JP7439777B2 - 小屋組み構造 - Google Patents

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Description

本発明は、隅棟部及び谷部を有する勾配屋根の小屋組み構造に関する。
従来より、木造建築物において、勾配屋根の小屋組みを形成する場合は、野地板の下地となる垂木材を軒桁や母屋などの横架材に直接架けることが知られている。屋根勾配に沿って傾斜する垂木材は、通常、横架材の水下側の角部に形成された垂木堀りと呼ばれる切欠き溝に下端部を嵌め込まれるので、水平方向へ位置ずれすることがない。昨今、この垂木堀りは、予め横架材を精度の高い木工機械でプレカット加工することによって形成されるため、座掘り形状や水平方向の位置などを均一に保つことが可能となっている。しかしながら、使用する木工機械の種類や仕様が工場ごとに異なると、垂木堀りの下端の基準点が様々になってしまい、施工現場で垂木材を設置した際に、建物の最高高さが建築基準法上の高さ制限に抵触する可能性がある。そこで、横架材に直接垂木堀りを形成せず、横架材の上面に設置した板材に垂木掘りを形成する構造が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の発明には、軒桁や母屋などの横架材の上面に板状の垂木台を設置し、垂木台に形成された断面視三角形状の垂木掘りに垂木材を嵌め込む構造について記載されている。垂木掘りはそれぞれ下端の位置が揃っているため、施工現場で垂木材を設置した際に、建物の最高高さを設計通りの高さとすることができる。
特開2018-184634号公報
ところで、寄棟屋根のように隅棟部や谷部が生じる小屋組みの場合、垂木材以外に隅木材や谷木材などの斜材を横架材又は柱材や小屋束材などの垂直材に架設する必要がある。一般的に、隅木材及び谷木材は、上端部のみが屋根勾配に沿って山型状又は谷型状に加工されており、下面が平面状の下端部は、横架材の上面又は垂直材の上面に形成された切欠き溝に嵌め込まれる。通常、これらの斜材は垂木材よりも幅広であるため、切欠き溝は、横架材及び垂直材の上面を大きくそぎ落として形成しなければならず、断面欠損により横架材及び垂直材の構造強度が低下する虞がある。このような場合、特許文献1に記載の垂木台に隅木材及び谷木材を受ける切欠き溝を設ければ、横架材及び垂直材の構造強度を保持することができるが、隅木材及び谷木材は延出する方向が垂木材とは異なるため、切欠き溝の形状が複雑となりやすく、加工が手間となる。
そこで、本発明は上述した課題を鑑みてなされたものであって、隅棟部や谷部を有する勾配屋根において、各所に設置される斜材の基準高さを揃えるとともに、隅木材及び谷木材の制作手間を抑え、且つ、これら斜材と横架材又は垂直材との接合を容易とする小屋組み構造を提供することを目的とする。
本発明の第1の小屋組み構造は、隅棟部及び谷部を有する勾配屋根の小屋組み構造であって、前記隅棟部に配置される隅木材と、前記谷部に配置される谷木材と、前記勾配屋根の平部に水平方向へ間隔を開けて配置され、且つ、屋根勾配に沿って傾斜する複数の垂木材と、前記複数の垂木材に直交し、少なくとも前記複数の垂木材と前記谷木材とを下から支持する長尺な横架材、及び前記隅木材を下から支持する垂直材のそれぞれの上面に載置される受け板材と、を備え、前記受け板材は、前記横架材の直線状部分に設置される第1板材と、前記垂直材又は前記横架材の前記隅木材との取り合い部分に設置される第2板材と、前記第1板材と前記第2板材との間に設置される第3板材と、前記横架材の前記谷木材との取り合い部分に設置される第4板材と、を有し、前記第1板材は、上面に、前記複数の垂木材の各々の下端部を嵌め込む複数の第1切欠き溝を形成され、前記第2板材は、上面に、前記隅木材の下面を受ける第1傾斜面を形成され、前記第3板材は、上面に、垂木材の下端部を嵌め込む第2切欠き溝、及び前記隅木材の下面を受ける第2傾斜面を形成され、前記第4板材は、上面に、前記垂木材の下端部を嵌め込む第3切欠き溝、及び前記谷木材の下面を受ける第3傾斜面を形成され、前記隅木材の下面が、幅方向の中心を頂点とした上側を凸となる山形状に形成されており、前記第1傾斜面が、少なくとも二方向へ向けられた複数の前記第1傾斜面を備え、前記第2傾斜面が、隣接する第1傾斜面と面一をなし、前記谷木材の下面が、幅方向の中心を頂点とした下側に凸となる山形状に形成されていることを特徴としている。
本発明の第2の小屋組み構造は、前記隅木材の上面及び下面が、幅方向の中心を頂点とする山型状に形成された断面視矢羽根型状であることを特徴としている。
本発明の第3の小屋組み構造は、前記谷木材の上面及び下面が、幅方向の中心を頂点とする山型状に形成された断面視矢羽根型状であることを特徴としている。
本発明の第4の小屋組み構造は、前記谷木材が、前記隅木材を上下反転させて形成されることを特徴としている。
本発明の第5の小屋組み構造は、前記受け板材は、水下側の端縁の位置が、前記横架材及び前記垂直材のそれぞれの水下側の端縁と合致しており、前記複数の第1傾斜面、前記第2傾斜面、前記第3傾斜面、前記第1切欠き溝、前記第2切欠き溝、及び前記第3切欠き溝の底面は、前記受け板材の水下側の端縁、且つ、下端から、屋根勾配に沿って上方へ傾斜していることを特徴としている。
本発明の第1の小屋組み構造によると、隅木材及び谷木材の各々の下面を受ける傾斜面、及び複数の垂木材の各々の下端部を嵌め込む切欠き溝は、横架材や垂直材ではなく受け板材に形成される。したがって、横架材や垂直材の断面欠損による強度低下を効果的に防止することができる。
本発明の第2の小屋組み構造によると、隅木材は、上面及び下面が、幅方向の中心を頂点とする山型状に形成された断面視矢羽根型状であるとされる。したがって、隅木材を受けるために、複雑な加工を要する切欠き溝や受け面を受け板材に設ける必要がなく、容易な形状の傾斜面のみを形成するだけでよい。
本発明の第3の小屋組み構造によると、谷木材は、上面及び下面が、幅方向の中心を頂点とする山型状に形成された断面視矢羽根型状であるとされる。したがって、谷木材を受けるために、複雑な加工を要する切欠き溝や受け面を受け板材に設ける必要がなく、容易な形状の傾斜面のみを形成するだけでよい。
本発明の第4の小屋組み構造によると、谷木材は、隅木材を上下反転させて形成されるので、従来のように隅木材及び谷木材をそれぞれ分けて生産する必要がなく、経済性に優れた構造とすることができる。
本発明の第5の小屋組み構造によると、受け板材は、水下側の端縁の位置が、横架材及び垂直材のそれぞれの水下側の端縁と合致しており、また、傾斜面及び切欠き溝の底面は、受け板材の水下側の端縁、且つ、下端から、屋根勾配に沿って上方へ傾斜するとされる。そのため、傾斜面及び切欠き溝の底面は、それぞれの水下側の端縁が、横架材及び垂直材の各々の上面、且つ、水下側の端縁と合致することになり、これらの面に載置される各斜材の下端高さの基準を同一にすることができる。したがって、屋根の部位によって建物の最高高さが相違することを防止できる。
勾配屋根の概略屋根伏図。 図1に示すA部分の小屋伏図。 図2のB―B線断面図。 隅木材及び谷木材を示す斜視図。 第1板材を示す斜視図。 第2板材を示す斜視図。 第3板材を示す斜視図。 第4板材を示す斜視図。 横架材及び垂直材に受け板材を設置した状態を示す斜視図。 隅木材を受け板材の上に設置する状況を示す斜視図。 谷木材を受け板材の上に設置する状況を示す斜視図。 垂木材を受け板材の上に設置する状況を示す斜視図。
以下、本発明の小屋組み構造の最良の実施形態について各図を参照しつつ説明する。本願の小屋組み構造は、木造建築物の主に寄棟屋根に使用される構造であるが、隅棟部及び谷部を有する勾配屋根であれば、その他の屋根にも使用することができる。なお、本発明における「受け板材の上面」、「受け板材の水下側の端縁」、「受け板材の下端」は、本実施形態においては、それぞれ「第1板材の上面81b、第2板材の上面82a、第3板材の上面83c、第4板材の上面84c」、「第1板材の端縁81e、第2板材の端縁82c、第3板材の端縁83f」、「第1板材の下端81f、第2板材の下端82d、第3板材の下端83g」が相当する。また、本発明における「切欠き溝」、「切欠き溝の底面」は、本実施形態において、それぞれ「第1切欠き溝81a、第2切欠き溝83a、第3切欠き溝84a」、「第1切欠き溝の底面81d、第2切欠き溝の底面83e」を指し、さらに本発明における「傾斜面」は、本実施形態において、「第1傾斜面82b、第2傾斜面83b、第3傾斜面84b」を指す。
図1に示すように、勾配屋根1は寄棟屋根であり、水平方向へ延びる大棟部11と、大棟部11から水下へ向けて斜めに延びる隅棟部12及び谷部13と、屋根瓦が設置される平部14と、を有している。このように形成される勾配屋根1の小屋組み構造2は、図1から図3に示すように、隅棟部12に配置される隅木材3と、谷部13に配置される谷木材4と、平部14に水平方向へ間隔を開けて設置されるとともに、屋根勾配に沿って下方へ傾斜する複数の垂木材5と、垂木材5に直交し、少なくとも垂木材5及び谷木材4を下から支持する長尺な横架材6及び隅木材3を下から支持する垂直材7(図9参照)に載置される受け板材8と、を備えている。
図2及び図4に示す隅木材3は、先述した隅棟部12の勾配に沿って延びる長尺材であり、水下側の一端部が平面視山型状に突き出すとともに、水上側の他端部が鋭角に切り落とされた状態となっている。また隅木材3は、上面31及び下面32が、それぞれ幅方向の略中心を頂点とする山型状に形成された断面視矢羽根型状となっており、隅木材3の上面31は、幅方向の略中心から幅方向の一方の端縁31aへ向けて傾斜する第1隅木上面31bと、幅方向の略中心から幅方向の他方の端縁31cへ向けて傾斜する第2隅木上面31dと、から形成され、この2つの面31b、31dの傾斜角度は、それぞれ隅棟部12の両側に形成される各平部14の屋根勾配と同一となっている。また、隅木材3の下面32は、幅方向の略中心から幅方向の一方の端縁32aへ向けて傾斜する第1隅木下面32bと、幅方向の略中心から幅方向の他方の端縁32cへ向けて傾斜する第2隅木下面32dと、から形成される。そして下面32は、第1隅木下面32bが第1隅木上面31bと同一の傾斜角度で形成されるとともに、第2隅木下面32dが第2隅木上面31dと同一の傾斜角度で形成される。
一方、谷木材4は、先述した谷部13の勾配に沿って延びる長尺材であり、隅木材3を上下反転させて形成されている。すなわち、谷木材4の上面41をなす第1谷木上面41a及び第2谷木上面41bは、それぞれ隅木材3の第1隅木下面32b及び第2隅木下面32dと同一の傾斜角度であるとともに、それぞれ下面42をなす第1谷木下面42a及び第2谷木下面42bと同一の傾斜角度となっている。
図2及び図3に示す垂木材5は、棟木61又は隅木材3から平部14の屋根勾配に沿って下方へ傾斜する長尺な角材である。隣り合う垂木材5同士の中心間距離L1は500mm程度となっており、垂木材5の水下側の一端部は、軒桁62からさらに水下へ突き出すか、或いは谷木材4に当接して接合される。
このように形成される隅木材3、谷木材4、及び垂木材5の上部には、屋根下地材となる不図示の野地板が載置されるため、各斜材3、4、5同士の接合部は上面同士を面一にする必要がある。すなわち、図3に示す垂木材5の高さH1は、図4に示す隅木材3の第1隅木上面31bから第1隅木下面32bまでの垂直距離H2、第2隅木上面31dから第2隅木下面32dまでの垂直距離H3、谷木材4の第1谷木上面41aから第1谷木下面42aまでの垂直距離H4、及び第2谷木上面41bから第2谷木下面42bまでの垂直距離H5と同一の高さとなっている。
図3に示す横架材6は、隅木材3、谷木材4及び垂木材5を下から支持する長尺な角材であり、先述した大棟部11に設置される棟木61、最も水下側に配置される軒桁62、及び棟木61と軒桁62との間に設置される母屋63、を有している。各横架材6の断面寸法は建物形状や設置箇所を考慮して構造計算で決定されるため特に限定されないが、例えば、幅を105mm~120mm程度、高さを120mm~150mm程度とすることができる。また図9に示す垂直材7は、横架材6同士が直交する部分に設置される柱材や小屋束材であり、図示するように、設置箇所によって垂直材7勝ちの納まりとなったり、横架材6勝ちの納まりとなったりする。
横架材6及び垂直材7の上には、図2及び図9に示す板状の受け板材8が載置される。受け板材8は、厚さ9~15mm程度、幅1000mm程度、長さ2000mm程度の一般的な合板を切断加工して形成された板材であり、設置される箇所によって4種類の形状に成形される。図示するように、受け板材8は、横架材6の直線状部分に設置される第1板材81、隅木材3との取り合い部分に設置される第2板材82、第1板材81と第2板材82との間に設置される第3板材83、谷木材4との取り合い部分に設置される第4板材84、を有している。なお各受け板材8は、設置箇所によって長さが各々異なっているが、幅についてはそれぞれ載置される横架材6や垂直材7の幅と同一となっている。
図2、図3及び図5に示す第1板材81は、横架材6に架けられる垂木材5を受ける長尺な板材であり、垂木材5が設置される幅方向の端部に第1切欠き溝81aが形成される。なお図示するように、棟木61は、幅方向の両側から垂木材5を受けるため、棟木61に設置される第1板材81は、幅方向の両端部にそれぞれ第1切欠き溝81aが形成される。また軒桁62及び母屋63に設置される第1板材81は、一方向からのみ垂木材5を受けるため、幅方向の一端部にのみ第1切欠き溝81aが形成される。この第1切欠き溝81aは、第1板材81の上面81bと幅方向の側面81cとによって形成される角部を、垂木材5の幅分だけ斜めに削り落とすことで形成されており、垂木材5の下端部5aを嵌め込む溝形状となっている。また第1切欠き溝81aの底面81dは、第1板材81の幅方向の端縁81e、且つ、第1板材81の下端81fから上方へ向かって傾斜しており、この傾斜角度は、先述した平部14の屋根勾配と同一となっている。そのため、垂木材5の下端部5aを第1切欠き溝81aに嵌め込むと、垂木材5の下面51を第1切欠き溝81aの底面81dに当接させることができる。
第1板材81は、設置箇所の形状に応じて長さを490mm~2000mm程度の範囲内で調整され、複数の垂木材5を受ける際は、それぞれの垂木材5に合致する複数の第1切欠き溝81aが形成される。この場合、図5に示す第1切欠き溝81a同士の中心間距離L2は、先述した垂木材5同士の中心間距離L1と同一とされ、また、第1板材81の長さ方向の両端から近接する第1切欠き溝81aの中心までの距離L3は、245mm~250mm程度とされる。
図2及び図6等に示す第2板材82は、隅木材3を受ける平面視略正方形状の板材であり、上面82aの水下側の端部に、隅木材3を受ける第1傾斜面82bが形成される。なお図示するように、棟木61に設置される第2板材82は、水平方向の端縁のうち三方向の端縁が水下側へ向けられるため、平面視C字型状の第1傾斜面82bが形成される。一方、軒桁62又は母屋63に設置される第2板材82は、水平方向の端縁のうち二方向の端縁が水下側へ向けられるため、平面視L字型状の第1傾斜面82bが形成される。この第1傾斜面82bは、第2板材82の水平方向の端縁のうち、第2板材82を横架材6又は垂直材7に載置した際に水下側に位置する端縁82c、且つ、第2板材82の下端82dから上方へ向かって傾斜しており、その傾斜角度は、隅棟部12の両側に延びるそれぞれの平部14の屋根勾配と同一となっている。そのため隅木材3を第1傾斜面82bに載せると、隅木材3の下面32を第1傾斜面82bに当接させることができる。
図2及び図7に示す第3板材83は、垂木材5と隅木材3とを同時に受けるやや長尺な板材であり、垂木材5が設置される幅方向の端部に第2切欠き溝83aが形成されるとともに、隅木材3が設置される部分に第2傾斜面83bが形成される。図示するように、棟木61に設置される第3板材83は、幅方向の両端部にそれぞれ第2切欠き溝83a及び第2傾斜面83bが形成され、軒桁61及び母屋62に設置される第3板材83は、幅方向の一端部にのみ第2切欠き溝83a及び第2傾斜面83bが形成される。第2切欠き溝83aは、第3板材83の上面83cと幅方向の側面83dとによって形成される角部を垂木材5の幅分だけ斜めに削り落とすことで形成されており、切欠きの幅や底面83eの傾斜角度及び下方側の端縁の位置などは第1切欠き溝81aと同様の構成となっている。一方、第2傾斜面83bは、第3板材83の水平方向の端縁のうち、第3板材83を横架材6又は垂直材7に載置した際に水下側に位置する端縁83f、且つ、第3板材83の下端83gから上方へ向かって傾斜する面であり、第2板材82側の端縁83hから幅30mm~35mm程度形成される。なお、第2傾斜面83bの傾斜角度は、第1傾斜面82bと同一となっている。
第3板材83は、全長440mm~450mm程度の板材であり、また第2切欠き溝83aの幅方向の中心から第2傾斜面83bまでの距離L4を100mm~110mm程度、第2切欠き溝83aの幅方向の中心から第2傾斜面83bと反対側の端縁までの距離L5を245mm~250mm程度となるよう形成される。
図2及び図8に示す第4板材84は、垂木材5と谷木材6とを同時に受ける板材であり、垂木材5が設置される部分に第3切欠き溝84aが形成されるとともに、谷木材4が設置される部分に第3傾斜面84bが形成される。図示するように、棟木61に設置される第4板材84は、幅方向の両端部にそれぞれ第3切欠き溝84a及び第3傾斜面84bが形成され、軒桁62及び母屋63に設置される第4板材84は、幅方向の一端部にのみ第3切欠き溝84a及び第3傾斜面84bが形成される。なおこの第4板材84は、第3傾斜面84bの幅が90mm~95mm程度である他は第3板材83と同様の構成となっているため、詳細の説明を省略する。
このように形成される受け板材8は、各傾斜面82b、83b、84bの高さや奥行き寸法が各切欠き溝81a、83a、84aと共通しており、また各傾斜面82b、83b、84bの形状が、従来の隅木材及び谷木材を受ける切欠き溝と比較して簡易な形状となっている。なお受け板材8は、隅木材3、谷木材4、及び垂木材5のそれぞれの下端を受ける部材であるため、隅木材3、谷木材4、及び垂木材5のいずれも受けない箇所、例えば、図9に示すように、直交する横架材6同士の接合部に形成された入隅部には受け板材8を設置しない。
次に、小屋組み構造2の施工方法について説明する。図3に示す横架材6は、予め柱材や小屋束材などの垂直材7(図示せず)に架け渡されており、屋根勾配に沿って高低差を形成しながら互いに平行に配置される。そして図9に示すように、横架材6及び垂直材7の所定の位置に各受け板材8を載置し、上方から不図示の釘を千鳥打ちして各受け板材8を横架材6及び垂直材7に固定する。なお軒桁62及び母屋63に設置される第1板材81、第3板材83、及び第4板材84は、それぞれの切欠き溝81a、83a、84aが水下側に位置するように設置される。また第2板材82は、第1傾斜面82bが水下側を向くよう向きを調整される。なおこのとき、先述したように各受け板材8は、それぞれの幅が載置される横架材6や垂直材7の幅と同一となっているため、各受け板材8のそれぞれの水下側の端縁、且つ、下端は、横架材6の上面6aの水下側の端縁6b又は垂直材7の上面7aの水下側の端縁7bと、合致した状態となっている。
続いて、図10から図12に示すように、第1板材81の上面81b、第3板材83の上面83c、第4板材84の上面84cにそれぞれ通り墨9を引くとともに、隅木材3、谷木材4、及び垂木材5のそれぞれの側面に軒の出の基準となる腹墨10を引く。通り墨9は、各切欠き溝81a、83a、84a及び各傾斜面82b、83b、84bの水上側の端縁の位置を、横架材7の長手方向へ沿ってマーキングした線であり、隅木材3、谷木材4、及び垂木材5の設置位置の基準となる。そして、隅木材3を第2板材82の第1傾斜面82b及び第3板材83の第2傾斜面83bに当接させるとともに、隅木材3の腹墨10を第3板材83に引かれた通り墨9に合わせ、隅木材3の上方から不図示の釘を打ち込んで隅木材3を横架材6又は垂直材7に固定する。さらに谷木材4を第4板材84の第3傾斜面84bに当接させるとともに、腹墨10を第4板材84に引かれた通り墨9に合わせ、上方から釘(図示せず)を打ち込んで横架材6に固定する。
次に、図2及び図12に示すように、垂木材5を各切欠き溝81a、83a、84aに嵌め込み、垂木材5の下面51を各受け板材8に当接させる。そして、垂木材5の腹墨10を第1板材81、第3板材83、第4板材84に引かれた通り墨9に合わせて垂木材5の軒桁62からの軒の出を揃え、垂木材5の側面側から釘11を打ち込んで、垂木材5を各横架材6に固定する。最後に、図2に示す隅木材3と垂木材5との当接部、及び谷木材4と垂木材5との当接部にも釘(図示せず)を打ち込み、垂木材5を隅木材3及び谷木材4に固定して小屋組み構造2を完成させる。
このように形成される本願の小屋組み構造2は、隅木材3、谷木材4、及び複数の垂木材5の各々の下端高さの基準が揃い、且つ、隅木材3、谷木材4及び垂木材5の接合部分の互いの上面同士が面一となるため、屋根の部位によって建物の最高高さが相違することがない。したがって、木工機械の種類や仕様が工場ごとに異なったとしても、建物の最高高さが建築基準法上の高さ制限に抵触することを防止できる。また、隅木材3及び谷木材4を受ける各傾斜面82b、83b、84bや、複数の垂木材5を受ける各切欠き溝81a、83a、84aは、横架材6や垂直材7ではなく受け板材8に形成されるので、横架材6や垂直材7の断面欠損による強度低下を効果的に防止することができる。そして谷木材4は、隅木材3を上下反転させただけで形成することができるので、従来のように隅木材3及び谷木材4をそれぞれ分けて生産する必要がなく、経済性に優れた構造とすることができる。また、隅木材3の下面32及び谷木材4の下面42は山型状となっているため、隅木材3及び谷木材4を受けるために、複雑な加工を要する切欠き溝や受け面を各受け板材8に設ける必要がなく、容易な形状の傾斜面のみを形成するだけでよい。
本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
本発明に係る小屋組み構造は、木造建築物の寄棟屋根を形成する場合に好適に使用することができる。
1 勾配屋根
12 隅棟部
13 谷部
14 平部
2 小屋組み構造
3 隅木材
31 隅木材の上面
32 隅木材の下面
4 谷木材
5 垂木材
51 垂木材の下面
5a 垂木材の下端部
6 横架材
6a 横架材の上面
6b 横架材の水下側の端縁
7 垂直材
7a 垂直材の上面
7b 垂直材の水下側の端縁
8 受け板材
81a 第1切欠き溝(切欠き溝)
81b 第1板材の上面(受け板材の上面)
81d 第1切欠き溝の底面(切欠き溝の底面)
81e 第1板材の端縁(受け板材の水下側の端縁)
81f 第1板材の下端(受け板材の下端)
82a 第2板材の上面(受け板材の上面)
82b 第1傾斜面(傾斜面)
82c 第2板材の端縁(受け板材の水下側の端縁)
82d 第2板材の下端(受け板材の下端)
83a 第2切欠き溝(切欠き溝)
83b 第2傾斜面(傾斜面)
83c 第3板材の上面(受け板材の上面)
83e 第2切欠き溝の底面(切欠き溝の底面)
83f 第3板材の端縁(受け板材の水下側の端縁)
83g 第3板材の下端(受け板材の下端)
84a 第3切欠き溝(切欠き溝)
84b 第3傾斜面(傾斜面)
84c 第4板材の上面(受け板材の上面)

Claims (5)

  1. 隅棟部及び谷部を有する勾配屋根の小屋組み構造であって、
    前記隅棟部に配置される隅木材と、
    前記谷部に配置される谷木材と、
    前記勾配屋根の平部に水平方向へ間隔を開けて配置され、且つ、屋根勾配に沿って傾斜する複数の垂木材と、
    前記複数の垂木材に直交し、少なくとも前記複数の垂木材と前記谷木材とを下から支持する長尺な横架材、及び前記隅木材を下から支持する垂直材のそれぞれの上面に載置される受け板材と、を備え、
    前記受け板材は、前記横架材の直線状部分に設置される第1板材と、前記垂直材又は前記横架材の前記隅木材との取り合い部分に設置される第2板材と、前記第1板材と前記第2板材との間に設置される第3板材と、前記横架材の前記谷木材との取り合い部分に設置される第4板材と、を有し、
    前記第1板材は、上面に、前記複数の垂木材の各々の下端部を嵌め込む複数の第1切欠き溝を形成され、
    前記第2板材は、上面に、前記隅木材の下面を受ける第1傾斜面を形成され、
    前記第3板材は、上面に、垂木材の下端部を嵌め込む第2切欠き溝、及び前記隅木材の下面を受ける第2傾斜面を形成され、
    前記第4板材は、上面に、前記垂木材の下端部を嵌め込む第3切欠き溝、及び前記谷木材の下面を受ける第3傾斜面を形成され、
    前記隅木材の下面が、幅方向の中心を頂点とした上側を凸となる山形状に形成されており、前記第1傾斜面が、少なくとも二方向へ向けられた複数の前記第1傾斜面を備え、前記第2傾斜面が、隣接する第1傾斜面と面一をなし、
    前記谷木材の下面が、幅方向の中心を頂点とした下側に凸となる山形状に形成されていることを特徴とする小屋組み構造。
  2. 前記隅木材は、上面及び下面が、幅方向の中心を頂点とする山型状に形成された断面視矢羽根型状であることを特徴とする請求項1に記載の小屋組み構造。
  3. 前記谷木材は、上面及び下面が、幅方向の中心を頂点とする山型状に形成された断面視矢羽根型状であることを特徴とする請求項1に記載の小屋組み構造。
  4. 前記谷木材は、前記隅木材を上下反転させて形成されることを特徴とする請求項2に記載の小屋組み構造。
  5. 前記受け板材は、水下側の端縁の位置が、前記横架材及び前記垂直材のそれぞれの水下側の端縁と合致しており、
    前記複数の第1傾斜面、前記第2傾斜面、前記第3傾斜面、前記第1切欠き溝、前記第2切欠き溝、及び前記第3切欠き溝の底面は、前記受け板材の水下側の端縁、且つ、下端から、屋根勾配に沿って上方へ傾斜していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の小屋組み構造。
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