JP3318428B2 - ブロー成形バンパービーム - Google Patents

ブロー成形バンパービーム

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JP3318428B2 JP03006094A JP3006094A JP3318428B2 JP 3318428 B2 JP3318428 B2 JP 3318428B2 JP 03006094 A JP03006094 A JP 03006094A JP 3006094 A JP3006094 A JP 3006094A JP 3318428 B2 JP3318428 B2 JP 3318428B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロー成形されるバン
パービームに係り、特に自動車のリア用のバンパービー
ム等に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、自動車用のバンパービームとし
ては、主に鉄などの金属製のバンパービームが用いられ
ていたが、鉄などでは軽量化や防錆が困難であることか
ら、近年、プラスチック製のバンパービームが用いられ
るようになった。
【0003】このプラスチック製のバンパービームにお
いては、軽量化と強度の向上とが図れるような構造が求
められており、本出願人も肉厚を厚くするなどの重量を
増加させることなく強度を向上させることができるリブ
構造(断面構造)を有するとともに、ブロー成形によっ
て容易にかつ一体的に成形することができるバンパービ
ームとして、特開平4−120145号公報、特開平4
−126755号公報、特開平5−92744号公報に
それぞれ記載されているようなバンパービームを既に提
案している。
【0004】図6に、本出願人が提案したバンパービー
ム60を示す。バンパービーム60は、中空板状とされ
た上枠部61および下枠部62の前方側縁側(バンパー
ビームを車体に取り付けた際に、その車体取付側の面に
対向する面側)を側縁部63によって連結され、断面略
コ字状に形成されたバンパービーム本体64のみで構成
されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このバ
ンパービーム60は、自動車のフロント(前側)用バン
パービームとしては十分な強度を備えているが、フロン
ト用に比べて強度要求レベルの高いリア(後ろ側)用の
バンパービームとして用いるには、バンパービーム60
の肉厚を厚くして強度を向上させなければならず、重量
が大幅に増加するという問題があった。特に、リア用の
バンパービームは、安全性能の要求の高まりに応じて、
5マイル/時ポールテスト(自動車にバンパービームを
装着し、時速5マイルで金属製のポールに衝突させてバ
ンパービームの変形量を測定するテスト)という厳しい
テストに合格するものが要求されるようになり、バンパ
ービーム60でこのテストに合格するためには、その重
量を大幅に増加させなければならないという問題があっ
た。
【0006】本発明の目的は、強度が高くかつ軽量化も
図ることができ、強度要求レベルの高い5マイル/時ポ
ールテストにも合格可能なブロー成形バンパービームを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、強度およ
び軽量性を共に満足できるブロー成形バンパービームを
開発すべく鋭意研究を重ねた結果、樹脂製の補強材をバ
ンパービーム本体内にインサートするとともに、そのイ
ンサート構造を適切に設定することで、その目的を達成
しうることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成
するに至ったものである。
【0008】すなわち、本発明は、樹脂製のバンパービ
ーム本体をブロー成形する際に、前記バンパービーム本
体内に樹脂製の補強材をインサート成形して二重構造と
されたブロー成形バンパービームであって、前記補強材
をその長手方向の寸法が、少なくともバンパービーム本
体に設けられた車体側への取付部材(ステイ)間の間隔
以上(取付部材間の間隔と同じかあるいはそれ以上)の
長さを有するように構成し、また長手方向に直交する前
後方向(バンパービームを自動車に取り付けたときの自
動車の前後方向つまり進行方向)の長さ寸法が前記バン
パービーム本体の前後方向の長さ寸法とほぼ同じとなる
ように形成し、さらに、この補強材の周面を前記バンパ
ービーム本体で被覆(包み覆う)したことを特徴とする
ものである。
【0009】この際、前記補強材を、その長手方向直交
断面が略方形枠状となるように、つまり略四角筒状に形
成して前記バンパービーム本体の上下方向の中間部に配
置し、前記バンパービーム本体の前記補強材の上下位置
部分を、その長手方向直交断面が略方形枠状とされた上
枠部および下枠部から構成することが好ましい。この状
態では、補強材の前後面および上下面はバンパービーム
本体で被覆される。ここで、補強材の上下面を覆うバン
パービーム本体部分を、前記上枠部および下枠部の一部
として構成すれば、構造が簡易となり、加工も容易とな
る点で有利である。
【0010】なお、バンパービーム本体および補強材の
材質は特に限定されないが、バンパービーム本体として
は、例えばメルトインデックスが0.1〜3のポリプロ
ピレン系樹脂70〜99重量%と、平均粒子径10μm
以下および平均アスペクト比3〜20のタルク1〜30
重量%とからなる樹脂組成物が好ましい。また、この組
成物に、1〜10重量%の範囲でHDPE(高密度ポリ
エチレン)を混ぜてもよい。補強材としては、例えば、
(A)メルトインデックス10g/10分以上のプロピ
レン単独重合体又はプロピレン−エチレン共重合体20
〜60重量%とガラス繊維80〜40重量%とから成
り、ペレット長が2〜20mmで、かつ、該ガラス繊維
長がペレット長に実質上等しいペレット5〜70重量部
と、(B)メルトインデックスが3〜20g/10分で
アイソタクチックペンタッド分率が93%以上のプロピ
レン単独重合体又はプロピレン−エチレン共重合体95
〜30重量部と、を全量が100重量部になるように混
合したガラス繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物や、
(A’)メルトインデックス10g/10分以上のプロ
ピレン単独重合体又はプロピレン−エチレン共重合体2
0〜60重量%とガラス繊維80〜40重量%とから成
る混合物100重量部に対し、酸付加量0.1〜10重
量%の酸変性ポリオレフィン1〜10重量部を配合して
成り、ペレット長が2〜20mmで、かつ、該ガラス繊
維長がペレット長に実質上等しいペレット5〜70重量
部と、(B)メルトインデックスが0.1〜20g/1
0分で、アイソタクチックペンタッド分率が93%以上
のプロピレン単独重合体又はプロピレン−エチレン共重
合体95〜30重量部と、を全量が100重量部になる
ように混合したガラス繊維強化ポリオレフィン樹脂組成
物等が用いられる。
【0011】
【作用】このような本発明においては、バンパービーム
内に所定寸法の補強材が所定構造でインサートされてい
るため、バンパービームの軽量化が図れ、強度も向上す
る。すなわち、長手方向の寸法がバンパービーム本体の
取付部材間の間隔寸法以上である補強材を用いているた
め、バンパービームを取付部材間に跨るように配置する
ことができ、これによりバンパービームに加わる荷重は
補強材を介して取付部材で受けとめられてバンパービー
ム本体で受けとめる荷重は少なくなる。このため、バン
パービーム本体の肉厚を厚くして強度を高める必要がな
いため、バンパービーム全体の軽量化が図れる。また、
補強材の前後方向の寸法をバンパービーム本体の前後方
向の寸法とほぼ同じ、つまりインサート状態の補強材の
前後方向をできるだけ長くしたので、バンパービームに
対する前後方向(自動車に取付られたバンパーが通常衝
突する方向、ポールテストにおいても衝突方向)からの
衝撃に対する剛性が高まる。さらに、補強材の周面をバ
ンパービーム本体で被覆しているので、補強材とバンパ
ービーム本体とが互いに補強しあって荷重に対処するた
め、バンパービーム全体の強度が向上される。
【0012】以上のように、本発明においては、構造的
な設定によってバンパービーム全体の強度が向上するた
め、バンパービーム本体や補強材の肉厚を厚くして(重
量を増加させて)強度を向上させる必要がなくなり、軽
量化を図りつつ5マイル/時ポールテストに合格するの
に十分な強度が確保される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本実施例のバンパービーム1の略半
分の構造が示されている。また、図2にはバンパービー
ム1の上面図が示され、図3にはバンパービーム1の長
手方向直交断面構造が示されている。
【0014】バンパービーム1は、成形品の主な外観形
状を形成するバンパービーム本体2と、この本体2内部
にインサート成形された補強材3とを備えている。
【0015】バンパービーム本体2は、図2に示すよう
に、その長手方向が前面側(車体取付面に対向する側、
フロントバンパーとして図示しない車体に装着する場合
には車体前方側、リアバンパーとして車体に装着する場
合には車体後方側)に向かって凸の弓状に湾曲されてい
る。本体2の長手方向直交断面は、図3に示すように、
補強材3の周面を被覆する略方形枠状の被覆部2Aとこ
の被覆部2Aの上下にそれぞれ設けられ、被覆部2Aを
一部含んで略方形枠状(中空状)に形成された上枠部2
Bおよび下枠部2Cを備えた形状とされている。
【0016】バンパービーム本体2の内部にインサート
成形される補強材3は、ブロー成形により形成されたも
のである。この補強材3は、本体2の略全長にわたって
本体2と同様に弓状に延長配置されるとともに、長手方
向直交断面が略台形の中空状とされている。つまり、補
強材3は、図3にも示すように、その前面3A(車体取
付面に対向する面側)は、後面3B(車体取付面側)よ
りも短辺とされ、これらの前面3Aおよび後面3Bの両
端縁間を水平方向に対して僅かに傾斜された傾斜面3
C,3Dが連結するように一体成形されている。また、
図4にも示すように、補強材3の両端には車体連結用の
ステイ4がそれぞれ配置されている。このステイ4は、
金属や樹脂などによって形成されるとともに、複数本例
えば3本のボルト5が一体に固定され、バンパービーム
1の車体(図示せず)への取付けが容易にできるように
なっている。
【0017】バンパービーム本体2および補強材3は、
ブロー成形用のグレードとして市販されている各種ポリ
プロピレンをはじめとする種々の樹脂を用いることがで
きる。特に軽量でかつ機械的強度が高く、耐久性や耐衝
撃性に優れたものとして本出願人が先に提案したブロー
成形材料を用いることが好ましい(特願平5−2766
68号参照)。この材料は、(A)メルトインデックス
が10g/10分以上のプロピレン単独重合体又はプロ
ピレン−エチレン共重合体20〜60重量%とガラス繊
維80〜40重量%とから成り、ペレット長が2〜20
mmで、かつ、該ガラス繊維長がペレット長に実質上等
しいペレット5〜70重量部、又は、(A’)メルトイ
ンデックス10g/10分以上のプロピレン単独重合体
又はプロピレン−エチレン共重合体20〜60重量%と
ガラス繊維80〜40重量%とから成る混合物100重
量部に対し、酸付加量0.1〜10重量%の酸変性ポリ
オレフィン1〜10重量部を配合して成り、ペレット長
が2〜20mmで、かつ、該ガラス繊維長がペレット長
に実質上等しいペレット5〜70重量部と、(B)メル
トインデックスが0.1〜20g/10分で、アイソタ
クチックペンタッド分率が93%以上のプロピレン単独
重合体又はプロピレン−エチレン共重合体95〜30重
量部とを全量が100重量部になるように混合したガラ
ス繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物により構成されて
いる。
【0018】この際、(A)成分又は(A’)成分にお
いては、メルトインデックス(MI)が10g/10分
以上のプロピレン単独重合体又はプロピレン−エチレン
共重合体が用いられる。このMIが10g/10分未満
では樹脂の含浸性が不足し、生産量を上げた場合、ガラ
ス繊維の分散不良が発生するおそれがあり、成形時に繊
維が破断しやすい。前述のプロピレン−エチレン共重合
体としては、結晶性のプロピレン−エチレンブロック共
重合体が好適である。このプロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体としては、通常エチレン単位の含有量が少な
い、例えば、0.01〜2重量%程度のエチレンプロピレン
ランダム共重合体からなる共重合部又はプロピレン単独
重合体から成るホモ重合部と、エチレン単位の含有量が
比較的多い、例えば、10〜70重量%程度のエチレン
プロピレンランダム共重合体から成る共重合部とから構
成された、いわゆる結晶性プロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体として市販されているものを用いることがで
きる。また、このプロピレン−エチレンブロック共重合
体は、前記ホモ重合部又は共重合部がブテン−1などの
α−オレフィン単位を適当な割合で含有するものであっ
てもよい。
【0019】また、(A)成分又は(A’)成分におい
て用いられるガラス繊維としては、含アルカリガラス、
低アルカリガラス、無アルカリガラスのいずれであって
もよく、また形態については、ロービングが好ましく用
いられる。このガラス繊維は適当な表面処理剤で処理し
て用いてもよい。前記表面処理剤としては、例えばシラ
ン系、チタネート系、アルミニウム系、クロム系、ジル
コニウム系、ボラン系カップリング剤などが挙げられる
が、これらの中でシラン系カップリング剤及びチタネー
ト系カップリング剤が好ましく、特にシラン系カップリ
ング剤が好適である。このシラン系カップリング剤とし
ては、例えばトリエトキシシラン、ビニルトリス(β−
メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチ
ル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β
−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメト
キシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、
N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メトカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−
クロロプロピルトリメトキシシランなどが挙げられる。
これらの中でもγ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシランが好適である。
【0020】ガラス繊維を前記表面処理剤で処理する方
法については特に制限はなく、従来慣用されている方
法、例えば水溶液法、有機溶媒法、スプレー法など、任
意の方法を用いることができる。通常このようにして表
面処理された平均繊維径3〜20μmのガラス繊維を適
当な収束剤で収束したガラスロービングが用いられる。
この収束剤としては、例えばウレタン系、アクリル系、
ブタジエン系、エポキシ系などがあり、いずれも用いる
ことができるが、これらの内ウレタン系が好ましい。こ
のウレタン系収束剤は、通常ジイソシアネート化合物と
多価アルコールとの重付加反応により得られるポリイソ
シアネートを50重量%以上の割合で含有するものであ
って、油変性型、湿気硬化型、ブロック型などの1液タ
イプ及び触媒硬化型、ポリオール硬化型などの2液タイ
プがあるが、いずれも用いることができる。
【0021】前記プロピレン単独重合体又はプロピレン
−エチレン共重合体とガラス繊維とは、それぞれ20〜
60重量%と80〜40重量%との割合で配合すること
が必要である。ガラス繊維の量が40重量%未満では引
抜きが困難であるとともに経済的に不利であるし、80
重量%を超えると樹脂の含浸性が低下して、ガラス繊維
の分散不良が発生する。
【0022】また、バンパービーム本体2や補強材3に
用いられる組成物においては、得られるガラス繊維強化
ポリオレフィン樹脂組成物の強度を更に向上させるため
に、所望により前記樹脂成分とガラス繊維との混合物
に、更に酸変性ポリオレフィンを配合してもよい。この
酸変性ポリオレフィンに使用されるポリオレフィンとし
ては、例えばポリプロピレンや、ポリエチレン、エチレ
ン−α−オレフィン共重合ゴム、エチレン−α−オレフ
ィン−非共役ジエン系化合物共重合体(例えばEPDM
など)、エチレン−芳香族モノビニル化合物−共役ジエ
ン系化合物共重合ゴムなどが用いられる。また、前記α
−オレフィンとしては、例えばプロピレン、ブテン−
1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン
−1などが挙げられ、これらは1種用いてもよいし、2
種以上を組み合わせて用いてもよい。これらのポリオレ
フィンの中では、ホモポリプロピレンが好ましい。
【0023】更に、変性に用いられるカルボン酸として
は、不飽和カルボン酸及びその誘導体が挙げられ、この
不飽和カルボン酸としては、例えばアクリル酸、メタク
リル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、クロトン
酸、シトラコン酸、ソルビン酸、メサコン酸、アンゲリ
カ酸などが挙げられ、またその誘導体としては、酸無水
物、エステル、アミド、イミド、金属塩などがあり、例
えば無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン
酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸ブチル、マレイン酸モノエチルエ
ステル、アクリルアミド、マレイン酸モノアミド、マレ
イミド、N−ブチルマレイミド、アクリル酸ナトリウ
ム、メタクリル酸ナトリウムなどを挙げることができ、
特に無水マレイン酸が好ましい。
【0024】これらの不飽和カルボン酸やその誘導体
は、前記ポリオレフィンを変性する場合、1種用いても
よいし、2種以上を組み合わせてもよく、また変性方法
については特に制限はなく、公知の種々の方法を用いる
ことができる。例えばこのポリオレフィンを適当な有機
溶媒に溶解し、不飽和カルボン酸やその誘導体及びラジ
カル発生剤を添加してかきまぜ、加熱する方法、あるい
は前記各成分を押出機に供給してグラフト共重合を行う
方法などを用いることができる。
【0025】この酸変性ポリオレフィンにおける酸付加
量は0.1〜10重量%の範囲で選ばれる。この付加量
が0.1重量%未満では強度の改良効果が十分に発揮さ
れないし、10重量%を超えるとこれ以上酸が付加され
にくく、むしろ付加されない酸が増え、機械的強度や衝
撃強度が低下する場合がある。この酸変性ポリオレフィ
ンは1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用い
てもよく、また、その配合量は、前記樹脂成分とガラス
繊維との混合物100重量部に対して、1〜10重量部
の範囲で選ぶことが必要である。この量が1重量部未満
では強度の改良効果が十分に発揮されないし、10重量
部を超えるとその量の割には強度の改良効果の向上はみ
られず、むしろ経済的に不利となる上、衝撃強度が低下
する場合がある。
【0026】前記(A)成分又は(A’)成分は、前記
のようにして得られた混合物を引抜き法により、長さが
2〜20mmになるようにペレットを調製することが必
要である。この場合、このペレット中のガラス繊維の長
さは、実質上ペレットの長さと等しくなる。このペレッ
トの長さが2mm未満では機械的強度及び衝撃強度が劣
るし、20mmを超えると成形時に分級が発生しやす
く、物性にバラツキが生じるとともに、成形時に噛み込
み不良などが発生しやすくなる。
【0027】前記(B)成分としては、MIが0.1〜
20g/10分、好ましくは6〜15g/10分のプロ
ピレン単独重合体又はプロピレン−エチレン共重合体が
用いられる。このプロピレン−エチレン共重合体として
は、前記(A)成分又は(A’)成分の場合と同じよう
なものを用いることができる。このMIが0.1g/1
0分未満では剛性が低下し、成形に劣り、外観が不良に
なるとともに、ドライブレンド成形時に長繊維が破断し
やすくなり、材料として十分な剛性が得られない場合が
ある。一方、20g/10分を超えると、長繊維ガラス
繊維を含有する場合においても、耐ドローダウン性が不
足し、成形ができない場合がある。
【0028】また、前記(B)成分のMI領域では、通
常、ブロー成形は勿論、その他の押出し成形も困難であ
るが、前記(A)成分又は(A’)成分をブレンドする
ことにより、成形性が著しく向上し、ブロー成形可能と
なる。更に、一般のブロー成形用低MI(例えば、MI
が 0.5g/10分)のポリプロピレンに比べ、前記
(B)成分におけるMI領域の方が、高結晶性のものが
得られ易く、かつ、成形時の繊維破断抑制効果もあるた
め、軽量で高強度の補強材3やバンパービーム本体2が
得られる。
【0029】(B)成分としてアイソタクチックペンタ
ッド分率が93%以上のプロピレン単独重合体又はプロ
ピレン−エチレン共重合体が用いられる。アイソタクチ
ックペンタッド分率が93%未満では補強材3として十
分な剛性が得られない。前記(A)成分又は(A’)成
分5〜70重量部と(B)成分95〜30重量部とを全
量が100重量部になるように混合することが必要であ
る。(A)成分又は(A’)成分が5重量部未満では、
機械的強度及び衝撃強度が劣るし、70重量部を超える
と成形性が低下し、外観不良となる。
【0030】前記ガラス繊維強化ポリオレフィン樹脂組
成物には、所望に応じ、本発明の目的がそこなわれない
範囲で、前記ガラス繊維以外の繊維状強化剤、タルク、
マイカ、ガラスフレークなどの無機系充填剤や有機系充
填剤、他の熱可塑性樹脂、滑剤、着色剤、安定剤、酸化
防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、可塑剤、
耐候剤などを添加することができる。例えば、難燃性を
付与する目的で、樹脂組成物に所望に応じ各種のハロゲ
ン系難燃剤を配合することができる。難燃性の付与効果
を更に増すために、三酸化アンチモン等の難燃助剤と併
用することもできる。前記難燃剤としては、例えばデカ
ブロモジフェニルオキシド、テトラブロモビスフェノー
ルAエポキシ系、オクタブロモジフェニルオキシド、テ
トラブロモビスフェノールA、テトラブロモブスフェノ
ールSなどが挙げられる。
【0031】なお、バンパービーム本体2と補強材3と
は、上記材質のものに限らない。特に、上記のものは補
強材3の材質に適しており、バンパービーム本体2はブ
ロー成形用のグレードとして市販されている各種ポリプ
ロピレン等が利用できる。従って、バンパービーム本体
2と補強材3とは、同一材質のものに限らず、異なる材
質の樹脂を用いてもよい。
【0032】次に、本実施例のバンパービーム1の製造
手順について説明する。まず、補強材3を、例えば、前
記(A)又は(A’)成分と(B)成分とのドライブレ
ンド品をブロー成形機に直接供給することなどで成形す
る。そして、この予め成形した補強材3を金型10に取
り付ける。この補強材3は、両端のステイ4を介して金
型10に取り付けられたり、適宜なブラケットを介して
金型10に取り付けられる。
【0033】次に、図5(A)に示すように、図示しな
い押出装置等で溶融された樹脂をダイヘッド11を通し
てパリソン12を形成し、このパリソン12を金型10
間に送り出す。そして、図示しない型締め装置により金
型10の型締めを行い、図5(B)に示すように、バン
パービーム本体2をブロー成形する。この際、補強材3
は、パリソン12内に押し込まれ、それに伴い樹脂は図
5(A)に示す補強材3と金型10との隙間13まで回
り込み、補強材3の各周囲(前面3A、後面3B、傾斜
面3C,3D)はバンパービーム本体2で被覆される。
【0034】このような本発明によれば、補強材3がバ
ンパービーム本体2の略全長にわたって形成されている
とともに、その両端が車体取付用のステイ4に接してい
るため、衝突等によりバンパービーム1に加わる荷重
は、樹脂製のバンパービーム本体2だけでなく、補強材
3を通してステイ4部分で受けとめることができ、バン
パービーム1全体の機械的強度を向上させることができ
る。
【0035】また、補強材3の前後方向の長さが、バン
パービーム本体2の前後方向の長さに略等しい寸法とさ
れているため、特に自動車の追突事故等のようにバンパ
ービーム1の前後方向からの衝撃に対する強度を向上さ
せることができる。
【0036】さらに、補強材3の周面をバンパービーム
本体2で被覆(包み覆う)して一体化しているので、例
えば補強材3に荷重が加わって補強材3が押された場合
などにはバンパービーム本体2が補強材3の移動をおさ
えることができ、バンパービーム本体2および補強材3
が互いに補強し合うことでバンパービーム1全体の強度
を向上させることができる。以上の構造的な特性による
強度の向上により、従来のように強度向上のために樹脂
の肉厚を厚くする必要がなく、バンパービーム1全体の
重量を軽量化しながら5マイル/時ポールテストもクリ
アできる強度を得ることができる。
【0037】また、前記実施例に例示したような樹脂を
用いれば、樹脂自体の特性として軽量でかつ機械的強度
が強く、耐久性や耐衝撃性に優れ、かつ寸法精度にも優
れたバンパービーム本体2および補強材3とすることが
でき、構造的な特性と相まってバンパービーム1の軽量
化および高強度をより一層達成することができる。その
上、ブロー成形時の耐ドローダウン性や深絞り性等の成
形加工性やコストパフォーマンス等も優れたものにでき
る。
【0038】また、従来バンパービームとして利用され
ることのあったPP含浸GFマット(ポリプロピレン含
浸ガラス繊維補強マット)は、通常、長繊維のグラスフ
ァイバーを樹脂内に整然と配置させて強度を向上させて
いるため、リサイクルした場合に性能が低下してしま
い、実用が難しかった。つまり、樹脂をリサイクルする
場合には、通常成形時に発生するバリ等を回収してクラ
ッシャーでペレットとし、このペレットを成形機内で溶
融、混練して射出成形やブロー成形によって成形してい
たが、この成形機での混練によって長繊維は乱雑に配置
されてしまうため、強度等の性能は繊維を整然と配置し
ていたときに比べて低減してしまうという問題があっ
た。これに対し、前述の樹脂では、通常、補強用として
短繊維のガラス繊維を用いており、リサイクルしても性
能が低下することがなく、リサイクル性も優れたものに
できる。
【0039】実験例 次に、本発明の効果を確認するために行った実験例につ
いて説明する。この実験例は、前記実施例のバンパービ
ーム1と、前記実施例とは構造の異なるバンパービーム
60,70,80,90との重量やポールテストの結果
を調べたものである。なお、構造的な相違を確認するた
め、材質は各実施例および比較例で共通させている。ま
た、図6に示すバンパービーム60(比較例1)は、前
述の通り、補強材を含まない従来例のバンパービームで
ある。図7に示すバンパービーム70(比較例2)は、
補強材72の長手方向の寸法をバンパービーム本体71
よりも短くしてステイ4まで届かない構造としたもので
ある。図8に示すバンパービーム80(比較例3)は、
補強材82の前後方向の長さをバンパービーム本体81
よりも短くしたものである。図9に示すバンパービーム
90(比較例4)は、補強材92の後端側をバンパービ
ーム本体91から露出させ、さらに衝撃吸収材93を加
えたものである。
【0040】この実験結果を表1に示す。この際、バン
パービーム本体2,64,71,81,91としては、
MIが0.5g/10分のポリプロピレン70重量%
と、MIが0.04g/10分のHDPE(高密度ポリ
エチレン)20重量%と、タルク10重量%とからなる
樹脂を使用した。また、補強材としては、前述の(A)
成分または(A’)成分として、プロピレン単独重合体
またはプロピレン−エチレン共重合体が40重量%、ガ
ラス繊維が60重量%の配合比のものを用いた。この時
のガラス繊維の直径は13μm、ペレット長は10mm
であった。
【0041】
【表1】
【0042】実験例と比較例1(補強材無し)との比較
により、5マイル/時ポールテストでは、実験例は比較
例1の約半分の変形量しかなく、バンパービーム1の破
損もないことから、重量(使用樹脂量)にほとんど差が
無くても、本発明によれば補強材3のインサート構造を
工夫することで、比較例1に比べて機械的強度が約2倍
に向上していることが判る。また、比較例1であっても
2.5マイル/時および5マイル/時の各ペンデュラム
試験に合格していることから、5マイル/時ポールテス
トのほうが各ペンデュラム試験よりも高い強度が要求さ
れ、本発明の実験例のように5マイル/時ポールテスト
に合格すれば、各ペンデュラム試験にも合格することが
判る。
【0043】一方、実験例と比較例2との比較から、補
強材をインサートしても、その補強材がステイ4まで延
長されていなければ、強度が低下することが判る。ま
た、実験例と比較例3との比較から、補強材の前後方向
の長さがバンパービーム本体よりも短い場合には、樹脂
の肉厚を厚くしなければつまり重量を増加させなければ
実施例と同様の強度は得られないことが判る。
【0044】さらに、実験例と比較例4との比較から、
補強材の周面をバンパービーム本体で被覆して露出させ
ないようにしなければ、衝撃吸収材93を設けていても
強度が低下することが判る。以上の実験結果から、本発
明によれば、バンパービーム1の軽量化と機械的強度の
向上化とを図れ、耐久性や耐衝撃性等の各種特性に優れ
たバンパービーム1とすることができることが実証され
た。
【0045】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は前記実施例に含まれるものである。例え
ば、本発明のバンパービーム本体2および補強材3の材
質は前述したものに限定されず、実施にあたって適宜設
定すればよい。また、バンパービーム本体2および補強
材3の材質は同一のものでもよいし、各部材毎に異なる
材質の樹脂を用いてもよい。なお、樹脂をガラス繊維で
補強する場合、前述のように、短繊維のものを用いれ
ば、樹脂内にランダムに配合されるため、リサイクルし
ても性能が低下しない利点がある。
【0046】また、補強材3を金型10に取り付ける際
に、複数のブラケットを配置して金型10を支持する場
合、そのブラケット部分には樹脂が回り込まないため、
補強材3の一部にバンパービーム本体2が被覆しない部
分が発生することになるが、このようなバンパービーム
本体2が被覆せずに補強材3が露出する部分が数カ所形
成されても、補強材3はそれ以外の部分ではバンパービ
ーム本体2で被覆されているため強度的に問題とはなら
ない。従って、本発明において補強材3の周囲をバンパ
ービーム本体が被覆するとは、全周面を完全に被覆する
場合だけではなく、ブラケット等によって多少の未被覆
部(補強材3が露出する部分)を有する場合も含むもの
である。
【0047】さらに、バンパービーム本体2や補強材3
の形状も前記実施例に限定されず、バンパーの形状等に
応じて適宜設定すればよい。但し、軽量化と強度とのバ
ランスをとるため、補強材3やバンパービーム本体2の
上枠部2B、下枠部2Cは中空枠状に形成されているこ
とが好ましい。また、本発明は、特に自動車のリア用バ
ンパーのバンパービームに好適であるが、フロント用の
バンパービームとして用いてもよい。また、本発明のバ
ンパービームが装着される自動車としては、小型車や普
通車等の一般の自動車に限らず、トラックやバスなどに
も適用でき、バンパーを設ける各種の自動車に利用する
ことができる。
【0048】
【発明の効果】本発明のブロー成形バンパービームによ
れば、バンパービーム本体内に補強材をインサートする
とともに、その補強材の寸法やインサート構造を適切に
設定したので(補強材の長手方向の寸法をバンパービー
ム本体の取付部材間の間隔以上にして取付部材間に跨っ
て配置可能とし、長手方向に直交する前後方向の長さ寸
法をバンパービーム本体の前後方向の長さ寸法とほぼ同
じとし、さらに補強材の周面をバンパービーム本体で被
覆したので)、バンパービームの機械的強度を肉厚を厚
くすることなく向上できる。これにより、本発明のバン
パービームは、軽量化および強度向上をバランスよく達
成することができ、5マイル/時ポールテストにも合格
することができるという効果がある。
【0049】本発明において、長手方向直交断面が略方
形枠状に形成された補強材を、バンパービーム本体の上
下方向の中間部に配置し、バンパービーム本体の補強材
の上下位置に長手方向直交断面が略方形枠状とされた上
枠部および下枠部を備えて構成すれば、各部材が中空枠
状に形成されてより一層の軽量化がはかれるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のバンパービームの略半分を
示す斜視図である。
【図2】図1の実施例のバンパービームの上面図であ
る。
【図3】図3のIII-III 線に沿った断面図である。
【図4】図1の実施例に用いられる補強材の一実施例の
略半分を示す斜視図である。
【図5】図1の実施例のバンパービーム製造過程を示す
説明図である。
【図6】本発明の従来例(比較例1)のバンパービーム
の略半分を示す斜視図である。
【図7】本発明の比較例2のバンパービームの略半分を
示す斜視図である。
【図8】本発明の比較例3のバンパービームの略半分を
示す斜視図である。
【図9】本発明の比較例4のバンパービームの略半分を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1,60,70,80,90 バンパービーム 2,64,71,81,91 バンパービーム本体 3,72,82,92 補強材 4 取付部材としてのステイ 5 ボルト 10 金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 31:30 B29L 31:30 (56)参考文献 特開 平5−92744(JP,A) 特開 平4−120145(JP,A) 特開 平4−126755(JP,A) 特開 昭59−230847(JP,A) 実開 昭58−155356(JP,U) 実開 平3−49144(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 19/03 B60R 19/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製のバンパービーム本体をブロー成
    形する際に、前記バンパービーム本体内に樹脂製の補強
    材をインサートして二重構造とされたブロー成形バンパ
    ービームであって、 前記補強材は、その長手方向の寸法が少なくともバンパ
    ービーム本体に設けられた車体側への取付部材間の間隔
    以上の長さ寸法を有し、長手方向に直交する前後方向の
    長さ寸法がバンパービーム本体の前後方向の長さ寸法と
    ほぼ同じとされ、かつ前記補強材の周面が前記バンパー
    ビーム本体で被覆されていることを特徴とするブロー成
    形バンパービーム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブロー成形バンパービー
    ムにおいて、前記補強材は、その長手方向直交断面が略
    方形枠状に形成されて前記バンパービーム本体の上下方
    向の中間部に配置され、前記バンパービーム本体は前記
    補強材の上下位置にその長手方向直交断面が略方形枠状
    とされた上枠部および下枠部を備えて構成されているこ
    とを特徴とするブロー成形バンパービーム。
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