JPH0968626A - 光コネクタ用割スリーブ - Google Patents
光コネクタ用割スリーブInfo
- Publication number
- JPH0968626A JPH0968626A JP22412195A JP22412195A JPH0968626A JP H0968626 A JPH0968626 A JP H0968626A JP 22412195 A JP22412195 A JP 22412195A JP 22412195 A JP22412195 A JP 22412195A JP H0968626 A JPH0968626 A JP H0968626A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- split sleeve
- slit
- split
- sleeve
- cylindrical body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 割スリーブ製品の出荷時にバラで運搬する時
や、アダプタに組み込む前のバラ洗浄を経ても、割スリ
ーブの重なりあいがおこらず、よって内径に傷が付くこ
とがないようにすること、および割スリーブをアダプタ
ハウジングに組み込んで光コネクタを使用中にスリット
の角部がハウジングを傷つけることがない、良好な光コ
ネクタ用割スリーブを提供する。 【解決手段】 割スリーブＳ内径の損傷を防止するべ
く、本発明は一方端から他方端に連続するスリット１を
長手方向に形成した円筒体を成す割スリーブＳにおい
て、該円筒体の少なくとも一部分の肉厚ｄをスリット幅
ｔ以上とした。さらに、本発明の別側面において上記ス
リット１を非直線状とした。また、ハウジングの損傷を
防止するべく、本発明の別側面において上記スリット１
のスリット幅ｔを０．３５ｍｍ以下とした。
や、アダプタに組み込む前のバラ洗浄を経ても、割スリ
ーブの重なりあいがおこらず、よって内径に傷が付くこ
とがないようにすること、および割スリーブをアダプタ
ハウジングに組み込んで光コネクタを使用中にスリット
の角部がハウジングを傷つけることがない、良好な光コ
ネクタ用割スリーブを提供する。 【解決手段】 割スリーブＳ内径の損傷を防止するべ
く、本発明は一方端から他方端に連続するスリット１を
長手方向に形成した円筒体を成す割スリーブＳにおい
て、該円筒体の少なくとも一部分の肉厚ｄをスリット幅
ｔ以上とした。さらに、本発明の別側面において上記ス
リット１を非直線状とした。また、ハウジングの損傷を
防止するべく、本発明の別側面において上記スリット１
のスリット幅ｔを０．３５ｍｍ以下とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信等で光ファ
イバを接続する光コネクタ用割スリーブに関するもので
る。
イバを接続する光コネクタ用割スリーブに関するもので
る。
【０００２】
【従来の技術】光通信等の技術において、光ファイバの
接続に用いるフェルール２ケを固定するために光コネク
タ用スリーブが用いられ、フェルールはコネクタプラグ
に組み込まれ、スリーブはアダプタに組み込まれる。
接続に用いるフェルール２ケを固定するために光コネク
タ用スリーブが用いられ、フェルールはコネクタプラグ
に組み込まれ、スリーブはアダプタに組み込まれる。
【０００３】このような光コネクタ用スリーブには、一
方端から他方端に連続するスリットを設けた割スリーブ
状のものがあった。これは割スリーブの内径をフェルー
ルの外形よりわずかに小さくして、割スリーブが持つ弾
性力によりフェルールをグリップするようにしたもの
で、フェルールの挿入を容易たらしめるために割スリー
ブの軸方向にスリットを形成したものである。
方端から他方端に連続するスリットを設けた割スリーブ
状のものがあった。これは割スリーブの内径をフェルー
ルの外形よりわずかに小さくして、割スリーブが持つ弾
性力によりフェルールをグリップするようにしたもの
で、フェルールの挿入を容易たらしめるために割スリー
ブの軸方向にスリットを形成したものである。
【０００４】図１０は、従来の光コネクタ用割スリーブ
（以下、割スリーブと略称する）Ｓを示し、該スリーブ
Ｓの内径１２はこれに挿入する不図示のフェルールの外
径より若干小さく設定された円筒体をなし、この円筒体
の長手方向に沿って連続するスリット１５を設けられて
いる。したがって、割スリーブＳにフェルールを挿入す
るとスリット１５が適宜広がり、適当な固定力により且
つ脱着可能な状態でフェルールを保持する構造となって
いる。
（以下、割スリーブと略称する）Ｓを示し、該スリーブ
Ｓの内径１２はこれに挿入する不図示のフェルールの外
径より若干小さく設定された円筒体をなし、この円筒体
の長手方向に沿って連続するスリット１５を設けられて
いる。したがって、割スリーブＳにフェルールを挿入す
るとスリット１５が適宜広がり、適当な固定力により且
つ脱着可能な状態でフェルールを保持する構造となって
いる。
【０００５】図１１は、特公平５−６８２号に説明され
る別態様による従来の割スリーブＳを示し、この割スリ
ーブＳは円筒体の長手方向に対して角度付きでスリット
が設けられたものである。
る別態様による従来の割スリーブＳを示し、この割スリ
ーブＳは円筒体の長手方向に対して角度付きでスリット
が設けられたものである。
【０００６】これは最大応力点を結ぶ線とスリットをＸ
状に交叉させることにより応力を若干分散させる目的の
ためであった。
状に交叉させることにより応力を若干分散させる目的の
ためであった。
【０００７】図１２は特開平６−２７３４８号に説明さ
れる別態様による従来の割スリーブＳを示し、このスリ
ーブＳは前記スリット１５に加えて円筒体の内周面に、
長手方向に延設し且つそれぞれ等間隔をおいて位置する
３個以上の凸部１１を配設してなるもので、しかも上記
凸部１１はその頂面１４が円筒体の軸１３を中心とする
円弧形状となっている。
れる別態様による従来の割スリーブＳを示し、このスリ
ーブＳは前記スリット１５に加えて円筒体の内周面に、
長手方向に延設し且つそれぞれ等間隔をおいて位置する
３個以上の凸部１１を配設してなるもので、しかも上記
凸部１１はその頂面１４が円筒体の軸１３を中心とする
円弧形状となっている。
【０００８】これは、フェルールの外周面と割スリーブ
の内周面の真円度が低い時に、両者の接触具合が不安定
となるので、上記凸部１１によって当たり面を安定化さ
せることを目的としたものであった。
の内周面の真円度が低い時に、両者の接触具合が不安定
となるので、上記凸部１１によって当たり面を安定化さ
せることを目的としたものであった。
【０００９】
【従来技術の課題】しかしながら、従来技術には以下の
ような問題点があった。すなわち、上記割スリーブはい
ずれも、スリットが直線状に形成され且つ割スリーブの
肉厚ｄ＜０．５ｍｍに対し、スリット幅ｔ＞０．５ｍｍ
であったので、製品の出荷時にバラにしておくと、運搬
時にスリットから内部に他の割スリーブの一部が侵入し
て割スリーブが重なりあい、図１３に示すように内径に
キズをつけてしまう恐れがあった。その結果、フェルー
ルと割スリーブが充分に密着せず、割スリーブの重大な
役割である、フェルール保持力の安定性に劣るという不
具合があった。
ような問題点があった。すなわち、上記割スリーブはい
ずれも、スリットが直線状に形成され且つ割スリーブの
肉厚ｄ＜０．５ｍｍに対し、スリット幅ｔ＞０．５ｍｍ
であったので、製品の出荷時にバラにしておくと、運搬
時にスリットから内部に他の割スリーブの一部が侵入し
て割スリーブが重なりあい、図１３に示すように内径に
キズをつけてしまう恐れがあった。その結果、フェルー
ルと割スリーブが充分に密着せず、割スリーブの重大な
役割である、フェルール保持力の安定性に劣るという不
具合があった。
【００１０】割スリーブの内径は精密研磨されているの
で、セラミックス、リン青銅などの金属、あるいは高分
子材料のいずれで構成されていても、スリットの角部が
接触すれば簡単に傷が付く。
で、セラミックス、リン青銅などの金属、あるいは高分
子材料のいずれで構成されていても、スリットの角部が
接触すれば簡単に傷が付く。
【００１１】また、アダプタに組み込む前に、バラ洗浄
（溶剤に浸して超音波洗浄機で洗浄）する場合にも、同
様な現象により同じように内径に傷がついてしまうこと
があった。
（溶剤に浸して超音波洗浄機で洗浄）する場合にも、同
様な現象により同じように内径に傷がついてしまうこと
があった。
【００１２】さらに、スリット部の幅ｔ＞０．５ｍｍと
広いので、アダプタハウジングに組み込んだ後、使用中
に、スリットの角部がハウジングを傷付け、その割れカ
スが割スリーブ内に入り、フェルール端面がビッタリ結
合しないという現象が生じ、光コネクタの機能に重大な
支障が起こるという恐れもあった。
広いので、アダプタハウジングに組み込んだ後、使用中
に、スリットの角部がハウジングを傷付け、その割れカ
スが割スリーブ内に入り、フェルール端面がビッタリ結
合しないという現象が生じ、光コネクタの機能に重大な
支障が起こるという恐れもあった。
【００１３】
【本発明の目的】本発明は上述のような知見に基づきな
されたものであり、したがって割スリーブ製品の出荷時
にバラで運搬する時や、アダプタに組み込む前のバラ洗
浄を経ても、割スリーブの重なりあいがおこらず、よっ
て内径に傷が付くことがないようにすること、および割
スリーブをアダプタハウジングに組み込んで光コネクタ
を使用中にスリットの角部がハウジングを傷つけること
がない、良好な光コネクタ用割スリーブを提供すること
を目的とする。
されたものであり、したがって割スリーブ製品の出荷時
にバラで運搬する時や、アダプタに組み込む前のバラ洗
浄を経ても、割スリーブの重なりあいがおこらず、よっ
て内径に傷が付くことがないようにすること、および割
スリーブをアダプタハウジングに組み込んで光コネクタ
を使用中にスリットの角部がハウジングを傷つけること
がない、良好な光コネクタ用割スリーブを提供すること
を目的とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】前記従来技術の課題を解
決するため、まず割スリーブ内径の損傷を防止するべ
く、本発明は一方端から他方端に連続するスリットを長
手方向に形成した円筒体を成す割スリーブにおいて、該
円筒体の少なくとも一部分の肉厚をスリット幅以上とし
た。さらに、本発明の別側面において上記スリットを非
直線状とした。
決するため、まず割スリーブ内径の損傷を防止するべ
く、本発明は一方端から他方端に連続するスリットを長
手方向に形成した円筒体を成す割スリーブにおいて、該
円筒体の少なくとも一部分の肉厚をスリット幅以上とし
た。さらに、本発明の別側面において上記スリットを非
直線状とした。
【００１５】また、ハウジングの損傷を防止するべく、
本発明の別側面において上記スリットのスリット幅を
０．３５ｍｍ以下とした。
本発明の別側面において上記スリットのスリット幅を
０．３５ｍｍ以下とした。
【００１６】
【作用】このように構成される本発明の割スリーブは、
前記円筒体の少なくとも一部分の肉厚をスリット幅より
大きくした場合、割スリーブをバラに運搬あるいは洗浄
する際でも肉厚部が邪魔をして他の割スリーブの一部が
スリットから奥深くまで侵入することがない。
前記円筒体の少なくとも一部分の肉厚をスリット幅より
大きくした場合、割スリーブをバラに運搬あるいは洗浄
する際でも肉厚部が邪魔をして他の割スリーブの一部が
スリットから奥深くまで侵入することがない。
【００１７】また、スリットを非直線状とした場合、あ
る割スリーブのスリットと他の割スリーブのスリットが
重なりあってしまうことが、確率的に非常に稀となるの
で、実質的に他の割スリーブの一部がスリットから奥深
くまで侵入することがない。
る割スリーブのスリットと他の割スリーブのスリットが
重なりあってしまうことが、確率的に非常に稀となるの
で、実質的に他の割スリーブの一部がスリットから奥深
くまで侵入することがない。
【００１８】これらにより本発明の割スリーブは安定的
に大きな力でフェルールを保持する。
に大きな力でフェルールを保持する。
【００１９】さらに、上記スリットのスリット幅を０．
３５ｍｍ以下とした場合、ハウジングの損傷を防止する
ことができることを見出した。これにより割れカスが割
スリーブ内に入ることもなく、フェルール端面の結合に
支障を来すことがない。
３５ｍｍ以下とした場合、ハウジングの損傷を防止する
ことができることを見出した。これにより割れカスが割
スリーブ内に入ることもなく、フェルール端面の結合に
支障を来すことがない。
【００２０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
用いて説明する。第１発明 図１は、本発明の一実施形態による円筒状の割スリーブ
Ｓの一方端面を示し、この割スリーブＳは、全体渡って
ほぼ均一な肉厚ｔを有するとともに、一方端から他方端
に連続するスリット１を長手方向に延設してあり、且つ
上記肉厚ｄとスリット幅ｔが、ｄ≦ｔの関係にある。
用いて説明する。第１発明 図１は、本発明の一実施形態による円筒状の割スリーブ
Ｓの一方端面を示し、この割スリーブＳは、全体渡って
ほぼ均一な肉厚ｔを有するとともに、一方端から他方端
に連続するスリット１を長手方向に延設してあり、且つ
上記肉厚ｄとスリット幅ｔが、ｄ≦ｔの関係にある。
【００２１】なお、このような割スリーブＳは、図１
（ａ）のように内面が盲状であっても、或いは図１
（ｂ）のように長手方向に延設し且つそれぞれ間隔をお
いて位置する３個以上の突起２を形成し、フェルールの
外周面とスリーブの内径との接触具合を安定させること
もできる。
（ａ）のように内面が盲状であっても、或いは図１
（ｂ）のように長手方向に延設し且つそれぞれ間隔をお
いて位置する３個以上の突起２を形成し、フェルールの
外周面とスリーブの内径との接触具合を安定させること
もできる。
【００２２】図２乃至図３は別実施形態による、外径を
変形させた割スリーブＳを示し、割スリーブＳは長手方
向に延設する直線状のスリット１が設けられ、基本的に
（スリット１を除き）長手方向の軸線に回転対称形であ
る。図２は略円筒体の割スリーブＳの両端部分のみを肉
厚としたもので、図３は外径を平面視で弓弧状とし両端
部分の肉厚を最大としたものであって、いずれのものも
両端部分の肉厚ｄとスリット１のスリット幅ｔが、ｄ＜
ｔの関係にある。
変形させた割スリーブＳを示し、割スリーブＳは長手方
向に延設する直線状のスリット１が設けられ、基本的に
（スリット１を除き）長手方向の軸線に回転対称形であ
る。図２は略円筒体の割スリーブＳの両端部分のみを肉
厚としたもので、図３は外径を平面視で弓弧状とし両端
部分の肉厚を最大としたものであって、いずれのものも
両端部分の肉厚ｄとスリット１のスリット幅ｔが、ｄ＜
ｔの関係にある。
【００２３】図４乃至図５は、別実施形態による割スリ
ーブＳを示し、図４のものは円筒体に長手方向延設する
直線状のスリット１を設けるために、外周に長手方向に
延設する突起２を複数箇所設けたものである。これに対
して図５のものは、割スリーブＳ内での偏心が生じない
ように、図４の割スリーブＳの構成に加えて、スリット
の縁部にツバ３を設けたものである。
ーブＳを示し、図４のものは円筒体に長手方向延設する
直線状のスリット１を設けるために、外周に長手方向に
延設する突起２を複数箇所設けたものである。これに対
して図５のものは、割スリーブＳ内での偏心が生じない
ように、図４の割スリーブＳの構成に加えて、スリット
の縁部にツバ３を設けたものである。
【００２４】以上のような実施形態による本発明の割ス
リーブＳは、割スリーブＳをバラに運搬あるいは洗浄す
る際でも肉厚部が邪魔をして他の割スリーブＳの一部が
スリットから奥深くまで侵入して、内径を損傷せしめる
ことがない。これにより、内径の損傷によるフェルール
保持力の低下を防止できる。
リーブＳは、割スリーブＳをバラに運搬あるいは洗浄す
る際でも肉厚部が邪魔をして他の割スリーブＳの一部が
スリットから奥深くまで侵入して、内径を損傷せしめる
ことがない。これにより、内径の損傷によるフェルール
保持力の低下を防止できる。
【００２５】第２発明 図６乃至図８には他実施形態による、スリット１の形状
を変形させた割スリーブＳを示し、これら割スリーブＳ
は円筒体からなるとともに、図６のものにあってはスリ
ット１の一対の縁部が、線対称の波型をなし、両端部と
中央部でスリット幅ｄが最小とされている。また図７の
ものにあっては、スリット１の一対の縁部が鋸切歯状且
つ平行に形成され、他方図８のものにあってはスリット
１が両端部でスリット幅ｔが最小となる菱型形状をなし
ている。
を変形させた割スリーブＳを示し、これら割スリーブＳ
は円筒体からなるとともに、図６のものにあってはスリ
ット１の一対の縁部が、線対称の波型をなし、両端部と
中央部でスリット幅ｄが最小とされている。また図７の
ものにあっては、スリット１の一対の縁部が鋸切歯状且
つ平行に形成され、他方図８のものにあってはスリット
１が両端部でスリット幅ｔが最小となる菱型形状をなし
ている。
【００２６】以上のように構成されるこれら実施形態に
よる割スリーブＳは、スリット１を非直線状としたの
で、ある割スリーブＳのスリット１と他の割スリーブＳ
のスリット１が重なりあってしまうことが、確率的に非
常に稀となるので、実質的に他の割スリーブ１の一部が
スリット１から奥深くまで侵入して内径を損傷せしめる
ことがない。これにより内径の損傷によるフェルール保
持力の低下を防止できる。
よる割スリーブＳは、スリット１を非直線状としたの
で、ある割スリーブＳのスリット１と他の割スリーブＳ
のスリット１が重なりあってしまうことが、確率的に非
常に稀となるので、実質的に他の割スリーブ１の一部が
スリット１から奥深くまで侵入して内径を損傷せしめる
ことがない。これにより内径の損傷によるフェルール保
持力の低下を防止できる。
【００２７】また、図９は前記第１発明と第２発明の両
方に該当する割スリーブＳを示し、この割スリーブＳは
長手方向の軸線に対し回転対称形（スリット１を除く）
をなし、外径は両端部が大きな肉厚ｄ1 、ｄ2 を有し、
それ以外の部分が小さめの肉厚で凹凸状に形成されると
ともに、スリット１が波型に形成されており、且つ両端
部の肉厚ｄ1 、ｄ2 とスリット１の両端部のスリット幅
ｔ1 、ｔ2 が、ｄ1 、ｄ2 ＞ｔ1 、ｔ2 の関係にある。第３発明 図１に示す割スリーブＳにおいて、スリット１のスリッ
ト幅ｔを０．３５ｍｍ以下とした。
方に該当する割スリーブＳを示し、この割スリーブＳは
長手方向の軸線に対し回転対称形（スリット１を除く）
をなし、外径は両端部が大きな肉厚ｄ1 、ｄ2 を有し、
それ以外の部分が小さめの肉厚で凹凸状に形成されると
ともに、スリット１が波型に形成されており、且つ両端
部の肉厚ｄ1 、ｄ2 とスリット１の両端部のスリット幅
ｔ1 、ｔ2 が、ｄ1 、ｄ2 ＞ｔ1 、ｔ2 の関係にある。第３発明 図１に示す割スリーブＳにおいて、スリット１のスリッ
ト幅ｔを０．３５ｍｍ以下とした。
【００２８】この割スリーブＳは、アダプタハウジング
に組み込んだ後、使用中に、スリットの角部がハウジン
グを傷付けることがなく、したがって割れカスが割スリ
ーブ内に入り、フェルール端面の結合を阻害するという
恐れがない。
に組み込んだ後、使用中に、スリットの角部がハウジン
グを傷付けることがなく、したがって割れカスが割スリ
ーブ内に入り、フェルール端面の結合を阻害するという
恐れがない。
【００２９】これを確かめるにあたって、上記図１
（ａ）のアルミナセラミック製の割スリーブＳにおいて
スリット幅ｔがそれぞれ、０．３５ｍｍ、０．４５ｍ
ｍ、０．５５ｍｍのものを用意し、これを不図示のアタ
プタハウジングに組み込んだ後、光コネクタの連結を連
続的に繰り返した。その結果、スリット幅ｔが０．４５
ｍｍ、０．５５ｍｍのものについては、割スリーブＳに
よるハウジングの損傷が認められたのに対し、スリット
幅ｔが０．３５ｍｍのものにはこのような損傷が認めら
れなかった。
（ａ）のアルミナセラミック製の割スリーブＳにおいて
スリット幅ｔがそれぞれ、０．３５ｍｍ、０．４５ｍ
ｍ、０．５５ｍｍのものを用意し、これを不図示のアタ
プタハウジングに組み込んだ後、光コネクタの連結を連
続的に繰り返した。その結果、スリット幅ｔが０．４５
ｍｍ、０．５５ｍｍのものについては、割スリーブＳに
よるハウジングの損傷が認められたのに対し、スリット
幅ｔが０．３５ｍｍのものにはこのような損傷が認めら
れなかった。
【００３０】
【発明の効果】叙上のように本発明の割スリーブは、第
１発明によれば割スリーブを構成する円筒体の少なくと
も一部分の肉厚をスリット幅より大きくしたことによ
り、割スリーブをバラに運搬あるいは洗浄する際でも肉
厚部が邪魔をして他の割スリーブの一部がスリットから
奥深くまで侵入することがない。
１発明によれば割スリーブを構成する円筒体の少なくと
も一部分の肉厚をスリット幅より大きくしたことによ
り、割スリーブをバラに運搬あるいは洗浄する際でも肉
厚部が邪魔をして他の割スリーブの一部がスリットから
奥深くまで侵入することがない。
【００３１】また、スリットを非直線状とした第２発明
によれば、ある割スリーブのスリットと他の割スリーブ
のスリットが重なりあってしまうことが、確率的に非常
に稀となるので、実質的に他の割スリーブの一部がスリ
ットから奥深くまで侵入することがない。
によれば、ある割スリーブのスリットと他の割スリーブ
のスリットが重なりあってしまうことが、確率的に非常
に稀となるので、実質的に他の割スリーブの一部がスリ
ットから奥深くまで侵入することがない。
【００３２】さらに、上記スリットのスリット幅を０．
３５ｍｍ以下とした第３発明によれば、ハウジングの損
傷を防止することができ。
３５ｍｍ以下とした第３発明によれば、ハウジングの損
傷を防止することができ。
【００３３】これらの作用により本発明は、フェルール
を安定的に保持し、また割れカスが割スリーブ内に入る
こともなく、フェルール端面の結合に支障を来すことが
ないという優れた効果を奏する信頼性の高い割スリーブ
である。
を安定的に保持し、また割れカスが割スリーブ内に入る
こともなく、フェルール端面の結合に支障を来すことが
ないという優れた効果を奏する信頼性の高い割スリーブ
である。
【図１】本発明の第１発明乃至第３発明による実施形態
の割スリーブの端面図であり、（ａ）は内径が盲孔のも
の、（ｂ）は内径に複数個の突起を設けたものである。
の割スリーブの端面図であり、（ａ）は内径が盲孔のも
の、（ｂ）は内径に複数個の突起を設けたものである。
【図２】本発明の第１発明による実施形態の外周を変形
させた割スリーブの平面図である。
させた割スリーブの平面図である。
【図３】本発明の第１発明による実施形態の外周を変形
させた割スリーブの平面図である。
させた割スリーブの平面図である。
【図４】本発明の第１発明による実施形態の外周を変形
させた割スリーブの端面図である。
させた割スリーブの端面図である。
【図５】図４の割スリーブにツバを付与した割スリーブ
の端面図である。
の端面図である。
【図６】本発明の第２発明による実施形態のスリット形
状を変形させた割スリーブの平面図である。
状を変形させた割スリーブの平面図である。
【図７】本発明の第２発明による実施形態のスリット形
状を変形させた割スリーブの平面図である。
状を変形させた割スリーブの平面図である。
【図８】本発明の第２発明による実施形態のスリット形
状を変形させた割スリーブの平面図である。
状を変形させた割スリーブの平面図である。
【図９】前記本発明の第１発明乃至第２発明の両方に該
当する実施形態の割スリーブの平面図である。
当する実施形態の割スリーブの平面図である。
【図１０】従来の割スリーブの平面図である。
【図１１】従来の割スリーブの平面図である。
【図１２】従来の割スリーブの平面図である。
【図１３】従来の割スリーブの問題点を示すための概略
図である。
図である。
Ｓ （光コネクタ用）割スリーブ ｔ スリット幅 ｄ 肉厚 １ スリット ２ 突起 ３ ツバ
Claims (3)
- 【請求項１】 一方端から他方端に連続するスリットを
長手方向に形成した円筒体を成す割スリーブであって、
該円筒体の少なくとも一部分の肉厚をスリット幅以上に
したことを特徴とする光コネクタ用割スリーブ。 - 【請求項２】 一方端から他方端に連続するスリットを
長手方向に形成した円筒体を成す割スリーブであって、
上記スリットが非直線状であることを特徴とする光コネ
クタ用割スリーブ。 - 【請求項３】 一方端から他方端に連続するスリットを
長手方向に形成した円筒体を成す割スリーブであって、
上記スリットのスリット幅が０．３５ｍｍ以下であるこ
とを特徴とする光コネクタ用割スリーブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22412195A JP3318472B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 光コネクタ用割スリーブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22412195A JP3318472B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 光コネクタ用割スリーブ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0968626A true JPH0968626A (ja) | 1997-03-11 |
| JP3318472B2 JP3318472B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=16808875
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22412195A Expired - Fee Related JP3318472B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 光コネクタ用割スリーブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3318472B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104007517A (zh) * | 2014-04-30 | 2014-08-27 | 奉化市宇达高科光电器件有限公司 | 光纤适配器 |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP22412195A patent/JP3318472B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104007517A (zh) * | 2014-04-30 | 2014-08-27 | 奉化市宇达高科光电器件有限公司 | 光纤适配器 |
| CN104007517B (zh) * | 2014-04-30 | 2015-10-28 | 奉化市宇达高科光电器件有限公司 | 光纤适配器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3318472B2 (ja) | 2002-08-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5925191A (en) | Ferrule cleaning rod and method of use | |
| US6350062B2 (en) | Multifiber ferrule defining alignment holes having a tapered lead-in portion | |
| EP0973052A2 (en) | Fiber optic connector sleeve having positioning ribs | |
| US4815809A (en) | Method and apparatus for terminating an optical fiber | |
| JP2000039535A (ja) | 光ファイバスリ―ブ | |
| JP2011033849A (ja) | 中継光コネクタ | |
| US6047716A (en) | Cleaning tool for optical connectors | |
| JPH0968626A (ja) | 光コネクタ用割スリーブ | |
| JP3752331B2 (ja) | 多心光コネクタ | |
| JP2007065490A (ja) | 光ファイバの接続端末およびその接続方法 | |
| JPH08240745A (ja) | 光コネクタ用密閉型整列スリーブ | |
| WO1999054770A1 (fr) | Ferrule pour connecteur optique, procede de production et connecteur comprenant cette ferrule | |
| JPH0915453A (ja) | 光コネクタ | |
| US20040062488A1 (en) | Fiber optic adapter sleeve | |
| JPH1039167A (ja) | フェルール | |
| CA2121709A1 (en) | Fibre optic ferrule | |
| JPS6035645B2 (ja) | 光フアイバ用コネクタ | |
| JPH0233110A (ja) | 光コネクタ | |
| JP2005004166A (ja) | 光レセプタクル | |
| JP2000206365A (ja) | 光接続用スリ―ブ | |
| JP2001004862A (ja) | 光コネクタ用フェルール及びその製造方法並びにそれを用いた光コネクタ | |
| JPH10246835A (ja) | 光コネクタ用ガラス製フェルール | |
| JPS5940612A (ja) | 光コネクタ | |
| JP2003121700A (ja) | 多芯光コネクタ | |
| JP7207293B2 (ja) | 光コネクタ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614 Year of fee payment: 7 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |