JP3362165B2 - 床下地パネル - Google Patents

床下地パネル

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JP3362165B2
JP3362165B2 JP24918898A JP24918898A JP3362165B2 JP 3362165 B2 JP3362165 B2 JP 3362165B2 JP 24918898 A JP24918898 A JP 24918898A JP 24918898 A JP24918898 A JP 24918898A JP 3362165 B2 JP3362165 B2 JP 3362165B2
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panel
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祐昌 中本
義昭 大野
哲司 高松
克巳 牧野
和博 斎藤
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Wood One Co Ltd
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Wood One Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅工法の床下地
パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】床下地パネルはフローリングボードとは
異なり直接人目に触れる材料でないため、図4に示すよ
うに通常は無地の平板として供給されている。そのため
従来の床下地パネル11は、施工にあたり柱部分の欠き
込みを柱8に合わせて、現場でパネル11に墨付けし、
この墨付け線にしたがって丸鋸等でカットするものが殆
どであった。また、床下地パネルを1/2、1/4の大
きさにカットする際も、現場で墨付けをする必要があっ
た。更に、隣り合うパネル11同士の接合は実加工、合
じゃくり加工などを行う場合もあるが、これらの加工は
現場で行なうには困難であり、凸実12と凹実13を合
わせるのに熟練を要するなどの問題も生じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の床下地パネ
ルにおいては、その施工にあたり下記のような問題点が
あった。 イ.柱部分の欠き込みを全て現場で丸鋸でカットするの
は大変困難であり、大変な手間であった。特に、パネル
の長さ方向の中間の位置に柱用の欠き込みをコの字型に
設ける場合には、パネル11の側端からの切り込み14
は容易であるが側端に平行の切り落とし15が容易でな
かった。 ロ.床下地パネルを1/2、1/4等の大きさにカット
する際、現場で墨付けをするのが大変手間であった。 ハ.柱部分の欠き込みまたは1/2、1/4等の大きさ
とするカットを現場以外の工場等で行ったものは、1枚
1枚を決められた位置に施工せねばならないため、それ
を現場で探しながら施工していくのは大変困難であっ
た。 ニ.隣り合うパネル同士の接合が実加工、合じゃくり加
工では十分な床剛性を得ることができず、不陸の原因と
もなった。 本発明は、以上の欠点を解決するためになされたもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の床下地パネル
は、木質床下地パネルの四隅以外で柱と取り合うと想定
される位置全てに該パネルの側端から適当な間隔で側端
に平行に適当な長さのスリットを設けたことを特徴とす
るものであり、必要ならば更に、該パネルの四隅及び中
央部に墨付け線、例えば、該パネルを1/2、1/4等
の大きさに分割する墨付け線を設けたことを特徴とする
ものである。また、本発明の床下地パネルは、梁、大引
等の該パネル支持部材上以外での隣り合うパネル同士を
接続するためのドリフトピン孔を側面に設けてドリフト
ピンで接合するようにしたことを特徴とする。本発明
は、上記のようにあらかじめスリット及び墨付け線を設
けた床下地パネルを用いて施工する方法に関するもので
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明における床下地パネルは、
通常の木質板材が使用されるが、本発明によれば合板、
LVLなどの積層材も容易に使用できる。我が国におけ
る建材の多くは、タテ・ヨコの寸法が規格化されてお
り、床下地パネルなどの板材の他、柱等も大きさが決ま
っている。同様に柱や梁、大引き等の配置もほぼ予測で
きる。これらのことから、床下地パネルの四隅以外で柱
と取り合うと想定される位置全てにパネルの側端から適
当な間隔で側端に平行に適当な長さのスリットを設け
る。ここで適当な間隔及び適当な長さとは、取り合う柱
の寸法によって定まるが、床下地材の場合には表面に現
れることがないことから、柱が取り込める大きさであれ
ばよい。
【0006】パネルに設けるスリットの幅は、通常鋸の
歯の厚さとし1〜2mm程度とするが、これに限定される
ことなく1〜10mm程度の範囲で選択してよい。スリッ
トは、通常、パネルの表面から裏面に達する貫通した溝
とするが、必要に応じて一面側から刻設した表面または
裏面を残した溝としてもよい。
【0007】墨付け線は、通常パネルを1/2、1/4
等の大きさに分割するための線として、タテ・ヨコに設
けるが、これに限定されることなく方眼紙状に適当な間
隔で多数の線を設けてもよい。後者の場合、1/2、1
/4等の線を太線とし、その他を細線とするとよい。ま
た、太線、細線に代えて黒線と赤線など、色を変えた線
としてもよい。墨付け線は、通常直接パネル面に設ける
が、あらかじめ印刷された紙をパネルにラミネートする
方法によってもよい。この場合、印刷した紙は容易に剥
離できるように貼り合わせてもよい。墨付け線を直接パ
ネル面に設ける場合には、線を浅い溝状に刻設するよう
にしてもよい。
【0008】墨付け線を設ける他の方法は、パネルの四
隅に位置する柱のための欠き込み用のもので、パネルの
四隅を囲むように設ける。この他、パネルの側端から前
記スリットに向けて墨付け線を設ける。これらの墨付け
線は、柱の太さに応じて設ける位置が異なることもある
ことから、複数本設けてもよい。パネル分割用の墨付け
線と欠き込み用の墨付け線は、パネルに両方またはいず
れか一方設けるようにしてもよい。
【0009】本発明の床下地パネルには、必要に応じ
て、パネル同士を接合するためのドリフトピン孔を側面
(パネル端面)に設け、ドリフトピンで接合するように
するとよい。ドリフトピン孔を設ける位置は特に限定さ
れないが、パネルの側端面からスリットに向けてピンが
打ち込まれるように設けると、パネルの剛性を向上させ
ることができるので有利である。同様に、パネルの下面
に梁(1階では土台、大引)等の支持部材の無い箇所に
ドリフトピンを施すと、支持部材を設けたのと同様な十
分な床剛性を得ることができるので有利である。
【0010】本発明の床下地パネルによれば、スリット
の両端に向かってパネル外側からカットするだけで、ま
た、四隅においては墨付け線に沿ってカットするだけ
で、床下地パネルに柱部分の欠き込みを設けることがで
きる。パネルを1/2、1/4等にカットする際は、あ
らかじめ付けられた墨付け線に沿ってカットするだけで
よい。本発明によればすべてのパネルは共通なので、1
枚、1枚決められた位置に施工する必要がなく、現場で
施工位置とパネルを探しながら施工していく手順が省け
る。さらに、隣り合うパネル同士の接合には、ドリフト
ピンを使用することで、十分な床剛性を得ることがで
き、不陸もなくなるなどの利点を有する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にしたがって説
明するが、本発明はこの例に限定されるものではない。
図1は、本発明の床下地パネルの一例を示す斜視図であ
る。図中、1は床下地パネルを示し、2はパネル1に設
けられたスリット、3は四隅の欠き込み用隅付け線、4
はスリット部欠き込み用隅付け線、5は分割用隅付け線
を示す。床下地パネル1は、より具体的には、幅910
×長さ1820×厚さ24mmの針葉樹合板を用い、この
パネル1の端から455mmピッチの位置、すなわち、図
1に示すようにパネル1の幅(ヨコ)方向には中央に1
個、長さ(タテ)方向には3個づつ、幅4×長さ114
mmのスリット2をパネル1の側端から57mm内側の位置
に設け、パネル1の側端からスリット2の両端にはスリ
ット部欠き込み用隅付け線4を設けた(図2参照)。ま
た、パネル1の四隅には直交する57×57mmの墨付け
線3を設けた。
【0012】上記の他に、本例の場合には、パネル(針
葉樹合板)1を1/2、1/4に分割するための墨付け
線5を、パネル1のタテ・ヨコの中央に設けた。このほ
か、隣り合うパネル1、1同士をドリフトピン6で接合
するためのドリフトピン孔7をパネル1の長さ側の側端
面に設けた。ドリフトピン6として長さ60×径9mmの
ピンを用い、接続するためのパネル1、1の両方にそれ
ぞれ深さ32×径9mmの孔7を両端から455mmピッチ
の位置に3ヶ所設けた。
【0013】上記の構成の本発明の床下地パネル1を施
工する場合には、図3に示すように、梁9上に配設する
ときに柱8に対応する箇所のパネル1の隅を墨付け線3
にしたがってカットし、同様にパネル1の側端の位置の
柱8に対しては、スリット2の両端に向かってパネル1
の外側から墨付け線4にしたがってカットするだけで、
床下地パネルに柱部分の欠き込みを設けることができ
る。パネル1を1/2、1/4にカットする際はあらか
じめ付けられた墨付け線5に沿って、カットするだけで
よい。本発明の構成とすることによって、すべてのパネ
ルは共通なものとすることができ、現場で墨付け線にし
たがってカットするだけで現場の仕様に対応できるの
で、従来のごとく1枚、1枚決められた位置に施工する
必要がなく、現場で探しながら施工していく手順が省け
る。隣り合うパネル同士の接合には、ドリフトピン6を
使用することで、十分な床剛性を得ることができ、不陸
もなくなる。
【0014】
【発明の効果】本発明を使用することによって、スリッ
トの両端に向かってパネル外側からカットするだけで容
易に柱部分の欠き込みを設けることができ、四隅におい
ては墨付け線に沿ってカットするだけでよく、現場で墨
付けする手間が省ける。1/2、1/4、1/8にカッ
トする際はあらかじめ付けられた墨付け線に沿って、カ
ットするだけでよく、現場で墨付けする手間が省ける。
1枚、1枚決められた位置に施工する必要がなく、現場
で探しながら施工していく手順が省ける。隣り合うパネ
ル同士の接合には、ドリフトピンを使用することで、十
分な床剛性を得ることができ、不陸もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】スリット部分を示す斜視図である。
【図3】本発明の施工例の斜視図である。
【図4】従来品の斜視図である。
【符号の説明】
1 床下地パネル 2 柱部分欠き込み用スリット 3 柱部分欠き込み用墨付け線 4 スリット部欠き込み用隅付け線 5 パネル分割用墨付け線 6 ドリフトピン 7 ドリフトピン孔 8 柱 9 梁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 和博 岩手県盛岡市永井18−126−1 ボン・ エスポアールB202 (56)参考文献 特開 平4−76142(JP,A) 実開 平1−134126(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/02 E04C 2/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質床下地パネルにおいて、パネルの四
    隅以外で柱と取り合うと想定される位置全てにパネル
    の側端からパネルの内側に適当な距離隔てた箇所に、
    ネルの側端に平行に適当な長さのスリットを設け、か
    つ、梁、大引等のパネルの支持部材上以外での隣り合う
    パネル同士を接続するためのドリフトピン孔を側端面に
    備え、ドリフトピンで接合し得るようにしたことを特徴
    とする床下地パネル。
  2. 【請求項2】 床下地パネルの四隅及び中央部に墨付け
    線を設けたことを特徴とする請求項1記載の床下地パネ
    ル。
  3. 【請求項3】 床下地パネルを1/2、1/4等の大き
    さに分割する墨付け線を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の床下地パネル。
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