JP3317455B2 - パラペットに対するアンカープレートの固着方法 - Google Patents

パラペットに対するアンカープレートの固着方法

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JP3317455B2 JP2374993A JP2374993A JP3317455B2 JP 3317455 B2 JP3317455 B2 JP 3317455B2 JP 2374993 A JP2374993 A JP 2374993A JP 2374993 A JP2374993 A JP 2374993A JP 3317455 B2 JP3317455 B2 JP 3317455B2
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静市 赤間
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、強度的に弱い気泡コ
ンクリート(ALC)のパラペットの上にアンカープレ
ートを固定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の屋上やベランダ等には、コンクリ
ートのパラペットが立設され、その上にキャップとして
アルミの笠木を被着するとともに、その上において手摺
り等の支柱が立設され、この支柱の立設の基礎として、
パラペットの上にアンカープレートが固着される。この
固着手段としては種々の方法があり、殊に、パラペット
が気泡コンクリートであるときには、支柱の立設強度を
確保するために、特別な手段が講じられる。
【0003】図3および図4は、従来のアンカープレー
トの固着装置の例を示したもので、図3においては、断
面L字形の補強部材40,40をパラペットPの両側部
に掛け合わせ、雌ねじ42と雄ねじ44をパラペットP
に貫通してその両補強部材40,40が締め付けられ
る。そして、両補強部材40,40にはねじ孔が穿設さ
れているので、アンカープレート46をその両補強部材
40,40にねじ48により締め付けられる。
【0004】図4の場合であると、パラペットPにアン
グル50が補強部材として固着されているので、パラペ
ットPの上にアングル50と合わせて補強添え板52を
当て、両方にアンカープレート46が溶接される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のパ
ラペットに対するアンカープレートの固着装置のうち、
図3に示すねじ貫通方式によるときは、アンカープレー
トの取付けがパラペットPの内外にほゞ対象となるため
に、危険を伴う外側の作業が強いられ、また、パラペッ
トの中に配設されている鉄筋50にねじ44が突き当た
る不都合があるので、作業が非常にやり難いという問題
があった。
【0006】作業に困難や危険を伴うと、職人不足の折
から、それが工期の遅れる原因となり、殊に、図4の溶
接方式によるときには、溶接工の手を借りる必要から、
工期短縮に適しなかった。
【0007】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
パラペットにねじを貫通させる作業や、溶接の作業が不
要であって、安全且つ強力にアンカープレートを取り付
け得るパラペットに対するアンカープレートの固着方法
を提供することを目的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、パラペットの上端部を作業しやすい
施工側においてアングルの被着により補強し、そのパラ
ペットに対するアンカープレートのねじ止めにつき、そ
の受け部材として、前端部に屈折する前垂片に第1取付
ねじの通し孔が、後端部に第3取付ねじのねじ孔が、前
後両端部間に第2取付ねじの通し孔がそれぞれ穿設され
た左右一対のL字形座板を使用し、両L字形座板を前記
施工側においてアングルに掛けてパラペットの上に配設
し、L字形座板の前垂片をパラペットの側部において第
1取付ねじでアングルにねじ止めし、パラペットの上面
においては、アンカープレートの左右両端部を、第2取
付ねじでL字形座板からアングルにねじ止めする他、第
3取付ねじをL字形座板のねじ孔に螺入するパラペット
に対するアンカープレートの固着方法を構成した。
【0009】
【作用】パラペットの上にL字形座板を配設するときに
は、その前垂片を施工側においてアングルにねじ止めす
るので、その作業がしやすく、また、危険を伴う施工側
の反対側における作業がない。
【0010】L字形座板がこのように側面においてアン
グルにねじ止めされる他、上面においてもねじ止めされ
るために、その取付け強度が大きく、また、アンカープ
レートが上面においてアングルにねじ止めされる他、L
字形座板に直接ねじ止めされるために、アングルに対し
て安定して結合される。
【0011】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】図1および図2は、気泡コンクリートのパ
ラペットPの上に、アルミ製の笠木1を被着し、その上
に手摺り3を据え付ける場合において、その手摺り3の
支柱5を立設するために、パラペットPの上にアンカー
プレートAを固着する一例を示したもので、アンカープ
レートAの固着につき、それを受ける左右一対のL字形
座板6,6と、高さ均衝のためにそれに並ぶ後部座板
8,8とが用いられる。
【0013】パラペットPは、アンカープレートAおよ
び笠木1の取付け強度を確保するために、上端部に屋内
側(作業をなしやすい施工側)の半掛けにおいてアング
ル7を被着し、上面にそのアングル7と面一にモルタル
9を塗り、また、屋内側面に側部シート11を当てると
ともに、その上からモルタル13が塗布される。
【0014】アンカープレートAは、スチール板にプレ
ス加工を施すことにより成形されたもので、前後両端部
に段差状に反り上がる鍔部15,15を形成し、左右両
端部には長孔17,17が設けられる。このアンカープ
レートAには、予め工場において笠木ホルダー19が一
体化される。そして、現場においては、アンカープレー
トAの取付け後において、支柱5が笠木1と共にその笠
木ホルダー19にねじ止めされる。
【0015】笠木ホルダー19は、アルミ押出形材をア
ンカープレートAよりも短く切断し加工したもので、上
面が笠木1と密着するように屋内側へ傾斜する形状とな
っている。断面形状においては、ほゞ逆チャンネル形で
あって、前後両端部にアンカープレートAの鍔部15,
15を挾持する溝付脚21,21が形成され、その間の
中央部にアンカープレートAの上面に当たる押え脚23
が垂設される。また、前後両端には、笠木1を掛け止め
る掛止片25,25が垂設されている。そして、笠木1
と密着する上面には、支柱5の下端のベースプレート2
6を笠木1に仮止めするねじ28を逃すために、左右一
対のねじ抜孔27,27が笠木1の長手方向の長孔にし
て穿設される。
【0016】アンカープレートAと笠木1との結合につ
いては、皿ビス29,29を笠木ホルダー19の上面に
貫通してねじ込む他、裏面から溝付脚21,21を加締
めて鍔部15,15に緊結してある。なお、その加締め
の箇所において、アンカープレートAには予め切欠部が
設けられる。
【0017】パラペットPに対するアンカープレートA
の固着には、L字形座板6,6と後部座板8,8との他
に、前から数えて第1から第4までの取付ねじ31,3
2,33,34が左右それぞれ一対において用いられ
る。また、第4取付ねじ34を螺入する雌ねじアンカー
35がパラペツトPに予め打ち込まれる。
【0018】L字形座板6,6は、スチールの帯板をL
字形に屈折したもので、パラペツトPの前縁部に掛かる
前垂片30に第1取付ねじ31の通し孔37を設け、後
端部に第3取付ねじ33のねじ孔39を設け、後端部と
前端部との間に第2取付ねじ32を通す長孔の通し孔4
1を設けてある。
【0019】アンカープレートAの取付け手順について
は、まず、図1に示すように、アンカープレートAの長
孔17,17を位置させる箇所に合わせて、L字形座板
6,6および後部座板8,8を配列する。その際に、L
字形座板6,6については、第1取付ねじ31を通し孔
37からパラペットPのアングル7に螺入することによ
り、L字形座板6,6を所定の箇所に固定する。
【0020】次に、第2、第3、第4の取付ねじ32,
33,34をアンカープレートAの長孔17に通しなが
ら、第2取付ねじ32についてはアングル7に螺入し、
第3取付ねじ33についてはL字形座板6のねじ孔39
に螺入し、第4取付ねじ34については雌ねじアンカー
35に螺入する。なお、第1取付ねじ31および第2取
付ねじ32をアングル7に螺入するために、アングル7
には現場においてねじ孔加工が施される。
【0021】アンカープレートAの固着後における支柱
5の立設作業については、その支柱5について手摺り3
を組み立て、下端に笠木1を仮止めした状態において、
支柱5の下端のベースプレート26からビス41を笠木
ホルダー19に螺入する。その際には、笠木1とベース
プレート26との間にパッキン43が介在される。ま
た、最後にベースプレート26にキャップ45が被着さ
れる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次のような優れた効果がある。
【0023】パラペットにねじを貫通させる作業や、ア
ンカープレートの溶接の作業が不要であることはもちろ
ん、パラペットの上にL字形座板を配設するときには、
その前垂片を施工側においてアングルにねじ止めするの
で、その作業がしやすく、また、施工側の反対側におけ
る作業がないために、作業を迅速且つ安全になし得る。
【0024】L字形座板が側面と上面とにおいて補強材
としてのアングルにねじ止めされ、L字形座板との結合
状態においてアンカープレートがアングルにねじ止めさ
れるために、手摺り等の支柱を安定して支持し得るよう
に、パラペットにアンカープレートを強力に固着するこ
とができる。
【0025】アンカープレートの固着に要する部品点数
が比較的少なく、しかも、パラペットの厚み巾やアンカ
ープレートの横巾に合わせて左右のL字形座板の使用が
でき、規格のL字形座板による適応性があるために、都
合が良くコスト的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す要部の分解斜視図である。
【図2】同実施例において手摺りの据付け状態で示す要
部の縦断面図である。
【図3】従来例の斜視説明図である。
【図4】従来例の斜視説明図である。
【符号の説明】
A アンカープレート P パラペット 6 L字形座板 7 アングル 30 前垂片 31 第1取付ねじ 32 第2取付ねじ 33 第3取付ねじ 37 第1取付ねじの通し孔 39 ねじ孔 41 第2取付ねじの通し孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 11/18 E04H 17/22 E04D 13/15 301 E04B 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラペットの上端部を作業しやすい施工
    側においてアングルの被着により補強し、そのパラペッ
    トに対するアンカープレートのねじ止めにつき、その受
    け部材として、前端部に屈折する前垂片に第1取付ねじ
    の通し孔が、後端部に第3取付ねじのねじ孔が、前後両
    端部間に第2取付ねじの通し孔がそれぞれ穿設された左
    右一対のL字形座板を使用し、両L字形座板を前記施工
    側においてアングルに掛けてパラペットの上に配設し、
    L字形座板の前垂片をパラペットの側部において第1取
    付ねじでアングルにねじ止めし、パラペットの上面にお
    いては、アンカープレートの左右両端部を、第2取付ね
    じでL字形座板からアングルにねじ止めする他、第3取
    付ねじをL字形座板のねじ孔に螺入することを特徴とす
    るパラペットに対するアンカープレートの固着方法。
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