JPH07114972A - 温度制御装置 - Google Patents

温度制御装置

Info

Publication number
JPH07114972A
JPH07114972A JP28176793A JP28176793A JPH07114972A JP H07114972 A JPH07114972 A JP H07114972A JP 28176793 A JP28176793 A JP 28176793A JP 28176793 A JP28176793 A JP 28176793A JP H07114972 A JPH07114972 A JP H07114972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
temperature
control element
control
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28176793A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Miura
滋夫 三浦
Hirohisa Sawada
宏久 沢田
Jiro Futagawa
次郎 二川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP28176793A priority Critical patent/JPH07114972A/ja
Publication of JPH07114972A publication Critical patent/JPH07114972A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒーター32に印加する交流電圧をスイチッ
ング素子64jにより制御してヒーターの温度調整を行
なう温度制御装置について、電源の100%をヒーター
に印加することができて電力効率がよく、かつヒーター
の精度の良い温度調整ができる温度制御装置を提供する
こと。 【構成】 ヒーター32に印加される交流電圧のゼロク
ロス点を検知する手段71と、ヒーター温度検知手段3
2eと、ゼロクロス点が検知されてからある時間を経過
したところでスイッチング素子64jをオンし、次のゼ
ロクロス点の検知までの間交流電圧をヒーターに印加す
ることにより位相制御よるヒーターの温度調整を行なう
ための、スイッチング素子の位相制御素子75と、スイ
ッチング素子を連続的にオン状態とするためのオンオフ
制御素子74の複数の制御素子を有し、該制御素子のど
ちらかによりヒーターの温度調整を行なうこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商用電源等の交流電圧
を印加して暖めるヒーターの温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば複写機・プリンタ・ファク
シミリ等の画像形成装置において画像加熱定着装置のヒ
ーター(熱ローラ、セラミックヒーター等)を所定の定
着温度に調整制御する方式には、ヒーターに印加するA
C商用電源電圧のゼロクロス点を検知し、これを基準に
してトライアック等によりヒーターに印加するAC電圧
オンのタイミングを制御することによりヒーターの温度
を調整する位相制御方式と、ただ単純にトライアック等
をオンオフ制御するオンオフ制御方式の2種類の方式が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記前者の位相制御方
式は、その回路構成上、ヒーターの精度の良い温度調整
ができるが、AC商用電源を連続的に100%ヒーター
に印加することができず電力効率が低い。
【0004】一方、後者のオンオフ制御方式は、AC商
用電源を連続的に100%ヒーターに印加することがで
きる反面、その回路構成上、ヒーターの精度の良い温度
調整ができなかった。
【0005】そこで本発明は、電源の100%をヒータ
ーに印加することができて電力効率がよく、かつヒータ
ーの精度の良い温度調整ができる温度制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする温度制御装置である。
【0007】(1)ヒーターに印加する商用電源等の交
流電圧をトライアツク等のスイチッング素子により制御
することにより該ヒーターの温度調整を行なう温度制御
装置であり、ヒーターに印加される交流電圧を、印加電
圧の方向が正から負、あるいは負から正に変わるゼロク
ロス点を検知するゼロクロス点検知手段と、ヒーターの
温度を検知する温度検知手段と、前記ゼロクロス点検知
手段によりゼロクロス点が検知されてからある時間を経
過したところで前記スイッチング素子をオンし、次のゼ
ロクロス点の検知までの間交流電圧をヒーターに印加す
ることにより位相制御よるヒーターの温度調整を行なう
ための、前記スイッチング素子の位相制御素子と、前記
スイッチング素子を連続的にオン状態とするためのオン
オフ制御素子の複数の制御素子を有し、上記制御素子の
どちらかを選択し切り替え、該選択された制御素子によ
りヒーターの温度調整を行なうことを特徴とする温度制
御装置。
【0008】(2)前記温度検知手段にて検知されたヒ
ーター温度とヒーターの目標温度の差分によって、前記
位相制御素子と前記オンオフ制御素子の切り替えを設定
することを特徴する(1)に記載の温度制御装置。
【0009】(3)温度検知手段にて検知されるヒータ
ー温度がヒーターの目標温度に対してある一定値以上低
い場合は、前記オンオフ制御素子をオン状態として、そ
の後ヒーターの温度がヒーターの目標温度に対してある
一定値以内に達した時該オンオフ制御素子をオフ状態と
して前記位相制御素子にてヒーターの温度調整を行な
い、温度検知手段にて検知されるヒーターの温度がある
一定値以上高い場合は、前記オンオフ制御素子と前記位
相制御素子の両方をオフすることを特徴とする(1)に
記載の温度制御装置。
【0010】
【作用】上記のように位相制御素子とオンオフ制御素子
を利用した温度制御手段構成とすることで、位相制御素
子により微妙な精度良い温度調整を行なうと同時に、オ
ンオフ制御素子によりAC商用電源の100%をヒータ
ーに印加することを可能とする。そして、ヒーターの低
温時に該ヒーターを短時間で暖めることを可能とする。
【0011】
【実施例】
(1)画像形成装置例(図1) 図1は画像加熱定着装置のヒーター温度を本発明に従う
温度制御装置により制御するようにした画像形成装置例
の概略構成図である。本例の画像形成装置は転写式電子
写真プロセス利用のファクシミリ装置である。
【0012】1は装置外装筐であり、その上面板の図面
上右半部を送信用原稿Oのセットトレイ部2とし、左半
部を送信済み原稿の排出トレイ部3としてあり、その両
者2・3の間に原稿読み取り部4を配設してある。
【0013】送信は、セットトレイ部2に送信用原稿O
を画像面を下向きに積載セットし、不図示の操作パネル
で送信操作をすることにより上記積載原稿Oが給送ロー
ラー5により最下位のものから順次原稿読み取り部4へ
1枚分離給送され光電読み取りされて排出トレイ部3へ
排出される。
【0014】光電読み取りされた原稿画像情報は電話回
線を通じて相手方ファクシミリ装置へ送信される。
【0015】原稿読み取り部4において、6・7は原稿
送りローラー、8はプラテンガラス、9は原稿照明ラン
プ、10は光電読み取り素子アレイ、11は原稿排出ロ
ーラーである。
【0016】受信される画像情報の記録は、レーザース
キャナ12から出力される受信画像情報の時系列電気デ
ジタル画素信号に対応して変調されたレーザー光13に
より、帯電手段としての帯電ローラ15で所定の極性・
電位に一次帯電処理されている回転感光ドラム14の面
が走査露光されて、該回転感光ドラム14の面に受信画
像情報に対応した静電潜像が形成される。
【0017】そしてその潜像が現像装置16によってト
ナー画像として現像され、回転感光ドラム14と転写手
段としての転写ローラー17との圧接ニップ部(転写
部)18に、給紙カセット19から給紙ローラー20に
より一枚分離給送されてレジストローラー対21を経由
して給紙された記録材(転写材)Pの面に順次に転写さ
れていく。
【0018】転写部18でトナー画像の転写を受けた記
録材Pは回転感光ドラム14の面から分離されガイド板
22を通って後述する画像加熱定着装置23へ導入され
てトナー画像の加熱定着処理を受け、排出ローラー24
により機外の排紙トレイ25上へ排出される。
【0019】記録材Pに対するトナー画像転写後の回転
感光ドラム14はクリーニング装置26により転写残り
トナー等の付着汚染物の除去処理を受けて清浄面化さ
れ、繰り返して作像に供される。
【0020】27はプロセスカートリッジであり、本実
施例の装置は感光ドラム14・帯電ローラー15・現像
装置16・クリーニング装置26の4つのプロセス機器
を包含させてなり、装置本体内の所定の装着部位に着脱
交換自在である。
【0021】28は制御系電装部、29排熱ファンを示
す。
【0022】(2)画像加熱定着装置(図2・図3) 図2は画像加熱定着装置23の要部の拡大横断側面図、
図3はヒーター32の途中部省略・一部切欠き平面模型
図である。この画像加熱定着装置23は特開平4−44
075〜44083号公報、同4−204980〜20
4984号公報等に開示の所謂テンションレスタイプの
フィルム加熱方式の装置である。
【0023】この装置は耐熱性フィルムとしてエンドレ
スベルト状もしくは円筒状のものを用い、該フィルムの
周長の少なくとも一部は常にテンションフリー(テンシ
ョンが加わらない状態)とし、フィルムは加圧部材の回
転駆動力で回転駆動するようにした装置である。
【0024】31は円筒状の耐熱性フィルムであり、断
熱性支持体33に取付けたヒーター32及びフィルム内
面ガイド部材34aを含むステー34に外嵌させてあ
る。この円筒状の耐熱性フィルム31の内周長と、ヒー
ター32・支持体33・フィルム内面ガイド部材34a
を含むステー34の外周長は、フィルム31の方を例え
ば3mm程大きくしてあり、従ってフィルム31はヒー
ター32・支持体33・フィルム内面ガイド部材34a
を含むステー34に対し周長が余裕をもってルーズに外
嵌している。
【0025】フィルム31は熱容量を小さくしてクイッ
クスタート性を向上させるために、フィルム膜厚は10
0μm以下、好ましくは50μm以下20μm以上の耐
熱性のあるPTFE、PFA、FEP等の単層フィル
ム、或いはポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、
PES、PPS等のフィルムの外周表面にPTFE、P
FA、FEP等をコーティングした複合層フィルムを使
用できる。ヒーター32とフィルム31の内周面との摺
動抵抗を低減させるためにフィルム32の内周面には耐
熱性グリス等の潤滑剤を塗布してある。
【0026】ヒーター32は、耐熱性フィルム31もし
くは被加熱材としての記録材Pの搬送方向aに対して直
角方向を長手とする細長の耐熱性・絶縁性・良熱伝導性
の基板32a、該基板の表面側の短手方向中央部に基板
長手に沿って形成具備させた抵抗発熱体32b、抵抗発
熱体32の長手両端部の給電用電極32c・32c、抵
抗発熱体を形成したヒーター表面を保護させた耐熱性オ
ーバーコート層32d、基板裏面側に具備させた、ヒー
ター温度を検知するサーミスタ等の検温素子32e等か
らなる全体に低熱容量のセラミックヒーターである。
【0027】このヒーター32を抵抗発熱体32bを形
成具備させた表面側を下向きに露呈させて耐熱性・断熱
性を有する支持体33を介してステー34の下面側に保
持させて固定配設してある。
【0028】ヒーター基板32aは、例えば、アルミナ
や窒化アルミニウム等の厚み1mm・幅10mm・長さ
240mmのものである。
【0029】抵抗発熱体32bは、例えば、Ag/Pd
(銀パラジウム)、RuO2 、Ta2 N等の電気抵抗材
料をスクリーン印刷等により、厚み約10μm、幅1〜
3mmの線状もしくは細帯状に塗工して形成したもので
ある。
【0030】給電用電極32c・32cは、例えば、A
g等のスクリーン印刷パターン層である。
【0031】オーバーコート層32dは、例えば、約1
0μm厚の耐熱性ガラス層である。
【0032】このヒーター32は、抵抗発熱体32bの
両端部電極32c・32cに対する給電により該抵抗発
熱体32bが長手全長にわたって発熱することで昇温
し、その昇温が検温素子32eで検知される。その検温
素子32eの出力情報をもとに後述する温度制御手段で
抵抗発熱体32bに対する通電電力が制御されること
で、ヒーター32の温度制御がなされる。
【0033】35はヒーター32との間にフィルム31
を挟んで圧接ニップ部(定着ニップ部)Nを形成し、且
つフィルム31を回転駆動させるフィルム外面接触駆動
手段としての加圧ローラーであり、芯金35aと、シリ
コンゴム等の離型性の良い耐熱ゴム層35bよりなり、
不図示の軸受手段・付勢手段により所定の押圧力をもっ
てフィルム31を挟ませてヒーター32の表面に圧接さ
せて配設してある。
【0034】そして駆動手段Mにより矢示の反時計方向
に回転駆動され、この加圧ローラー35の回転駆動によ
る該ローラーとフィルム外面との摩擦力でフィルム31
に時計方向aへの回転力が作用する。
【0035】而して、ヒーター32の温度が所定に立ち
上がり、かつ加圧ローラー35の回転によるフィルム3
1の回転周速度が定常化した状態において、フィルム3
1を挟んでヒーター32と加圧ローラー35とで形成さ
れる定着ニップ部Nのフィルム31と加圧ローラー35
との間に被加熱材としての画像定着すべき記録材Pが不
図示の画像形成部より導入されてフィルム31と一緒に
圧接ニップ部Nを挟持搬送されることによりヒーター3
2の熱がフィルム31を介して記録材Pに付与され記録
材P上の未定着顕画像(トナー画像)Tが記録材P面に
加熱定着されるものである。定着ニップ部Nを通った記
録材Pはフィルム31の面から分離されて搬送される。
【0036】なお、フィルム加熱方式の画像定着装置
(加熱装置)自体は前記の公報、特開昭36−3131
82号公報・特開平2−157878号公報等で公知で
あるから上記以上のより詳しい説明は省略する。
【0037】(3)制御系(図4〜図9) a)図4は本実施例のファクシミり装置の制御系のブロ
ック図である。
【0038】41(4)は送信原稿を読み取り画像デー
タに変換する原稿読み取り部、42は電話回線をファク
シミリ装置に接続するための網制御装置(NCU)、4
3は通信を行なうための変調復調装置(モデム)、44
はモデムを制御するモデム制御部、45は操作パネル部
であり、装置の各種状態をユーザーに表示するための表
示器46やユーザーが装置に各種動作を指示するための
キー47等を含む。
【0039】48はファクシミリの状態を検知するため
のセンサー1、49は原稿搬送を行なうための読み取り
モーターなどに構成される駆動系1、50はメモリであ
り、受信画像データ等を記憶する画像メモリ51、停電
等商用電源断時においても電池等でバックアップされデ
ータが破壊しないシステムRAM(またはシステムメモ
リ)52、ファクシミリの仕様を決定するROM53等
を含む。
【0040】Aは以上を制御する第一制御部である。
【0041】Bは記録部の制御系である。54は記録部
の各種状態を検知するためのセンサー2、55は記録材
Pの搬送などの記録系を駆動するための駆動系2であ
り、記録材搬送などを行なうためのモーター類56、該
モーター類により駆動される駆動部を決定し制御するた
めのプランジャ類57、このプランジャ類と同等の機能
を有するクラッチ類58等を含む。
【0042】59は転写を行なうための転写部であり、
転写に必要な高電圧を作り出すための高圧回路60を含
む。61(12)はレーザーをスキャンするためのスキ
ャナ部であり、レーザー62を含む。
【0043】63は前述の定着装置23のヒーター32
に印加するACを入力するためのAC入力部、64はヒ
ーターコントロール部、32は定着装置23のヒータ
ー、32eはヒーター32の検温素子としてのサーミス
タ1であり、ヒーター32の記録材通紙部の温度を検知
する。35は加圧ローラー、65は加圧ローラーの温度
を検知するためのサーミスタ2である。
【0044】66は機内温度を下げるためのファンモー
ター部、67はファンモーター部をドライブするための
ファンモータードライブ部である。
【0045】Cは以上を制御する第二制御部である。
【0046】b)図5は定着装置23のヒーター制御系
のブロック回路図である。
【0047】AC入力部63において、63aはヒータ
ー32への給電用100VAC(商用電源)入力部、6
3bはノイズフィルタである。
【0048】ヒーターコントロール部64において、6
4aは100VACを12VAC程度に落とすと同時
に、電源の1次2次側を切り離すためのトランス(TR
1)、64bはドアスイッチ(DSW1)であり、ファ
クシミリ装置の記録部(給紙部)が開けられた時にヒー
ター32への給電をストップさせるものである。
【0049】64cはコイル(L1)、64dはコンデ
ンサ(C1)、64eはサージアブソーバー、64fは
リレーのコイル側64mによりオンオフされるリレーの
スイッチ側、64gはヒーター32へのAC給電をスイ
ッチングするトライアック、64hと64iはヒューズ
抵抗、64jは電源の1次2次側を切り離すと同時にト
ライアツク64gをオンオフするためのフォトトライア
ック、64kは抵抗、64mは安全回路・温度検知回路
73の指示によりヒーター32の温度が異常に上昇した
ときにリレーのスイッチ側64fをオフするためのリレ
ーのコイル側、64nは逆流防止ダイオードである。
【0050】ヒーター32において、32fはヒーター
プロテクタとしての温度ヒューズである。
【0051】第二制御部Cにおいて、71はAC電源の
電圧のゼロクロス検知を行なうためのゼロクロスデテク
タ、72はAC電源の電圧値を検知するためのAC電圧
検知回路、73はヒーター32の検温素子としてのサー
ミスタ32e(サーミスタ1)の抵抗値を電圧に変換し
て制御回路76へ伝えると同時に、ヒーター32の温度
が異常に上昇した場合にはリレーのコイル側64mによ
りリレーの接点側64fをオフする、安全回路並びに温
度検知回路である。
【0052】74はオンオフ制御素子、75は位相制御
素子である。制御回路76は温度制御を行なう制御回路
であり、CPUなどにより構成されるものである。
【0053】80は電源回路であり、24VAは24V
電源であり、24VBは電源回路を介して他のリレーな
どにつながれ、他の回路の24V電源であり、ドアスイ
ッチ64bがオフの時には給電オフとなる他の回路の電
源である。
【0054】c)図6・図7はヒーター32の上記温度
制御系の動作のフローチャートを示すものである。
【0055】ステップS0は初期プログラム、S1〜S
19はメインプログラムフローチャート、S20〜S2
8(図7)は図6のステップS12でスタートされるタ
イマープログラムであり、メインプログラムと平行して
走るものである。
【0056】d)図8は動作タイミングチャートであ
り、AC入力電圧は図5のAC入力部63の給電用10
0VAC(商用電源)入力部63aよりヒーター側へ印
加される。
【0057】HON1、HON2はそれぞれ図5のオン
オフ制御素子74と位相制御素子75の駆動信号であ
る。
【0058】TRBは図5の位相制御素子75の駆動ト
ランジスタのベース電圧である。
【0059】e)図9はオンオフ制御素子74にて位相
制御を行なおうとした場合のタイミングチャートであ
る。
【0060】f)而して、本実施例では定着装置23の
ヒーター32の温度制御を前記図4・図5の回路構成に
て図6・図7の動作で行なう。
【0061】オンオフ制御素子74と位相制御素子75
の二つの制御素子を有し、サーミスタ32eにより検知
されたヒーター32の温度と、定められているヒーター
32の目標温度との差分を計算し、その差分が一定値以
内であれば、位相制御を行ない、それ以外であれば、オ
ンまたはオフ制御を行なう。このタイミングを示したの
が図8である。
【0062】ここで、位相制御素子75はトランジスタ
のベースにコンデンサが接続され、ハードウェア的にあ
る一定時間以内しかトライアック駆動信号をオンできな
い構成となっている。
【0063】すなわち、これはオンオフ制御素子74の
ようなハード的に連続してトライアック駆動信号をオン
できるような素子を用いた場合は、AC印加電圧の位相
が深い場合、即ち次のゼロクロス点の直前でトライアッ
ク駆動信号をオンとしなくてはならない場合で、次のゼ
ロクロス点の前にトライアック駆動信号をオフに出来な
い場合に、次のAC波が誤ってオンしてしまうのを防ぐ
ものである。
【0064】これは図8中の,,と、図9中の
,,に対するヒーター印加電圧を比較してみれば
理解されるはずである。
【0065】また逆に、位相制御素子75を用いて連続
的にトライアックをオンさせるのは不可能である。即ち
この場合は、AC入力のゼロクロス点を正確に検知し、
ゼロクロスの直後にトライアックをオンさせる制御を行
なわないと、このような制御は出来ない。
【0066】ところが実際には、図5中のトランス64
aの位相進み量や、ゼロクロスデテクタ71のゼロクロ
ス点検知の遅延時間が問題となり、このような正確なゼ
ロクロス点の検知は不可能である。そのため、オンオフ
制御素子74が必要となるのである。
【0067】本発明では、ヒーター32とトライアツク
等のスイッチング素子64jを有し、該スイッチング素
子64jによりヒーター32に印加する商用電源等の交
流電圧を制御することにより、該ヒーター32の温度調
整を行なう温度制御装置で、該印加される交流電圧を、
印加電圧の方向が正から負、あるいは、負から正に変わ
るゼロクロス点を検知する手段71と、該ヒーター32
の温度を検知する温度検知手段32eを有し、該ゼロク
ロス点から、ある時間を経過したところで該トライアッ
ク等のスイッチング素子64jをオンし、次のゼロクロ
ス点までの間該交流電圧を該ヒーター32に印加するこ
とにより、該ヒーター32の位相制御による温度調整を
行なうための該スイッチング素子64jの位相制御素子
75と、該スイッチング素子64jを連続的にオン状態
とするためのオンオフ制御素子74の複数の制御素子を
有し、該制御素子75・74のどちらかを選択し切り替
え、該選択された制御素子により該ヒーター32の温度
調整を行なうように温度制御装置を構成したので、位相
制御素子75により、微妙な、精度良い、温度調整を行
なうと同時に、オンオフ制御素子74により、AC商用
電源の100%をヒーターに印加することを可能とし
た。そして、ヒーターが低温時に、該ヒーターを短時間
で暖めることを可能とした。
【0068】また、上述温度検知手段32eにて検知さ
れたヒーター温度とヒーター32の目標温度との差分に
よって、位相制御素子75とオンオフ制御素子74の切
り替えを設定する様に温度制御装置を構成して位相制御
素子75とオンオフ制御素子74を有効的に活用した。
【0069】更に、ヒーター32の温度が該ヒーターの
目標温度に対してある一定値以上低い場合、オンオフ制
御素子74をオン状態とし、ヒーター32の温度が該ヒ
ーターの目標温度に対してある一定値以内に達した時オ
ンオフ制御素子74をオフ状態とし位相制御素子75に
て該ヒーターの温度調整を行ない、該ヒーターの温度が
該ヒーターの目標温度に対してある一定値以上高い場
合、オンオフ制御素子74と位相制御素子75の両方を
オフするように該温度制御回路を構築し、具体的な装置
の構築を達成した。
【0070】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ヒーター
に印加する商用電源等の交流電圧をトライアック等のス
イッチング素子により制御することにより該ヒーターの
温度調整を行なう温度制御装置について、電源の100
%をヒーターに印加することができて電力効率がよく、
かつヒーターの精度の良い温度調整ができるようにな
り、所期の目的がよく達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ファクシミリ装置の一例の概略構成図
【図2】 画像加熱定着装置の要部の拡大横断側面図
【図3】 ヒーターの途中部省略・一部切欠き平面模型
【図4】 ファクシミリ装置の制御系のブロック図
【図5】 定着装置のヒーター制御系のブロック回路図
【図6】 動作フローチャート(メインプログラム)
【図7】 動作フローチャート(タイマープログラム)
【図8】 動作タイミングチャート(その1)
【図9】 動作タイミングチャート(その2)
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 4 原稿画像読み取り部 12 レーザースキャナ 14 回転感光ドラム 18 トナー画像転写部 P 記録材 23 画像加熱定着装置 31 耐熱性フィルム 32 ヒーター 32e サーミスタ(ヒーター温度検知手段) 35 加圧ローラー 64j スイッチング素子(トライアック) 71 ゼロクロスデテクタ 74 オンオフ制御素子 75 位相制御素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒーターに印加する商用電源等の交流電
    圧をトライアツク等のスイチッング素子により制御する
    ことにより該ヒーターの温度調整を行なう温度制御装置
    であり、 ヒーターに印加される交流電圧を、印加電圧の方向が正
    から負、あるいは負から正に変わるゼロクロス点を検知
    するゼロクロス点検知手段と、 ヒーターの温度を検知する温度検知手段と、 前記ゼロクロス点検知手段によりゼロクロス点が検知さ
    れてからある時間を経過したところで前記スイッチング
    素子をオンし、次のゼロクロス点の検知までの間交流電
    圧をヒーターに印加することにより位相制御よるヒータ
    ーの温度調整を行なうための、前記スイッチング素子の
    位相制御素子と、前記スイッチング素子を連続的にオン
    状態とするためのオンオフ制御素子の複数の制御素子を
    有し、上記制御素子のどちらかを選択し切り替え、該選
    択された制御素子によりヒーターの温度調整を行なうこ
    とを特徴とする温度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記温度検知手段にて検知されたヒータ
    ー温度とヒーターの目標温度の差分によって、前記位相
    制御素子と前記オンオフ制御素子の切り替えを設定する
    ことを特徴する請求項1に記載の温度制御装置。
  3. 【請求項3】 温度検知手段にて検知されるヒーター温
    度がヒーターの目標温度に対してある一定値以上低い場
    合は、前記オンオフ制御素子をオン状態として、その後
    ヒーターの温度がヒーターの目標温度に対してある一定
    値以内に達した時該オンオフ制御素子をオフ状態として
    前記位相制御素子にてヒーターの温度調整を行ない、温
    度検知手段にて検知されるヒーターの温度がある一定値
    以上高い場合は、前記オンオフ制御素子と前記位相制御
    素子の両方をオフすることを特徴とする請求項1に記載
    の温度制御装置。
JP28176793A 1993-10-15 1993-10-15 温度制御装置 Pending JPH07114972A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28176793A JPH07114972A (ja) 1993-10-15 1993-10-15 温度制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28176793A JPH07114972A (ja) 1993-10-15 1993-10-15 温度制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07114972A true JPH07114972A (ja) 1995-05-02

Family

ID=17643692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28176793A Pending JPH07114972A (ja) 1993-10-15 1993-10-15 温度制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07114972A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10105254A (ja) * 1996-09-30 1998-04-24 Canon Inc ヒータ制御装置及び画像形成装置
KR101458323B1 (ko) * 2013-10-24 2014-11-04 에스티엑스조선해양 주식회사 히트 트레이싱 시스템의 전원 공급 장치
CN105636249A (zh) * 2016-03-16 2016-06-01 梁燕 安全新型电热宝

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10105254A (ja) * 1996-09-30 1998-04-24 Canon Inc ヒータ制御装置及び画像形成装置
KR101458323B1 (ko) * 2013-10-24 2014-11-04 에스티엑스조선해양 주식회사 히트 트레이싱 시스템의 전원 공급 장치
CN105636249A (zh) * 2016-03-16 2016-06-01 梁燕 安全新型电热宝

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE45252E1 (en) Image forming apparatus with change unit for changing temperature of fixing unit at time of actuating image forming unit
JP4634487B2 (ja) 画像形成装置
EP0692750B1 (en) An image fixing apparatus
US6545255B2 (en) Induction heating apparatus for heating image formed on recording material
JP2022139959A (ja) 画像形成装置
JP3513283B2 (ja) 画像形成装置
US7162194B2 (en) Image heating apparatus
US7127188B2 (en) Image forming apparatus
EP2031463A2 (en) Image forming apparatus
JPH07114972A (ja) 温度制御装置
EP0668547B1 (en) Image forming appartus and image fixing apparatus
JP3004877B2 (ja) 画像形成装置
JPH10162944A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JPH11133799A (ja) 画像形成装置
JPH1174061A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JPH11233243A (ja) 加熱体、加熱装置、像加熱装置、及び画像形成装置
JPH07248700A (ja) 加熱装置、像加熱装置、及び画像形成装置
JP3498271B2 (ja) 熱ローラタイプ定着器用の温度コントローラを備えた画像記録装置
JP2002075597A (ja) 加熱手段、加熱装置および画像形成装置
JPH09325540A (ja) 画像形成装置
JPH1010922A (ja) 画像形成装置
JP2002323820A (ja) 複写装置
JPH0772758A (ja) 定着装置
JP2003330290A (ja) 画像形成装置
JP2527060Y2 (ja) 熱定着器