JP3315542B2 - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

Info

Publication number
JP3315542B2
JP3315542B2 JP29681394A JP29681394A JP3315542B2 JP 3315542 B2 JP3315542 B2 JP 3315542B2 JP 29681394 A JP29681394 A JP 29681394A JP 29681394 A JP29681394 A JP 29681394A JP 3315542 B2 JP3315542 B2 JP 3315542B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
theft
vehicle
engine control
control unit
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29681394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08150896A (ja
Inventor
俊夫 石井
勇次 池田
淳 岡光
裕 田川
覚 河添
義正 北木
隆司 石田
哲夫 沢本
四郎 長沢
敏 和知
アーテル レイナー
ハートウイング ノバート
省吾 木村
ループレヒト トーマス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Hitachi Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Denso Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Hitachi Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp, Hitachi Ltd, Mitsubishi Electric Corp, Denso Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP29681394A priority Critical patent/JP3315542B2/ja
Publication of JPH08150896A publication Critical patent/JPH08150896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3315542B2 publication Critical patent/JP3315542B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の燃料供給
量、点火出力等を制御する機関制御手段を備えた車両の
盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の盗難防止には、盗難検知部
等何等かの手段によって盗難の検知をすると、盗難検知
時に警報を鳴らして周囲の人に盗難を知らせる方法、あ
るいは、盗難を検知すると、内燃機関への燃料供給や点
火出力を停止するべく制御する方法等が知られている。
【0003】前記方法は、盗難を行う者が車両を運転し
て逃走することを確実に防止することができるが、通常
の車両運転において、車両が走行しているときに、誤検
知によって盗難と検知された場合は、その盗難の検知に
基づき内燃機関への燃料供給や点火出力等が停止し、車
両が急減速することとなって、運転者が非常に危険な状
態に陥るという不具合が生じる。このような不具合を解
決するべく、走行中等内燃機関が作動しているときは、
内燃機関の作動を検知することによって盗難の検知がな
されても内燃機関への燃料供給や点火出力等の停止機能
を作動させないようにしたものが提案されている(特開
平3−321062号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術は、内燃機関の作動の有無を検知し判断して内燃
機関への燃料供給や点火出力等の停止機能を作動させな
いようにしたものであるから、内燃機関の作動の有無を
判断する手段が故障等の理由によって「機関作動中」で
あるにも関わらず、「機関非作動」と誤って判断した場
合には、車両が走行中等で機関が作動状態であっても、
前記盗難防止機能が作動してしまうという不具合が生じ
る問題点があった。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、盗難行為に
よって内燃機関への燃料供給や点火出力等の停止を行う
盗難防止機能を備えているが、機関が作動している走行
中には盗難防止機能が作働しない車両の盗難防止装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る車両用盗難防止装置は、車両の盗難を
検出する盗難検出手段と、機関に供給される燃料量や点
火の出力を制御する機関制御手段と、前記盗難検出手段
によって車両の盗難が検出された時に少なくとも燃料ま
たは点火の出力を停止する手段とを備えると共に、前記
機関制御手段に供給される電源の供給が開始された直後
に車両が走行状態であるか否かを判断する判断手段を備
え、前記判断によって車両走行中であると判断された場
合には、前記盗難検出手段によって盗難検知を行わない
ようにしたことを特徴とする。
【0007】また、別の態様としては、前記車両用盗難
防止装置が、前記機関制御手段に供給される電源の供給
が開始された直後に電力の供給停止時間が所定時間以内
にあるか否かを判断する判断手段を備え、前記機関制御
手段に供給される電源の供給が停止している時間が所定
時間以内である場合には、前記盗難検出手段によって盗
難検知を行わないようにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】前記の如く構成された本発明によれば、機関制
御部に電力が供給された直後に、車両が走行中か否かを
判断するか、あるいは、電力供給の停止時間が所定時間
以内か否かを判断し、この判断に基づいて、「車両が走
行中で無い」あるいは「電力供給の停止時間が所定時間
以上」のときのみ盗難行為の有無の検知を実行したの
で、走行中に盗難検知に基づく燃料、点火の出力停止を
行わないように制御される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例を示すシステム構
成図であり、1は機関制御部、2は吸入空気量センサ、
3は回転数センサ、4は車速センサ、5はスロットル開
度センサ、6はギヤ位置センサ、7はインジェクタ、8
は点火コイル、9は点火プラグ、10は盗難検知部、1
1はバッテリ、12はイグニッションキー、13はキー
シリンダである。
【0010】前記機関制御部1には、エンジン各部に装
置された吸入空気量センサ2、回転数センサ3、車速セ
ンサ4、スロットル開度センサ5、ギヤ位置センサ6等
の信号情報が入力され、該信号情報に基づいて前記機関
制御部1は、諸演算を実行して、インジェクタ7に開弁
駆動信号を出力して燃料供給量を制御し、また、点火プ
ラグ9に点火信号を出力して点火時期の制御等、種々の
制御を実行する。
【0011】一方、前記機関制御部1には、盗難検知部
10が接続されており、互いに電気的信号のコードの送
信・受信が実行されるようになっており、該盗難検知部
10には、キーシリンダ13に挿入されるイグニッショ
ンキー(以下、キーと記載)12の判別信号が入力され
ている。また、機関制御部1は電源であるバッテリ11
から電力が供給されており、運転者がキー12を操作す
ることで、電力の供給・停止が実行される。
【0012】それでは、本実施例の制御手段について説
明する。機関制御部1は、吸入空気量センサ2によって
検出された吸入空気量Qaと回転数センサ3によって検
出された回転数Neから基本噴射量Tpを次式に基づい
て計算する。 Tp=kQa/Ne ここで、kは所定の係数であり、基本噴射量Tpは内燃
機関の負荷状態も表している。
【0013】また、機関制御部1は、車速センサ4、ス
ロットル開度センサ5、及び、ギヤ位置センサ6で検出
した信号、及び、前記基本噴射量Tpや前記回転数Ne
等によりそのときどきの内燃機関の運転状態に応じて求
まる補正係数Cを計算すると共に、該補正係数Cを加味
して基本噴射量Tpから実際の噴射量Tiを次式に基づ
いて計算する。 Ti=(1+C)Tp+Tb ここで、Tbは無効噴射時間等に基づく無効噴射量であ
る。
【0014】前記機関制御部1は、計算された前記噴射
量Tiを電気信号に変換してインジェクタ7に出力す
る。該インジェクタ7は、図1には図示されていない
が、別途の構成によって燃料が供給され、かつ、該燃料
は適度の圧力で印加されているので、前記噴射量Tiの
電気信号に基づき該インジェクタ7は開弁して、該燃料
を内燃機関に供給する。
【0015】更に、前記機関制御部1は、前記基本噴射
量Tpや前記回転数Neから点火時期を計算し、該点火
時期を点火時期信号として点火コイル8に出力する。該
点火コイル8は、前記点火信号に同期して点火プラグ9
に電気を供給して該点火プラグ9に火花を発生させて、
内燃機関に供給されている燃料・空気の混合気を着火さ
せる。
【0016】更にまた、盗難検知部10は、キー12が
キーシリンダ13に挿入されたときそのキー12が正規
・正当のキーであるかどうかを判定して盗難の有無を検
出し、この検出結果をコード化して前記機関制御部1に
出力する。該機関制御部1は、前記検出結果に基づき盗
難行為が有りであれば、前記インジェクタ7、あるいは
点火コイル8への出力信号を中断させ、内燃機関を停止
させる。
【0017】ところで、前記の如き制御手段を備えた車
両の内燃機関を操作するべく運転者がキー12をキーシ
リンダ13に挿入すると、電源であるバッテリ11から
の電力が前記機関制御部1に供給され、該機関制御部1
は作動状態となるとともに、通常は内燃機関も運転状態
となる。前記の状態において、前記機関制御部1は、車
速センサ4、スロットル開度センサ5、及び、ギヤ位置
センサ6で検出した信号、及び、前記基本噴射量Tpや
前記回転数Neに基づき車両が走行中か否かを判断す
る。
【0018】前記車両の走行中か否の判断手段によっ
て、「走行中」と判断された場合には、前記機関制御部
1は、前記盗難の検出手段による判定・検出を実行せ
ず、前記キー12の操作による電力供給の停止が行われ
るまで、「盗難行為無し」として制御が実行され、内燃
機関の運転が継続される。また、前記車両の走行中か否
の判断手段によって、「非走行中」と判断された場合に
は、前記機関制御部1は、前記盗難検知部10に盗難検
出の実施指令であるコード信号、例えば、コードAの信
号を送信出力する。該盗難検知部10は、前記盗難検出
の実施指令であるコードAの信号を受信後、キーシリン
ダ13に挿入されたキー12が正規・正当のキーである
かを判断して盗難行為の検出する。
【0019】前記盗難検知部10は、前記判断結果を、
例えば、コードB「盗難行為有り」、コードC「盗難行
為無し」とコード化して機関制御部1に送信する。そこ
で、前記機関制御部1は、受信したコードがコードB
「盗難行為有り」ならば、インジェクタ7、あるいは、
点火コイル8への信号出力を中断して内燃機関を停止さ
せる。また、受信したコードがコードC「盗難行為無
し」ならば、インジェクタ7、あるいは、点火コイル8
への信号出力を継続させ、内燃機関の運転を継続させ
る。
【0020】前記機関制御部1は、前記盗難検知部10
からのコード信号、コードB、もしくは、コードCを受
信し、「盗難行為の有無」を一度判断した以後は、該機
関制御部1への電力供給が停止するまで、盗難検知部1
0とのコード信号の送信・受信は行わない。次に本実施
例の盗難防止装置の制御過程を図2のフローチャートに
基づいて説明する。
【0021】キーシリンダ13にキー12を挿入するこ
とによって、ステップ201で機関制御部1に電力が供
給され、制御が開始される。この制御開始の直後、ステ
ップ202で車両が走行中か否かの判断が行われ、該判
断で走行中と判断されれば、ステップ208に進み、該
ステップ208で以後電力の供給が停止するまで盗難検
出の実施を行わないとの処理を行い、ステップ209に
進み、内燃機関の運転を継続するとの処理を行う。
【0022】ステップ202で非走行中と判断されれ
ば、ステップ203に進み、機関制御部1が盗難検知部
10に盗難検出の実施指令であるコードAの信号を送信
する。ステップ204で前記コードAを盗難検知部10
が受信し、ステップ205で盗難検出部10がキーシリ
ンダ13からの信号に基づいてキー12が正規・正当な
キーであるか否かを照合してステップ206に進む。ス
テップ206で前記照合の結果、キー12が不正なキー
と判断されれば、ステップ210に進んで機関制御部1
に「盗難行為有り」のコードBの信号を送信してステッ
プ211に進む。該ステップ211で機関制御部1は前
記コードBを受信し、以後該機関制御部1への電力供給
が停止するまで内燃機関の作動を停止する処理をする。
【0023】また、前記盗難検出部10での照合の結
果、前記ステップ206でキー12が正規・正当のキー
であると判断されてば、ステップ207に進んで機関制
御部1に「盗難行為無し」のコードCの信号を送信して
ステップ208に進む。該ステップ208で機関制御部
1は前記コードCを受信し、以後該機関制御部1への電
力供給が停止するまで再度盗難検出を行わない処理をし
てステップ209に進む。ステップ209では、機関制
御部1がインジェクタ7、あるいは、点火コイル8への
信号出力は継続させ、内燃機関の運転を継続させる。
【0024】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。本実施例は、前記説明した第一の実施例が機関制御
部1に供給される電力の供給が開始された直後に「車両
が走行状態であるか否かを判断し、前記判断によって車
両走行中であると判断された場合には盗難検出手段によ
って盗難検知を行わないようにした」のに対して機関制
御部1に供給される電力の供給が開始された直後に「該
機関制御部1に供給される電力が停止している時間(以
下、停止時間)時間を計測し、前記計測によって停止時
間が所定の時間以内の場合には盗難検出手段によって盗
難検知を行わないようにした」ものであって、その点で
手段を異にするが、その他の手段・構成については前記
第一の実施例と同じである。
【0025】従って、本実施例においては、機関制御部
1への電力の供給停止後に該電力の供給停止時間を計測
する停止時間計測手段を前記機関制御部1に備えること
を必要とする。ところで、本実施例においても、車両の
内燃機関を操作するべく運転者がキー12をキーシリン
ダ13に挿入すると、電源であるバッテリ11からの電
力が前記機関制御部1に供給され、該機関制御部1は作
動状態となるとともに、通常は内燃機関も運転状態とな
る。
【0026】前記の状態において、前記機関制御部1
は、該機関制御部1で予め計測されている供給電力の停
止時間が所定の時間、例えば、1秒以内か否かを判断す
る。前記停止時間の判断手段によって、前記「所定の時
間以内」と判断された場合には、前記機関制御部1は、
前記盗難の検出手段による判定・検出を実行せず、前記
キー12の操作による電力供給の停止が行われるまで、
「盗難行為無し」として制御が実行され、内燃機関の運
転が継続される。
【0027】また、前記停止時間の判断手段によって、
「所定の時間以上」と判断された場合には、前記機関制
御部1は、前記盗難検知部10に盗難検出の実施指令で
あるコード信号、例えば、コードAの信号を送信出力
し、盗難行為の有無の検出を実行するものである。そし
て、本実施例の前記以降の制御手段・方法は、前記第一
の実施例と同じである。
【0028】このように、本実施例が、機関制御部1へ
の電力の停止時間が「所定の時間以上」のときのみ盗難
行為の有無の検出を実行するべく制御しているのは、車
両の走行中に、例えば、電気系統の接触不良などによっ
て、前記機関制御部1等への電力供給が一時的に、瞬間
に停止し、再供給(電力瞬間断続の発生)されるような
場合、即ち、車両の走行が継続されているような場合に
盗難行為の有無の検出を実行しないようにしたものであ
る。換言すれば、本実施例は、供給電力の停止時間が所
定時間、例えば、1秒よりも短い場合は、疑似的に、車
両の走行中とみなし、盗難行為の有無の検出を行わない
ようにした実施例である。
【0029】ここで、正規の運転者がキー12を操作し
て前記機関制御部1への電力供給を停止し、車両の運転
席を離れた後、前記電力供給の停止の所定時間以内に、
盗難者が何等かの手段によって前記機関制御部1への電
力供給を開始した場合には、該制御において盗難行為の
有無の検出が実行されないのではないかとの懸念が生じ
るが、現実の問題としては、前記電力供給の停止の所定
時間を短い時間に設定することによってそのような懸念
は生じない。即ち、前記所定時間が、例えば、1秒とす
れば、この1秒間に正規のの運転者が車両から遠く離れ
ることはできないし、かつ、この1秒間に正規のの運転
者に代わって盗難者が車両に乗り込む等して前記機関制
御部1への電力供給を開始することは、事実上不可能な
ことと解されるので、車両がこのような短い所定時間に
盗難される心配はない。
【0030】次に、本実施例の盗難防止装置の制御過程
を図3のフローチャートに基づいて説明する。キーシリ
ンダ13にキー12を挿入することによって、ステップ
301で機関制御部1に電力が供給され、制御が開始さ
れる。この制御開始の直後、ステップ302で機関制御
部1で予め計測されている供給電力の停止時間が所定の
時間、例えば、1秒以内か否かを判断する。前記停止時
間の判断手段によって、前記「所定の時間以内」と判断
されれば、ステップ308に進み、該ステップ308で
以後電力の供給が停止するまで盗難検出の実施を行わな
いとの処理を行い、ステップ309に進み、内燃機関の
運転を継続するとの処理を行う。
【0031】ステップ302で「所定の時間以上」と判
断されれば、ステップ303に進み、機関制御部1が盗
難検知部10に盗難検出の実施指令であるコードAの信
号を送信し、以後ステップ303〜311の処理を行
う。ここで、本実施例のステップ303〜311は、図
2に示されている第1実施例のステップ203〜211
と同一の処理を行うものであるので、本実施例では説明
を省略する。
【0032】ステップ309の機関運転継続中、あるい
は、ステップ311の機関作動停止状態において、ステ
ップ312の電力供給停止が生じた場合、即ち、運転者
の意図的な電力供給の停止、あるいは、例えば、電気系
統の接触不良などに基づく瞬間的な電力供給の停止が生
じると、それを検出してステップ313に進む。ステッ
プ313では電力停止時間の計測を開始し、ステップ3
01での再び電力供給が開始されるまで、その計測を継
続する。計測された電力停止時間は、ステップ302の
電力停止時間が所定の時間以内か否かの判断に使われ
る。
【0033】このように、本実施例においては、ステッ
プ301〜313での電力供給の開始から停止を実行
し、この実行が繰り返されるごとに盗難検出の実施及び
禁止の判断が実行される。以上説明したように、本発明
は、前記二つの実施例を例にして説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載
された本発明の精神を逸脱することなしに、他の構成に
種々変更できるものである。
【0034】例えば、前記実施例においては、キー12
が正規・正当なキーであるか否かを照合して盗難行為の
有無を検出しているが、この検出を、特に、図示されて
いない車両のドアの開閉、あるいは、車両の室内への侵
入者の有無を検出して盗難行為の有無の検出とするもの
でも良いものである。また、前記実施例においては、機
関制御部1と盗難検知部10との間で送信・受信される
コードを特定の値A、B、Cを用いると説明したが、コ
ードの値は、固定する必要はなく、キー12を操作する
ごとにその値が変わるような暗号として用いても良い。
即ち、仮に盗難を試みる者が機関制御部1と盗難検知部
10との間をつなぐ通信線を監視して前記特定の値にコ
ードを読み出したとしても、暗号を解読しなければ、機
関運転継続状態に変更できないものであるから、盗難行
為の実行をより困難にすることができるものである。
【0035】更に、本実施例においては、機関制御部1
と盗難検知部10とは、別々な装置として図示し、説明
しているが、両者は一体であってもかまわないものであ
って、一体でも内部的に本実施例に示すような処理が行
われていれば良いものである。更にまた、本実施例にお
いては、機関制御部1と盗難検知部10との電力の供給
開始が別々の時期に行われるべく説明されているが、同
時に電力が供給開始されても差し支えないことは勿論で
ある。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明に係る車両用盗難防止装置は、機関制御部1に電力の
供給が開始される際に、盗難行為の有無を検出をするの
で盗難の防止ができると共に、電力供給の開始に直後に
車両の走行中か否かの判断を行い、走行中は盗難防止機
能を作動させないようにしたので、走行中に盗難防止機
能に基づく内燃機関の作動停止がない。
【0037】また、車両の走行中に電気系統の接触不良
等によって電力が瞬時に停止し、再供給(電力瞬間断続
の発生)されるような事態が生じても盗難防止機能が働
かない構成としたので、走行中か否かの判断手段がなく
とも、走行中に盗難防止機能が働いて内燃機関が停止し
運転者が危険の状態に置かれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシステム構成図。
【図2】本発明の一実施例のフローチャートを示す図。
【図3】本発明の他の実施例のフローチャートを示す
図。
【符号の説明】
1…機関制御部、7…インジェクタ、8…点火コイル、
9…点火プラグ、10…盗難検知部、11…バッテリ、
12…イグニッションキー、13…キーシリンダ
フロントページの続き (73)特許権者 391000830 テミツク テレフンケン マイクロエレ クトロニツク ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング TEMIC TELEFUNKEN m icroelectronic Gmb H ドイツ連邦共和国 ハイルブロン テレ ジエンシユトラーセ 2 (72)発明者 石井 俊夫 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所 自動車機器事業 部内 (72)発明者 池田 勇次 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所 自動車機器事業 部内 (72)発明者 岡光 淳 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 田川 裕 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 河添 覚 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 北木 義正 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 石田 隆司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 沢本 哲夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 長沢 四郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 和知 敏 兵庫県姫路市千代田町840番地 三菱電 機株式会社 姫路製作所内 (72)発明者 レイナー アーテル ドイツ連邦共和国 ニュールンベルグ市 ディー−90114 ポストファッハ 130265 シーボルトシュトラーセ 19 テミック テレフンケン マイクロエレ クトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング内 (72)発明者 ノバート ハートウイング ドイツ連邦共和国 ニュールンベルグ市 ディー−90114 ポストファッハ 130265 シーボルトシュトラーセ 19 テミック テレフンケン マイクロエレ クトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング内 (72)発明者 木村 省吾 ドイツ連邦共和国 ニュールンベルグ市 ディー−90114 ポストファッハ 130265 シーボルトシュトラーセ 19 テミック テレフンケン マイクロエレ クトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング内 (72)発明者 トーマス ループレヒト ドイツ連邦共和国 ニュールンベルグ市 ディー−90114 ポストファッハ 130265 シーボルトシュトラーセ 19 テミック テレフンケン マイクロエレ クトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング内 (56)参考文献 特開 平6−270765(JP,A) 特開 平7−69175(JP,A) 特開 平7−125611(JP,A) 特開 昭63−11462(JP,A) 特開 平6−270766(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 25/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の盗難を検出する盗難検出手段と、
    機関に供給される燃料量や点火の出力を制御する機関制
    御手段と、前記盗難検出手段によって車両の盗難が検出
    された時に少なくとも燃料または点火の出力を停止する
    手段とを備えた車両用盗難防止装置において、 前記機関制御手段に供給される電力の供給が開始された
    直後に車両が走行状態であるか否かを判断する判断手段
    を備え、前記判断によって車両走行中であると判断され
    た場合には、前記盗難検出手段によって盗難検出を行わ
    ないようにしたことを特徴とする車両盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 前記判断手段は、車両の走行状態の機関
    回転数、機関負荷、アクセル開度、ギヤ位置、及び、車
    速の内の少なくとも1つの状態を検出することによって
    判断することを特徴とする請求項1記載の車両用盗難防
    止装置。
  3. 【請求項3】 車両の盗難を検出する盗難検出手段と、
    機関に供給される燃料量や点火の出力を制御する機関制
    御手段と、前記盗難検出手段によって車両の盗難が検出
    された時に少なくとも燃料または点火の出力を停止する
    手段とを備えた車両用盗難防止装置において、 前記機関制御手段に供給される電力の供給が開始された
    直後に電力の供給停止時間が所定時間以内にあるか否か
    を判断する判断手段を備え、前記機関制御手段に供給さ
    れる電力の供給が停止している時間が所定時間以内であ
    る場合には、前記盗難検出手段によって盗難検出を行わ
    ないようにしたことを特徴とする車両用盗難防止装置。
JP29681394A 1994-11-30 1994-11-30 車両用盗難防止装置 Expired - Fee Related JP3315542B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29681394A JP3315542B2 (ja) 1994-11-30 1994-11-30 車両用盗難防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29681394A JP3315542B2 (ja) 1994-11-30 1994-11-30 車両用盗難防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08150896A JPH08150896A (ja) 1996-06-11
JP3315542B2 true JP3315542B2 (ja) 2002-08-19

Family

ID=17838485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29681394A Expired - Fee Related JP3315542B2 (ja) 1994-11-30 1994-11-30 車両用盗難防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3315542B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102524228B1 (ko) 2021-12-31 2023-04-21 주식회사 마이크로원 벨트 컨베이어 잔여 분진을 제거하기 위한 벨트 크리닝 장치 및 이를 이용한 집진 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08150896A (ja) 1996-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0419339A (ja) 内燃機関制御方法
EP1386797B1 (en) Anti-theft device for a vehicle
US5703414A (en) Anti-theft apparatus which permits the engine to start prior to ID signal discrimination
JP3315542B2 (ja) 車両用盗難防止装置
US6326705B1 (en) Vehicular anti-theft system
US8843264B2 (en) Method and apparatus for operation of a motor vehicle
JPH11287140A (ja) エンジンのフェイルセーフ用制御装置
JP3635696B2 (ja) 車両用電子制御装置の制御方法
JPH04209950A (ja) 内燃機関の失火検出装置
JPH0911857A (ja) 車両盗難防止装置
KR19980075930A (ko) 자동차의 도난 방지방법
KR100365208B1 (ko) 듀얼 악셀 패달센서를 이용한 디젤 차량 급발진 방지방법
KR100264598B1 (ko) 자동차의 안전 시스템 제어 방법
JP3171411B2 (ja) エンジンの出力制御装置の異常処理装置
JPH07279727A (ja) 車両用エンジン制御装置
JPH07217468A (ja) 車両の失火診断装置
KR100215664B1 (ko) 자동차엔진의실화검출시스템
JP2000220512A (ja) エンジン回転センサ異常検出装置及び異常検出方法
KR100279450B1 (ko) 실화 감지로직 적용/비적용 제어방법
JPH08237772A (ja) 車両用制御装置
JPH0634492A (ja) 自動車用データ記録装置
JPH11280515A (ja) 車両制御装置
JP2727612B2 (ja) 車速信号異常検出方法
JP2535795B2 (ja) 最高車速制御装置
JPS61247520A (ja) 車両のスキツド制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080607

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080607

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090607

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100607

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100607

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110607

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110607

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120607

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees