ部21aと、この複数の電子部品23が塔載された回路部21bと、この回路部21bとインダクタ部21aとの間を連結する連結部21cとを有している。そしてインダクタ部21aと連結部21cとがそれぞれ直角に折り曲げられ、インダクタ部21aと回路部21bとが対向する状態で配置される。
そして、この回路部21b上に装着された電子部品23とインダクタ部21aに形成されるインダクタとによって、発振器20が形成される。つまりここでは、インダクタ部21aに形成されるインダクタが、発振回路のタンク回路を構成する発振回路用のインダクタとして用いられるものである。
そして、この回路部21b上の回路とインダクタ部21a上に装着されたインダクタ導体22とは、連結部21c上に設けられた導体パターン24a、導体パターン24bを介して接続されている。なお本実施の形態では回路部21b上に発振回路を構成したが、これはインダクタが用いられる回路であれば、他の高周波回路に用いても構わない。
では、次にインダクタ導体22およびインダクタ部21aの詳細を説明する。インダクタは、インダクタ部21aの両面に装着された成形導体22aと成形導体22bとによって構成される。なお、本実施の形態において成形導体22a、成形導体22bは共にCの字型をしている。そして成形導体22aと成形導体22bとは同じものを用いている。従って成形導体22aと成形導体22bとを異なるものを準備する必要がなく、効率的である。
導体パターン24aは、インダクタ部21aの表側において接続端子25aへ接続される。接続端子25aは、成形導体22aにおける一方の端部近傍に対応する位置に形成される。中間端子26aは、インダクタ部21aの表側において、成形導体22aの他方の端部の近傍に設けられる。そして、固定用ランド27aは、インダクタ部21aの表側において、成形導体22aのほぼ中間点に対応する位置に設けられる。なおこの固定用ランド27aは他の回路とは接続せず、独立させている。
中間端子26aはスルーホール28を介して、インダクタ部21aの裏側の中間端子26bに接続されている。中間端子26bは、成形導体22bにおける一方の端部近傍に対応する位置に形成される。接続端子25bは、インダクタ部21aの裏側において、成形導体22bの他方の端部の近傍に設けられ、導体パターン24bと接続される。そして、固定用ランド27bは、インダクタ部21aの裏側において、成形導体22bのほぼ中間点に対応する位置に設けられる。なおこの固定用ランド27bは他の回路とは接続せず、独立させている。
そしてインダクタ部21aの表と裏側のそれぞれに、成形導体22aと成形導体22bとが装着され、接続端子25aと成形導体22a、固定用ランド27aと成形導体22a、中間端子26aと成形導体22a、中間端子26bと成形導体22b、固定用ランド27bと成形導体22bおよび接続端子25bと成形導体22bとがそれぞれはんだ32(接続部材の一例として用いた)によって接続される。なお本実施の形態でははんだを用いたが、これは導電性接着剤を用いても良い。
これにより、接続端子25aと接続端子25bとの間にインダクタ導体22が連結され、インダクタ部21a上に空芯状のインダクタが形成される。なお、本実施の形態では2巻きのインダクタが構成される。
以上のように、インダクタ部21aの両面に薄板によって形成された成形導体22a、成形導体22bが装着され、これらがはんだ付け接続されることによってインダクタが形成される。これにより、厚みの薄いインダクタを実現でき、発振器20も薄型化が可能となる。
なお、接続端子25aと接続端子25bとの間がインダクタとなるので、接続端子25a、接続端子25bあるいは中間端子26a、中間端子26bの位置を適宜変更すれば、成形導体22aや成形導体22bを変えずとも容易にインダクタ長の異なるインダクタを得ることができる。
ここで図3は、本実施の形態における高周波装置の導体部の要部拡大断面図である。成形導体22a、成形導体22bにおいて、接続端子25a、接続端子25b、中間端子26a、中間端子26b、固定用ランド27aおよび固定用ランド27bに対応する位置には、インダクタ部21a側に向かって突出した突起29が設けられている。これにより、成形導体22aあるいは成形導体22bとインダクタ部21aとの間には隙間が形成されるので、インダクタ部21aにおける成形導体22aあるいは成形導体22bの下にもパターンを形成することが可能となる。従って小型な発振器20を実現できる。
次にインダクタ部21aには、インダクタ導体22で囲まれた領域に孔30が設けられる。この孔30は、インダクタ部21aと回路部21bとが対向した状態において、回路部21bの電子部品23に対応する位置に設けられる。逆に言えば、インダクタ部21aと回路部21bとを対向するように曲げた場合に、電子部品23は孔30に入るような位置に実装されるわけである。そして、インダクタ部21aは、電子部品23が孔30を貫通するような位置で折り曲げられる。これにより、薄型の発振器20を実現できる。
ここで、一般的に汎用の電子部品実装機では、回路部21bの外周から0.5mm程度の領域は電子部品23が実装できない。そこでインダクタ部21aは回路部21bと同じ大きさまたは、回路部21bより大きくし、インダクタ導体22がこの実装不可能な領域と対応するようにすることで、電子部品23が実装できない回路部21bの外周近傍の領域を有効に利用することができる。なおこの場合においても、回路部21bの電子部品23が実装不可能な領域には、パターンを設けることが可能であるので、基板21の面積を有効に利用でき、発振器20を小型化できる。
さらに、成形導体22aの上面は、電子部品23の中で最も高さの高い部品より突出しなければ良い。そこで、最も高い部品の高さが、インダクタの厚み(インダクタ導体22の厚みと基板21の厚みの総和)より大きい場合に、成形導体22aの上面と最も高さの高い部品の上面とが等しい高さとなるように、基板21を折り曲げる。そしてインダクタ部21aあるいは成形導体22bと回路部21bとの間に生じる隙間に低背の電子部品を装着することもできる。これによりさらに、基板21の面積をより有効に利用することが可能となる。
なお、本実施の形態において孔30は、成形導体22aの内周より約0.5mm小さい半径の孔とし、すべての電子部品23に対して1個とした。これにより電子部品23の位置の異なる高周波装置へも容易に対応が可能となる。なお、孔30は各々の電子部品23に対して1つずつの孔を設けても良い。
では本実施の形態における発振器20の製造方法を説明する。基板21の接続端子25a、固定用ランド27a、中間端子26aへスクリーン印刷などによりクリーム状のはんだ32を塗布し、成形導体22aを装着する。その後で、リフロー炉などではんだ32を溶融させて、成形導体22aがインダクタ部21aへ接続固定される。
次に、電子部品23を装着すべき箇所や接続端子25b、固定用ランド27b、中間端子26bへスクリーン印刷などによりクリーム状のはんだ32を塗布し、電子部品23や成形導体22bを装着する。そしてリフロー炉などによってはんだ32を溶融させて、電子部品23や成形導体22bが基板21へ接続固定される。
その後に、電子部品23が孔30に入り込むように、インダクタ部21aや連結部21cを折り曲げて発振器20が完成する。
なお、成形導体22a、成形導体22bは、薄い金属板を板金加工(いわゆるプレス加工)で打ち抜いて形成したものである。従って、非常に生産性が良好であり、安価である。本実施の形態では、厚みが0.15mmの黄銅板を用いているので、錆び難く防錆処理が不要である。なお、本実施の形態では黄銅を用いたが、これは鋼板を用いても良い。この場合、導体抵抗が小さくできるので、インダクタ効率が良好になる。そして、これは、発振器用のインダクタとして導体パターンを用いた場合に比べて、導体の厚みを大きくできるので、Q値の大きなインダクタが容易に形成できる。このようなインダクタを発振器20に用いた場合、Q値が高い発振回路が構成できる。従って、薄型でありかつ、ノイズの小さな発振器20を実現できる。
なお、インダクタ部21aや回路部21bが四角形である場合には、成形導体22a、成形導体22bはコの字型とすると良い。この場合基板21の材料を有効的に使用できる。またこれ以外にもインダクタ部21a、回路部21bはDの字型などのように、この発振器20を収納する機器のレイアウトに応じた形状としてもよい。そしてインダクタ導体は、その場合のインダクタ部の外周に応じた形状としておけばよい。成形導体22aや成形導体22bはプレス加工で形成するので、容易に塔載される基板に適した形状にできる。
また、本実施の形態における成形導体22a、成形導体22bのインダクタ部21aに対向する面側には、絶縁膜31を形成している。なおこの絶縁膜31は、ポリイミドなどのような耐熱性を有する樹脂によって形成される。そして、成形導体22aや成形導体22bにおいて、接続端子25a、接続端子25b、固定用ランド27a、固定用ランド27b、中間端子26aと中間端子26bに対応する位置は絶縁膜31の不形成部としておく。これにより、はんだ32は絶縁膜31の不形成部にのみ付着するので、インダクタ導体22のインダクタ長のばらつきを小さくできる。
なお、本実施の形態では突起29によってインダクタ部21aと成形導体22a、成形導体22bとの間に隙間を設けることで、成形導体22a、成形導体22bとインダクタ部21aの導体33との短絡を防止したが、これは成形導体22a、成形導体22bに設けた絶縁膜31のみにより短絡を防止しても良い。ただしいずれの場合も、プレス加工によって発生する成形導体22a、成形導体22bの加工バリによって成形導体22a、成形導体22bと導体33との短絡が発生しないようにすることが必要である。そこで、成形導体22a、成形導体22bをインダクタ部21aへ装着時にバリ方向がインダクタ部21aの反対側となるように装着するか、あるいは導体33上にも絶縁膜を形成するなどの処理を行う。
また、本実施の形態ではインダクタ部21aの表裏に装着された成形導体22a、成形導体22bで構成したが、これはインダクタンスが小さくてよい場合には、一方面のみに装着しても良い。ただしこの場合には、中間端子26a、中間端子26bは不要となり、接続端子25aと接続端子25bとは同じ面に形成される。なお、この場合インダクタ導体22は、インダクタ部21aが折り曲げられた状態においてインダクタ導体22が電子部品23と対向する側に形成する。これは、電子部品23と成形導体22bとは、基板21を折り曲げ前において同じ面側となるので、1度のリフロー加熱で発振器20を得ることができるためである。従って生産性が良好な発振器20を実現できる。
さらに、本実施の形態では接続端子25a、接続端子25bを共に回路部21b上の回路へ接続する差動型の発振器20としたが、これは接続端子25aあるいは接続端子25bのいずれか一方のみを発振回路へ接続すれば、不均衡型発振器20を構成させることもできる。
また、インダクタ導体22に直列あるいは並列に容量素子を設ければ、同調形式のフィルタとして用いることも可能である。またその場合において、容量素子として容量を変化させることができる可変容量ダイオードを用いれば、通過させる周波数を可変できる薄型かつ減衰特性の良好な同調フィルタを得ることも可能となる。なおこのような同調フィルタでは、インダクタ導体22の近傍に容量素子(あるいは可変容量ダイオード)を配置することが望ましい。これにより、インダクタ導体22と容量素子との間を接続するパターンなどへの妨害信号の飛び込みを少なくできる。そして本発明におけるインダクタはインダクタ導体22がインダクタ部21a上に装着されて実現されたものであるので、このインダクタ導体22の近傍に容量素子を装着することが可能であり、同調型フィルタの実現にも適するものである。
では次に、成形導体22aあるいは成形導体22bの他の例について説明する。図4(a)は、第2の例における成形導体22cの上面図であり、図4(b)は同、側面図である。この例において成形導体22cは、矩形状のCの字型である。そして、この成形導体22cは板金成形の過程で、厚みが0.15mmの黄銅製の薄板が折り曲げ部51で折り曲げられて成形される。これにより、第1例における成形導体22a、成形導体22bと同じ効果に加え、成形導体22cをインダクタ部21aへ装着するための面積をさらに小さくできるという効果を奏する。従って、一般的に汎用の電子部品実装機では、実装が困難で実質的に部品の搭載ができない回路部21bの外周から0.5mm程度の領域をインダクタ領域として有効的に使用できる。これにより、基板21の面積を有効的に利用可能である。また、孔30を設けた場合、孔30を大きくできるので、電子部品23を配置できる面積を大きくできる。なお、この成形導体22cもプレス加工によって加工されるので、容易に突起29を設けることができる。
図5は、第3の例における成形導体22dの上面図である。この例において、成形導体22dは、厚みが0.15mmの黄銅製の薄板を渦巻状に打ち抜いたものである。この場合、第1例における成形導体22a、成形導体22bと同じ効果に加え、3巻き以上のインダクタンスを必要とするインダクタを実現できる。従ってさらに、周波数の低い周波数を発振するインダクタを実現できるという効果を有する。
なお、成形導体としては上記各例以外にも、一般的な絶縁皮膜付の銅線を上記各例に示したような形状に成形して用いることもできる。
(実施の形態2)
以下、本実施の形態における送受信器61(高周波装置の一例として用いた)について、図面を用いて説明する。図6は、本実施の形態における送受信器の断面図である。図6において、図1と同じものには、同じ番号を用い、その説明は簡略化している。
図6において、本実施の形態における61は送受信器である。基板63は、インダクタ部63a、回路部63bと連結部63cから構成される。そして回路部63bの表裏には成形導体62a、成形導体62bが装着されている。なおこの成形導体62a、成形導体62bは、実施の形態1のインダクタ導体22と同様に、基板63の回路部63bの表側において、成形導体62aに囲まれた領域に電子部品23が装着されている。ここで回路部63bには受信回路が形成され、成形導体62a、成形導体62bで構成されるインダクタ導体62へ接続される。これにより、インダクタ導体62は送受信器61における受信回路部分の発振器のインダクタとなる。
回路部63bとインダクタ部63aとの間には送信回路が構成された基板64が設けられる。ここで、成形導体62bあるいはインダクタ部63aと基板64の表側とが対向するように配置される。そして基板64の表側に装着された電子部品65は、孔30に対応する位置に装着される。
基板64の裏面側には、コネクタ66が装着されている。このコネクタ66には、連結部63cから切り曲げられて形成された接続部63dが挿入される。これにより、基板64上の送信回路は、接続部63dと連結部63cを介してインダクタ導体22に接続されることとなる。この構成によりインダクタ導体22は、送受信器61における送信回路部分の発振器のインダクタとなる。
以上の構成によって、送信回路用と受信回路用の発振インダクタを必要とする送受信器61の小型・薄型化が実現できる。なお本実施の形態では、コネクタ6を用いて基板64と接続部63dを接続したが、これは接続部63dを直接基板64へはんだ付けして接続しても良い。
なお本実施の形態におけるインダクタ導体62には、実施の形態1におけるいずれの例の成形導体を用いてもかまわない。
本発明にかかるインダクタは、薄型のインダクタを得るという効果を有し、携帯機器などのように薄型が要求される機器に用いる高周波装置等として有用である。
(a)本発明の一実施の形態における発振器の上面図、(b)同、断面図 同、側面図 同、導体部の要部拡大断面図 (a)同、成形導体の第2の実施例の上面図、(b)同、側面図 同、導体の第3の実施例の上面図 第2の実施の形態における送受信器の断面図 従来の高周波装置の側面図
符号の説明
21 基板
22 インダクタ導体
25a 接続端子
25b 接続端子
32 はんだ

Claims (14)

  1. 第1の基板と、この第1の基板に設けられた第1の接続端子ならびに第2の接続端子と、この第1の接続端子と前記第2の接続端子との間を連結するように前記第1の基板上に装着されたインダクタ導体とを設け、前記インダクタ導体と前記第1の接続端子との間および前記インダクタ導体と第2の接続端子との間は共に接続部材によって接続されたインダクタ。
  2. インダクタ導体の断面は四角形とした請求項1に記載のインダクタ。
  3. インダクタ導体には、第1の接続端子と同じ面側に装着された第1の成形導体と、この第1の導体部の反対面側に装着された第2の成形導体とを有し、前記第1の基板には、前記第1の接続端子と同じ面側に設けられた第1の中間端子と、この第1の中間端子の反対側の面に設けられた第2の中間端子と、この第2の中間端子と前記第1の中間端子とを接続するスルーホールとを有し、前記第1の成形導体と前記第1の中間端子および、前記第2の成形導体と前記第2の中間端子とがそれぞれ接続された請求項1に記載のインダクタ。
  4. インダクタ導体はCの字型とした請求項3に記載のインダクタ。
  5. 基板には、インダクタ導体の中央に対応する位置に、他の回路とは独立して設けられた固定用ランドを設け、この固定用ランドと前記インダクタ導体との間がはんだ付け接続された請求項1に記載のインダクタ。
  6. インダクタ導体は、板金成形された板体とした請求項1に記載のインダクタ。
  7. 基板とインダクタ導体との間には、絶縁膜が形成された請求項1に記載のインダクタ。
  8. 請求項1に記載のインダクタと、第1の基板に装着された第1の電子部品とを有し、前記第1の電子部品はインダクタで囲まれた領域に装着された高周波装置。
  9. 第1の基板には、請求項1に記載のインダクタが形成されたインダクタ部と、第1の電子部品が装着された回路部と、前記インダクタと前記回路部との間を接続する連結部とを有し、前記連結部が前記インダクタ部と前記回路部とが平行に配置されるように折り返され、前記インダクタ部は前記回路部の上方あるいは下方のいずれかに配置される高周波装置。
  10. インダクタ部は第1の電子部品の装着面側に折り返され、前記インダクタ部の第1の基板には少なくとも前記第1の電子部品と対応する位置に孔が設けられ、前記第1の電子部品は前記孔を貫通する請求項9に記載の高周波装置。
  11. インダクタ部と回路部とはほぼ同じ大きさとすると共に、インダクタ導体はCの字型とし、前記インダクタ部には前記インダクタ導体で囲まれた領域に孔を設けた請求項10に記載の高周波装置。
  12. 請求項9に記載の高周波装置と、この高周波装置におけるインダクタ部と回路部との間に挟まれるとともに、前記インダクタ部と平行に配置された第2の基板と、この第2の基板のインダクタ部と対向する面に装着された第2の電子部品とを有し、前記インダクタ部には前記第2の電子部品に対応する位置に孔を設け、前記第2の電子部品は前記孔を貫通した高周波装置。
  13. 請求項4に記載のインダクタと、このインダクタの基板のいずれか一方と対向するとともに、前記インダクタと接続された第2の基板と、この第2の基板の一方に装着された第2の電子部品とを有し、前記インダクタの基板には前記第2の電子部品に対応する位置に孔を設け、前記第2の電子部品は前記孔を貫通する高周波装置。
  14. 請求項9に記載の高周波装置の製造方法において、第1の基板に接続部材を塗布し、その後で前記第1の基板上へ第1の電子部品とインダクタ導体とを装着し、その後で前記接続部材を硬化し、その後でインダクタ部と回路部とが対向するように前記第1の基板を折り曲げる高周波装置の製造方法。
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