JP3314336B2 - 塗工装置 - Google Patents

塗工装置

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JP3314336B2 JP15544799A JP15544799A JP3314336B2 JP 3314336 B2 JP3314336 B2 JP 3314336B2 JP 15544799 A JP15544799 A JP 15544799A JP 15544799 A JP15544799 A JP 15544799A JP 3314336 B2 JP3314336 B2 JP 3314336B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム、金属
箔、布帛、メッシュなどのウエブに塗工液を塗工する塗
工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図9に示すようなリップコータ型
の塗工装置が提案されている(特公平6−223号公
報)。
【0003】この塗工装置100は、ウエブFを前方か
ら後方へ走行させるバッキングロール112の下方にノ
ズルヘッド114が配されている。そして、このノズル
ヘッド114内部には、第1液溜め室116が設けられ
ている。また、バッキングロール112とノズルヘッド
114と不図示の左右一対の隔壁との間には第2液溜め
室118が設けられている。
【0004】そして、ウエブFに塗工液を塗工する場合
には、前記したようにバッキングロール112によって
ウエブFを前方から後方へ走行させ、ノズルヘッド11
4に塗工液を供給すると、塗工液は第2液溜め室118
を経て、スリット状の流出路120を流れて第1液溜め
室116に至る。第1液溜め室116に至った塗工液
は、ノズルヘッド114の上部に設けられたドクターエ
ッジ122によってウエブFに塗工される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の塗工装置100
において、ウエブFに塗工液を塗工する場合に、その塗
工液のウエブFの幅方向の長さ(以下、塗工幅という)
は、左右一対の隔壁を動かすことによって第2液溜め室
118の幅方向の寸法を変化させて修正する。
【0006】しかし、この塗工幅を変更する場合に左右
一対の隔壁を移動させるだけでなく、流出路120の幅
も変化させる必要がある。そのため、塗工幅を変更する
場合には左右一対の隔壁を移動させる前に、一旦、ノズ
ルヘッド114を分解してスリット状の流出路120に
所定のシール材を貼り付け、スリット状の流出路120
の塗工幅を調整した後に、前記の左右一対の隔壁を変更
するものである。
【0007】そのため、ウエブFの塗工幅を変更するこ
とが難しく、作業が繁雑になるという問題点があった。
【0008】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、ウエ
ブの塗工幅を容易に変更することができる塗工装置を提
供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項の塗工
装置は、バッキングロールの下方にドクターエッジを有
するノズルヘッドを配し、前記ノズルヘッドから塗工液
を圧力をかけて噴射して、前記バッキングロールの下周
面を前記ノズルヘッドの前方から後方へ走行するウエブ
に塗工するリップコータ型の塗工装置において、前記ノ
ズルヘッドの上面には、縦断面円弧状に膨出して楔形と
なったコンマ型の前記ドクターエッジが突設され、前記
ノズルヘッドの内部の幅方向には、第1液溜め室が設け
られ、前記第1液溜め室と前記ドクターエッジの前方に
位置する前記ノズルヘッドの上面との間には、複数の流
出路が設けられ、前記複数の流出路のうち少なくとも一
部の流出路に塗工液の流れを遮断する遮断手段を設け、
前記ノズルヘッドの前部には、前記バッキングロールの
下周面へ向かってウエブ走行用の間隙を残して液溜め壁
が立設され、前記ノズルヘッドと前記バッキングロール
との間の両側部には左右一対の隔壁が塗工幅に合わせて
移動可能に配され、前記左右一対の隔壁、前記バッキン
グロールの下周面、前記液溜め壁、前記ドクターエッジ
及び前記ノズルヘッドの上面とより閉塞された第2液溜
め室が形成され、変更するウエブの塗 工幅に合わせて、
前記複数の流出路のうち塗工液の流出が不要な流出路に
対応する遮断手段を遮断し、かつ、左右一対の隔壁を塗
工幅に合わせて移動させるものである。
【0010】請求項2の発明は、前記遮断手段がバルブ
であることを特徴とする請求項1記載の塗工装置であ
る。請求項の塗工装置において、ウエブの塗工幅を変
更する場合には、変更する塗工幅に合わせて、複数の流
出路のうち塗工液の流出が不要な流出路を遮断手段によ
って遮断し、また、左右一対の隔壁を塗工幅に合わせて
移動させるものである。これによって、ウエブの塗工幅
を容易に変更することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1の実施例) 以下、本発明の第1の実施例のリップコータ型の塗工装
置10を図1から図4に基づいて説明する。
【0012】バッキングロール12が回転することによ
りウエブFを支持しながら、ウエブFを塗工装置10の
前面から後面に走行させる。
【0013】バッキングロール12の下方には、ノズル
ヘッド14が配されている。ノズルヘッド14のヘッド
本体16は、バッキングロール12と略同じ幅を有し、
上部にドクターエッジ18が設けられている。このドク
ターエッジ18は、縦断面円弧型に形成されたコンマ型
ドクターエッジ18である。バッキングロール12とド
クターエッジ18との間隙をウエブFが走行する。ヘッ
ド本体16の前面16aはフラットな面に形成されてい
る。この前面16aに塗工液の噴出口20が開口してい
る。
【0014】ヘッド本体16の蓋体22は、ヘッド本体
16の前面16aにボルト23により着脱自在に取付け
られる。蓋体22の後面には、幅方向に凹部24が設け
られている。ヘッド本体16と蓋体22とをボルト23
により組合わせることにより、ヘッド本体16の前面1
6aと蓋体22の凹部24によってノズルヘッド14内
部の幅方向に第1液溜め室26が形成される。
【0015】液溜め壁30は、蓋体22と略同じ幅を有
し、蓋体22の前面の上部にボルト31により着脱自在
に取付けられている。この液溜め壁30の上端とバッキ
ングロール12の下周面との間には、ウエブFの走行用
の間隙が残されている。
【0016】第2液溜め室32は、ドクターエッジ18
の前面、蓋体22の上面、液溜め壁30の後面によって
形成された空間と、この空間の両側面をノズルヘッド1
4の上面とバッキングロール12の下周面との間に配さ
れた隔壁34によって閉塞することにより形成されてい
る。この第2液溜め室32の内容積は、前方へ脹んだ状
態となっている。隔壁34,34は、ノズルヘッド14
の上面とバッキングロール12の下周面との間を摺動自
在に設けられている。
【0017】蓋体22の内部には、第1液溜め室26か
ら第2液溜め室32に塗工液を送るための流出路28が
形成されている。以下、この流出路28について詳しく
説明する。
【0018】この流出路28は、図2に示すように、ヘ
ッド本体16と蓋体22との間に設けられた第1流路7
2と、第1流路60から前方に伸びた第2流路62と、
第2流路62の後端部から垂直方向に伸びた第3流路6
4とより構成されている。そしてこの3つの流路60,
62,64より構成された流出路28は、図3に示すよ
うに、幅方向に複数所定間隔ごとに設けられている。
【0019】そして、第2流路62は、図2に示すよう
に、ネジ状のバルブ66が移動可能に設けられ、このバ
ルブ66を後方に押すことにより、第2流路62が閉塞
される。
【0020】第2流路62から垂直方向に設けられた第
3流路63は、その上端部において縁部が周囲に広がる
ように形成されて、塗工液の吐出口68を形成してい
る。
【0021】また、第1流路60の上方に位置するヘッ
ド本体16と蓋体22との隙間には、塗工液が第1流路
60から第2液溜め室32に塗工液が漏れないようにす
るために、パッキング70が施されている。なお、この
パッキング70は、ヘッド本体16と蓋体22との間に
隙間がなく、塗工液の漏れの心配がない場合には不要で
ある。
【0022】ドクターエッジ18の下方のヘッド本体1
6にスリット36が設けられている。このスリット36
の一端はヘッド本体16の後上面に幅方向に開口し、ま
た、スリット36は幅方向に沿ってかつ前方にいくほど
下方に傾斜して設けられている。このスリット36に
は、スリット36と直交するように調整ボルト38が幅
方向に複数本等間隔に貫通している。この調整ボルト3
8の端部はノズルヘッド14の後面16bに臨んでお
り、この後面16bから調整ボルト38の螺合具合を調
整することによってスリット36の幅を調整できる。ス
リット36の幅が変化すればドクターエッジ18の刃先
が上下動して上下にそれぞれ2μm〜3μmの幅で調整
ができる。なお、幅方向に複数個調整ボルト38が設け
られているため、上下動させたい刃先の一番近い調整ボ
ルト38を調整する。
【0023】保持部材40は、ノズルヘッド14の中央
下方に設けられている。保持部材40には、両ロッド型
のエアーシリンダ42が上下方向に配されている。この
エアーシリンダ42はそのシリンダチューブの上端にお
いてノズルヘッド14のヘッド本体16の下面に螺合さ
れている。
【0024】スケール保持部材44は、保持部材40内
部の下方に配されている。スケール保持部材44内部に
は、磁気式の変位計測用スケールであるマグネスケール
45(商品名)が配されている。マグネスケール45の
頂部は、エアーシリンダ42のピストンロッドの下端部
に当接しており、このピストンロッドの上下方向の変位
を検出することができる。この保持部材40のエアーシ
リンダ42が上下動によりノズルヘッド14の撓みが上
下にそれぞれ20μm〜30μmの幅で調整ができる。
【0025】ポンプ48は、塗工液を圧送するためのも
のであって、ヘッド本体16の噴出口20に接続されて
いる。このポンプ46は後述するマイコン48からの動
作信号DSによって塗工液の圧送する圧力が制御される。
【0026】セラミックセンサー等の圧電素子よりなる
圧力計50は、第2液溜め室32内部に設けられ、第2
液溜め室32の内圧を測定するものである。この圧力計
50は測定した圧力を電気信号である圧力信号ASによっ
て後述するマイコン48へ出力する。
【0027】マイコン48は、圧力計50とポンプ46
に接続されている。圧力計50から出力された圧力信号
ASが入力され、また、ポンプ46へ動作信号DSを出力す
る。上記構成の塗工装置10の作動状態を下記に説明す
る。
【0028】ウエブFへの塗工液の厚みは、バッキング
ロール12とドクターエッジ18の間隙と第2液溜め室
32の内圧によって決定される。
【0029】塗工液はポンプ46から第1液溜め室26
において、ノズルヘッド14の幅方向に拡散して、複数
の流出路28の第1流路60に流れ込む。そして、第1
流路60に流れ込んだ塗工液は、第2流路62、第3流
路64を経て上方ほど開口した吐出口68から第2液溜
め室内部へ均一に噴射され、第2液溜め室32内部を一
定の圧力(以下、基準圧力という)で保持する。この基
準圧力は、塗工液が第2液溜め室32を満した状態でか
つ液溜め壁30とバッキングロール12との間隙からオ
ーバーフローしないように設定しておく。
【0030】ウエブFは塗工液が満された第2液溜め室
32を通過してドクターエッジ18まで走行し、ドクタ
ーエッジ18の刃先による線圧によって塗工液が塗工さ
れる。この場合に、塗工液が狭い流出路28を通過する
ことにより塗工液の圧力が均一化され、また、第2液溜
め室32は流出路28の出口28aより前方に脹まして
流出路28の容積より大きく形成しているため、第2液
溜め室32内部を大気の圧力より高い基準圧力に保持し
易く、そのため、ウエブFが液溜め壁30とバッキング
ロール12との間隙から第2液溜め室32内部に搬入さ
れる際に、第2液溜め室32内部に空気が侵入すること
なく、それにより、塗工層に気泡が生じることがない。
【0031】また、ドクターエッジ18はコンマ型であ
るため、ドクターエッジ18の刃先に接近するほど第2
液溜め室32の容積が次第に小さくなっており、それに
ともなってウエブFにかかる圧力は次第に高くなり、ま
た、圧力の調整により塗工液を第2液溜め室32外にオ
ーバフローさせない構造となっている。そのため、ウエ
ブFの移動にともなう塗工液の同伴流Aと流出路28の
吐出口68からの塗工液の噴射流Bは同じ方向の旋回流
Cとなって不安定な流れになることがない。よって、ド
クターエッジ18に達する前のウエブF表面にある塗工
液の量が幅方向で変化することなく、ウエブFへの塗工
量が幅方向でムラが発生することがない。
【0032】また、この場合に第3流路64の吐出口6
8が上方ほど広がるような形状となっているため、第2
液溜め室32に均一に流れ込むようになっている。
【0033】次に、ウエブFの塗工幅を変更する場合に
ついて説明する。
【0034】従来では、ノズルヘッドを一旦分解する必
要があったが、本実施例の塗工装置10ではその必要が
ない。
【0035】すなわち、ウエブFの塗工幅に合わせて、
複数のバルブ66のうち必要なバルブ66を操作するも
のである。例えば、図3においては、左側から2個のバ
ルブ66,66を閉塞し、同様に右側にある2つのバル
ブ66,66を閉塞することにより、塗工幅Wに応じた
塗工液が第2液溜め室32に流れ込む。また、この塗工
幅Wにあわせて左右一対の隔壁34,34も移動させ
る。
【0036】以上により、塗工幅を変更させる場合に
は、バルブ66を操作するだけで、流出路28の塗工幅
を容易に変更することができる。
【0037】なお、上記の実施例では、幅方向にわたっ
てほぼ均一に流出路28を設けていたが、これに限ら
ず、中央部は必ずウエブFに塗工液を塗工するため、中
央部分にのみスリット状の流出路28を形成し、その中
央部のスリット状の流出路以外の部分に本実施例の流出
路28を形成してもよい。
【0038】(第2の実施例) 第2の実施例について図5に基づいて説明する。
【0039】本実施例と第1の実施例の異なる点は、塗
工液の流出路28の形状が異なる点にある。
【0040】すなわち、本実施例では第1流路60の上
方に第3流路64を直接設け、第1流路60から第3流
路64をほぼ垂直方向に設けたものである。そして、こ
の第1流路60と第3流路64の接続部分にバルブ66
が設けられたものである。
【0041】この実施例の塗工装置10であっても、バ
ルブ66を操作することにより、塗工液の流れを容易に
止めることができる。
【0042】(第3の実施例) 本実施例と第2の実施例の異なる点は、第3流路64の
出口の位置が異なる点にある。すなわち、本実施例では
第3流路64を一旦後方に折曲させた後、液溜め壁30
の下端部より塗工液が流出するような構造となってい
る。
【0043】この構造であると、第2液溜め室32内部
の塗工液の流れをよりスムーズにすることができる。
【0044】(第4の実施例) 本実施例と、第2の実施例の異なる点は、バルブ66の
構造にある。すなわち、第2の実施例のバルブ66で
は、前後方向にネジ状のバルブを移動させることによっ
て流出路28を閉塞したが、本実施例では回転式のバル
ブ66を用いることにより流出路28を閉塞するもので
ある。
【0045】(参考例本参考例は、特許請求の範囲に含まれないが、 第1〜第
4の実施例のリップコータ型の塗工装置10とは異な
り、ノズルヘッド72の上端部のスリット状の吐出口7
4から塗工液をウエブFに噴出するものである。
【0046】この場合に、ノズルヘッド72内部には第
1液溜め室76と、第2液溜め室78が設けられ、第1
液溜め室76と第2液溜め室78を連結する流出路80
をウエブFの幅方向に複数設け、この流出路80の途中
に塗工液の流れを阻止するバルブ82を設けているもの
である。そして、第2液溜め室78に至った塗工液は、
スリット状の吐出路84を経て吐出口74に至る。
【0047】この塗工装置10であっても、バルブ82
を操作することにより塗工幅を容易に変更することがで
きる。
【0048】なお、参考例においては、ウエブFの片面
にのみノズルヘッド72を配置してウエブFの片面のみ
塗工していたが、これに限らず、ウエブFの両側にノズ
ルヘッド72を配して、両面を同時に塗工できる両面型
塗工装置においても、このバルブ82の構造は適応する
ことができる。
【0049】
【発明の効果】以上により本発明の塗工装置であると、
流出路に設けられた遮断手段を操作することにより、塗
工液の流れを阻止して、容易にウエブの塗工幅を変更す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す塗工装置10の全
体図である。
【図2】同じく塗工装置10の要部拡大縦断面図であ
る。
【図3】図2におけるX−X線断面図である。
【図4】図2におけるY−Y線断面図である。
【図5】第2の実施例の塗工装置の一部拡大縦断面図で
ある。
【図6】第3の実施例の塗工装置の一部拡大縦断面図で
ある。
【図7】第4の実施例の塗工装置の一部拡大縦断面図で
ある。
【図8】参考例の塗工装置の一部拡大縦断面図である。
【図9】従来の塗工装置の一部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
10 塗工装置 12 バッキングロール 14 ノズルヘッド 16 ヘッド本体 18 ドクターエッジ 22 蓋体 26 第1液溜め室 28 流出路 30 液溜め壁 32 第2液溜め室 34 隔壁 60 第1流路 62 第2流路 64 第3流路 66 バルブ 68 吐出口 70 ッキング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−206565(JP,A) 特開 平3−152300(JP,A) 特開 平10−314642(JP,A) 特開 平6−198239(JP,A) 特開 平8−332432(JP,A) 特公 平6−223(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 5/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッキングロールの下方にドクターエッジ
    を有するノズルヘッドを配し、前記ノズルヘッドから塗
    工液を圧力をかけて噴射して、前記バッキングロールの
    下周面を前記ノズルヘッドの前方から後方へ走行するウ
    エブに塗工するリップコータ型の塗工装置において、 前記ノズルヘッドの上面には、縦断面円弧状に膨出して
    楔形となったコンマ型の前記ドクターエッジが突設さ
    れ、 前記ノズルヘッドの内部の幅方向には、第1液溜め室が
    設けられ、 前記第1液溜め室と前記ドクターエッジの前方に位置す
    る前記ノズルヘッドの上面との間には、複数の流出路が
    設けられ、 前記複数の流出路のうち少なくとも一部の流出路に塗工
    液の流れを遮断する遮断手段を設け、 前記ノズルヘッドの前部には、前記バッキングロールの
    下周面へ向かってウエブ走行用の間隙を残して液溜め壁
    が立設され、 前記ノズルヘッドと前記バッキングロールとの間の両側
    部には左右一対の隔壁が塗工幅に合わせて移動可能に
    され、 前記左右一対の隔壁、前記バッキングロールの下周面、
    前記液溜め壁、前記ドクターエッジ及び前記ノズルヘッ
    ドの上面とより閉塞された第2液溜め室が形成され 変更するウエブの塗工幅に合わせて、前記複数の流出路
    のうち塗工液の流出が不要な流出路に対応する遮断手段
    を遮断し、かつ、左右一対の隔壁を塗工幅に合わせて移
    動させる ことを特徴とする塗工装置。
  2. 【請求項2】前記遮断手段がバルブであることを特徴と
    する請求項1記載の塗工装置。
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