JP3318159B2 - 平板屋根材とその施工法 - Google Patents

平板屋根材とその施工法

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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平板の屋根材、特
に幅が広い大型の平板屋根材と、その平板屋根材を位置
決めして配列する施工法に関する。
【0002】
【従来の技術】平板屋根材は、セメント板の薄い平板で
あり、表面の左右の両端、棟側の上端と中央部にそれ
ぞれ浅い溝を刃物で削って浅い溝形状の合わせマーク
を設けている。合わせマークは、施工の際、平板屋根材
の位置決めに利用する。
【0003】平板屋根材を施工する場合、傾斜した屋根
野地板の上に、軒側の第1列の平板屋根材をその左右の
端を突き合わせて左右方向に一列に配列し、第2列の平
板屋根材を、その軒側の下部を第1列の平板屋根材の棟
側の上部に被せ、かつ、第1列の平板屋根材と半幅分左
右方向にずらして、第1列の平板屋根材と同様に配列
し、第3列以降の平板屋根材も第2列の平板屋根材と同
様に配列する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、平板屋根材
の表面に合わせマークを設ける場合、表面の中央部は、
表面の端に比較して、位置決めし難いので、合わせマー
クを設け難い。更に、浅い溝を刃物で削って合わせマー
クを設ける場合、表面の中央部は、表面の端に比較し
て、合わせマークの溝を切削し難い。
【0005】また、平板屋根材を施工する場合、表面の
中央部の合わせマークは、表面の端の合わせマークに比
較して、見つけ難い。
【0006】また、左右方向の幅が広い例えば1m位
の大型の平板屋根材を施工する場合、平板屋根材の位置
決めを一枚の平板屋根材における左右の両端の合わせ
マークを利用して行なうと、左右の両端の合わせマーク
が平板屋根材の広い幅分、例えば1m位も離れているの
で、一人では、位置決めを迅速かつ正確に行なうことが
できない。
【0007】
【課題を解決するための手段】平板屋根材をその左右の
端を突き合わせて左右方向に一列に配列し、その上の列
の平板屋根材を、その下部を下の列の平板屋根材の上部
に被せ、かつ、下の列の平板屋根材と半幅分左右方向に
ずらして、下の列の平板屋根材と同様に配列する平板屋
根材において、平板屋根材1は、図1に例示するよう
に、表面の上端に合わせマーク2を左右の中央位置に設
け、表面の左右の両端に、それぞれ、合わせマーク3,
4を上下の2個所に設けて、上側の合わせマーク3の表
面下端からの距離aと下側の合わせマーク4の表面上端
からの距離aを同一にした。
【0008】この平板屋根材1を施工するに当たり、各
列の平板屋根材を左から右に配列する場合は、次の通り
である。
【0009】上の列の最初の平板屋根材21を位置決め
するときは、図2と図3に例示するように、平板屋根材
21の下端を下の列の平板屋根材11の右端の下側の合
わせマーク4に合わせると共に、上の列の平板屋根材2
1の左端の上側の合わせマーク3を下の列の平板屋根材
11の上端に合わせる。また、上の列の平板屋根材21
の左端を下の列の平板屋根材11の上端の合わせマーク
2に合わせる。
【0010】上の列の2番目以降の平板屋根材22を位
置決めするときは、図4と図5に例示するように、上の
列の平板屋根材22の下端を下の列の平板屋根材12の
右端の下側の合わせマーク4に合わせると共に、上の列
の平板屋根材22の左端の上側の合わせマーク3を同じ
列の平板屋根材21の右端の上側の合わせマーク3に合
わせる。また、上の列の平板屋根材22の左端を同じ列
の平板屋根材21の右端に突き合わせる。
【0011】各列の平板屋根材を上記の場合と逆に右か
ら左に配列する場合は、平板屋根材の左端と右端が入れ
替わるだけで上記の場合と同様である。
【0012】
【発明の効果】平板屋根材は、合わせマークを、表面の
中央部に設けずに、表面の端に設けているので、合わせ
マークを設け易く、見つけ易い。
【0013】また、平板屋根材を施工する場合、平板屋
根材の位置決めは、平板屋根材の左半分または右半分の
範囲内にある合わせマークと端を利用して行なうので、
左右方向の幅が広い大型の平板屋根材を施工する場合で
も、一人で位置決めを迅速かつ正確に行なうことができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】平板屋根材1は、繊維混入セメン
ト板の薄い平板であり、図1に示すように、横長長方形
の上側の左側部と右側部をそれぞれ左下がりと右下がり
に直線状または曲線状に切り欠いた形状である。
【0015】実施例では、平板屋根材1の寸法は、幅W
が90cm位で、高さLが45cm位であり、厚さが6mm位
である。
【0016】平板屋根材1の表面には、図1に示すよう
に、上端に合わせマーク2を左右の中央位置に設け、左
右の両端に、それぞれ、合わせマーク3,4を上下の2
個所に設けて、上側の合わせマーク3の下端からの距離
aと下側の合わせマーク4の上端からの距離aを同一に
している。
【0017】合わせマーク2,3,4は、平板屋根材1
の表面の上端と左右の両端に、それぞれ、浅い溝を刃物
で削って浅い溝形状に形成している。
【0018】平板屋根材1は、合わせマーク2,3,4
を、表面の中央部に設けずに、表面の端に設けているの
で、合わせマーク2,3,4を設け易く、見つけ易い。
【0019】平板屋根材1には、図1に示すように、複
数の釘孔5を所定の位置に設けている。平板屋根材1の
各釘孔5から釘を屋根下地の野地板に打ち込んで、平板
屋根材1を野地板に固定する。
【0020】この平板屋根材1を施工するに当たり、各
列の平板屋根材を左から右に配列する場合は、傾斜した
野地板の上に、先ず、図2に実線で示すように、軒側の
第1列の平板屋根材11,12,13,をその左右の
端を突き合わせて左右方向に一列に配列する。
【0021】次に、第2列の最初の平板屋根材21の位
置決めは、図2と図3に示すように、第2列の平板屋根
材21の軒側下端を第1列の平板屋根材11の右端の下
側の合わせマーク4に合わせると共に、第2列の平板屋
根材21の左端の上側の合わせマーク3を第1列の平板
屋根材11の棟側の上端に合わせ、また、第2列の平板
屋根材21の左端を第1列の平板屋根材11の上端の合
わせマーク2に合わせる。
【0022】第2列の2番目の平板屋根材22の位置決
めは、図4と図5に示すように、第2列2番目平板屋根
材22の下端を第1列の平板屋根材12の右端の下側の
合わせマーク4に合わせると共に、第2列2番目平板屋
根材22の左端の上側の合わせマーク3を第2列の最初
の平板屋根材21の右端の上側の合わせマーク3に合わ
せ、また、第2列2番目平板屋根材22の左端を第2列
の最初の平板屋根材21の右端に突き合わせる。
【0023】第2列の3番目以降の平板屋根材23,
の位置決めは、第2列の2番目の平板屋根材22のそれ
と同様に行なう。
【0024】すると、第2列の平板屋根材21,22,
23,は、図6に示すように、その軒側の下部が第1
列の平板屋根材11,12,13,の棟側の上部に被
さり、かつ、第1列の平板屋根材11,12,13,
と半幅W/2分右方向にずれて、第1列の平板屋根材1
1,12,13,と同様に配列される。
【0025】第2列の平板屋根材21,22,23,
の下部が第1列の平板屋根材11,12,13,の上
部に被さる上下方向の距離は、平板屋根材1の上側の合
わせマーク3の下端からの距離aであり、下側の合わせ
マーク4の上端からの距離aである。
【0026】第3列についても、最初の平板屋根材31
の位置決めは、図6に示すように、第2列の最初の平板
屋根材21のそれと同様に行なう。2番目以降の平板屋
根材32,の位置決めは、図7に示すように、第2列
の2番目以降の平板屋根材22,のそれと同様に行な
う。
【0027】第4列についても、平板屋根材41,4
2,の位置決めは、図8に示すように、第3列の平板
屋根材31,32,のそれと同様に行なう。
【0028】すると、図8に示すように、各列の平板屋
根材は、その左右の端を突き合わせて左右方向に一列に
配列し、上の列の平板屋根材は、その下部が下の列の平
板屋根材の上部に被さり、かつ、下の列の平板屋根材と
半幅分右方向にずれる。
【0029】平板屋根材1を施工するに当たり、各列の
平板屋根材を右から左に配列する場合は、平板屋根材の
左端と右端が入れ替わるだけで上記の場合と同様であ
る。
【0030】各列の平板屋根材を右から左に配列する場
合、例えば、第2列の最初の平板屋根材21の位置決め
は、図9に示すように、第2列の平板屋根材21の下端
を第1列の平板屋根材11の左端の下側の合わせマーク
4に合わせると共に、平板屋根材21の右端の上側の合
わせマーク3を第1列の平板屋根材11の上端に合わ
せ、また、平板屋根材21の右端を第1列の平板屋根材
11の上端の合わせマーク2に合わせる。
【0031】第2列の2番目の平板屋根材22の位置決
めは、図10に示すように、第2列 平板屋根材22の
下端を第1列の平板屋根材12の左端の下側の合わせマ
ーク4に合わせると共に、平板屋根材22の右端の上側
の合わせマーク3を第2列の最初の平板屋根材21の左
端の上側の合わせマーク3に合わせ、また、平板屋根材
22の右端を第2列の最初の平板屋根材21の左端に突
き合わせる。
【0032】平板屋根材1を施工する場合、平板屋根材
1の位置決めは、平板屋根材1の左半分または右半分の
範囲内にある合わせマーク2,3,4と端を利用して行
なうので、幅Wが広い大型の平板屋根材1を施工する場
合でも、一人で位置決めを迅速かつ正確に行なうことが
できる。
【0033】なお、平板屋根材1表面の左右の両端に設
ける上下の合わせマーク3,4は、細長い長方形と細長
い三角形のように異なる形状にすると、更に、見つけ易
くなり、位置決めし易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の平板屋根材の斜視図。
【図2】実施形態において第1列の平板屋根材を配列し
た後に第2列の最初の平板屋根材を配列する際の平面
図。
【図3】実施形態において第1列の平板屋根材と第2列
の最初の平板屋根材を配列した状態の平面図。
【図4】実施形態において第2列の最初の平板屋根材を
配列した後に第2列の2番目の平板屋根材を配列する際
の平面図。
【図5】実施形態において第1列の平板屋根材と第2列
の最初と2番目の平板屋根材を配列した状態の平面図。
【図6】実施形態において第2列の平板屋根材を配列し
た後に第3列の最初の平板屋根材を配列する際の平面
図。
【図7】実施形態において第3列の最初の平板屋根材を
配列した後に第3列の2番目の平板屋根材を配列する際
の平面図。
【図8】実施形態において第1列〜第4列の平板屋根材
を配列した状態の平面図。
【図9】実施形態において平板屋根材を右から左に配列
する場合に第1列の平板屋根材と第2列の最初の平板屋
根材を配列した状態の平面図。
【図10】実施形態において平板屋根材を右から左に配
列する場合に第1列の平板屋根材と第2列の最初と2番
目の平板屋根材を配列した状態の平面図。
【符号の説明】
1 平板屋根材 2 上端の合わせマーク 3 左端と右端の上側の合わせマーク 4 左端と右端の下側の合わせマーク a 上側の合わせマークの下端からの距離,下側の合わ
せマークの上端からの距離11,12,13 軒側の第1列の平板屋根材 21,22,23 第2列の平板屋根材 31,32 第3列の平板屋根材 41,42 第4列の平板屋根材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板屋根材をその左右の端を突き合わせ
    て左右方向に一列に配列し、その上の列の平板屋根材
    を、その下部を下の列の平板屋根材の上部に被せ、
    つ、下の列の平板屋根材と半幅分左右方向にずらして、
    下の列の平板屋根材と同様に配列する平板屋根材におい
    て、 表面の上端に合わせマークを左右の中央位置に設け、表
    面の左右の両端に、それぞれ、合わせマークを上下の2
    個所に設けて、上側の合わせマークの表面下端からの距
    離と下側の合わせマークの表面上端からの距離を同一に
    したことを特徴とする平板屋根材。
  2. 【請求項2】 合わせマークは、平板屋根材の表面の上
    端と左右の両端に、それぞれ、溝を削って溝形状に形成
    したことを特徴とする請求項1に記載の平板屋根材。
  3. 【請求項3】 平板屋根材をその左右の端を突き合わせ
    て左右方向に一列に配列し、その上の列の平板屋根材
    を、その下部を下の列の平板屋根材の上部に被せ、
    つ、下の列の平板屋根材と半幅分左右方向にずらして、
    下の列の平板屋根材と同様に配列する平板屋根材の施工
    法において、 平板屋根材は、請求項1または2に記載の平板屋根材で
    あり、 平板屋根材の位置決めは、上の列の平板屋根材の下端を
    下の列の平板屋根材の右端または左端の下側の合わせマ
    ークに合わせると共に、上の列の平板屋根材の左端また
    は右端の上側の合わせマークを下の列の平板屋根材の上
    端または同じ列の平板屋根材の右端または左端の上側の
    合わせマークに合わせ、また、上の列の平板屋根材の左
    端または右端を、下の列の平板屋根材の上端の合わせマ
    ークに合わせ、または、同じ列の平板屋根材の右端また
    は左端に突き合わせることを特徴とする平板屋根材の施
    工法。
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