JP3316374B2 - 発振装置 - Google Patents

発振装置

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JP3316374B2
JP3316374B2 JP10781496A JP10781496A JP3316374B2 JP 3316374 B2 JP3316374 B2 JP 3316374B2 JP 10781496 A JP10781496 A JP 10781496A JP 10781496 A JP10781496 A JP 10781496A JP 3316374 B2 JP3316374 B2 JP 3316374B2
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発振器の出力信号
レベルを一定にするALC(自動レベルコントロール)
機能を備えた発振装置に関するもので、特にIC化に適
した発振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発振器の出力信号レベルを一定にするA
LC機能を備えた発振装置として、図2の装置が考えら
れる。図2の発振器(1)は、内部に発振ループを有し
ておりその発振出力信号を出力端子(2)に発生する。
発振器(1)は、制御端子(3)の制御信号レベルによ
り、その発振出力信号レベルが変化する。
【0003】初期状態では、制御端子(3)の制御信号
レベルが「L」レベルであり、その発振出力信号レベル
は高くなっている。この発振出力信号は、直流阻止コン
デンサ(4)、直流電圧設定用の抵抗(5)(6)を介
して検波用のダイオード(7)に印加される。ダイオー
ド(7)は、レベル検波した信号をコンデンサ(8)に
充電する。そして、この充電電圧が直流アンプ(9)の
正入力端子に印加される。直流アンプ(9)の負入力端
子には可変基準電源(10)からの電圧が印加される。
初期状態では負入力端子の電圧が高くなるようにオフセ
ットを持たせて設定が行われる。そのため、直流アンプ
(9)の出力端子には「L」レベルが発生する。それ
故、上述の初期状態が設定される。
【0004】この状態から、発振出力信号レベルが大き
くなるとコンデンサ(8)の充電電圧が次第に増加し、
直流アンプ(9)の出力端子のレベルが「H」レベルと
なっていく。このため、発振出力信号レベルの増大はあ
るレベルで停止し、そのレベルを維持する。従って、図
2の回路によれば、発振器の出力信号レベルを一定にす
るALC機能を備えた発振装置が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
回路はIC化に適さない、という問題があった。第1
に、図2の回路では直流アンプ(9)で正確なレベル比
較を行う必要があったが、2つの入力信号はそれぞれ別
な温度特性を有するので正確な誤差電圧を発生するのが
難しい、という問題があった。発振器(1)内部のPN
接合電圧の温度変動が特に問題となる。
【0006】第2に、少しでも正確なレベル比較を行う
ために図2では直流阻止コンデンサ(4)を使用してい
るが、直流阻止コンデンサ(4)の使用はIC化した場
合チップ面積の増加を招く、という問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の点に鑑
みなされたもので、発振器と、エミッタが互いに共通接
続されベースに前記発振器の互いに逆位相の出力信号が
印加される第1及び第2トランジスタと、該第1及び第
2トランジスタの共通エミッタに発生する信号により充
電されるコンデンサと、電流源と、該電流源の出力に応
じて前記第1及び第2トランジスタのベースにバイアス
を与える第1バイアス回路と、前記電流源の出力に基づ
いて動作する第2バイアス回路と、エミッタが互いに共
通接続されベースに前記コンデンサの出力電圧が印加さ
れる第3トランジスタとベースに前記第2バイアス回路
の出力電圧が印加される第4トランジスタとを備え、前
記第3トランジスタのコレクタから出力信号を発生する
直流増幅器とを備え、該直流増幅器の出力信号に応じて
前記発振器の出力信号のレベルを調整するようにしたこ
とを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の発振装置の実施
の形態を示すもので、(11)は発振器、(12)(1
3)はエミッタが互いに共通接続されベースに前記発振
器の互いに逆位相の出力信号が印加される第1及び第2
トランジスタ、(14)は該第1及び第2トランジスタ
(12)(13)の共通エミッタに発生する信号により
充電されるコンデンサ、(15)は電圧源、(16)は
該電圧源の出力電圧に応じて前記第1及び第2トランジ
スタ(12)(13)にバイアスを与える第1バイアス
回路、(17)は前記電圧源の出力電圧に基づいて動作
する第2バイアス回路、(18)はエミッタが互いに共
通接続されベースに前記コンデンサ(14)の出力電圧
が印加される第3トランジスタ(19)とベースに前記
第2バイアス回路(17)の出力電圧が印加される第4
トランジスタ(20)とを備える直流増幅器である。
【0009】尚、図1において、図2と同一の回路素子
については同一の符号を付し、その説明を省略する。図
1の発振器(11)は、差動増幅器を使用したマルチバ
イブレータで構成する。差動増幅器の2つの出力信号
は、温度変化があった場合でも同じ変化量を示す。そし
て、第1バイアス回路(16)を構成する抵抗(21)
(22)の抵抗値は等しく設定しておく。電圧源(1
5)の電圧に応じて定電流源(23)には一定電流が流
れる。該一定電流が抵抗(24)及び抵抗(25)に流
れ点A及び点Bに電圧が発生し、第1バイアス回路(1
6)、第2バイアス回路(17)に供される。点Aから
の電圧は、抵抗(21)(22)を介して第1及び第2
トランジスタ(12)(13)にバイアスを与える。
又、点Bからの電圧は、第2バイアス回路(17)に供
される。
【0010】抵抗(21)(22)の抵抗値は等しく設
定されるので、第1及び第2トランジスタ(12)(1
3)のベース電圧は、等しくなる。図1の点C及び点D
には直流レベルは等しく、互いに逆位相の交流信号が表
れる。該信号は、第1及び第2トランジスタ(12)
(13)で全波整流され、コンデンサ(14)に充電さ
れる。
【0011】一方、点C及び点Dの直流信号は、抵抗
(21)(22)と抵抗(25)による抵抗比に分圧さ
れ、点Aの電圧を変化させる。その為、点C及び点Dの
直流信号が温度変動により、変動すると、点Aの電圧も
抵抗比に応じて変動する。点C及び点Dの直流信号の変
動電圧は、第1及び第2トランジスタ(12)(13)
及びコンデンサ(14)を介して、第3トランジスタ
(19)のベースに印加される。前記変動電圧は、制御
端子(3)の制御信号レベルを誤動作させる。そこで、
本発明では前記変動電圧を第4トランジスタ(20)の
ベースにも印加している。
【0012】即ち、点Aには前記変動電圧が前記抵抗比
で減衰させられた電圧が生ずる。そこで、抵抗(25)
の値が相対的に大きくなるように前記抵抗比を設定すれ
ば、点C及び点Dの直流信号変動に近い電圧変動を点A
に発生させることが可能となる。そして、点Aの電圧に
抵抗(24)でのオフセット電圧をのせた電圧が第2バ
イアス回路(17)に供される。オフセット電圧は、定
電流源(23)の電流値と抵抗(24)の抵抗値の掛け
算で定まる。
【0013】その結果、第3トランジスタ(19)と第
4トランジスタ(20)とを備える直流増幅器(18)
で、前記電圧変動の相殺が行われる。点Cの電圧は、第
1トランジスタ(12)のPN接合電圧を一回通り第3
トランジスタ(19)のベースに印加される。これに対
して、第4トランジスタ(20)のベースにも点Bから
の電圧がトランジスタ(26)のPN接合電圧を一回通
り印加される。このため、温度変動によるPN接合電圧
変動が点C、点Dから制御端子(3)までの間にない。
【0014】従って、図1の回路によれば、温度変動に
よるPN接合電圧変動の悪影響を大幅に低下できる。抵
抗(24)の働きにより、初期状態では第3トランジス
タ(19)のベース電圧が第4トランジスタ(20)の
ベース電圧に比べて低い。その為、第3トランジスタ
(19)はオフし、制御端子(3)には電流が流れな
い。その為、発振器(11)の発振レベルはに増加す
る。すると、コンデンサ(14)の充電電圧が高くな
り、第3トランジスタ(19)はオンするようになる。
すると、発振器(11)の発振レベルは、ある大きさで
大きく成らなくなり安定する。
【0015】したがって、図1の回路によれば、ALC
機能を備えた発振装置が得られる。尚、図1の説明では
コンデンサ(14)が配置されているが無くしてもよ
い。発振器(11)の発振出力信号の周波数が高い場合
には第1及び第2トランジスタ(12)(13)のエミ
ッタ容量で充電することができる。尚、図1の定電流源
(23)に変えて抵抗を使用するようにしてもよい。こ
の場合には点Aに発生する変動電圧が該抵抗と抵抗(2
4)により分圧されるので伝達効率が悪化する。又、点
Aと、点C及びDは等しい直流電圧に設定すれば、変動
電圧を効率良く抽出できる。
【0016】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、発振
器から2つの互いに位相が反転関係にある信号を取り出
して差動型の回路により全波整流を行っている。そのた
め、検波効率がよく、整流用コンデンサの値を小さくで
きる。又、本発明によれば、おなじバイアス回路の基準
にして直流増幅器の差動入力が得られるので、発振出力
信号の温度特性がよく、バラツキがすくない。そのた
め、IC内で直流再生する必要がなく直流阻止コンデン
サが必要なくIC化に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発振装置を示す回路ブロック図であ
る。
【図2】従来の発振装置を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
(11) 発振器 (12) 第1トランジスタ (13) 第2トランジスタ (16) 第1バイアス回路 (17) 第2バイアス回路 (18) 直流増幅器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発振器と、 エミッタが互いに共通接続されベースに前記発振器の互
    いに逆位相の出力信号が印加される第1及び第2トラン
    ジスタと、 該第1及び第2トランジスタの共通エミッタに発生する
    信号により充電されるコンデンサと、 電流源と、 該電流源の出力に応じて前記第1及び第2トランジスタ
    のベースにバイアスを与える第1バイアス回路と、 前記電流源の出力に基づいて動作する第2バイアス回路
    と、 エミッタが互いに共通接続されベースに前記コンデンサ
    の出力電圧が印加される第3トランジスタとベースに前
    記第2バイアス回路の出力電圧が印加される第4トラン
    ジスタとを備え、前記第3トランジスタのコレクタから
    出力信号を発生する直流増幅器とを備え、該直流増幅器
    の出力信号に応じて前記発振器の出力信号のレベルを調
    整するようにしたことを特徴とする発振装置。
  2. 【請求項2】 発振器と、 エミッタが互いに共通接続されベースに前記発振器の互
    いに逆位相の出力信号が直流結合で印加される第1及び
    第2トランジスタと、 該第1及び第2トランジスタの共通エミッタに発生する
    信号により充電されるコンデンサと、 電流源と、 該電流源の出力に応じて前記第1及び第2トランジスタ
    のベースにバイアスを与える第1バイアス回路と、 前記電流源の出力電圧に基づいて動作する第2バイアス
    回路と、 エミッタが互いに共通接続されベースに前記コンデンサ
    の出力電圧が印加される第3トランジスタとベースに前
    記第2バイアス回路の出力電圧が印加される第4トラン
    ジスタとを備え、前記第3トランジスタのコレクタから
    出力信号を発生する直流増幅器と、 前記第1バイアス回路と前記第2バイアス回路との間に
    接続され前記第4トランジスタのベース電圧が前記第3
    トランジスタのベース電圧より高くなるように設定する
    オフセット手段とを備え、該直流増幅器の出力信号に応
    じて前記発振器の出力信号のレベルを調整するようにし
    たことを特徴とする発振装置。
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