JP3318472B2 - 光コネクタ用割スリーブ - Google Patents

光コネクタ用割スリーブ

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JP3318472B2
JP3318472B2 JP22412195A JP22412195A JP3318472B2 JP 3318472 B2 JP3318472 B2 JP 3318472B2 JP 22412195 A JP22412195 A JP 22412195A JP 22412195 A JP22412195 A JP 22412195A JP 3318472 B2 JP3318472 B2 JP 3318472B2
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split sleeve
slit
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ferrule
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信等で光ファ
イバを接続する光コネクタ用割スリーブに関するもので
る。
【0002】
【従来の技術】光通信等の技術において、光ファイバの
接続に用いるフェルール2ケを固定するために光コネク
タ用スリーブが用いられ、フェルールはコネクタプラグ
に組み込まれ、スリーブはアダプタに組み込まれる。
【0003】このような光コネクタ用スリーブには、一
方端から他方端に連続するスリットを設けた割スリーブ
状のものがあった。これは割スリーブの内径をフェルー
ルの外形よりわずかに小さくして、割スリーブが持つ弾
性力によりフェルールをグリップするようにしたもの
で、フェルールの挿入を容易たらしめるために割スリー
ブの軸方向にスリットを形成したものである。
【0004】図5は、従来の光コネクタ用割スリーブ
(以下、割スリーブと略称する)Sを示し、該割スリー
ブSの内径12はこれに挿入する不図示のフェルールの
外径より若干小さく設定された円筒体をなし、この円筒
体の長手方向に沿って連続するスリット15を設けられ
ている。したがって、割スリーブSにフェルールを挿入
するとスリット15が適宜広がり、適当な固定力により
且つ脱着可能な状態でフェルールを保持する構造となっ
ている。
【0005】図6は、特公平5−682号に説明される
別態様による従来の割スリーブSを示し、この割スリー
ブSは円筒体の長手方向に対して角度付きでスリットが
設けられたものである。
【0006】これは最大応力点を結ぶ線とスリットをX
状に交叉させることにより応力を若干分散させる目的の
ためであった。
【0007】図7は特開平6−27348号に説明され
る別態様による従来の割スリーブSを示し、この割スリ
ーブSは前記スリット15に加えて円筒体の内周面に、
長手方向に延設し且つそれぞれ等間隔をおいて位置する
3個以上の凸部11を配設してなるもので、しかも上記
凸部11はその頂面14が円筒体の軸13を中心とする
円弧形状となっている。
【0008】これは、フェルールの外周面と割スリーブ
の内周面の真円度が低い時に、両者の接触具合が不安定
となるので、上記凸部11によって当たり面を安定化さ
せることを目的としたものであった。
【0009】
【従来技術の課題】しかしながら、従来技術には以下の
ような問題点があった。すなわち、上記割スリーブはい
ずれも、スリットが直線状に形成され且つ割スリーブの
肉厚d<0.5mmに対し、スリット幅t>0.5mm
であったので、製品の出荷時にバラにしておくと、運搬
時にスリットから内部に他の割スリーブの一部が侵入し
て割スリーブが重なりあい、図8に示すように内径にキ
ズをつけてしまう恐れがあった。その結果、フェルール
と割スリーブが充分に密着せず、割スリーブの重大な役
割である、フェルール保持力の安定性に劣るという不具
合があった。
【0010】割スリーブの内径は精密研磨されているの
で、セラミックス、リン青銅などの金属、あるいは高分
子材料のいずれで構成されていても、スリットの角部が
接触すれば簡単に傷が付く。
【0011】また、アダプタに組み込む前に、バラ洗浄
(溶剤に浸して超音波洗浄機で洗浄)する場合にも、同
様な現象により同じように内径に傷がついてしまうこと
があった。
【0012】さらに、スリット部の幅t>0.5mmと
広いので、アダプタハウジングに組み込んだ後、使用中
に、スリットの角部がハウジングを傷付け、その割れカ
スが割スリーブ内に入り、フェルール端面がビッタリ結
合しないという現象が生じ、光コネクタの機能に重大な
支障が起こるという恐れもあった。
【0013】
【本発明の目的】本発明は上述のような知見に基づきな
されたものであり、したがって割スリーブ製品の出荷時
にバラで運搬する時や、アダプタに組み込む前のバラ洗
浄を経ても、割スリーブの重なりあいがおこらず、よっ
て内径に傷が付くことがないようにすること、および割
スリーブをアダプタハウジングに組み込んで光コネクタ
を使用中にスリットの角部がハウジングを傷つけること
がない、良好な光コネクタ用割スリーブを提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するため、まず割スリーブ内径の損傷を防止するべ
く、本発明は一方端から他方端に連続するスリットを長
手方向に形成した円筒体を成す割スリーブにおいて、該
円筒体の両端部分の肉厚を最大とするとともに、上記両
端部分の肉厚をスリットの幅以上とした。
【0015】
【0016】
【作用】このように構成される本発明の割スリーブは、
前記円筒体の少なくとも一部分の肉厚をスリット幅より
大きくした場合、割スリーブをバラに運搬あるいは洗浄
する際でも肉厚部が邪魔をして他の割スリーブの一部が
スリットから奥深くまで侵入することがない。
【0017】
【0018】これらにより本発明の割スリーブは安定的
に大きな力でフェルールを保持する。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
用いて説明する。図1は、本発明の実施形態による円筒
状の割スリーブSの一方端面を示し、この割スリーブS
は、長手方向に延設する直線状のスリット1が設けら
れ、基本的に(スリット1を除き)長手方向の軸線に回
転対称形であり、割スリーブSの両端部分の肉厚を最大
としたものである。図2は外径を平面視で弓弧状とし両
端部分の肉厚を最大としたものであって、いずれのもの
も両端部分の肉厚dとスリット1のスリット幅tが、d
<tの関係にある。
【0023】図3は、他の実施形態による割スリーブS
を示し、円筒体に長手方向に延設する直線状のスリット
1を設けるために、外周に長手方向に延設する突起2を
複数箇所設けたものである。また、割スリーブS内での
偏心が生じないように、スリット1の縁部にツバ3を設
けたものである。
【0024】以上のような実施形態による本発明の割ス
リーブSは、割スリーブSをバラに運搬あるいは洗浄す
る際でも肉厚部が邪魔をして他の割スリーブSの一部が
スリットから奥深くまで侵入して、内径を損傷せしめる
ことがない。これにより、内径の損傷によるフェルール
保持力の低下を防止できる。
【0025】
【0026】
【0027】また、図4の割スリーブSは長手方向の軸
線に対し回転対称形(スリット1を除く)をなし、外径
は両端部が大きな肉厚d1、d2を有し、それ以外の部
分が小さめの肉厚で凹凸状に形成されるとともに、スリ
ット1が波型に形成されており、且つ両端部の肉厚d
1、d2とスリット1の両端部のスリット幅t1、t2
が、d1、d2>t1、t2の関係にある。
【0028】この割スリーブSは、アダプタハウジング
に組み込んだ後、使用中に、スリットの角部がハウジン
グを傷付けることがなく、したがって割れカスが割スリ
ーブ内に入り、フェルール端面の結合を阻害するという
恐れがない。
【0029】これを確かめるにあたって、上記図1
(a)のアルミナセラミック製の割スリーブSにおいて
スリット幅tがそれぞれ、0.35mm、0.45m
m、0.55mmのものを用意し、これを不図示のアタ
プタハウジングに組み込んだ後、光コネクタの連結を連
続的に繰り返した。その結果、スリット幅tが0.45
mm、0.55mmのものについては、割スリーブSに
よるハウジングの損傷が認められたのに対し、スリット
幅tが0.35mmのものにはこのような損傷が認めら
れなかった。
【0030】
【発明の効果】叙上のように本発明の割スリーブは、第
1発明によれば割スリーブを構成する円筒体の少なくと
も一部分の肉厚をスリット幅より大きくしたことによ
り、割スリーブをバラに運搬あるいは洗浄する際でも肉
厚部が邪魔をして他の割スリーブの一部がスリットから
奥深くまで侵入することがない。
【0031】
【0032】
【0033】これらの作用により本発明は、フェルール
を安定的に保持し、また割れカスが割スリーブ内に入る
こともなく、フェルール端面の結合に支障を来すことが
ないという優れた効果を奏する信頼性の高い割スリーブ
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の割スリーブの一実施形態を示す平面図
である。
【図2】本発明の割スリーブの他の実施形態を示す平面
図である。
【図3】本発明の割スリーブの他の実施形態を示す端面
図である。
【図4】本発明の割スリーブの他の実施形態を示す平面
図である。
【図5】従来の割スリーブの平面図である。
【図6】従来の割スリーブの平面図である。
【図7】従来の割スリーブの平面図である。
【図8】従来の割スリーブの平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−148544(JP,A) 特開 平3−242607(JP,A) 実開 昭62−188713(JP,U) 実開 昭58−103011(JP,U) 実開 平7−5106(JP,U) 実開 平6−15013(JP,U) 実開 平2−140506(JP,U) 特公 平7−50227(JP,B2) 特公 昭60−37527(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方端から他方端に連続するスリットを長
    手方向に形成した円筒体を成す割スリーブであって、該
    円筒体の両端部分の肉厚を最大とするとともに、上記両
    端部分の肉厚をスリットの幅以上としたことを特徴とす
    る光コネクタ用割スリーブ
JP22412195A 1995-08-31 1995-08-31 光コネクタ用割スリーブ Expired - Fee Related JP3318472B2 (ja)

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