JPH0233546Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0233546Y2
JPH0233546Y2 JP1982103556U JP10355682U JPH0233546Y2 JP H0233546 Y2 JPH0233546 Y2 JP H0233546Y2 JP 1982103556 U JP1982103556 U JP 1982103556U JP 10355682 U JP10355682 U JP 10355682U JP H0233546 Y2 JPH0233546 Y2 JP H0233546Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
base material
tile base
tiles
hanging groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982103556U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS598426U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10355682U priority Critical patent/JPS598426U/ja
Publication of JPS598426U publication Critical patent/JPS598426U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0233546Y2 publication Critical patent/JPH0233546Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は瓦葺屋根の施工時に、野地板の上面
に敷設し、瓦を支持するための瓦掛止溝付瓦下地
材に関する。
一般に瓦葺屋根の施工は、第1図で示すよう
に、たるきaに野地板b…を釘着し、この野地板
b…に角棒状の瓦桟c…を所定間隔を存して釘着
したのち、これら瓦桟c…に瓦d…を掛止するこ
とにより瓦葺屋根eを構成している。
したがつて、瓦葺屋根eを施工するためには瓦
dの寸法に合せて瓦桟cの間隔を定め、野地板b
上に釘打ちする必要があり、その工事に多くの労
力を費やしている。
そこで、最近では実公昭52−17226号公報およ
び実公昭52−20426号公報などに示されるように、
瓦の下地材としてたるきに敷設した野地板上に瓦
を掛止するための突起を有する発泡スチロール製
の下地材を取付け、この下地材の上記突記に瓦を
掛止するようにしたものが知られている。しか
し、これらの瓦下地材は防水性がないため瓦の重
なり部から雨水が浸入したとき野地板上に雨水が
落ち込み野地板を早期に腐らせることになる。
さらに、上記公報に示す瓦下地材は、瓦の大き
さに合せて突起の間隔を定めたものであり、和
瓦、S瓦、セメント洋瓦などのようにそれぞれ瓦
の種類に応じて大きさが異なるため、使用する瓦
の種類に応じて専用の瓦下地材を用いる必要があ
る。
したがつて、瓦を掛止するための突起間隔が異
なる複数種の瓦下地材を製作する必要があり、そ
の瓦下地材を成形するための金型も複数台となる
ためコストアツプの原因になつている。
この考案は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、和瓦、S瓦、セメ
ント洋瓦などのように大きさがそれぞれ異なる瓦
においても共通して使用することができ、しかも
瓦下地材相互の結合部から雨水等が落ち込んでも
排水することができる瓦掛止溝付瓦下地材を提供
しようとするものである。
以下、この考案を図面に示す一実施例にもとづ
いて説明する。第2図および第3図中1は発泡合
成樹脂材料たとえば発泡スチロールからなる瓦下
地材本体で、これはほぼ1m2の矩形板状体からな
り、1枚の瓦下地材本体1に10枚前後の瓦を敷せ
ることができるようになつている。この瓦下地材
本体1の上面には11本の瓦掛止溝2…が平行に設
けられ、これらはS瓦、和瓦、セメント洋瓦の大
きさに合わせて3種類の溝間隔になつている。す
なわち、3本の第1の瓦掛止溝2a…はS瓦用
で、2本の第2の瓦掛止溝2b…はセメント洋瓦
用である。さらに、6本の第3の瓦掛止溝2c1
と2c2…は和瓦用である。さらに、これら瓦掛止
溝2…はこれと直角方向に設けた複数本の排水溝
3…によつて連通しており、これら排水溝3…は
第4図に示すように、一端から他端に向つてその
底面が傾斜している。また、瓦下地材1の上縁4
にはその上面を切欠することにより形成した階段
状の二段段差部5が設けられ、下縁6にはその下
面を切欠するとにより形成した階段状の二段段差
部7が設けられている。そして、これら二段段差
部5と7とは瓦下地材1を上下方向に並設したと
き第5図に示すように互いに係合するが、上縁4
側の二段段差部5の上段は下縁6の端面6aと離
間して瓦掛止溝2が形成されるようになつてい
る。さらに、瓦下地材1の右縁8にはその上面を
切欠することにより形成した一段の重合段差部9
が設けられ、左縁10にはその下面を切欠するこ
とにより形成した一段の重合段差部11が設けら
れている。そして、これら重合段差部9と11と
は瓦下地材1を左右方向に並設したとき、第6図
に示すように係合するようになつている。さら
に、上記瓦下地材1の上縁4および右縁8に設け
られた二段段差部5と重合段差部9とはコーナ部
12を介して連続しており、この二段段差部5お
よび重合段差部11の上面には突堤13によつて
排水通路14が形成されている。そして、この突
堤13および排水通路14の上記二段段差部7に
対応する部分すなわち瓦下地材1の右縁8の下端
は上面に突出しており、これと対応する左縁10
の下端は没入している。なお、1a…は瓦下地材
1の下面に設けた凹陥部である。
つぎに、上述のように構成された瓦下地材を用
いて瓦葺屋根を施工する場合について説明する。
まず、たるき15に釘打ちなどによつて張設され
た野地板16上に瓦下地材を敷設する。この場
合、瓦下地材本体1の上縁4における二段段差部
5に他の瓦下地材本体1の下縁6における二段段
差部7を重合して両者間に瓦掛止溝2を形成す
る。また、上記瓦下地材本体1の右縁8における
重合段差部9に他の瓦下地材本体1の左縁10に
おける重合段差部11を重合する。このようにし
て野地板16上に瓦下地材を敷設し、それぞれ瓦
下地材本体1の下面を野地板16に接着もしくは
釘打ち固定することにより、野地板16の上面全
体を覆うことができる。したがつて、第7図に示
すようにこれら瓦下地材本体1…の上面に形成さ
れた瓦掛止溝2…に瓦17の掛止部17aを掛止
して順次重ねることにより瓦屋根18を構成する
ことができる。この場合、上記瓦掛止溝2はS瓦
用の第1の瓦掛止溝2a…とセメント洋瓦用の第
2の瓦掛止溝2b…および和瓦用の第3の瓦掛止
溝2c1…2c2…が形成されているため、使用する
瓦の種類によつて瓦掛止溝2を選択することによ
り、いずれの瓦でも掛止することができる。な
お、和瓦用の第3の瓦掛止溝は2c1…と2c2…と
に細区分され、1枚目の瓦下地材のときは第3の
瓦掛止溝2c1…を用い、これと隣接するつぎの瓦
下地材のときは第3の瓦掛止溝2c2…を用いるこ
とにより、溝間隔が和瓦に合うようになつてい
る。
この考案は以上説明したように、発泡合成樹脂
材料からなる瓦下地材本体の上面に大きさの異な
る複数種の瓦に合せて複数本の瓦掛止溝を設けた
から、和瓦、S瓦、セメント洋瓦などのように大
きさが異なつても瓦下地材を共通して使用するこ
とができる。したがつて、瓦の種類に合せて複数
種類の瓦下地材を製作する必要がなく、コストダ
ウンを図ることができる。さらに、瓦下地材本体
の周縁に二段段差部および重合段差部を設けると
ともに排水通路を設けたから、瓦下地材相互の結
合部から雨水が落ち込んでもスムースに排水され
るという効果がある。
また、瓦下地材本体は発泡材料であるため軽量
で、取扱いが容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の瓦葺屋根の断面図、第2図はこ
の考案の一実施例を示す瓦下地材の平面図、第3
図は同じく側面図、第4図は同じく瓦下地材相互
の結合部を示す斜視図、第5図は同じく二段段差
部相互の重合状態を示す断面図、第6図は同じく
重合段差部相互の重合状態を示す断面図、第7図
は同じく瓦下地材の使用状態を示す断面図であ
る。 1…瓦下地材本体、2…瓦掛止溝、3…排水
溝、4…上縁、5,7…二段段差部、6…下縁、
8,11…重合段差部、14…排水通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 野地板上に敷設される瓦下地材において、発泡
    合成樹脂材料によつて成形された矩形板状体から
    なる瓦下地材本体の上面に大きさの異なる少なく
    とも3種類の瓦の大きさに合せて横方向に複数本
    の瓦掛止溝を互いに平行に設け、かつ上記瓦下地
    材本体の上縁および下縁には瓦下地材本体を上下
    方向に並設したとき互いに係合する二段段差部を
    設け、上記瓦下地材本体の左右両側縁には瓦下地
    材本体を左右方向に並設したとき互いに係合する
    重合段差部を設け、これら両段差部の上面に連通
    する排水通路を設けるとともに、上記瓦下地材本
    体の上面には上記瓦掛止溝相互および瓦掛止溝と
    前記二段段差部の上面の排水通路とを連通する排
    水溝を設けたことを特徴とする瓦掛止溝付瓦下地
    材。
JP10355682U 1982-07-08 1982-07-08 瓦掛止溝付瓦下地材 Granted JPS598426U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10355682U JPS598426U (ja) 1982-07-08 1982-07-08 瓦掛止溝付瓦下地材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10355682U JPS598426U (ja) 1982-07-08 1982-07-08 瓦掛止溝付瓦下地材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS598426U JPS598426U (ja) 1984-01-19
JPH0233546Y2 true JPH0233546Y2 (ja) 1990-09-10

Family

ID=30243548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10355682U Granted JPS598426U (ja) 1982-07-08 1982-07-08 瓦掛止溝付瓦下地材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS598426U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0440334Y2 (ja) * 1984-10-31 1992-09-22

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5220426U (ja) * 1975-07-29 1977-02-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5220426U (ja) * 1975-07-29 1977-02-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPS598426U (ja) 1984-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4014145A (en) Roof saddle
JPH0233546Y2 (ja)
JPS6237862Y2 (ja)
JP2501532Y2 (ja) ケラバ部の納め構造
JPH0610026Y2 (ja) 屋根葺き用パネル
JPH0633078Y2 (ja) 屋根の構造
JPH0640264Y2 (ja) タイル施工構造
JPH0536887Y2 (ja)
JPS5914573Y2 (ja) 屋根装置
JPH0542170Y2 (ja)
US1836657A (en) Roof construction
JPH05498Y2 (ja)
JPH0122845Y2 (ja)
JPS6033235Y2 (ja) 隅棟用の瓦敷ベ−ス
JPH0240663Y2 (ja)
JP2521076Y2 (ja) 屋根の壁際の水下側水切り構造
JPS634739Y2 (ja)
JP2515453Y2 (ja) 屋根パネル
JPS5835784Y2 (ja) 段積模様付屋根構造
JPS6222569Y2 (ja)
JPH076272Y2 (ja) 瓦棒葺屋根の屋根下地
JPS5815542Y2 (ja) 屋根下地
JPH0748823Y2 (ja) 水切り板
JPH0750497Y2 (ja) 軒先瓦座
KR960034619A (ko) 옥상바닥용 포장판 및 옥상바닥 시공방법