JP2003330290A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2003330290A
JP2003330290A JP2002135485A JP2002135485A JP2003330290A JP 2003330290 A JP2003330290 A JP 2003330290A JP 2002135485 A JP2002135485 A JP 2002135485A JP 2002135485 A JP2002135485 A JP 2002135485A JP 2003330290 A JP2003330290 A JP 2003330290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
fixing
paper
heater
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002135485A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3958108B2 (ja
Inventor
Masahiko Suzumi
雅彦 鈴見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002135485A priority Critical patent/JP3958108B2/ja
Publication of JP2003330290A publication Critical patent/JP2003330290A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3958108B2 publication Critical patent/JP3958108B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フィルム加熱方式の加熱定着装置を有する画像
形成装置において、通紙された紙種によらず、良好な定
着性とホットオフセット・カールとを両立する。 【解決手段】加熱定着装置は最大通紙幅より外側に温度
検知手段15を有し、該温度検知手段の通紙中の温度上
昇率により定着温度又はスループットの少なくとも一方
を変更する。更に上記温度上昇率による定着温度又はス
ループットの変更しきい値を使用環境温度によって変更
する。更に上記温度上昇率検知結果を給紙口毎に記憶す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式や静
電記録方式等を用いた画像形成装置に関する。
【0002】より詳しくは、未定着画像が形成された記
録材を、加熱ヒータと、フィルムからなる定着部材と加
圧部材とを互いに圧接してなる定着ニップ間を通過させ
ることにより、上記未定着画像を記録材上に永久画像と
して定着させる、フィルム加熱方式の加熱定着装置を有
する画像形成装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、例えば電子写真方式の複写機、プ
リンタ等の多くは像加熱装置である加熱定着装置(定着
器)として熱効率、安全性が良好な接触加熱型の熱ロー
ラ定着方式の装置や、省エネルギータイプのフィルム加
熱方式の装置を採用している。
【0004】熱ローラ定着方式の加熱定着装置は、加熱
用回転体としての加熱ローラ(定着ローラ)と、これに
圧接させた加熱用回転体としての弾性ローラを基本構成
とし、この一対のローラを回転させて該両ローラ対の圧
接ニップ部である定着ニップ部に未定着画像(以下、ト
ナー画像と記す)を形成担持させた被加熱材としての記
録材(転写材シート・静電記録紙・エレクトロファック
ス紙・印字用紙等)を導入して定着ニップ部を挟持搬送
通過させることで、加熱ローラからの熱と定着ニップ部
の加圧力にてトナー画像を記録材面に永久画像として熱
圧定着させるものである。
【0005】また、フィルム加熱方式の加熱定着装置は
例えば特開昭63−313182号公報・特開平2−1
57878号公報・特開平4−44075号公報・特開
平4−204980号公報等に提案されており、固定配
置したセラミックヒータ等の加熱体に加熱用回転体であ
る耐熱性フィルム(定着フィルム)を加圧用回転体(弾
性加圧ローラ)で密着させて摺動搬送させ、該フィルム
を挟んで加熱体と加圧用回転体とで形成される圧接ニッ
プ部である定着ニップ部に未定着トナー画像を担持した
記録材を導入してフィルムと一緒に搬送させて、フィル
ムを介して付与される加熱体からの熱と定着ニップ部の
加圧力によって未定着トナー画像を記録材上に永久画像
として定着させる装置である。
【0006】フィルム加熱方式の加熱定着装置は、加熱
体としてセラミックヒータ等の低熱容量線状加熱体を、
フィルムとして薄膜の低熱容量のものを用いることがで
きるため、省電力化・ウエイトタイム短縮化(クイック
スタート性)が可能である。またフィルム加熱方式の加
熱定着装置はフィルム駆動方法として用い加圧ローラと
の摩擦力でフィルムを駆動する方法が知られているが、
近年では部品点数が少なく低コストな構成である加圧ロ
ーラ駆動方式が多く用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例で示すよう
な定着装置において、紙(記録材)へのトナー画像の定
着性は、紙の表面性に大きく左右されることが知られて
いる。特に表面性の粗いボンド紙やレイド紙等の紙種で
は定着性が著しく損なわれる。これは、定着ニップ部内
で加熱部材と紙の接触面積が減るために十分な熱量が記
録材上のトナーに供給されない為である。
【0008】その結果、表面性の悪い紙種でも良好な定
着性を得るためには定着加圧力を高く、定着温度を高く
する必要がある。しかしながら、定着圧力を高くする方
法は加熱定着装置の駆動トルクが高くなり、装置コスト
が高くなりやすい為、表面性の悪い紙種の定着性を良く
するためには定着温度を高くせざるを得なくなる。
【0009】しかしながら単に定着温度を高くした場
合、薄紙や表面性の良い紙に対しては過剰な熱量が供給
されることになり、ホットオフセットが発生したり、紙
のカール量が大となるような弊害が生じる。
【0010】このように表面性の粗い紙種と平滑性の良
好な紙種でともに最適な定着条件を両立することは難し
く、従来はユーザが紙種に応じて定着温度設定を選択す
ることで対応してきたが、表面粗さというユーザには理
解しにくいパラメータにより定着モードを設定するのは
難しく、紙種(特に表面の粗さ)に応じて最適な定着温
度設定が自動的に行われることが望まれていた。
【0011】本発明はフィルム加熱方式の像加熱定着装
置及びそれを有する画像形成装置について上記の要望に
応えるものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像形成装置である。
【0013】(1)未定着画像が形成された記録材を、
加熱ヒータと、フィルムからなる定着部材と加圧部材と
を互いに圧接してなる定着ニップ間を通過させることに
より、上記未定着画像を記録材上に永久画像として定着
させる加熱定着装置を有する画像形成装置において、上
記加熱定着装置は最大通紙幅より外側に温度検知手段を
有し、上記温度検知手段の通紙中の温度上昇率により定
着温度又はスループットの少なくとも一方を変更するこ
とを特徴とする画像形成装置。
【0014】この構成により、紙種に応じた適切な定着
温度で加熱定着できるため、良好な定着性とホットオフ
セット・カールを両立することができる。
【0015】(2)上記温度上昇率による定着温度又は
スループットの変更しきい値を使用環境温度によって変
更することを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
【0016】この構成により、使用環境に依らず、紙種
に応じた適切な温度で加熱定着できるため、良好な定着
性とホットオフセット・カールを両立できる。
【0017】(3)上記温度上昇率検知結果を給紙口毎
に記憶することを特徴とする(1)又は(2)に記載の
画像形成装置。
【0018】この構成により、プリントモードに依らず
紙種に応じた適切な定着温度で加熱定着できるため、良
好な定着性とホットオフセット・カールを両立すること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】〈第1の実施例〉 (1)画像形成装置例 図1は本発明に従う画像形成装置の一例の概略構成模型
である。本例の画像形成装置は、転写式電子写真プロセ
スを用いた、プロセススピード266mm/s、スルー
プット45ppm(LTR)のレーザビームプリンタで
ある。
【0020】1は像担持体たる感光ドラムであり、OP
C、アモルファスSe、アモルファスSi等の感光材料
層がアルミニウムやニッケル等のシリンダ状の基盤上に
形成されている。
【0021】感光ドラム1は矢印の時計方向に所定の周
速度をもって回転駆動され、その表面は帯電装置として
の帯電ローラ2によって一様に帯電される。
【0022】次に、画像露光装置であるレーザスキャナ
ー3による像露光Lを受ける。レーザスキャナー3は画
像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応してON/
OFF制御されたレーザビームを出力して、回転する感
光ドラム1の帯電処理面を走査露光Lする。この走査露
光により感光ドラム1上に画像情報の静電潜像が形成さ
れる。
【0023】この静電潜像は、現像装置4でトナー像と
して現像されて可視化される。現像方法としては、ジャ
ンピング現像法、2成分現像法、FEED現像法等が用
いられ、イメージ露光と反転現像との組み合わせで用い
られることが多い。
【0024】31、32、33は第1〜第3の給紙口と
しての第1〜第3のカセット給紙部(CST)、34は
第4の給紙口としてのMPトレイ(マルチ・パーパス・
トレイ)である。この第1〜第4の給紙口のうちの選択
された何れかの給紙口から記録材(転写材)Pが一枚宛
給紙され、感光ドラム1と転写装置としての転写ローラ
5との圧接部である転写ニップ部に所定の制御タイミン
グにて供給される。記録材Pは転写ニップ部を一定の加
圧力で挟持搬送される。転写ニップ部において、感光ド
ラム1上のトナー像は不図示の電源による転写バイアス
の作用で記録材Pに転写される。
【0025】転写ニップ部を通過した記録材Pは、感光
ドラム1面から分離され、トナー像を保持して定着装置
6へ搬送され、定着装置6の定着ニップ部で加熱・加圧
されてトナー像が記録材P上に定着されて永久画像とな
り、機外へ排出される。
【0026】一方、記録材分離後の回転感光ドラム1は
その表面に残る転写残留トナーがクリーニング装置7に
より除去されて、繰り返して作像に供される。
【0027】(2)定着装置6 図2は定着装置6部分の拡大横断面模型図である。本例
の定着装置6は、特開平4−44075〜44083、
4−204980〜204984号公報等に開示の、円
筒状(エンドレスベルト状)の定着フィルムを用いた、
フィルム加熱方式、加圧用回転体駆動方式(テンション
レスタイプ)の定着装置である。
【0028】10は定着部材(定着ユニット)、20は
加圧部材としての加圧ローラであり、両者10・20の
圧接により定着ニップ部Nを形成させている。
【0029】定着部材10は図面に垂直方向を長手とす
る部材であり、横断面略半円弧状樋型の耐熱性・剛性を
有する断熱ステイホルダー(フィルムホルダー)12
と、この断熱ステイホルダー12の下面に、該部材の長
手に沿って設けた凹溝部に嵌め入れて固定して配設し
た、通電により発熱する加熱ヒータ(加熱体)11と、
ヒータ11を取り付けた断熱ステイホルダー12にルー
ズに外嵌した円筒状の耐熱性の定着フィルム13等から
なる。
【0030】加圧ローラ20は、芯金21と、該芯金上
に同心一体に形成具備させたシリコーンゴムやフッ素ゴ
ム等の耐熱ゴムあるいはシリコーンゴムを発泡して形成
された弾性層22とから成る回転体である。弾性層22
上にはPFA、PTFE、FEP等のフッ素樹脂などか
ら成る耐熱離型性層23を形成してあってもよい。
【0031】加圧ローラ20は芯金21の両端部を装置
シャーシー(不図示)の手前側と奥側の側板間に軸受部
材を介して回転自由に軸受保持させて配設してある。
【0032】定着部材10は、この加圧ローラ20の上
側に、加熱ヒータ11側を下向きにして加圧ローラ20
に並行に配置し、断熱ステイホルダー12の両端部を不
図示のバネ等の加圧手段にて加圧ローラ20の軸線方向
に附勢することで、加熱ヒータ11の下向き面を定着フ
ィルム13を介して加圧ローラ20の弾性層22に該弾
性層の弾性に抗して所定の押圧力をもって圧接させ、加
熱定着に必要な所定幅の定着ニップ部Nを形成させてあ
る。加圧ローラ20側を加圧手段にて定着部材10の下
面に押し上げ附勢して所定幅の定着ニップ部Nを形成す
る装置構成にすることもできる。
【0033】加圧ローラ20は駆動手段Mにより矢印の
反時計方向に所定の周速度で回転駆動される。この加圧
ローラ20の回転駆動による該加圧ローラ20の外面と
定着フィルム13との、定着ニップ部Nにおける圧接摩
擦力により円筒状の定着フィルム13に回転力が作用し
て該定着フィルム13がその内面側がヒータ11の下向
き面に密着して摺動しながら断熱ステイホルダー12の
外周りを矢印の時計方向に従動回転状態になる。
【0034】加圧ローラ20が回転駆動され、それに伴
って円筒状の定着フィルム13が従動回転状態になり、
また加熱ヒータ11に通電がなされ、該加熱ヒータが昇
温して所定の温度に立ち上がり温調された状態におい
て、定着ニップ部Nの定着フィルム13と加圧ローラ2
0との間に未定着トナー像tを担持した記録材Pが導入
され、定着ニップ部Nにおいて記録材Pのトナー像担持
面側が定着フィルム13の外面に密着してフィルム13
と一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送されていく。この挟
持搬送過程において、ヒータ11の熱が定着フィルム1
3を介して記録材Pに付与され、記録材P上の未定着ト
ナー像tが紙P上に加熱・加圧されて溶融定着される。
定着ニップ部Nを通過した記録材Pは定着フィルム13
から曲率分離される。
【0035】a)加熱ヒータ11 図3は定着ニップ部N部分の拡大横断面模型図、図4は
加熱ヒータ11の一部切り欠き背面模型図である。本例
のヒータ11は背面加熱型のセラミックヒータである。
【0036】11aは高熱伝導・電気絶縁性であるAl
23又はAlNを用いたヒータ基板であり、通紙方向を
長手とする横長・薄肉板部材である。
【0037】11b・11bはヒータ基板11aの背面
側に基板長手に沿って並行に形成具備させた2本の通電
発熱抵抗層(以下、発熱体と記す)である。
【0038】発熱体11b・11bは銀パラジューム
(Ag/Pd)・Ta2N等の通電発熱抵抗体ペースト
を用いてスクリーン印刷等でパターン形成し、焼成する
ことで具備させている。
【0039】11dと11e・11fはヒータ基板11
aの背面側両端部面にそれぞれ分けて形成具備させた第
1・第2・第3の給電用電極パターンである。第1の給
電用電極パターン11dは上記2本の発熱体11b・1
1bの一端部側と延長電路を介して電気的に導通させた
共通電極である。また第2と第3の給電用電極パターン
11e・11fはそれぞれ上記2本の発熱体11b・1
1bの他端部側と延長電路を介して電気的に導通させて
ある。各給電用電極パターン11d・11e・11fお
よび延長電路は銀(Ag)等の導電体ペーストを用いて
スクリーン印刷等でパターン形成し、焼成することで具
備させている。
【0040】11cは発熱体11b・11bの保護と絶
縁性を確保するためのガラスコーティング層である。
【0041】14と15はガラスコーティング層11c
の面に接触させて設けた温度検知素子としての第1と第
2の2つサーミスタである。第1のサーミスタは通紙領
域の内側に配設してあり、定着装置温調用の温度検知素
子である。第2のサーミスタは最大通紙幅より外側に配
設してあり、後述するように、通紙された記録材の紙種
検知用の温度検知素子である。
【0042】上記の加熱ヒータ11はヒータ基板11a
の発熱体形成面側とは反対面側をヒータ表面側として、
このヒータ表面側を外側にしてフィルムホルダー12の
下面に固定して配設してあり、このヒータ表面に対して
定着フィルム13の内面が密着して摺動する。
【0043】16・17は上記加熱ヒータ11の両端部
にそれぞれ嵌着した第1と第2の給電コネクタである。
第1の給電コネクタ16により、加熱ヒータ11の第1
の給電用電極パターン11dとACドライバ36とが電
気的に連絡される。また第2の給電コネクタ17によ
り、加熱ヒータ11の第2と第3の給電用電極パターン
11e・11fとACドライバ36とが電気的に連絡さ
れる。
【0044】37は商用AC電源、35は制御回路であ
る。ACドライバ36は制御回路35により制御され
る。第1及び第2の温度検知素子14・15の電気的な
温度検知情報はそれぞれA/Dコンバータ41・42を
介して制御回路35に入力する。
【0045】制御回路35はACドライバ36を制御し
て加熱ヒータ11の第1と第2・第3の給電用電極パタ
ーン11dと11e・11f間に電力供給して発熱体1
1b・11bを発熱させる。
【0046】上記のように加熱ヒータ11の発熱体11
b・11bに通電がなされることで、発熱体の発熱で加
熱ヒータ11が迅速に昇温する。その加熱ヒータ11の
温度情報が第1の温度検知素子14からA/Dコンバー
タ41を介して制御回路35に入力する。
【0047】制御回路35はその入力温度情報を基に加
熱ヒータ11の通紙領域温度を所定の定着温度に制御す
べくACドライバ36を制御する。即ち加熱ヒータ11
の発熱体へ電力制御されたAC電流を流すことにより、
加熱ヒータ温度を所定の定着温度に温調制御する構成と
なっている。
【0048】b)断熱ステイホルダー12 断熱ステイホルダー12は、定着フィルム13の円滑な
回転を促す案内部材の役割をしているとともに、加熱ヒ
ータ11を保持し、定着ニップ部Nと反対方向への放熱
を防ぐ役目もする断熱部材であり、液晶ポリマー、フェ
ノール樹脂、PPS、PEEK等により形成されてお
り、定着フィルム13が余裕をもってルーズに外嵌され
る。また、定着フィルム13はその内面が加熱ヒータ1
1および断熱ステイホルダー12に摺擦しながら回転す
るため、加熱ヒータ11および断熱ステイホルダー12
と定着フィルム13の間の摩擦抵抗を小さく抑える必要
がある。このため加熱ヒータ11および断熱ステイホル
ダー12の表面に耐熱性グリース等の潤滑剤を少量介在
させてある。これにより定着フィルム13はスムーズに
回転することが可能となる。
【0049】c)定着フィルム13 定着フィルム13は熱容量の小さなフィルムであり、ク
イックスタートを可能にするために100μm以下の厚
みで、耐熱性、熱可塑性を有するポリイミド、ポリアミ
ドイミド、PEEK、PES、PPS、PFA、PTF
E、FEP等の樹脂フィルム又はNi、Al、SUS等
の金属フィルムである。また、長寿命の加熱定着装置を
構成するために十分な強度を持ち、耐久性に優れたフィ
ルムとして、20μm以上の厚みが必要である。よって
定着フィルム13の厚みとしては20μm以上100μ
m以下が最適である。さらにオフセット防止や記録材の
分離性を確保するために表層にはPFA、PTFE、F
EP等の離型性の良好な耐熱樹脂を混合ないし単独で被
覆したものである。
【0050】(3)通紙された記録材の紙種検知と、定
着温度の変更制御 本実施例では、図4のように最大通紙幅を有する紙の通
紙領域外に通紙中の温度上昇率測定用の第2のサーミス
タ15を設ける。第2のサーミスタ15の電気的な温度
検知情報はA/Dコンバータ42を介して制御回路35
に入力する。制御回路35は第2のサーミスタ15から
入力する温度検知情報から、記録材を通紙した時の温度
上昇率を演算して、温度上昇率しきい値との比較で、通
紙された記録材の紙種検知を行なう。以下具体的に説明
する。
【0051】前述のように記録材Pが表面性の良好な平
滑紙では紙と定着フィルムとの接触面積が大きく、加熱
ヒータからの供給電力が大きい為、非通紙部の昇温が大
きくなる。これに対して、表面性の悪いボンド紙、レイ
ド紙では定着フィルムとの接触面積が小さいく、供給電
力が小さい為、非通紙部の昇温は平滑紙ほど大きくな
い。
【0052】この非通紙部の温度上昇率の違いをモニタ
ーすることによって通紙された記録材Pが平滑紙である
かラフ紙であるかを識別し、その識別紙種に応じた定着
温度設定を自動的に行う。
【0053】表1に代表的な平滑紙(Xx75g/
2、Xx105g/m2)とラフ紙(FRB75g/m
2、NCL105g/m2)を加熱定着装置にそれぞれ通
紙した時の温度上昇率を示す。尚、温度上昇率は紙が定
着ニップに突入してから100ms後から1.0秒間の
値である。
【0054】
【表1】
【0055】表1から分かるように平滑紙では非通紙部
の昇温が大きいのに対して、ラフ紙では昇温が小さい。
この差を利用して、平滑紙とラフ紙の区別が可能であ
る。
【0056】次に、図5を用いて本実施例の制御につい
て説明する。
【0057】まず、プリント命令がきたら、加熱ヒータ
の発熱体に通電・加熱を行い(step1)、ラフ紙で
も定着可能な定着温度T℃で加熱ヒータの温度を制御す
る(step2)。紙先端が定着ニップに突入から所定
時間内のサーミスタ温度上昇率を測定する(step
3)。本実施例では、紙が定着ニップに突入から100
ms後に非通紙部の温度上昇率を測定開始し、1.0秒
間の間の温度上昇率を測定した。尚、紙の定着ニップ突
入タイミングは本体内のセンサー等の信号から知ること
ができる。この非通紙部の温度上昇率が10deg以下
の場合は、ラフ紙と判断し、ラフ紙用温度テーブル(図
6の温調温度テーブル1)により所定枚数までプリント
を行う(step4,5)。温度上昇率が10degよ
り大きい場合は、平滑紙と判断し、平滑紙用温度テーブ
ル(図6の温調温度テーブル2)で所定枚数までプリン
トを行う(step6,7)。
【0058】上記の制御によりラフ紙と普通紙の定着性
及びホットオフセット、カールを比較した結果を表2に
示す。尚、定着性はFBR75g/m2、NCL105
g/m2紙、ホットオフセット、カールはXx75g/
2で評価を行った。
【0059】
【表2】
【0060】表2からわかるように、従来のようにラフ
紙の定着性を重視して定着温度を設定すると、平滑紙で
ホットオフセットとカールが悪くなる。また、平滑紙の
ホットオフセットとカールを重視した定着温度設定では
ラフ紙の定着性が満足されない。これに対して、本実施
例のように紙種に応じて定着温度設定を自動的に選択す
ることによって、ラフ紙の定着性と平滑紙のホットオフ
セットとカールを両立することができる。
【0061】尚、本実施例では平滑紙とラフ紙で定着温
度のみを変更しているが、ラフ紙でスループットを低下
させる等の方法によっても同様の効果が得られた。
【0062】以上のように、非通紙域に温度検知部材を
設け、該温度検知部材の通紙中の温度上昇率によりラフ
紙と平滑紙の区別を行い、定着温度を異ならせることに
より、良好な定着性とホットオフセットが無く、カール
の小さい良好な画像を得ることができる。
【0063】(第2の実施例)本実施例では、画像形成
装置に環境センサ(環境温度検知サーミスタ)38(図
4)を具備させる。環境センサ38の電気的な環境検知
情報はA/Dコンバータ43を介して制御回路35に入
力する。制御回路35は環境センサ38から入力する環
境検知情報に基づいて前記第1の実施例の紙種識別の温
度上昇率のしきい値を画像形成装置の使用環境に応じて
切り換える制御を行う。尚、その他の条件は前記第1の
実施例と同様であり再度の説明は省略する。
【0064】前記第1の実施例で述べたように、非通紙
部の温度上昇率は、定着フィルムと紙の接触面積によっ
て大きく変化するが、紙の温度、つまり、使用環境によ
っても大きく変化する。表3に非通紙部の温度上昇率の
使用環境差を示す。
【0065】
【表3】
【0066】表3より、低温環境では非通紙部の温度上
昇率が大きく、高温環境では温度上昇率が小さいことが
わかる。これは低温環境では、紙の温度が低い分だけ加
熱ヒータから紙への供給電力が大きく、高温環境では紙
の温度が高い分だけ紙への供給電力が減少する為であ
る。従って、低温環境では、ラフ紙が平滑紙に誤検知さ
れやすくなり、高温環境では、平滑紙がラフ紙に誤検知
されやすくなる。
【0067】そこで、本実施例では使用環境に応じて前
記第1の実施例の温度上昇率しきい値を変える制御を行
う。図7を用いて本実施例の制御について説明する。
【0068】まず、プリント命令がきたら、加熱ヒータ
の発熱体に通電加熱を行い、定着温度T℃で温調制御す
る(step1,2)。
【0069】次に、環境温度検知サーミスタ38により
使用環境を特定する(step3)。
【0070】低温環境(17℃以下)の場合は、非通紙
部の温度上昇率が15deg以下で有ればラフ紙と判断
し、ラフ紙用定着温度テーブルを使用し(step5,
6)、15degより大きい場合は平滑紙と判断し、平
滑紙用温度テーブルを用いて指定枚数までプリントを行
う(step7,8)。
【0071】次に、使用環境が高温環境(30℃以上)
の場合、非通紙部の温度上昇率が7deg以下で有れば
ラフ紙と判断し(step10,11)、7degより
大きい場合は平滑紙と判断し、それぞれの紙種に応じた
定着温度テーブルを選択して指定枚数までプリントを行
う(step12,13)。
【0072】使用環境が通常環境(17〜30℃)の場
合は、前記実施例1と同様の方法で定着温度の設定を行
いプリントを行う(step14)。
【0073】上記制御を行った時のラフ紙の定着性及び
平滑紙のホットオフセット・カールを比較した結果を低
温環境は表4、高温環境は表5に示す。
【0074】
【表4】
【0075】
【表5】
【0076】表4、5から分かるように、ラフ紙定着性
まで考慮した定着温度設定(図6の定着温度テーブル
1)では平滑紙のホットオフセット及びカールが非常に
悪い。また、平滑紙のホットオフセット及びカールを考
慮した定着温度設定(図6の定着温度テーブル2)では
低温環境のラフ紙定着性が非常に悪くなる。これに対し
て、本実施例の制御により、低温環境のラフ紙定着性か
ら高温環境のホットオフセット及びカールまで両立する
ことが可能である。
【0077】以上のように、非通紙部の温度上昇率しき
い値を使用環境温度によって切り換えることによって、
紙種及び使用環境に依らず、ラフ紙の定着性と平滑紙の
ホットオフセット・カールを両立することができる。
【0078】尚、本実施例においても、平滑紙とラフ紙
で定着温度のみを変更しているが、ラフ紙でスループッ
トを低下させる等の方法によっても同様の効果が得られ
た。
【0079】(第3の実施例)本実施例では、前記第1
または第2の実施例のように非通紙部の温度上昇率から
得られた紙種情報を、記録材Pを通紙した給紙口31〜
34(図1)毎に制御回路35に記憶させる。尚、その
他の条件は前記第1または第2の実施例と同様であり、
再度の説明は省略する。
【0080】前記第1または第2の実施例の制御では、
プリントジョブの1枚目でラフ紙と平滑紙の判別を行う
ため、1枚間欠プリント等のプリントモードでは検知結
果が反映されにないか又は紙の途中からしか反映されな
いこともある。
【0081】そこで本実施例では紙種の判別結果を、記
録材Pを通紙した給紙口31〜34毎に制御回路35に
記憶させ、同一の給紙口からのプリントは同一紙種とし
て定着温度設定を行なう。これにより、1枚間欠プリン
ト等のプリントモードでも、ラフ紙は良好な定着性が得
られ、また、平滑紙では過剰な熱量を与えることなく、
ホットオフセットの発生がなく、カールのない良好な出
力画像が得られる。
【0082】尚、本実施例では、給紙口である、各カセ
ット給紙部31〜33における給紙カセットの出し入れ
及びMPトレイ34が紙無しになった場合は、制御回路
35に記憶されているその給紙口の紙種情報をクリアす
る設定とし、紙種が変更された可能性がある時は紙種情
報をリセットするようにした。
【0083】本実施例の制御を図8を用いて説明する。
まず、プリント命令がきたら、加熱ヒータの発熱体に通
電加熱を行い、定着温度T℃で温調制御する(step
1,2)。次に、指定された給紙口に紙種情報があるか
を判別し(step3)、紙種情報がある場合はその紙
種データから定着温度テーブルを決定し、プリントを行
い(step4、5)、指定された給紙口に紙種情報が
ない場合は前記実施例1または2の方法により定着温度
テーブルを決定し、プリントを行う(step6)。
【0084】上記に説明した制御でプリントモードに依
らず良好なラフ紙定着性と平滑紙のホットオフセット・
カールのレベルが改善される。
【0085】以上に述べたように、非通紙部の温度上昇
率により得られたラフ紙、平滑紙識別結果を給紙口毎に
所定タイミングまで記憶することにより、プリントモー
ドによらず、ラフ紙定着性と平滑紙のホットオフセット
・カールを両立することができる。
【0086】尚、本実施例においても、平滑紙とラフ紙
で定着温度のみを変更しているが、ラフ紙でスループッ
トを低下させる等の方法によっても同様の効果が得られ
た。
【0087】(その他) 1)加熱ヒータ11としてのセラミックヒータの構成形
態は実施例のものに限られないことは勿論である。
【0088】加熱ヒータ11は必ずしも定着ニップ部N
に位置していなくてもよい。例えば、図9のように加熱
ヒータ11を定着ニップ部Nよりもフィルム移動方向上
流側に位置させて配設することも出来る。
【0089】2)加熱ヒータ11はセラミックヒータに
限られるものではない。例えば鉄板等の電磁誘導発熱性
部材とすることも出来る。図10は加熱ヒータとして鉄
板等の電磁誘導発熱性部材11Aを用い、これを定着ニ
ップ部Nの位置に配設して、これに交番磁束発生手段と
しての電磁コイル44と磁性コア45により発生させた
高周波磁界を作用させることで発熱させる装置構成にす
ることも出来る。この場合も加熱ヒータとしての電磁誘
導発熱性部材1Aは必ずしも定着ニップ部Nに位置して
いなくてもよい。
【0090】また移動部材としてのフィルム13自体を
電磁誘導発熱性部材にして交番磁束発生手段で発熱させ
る装置構成にすることも出来る。
【0091】3)フィルム加熱方式の加熱定着装置は、
実施例のものは加圧用回転体駆動方式であるが、エンド
レスの定着フィルムの内周面に駆動ローラを設け、フィ
ルムにテンションを加えながら駆動する方式の装置であ
ってもよいし、フィルムをロール巻きの有端ウエブ状に
し、これを走行駆動させる方式の装置であってもよい。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、フ
ィルム加熱方式の加熱定着装置を有する画像形成装置に
おいて、通紙される記録材の紙種に応じて適切な定着温
度で定着が可能となるため、紙種によらず良好な定着性
とホットオフセット・カールを両立することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例における画像形成装置の概略構
成模型図
【図2】 加熱定着装置部分の拡大模型図
【図3】 定着ニップ部部分の拡大模型図
【図4】 加熱ヒータとしてのセラミックヒータの構成
模型図と給電系統のブロック図
【図5】 シーケンスのフローチャートを表す図
【図6】 定着温度テーブルを表す図
【図7】 第2の実施例におけるシーケンスのフローチ
ャートを表す図
【図8】 第3の実施例におけるシーケンスのフローチ
ャートを表す図
【図9】 他の構成の加熱定着装置の構成模型図
【図10】 更に他の構成の加熱定着装置の構成模型図
【符号の説明】
11‥‥加熱部材(ヒータ) 11a‥‥セラミック基板 11b‥‥通電発熱抵抗層 11c‥‥薄肉ガラス保護層 12‥‥ステイホルダー 13‥‥薄肉フィルム(定着フィルム) 14‥‥温調用温度検知部材(サーミスタ) 15‥‥温度上昇率測定用温度検知部材(サーミスタ) 20‥‥加圧ローラ 21‥‥加圧ローラ芯金

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】未定着画像が形成された記録材を、加熱ヒ
    ータと、フィルムからなる定着部材と加圧部材とを互い
    に圧接してなる定着ニップ間を通過させることにより、
    上記未定着画像を記録材上に永久画像として定着させる
    加熱定着装置を有する画像形成装置において、 上記加熱定着装置は最大通紙幅より外側に温度検知手段
    を有し、 上記温度検知手段の通紙中の温度上昇率により定着温度
    又はスループットの少なくとも一方を変更することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記温度上昇率による定着温度又はスルー
    プットの変更しきい値を使用環境温度によって変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記温度上昇率検知結果を給紙口毎に記憶
    することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成
    装置。
JP2002135485A 2002-05-10 2002-05-10 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3958108B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002135485A JP3958108B2 (ja) 2002-05-10 2002-05-10 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002135485A JP3958108B2 (ja) 2002-05-10 2002-05-10 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003330290A true JP2003330290A (ja) 2003-11-19
JP3958108B2 JP3958108B2 (ja) 2007-08-15

Family

ID=29697797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002135485A Expired - Fee Related JP3958108B2 (ja) 2002-05-10 2002-05-10 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3958108B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005321478A (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US7313339B2 (en) 2004-11-02 2007-12-25 Canon Finetech Inc. Image forming device and controlling method thereof
JP2009187020A (ja) * 2009-04-02 2009-08-20 Canon Inc 画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005321478A (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP4529536B2 (ja) * 2004-05-06 2010-08-25 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
US7313339B2 (en) 2004-11-02 2007-12-25 Canon Finetech Inc. Image forming device and controlling method thereof
JP2009187020A (ja) * 2009-04-02 2009-08-20 Canon Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3958108B2 (ja) 2007-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4599176B2 (ja) 像加熱装置及びこの装置に用いられるヒータ
JP4659204B2 (ja) 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置
US6519426B2 (en) Image heating apparatus and image forming apparatus having the image heating apparatus
JPH10207266A (ja) 画像形成装置
JPH11133803A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP3977200B2 (ja) 像加熱装置
JP2005209493A (ja) 加熱装置および画像形成装置
JP2022139959A (ja) 画像形成装置
JP4262119B2 (ja) 画像形成装置
JP2002169413A (ja) 画像形成装置
US6862416B2 (en) Image heating apparatus and image forming apparatus
US20050117930A1 (en) Image forming apparatus and control method thereof
JP4612862B2 (ja) 像加熱装置
JP2002236426A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5656376B2 (ja) 電磁誘導加熱方式の加熱装置
JP3958108B2 (ja) 画像形成装置
JP2008076857A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2004021079A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP6415044B2 (ja) 画像形成装置
JP2002311749A (ja) 画像形成装置
JP4642213B2 (ja) 画像形成装置
JP2008123709A (ja) 加熱体、定着装置及び画像形成装置
JP4659205B2 (ja) 画像形成装置
JP2007058083A (ja) 画像形成装置における制御方法
JP3799296B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070501

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070509

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130518

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140518

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees