JP3317642B2 - 遮蔽扉用の走行輪ユニット - Google Patents

遮蔽扉用の走行輪ユニット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原子力施設などにお
ける重量のある遮蔽扉に、その開閉動作のために設けら
れる走行ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子力施設などにおける遮蔽扉には、重
量が数百トンにも及ぶものがあるが、そのような重量扉
は開閉動作を、その扉を走行させることにより行うもの
が大半である。
【0003】即ち、図7に示すように、扉本体11の前後
に車輪ハウス(空隙)12,13を形成し、この中に車輪1
4,15を設けてレール16の上を走行させることにより、
開閉動作をさせるのであるが、放射線等の遮蔽機能を全
体に付与した扉本体11に、車輪ハウス12,13のような空
隙を後から形成すると、該車輪ハウス12,13の内部に余
剰空間が大きく生じるため、遮蔽欠損が生じることにな
るので、従来はこの図7に示すように、鉄塊のような大
きな厚みの鉄板による補助遮蔽体17,18を設けることに
よって、遮蔽性能の低下に対応している。
【0004】しかし、上記扉本体11は、重量が小さいも
のでも100トン以上はあるので、この重量によるころが
り抵抗を小さくするために、かなり大径の車輪14,15が
使用されるが、車輪14,15の径が大きいと車輪ハウス1
2,13の容積もそれに見合った大きさになり、従って、
補助遮蔽体17,18もかなり大形のものを使用することと
なる。しかし乍ら、このような構造であると、遮蔽扉自
体の製造が煩雑になって手間を要するという問題がある
のみならず、前記車輪ハウス12,13による遮蔽欠損は、
補助遮蔽体17,18によっても完全にはカバーしきれない
という問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な大重量の遮蔽扉における走行輪設置部の遮蔽欠損が十
分に補完されないという現状に鑑み、このような大重量
の扉の走行輪として、従来の車輪ハウスのような大きめ
の空間を形成する必要のない走行輪ユニットを提供する
こと、並びに、この車輪ユニットを取付けても、この走
行ユニット自体に従来の補助遮蔽体の機能をもたせ、従
来のように補助遮蔽体を設ける必要のない遮蔽扉用の走
行輪ユニットを提供することを、課題とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明走行輪ユニットの構成は、
放射線等の遮蔽性能を有する厚手の金属板によって下面
を開放した箱体を形成し、この箱体の内部に、多数のロ
ーラをリンクチェーンで連結してクローラタイプに形成
した走行輪体と該走行輪体と直列したフランジ付車輪と
をフレームに支持させて前記走行輪体とフランジ付車輪
ころがり面が前記箱体の下面から露出するようにして
収設したことを特徴とするものである。
【0007】本発明は、上記構成において、複数のロー
ラをクローラタイプに連結した走行輪体と共に、片フラ
ンジ又は両フランジタイプの走行輪を、箱体の内部に収
設することができる。フランジタイプの走行輪を併用す
ることにより扉本体の直進性をより高くできる。
【0008】また、本発明においては、上記の走行輪体
を収設する下面のみを開放形成した箱体の各壁面を、く
い違い面によって接合することにより、箱体の内壁面と
壁板同士の接合面とが同一面を形成しないようにし、走
行輪体を収設する箱体の遮蔽性能が低下しないようにす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明走行輪ユニットの実
施形態の例について説明する。図1は走行輪ユニットの
参考例の正断面図、図2は図1のA−A矢視図、図3は
図1のB−B矢視図、図4は本発明走行輪ユニットの
の正断面図、図5は図4のC−C矢視図、図6は本発
明走行輪ユニットを設けた遮蔽扉の一部を破断した正面
図、図7は従来の車輪を備えた遮蔽扉の一部を破断した
正面図である。
【0010】図1〜図5において、1は、厚手の鉄板に
より形成した本発明走行輪ユニットにおける箱体で、1
a,1bは、図の左右の壁板、1c,1dは図の前後の壁板、
4枚の壁板1a〜1dは、図2に示すように平面矩形状をな
すように接合し、上面に上面板1eを載設することによ
り、下面が開放された箱体1に形成されている。
【0011】本発明では、各壁板1a〜1dと上面板1eによ
り上記箱体1を形成するに当り、互に隣接する壁板1a〜
1d同士の接合面が、各壁板1a〜1dの内面と同一面となら
ないように、前記接合面を段部2a〜2d、同3a〜3dに形成
して接合している。
【0012】5は、上記箱体1の内部にシム4を介して
収設した、多数のローラ51をリンクチェーン52により連
結して構成した型式の走行輪体で、図1〜図3に例示し
たものは次の構造から成る。
【0013】即ち、箱体1の内部に収まる大きさであっ
て、断面が逆凹状をなすように、上フレーム材53と左,
右フレーム材54,55を結合してフレームFを形成すると
共に、このフレームFの左右のフレーム材54,55の中間
にガイドプレート56を架設し、このガイドプレート56の
外面に、両端をリンクチェーン52で連結した複数のロー
ラ51を掛回すことにより、各ローラ51がクローラ状をな
すように連結され、かつ、各ローラ51が転動することに
よって、箱体1を図1の左,右方向に移動させることが
できる走行輪体5に構成される
【0014】本発明走行輪ユニットWUは、上記箱体1
の内部に走行輪体5とこの走行輪体5のフレームFに取
付けられた後述するフランジ付車輪9を収設することに
より形成され、一例として図6に示す遮蔽扉本体Dに取
付けられる。即ち、図6の扉本体Dの下部側端には、本
発明走行輪ユニットWUを取付けるために、当該ユニッ
トWUの箱体1の大きさに合致させた欠所7,8を形成
して、前記ユニットWUを収設固定するのである。な
お、6はレールである。
【0015】このようにすると、扉本体Dに形成する欠
所7,8には、本発明走行輪ユニットWUの箱体1がぴ
ったり合致して収設されるから、従来の遮蔽扉11におけ
る車輪ハウス12,13のような遮蔽欠損の原因となる余剰
空間が生じることはなく、また、走行輪ユニット自体が
遮蔽性の高い厚い鉄板製の壁体1a〜1d、上面板1eで囲ま
れて形成されているので、走行輪ユニットWUを設ける
ことによる遮蔽性能の低下も抑制することができる。
【0016】本発明走行輪ユニットWU、図4,図
5に例示する構造に形成したものである。なお、図4,
図5において、図1〜図3と同一符号は、同一部材,同
一部位を示すものとする。以下、本発明走行輪ユニット
WUの一例について図4,図5により詳述する。
【0017】即ち、図4,図5に示した本発明走行輪ユ
ニットWU、多数のローラ51による走行輪体5と縦列
する形でフランジ付車輪9をフレームFに併設すること
により、この走行輪ユニットWUのレール6上での直進
性を確保するようにしたものである。図4,図5におい
て、9aは車輪9のフランジである。この例では、フラン
ジ付車輪9は片フランジタイプであるが、両フランジタ
イプを用いてもよい。また、このようなフランジ付車輪
9を、フレームFにおいて、走行輪体5の前,後に設け
てもよい。また、フランジ付車輪を設けずに、又は、そ
れと併用して、走行輪体5の各ローラ51にフランジ付の
ものを使用してもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の通りであって、大重量の
遮蔽扉を走行させるための走行輪ユニットを、放射線等
の遮蔽性能を有する厚手の金属板によって下面を開放し
た箱体を形成し、この箱体の内部に、多数のローラをリ
ンクチェーンで連結してクローラタイプに形成した走行
輪体と該走行輪体と直列したフランジ付車輪とをフレー
ムに支持させて前記走行輪体とフランジ付車輪のころが
り面が前記箱体の下面から露出するようにして収設して
形成したので、従来の車輪を用いた遮蔽扉に比べ、製造
が容易になるほか、走行輪ユニットを設けてもそれによ
って遮蔽欠損が生じないという効果が得られる。また、
箱体の内部に、走行輪体と直列にフランジ付車輪を収設
したので、走行輪ユニットのレール上での直進性を確保
することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行輪ユニットの参考例の正断面図。
【図2】図1のA−A矢視図。
【図3】図1のB−B矢視図。
【図4】本発明走行輪ユニットの一例の正断面図。
【図5】図4のC−C矢視図。
【図6】本発明走行輪ユニットを設けた遮蔽扉の一部を
破断した正面図。
【図7】従来の車輪を備えた遮蔽扉の一部を破断した正
面図。
【符号の説明】
1 走行輪ユニットの箱体 1a,1b 左右壁板 1c,1d 前後壁板 1e 上面板 2a〜2d 段部 3a〜3d 段部 4 シム 5 走行輪体 51 ローラ 52 リンクチェーン 53 上フレーム材 54,55 左右フレーム材 56 ガイドプレート 6 レール 7,8 欠所 9 フランジ付車輪 9a フランジ 11 扉 12,13 車輪ハウス D 遮蔽扉本体 F フレーム WU 走行輪ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05D 15/06 E06B 5/00 G21F 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線等の遮蔽性能を有する厚手の金属
    板によって下面を開放した箱体を形成し、この箱体の内
    部に、多数のローラをリンクチェーンで連結してクロー
    ラタイプに形成した走行輪体と該走行輪体と直列したフ
    ランジ付車輪とをフレームに支持させて前記走行輪体と
    フランジ付車輪のころがり面が前記箱体の下面から露出
    するようにして収設したことを特徴とする遮蔽扉用の走
    行輪ユニット。
  2. 【請求項2】 箱体の各壁面を構成する各板体は、隣接
    する板体との接合面が、この接合面に隣接する壁面と段
    部をなすように形成した請求項1の遮蔽扉用の走行輪ユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 走行輪ユニットは、遮蔽扉の下部に形成
    した当該ユニット収設用の欠所に、その箱体ごと着脱す
    るように形成した請求項1又は2の遮蔽扉用の走行輪ユ
    ニット。
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