JPH10246835A - 光コネクタ用ガラス製フェルール - Google Patents

光コネクタ用ガラス製フェルール

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JPH10246835A
JPH10246835A JP6737097A JP6737097A JPH10246835A JP H10246835 A JPH10246835 A JP H10246835A JP 6737097 A JP6737097 A JP 6737097A JP 6737097 A JP6737097 A JP 6737097A JP H10246835 A JPH10246835 A JP H10246835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrule
glass
optical connector
side peripheral
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6737097A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Inada
勝美 稲田
Hirokazu Takeuchi
宏和 竹内
Nobuo Funabiki
伸夫 船引
Kazunari Yamamoto
一成 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority to JP6737097A priority Critical patent/JPH10246835A/ja
Publication of JPH10246835A publication Critical patent/JPH10246835A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 欠け、キズ、ガラス粉を生じず接続スリーブ
内に円滑に挿入でき、強度及び接続損失が劣化しない光
コネクタ用ガラス製フェルールを提供すること。 【解決手段】 本願発明は、中心軸方向に光ファイバの
挿入孔2を有し、先端面1aと側周面4との間に亘って
面取り部3が形成されてなる光コネクタ用ガラス製フェ
ルール1において、前記面取り部3は、先端面1aから
の距離L1と側周面4からの距離L2との関係がL1>
L2であり、且つ先端面1aと側周面4とに滑らかに接
続する凸曲面に形成されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタの先端
に位置し、光軸合わせ部品として機能する光コネクタ用
ガラス製フェルールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光コネクタ用フェルールを構
成する材料として、ジルコニア、アルミナ等のセラミッ
クス材料、ホウ珪酸ガラス、ガラスセラミックス等のガ
ラス材料、ステンレス等の金属材料が使用されている。
一方、挿入する相手である接続スリーブ、レセプタ等に
は、燐青銅、コバール、ステンレス等の金属材料、ジル
コニア等のセラミックス材料が使用される。
【0003】このフェルールには、接続スリーブに挿入
する際、引っかかって欠けやキズ等が発生しないよう
に、先端の外周にテーパー状の面取り部が設けられてい
る。
【0004】前記フェルール及び接続スリーブを使用し
て、光ファイバを相互接続するには、図3に示すよう
に、フェルール1の後端にフランジ部品6を装着して光
コネクタプラグ11とし、フェルール1の中心軸方向に
設けた挿入孔2中に後端面1bのフレア部5開口から光
ファイバ10を挿入して固定した後、前記光コネクタプ
ラグ11、11を接続スリーブ7の両側から押し込み、
フェルール1の先端面1aに位置する光ファイバ10の
露出先端面10aを相互に当接させて接続している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フェル
ール1がガラス材料である場合、図2に拡大図示したよ
うに、ガラス製フェルール1の面取り部3は、約30°
程度の一定のテーパー角度を有する直線状をしており、
面取り部3と側周部4との接続部3a及び先端面1aと
面取り部3との接続部3bが角張っているため欠けやす
い問題がある。特に、フェルール1を接続スリーブ7に
押し込む場合には、面取り部3のテーパー部分がエッジ
7aに一定の角度θで当接して擦れ、面取り部3と側周
面4との角張った接続部3aに微少な欠けやキズが集中
的に発生し、その欠けやキズに応力が集中して強度の劣
化を招く問題がある。また、接続スリーブ7が硬度の高
いセラミックス材料で構成されている場合、接続スリー
ブ7のエッジ7aによりフェルール1の表面が削られて
ガラス粉が生じ、そのガラス粉が光ファイバの露出先端
面10aに付着して端面間に介在すると、光コネクタの
接続損失が増大する問題がある。
【0006】本発明は、以上のような従来の問題点を解
決した、光コネクタ用ガラス製フェルールを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明に係る光コネク
タ用ガラス製フェルールは、中心軸方向に光ファイバの
挿入孔を有し、先端面と側周面との間に亘って面取り部
が形成されてなる光コネクタ用ガラス製フェルールにお
いて、前記面取り部は、先端面からの距離L1と側周面
からの距離L2との関係がL1>L2であり、且つ先端
面と側周面とに滑らかに接続する凸曲面に形成されてな
ることを特徴とする。
【0008】本発明の光コネクタ用ガラス製フェルール
は、略管状の形状であり、その面取り部は、フェルール
先端面から側周面に継ぎ目なく滑らかに接続する凸曲面
で構成されており、フェルール先端面が属する平面から
の距離L1が側周面が属する円筒面からの距離L2より
も長くなるようにして軸方向に長い緩やかな先細形状、
言わば頭部を切除した回転放物体形状をしている。その
面取り部の寸法は、距離L1が0.2mm以上必要で、
好ましくは0.4mm以上であり、一方距離L2が0.
1mm以上必要で、好ましくは0.2mm以上であり、
接続スリーブの開口部内周エッジに対して当接する角度
を小さくして挿入が円滑に行えるようにしてある。この
面取り部の側周面との接続部は、曲率半径が1mm以上
の曲面で継ぎ目なく滑らかに接続しており、また、先端
面との接続部も曲率半径が0.2mm以上の曲面で継ぎ
目なく滑らかに接続している。また、挿入抵抗を減じて
ガラス粉発生を防止する上で、面取り部の表面粗さは、
Ra表示で0.1μm以下の鏡面にすることが好まし
い。
【0009】フェルールを構成するガラス材料として
は、ホウ珪酸ガラスやリチウム−アルミナ−シリケイト
系のガラスセラミックス等が使用可能である。膨張係数
は、保持する光ファイバが膨張係数の低い石英系の場
合、1×10-5/℃以下の低いものであることが好まし
い。
【0010】
【作用】本発明の光コネクタ用ガラス製フェルールによ
れば、面取り部は、先端面からの距離L1と側周面から
の距離L2との関係がL1>L2であり、且つ先端面と
側周面とに滑らかに接続する凸曲面に形成されているの
で、フェルールを接続スリーブに挿入する際等に、面取
り部の緩やかに傾斜した凸曲面が、接続スリーブ等の開
口内周に当接してフェルールが円滑に案内され、欠けや
キズ等を発生せず挿入でき、欠けやキズ等の欠陥部分へ
の応力集中に起因する強度の劣化も防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る光コネクタ
用ガラス製フェルールの説明図であって、1はガラス製
のフェルールを、2は光ファイバの挿入孔を、3は面取
り部を、4は面取り部3に続く側周面を、5は光ファイ
バを前記挿入孔2に案内するフレア部を各々示してお
り、前記で説明した図2、図3と同一部分には同一符号
を付してそれぞれ示してある。
【0012】本発明の面取り部3が設けられた光コネク
タ用ガラス製フェルール1は、膨張係数が5.2×10
-6/℃のホウ珪酸ガラスからなり、側周面4は、その外
径が2.499mm±0.001mmの寸法で高い真円
度を有しており、その表面粗さは、Ra表示で0.05
μm以下の鏡面である。挿入孔2は、フェルール1の中
心軸方向に設けられ、例えば、直径0.125mmの光
ファイバを保持する場合、その孔径が0.127mm±
0.001mmの寸法になっており、光ファイバ露出端
面をフェルール先端面の中心に正確に位置決めして保持
できるようになっている。フェルール1の後端面1bに
は、光ファイバを挿入孔2に案内する開口径が約1mm
の略円錐形状のフレア部5が設けられている。このフェ
ルール1の全長は、10.5mmである。
【0013】前記フェルール1の面取り部3は、フェル
ール先端面1aと側周面4との間に亘って連続した滑ら
かな凸曲面に形成されており、その面取り部3の寸法
は、距離L1が0.4mm±0.2mm、距離L2が
0.2mm±0.1mmと半径方向に比べて軸方向が長
い先細の形状であり、側周面4との接続部3aは、1.
0〜2.5mmの曲率半径に形成され、また、先端面1
aとの接続部3bは、0.3〜1.5mmの曲率半径に
形成され面取り部3の凸曲面に滑らかに接続している。
また、その表面粗さは、Ra表示で0.02〜0.05
μmの鏡面にされている。このフェルール1を接続スリ
ーブ7に挿入する際、面取り部3の凸曲面が接続スリー
ブ7の内周エッジ7aに小さい角度θで当接し、挿入に
従って角度θが徐々に減少してフェルール1が円滑に案
内され、欠けやキズを生じずに角度θが零となり挿入で
きるようになっている。
【0014】上記の光コネクタ用フェルール1を製造す
る場合、所定長さで、一端にフレア部5が設けられ、所
望の高い寸法精度を有する毛細管を準備し、その他端外
周を公知の研磨手段により加工して上記実施例の面取り
部3を形成する。
【0015】以上のようにして得られた光コネクタ用ガ
ラス製フェルールを、図3に示すように、接続スリーブ
に繰り返し装着試験したところ、接続スリーブ内に円滑
に案内され挿入されて欠けやキズ等が発生せず、強度の
劣化もなく、且つ微細なガラス粉の発生も観察されず、
接続損失も悪化しなかった。
【0016】
【発明の効果】本発明の光コネクタ用ガラス製フェルー
ルによれば、欠け、キズ、ガラス粉等が生じず、その強
度を維持できる優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光コネクタ用ガラス製フェルールの説
明図であって(A)は軸方向断面図、(B)は先端部の
斜視図、(C)は面取り部の拡大断面図。
【図2】従来の光コネクタ用フェルールの面取り部の軸
方向拡大断面図。
【図3】従来の光コネクタ用フェルールの説明図。
【符号の説明】
1 フェルール 2 挿入孔 3 面取り部 4 側周面 5 フレア部 6 フランジ部品 7 接続スリーブ 10 光ファイバ 11 光コネクタプラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 一成 滋賀県大津市晴嵐2丁目7番1号 日本電 気硝子株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心軸方向に光ファイバの挿入孔を有
    し、先端面と側周面との間に亘って面取り部が形成され
    てなる光コネクタ用ガラス製フェルールにおいて、前記
    面取り部は、先端面からの距離L1と側周面からの距離
    L2との関係がL1>L2であり、且つ先端面と側周面
    とに滑らかに接続する凸曲面に形成されて成ることを特
    徴とする光コネクタ用ガラス製フェルール。
JP6737097A 1997-03-04 1997-03-04 光コネクタ用ガラス製フェルール Pending JPH10246835A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6737097A JPH10246835A (ja) 1997-03-04 1997-03-04 光コネクタ用ガラス製フェルール

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JP6737097A JPH10246835A (ja) 1997-03-04 1997-03-04 光コネクタ用ガラス製フェルール

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JPH10246835A true JPH10246835A (ja) 1998-09-14

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JP6737097A Pending JPH10246835A (ja) 1997-03-04 1997-03-04 光コネクタ用ガラス製フェルール

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003222758A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Nippon Electric Glass Co Ltd 光通信用細管及び細管端部外周縁の面取り方法
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