JPH076272Y2 - 瓦棒葺屋根の屋根下地 - Google Patents

瓦棒葺屋根の屋根下地

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JPH076272Y2
JPH076272Y2 JP1987034005U JP3400587U JPH076272Y2 JP H076272 Y2 JPH076272 Y2 JP H076272Y2 JP 1987034005 U JP1987034005 U JP 1987034005U JP 3400587 U JP3400587 U JP 3400587U JP H076272 Y2 JPH076272 Y2 JP H076272Y2
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JP
Japan
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roof
waterproof paper
rootstock
space
underlayment
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JP1987034005U
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JPS63140421U (ja
Inventor
渉 渡部
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Caname Co Ltd
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Caname Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は瓦棒葺屋根の屋根下地に関するものである。
(ロ)従来技術 従来の瓦棒葺屋根を葺く一つの方法を第3図に基づいて
説明する。まず棟と直交するよう配設された垂木1上に
野地材2をはる。その野地材2上に防水紙4を張り、そ
の上から垂木1上に位置する箇所に垂木1と平行に台木
3を配設し釘着する。このように釘着した台木3の上に
半丸型もしくは角型等の芯木を釘着し、さらに平行に並
んでいる台木間に下敷材を嵌入しその上から屋根材を葺
いていた。
さらに瓦棒葺屋根を葺く他の一つの方法として野地材上
に台木を配設し釘着した後に防水紙を張る方法もある。
このように構成した台木の上に前述の方法と同様に半丸
型もしくは角型等の芯木を釘着し、さらに平行に並んで
いる台木間に下敷材を嵌入しその上から屋根材を葺いて
いた。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 野地材上に防水紙を張り、その上から台木を配設し釘着
する方法を用いた場合、この段階の施工の時に雨が降る
と、雨水は台木の縁に集まり流れ、さらに毛細管現象に
より防水紙を伝わり台木の下へ侵入し台木を釘着してい
る釘穴から雨漏りしていた。
また、野地材上に台木を釘着してから防水紙を張る方法
を用いた場合、野地材と台木の角に防水紙を直角に立ち
上げるので、その角部分で防水紙が砕けることがあっ
た。また、そのようにぴったり張ると、防水紙は雨露で
水分を含み伸長するのでしわができ、このしわによって
嵌入した下敷材が浮いてしまう欠点があった。
そこで、防水紙を台木にぴったりと張るのではなく、む
しろ第4図のように空間8を設けて張ることによって防
水紙4は破けず、また、雨露による伸長も空間8で収納
するという効果があるが、台木3、3の間に下敷材6を
嵌入しようとするとその空間8によって下敷材6の底面
の角が防水紙4に乗ってしまうため下敷材6が浮いてし
まい、また無理に嵌入すると下敷材6の底面の角により
防水紙4が砕けてしまっていた。
本考案はこれらの問題を解決することを目的としてい
る。
(ニ)問題を解決するための手段 そのため本考案は、野地材上に定められた間隔で屋根の
流れ方向と平行になるよう配設された台木が釘着され、
その上に野地材と台木の角部分に空間を設けるよう防水
紙が張られ、その防水紙が張られた台木の間に底面の左
右の角を切り落とし切欠部を設けた下敷材が嵌入された
ものである。
(ホ)作用 下敷材は底面の左右の角を切り落として切欠部を設けて
いるため、その下敷材を台木の間に嵌入するときに防水
紙が野地材と台木の角部分に空間を設けるよう張ってあ
ったとしても、下敷材は嵌入途中で防水紙に乗ることは
なく嵌入することができる。このため、下敷材が浮き上
がったり、防水紙が破れたりすることはなくなる。ま
た、野地材と台木の角部分に空間を設けるよう張ってあ
る防水紙は下敷材を台木の間に嵌入した後であっても、
その空間が下敷材に設けた切欠部により収納されること
になるため空間は潰れることはなくなり、防水紙が水分
を含み伸長したとしても、伸長をその空間で収納するこ
とができる。
(ヘ)実施例 本考案の実施例を、第1図、第2図に基づいて説明す
る。
棟と直交するよう配設された垂木1の上に野地材2を張
り、さらにその上から垂木1上に位置する箇所に垂木1
と平行に台木3を釘着し、次に防水紙4を野地材2と台
木3の上に張る。このとき、野地材2と台木3の角に防
水紙4をぴったりと張るのではなく空間8を設けるよう
張る。そして、台木3上に半丸芯木5を釘着し台木3、
3の間に下敷材6を嵌入し敷きつめていく。
台木3、3の間に嵌入スル下敷材6は、その底辺の左右
の角を底辺15mm、高さ15mmの三角形の帯状に切り落とし
た切欠部7を設けている。
防水紙4は野地材2と台木3との角部分に空間8を設け
て張ってあるが、下敷材6に切欠部7を設けたため、下
敷材6の嵌入後においてその空間8は切欠部7により収
納されることになる。従って、下敷材6は浮き上がるこ
となく台木3、3の間にすっきりと嵌入することができ
る。
下敷材6に設けた切欠部7は、防水紙4を張るときに設
けた空間8を収納するための空間をつくるためのもので
あり、この目的を果たすものであれば本実施例で説明し
た三角形の形状に限らず四角形や他の形状でも良い。
(ト)効果 以上説明したように、本考案は下敷材の底面の左右の角
を切り落とし切欠部を設けたことにより、防水紙を張る
とき野地材と台木の角部分に空間を設けるよう張るが、
台木の間に下敷材を嵌入しても切欠部によってその空間
が収納されるので、下敷材が浮き上がったり、下敷材の
嵌入によって防水紙は破けることはなくなる。
また、野地材上に台木を配設し釘着した上から防水紙を
張っているため、施工途中で雨が降り雨水が台木の縁に
集まり流れても、防水紙は台木の上に張ってあるため雨
水は台木と野地材の間に毛細管現象により侵入すること
はなくなり、その防水紙は野地材と台木の角部分に空間
を設けるよう張っているため、従来のように直角に立ち
上げたことによって角部分で防水紙が破れることはなく
なり、雨露による伸長も空間で収納することができ伸長
により生じていたしわにより嵌入した下敷材が浮き上が
ることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断正面図。 第2図は本考案実施例の斜視図。 第3図、第4図は従来技術をあらわす説明図。 1は垂木、2は野地板、3は台木、4は防水紙、5は半
丸台木、6は下敷材、7は切欠部、8は空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】野地材上に定められた間隔で屋根の流れ方
    向と平行になるよう配設された台木が釘着され、その上
    に野地材と台木の角部分に空間を設けるよう防水紙が張
    られ、その防水紙が張られた台木の間に底面の左右の角
    を切り落とし切欠部を設けた下敷材が嵌入されたことを
    特徴とする瓦棒葺屋根の屋根下地。
JP1987034005U 1987-03-09 1987-03-09 瓦棒葺屋根の屋根下地 Expired - Lifetime JPH076272Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987034005U JPH076272Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09 瓦棒葺屋根の屋根下地

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JP1987034005U JPH076272Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09 瓦棒葺屋根の屋根下地

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Publication Number Publication Date
JPS63140421U JPS63140421U (ja) 1988-09-16
JPH076272Y2 true JPH076272Y2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=30842143

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5942442Y2 (ja) * 1977-12-14 1984-12-11 積水化成品工業株式会社 建築用板
JPS628249U (ja) * 1985-07-01 1987-01-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63140421U (ja) 1988-09-16

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