JP2003222758A - 光通信用細管及び細管端部外周縁の面取り方法 - Google Patents

光通信用細管及び細管端部外周縁の面取り方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外周縁が欠けやキズが防止できる滑らかな凸
曲面に形成された光通信用細管、及び光通信用細管外周
縁の欠けやキズが防止できる滑らかな凸曲面に効率良く
加工できる細管端部外周縁の面取り方法を提供する。 【解決手段】 本願発明は、細管であるフェルール用毛
細管21の端部外周縁21bに、管軸方向の寸法L1及
び半径方向の寸法L2が0.01〜0.2mmの凸曲面
形状の面取り部21cが設けられ、面取り部21cの表
面粗さのRa値が0.1〜2.0μmであり、内孔内に
光ファイバを保持する光通信用細管。また、本願発明
は、複数本の長尺細管を結束し樹脂で被覆して長尺細管
束を形成し、これを切断して所定長さを有する短尺細管
束を形成し、その端面に#300〜#2000の所定粒
径を有する砥粒を端面に対して20〜70°の所定角度
で衝突させて面取り部21cを形成する細管端部外周縁
の面取り方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信用細管、及
び細管端部外周縁の面取り方法に関し、特に、ガラス製
または結晶化ガラス製の光通信用細管、及び細管端部外
周縁を面取り加工する面取り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光通信用細管として、例えば、図
3(A)に示すように、光ファイバコネクタのフェルー
ル用毛細管1には、これをフランジ部材2等に挿入する
際、欠けやキズ等が発生しないように後部の端面1aと
外周面1dとがなす端部外周縁1bに面取り部1cの加
工が施される。また、図3(B)に示すようなレンズ部
品では、GRINレンズや球レンズを加工した円柱状レ
ンズ3と突き合わせられる光ファイバ6を固定したガラ
ス毛細管4の先端4aの外周縁に面取り部4cの加工
が、また、スリーブ7の内孔7a内に装着されて、これ
らの光通信用部品を保持する保持ガラス管5の先端5a
の端部外周縁にも面取り部5cの加工が施される。
【0003】光通信用細管として、例えば、フェルール
用毛細管1のフランジ部材2に挿入される後部の端部外
周縁1bを面取りする場合、図4に示すように、回転可
能な保持具8と、円板状の回転砥石9とを備えた面取り
装置を使用して、フェルール用毛細管1を一本毎に保持
具8に保持して回転させ、その端部外周縁1bに回転砥
石9を当接させて加工することにより面取り部1cを形
成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先記の
面取り方法の場合、フェルール用毛細管1の面取り部1
cは、端面1aと面取り部1cとの接続部や外周面1d
と面取り部1cとの接続部が角張っているため欠けやす
い問題がある。特に、光ファイバコネクタ用フェルール
の場合、このガラス製のフェルール用毛細管1をフラン
ジ部材2に挿入する時に、外周面1dと面取り部1cと
の角張った接続部がフランジ部材の内孔エッジに当接し
て擦れ、接続部に微少な欠けやキズが集中的に発生し、
その欠けやキズに応力が集中して強度の劣化を招く問題
がある。更に、前記面取り方法の場合、一本毎に加工し
てフェルール用毛細管1を作製するので処理能力が低い
問題がある。
【0005】一方、図5に示すように、ガラス製または
結晶化ガラス製のフェルール用毛細管1を、保持具10
の各保持穴10aにその端面1aを突出させて装着し、
回転テーブル12を回転させ太陽歯車13に歯合する遊
星歯車15で回転体11を回転させて、保持具10を自
転させながら公転させ、これと同時に、保持具10の公
転中心である回転テーブル12の回転中心12cに対し
て回転中心14cが偏心量Δだけ偏心して配設されブラ
シ毛14aが植設された回転ブラシ体14のブラシ毛1
4aに研磨剤を供給して回転ブラシ体14を回転させ、
ブラシ毛14aをフェルール用毛細管1の端部外周縁1
bに当接させて円周方向から高速且つ均等に擦って面取
り部1cを形成する面取り方法が提案されている。しか
し、この場合もフェルール用毛細管1を1本ずつ取り扱
う必要があり、作業効率が上がらないという問題があ
る。
【0006】また、フッ化水素酸の混合液を使用して、
複数のガラス製または結晶化ガラス製のフェルール用毛
細管1を一括して面取り処理する方法も提案されている
が、特定化学物質であるフッ化水素酸を取り扱うので、
安全性、設備費用及び環境保護の観点から好ましいもの
ではないという問題がある。
【0007】本発明は、上記従来の問題を解決し、端部
外周縁が欠けやキズの発生を防ぐことが可能な滑らかな
凸曲面に形成された光通信用細管、及び該光通信用細管
を構成する細管の端部外周縁を欠けやキズが防止できる
滑らかな凸曲面に効率良く加工することができる細管端
部の外周縁の面取り方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光通信用細
管は、ガラス製または結晶化ガラス製の細管からなり、
内孔内に光ファイバ、光ファイバ保持用毛細管、または
レンズ部品を保持する光通信用細管において、前記細管
の端部外周縁に、管軸方向及び半径方向の寸法が0.0
1〜0.2mmの外周面と端面とを連続的につなぐ凸曲
面形状の面取り部が設けられており、かつ、該面取り部
の表面粗さのRa値が0.1〜2.0μmであることを
特徴とする。
【0009】本発明で細管の端部外周縁とは、光通信用
細管の外周面と端面とがなすエッジ部が位置する部位を
意味している。この細管端部外周縁に形成される面取り
部の管軸方向または半径方向の寸法が0.01mm未満
であると、尖ったエッジが形成されており欠けやすい、
一方、面取り部の管軸方向及び半径方向の寸法が0.2
mmを超えると、外周面または端面を利用して位置決め
寸法を制御することが困難になる。細管端部外周縁に形
成される面取り部の管軸方向及び半径方向の寸法が0.
01〜0.2mmであることが重要であり、0.05〜
0.15mmであることが好ましい。また、面取り部の
形状として、外周面と端面とを連続的につなぐ凸曲面形
状であることが挿入の際に、欠けなどの支障を防止する
上で重要となる。
【0010】面取り部の表面粗さのRa値が0.1μm
未満であると加工に長い時間を要する割には強度向上の
度合いが小さく、一方、表面粗さのRa値が2.0μm
を超えると、目に見えるクラックや目に見えない潜傷と
称されるクラックが多く残るので著しく強度が低下して
欠けやすくなる。面取り部の表面粗さのRa値としては
0.1〜2.0μmであることが重要である。また、表
面粗さのRmax値は10μm以下であることがクラッ
クを少なくする上で好ましい。
【0011】本発明に係る細管端部外周縁の面取り方法
は、複数本の長尺細管を結束し、該長尺細管同士の間隙
及び外周面を加熱により溶融除去が可能または溶媒によ
り溶解除去が可能な樹脂で被覆して該長尺細管束を形成
し、該長尺細管束を切断して所定長さを有する短尺細管
束を形成し、切断された該短尺細管束の端面にメッシュ
表示で#300〜#2000の所定粒径を有する砥粒を
端面に対して20〜70°の所定角度で円周方向から衝
突させることにより面取り部を形成することを特徴とす
る。
【0012】本発明において、複数本の長尺細管を結束
するとは、帯状のワイヤーやリング等で束ねたり、管や
長尺容器内等に整列・充填してもよく、最小量の樹脂で
結束することができる点で、長尺管に充填することが好
ましい。
【0013】長尺細管束を切断して所定長さを有する短
尺細管束を形成する切断方法としては、外周刃切断装
置、内周刃切断装置、マルチブレード切断装置、ワイヤ
ー切断装置、バンド切断装置等が使用可能である。
【0014】短尺細管束の切断された端面に衝突させて
面取り部を形成する砥粒がメッシュ表示で#300未満
の場合、面取り部の表面粗さのRa値を2.0μm以下
にすることが困難になる。一方、砥粒が#2000を超
える場合、砥粒の粒径が小さすぎて加工速度が著しく低
下する。短尺細管束の端面に衝突させる砥粒としては、
メッシュ表示で#300〜#2000であることが重要
である。実際にガラス表面または結晶化ガラス表面に対
してメッシュ表示で#300のアルミナ砥粒を20〜7
0°の所定角度で衝突させた場合は、Ra値が1.5μ
m程度、Rmax値が7.8μm程度、#600ではR
a値が0.7μm、Rmax値が4.1μm程度、#1
200ではRa値が0.4μm、Rmax値が2.0μ
m程度、#2000では、Ra値が0.2μm程度、R
max値が1.1μm程度となる。
【0015】短尺細管束の切断された端面に衝突させる
砥粒の角度が20°未満の場合、面取り部の管軸方向の
寸法が短くなりすぎて、適切な形状にならない。一方、
衝突させる砥粒の角度が70°を超えると、半径方向の
寸法が短くなりすぎる。短尺細管束の端面に衝突させる
砥粒の角度としては、端面に対して20〜70°の所定
角度であることが重要である。さらに、管軸方向または
半径方向の寸法が0.01〜0.2mmの外周面と端面
とを連続的につなぐ凸曲面形状の面取り部を安定して形
成する上で、短尺細管束の端面に衝突させる砥粒の角度
が端面に対して30〜60°の所定角度であることが好
ましい。
【0016】
【作用】本発明の光通信用細管は、ガラス製または結晶
化ガラス製の細管からなり、内孔内に光ファイバ、光フ
ァイバ保持用毛細管、またはレンズ部品を保持する光通
信用細管において、前記細管の端部外周縁に、管軸方向
及び半径方向の寸法が0.01〜0.2mmの外周面と
端面とを連続的につなぐ凸曲面形状の面取り部が設けら
れており、かつ、該面取り部の表面粗さのRa値が0.
1〜2.0μmであるので、光通信用細管を、フランジ
部材、精密スリーブ、割スリーブ等に挿入する際に欠け
を防止することができると共に、光通信用細管の取扱中
の欠けも防止することができる。
【0017】本発明の細管端部外周縁の面取り方法は、
複数本の長尺細管を結束し、該長尺細管同士の間隙及び
外周面を加熱により溶融除去が可能または溶媒により溶
解除去が可能な樹脂で被覆して該長尺細管束を形成し、
該長尺細管束を切断して所定長さを有する短尺細管束を
形成し、切断された該短尺細管束の端面にメッシュ表示
で#300〜#2000の所定粒径を有する砥粒を端面
に対して20〜70°、好ましくは30〜60°の所定
角度で円周方向から衝突させることにより面取り部を形
成するので、光ファイバ、光ファイバ保持用毛細管、ま
たはレンズ部品を内孔内に保持する光通信用細管を構成
する複数の細管の外周縁を、例えば、3〜10分間程度
の短時間で円周方向から均等に加工して全ての光通信用
細管の面取り部を均一に滑らかな凸曲面形状にでき、か
つ面取り部の表面を所定の表面粗さに仕上げることがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の光通信用細管を
例示する説明図であって、(A)は結晶化ガラス製のフ
ェルール用毛細管21のフランジ部材に挿入される面取
り部21cが設けられた後部の端部外周縁21bの拡大
図で、160倍で撮影した写真の陰影を示したものであ
り、(B)は光通信用部品を保持する保持ガラス管22
の面取り部22cが設けられた端部外周縁22bの拡大
図で、160倍で撮影した写真の陰影を示したものであ
る。図2は、本発明の面取り方法の一実施例を説明する
説明図である。
【0019】本発明のフェルール用毛細管21は、図1
(A)に示すように、結晶化ガラスからなり、外径が
1.249mm、内径が0.126mm、長さ6.5m
mである。フェルール用毛細管21は、後部の端部外周
縁21bに外周面21dとフレア部21eが開口する後
部の端面21aとを連続的につなぐ凸曲面形状の面取り
部21cが設けられており、管軸方向の寸法L1が0.
11mm、半径方向の寸法L2が0.13mmである。
面取り部21cの表面は、表面粗さのRa値が0.70
μm、Rmax値が4.1μmである。
【0020】また、本発明の保持ガラス管22は、図1
(B)に示すように、透明なガラスからなり外径が2.
8mm、内径が1.8mm、長さ10mmである。保持
ガラス管22の端部外周縁22bには、外周面22dと
端面22aとを連続的につなぐ凸曲面形状の面取り部2
2cが設けられており、管軸方向の寸法L1が0.07
mm、半径方向の寸法L2が0.15mmである。面取
り部22cの表面は、表面粗さのRa値が0.55μ
m、Rmax値が3.4μmである。
【0021】次に、上記の本発明の結晶化ガラス製のフ
ェルール用毛細管21を作製する本発明の細管端部外周
縁の面取り方法について説明する。
【0022】まず、長尺の太径ガラス管24に流動状態
の樹脂25及び長尺の結晶化ガラス毛細管26を充填
し、樹脂25を固化させて長尺細管束27を形成した
後、図示しない内周刃切断装置を使用して図2(A)に
示すように、加工代を加えた所定の長さを有する複数の
短尺細管束28に切断する。
【0023】次いで、図2(B)に示すように、短尺細
管束28を回転台30上にセットし、短尺細管束28の
切断面28aに対してアルミナを主成分とするホワイト
アランダム、略称WAの#600の砥粒29の噴出し角
度θが45°になるようにガンノズル31をセットす
る。回転台30を回転させながら、砥粒29を圧縮空気
によって高速に噴射し、砥粒29を短尺細管束28の切
断面28aに約5分間衝突させることにより面取り部2
1cを形成する。この砥粒29の噴出しの際にガンノズ
ル31の噴出し角度θを35°〜55°の範囲で円弧運
動をさせることにより、短尺細管束28中のフェルール
用毛細管21の面取り部21cの凸曲面形状、管軸方向
の寸法L1、及び半径方向の寸法L2をほぼ均質に加工
することができる。
【0024】また、湿式法により面取り加工を行う場合
には、#1200のGC(グリーンカーボランダム)砥
粒29を水に混練してスラリーにし、このスラリーをガ
ンノズル31から圧縮空気によって高速に噴射させる。
【0025】その後、短尺細管束28を樹脂25が融け
る温度まで加熱するか、または溶媒中に浸漬することに
より、図2(C)に示すように、所定の形状寸法を有す
る面取り部21cが形成されたフェルール用毛細管21
を取り出す。
【0026】本実施の形態では、数百本の短尺ガラス管
を内包する短尺細管束28を7分程度の短い加工時間
で、表面粗さのRa値が0.1〜2.0μmであり、管
軸方向の寸法L1または半径方向の寸法L2が0.01
〜0.2mmの外周面21dと端面21aとを連続的に
つなぐ凸曲面形状の面取り部21cを有するフェルール
用毛細管21を作製することができた。これは従来に比
べて2倍以上の処理速度に相当するものであった。
【0027】また、他の実施の形態では、面取り部22
cが設けられた保持ガラス管22を、端部外周縁22b
に面取り加工を施すことにより同様にして作製した。こ
の場合も従来に比べて2倍以上の処理速度であった。
【0028】
【発明の効果】本発明の光通信用細管は、ガラス製また
は結晶化ガラス製の細管からなる細管の端部外周縁に、
管軸方向及び半径方向の寸法が0.01〜0.2mmの
外周面と端面とを連続的につなぐ凸曲面形状の面取り部
が設けられており、かつ、該面取り部の表面粗さのRa
値が0.1〜2.0μmであるので、内孔内に光ファイ
バ、光ファイバ保持用毛細管、またはレンズ部品を保持
する光通信用細管を、フランジ部材、精密スリーブ、割
スリーブ等に挿入する際に欠けを防止することができる
と共に、光通信用細管の取扱中の欠けも防止することが
でき、光ファイバを使用する高い信頼性を備えた光通信
デバイスを安価で効率よく作製することが可能となる。
【0029】本発明の細管端部外周縁の面取り方法によ
れば、長尺細管束を切断して所定長さを有する短尺細管
束を形成し、該短尺細管束の切断された端面にメッシュ
表示で#300〜#2000の所定粒径を有する砥粒を
端面に対して20〜70°、好ましくは30〜60°の
所定角度で衝突させることにより面取り部を形成するの
で、光ファイバ、光ファイバ保持用毛細管、またはレン
ズ部品を内孔内に保持する光通信用細管を構成する複数
の細管の外周縁を円周方向から均等に加工して全ての光
通信用細管の面取り部を均一に滑らかな凸曲面形状にで
き、かつ面取り部の表面を所定の表面粗さに仕上げるこ
とができ、端部外周縁の欠けが防止された光通信用細管
の製造コストの低減が可能となる実用上優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光通信用細管の説明図であって、
(A)は結晶化ガラス製のフェルール用毛細管のフラン
ジ部材に挿入される面取り部が設けられた後部の端部外
周縁の拡大図、(B)は光通信用部品を保持する保持ガ
ラス管の面取り部が設けられた端部外周縁の拡大図であ
る。
【図2】本発明の面取り方法の説明図であって、(A)
は長尺細管束を形成した後、所定の長さを有する複数の
短尺細管束に切断する説明図、(B)は砥粒を圧縮空気
によって高速に噴射し、砥粒を短尺細管束の切断面に衝
突させて面取り部を形成する説明図、(C)は短尺細管
束から樹脂を取り除いて面取り部が形成されたフェルー
ル用毛細管を取り出す説明図。
【図3】光通信用細管の説明図であって、(A)はフェ
ルール用毛細管のフランジ部材に挿入される面取り部の
説明図、(B)は光通信用部品を保持する保持ガラス管
の面取り部の説明図。
【図4】従来の面取り方法の説明図。
【図5】従来の他の面取り方法の説明図であって、
(A)は部分破断側面図、(B)は平面図。
【符号の説明】
21 フェルール用毛細管 21a、22a 端面 21b、22b 端部外周縁 21c、22c 面取り部 21d、22d 外周面 21e フレア部 22 保持ガラス管 24 太径ガラス管 25 樹脂 27 長尺細管束 28 短尺細管束 28a 切断面 29 砥粒 30 回転台 31 ガンノズル L1 管軸方向の寸法 L2 半径方向の寸法 θ 噴出し角度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス製または結晶化ガラス製の細管か
    らなり、内孔内に光ファイバ、光ファイバ保持用毛細
    管、またはレンズ部品を保持する光通信用細管におい
    て、 前記細管の端部外周縁に、管軸方向及び半径方向の寸法
    が0.01〜0.2mmの外周面と端面とを連続的につ
    なぐ凸曲面形状の面取り部が設けられており、かつ、該
    面取り部の表面粗さのRa値が0.1〜2.0μmであ
    ることを特徴とする光通信用細管。
  2. 【請求項2】 複数本の長尺細管を結束し、該長尺細管
    同士の間隙及び外周面を加熱により溶融除去が可能また
    は溶媒により溶解除去が可能な樹脂で被覆して該長尺細
    管束を形成し、該長尺細管束を切断して所定長さを有す
    る短尺細管束を形成し、切断された該短尺細管束の端面
    にメッシュ表示で#300〜#2000の所定粒径を有
    する砥粒を端面に対して20〜70°の所定角度で円周
    方向から衝突させることにより面取り部を形成すること
    を特徴とする細管端部外周縁の面取り方法。
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