JP3321248B2 - 障害電流抑制装置 - Google Patents

障害電流抑制装置

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JP3321248B2 JP15586593A JP15586593A JP3321248B2 JP 3321248 B2 JP3321248 B2 JP 3321248B2 JP 15586593 A JP15586593 A JP 15586593A JP 15586593 A JP15586593 A JP 15586593A JP 3321248 B2 JP3321248 B2 JP 3321248B2
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    • Y02E40/50Arrangements for eliminating or reducing asymmetry in polyphase networks

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力系統から電力変動
の激しい負荷に電力を供給するシステムにおいて、負荷
の電力変動に起因する電源系統の無効電力、逆相電流及
び高調波電流等の障害電流を抑制するための障害電流抑
制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アーク炉の様な電力変動の激しい負荷に
電力を供給するシステムにおいて、無効電力は系統電圧
変動、逆相電流は系統電圧の不平衡、高調波電流は系統
の波形歪を引き起こすことが知られており、以下これら
を総称して障害電流と呼ぶ。
【0003】図5〜図7は従来の技術を説明するための
図であり、図5は障害電流を抑制するための全体のシス
テムを示す図、図6は図5の電圧形インバータ回路を示
す図及び図5の制御回路を説明するためのブロック図で
ある。
【0004】図5において1は負荷であり、その負荷電
流をiF とする。負荷電流iF には有効電力成分、無効
電力成分、逆相成分及び高調波成分が含まれているもの
とする。
【0005】障害電流抑制装置は連系変圧器5と電圧形
インバータ20によって構成され、負荷電流iF に含ま
れる障害電流の各成分を補償するように制御される。
【0006】電圧形インバータ20は図6に示すよう
に、ゲートターンオフサイリスタ(GTO)23、ダイ
オード24、直流コンデンサ25によって構成される。
【0007】以下、従来の障害電流抑制装置の問題点を
説明するが、その前に障害電流の検出原理及び障害電流
の補償原理について説明する。
【0008】変流器2によって検出された負荷電流iF
は、3相回路の線電流で、これは図7の3相2相変換回
路32A,32Bにより2相交流に変換される。この処
理は3相交流電流をiFR,iFS,iFT、2相交流電流を
F α,iF βとすると(1)式で表される。
【0009】
【数1】 回路電圧についても同様に電圧検出変圧器3によって検
出され図7の制御回路33において2相交流に変換され
る。この変換は(1)式のiF をVに置き換えた(2)
式に等しい。
【0010】
【数2】 2相変換された電圧信号Vα、Vβは関数発生回路34
の回路電圧に同期し、振幅1puの2相交流Vp * (正
相電圧信号)、Vn * (逆相電圧信号)を発生する。V
α,Vβを(3)式で定義する。
【0011】
【数3】 p * は(3)式で表され、Vn * は同式においてVβ
の符号を反転して与えられる。
【0012】負荷正相電流は減算器31により後述の逆
相電流を差し引くことによって抽出される。
【0013】iFP=iF −iFn …(4) 3相2相変換回路32Aにより(1)式のiF を(4)
式のiFPに置き換えて3相2相変換により2相交流電流
FPα,iFPβを求めた後、これと正相電圧信号Vp *
を用いて正相p,q演算回路35Aの正相瞬時実電力p
P 、及び正相瞬時虚電力qP を演算する。これは電気学
会論文58−R60P.41〜48「瞬時無効電力の一
般化理論とその応用」において定義されているいわゆる
瞬時実電力、瞬時虚電力を検出するもので(5)式の演
算によってなされる。
【0014】
【数4】 ローパスフィルタ36Aは、これにより正相基本波分
(無効電力QF )のみが抽出される。符号反転回路37
Aの出力は qQ * =−QF …(6) となり、無効電力の補償量が得られる。
【0015】また、ハイパスフィルタ36Bにより基本
波正相以外の高調波成分が抽出され、この抽出された高
調波成分が符号反転回路37Bにより反転され、この反
転出力は高調波成分の補償量を意味している。
【0016】電圧形インバータ20を定電流源として動
作させるため正相瞬時電流演算回路38A,38B及び
2相3相変換回路39A,39Bにおいて各線電流指令
値iQR * ,iQS * ,iQT * 及びihR * ,ihS * ,ihT *
を(7)〜(10)式により演算する。
【0017】
【数5】 また、負荷の逆相電流の演算は以下のようにして演算さ
れる。(1)式に示すように負荷電流を3相2相変換回
路32Bで変換し、これと逆相電圧信号Vn *を用いて
逆相p,q演算回路35Bで逆相瞬時実電力pn 、及び
逆相瞬時虚電力qn を演算する。
【0018】ローパスフィルタ36Cは、これにより基
本波逆相分が抽出され、この抽出された基本波逆相分
は、符号反転回路37Cにより反転され、この反転出力
および関数発生回路34からの信号を逆相瞬時電流演算
回路38Cに入力し、これと2相3相変換回路39Cに
よって逆相電流指令値in * が演算される。
【0019】このようにして求められた負荷電流の無効
電力、高調波及び逆相分を加算器40によって加算し、
誤差アンプ41において定電流制御を行い、変換器の出
力電流を電流指令値に追従させる。誤差アンプ41の出
力はゲート回路42に入力され変換器をPWM制御する
ための、オン・オフパルスを発生し、図6に示すゲート
ターンオフサイリスタのゲートに印加される。この変換
器は電圧形のため直流コンデンサ25が必要である。ま
た、連系変圧器5はパルス幅変調された電圧を平滑化し
て電流に変換する作用をする。
【0020】次に、図5の等価回路を示す図8を用いて
障害電流の補償原理について説明する。
【0021】図8においてXS 及びXT は系統インピー
ダンス及び連系変圧器のもれリアクタンスであり、VC
は電圧形インバータを可変交流電圧源として置き換えた
ものである。
【0022】負荷電流iF が流れると系統インピーダン
スに受電電流iS が流れ受電電圧Vは系統電圧VS と電
位差ΔVを生じる。これらは下式の如く各成分(ベクト
ル量)の合成として考えることができる。
【0023】 IF =IFP+IFQ+IFn+IFh …(11) IS =ISP+ISQ+ISn+ISh …(12) ΔV=VS −V =jnXS S =ΔVP +ΔVQ +ΔVn +ΔVh …(13) ここで、nは受電電流周波数の基本波周波数に対する次
数、添字P,Q,n,hはそれぞれ有効電力成分、無効
電力成分、逆相成分、高調波成分を表しており、各成分
はベクトル量である。
【0024】前述の構成において、電圧形インバータは
受電電圧と同期し、かつ大きさが1puの電圧信号V*
と受電電圧Vの差分に比例係数を乗じた信号を受電電圧
Vに加算した制御信号により制御されるので、その出力
電圧Vc 及び出力電流ic は次式で与えられる。
【0025】 VC =V+K(V* −V) …(14) IC =(V−VC )/jnXT =〔−K(V* −V)〕/jnXT …(15) 以上、一般式により各電圧、電流の関係が導出されたの
で、次にこれら一般式を用いて障害電流の各成分の抑制
原理を説明する。
【0026】(1)iF が無効電力分のとき 負荷電流iF および受電電流iS は次式で表される。
【0027】IF =IFP+jIFQ …(16)IS =ISP+jISQ …(17)IS =IF +IC …(18) ここで、障害電流抑制装置は無効電力のみを抑制するの
でISP=IFPである。
【0028】系統電圧Vは V=VS −jXS S =VS +XS SQ−jXS SP =ほぼ VS +XS SQ …(19) となるので、系統電圧VS と受電電圧Vは同相となる。
また、電圧変動ΔVは次式で表される。
【0029】 ΔV=VS −V=−XS SQ …(20) 電圧形インバータの出力電流ic を表す(15)式にお
けるV* はVと同相、すなわちVS と同相で大きさが1
puであることよりV* とVS は等しくV* −V=ΔV=−XS SQ …(21) を得る。
【0030】以上より、電圧形インバータの出力電流i
C はIC =KXS SQ/jXT …(22) となるので、受電電流iS は(18)式より ISP+jISQ=IFP+jIFQ+KXS SQ/jXT …(23) となり、ISP=IFPであることを考慮してISQを求める
と ISQ=1/(1+K・XS /XT )IFQ …(24) を得る。K》XT /XS とすればiSQは0とみなせるの
で、受電電流iS に無効電力成分はなくなり、負荷の無
効電力が補償されることになる。
【0031】(2)iF が逆相電流のとき 負荷電流iF および受電電流iS は次式となる。
【0032】IF =IFn …(25)IS =ISn …(26)ISn =IFn+IC …(27) 系統電圧Vは次式となる。
【0033】 V=VS −ΔV=VS −jXS Sn …(28) ここで、受電電流iS には基本波正相分がないので、受
電電圧Vの基本波正相分は系統電圧VS と同相で大きさ
も等しい。
【0034】電圧形インバータの出力電流iC は(1
5)式となるが、V* はVの基本波正相分と同相で大き
さが1puの電圧信号であり、かつVの基本波正相分と
S は等しいのでV* はVS に等しい。従って、(2
8)式を代入するとIC =〔−K(V* −V)〕/jXT =〔−K(VS −V)〕/jXT =−K・XS /XT ・ISn …(29) となるので、受電電流iSnは上式を(27)式に代入し
て、 ISn=1/1+K・XS /XT ・IFn …(30) を得る。K》XT /XS とすればiSnは0とみなせるの
で、負荷の逆相電流が補償されることになる。
【0035】(3)iF が高調波電流のとき 負荷電流iF 及び受電電流iS は次式となる。
【0036】IF =IFh …(31)IS =ISh …(32)ISh =IFh+IC …(33) 系統電圧Vは次式となる。
【0037】 V=VS −ΔV=VS −jn S Sh …(34) ここで、受電電流iS には基本波正相分がないので、受
電電圧Vの基本波正相分は系統電圧VS と同相で大きさ
も等しい。
【0038】電圧形インバータの出力電流iC は(1
5)式となるが、V* はVの基本波正相分と同相で大き
さが1puの電圧信号であり、かつVの基本波正相分と
S は等しいのでV* はVS に等しい。従って、(3
4)式を代入するとIC =−K(V* −V)/jn T =−K(VS −V)/jn T =−K・XS /XT ・ISh …(35) となるので、受電電流iShは上式を(33)式に代入し
て、 ISh=1/1+K・XS /XT ・IFh …(36) を得る。K》XT /XS とすればiShは0とみなせるの
で、負荷の高調波電流が補償されることになる。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】従来の障害電流抑制装
置には以下にあげるような問題がある。
【0040】(1)負荷電流を用いてその障害電流を検
出しているので負荷が不特定多数の場合には適用できな
い。
【0041】(2)各障害電流成分を分離抽出するため
フィルタが必要で、その過渡応答が悪く充分な補償性能
が得られない。
【0042】(3)負荷電流の各障害成分を抽出し補償
しているため、制御回路30が複雑で、経済性が悪い。
【0043】本発明の目的は、上記問題点を解決するた
めなされたもので、負荷が不特定多数の場合においても
有効に障害電流を抑制でき、障害電流の抑制性能が向上
し、回路構成が簡単となる障害電流抑制装置を提供する
ことにある。
【0044】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に対応する発明は、電力変動の激しい負荷
が接続される電力系統に連系された連系変圧器とインバ
ータからなり、前記負荷の電力変動に起因する障害電流
を抑制する障害電流抑制装置において、前記電力系統の
受電電圧信号を検出する電圧検出手段と、この電圧検出
手段で検出された受電電圧信号を入力し、この受電電圧
信号の基本波正相分の振幅に応じて振幅が可変する目標
出力する目標値発生手段と、この目標値発生手段か
らの目標値と前記受電電圧信号とを乗じ、この両信号を
乗じた信号と前記受電電圧信号の偏差に比例係数を乗
じ、この比例係数を乗じた偏差と前記受電電圧信号
算して得られる制御信号により、前記インバータの出力
電圧を制御する演算手段と、を具備した障害電流抑制装
置である。
【0045】前記目的を達成するために、請求項2に対
応する発明は、電力変動の激しい負荷が接続される電力
系統に連系された連系変圧器とインバータからなり、前
記負荷の電力変動に起因する障害電流を抑制する障害電
流抑制装置において、前記電力系統の受電電圧信号を検
出する電圧検出手段と、この電圧検出手段で検出された
受電電圧信号を入力し、この受電電圧信号の基本波正相
分の振幅に応じて振幅が可変する目標値を出力する目標
値発生手段と、この目標値発生手段からの目標値と前記
受電電圧信号とを乗じ、この両信号を乗じた信号によ
り、前記インバータの出力電圧を制御する演算手段と、
を具備した障害電流抑制装置である。
【0046】
【0047】
【0048】
【作用】請求項に対応する発明によれば、電力系統の
受電電圧の基本波正相分と同期した信号に基づき、イン
バータの出力電圧を制御するようにしたので、負荷が不
特定多数の場合においても有効に障害電流を抑制でき、
障害電流の抑制性能が向上し、回路構成が簡単となる。
【0049】すなわち、電圧検出手段に検出される電力
系統の受電電圧信号を、目標値発生手段に入力し、ここ
で目標値を演算し、この目標値に基づきインバータの出
力電圧を制御するため、不特定多数の負荷に対しても有
効に障害電流を抑制することが可能である。また負荷電
流に起因する無効電力、高調波電流及び逆相電流をそれ
ぞれ検出する必要がなく制御回路が簡素化され経済性が
向上する。さらに負荷電流に起因する無効電力、高調波
電流及び逆相電流を検出するフィルタが不要なため回路
の応答が速くなり障害電流の抑制性能が向上する。
【0050】
【実施例】以下、本発明の第1〜第4実施例について図
1〜図4を参照して説明するが、従来の障害電流抑制装
置を示す図5と同一機能のものは同一符号を付し、また
煩雑さを避けるため、3相系統を単結線図で取り扱う。
【0051】[第1実施例]図1は本発明の第1実施例
を示す図であり、負荷1と、電圧検出手段の一例である
電圧検出用変圧器3と、系統インピーダンス4と、連系
変圧器5と、演算手段の一例を構成している比例演算回
路10,減算器15,加算器16と、電圧形インバータ
20、目標値発生手段の一例である関数発生回路34、
ゲート回路42から構成されている。
【0052】図1において制御回路は以下のように作用
する。電圧検出用変圧器3は、電力系統の電圧を検出
し、この検出された受電電圧は関数発生回路34に入力
され、ここで受電電圧の基本波正相分と同期しかつ振幅
が一定の信号を発生する。
【0053】関数発生回路34の出力信号を減算器15
の目標値として入力し、これと電圧検出用変圧器3で検
出された受電電圧との偏差を求め、その偏差に比例演算
回路10により比例係数を乗じる。
【0054】この比例係数を乗じた偏差と該受電電圧を
加算器16によって加算することによって得られた信号
をゲート回路42に入力し、電圧形インバータ20をP
WM制御するための、オン・オフパルスを発生し、図6
に示すゲートターンオフサイリスタ23のゲートに印加
される。
【0055】以上説明したように、受電電圧の基本波成
分と同期しかつ振幅が一定の信号を目標値とすることに
よって受電電圧の変動、不平衡及び波形歪を補償するよ
うに電圧形インバータは機能するので、負荷電流に起因
する無効電力、高調波分及び逆相分を一括して制御、抑
制することが可能となる。
【0056】これにより、第1実施例によれば、以下の
ような作用効果が得られる。
【0057】(1)電圧検出用変圧器3に検出される電
力系統の受電電圧を、関数発生回路34に入力し、ここ
で目標値を演算し、この目標値に基づき電圧形インバー
タ20の出力電圧を制御するため、不特定多数の負荷1
に対しても有効に障害電流を抑制することが可能であ
る。
【0058】(2)負荷電流に起因する無効電力、高調
波電流及び逆相電流を検出するフィルタが不要なため回
路の応答が速くなり障害電流の抑制性能が向上する。
【0059】(3)受電電圧を用いて目標値を演算し電
圧形インバータ20の出力電圧を制御するため、負荷電
流に起因する無効電力、高調波電流及び逆相電流をそれ
ぞれ検出する必要がなく制御回路が簡素化され経済性が
向上する。
【0060】[第2実施例]図2は本発明の第2実施例
を示す図であり、図1の実施例と異なる点は、関数発生
回路34出力側と、減算器15の入力側に乗算器17を
新たに設けたものである。
【0061】図2において制御回路は以下のように作用
する。電圧検出変圧器3により検出された電力系統の受
電電圧は、関数発生回路34において、受電電圧の基本
波正相分と同期しかつ振幅が1puの信号と、基本波正
相分の振幅信号を発生する。この振幅が1puの信号
と、基本波正相分の振幅信号を乗算器17によって掛け
合わせた信号を目標値として減算器15に入力し、減算
器15において該受電電圧との偏差をる。そして、その
偏差を比例演算回路10に入力し、ここで比例係数を乗
じる。この比例係数を乗じた偏差と受電電圧を加算器1
6によって加算することによって得られた信号をゲート
回路42に入力し、電圧形インバータ20をPWM制御
するための、オン・オフパルスを発生し、図6の電圧形
インバータ20の第2のゲートターンオフサイリスタの
ゲートに印加される。
【0062】以上説明したように、受電電圧の基本波成
分と同期しかつ振幅が等しい信号を目標値とすることに
よって受電電圧の不平衡及び波形歪を補償するように電
圧形インバータ20は機能するので、負荷電流に起因す
る高調波分及び逆相分を一括して制御、抑制することが
可能となる。
【0063】[第3実施例]図3は本発明の第3実施例
を示す図であり、図1の実施例と異なる点は、減算器1
5、比例演算回路10、加算器16を省いたものであ
る。
【0064】これは図1の実施例の比例演算回路の係数
をK=1とした場合に等しく、詳細説明は省略する。
【0065】[第4実施例]図4は本発明の第4実施例
を示す図であり、図2の実施例と異なる点は、減算器1
5、比例演算回路10、加算器16を省いたものであ
る。
【0066】これは図2の実施例において、比例演算回
路10の係数をK=1とした場合に等しく、詳細説明は
省略する。
【0067】
【発明の効果】以上の説明した本発明によれば、負荷が
不特定多数の場合においても有効に障害電流を抑制する
ことができ、また各成分を検出するためのフィルタが無
くなり、回路の応答が速くなるため障害電流の抑制性能
が向上し、さらに負荷電流に起因する無効電力、高調波
電流及び逆相電流をそれぞれ検出する必要がなく回路構
成が簡単となる障害電流抑制装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による障害電流抑制装置の第1実施例を
示す図。
【図2】本発明による障害電流抑制装置の第2実施例を
示す図。
【図3】本発明による障害電流抑制装置の第3実施例を
示す図。
【図4】本発明による障害電流抑制装置の第4実施例を
示す図。
【図5】従来の障害電流抑制装置の主回路とその制御回
路の1例を示す図。
【図6】図1〜図5における電圧形インバータの詳細
図。
【図7】図5における電圧形インバータの制御回路の詳
細図。
【図8】図5の主回路の等価回路を表す図。
【符号の説明】
1…負荷、3…電圧検出用変圧器、4…系統インピーダ
ンス、5…連系変圧器、10…比例演算回路、15…減
算器、16…加算器、17…乗算器、20…電圧形イン
バータ、34…関数発生回路、42…ゲート回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力変動の激しい負荷が接続される電力
    系統に連系された連系変圧器とインバータからなり、前
    記負荷の電力変動に起因する障害電流を抑制する障害電
    流抑制装置において、 前記電力系統の受電電圧信号を検出する電圧検出手段
    と、 この電圧検出手段で検出された受電電圧信号を入力し、
    この受電電圧信号の基本波正相分の振幅に応じて振幅が
    可変する目標値出力する目標値発生手段と、 この目標値発生手段からの目標値と前記受電電圧信号
    を乗じ、この両信号を乗じた信号と前記受電電圧信号の
    偏差に比例係数を乗じ、この比例係数を乗じた偏差と前
    記受電電圧信号加算して得られる制御信号により、前
    記インバータの出力電圧を制御する演算手段と、 を具備した障害電流抑制装置。
  2. 【請求項2】 電力変動の激しい負荷が接続される電力
    系統に連系された連系変圧器とインバータからなり、前
    記負荷の電力変動に起因する障害電流を抑制する障害電
    流抑制装置において、 前記電力系統の受電電圧信号を検出する電圧検出手段
    と、 この電圧検出手段で検出された受電電圧信号を入力し、
    この受電電圧信号の基本波正相分の振幅に応じて振幅が
    可変する目標値を出力する目標値発生手段と、 この目標値発生手段からの目標値と前記受電電圧信号と
    を乗じ、この両信号を乗じた信号により、前記インバー
    タの出力電圧を制御する演算手段と、 を具備した障害電流抑制装置。
JP15586593A 1993-06-25 1993-06-25 障害電流抑制装置 Expired - Fee Related JP3321248B2 (ja)

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