JP3313989B2 - 遠隔監視装置 - Google Patents
遠隔監視装置Info
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Description
された異常信号に基づき監視センタから出動拠点に出動
要員を要請して設備機器を遠隔的に監視する遠隔監視装
置に関する。
1の異常信号送信の要因が発生した後、所定時間内に溜
った複数の異常信号を、前記所定時間後にまとめて監視
センタに送信する手段を設けたものが提案されている。
そして、監視センタは通常、異常信号を受信すると、空
いている監視卓の表示部に前記異常信号に基づく異常情
報を順次表示して対応するようになっている。
開平2−281396号公報に記載されるものを挙げる
ことができる。
来の遠隔監視装置では、例えば地震の発生により同一ビ
ル内の複数の設備機器で異常が発生すると、監視センタ
は受信した同一端末装置からのそれぞれの異常信号に対
し、空いている複数の監視卓を無作為に選択して対応し
ている。このため、監視センタから出動拠点への指示の
重複や、それに伴う対応の遅延が生じる恐れがあり、特
に、設備機器毎に対応先が分類されている場合、すなわ
ち、異常の発生した設備機器の種類によって対応要員を
出動させる出動拠点が異なる場合、前記対応遅延の恐れ
が顕著であった。また、前記監視卓に対応するオペレー
タの勤務交代時に情報の引継ぎを行うが、同一端末装置
からの異常信号に対応する監視卓が複数であることに伴
い、情報伝達ミスの確率が高いという問題があった。
一端末装置で取り込んでいる場合、監視センタは受信し
た異常信号の順に対応するため、ビル設備の異常信号に
対応しているときにより緊急度の高い防犯防災設備の異
常信号を受信しても、先に受信したビル設備の異常信号
の対応終了を待つ必要があり、したがって、緊急度の高
い異常への対応に遅れが生じるという問題があった。
に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、異常信号
に対し適切な監視卓により対応することができるととも
に、緊急度の高い異常信号に対し迅速に対応することの
できる遠隔監視装置を提供することにある。
拠点への指示の重複を防止することのできる遠隔監視装
置を提供することにある。
的確に判断することのできる遠隔監視措置を提供するこ
とにある。
るために本発明の請求項1記載の発明は、複数のビル内
にそれぞれ設けられ、同一ビル内の設備機器の異常を検
出して異常信号を送信する端末装置と、これらの端末装
置と通信回線を介して接続され、前記異常信号を受信す
る監視センタと、この監視センタと通信回線を介して接
続され、あらかじめ定められた地域内の前記ビルを管轄
して出動要員を派遣する出動拠点とを有するとともに、
前記監視センタは、表示部および入力部を備えた複数の
監視卓を具備し、前記異常信号に基づく前記監視卓の表
示部による表示を行い前記設備機器を遠隔的に監視する
遠隔監視装置において、前記監視センタに、前記異常信
号に対応する監視卓を選択する監視卓選択手段と、この
監視卓選択手段により選択された監視卓が他の異常信号
を処理しているとき、前記異常信号に基づく主要情報を
前記選択された監視卓の前記表示部に表示する表示手段
とを備え、前記主要情報に基づき前記異常信号と前記他
の異常信号との緊急度の比較を行う構成にしてある。
載の発明によれば、端末装置が設備機器の異常を検出し
て異常信号を送信すると、この異常信号を受信した監視
センタは、監視卓選択手段により前記異常信号に対応す
る監視卓を選択し、次いで、選択された監視卓の表示部
に前記異常信号に基づく表示が行われ、オペレータが対
応する。このように、従来のように空いている監視卓が
適宜、異常信号に対応するのではなく、監視卓選択手段
により異常信号に対応する監視卓を選択するため、異常
信号に対し適切な監視卓により対応することができる。
また、前記監視卓選択手段による異常信号に対応する監
視卓の選択の際、選択された監視卓が他の異常信号を処
理しているとき、表示手段は前記異常信号に基づく主要
情報を前記選択された監視卓に表示させる。これに応じ
て前記オペレータは前記後発の異常信号を認知するとと
もに、前記主要情報に基づき前記後発の異常信号の緊急
度を処理中の前記他の異常信号の緊急度と比較し、この
とき、前記後発の異常信号の緊急度が高い場合それに応
じた対応を施す。これによって、緊急度の高い異常信号
に対し迅速に対応することができる。
の請求項2記載の発明は、前記監視卓選択手段は、異常
信号を受信したとき、前記監視卓の内、前記異常信号を
送信した端末装置から先発された他の異常信号を処理し
ている監視卓があるかどうかを判別し、前記他の異常信
号を処理している監視卓がある場合、この監視卓を前記
異常信号に対応する監視卓として優先して選択する構成
にしてある。
載の発明によれば、異常信号を監視センタが受信する
と、監視卓選択手段は複数の監視卓の内、前記異常信号
を送信した端末装置から先発された他の異常信号を処理
している監視卓があるかどうかを判別し、このとき、前
記他の異常信号を処理している監視卓がある場合、この
監視卓を前記異常信号に対応する監視卓として優先して
選択する。これによって、監視センタのオペレータは同
一の端末装置から重複して送信されたそれぞれの異常信
号を把握して出動拠点へ指示を出すことができ、したが
って、監視センタから出動拠点への指示の重複を防止す
ることができる。
の請求項3記載の発明は、前記主要情報が、少なくとも
設備機器の名称および異常状態を含むようにしてある。
によれば、監視卓選択手段により選択された監視卓が他
の異常信号を処理しているとき、表示手段は異常信号に
基づく主要情報、すなわち、少なくとも設備機器の名称
および異常状態を前記選択された監視卓に表示させる。
これに応じてオペレータは前記主要情報に基づき前記後
発の異常信号の緊急度を前記処理中の他の異常信号の緊
急度と比較する。これによって、オペレータは異常信号
の緊急度を的確に判断することができる。
施の形態を図に基づいて説明する。
を示すブロック図、図2は図1の遠隔監視装置の処理手
順を示すフローチャートである。
うに、ビル1内にそれぞれ設けられる設備機器2−1〜
2−nと、設備機器2−1〜2−nの異常を検出して異
常信号を送信する端末装置Tと、この端末装置Tと通信
回線Dを介して接続され、前記異常信号を受信する監視
センタCと、この監視センタCと接続され、あらかじめ
定められた地域内のビル1を管轄して出動要員を派遣す
る出動拠点20、30とを有している。
テゴリー別に分類すると、例えば設備機器2−1はエレ
ベータ設備を示すとともに、設備機器2−2は防犯設
備、すなわち、玄関ドアに設けられたセンサおよび各居
室に設置された侵入者検出センサ等を示している。
−1〜2−nの異常を検出する状態検出器3と、この状
態検出器3に接続され、図示しない記憶装置にあらかじ
め記憶しているビル名や設備機器名等を取り込み異常信
号を作成する異常信号作成装置4と、この異常信号作成
装置4に接続され、端末装置Tの総括制御を行う制御装
置5と、制御装置5からのダイヤリング指令に応じて所
定の電話番号を出力して通信回線Dを介して監視センタ
Cとの接続処理を行う発報装置6とを備えている。
装置Tから送信される異常信号の受信および監視センタ
Cから端末装置Tへの信号の送信等を行う送受信装置1
0と、前記異常信号が入力される中央処理装置11と、
この中央処理装置11に接続され、印字を行う印字装置
12と、中央処理装置に接続され、監視対象のビル名、
設備機器名および異常内容等をあらかじめ記憶する記憶
装置13と、異常信号に対応する監視卓を選択する監視
卓選択手段、例えば監視制御装置14と、図示しない表
示部、入力部および通話装置等を有し、前記入力部の入
力操作により出動拠点20、30に出動指示情報を送信
可能な複数の監視卓15a〜15nとを備えている。な
お、それぞれの監視卓15a〜15nは、監視卓選択手
段により選択された監視卓が他の異常信号を処理してい
るとき、異常信号に基づく主要情報を前記選択された監
視卓の前記表示部に表示させる表示手段を具備してい
る。
点検や修理等を行う作業者を出動させる保守会社であ
り、ビル1の設備機器2−1を管轄しているとともに、
出動拠点30は、防犯に関するセンサの点検、修理およ
び侵入者の侵入経路の確認等を行う作業者あるいは警備
員を出動させる警備会社であり、ビル1の設備機器2−
2を管轄している。
である設備機器2−1で異常が発生すると、状態検出器
3により前記異常が検出されて異常信号作成装置4で異
常信号が作成される。次いで、制御装置5は発報装置6
にダイヤリング指令を出力し、発報装置6は所定の電話
番号を出力して通信回線Dを介し監視センタCとの接続
処理を行い、接続完了時点で前記異常信号が監視センタ
Cへ送信される。
した監視センタCでは、中央処理装置11に異常信号が
送られ、この中央処理装置11は前記異常信号に基づき
記憶装置13から記憶情報を取り込み、どこのビル1に
設置されている端末装置Tからの異常信号で、どの設備
機器2−1にどのような異常が発生したのかを特定する
処理を行って異常情報を作成し、監視制御装置14に送
る。ここで監視制御装置14は図2に示すように、ステ
ップS1として監視卓15a〜15nの内、前記異常信
号を送信した端末装置Tから先発された他の異常信号を
処理している監視卓があるかどうかを判別する。このと
き、先発された他の異常信号を処理している監視卓がな
い場合、ステップS2として空いている監視卓、例えば
監視卓15aを選択し、次いで、ステップS3として監
視卓15aに前記異常情報を送る。監視卓15aはステ
ップS4として前記異常情報、すなわち、異常の発生し
たビルの名称、設備機器名称および異常内容等を画面に
表示し、この後、オペレータはステップS5として前記
異常情報に基づきビル1のエレベータ設備に係る保守を
行う出動拠点20に出動指示を行う。出動拠点20の作
業指令者はビル1の担当作業者に異常内容を連絡して出
動依頼を行う。
対応を監視卓15aによりオペレータが行っているとき
に、ビル1の防犯設備である設備機器2−2に異常が発
生すると、端末装置Tを介して異常信号が監視センタC
に送信される。前記異常信号を受信した監視センタC
は、監視制御装置14によりステップS1として監視卓
15a〜15nの内、前記異常信号を送信した端末装置
Tから先発された他の異常信号を処理している監視卓が
あるかどうかを判別する。このとき、端末装置Tから先
発された前述の設備機器2−1に係る他の異常信号の処
理を監視卓15aにより行っているため、すなわち、監
視卓15aが前記他の異常信号に基づく出動指示を出動
拠点20に未送信の状態にあるため、この監視卓15a
を前記異常信号に対応する監視卓として優先して選択
し、ステップS6として後発の異常信号に基づく異常情
報を監視卓15aへ送る。監視卓15aはステップS7
として前記異常情報に基づき主要情報、すなわち、設備
機器2−2の名称および異常状態を選択された監視卓1
5aに表示する。この表示を認知したオペレータはステ
ップS8として今、対応しているエレベータ設備に係る
異常情報と、新たに認知した防犯設備に係る異常情報と
の緊急度を比較し、後発のものの緊急度が低く先発のも
のを処理した後に対応するか、後発のものの緊急度が高
く他の監視卓に対応を依頼するのかを判断して入力操作
を行う。例えば、後発のものの緊急度が低いと判断した
場合、ステップS9としてビル1のエレベータ設備を管
轄する出動拠点20に出動指示を行う。次いで、ステッ
プS10として監視卓15aに残された保留となってい
る異常情報を確認するが、このとき、前述した後発の設
備機器2−2に係る異常情報があるため、ステップS1
1として後発の異常情報を表示し、この異常情報に基づ
きビル1の防犯設備に係る保守を行う出動拠点30に出
動指示を行う。出動拠点30の作業指令者はビル1の担
当作業者に異常内容を連絡して出動依頼を行う。
防犯設備に係る異常情報に緊急に対応する必要があると
判断した場合、ステップS2として他の監視卓に転送す
る所定の入力操作を行って空いている監視卓を選択し、
ステップS3として前記防犯設備に係る異常情報を送信
する。この後、前述と同等の処理を行い、ビル1の防犯
設備に係る保守を行う出動拠点30に出動指示を行う。
ように空いている監視卓が適宜、異常信号に対応するの
ではなく、異常信号に対応する監視卓を選択するため、
異常信号に対し適切な監視卓により対応することができ
る。また、後発の異常信号の緊急度を処理中の他の異常
信号の緊急度と比較可能であるため、緊急度の高い異常
信号に対し迅速に対応することができる。さらに、監視
センタCのオペレータは同一の端末装置から重複して送
信されたそれぞれの異常信号を把握して出動拠点20、
30へ指示を出すことができるため、監視センタCから
出動拠点20、30への指示の重複を防止することがで
きる。さらにまた、主要情報に基づき後発の異常信号の
緊急度を処理中の他の異常信号の緊急度と比較可能であ
るため、オペレータは異常信号の緊急度を的確に判断す
ることができる。
うに構成したので、異常信号に対応する監視卓を選択す
るため、異常信号に対し適切な監視卓により対応するこ
とができ、これによって、効率的な監視業務を行うこと
ができる。また、後発の異常信号の緊急度を処理中の他
の異常信号の緊急度と比較可能であるため、緊急度の高
い異常信号に対し迅速に対応することができ、これによ
って、信頼性や安全性の向上を図ることができる。
のように構成したので、監視センタのオペレータは同一
の端末装置から重複して送信されたそれぞれの異常信号
を把握して出動拠点へ指示を出すことができるため、監
視センタから出動拠点への指示の重複を防止することが
でき、これによって、出動拠点への指示を効率的で適切
なものとし、迅速な対応を可能とすることができる。ま
た、情報の一元化を図ることにともない、監視卓に対応
するオペレータの勤務交代時等に起る情報伝達ミスの確
率を低減できる。
上のように構成したので、主要情報に基づき後発の異常
信号の緊急度を処理中の他の異常信号の緊急度と比較可
能であるため、オペレータは異常信号の緊急度を的確に
判断することができ、これによって、それぞれの異常信
号に対して適切な対応をとることができる。
ック図である。
ャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のビル内にそれぞれ設けられ、同一
ビル内の設備機器の異常を検出して異常信号を送信する
端末装置と、これらの端末装置と通信回線を介して接続
され、前記異常信号を受信する監視センタと、この監視
センタと通信回線を介して接続され、あらかじめ定めら
れた地域内の前記ビルを管轄して出動要員を派遣する出
動拠点とを有するとともに、前記監視センタは、表示部
および入力部を備えた複数の監視卓を具備し、前記異常
信号に基づく前記監視卓の表示部による表示を行い前記
設備機器を遠隔的に監視する遠隔監視装置において、 前記監視センタに、前記異常信号に対応する監視卓を選
択する監視卓選択手段と、この監視卓選択手段により選
択された監視卓が他の異常信号を処理しているとき、前
記異常信号に基づく主要情報を前記選択された監視卓の
前記表示部に表示する表示手段とを備え、前記主要情報
に基づき前記異常信号と前記他の異常信号との緊急度の
比較を行うことを特徴とする遠隔監視装置。 - 【請求項2】 前記監視卓選択手段は、異常信号を受信
したとき、前記監視卓の内、前記異常信号を送信した端
末装置から先発された他の異常信号を処理している監視
卓があるかどうかを判別し、前記他の異常信号を処理し
ている監視卓がある場合、この監視卓を前記異常信号に
対応する監視卓として優先して選択することを特徴とす
る請求項1記載の遠隔監視装置。 - 【請求項3】 前記主要情報が、少なくとも設備機器の
名称および異常状態を含むことを特徴とする請求項1記
載の遠隔監視装置。 - 【請求項4】 前記監視卓選択手段は、前記判別の際、
所定の監視卓が前記他の異常信号に基づく出動指示を前
記出動拠点に未送信の状態にあるとき、前記他の異常信
号を処理している監視卓として認知することを特徴とす
る請求項2記載の遠隔監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30669496A JP3313989B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 遠隔監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30669496A JP3313989B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 遠隔監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10149494A JPH10149494A (ja) | 1998-06-02 |
JP3313989B2 true JP3313989B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=17960191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30669496A Expired - Fee Related JP3313989B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 遠隔監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3313989B2 (ja) |
-
1996
- 1996-11-18 JP JP30669496A patent/JP3313989B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH10149494A (ja) | 1998-06-02 |
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