JP3315817B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP3315817B2
JP3315817B2 JP19273194A JP19273194A JP3315817B2 JP 3315817 B2 JP3315817 B2 JP 3315817B2 JP 19273194 A JP19273194 A JP 19273194A JP 19273194 A JP19273194 A JP 19273194A JP 3315817 B2 JP3315817 B2 JP 3315817B2
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、複写機、デジタル複
合機、レ−ザ−プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装
置に用いられる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、定着装置の構成図を示すもので
ある。定着ローラ1は、一対の側板10に支持され、その
外周面にはサーミスター4、分離爪5が設けられ、また
その内部には加熱可能なヒーター3を内臓している。2
は加圧ローラで、定着ローラ1に圧接するように設けら
れ、その両端は一対の側板10に支持されて前記定着ロー
ラ1に連れ回り可能になっている。前記サーミスター4
は定着ローラ1の定着可能温度を検知するためのもので
ある。前記分離爪5は定着ローラ1に密着した記録紙を
分離させるためのものである。6は排紙検知アクチュエ
ーターで、定着された記録紙の先端と後端とを検知して
記録紙の通過及び紙づまりを検出している。7は排出ロ
ーラで定着時及び定着後の記録紙Pの排出を行ってい
る。8は除電ブラシで前記排出ローラ7で排出されてく
る定着後の記録紙Pの静電気を除去させている。9は記
録紙Pの排出側面に設けた定着カバーである。矢印Aは
定着ローラ1の回転方向を示す。
【0003】このような構成において、転写装置14によ
り記録紙P上に転写された未定着トナー像は、前記定着
ローラ1と前記加圧ローラ2との間に搬送されて加熱、
かつ加圧されて溶融定着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複写機、プ
リンター、ファクシミリ等を使用する場合、定着ローラ
1に内臓のヒーター3が点灯して該定着ローラ外周面が
定着可能温度に達した後、始動回転して記録紙の定着を
行うのであるが、前記定着ローラと圧接している加圧ロ
ーラの外周面温度が、初期の段階において、前記定着ロ
ーラと接している部分については、該定着ローラからの
熱量を直接受けて温度が高くなっているが、それ以外の
部分では低い。そのため記録紙上の未定着トナー像を定
着する際、前記加圧ローラ外周面の低温部分に熱量が吸
収されて定着温度が降下してしまい、一枚目の記録紙に
おいては熱量不足による未定着の部分が生じるという不
具合があった。
【0005】そのため特開平3−89382号公報に開
示されているように、定着ローラと加圧ローラのそれぞ
れにサーミスターを設け、昇温の遅い加圧ローラの方が
定着可能な温度に到達していない場合に、定着可能温度
に達するまで前記定着ローラと前記加圧ローラとを継続
して空回転させることが考え出されている。しかしなが
ら、定着ローラを始終回転させなければならないことで
騒音が問題となっていた。
【0006】本発明は、定着可能温度に到達するまでの
定着ローラ及び加圧ローラの回転騒音をなくし、かつ一
枚目の記録紙におけるトナー像の未定着が防できる定着
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、前記請求項1に係る発明は、ヒーターを内臓した定
着ローラと該定着ローラに圧接する加圧ローラとを備
え、前記加圧ローラの円筒周面を形成する層に電圧を印
加すると定着可能温度よりやや低めの所定温度に昇温し
てその状態を保持する自己温度制御特性を有する面発熱
体層を設けるとともに、電源投入時には前記面発熱体層
のみをオンして常時予熱し、記録開始モード時にはさら
に前記ヒーターを点灯させるヒーター制御手段とを備え
たことを特徴とする。
【0008】
【0009】
【作用】請求項1記載の構成によれば、加圧ローラに電
圧を印加すると定着可能温度よりやや低めの所定温度に
昇温してその状態を保持する自己温度制御特性を有する
面発熱体層を設け、その面発熱体層のみを電源投入時か
らオンして加圧ローラを常時予熱しているので、記録開
始から記録出力までの時間を短縮することが出来る。さ
らにまた加圧ローラ外周面の熱量を均一にさせるため
に、定着前における定着ローラと加圧ローラとの空転動
作を行わなくとも所定の均一な温度に達成させることが
できるので、騒音の防止と、さらに温度ムラによる未定
着部分の防止が図れる。
【0010】
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0012】図1は本発明の第1実施例の定着装置構成
図を示したものである。1は定着ローラでアルミ、鉄、
ステンレス等の材質から成り、ヒーター3を内臓してい
る。この定着ローラ1の外周面にはサーミスター4が設
けられ、定着ローラの温度検知をしている。11は加圧
ローラで、その構成は芯がねに弾性体を被覆し、その弾
性体層の中に面発熱体12を形成している。この面発熱
体12は発熱体を耐熱性フィルムで被ったもので、自己
温度制御特性を有し、電圧を印加すると所定の温度に昇
温して保持状態になるという特性がある。
【0013】トナー像が転写された記録紙は、前記定着
ローラと前記加圧ローラとの間に搬送されるとともに加
熱、かつ加圧され、記録紙上のトナー像が定着される。
5は分離爪で、定着によって定着ローラ1に密着した前
記記録紙を切り離す。6は排紙検知アクチュエーター
で、定着後の記録紙の先端及び後端を検知し、前記記録
紙の搬送状態を監視している。7は排出ローラで、定着
後の記録紙を図示していないトレイに排出させるもので
ある。
【0014】図2は上記構成を制御するブロック構成図
を示したものである。図において、A/D変換部20は
サーミスター4の温度検出信号をアナログからデジタル
信号に変換するものである。ヒーター制御部16はヒー
ター3の通電制御を行い、面発熱体制御部17は、面発
熱体12の通電制御を行うものである。駆動制御部19
は、メインモータ15の回転制御を行うもので、定着ロ
ーラ、感光体等を回転駆動させる。制御部21は、上記
各部を制御するマイクロコンピュターであり、バスで前
記タイマー22及びメモリ23を接続している。
【0015】ここで電源18を投入すると、制御部21
は、面発熱体制御部17に面発熱体12に通電するよう
信号を出力する。前記面発熱体12は、面発熱体制御部
17からの通電を受けて所定の温度に昇温しその温度で
保持する。この状態で記録開始モードになると、制御部
21は、ヒーター制御部16に対しヒーター3への通電
開始信号を出し、サーミスター4が定着可能温度を検知
するまで通電させる。該サーミスター4が定着可能温度
を検知した場合は、駆動制御部19に信号を出して、メ
インモータ15を駆動回転させ、前記定着ローラ、該定
着ローラ1に連れ回りする加圧ローラ11、図示してい
ない感光体、現像ローラ、記録紙の給紙コロ、排出ロー
ラを回転させ記録動作をスタートさせる。またサーミス
ター4への通電停止は、サーミスター4が定着可能温度
あるいはその温度から所定値越えた温度を検知したとき
に、再び通電させるときには、降下温度が定着可能温度
まで下降したときあるいは前記定着可能温度より所定の
低温値を検知したときに行うようにしている。
【0016】図3は本発明の第2実施例の定着装置構成
図を示したものである。前記図1に基づいて説明した同
符号のものは説明を省略する。13は定着ローラで、そ
の円筒周面を形成する層に面発熱体12aを形成してい
る。この面発熱体12aは前記面発熱体12と同様な部
材で、電圧を印加すると所定の定着可能温度まで昇温し
て保持するものである。
【0017】図4は図3に示す定着装置を制御する制御
部のブロック構成図を示したものである。図において、
17aは第1面発熱体制御部で、第1面発熱体12aの
通電制御を行い、17bは第2面発熱体制御部で、第2
面発熱体12bを通電制御を行っている。22はタイマ
ーで、前記第1面発熱体12aが所定の定着可能温度に
到達するまでの時間を監視している。23はメモリで、
前記第1面発熱体12aが記録開始モードから所定の定
着可能温度に到達するまでの所要時間を記憶している。
【0018】ここで電源投入をすると、制御部21は、
第2面発熱体制御部17bに対し第2面発熱体12bへ
通電するよう指令信号を出力する。前記第2面発熱体1
2bは、前記第2面発熱体制御部17bからの通電指令
を受けて通電し、所定の温度に昇温しその温度で保持す
る。この状態で記録開始モードになると、制御部21
は、第1面発熱体制御部17aに対し第1面発熱体12
aへの通電開始信号を出力し、前記第1面発熱体12a
が定着可能温度に到達するまでの予め定めた所定時間を
メモリ23から読み出し、タイマー22が前記所定時間
をカウントした後、駆動制御部19に信号を出して、メ
インモータ15を駆動回転させ、前記定着ローラ、該定
着ローラ1に連れ回りする加圧ローラ11、図示してい
ない感光体、現像ローラ、記録紙の給紙コロ、排出ロー
ラを回転させ記録動作をスタートさせる。また前記第1
面発熱体への通電停止は、排紙検知アクチュエーター6
が一枚目の記録紙の後端検知後に行うようにしている。
但し、制御部21が2ページ目の記録のあることを検知
している場合は通電停止は行わない。
【0019】図5は面発熱体12が形成されている前記
加圧ローラ11の構成を示す。面発熱体12は、非導電
体30の上層に蒸着した導電体31の上に被うように形
成し、接続部33で互いに導電可能に接続している。前
記導電体31はローラの両端部において、面発熱体12
よりも端部方向に突出して、その突出した部分に電極を
当接するようにしている。このような構成は、定着ロー
ラの円筒周面に面発熱体を形成したものにも同様に構成
できる。
【0020】図6は前記第1面発熱体12aの昇温特性
を表したものである。この図は、記録開始モード時から
所定の電圧を印加したときの、経過時間と昇温の関係を
線図で示したものである。線図は所定温度に到達するま
で経過時間とともに比例して昇温し、その後、温度が一
定に保持される。
【0021】図7は前記加圧ローラ11に形成された面
発熱体の昇温特性を表したものである。この図は記録開
始モード時からの昇温特性を表したもので、記録開始モ
ード時には既に前記面発熱体の昇温は一定温度に保持さ
れている。これは記録開始モード時前の電源投入時点で
前記面発熱体に電圧を印加させているためである。しか
も保持する温度が定着可能温度より低温(例えば50
℃)のため昇温には時間がかからない。
【0022】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、電源投入
により、加圧ローラを定着可能温度よりやや低めの所定
温度に均一に昇温保持させることが可能なので、その分
の記録開始から記録出力までの時間が短縮される。しか
も加圧ローラの表面は温度ムラによる未定着部分のない
高品質の画像が得られる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る定着装置の構成図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例に係る制御ブロック構成図
である。
【図3】本発明の第2実施例に係る定着装置の構成図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例に係る制御ブロック構成図
である。
【図5】本発明の面発熱体を形成した加圧ローラの要部
構成図である。
【図6】本発明の面熱発熱体を形成した定着ローラの昇
温特性図である。
【図7】本発明の面熱発熱体を形成した加圧ローラの昇
温特性図である。
【図8】従来の定着装置の構成図である。
【符号の説明】
1,13…定着ローラ 2,11…加圧ローラ 3…ヒーター 4…サーミスター 5…分離爪 6…排紙検知アクチュエター 7…排出ローラ 8…除電ブラシ 9…定着カバー 10…側板 12…面発熱体 12a…第1面発熱体 12b…第2面発熱体 14…転写装置 15…メインモータ 16…ヒータ制御部 17…面発熱体制御部 17a…第1面発熱体制御部 17b…第2面発熱体制御部 18…電源 19…駆動制御部 20…A/D変換部 21…制御部 22…タイマー 23…メモリ 30…非導電体 31…導電体 32…電極 33…接続部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒーターを内臓する定着ローラと、該定
    着ローラに圧接する加圧ローラとを備えた定着装置にお
    いて、前記加圧ローラの円筒周面を形成する層に電圧を
    印加すると定着可能温度よりやや低めの所定温度に昇温
    してその状態を保持する自己温度制御特性を有する面発
    熱体層を設けるとともに、電源投入時には前記面発熱体
    層のみをオンして常時予熱し、記録開始モード時にはさ
    らに前記ヒーターを点灯させるヒーター制御手段を備え
    たことを特徴とする定着装置。
JP19273194A 1994-07-26 1994-07-26 定着装置 Expired - Fee Related JP3315817B2 (ja)

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