JP3313924B2 - カードホルダー - Google Patents

カードホルダー

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JP3313924B2
JP3313924B2 JP00511995A JP511995A JP3313924B2 JP 3313924 B2 JP3313924 B2 JP 3313924B2 JP 00511995 A JP00511995 A JP 00511995A JP 511995 A JP511995 A JP 511995A JP 3313924 B2 JP3313924 B2 JP 3313924B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R7/04Stowing or holding appliances inside vehicle primarily intended for personal property smaller than suit-cases, e.g. travelling articles, or maps in driver or passenger space, e.g. using racks
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R11/00Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for
    • B60R2011/0001Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for characterised by position
    • B60R2011/0003Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for characterised by position inside the vehicle
    • B60R2011/0005Dashboard

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sheet Holders (AREA)
  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、自動車内に装
着されてハイウェーカード等を収納するカードホルダー
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のカードホルダーとして、実開平
3−90985号公報には、スライダの保持/その保持
解除をなすラッチを用いて、カードを押し込む毎にカー
ドが収納位置と取出位置とを得るものが公知である。具
体的には、ケース内にスライダが設けられ、カードをカ
ード一端からケース内に挿入すると、カード一端がスラ
イダを押す。スライダは第1位置へ移動してそこに保持
され、カードは、カード他端が少し挿入口から出て残部
の大部分がケース内に入り込んだ収納位置を得る。カー
ドを取り出すには、挿入口から少し出ているカード他端
を押し込む。これにより、スライダがカード一端で押さ
れてスライダの第1位置の保持が解除される。スライダ
はコイルスプリングの付勢力でカードの挿入一端を押し
て第2位置へ移動する。スライダの第2位置では、カー
ドは、カード他端が挿入口から大きく出てその出たカー
ド他端を掴んでカードを取り出せる取出位置を得ること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ケース内で
のカードの保持が十分でないと、例えば、カードホルダ
ーを車両内に装着した場合には、ケース内でカードがガ
タ付き、これは騒音の原因ともなる。
【0004】また、ケース内でのカードの保持が十分で
ないと、スライダがコイルスプリングの付勢力でカード
一端を押して第1位置から第2位置へ移動するとき、カ
ードが取出位置に止まらず、慣性力で取出位置を過ぎて
ケース外へ飛び出してしまう恐れがある。
【0005】本発明は、上記事実を考慮し、カードの保
持を十分になすカードホルダーを提供することを目的と
する。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る本発明のカードホルダーは、カード
がカード一端から内部に挿入されて収納されるとともに
カード他端から取り出されるホルダー本体と、前記ホル
ダー本体の内部に設けられ、カード一端を押してカード
をホルダー本体内で収納位置から取出位置へ移動させる
べく第1位置から第2位置へ移動可能なスライダと、前
記スライダとホルダー本体との間に設けられ、スライダ
を第2位置へ付勢する付勢手段と、前記スライダとホル
ダー本体との間に設けられ、スライダをカード一端でカ
ード挿入側に押し込む毎に作動し、スライダの第1位置
の保持/その保持解除を交互になす作動手段と、前記ホ
ルダー本体の内部に臨んで設けられ、収納位置と取出位
置との間のいずれの位置でもカード面に対向し、その対
向方向に沿って移動自在な移動部材と、前記移動部材と
ホルダー本体との間に設けられ、金属製とされ、移動部
材を付勢してこの付勢力で移動部材をカード面に押接さ
せる付勢部材と、を備えた構成を特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1の構成によれば、カードはカード一端
からホルダー本体内に挿入されて収納される。ホルダー
本体内に挿入されたカードは、金属性の付勢部材によっ
て付勢された移動部材でカード面が押接される。
【0009】これによれば、カードの保持が十分になさ
れ、ホルダー本体内でのカードのガタ付きが防止され、
ガタ付きに起因する騒音も解消される。これは、カード
ホルダーが車両等に装着されて振動が常時、カードホル
ダーに及ぶような場合に、特に効果的である。
【0010】また、移動部材でカード面を押接する押接
力を、金属製の付勢部材によって得るために、移動部材
の移動量が大きくとも十分な押接力を与えることができ
る。本発明のカードホルダーは、ホルダー本体内に収容
されるカードの枚数が一枚に限定されるものではなく、
ホルダー本体内に複数枚のカードを重ねて収納するもの
も可能である。ホルダー本体内に複数枚のカードを重ね
て収納するものである場合にも、収納許容枚数に対して
実際に収納されるカードの枚数が異なるのに関わらず、
十分な保持が可能である。
【0011】なお、移動部材を合成樹脂製とすることに
より、カードとの接触が和らげられ、カード収納、カー
ド取出が円滑化される。
【0012】更に、カードホルダーが自動車のインスト
ルメントパネルに装着されるような場合には、カードホ
ルダーは高温環境下に置かれる。金属製の付勢部材は、
そのような高温環境下でも、クリープ現象を起こさずに
耐久性が向上され、カードの保持が常に十分に得られ
る。
【0013】請求項の構成によれば、カードを挿入し
て押し込むと、カード挿入側のカード一端がスライダを
押し、スライダは第1位置に保持され、カードは収納位
置を得る。カードを再度押し込むと、スライダの第1位
置の保持が解除され、スライダが付勢手段によってカー
ド一端を押して第2位置へ移動する。第2位置では、カ
ードが取出位置を得る。
【0014】ホルダー本体内ではカードは、収納位置と
取出位置との間のいずれの位置でも、金属性の付勢部材
によって付勢された移動部材でカード面が押接される。
【0015】これによってカードが収納位置から取出
位置に押し出されるときに、コイルスプリングの付勢力
でカードが取出位置で止まらずにケース外へ飛び出して
しまう恐れがなく、確実に取出位置に保持される。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係るカードホルダーの一実施
例を図1乃至図7に基づき説明する。
【0017】図1に示すように、ホルダー本体12は、
底壁とこの周部に立ち上げられた周壁とで薄底の矩形に
形成されたケース14に、これと同様の形状のカバー1
6を被せるようにして、フラットな矩形箱状として構成
される。ケース14の周壁18には凸部20が形成さ
れ、カバー16の周壁22には切り欠き24が形成さ
れ、周壁18の外側に周壁22を嵌合させてケース14
にカバー16を被せたときに、凸部20が切り欠き24
内に係合してケース14とカバー16との結合がなされ
る。ホルダー本体12の一端では、ケース14、カバー
16共に周壁がなくて開放され、そこには、ホルダー本
体12内と連通する挿入口25を有する挿入口形成プレ
ート26が嵌合される。挿入口形成プレート26とホル
ダー本体12とは、タッピングねじ28を用いて結合さ
れる。その挿入口形成プレート26は腕片30を備え、
図5に示すように、自動車のインストルメントパネル3
2に形成された装着孔34内にホルダー本体12を挿入
し、腕片30をインストルメントパネル32側の図示を
省略する係止部に弾性的に係止することにより、挿入口
形成プレート26がインストルメントパネル32と同面
状態とされてカードホルダーの装着が可能となる。
【0018】挿入口形成プレート26の挿入口25を通
って、カード36がこの一端(カード一端38)からホ
ルダー本体12内に挿入され(挿入方向を矢印INで図
示する)、そして、カード他端40側から取り出される
(矢印INと反対側の向きに)ようになっている。
【0019】ホルダー本体12内には、スライダ42が
設けられる。スライダ42は、カード一端38に対向し
てカード幅方向(カード挿入方向と直角な方向)に長尺
なスライダ本片44を備え、このスライダ本片44をカ
ード一端38で押せばカード挿入側へ移動可能とされ
る。スライダ本片44には、カード幅方向両側に、ケー
ス14の底壁15に向けて一対の突起46が形成され、
ケース14の底壁15には突起46が嵌合する一対のス
リット孔48が形成される。スリット孔48は、カード
挿入方向に沿って長尺に形成され、突起46がスリット
孔48の長手方向に沿って移動することによりスライダ
42をカード挿入方向に沿って案内する。突起46がス
リット孔48の長手方向の孔端のうちのカード取出側の
孔端に当接すると、スライダ42のカード取出側へのそ
れ以上の移動が阻止される。このときのスライダ42の
位置が、図4に2点鎖線で示す第2位置とされる。
【0020】スライダ本片44にはまた、カード幅方向
両側に、カード挿入側に向けて一対の突出棒50が突設
される。スライダ42が第2位置からカード挿入側へ移
動して、突出棒50の先端がこれと対向するケース42
の周壁18のうちの奥部19と当接すると、スライダ4
2のカード挿入側のそれ以上の移動が阻止される。突出
棒50にはコイルスプリング(付勢手段)52の一端が
嵌合してそのコイルスプリング52がスライダ本片44
とケース14の奥部19との間に介在される。コイルス
プリング52は、スライダ42をカード取出側へ第2位
置に付勢する。なお、ケース14の底15には、コイル
スプリング52の軸線を曲げないようにコイルスプリン
グ52を覆う一対のL字片54が立設されている。
【0021】スライダ本片44には更に、突出棒50間
に作動板53が突設され、作動板53に対応してはレバ
ー54が設けられる。レバー54は、U字型に屈曲形成
され、対向する各先端は、ケース14の奥部19からカ
ード取出側へ延設されるとともに、互いに対向側に屈曲
され、それぞれ第1係合部58、第2係合部60とされ
る。レバー54の中間部は、ケース14の奥部19に形
成された取付凹部56内に嵌まり込んで支持され、その
中間部を回動中心にして第1係合部58、第2係合部6
0がカード幅方向に移動自在とされる。
【0022】図6に示すように、作動板53のカバー1
6側の面には、第1カム62が突設され、第1カム62
の周りに、レバー54の第1係合部58が係合するカム
溝が形成される。第1カム62は、カード取出側に凹部
63を位置させてカード挿入方向に対して傾斜した態様
のハート形状とされる。
【0023】一方、図2及び図7に示すように、作動板
53のケース14側の面には、第2カム70が突出さ
れ、第2カム70の周りには、レバー54の第2係合部
60が係合するカム溝が形成される。第2カム70は、
第1カム62と異なる形状とされ、また、外形が、第1
カム62の外形より内側にあるようにされる。更に、第
2カム70の周りのカム溝には、この内外を連通すべく
括れ部76を介してカード挿入側へ拡大されて開放され
た拡大口78が接続されている。
【0024】第1カム62、第2カム70、そして、レ
バー54は作動手段を構成する。コイルスプリング52
の付勢力に抗してスライダ42を第2位置からカード挿
入側へ押し込むと、第2係合部60が拡大口78に入り
括れ部76を通って第2カム70の周りのカム溝内に導
入案内されることによって、第1係合部58が第1カム
62の頂部64と凹部63との間の一対の中間部66、
68のうちの一方の中間部66に当接され、凹部63側
に向けてその一方の中間部66に沿って移動する。スラ
イダ42の突出棒50の先端がケース14の奥部19と
当接してスライダ42のカード挿入側への移動が阻止さ
れるときまでには、第1係合部58が第1カム62の一
方の中間部66を凹部63側へ外れる。この状態でスラ
イダ42の押し込みを止めれば、スライダ42がコイル
スプリング52の付勢力によって少しカード取出側へ戻
って第1係合部63が凹部63内に係合し、また、第2
係合部60が、第2カム70に形成された段部72に係
合される。この係合状態では、スライダ42はカード取
出側の移動が阻止されて、スライダ42が第2位置より
カード挿入側に位置するスライダ42の第1位置が保持
される。
【0025】その後、第1位置からスライダ42を押し
込むと、第2係合部60が段部72を抜けて段部72と
対向する案内部74で押圧され、第1係合部58との間
で捩じれが生ずる。スライダ42の突出棒50の先端が
ケース14の奥部19と当接してスライダ42のカード
挿入側への移動が阻止されるときまでには、その捩じれ
に起因するレバー54の復帰変形力(レバー54は弾性
変形可能とされる)によって、第1係合部58が凹部6
3を他方の中間部68側へ抜け出る。この状態でスライ
ダ42の押し込みを止めれば、スライダ42はコイルス
プリング52の付勢力によって第2位置へ移動する。こ
の移動に伴い、第1係合部58が第1カム62の他方の
中間部68に沿って移動する。スライダ42が第2位置
へ到達するまでに、第2係合部60が括れ部76を通っ
て拡大口78からカム溝外へ案内されるのに伴い、第1
係合部58が頂部64を過ぎ、第1カム62の周りのカ
ム溝から出る。第1係合部58、第2係合部60は、ス
ライダ42に対して相対的に、それぞれのカム溝を矢印
Rの向きに環状的に移動する。
【0026】このようにして、スライダ42を押し込む
毎に、スライダ42の第1位置の保持、そして、その保
持解除が交互に可能となる。
【0027】カード36が挿入されてカード一端38が
スライダ42を押してスライダ42が第1位置に保持さ
れたとき、カード36は、図4に実線で示すように、カ
ード取出側のカード他端40が少し挿入口25から出て
残部の大部分がホルダー本体12内に入り込んでいる状
態の収納位置に位置される。スライダ42の第1位置で
カード36を押し込んでスライダ42が第2位置へ復帰
したときには、カード36は、図4に鎖線で示すよう
に、カード他端40が少なからず挿入口25から出て、
それを掴んでカード36を取り出すことができる状態の
取出位置に位置される。
【0028】図1及び図3に示すように、カバー16の
底壁17には、カード取出側に矩形孔80が形成され
る。矩形孔80には、ここからホルダー本体12内に臨
むように移動プレート(移動部材)82が設けられる。
移動プレート82は、図4に示すように、カード36の
収納位置と取出位置との間のいずれの位置でもカード面
37に対向する。矩形孔80のカード取出側の孔縁には
カード幅方向両側に支持凹部84が形成され、移動プレ
ート82のカード取出側の一端でカード幅方向両側へ突
設された支持凸部86がその支持凹部84内に嵌合し、
支持凸部86を回動中心として、移動プレート82のカ
ード挿入側の他端部がカード面37との対向方向(カー
ド36の肉厚方向)へ移動自在とされる(移動方向を矢
印Aで図示する)。矩形孔80の更にカード取出側には
カバー16の底壁17の外面に、矩形窪み88が形成さ
れ、矩形窪み88内には板ばね(付勢部材)90の基端
部が矩形窪み88側に形成された爪片92で挟みこまれ
て支持され、板ばね90の先端部が移動プレート82へ
向けて延び、移動プレート82の外面を付勢し、この付
勢力によって、移動プレート82の先端部でカード面3
7を押圧するようにされる。
【0029】板ばね90は金属製とされ、移動プレート
82は合成樹脂製とされ、あるいはゴム製とされる。移
動プレート82のカード面37と当接する部分は、カー
ド幅方向を円中心とする円弧状の当接部83で構成され
ている。
【0030】また、ケース14の底壁15の内面には、
カード挿入方向に沿って延びる凸条94が形成され、凸
条94は、カード幅方向に沿って間隔を置いて複数本、
配置される。凸状94は、上記当接部83と合わせて、
カードの挿入、取出の円滑化が果たされている。
【0031】上記構成によれば、カード36をホルダー
本体12内に挿入して押し込むと、カード挿入側のカー
ド一端38がスライダ42を押し、スライダ42は第1
位置に保持され、カード36は収納位置を得る。カード
36を再度押し込むと、スライダ42の第1位置の保持
が解除され、スライダ42がコイルスプリング52によ
ってカード一端38を押して第2位置へ移動する。第2
位置では、カード36が取出位置を得る。
【0032】ホルダー本体12内ではカード40は、金
属性の板ばね90によって付勢された移動プレート82
でカード面37が押接される。これによれば、カード3
6の保持が十分になされ、ホルダー本体12内でのカー
ド36のガタ付きが防止され、ガタ付きに起因する騒音
も解消される。これは、カードホルダーが車両等に装着
されて振動が常時、カードホルダーに及ぶような場合
に、特に効果的である。
【0033】また、移動プレート82でカード面37を
押接する押接力を、金属製の板ばね90によって得るた
めに、移動プレート82のカード面37との対向方向の
移動量が大きくとも十分な押接力を与えることができ
る。本発明のカードホルダーは、ホルダー本体12内に
収容されるカード36の枚数が一枚に限定されるもので
はなく、ホルダー本体12内に複数枚のカード36を重
ねて収納するものも可能である。ホルダー本体12内に
複数枚のカード36を重ねて収納するものである場合に
も、収納許容枚数に対して実際に収納されるカード36
の枚数が異なるのに関わらず、十分な保持が可能であ
る。
【0034】なお、移動プレート82を合成樹脂製とす
ることにより、カード36との接触が和らげられ、カー
ド収納、カード取出が円滑化される。
【0035】更に、カードホルダーが自動車のインスト
ルメントパネル32 装着されるような場合には、カー
ドホルダーは高温環境下に置かれる。金属製の板ばね9
0は、そのような高温環境下でも、クリープ現象を起こ
さずに耐久性が向上され、カード36の保持が常に十分
に得られる。
【0036】ホルダー本体12内ではカード36は、収
納位置と取出位置との間のいずれの位置でも、金属性の
板ばね90によって付勢された移動プレート82でカー
ド面37が押接される。これによって、カード36が収
納位置から取出位置に押し出されるときに、コイルスプ
リング52の付勢力でカード36が取出位置で止まらず
にホルダー本体12外へ飛び出してしまう恐れがなく、
確実に取出位置に保持される。
【0037】なお、上記実施例では、カードを押し込む
毎にスライダの第1位置の保持/保持解除をなし、カー
ドが収納位置と取出位置を得る構成について説明してい
るが、請求項1に係る発明には、単に、カードをホルダ
ー本体内に挿入して収容し、その収容状態でカードの他
端を掴んでカードを取り出すような構成も、移動部材で
カード面を押接する押接力を金属製の付勢部材によって
得る構成を備える限りは属する。
【0038】また、押接力を与える付勢部材は、板ばね
に限らず、金属製であれば種々の付勢部材が可能であ
る。
【0039】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく種々の変更が可能である。例えば、上記実施例で
は、自動車のインストルメントパネルに装着されるカー
ドホルダーについて説明したが、それに限定されるもの
ではなく、他の部位でもよく、また、自動車に限らず他
の車両、あるいは、車両以外のその他のものに装着する
ものでもよい。更には、携帯できるものであってもよ
い。カードも、ハイウェーカードの他に、テレフォンカ
ードや、クレジットカード、キャッシュカード等の各種
のカードが可能である。
【0040】更に、スライダをカード一端でカード挿入
側に押し込む毎に作動してスライダの第1位置の保持/
その保持解除を交互になす作動手段は、上記実施例に限
定されず、各種の他の手段が可能である。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のカード
ホルダーによれば、カードの保持を十分になすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカードホルダーの一実施例を示す
分解斜視図である。
【図2】スライダを図1とは反対側から見た斜視図であ
る。
【図3】カードの保持状態を示す部分斜視図である。
【図4】カードホルダーをカード面と対向する方向から
見た図である。
【図5】カードホルダーをカード幅方向から見た図であ
る。
【図6】スライダの一方の面に形成されたカム溝を示す
図である。
【図7】スライダの他方の面に形成されたカム溝を示す
図である。
【符号の説明】
12 ホルダー本体 36 カード 37 カード面 38 カード一端 40 カード他端 42 スライダ 52 コイルスプリング(付勢手段) 54 レバー(作動手段) 62 第1カム(作動手段) 70 第2カム(作動手段) 82 移動プレート(移動部材) 90 板ばね(付勢部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 7/04 A45C 11/00 B42F 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードがカード一端から内部に挿入され
    て収納されるとともにカード他端から取り出されるホル
    ダー本体と、 前記ホルダー本体の内部に設けられ、カード一端を押し
    てカードをホルダー本体内で収納位置から取出位置へ移
    動させるべく第1位置から第2位置へ移動可能なスライ
    ダと、 前記スライダとホルダー本体との間に設けられ、スライ
    ダを第2位置へ付勢する付勢手段と、 前記スライダとホルダー本体との間に設けられ、スライ
    ダをカード一端でカード挿入側に押し込む毎に作動し、
    スライダの第1位置の保持/その保持解除を交互になす
    作動手段と、 前記ホルダー本体の内部に臨んで設けられ、収納位置と
    取出位置との間のいずれの位置でもカード面に対向し、
    その対向方向に沿って移動自在な移動部材と、 前記移動部材とホルダー本体との間に設けられ、金属製
    とされ、移動部材を付勢してこの付勢力で移動部材をカ
    ード面に押接させる付勢部材と、 を備えたことを特徴とするカードホルダー。
JP00511995A 1995-01-17 1995-01-17 カードホルダー Expired - Fee Related JP3313924B2 (ja)

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