JP3311920B2 - 医療用中空針 - Google Patents
医療用中空針Info
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Description
輸血などに用いられる注射針やカヌラ針等の、内部に注
射薬液や血液等の流体が流通し得る流路が設けられた医
療用中空針及びそのような医療用中空針の製造方法に関
する。
の医療用中空針は、細径の筒状部材を研削することによ
り製造されていた。すなわち、筒状部材の先端部を該筒
状部材の中心軸方向に対して斜め方向に研削して、該筒
状部材の中心軸方向に対して斜め方向に開口した開口ベ
ベル端面を形成することにより医療用中空針を製造して
いた。
先端部の管肉厚を薄くすることにより医療用中空針の先
鋭端部を細くすれば細くするほど、注射等の実施時にお
いて患者等の血管等を傷つけることがなく、また傷みも
少ないことが知られている。従来の医療用中空針の先鋭
端部を極力細くするためには、開口ベベル端面を研削す
る際に、その中心軸方向に対する傾斜角度を極力小さく
なるように研削することが考えられる。しかし、この傾
斜角度を極力小さくするためには、開口ベベル端面を形
成する範囲、すなわち筒状部材を研削する範囲を広くせ
ざるを得ず、広い範囲を研削した結果、その部分の直径
が細くなるため強度を損なうことになる。したがって、
医療用中空針の強度を損なわずに先鋭端部を極力細くす
ることは困難であった。
医療用中空針の強度を損なわずに先鋭端部を極力細くし
得る医療用中空針を提供することを目的とする。
路(25)をその中心軸(Q1)方向に形成した筒状部
材(2)の先端部(10)に、前記流路(25)が斜め
方向に開口し、かつ前記中心軸(Q1)に対して第1傾
斜角度(K1)をなす第1ベベル研削面(3)を形成
し、前記筒状部材(2)の先端部(10)に、前記中心
軸(Q1)を中心に前記第1ベベル研削面(3)に対し
て正方向に第1回転角度(M1)をなし、かつ前記中心
軸(Q1)に対して第2傾斜角度(K2)をなす第2ベ
ベル研削面(6)を、また前記中心軸(Q1)を中心に
前記第1ベベル研削面(3)に対して逆方向に第2回転
角度(K2)をなし、かつ前記中心軸(Q1)に対して
第3傾斜角度(K3)をなす第3ベベル研削面(7)
を、それぞれ形成し、前記筒状部材(2)の先端部(1
0)の前記第1ベベル研削面(3)と背向する位置に、
前記筒状部材(2)の先端方向に向かって管肉厚が薄く
なるように前記中心軸(Q1)方向に対して斜め方向に
第4ベベル研削面(12)を形成し、少なくとも前記第
2,第3及び第4ベベル研削面(6,7,12)の三つ
の研削面により先鋭端部(13)を形成し、前記第2べ
ベル研削面(6)と前記第3べベル研削面(7)とを交
差させることにより前記先鋭端部(13)近傍に稜線部
(16)を形成したことを特徴とする。
空針(1,1P,1R)において、前記第4ベベル研削
面(12)を、前記筒状部材(2)の中心軸(Q1)方
向に対して2°〜15°の傾斜角度(K4)で設けたこ
とを特徴とする。
療用中空針(1,1P,1R)において、前記第2及び
第3傾斜角度(K2、K3)は等しい角度であることを
特徴とする。
よる医療用中空針(1,1P,1R)において、前記第
1及び第2回転角度(M1,M2)は等しい角度である
ことを特徴とする。
よる医療用中空針(1,1P,1R)において、前記第
1ベベル研削面(3)と前記第2ベベル研削面(6)と
が交差することによって形成される第1交差部の、前記
筒状部材(2)の外周面側頂端部を除去するための第5
ベベル研削面(90)を形成し、前記第1ベベル研削面
(3)と前記第3ベベル研削面(7)とが交差すること
によって形成される第2交差部の、前記筒状部材の外周
面側頂端部を除去するための第6ベベル研削面(91)
を形成したことを特徴とする。
おける対応する要素を示す便宜的なものであり、従っ
て、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではな
い。
る。図1は、本発明による医療用中空針の一例を示した
側面図である。図2は、図1を上方から見た図である。
図3は、図1を下方から見た図である。図4は、図2の
X1−Y1線断面図である。図5は、本発明による医療
用中空針の別の一例を示した側面図である。図6は、図
5を下方から見た図である。図7は、図5のX2−Y2
線断面図である。図8は、図4の変形例を示す断面図で
ある。
は、図1乃至図4に示すように、各図の矢印A、B方向
に伸延した円筒状の細径棒状部材である筒状部材2(一
部二点鎖線で図示)を研削加工したものである(矢印B
方向は、筒状部材2の先端方向を示す)。また、筒状部
材2の内部には、注射用薬液等の流体が通過し得る薬液
流通孔(流路)25を、該筒状部材2の軸心Q1の方向
(すなわち矢印A、B方向)に形成してある。さらに、
筒状部材2の外周側には、円筒外周面2cを形成してあ
る。
副ベベル面(第4ベベル研削面)12を、図1の紙面下
側に位置するように形成してある。第4ベベル研削面1
2には、筒状部材2の先端2a側(すなわち、図の矢印
B側の端部側)の第1範囲L1(すなわち、矢印A、B
方向の範囲)を、筒状部材2と同心状に、かつ該筒状部
材2の外径を矢印B方向に向かって縮小させるような
(つまり円錐台を横に倒したような形状をつくるよう
に)、すなわち、筒状部材2の管肉厚NAが矢印B方向
(先端方向)に向かって薄くなるようなテーパ状に研削
してある。この研削は、第1研削面20の一部を構成す
る。従って、第4ベベル研削面12は、筒状部材2の軸
心Q1方向(矢印B方向)に対して斜め方向(矢印D方
向)、すなわち、第1研削面20による円錐台の母線方
向)に沿って配置される。
状部材2の先端部10には、第1ベベル研削面3を形成
してある。この第1ベベル研削面3の形成は、該筒状部
材2の軸心Q1と第1傾斜角度K1(鋭角)をなしなが
ら図1の紙面左上がりに交差する第2研削面21に沿っ
て研削することにより行う。第1ベベル研削面3の矢印
A側の研削境界65は、前記円筒外周面2cと連続して
いる。ここで、研削境界65は図2及び図4で示すよう
に点AP1、AP2、AP3を結んだC字型の線状部位
のことをいう。
先端2a側の第2範囲L2(すなわち、矢印A、B方向
の範囲)において形成してあり、第2範囲L2は前記第
1範囲L1よりも広く設定し、第1ベベル研削面3の位
置を便宜的に表示する中心位置(基準位置)CS(すな
わち、図1及び図4の紙面において軸心Q1の上方に存
在する位置)を、第4ベベル研削面12と互いに背向し
た位置に配してある。また、第1ベベル研削面3を形成
したことにより、薬液流通孔(流路)25は第1ベベル
研削面3において斜め方向に開口した状態になってい
る。
ベベル面5を筒状部材2の先端2a側の第3範囲L3
(すなわち、矢印A、B方向の範囲)において形成して
ある。この第2ベベル研削面の形成は、第1研削面20
及び第2研削面21ができた状態の筒状部材2の先端2
a側を、図の研削平面S2a、S2b(これらは、研削
平面S1と同様に実際は平面に近い曲面であるが、本実
施例では便宜上平面として説明する)により切り取るこ
とにより行う。なお、第3範囲L3には前記第1範囲L
1よりも広く、前記第2範囲L2よりも狭くなってい
る。
軸心Q1と第2傾斜角度K2(鋭角であり第1傾斜角度
K1より大きい)をなしながら交差し、かつ研削平面S
1の法線ベクトルN1と同一の平面T1(図1では紙面
に沿った平面)上に存在する法線ベクトルN2をもち得
る平面S2(図1において紙面左上がりの平面)を、軸
心Q1を中心に図1及び図4に示す矢印J方向に所定の
第1回転角度M1だけ回転移動させた平面のことをい
う。
傾斜角度K3(鋭角であり前記第1傾斜角度K1より大
きい)をなしながら交差し、かつ法線ベクトルN1と同
一の平面T1上に存在する法線ベクトルN3をもち得る
平面S4(図1において紙面左上がりの平面)を、軸心
Q1を中心に矢印J方向とは反対の図4に示す矢印H方
向に所定の第2回転角度M2だけ回転移動させた平面の
ことをいう。
第3傾斜角度K3は等しい角度であり(よって、平面S
2と平面S4は同一の平面である)、第1回転角度M1
と第2回転角度M2も等しい角度である。しかし、本発
明による医療用中空針においては本実施例に限定されな
いので、例えば第2傾斜角度K2と第3傾斜角度K3と
が異なった角度であったり、第1回転角度M1と第2回
転角度M2とが異なった角度であってもよい。
1ができた状態の筒状部材2の先端2a側が、研削平面
S2aにより切り取られてできた面が右ベベル研削面
(第2ベベル研削面)6となっており、研削平面S2b
により切り取られてできた面が左ベベル研削面(第3ベ
ベル研削面)7となっている。つまり第2ベベル面5は
第2ベベル研削面6と第3ベベル研削面7とから構成さ
れている。言い替えれば、筒状部材2の先端部10に
は、軸心Q1を中心に第1ベベル研削面3に対して(基
準位置CSに対して)正方向(矢印J方向)に第1回転
角度M1回転させ、かつ軸心Q1に対して第2傾斜角度
K2をなすように第2ベベル研削面6を形成してあり、
また軸心Q1を中心に第1ベベル研削面3に対して(基
準位置CSに対して)逆方向(矢印H方向)に第2回転
角度M2回転させ、かつ軸心Q1に対して第3傾斜角度
K3をなすように第3ベベル研削面7が形成されている
ということになる。
は、第2範囲L2において、第1ベベル研削面3及び第
2ベベル面5(第2ベベル研削面6及び第3ベベル研削
面7)を矢印B方向等に連続して形成してあり、これら
第1ベベル研削面3及び第2ベベル面5により開口ベベ
ル端面11を構成してある。開口ベベル端面11は、筒
状部材2内部の薬液流通孔(流路)25の端部でもある
ため、薬液流通孔25も外部に開口することになる。こ
の開口方向は、第1ベベル研削面3を形成する研削平面
S1の法線ベクトルN1方向(図の矢印C1方向)及
び、第2ベベル面5を形成する研削平面S2a、S2b
の法線ベクトルを平均したベクトル(すなわち、平面S
2の法線ベクトルN2)の方向(図の矢印C2方向)で
あるため、開口ベベル端面11は、筒状部材2の先端伸
延方向(矢印B方向)に対して斜め方向に開口してい
る。また、開口ベベル端面11は、図1に示すように、
同図1の紙面上側に設けてあるので、前記した第4ベベ
ル研削面12(図1の紙面下側)は、開口ベベル端面1
1とは背向する位置に設けることになる。
削面12とは、筒状部材2の先端2a側で隣接させてあ
るため、開口ベベル端面11(流路25の端部)と第4
ベベル研削面12との間に矢印B方向に尖った先鋭端部
13を形成している。つまり、第2ベベル研削面6、第
3ベベル研削面7、第4ベベル研削面12の三つの研削
面により先鋭端部13を形成してある。よって、医療用
中空針1では、開口ベベル端面11だけでなく第4ベベ
ル研削面12を形成することにより先鋭端部13を極力
細くしている。さらに、先鋭端部13の近傍には、第2
べベル研削面6と第3べベル研削面7とを交差させるこ
とにより稜線部16を形成してある。
造は、次のように行う。まず、筒状部材2の先端部10
の第1範囲L1を、適宜な円筒研削盤(公知)により、
図1乃至図3に示すように、筒状部材2と同心状に、か
つ筒状部材2の外径を矢印B方向に向かって縮小させる
ように、すなわち筒状部材2の管肉厚NAを矢印B方向
に向かって薄くするように研削する。この研削により、
テーパ状の第1研削面20(一部を実線で、その他の部
分を二点鎖線で図示)を形成する。次いで、円盤状の砥
石を回転させることにより研削を行い得る方式(公知)
等の適宜な研削装置を用いて、第1研削面20ができた
状態の筒状部材2の先端部10に第2研削面21を第2
範囲L2において形成する。この第2研削面21の形成
は、図の矢印B方向に対して斜め方向(軸心Q1に対し
て第1傾斜角度K1をなす方向)、すなわち前記研削平
面S1に沿った方向(図の矢印E1方向)に研削するこ
とにより行う。この研削により、第2研削面の一部であ
る第1ベベル研削面3が形成されることになる。
及び第2研削面21ができた状態の筒状部材2先端部1
0の第3範囲L3において第2ベベル研削面6及び第3
ベベ ル研削面7を形成する。これらの形成は、先端部1
0を図の矢印B方向に対して斜め方向、すなわち前記研
削平面S2a或いは前記研削平面S2bに沿った方向
(図の矢印E2方向)に研削することにより行う。これ
らの第2及び第3ベベル研削面6,7を研削形成するこ
とにより、第2研削面21の一部(図1の紙面右側、す
なわち第三範囲L3の部位)が除去され、この第2研削
面21の一部(図1の紙面左側)である第1ベベル研削
面3が研削されずに残されることになる。すなわち、第
1ベベル研削面3及び第2ベベル面5(第2及び第3ベ
ベル研削面6,7)からなる開口ベベル端面11が形成
されることになる。
ち、第2研削面21及び第2ベベル面5)を研削形成す
ることにより、第1研削面20の一部(図1の紙面上側
の部位)が除去され、第1研削面20の一部(図1の紙
面下側)である第4ベベル研削面12をなす部位が研削
されずに残されることになる。また、これら開口ベベル
端面11(流路25の端面)と第4ベベル研削面(副ベ
ベル面)12との間に先鋭端部13が形成される。これ
で、医療用中空針1の製造を完了する。
対する開口ベベル端面11の傾斜角度K1、K2、K3
等が特に小さくなるように研削加工しなくても、第1研
削面20を形成しておくことにより、第1研削面20の
うち研削されずに残された部位によりなる第4ベベル研
削面12により、筒状部材2の管肉厚NAを先端方向に
向かって薄くすることにより、先鋭端部13を極力細く
したに医療用中空針1を製造できる。すなわち、医療用
中空針1の軸心Q1方向の全長における、開口ベベル端
面11を形成する第2範囲L2、すなわち筒状部材2を
研削する範囲を特に広げることなしに、先端部の細い医
療用中空針1を製造できる。よって、筒状部材2が広い
範囲で細くなることを防止できるので、医療用中空針1
の強度を損なうことがない。
削面(3,6,7)等の研削を行う際、1回に行う研削
量が多くなると、研削部位である先端部に高熱が発生
し、従 って該先端部の材質が軟化することがあった。先
端部の材質が軟化すると、研削後のバリ除去作業の際
に、該先端部が欠け落ちるという不都合が発生する。し
かし、上記した製造方法によれば、先端部を、まず、第
1研削面(20)を形成するように研削した後、第1、
第2及び第3ベベル研削面(3,6,7)の研削を行う
ようにするので、第1、第2及び第3ベベル研削面
(3,6,7)の研削の際には、第1研削面(20)の
研削を行っている分だけ研削量が軽減されることにな
る。よって、その分だけ先端部に高熱が発生し、該先端
部の材質が軟化することを防止でき、研削後のバリ除去
作業の際に、該先端部が欠け落ちるという不都合が極力
防止される。
針1とは別の形で構成してもよい。例えば、本発明によ
る医療用中空針は、図5乃至図7に示すような医療用中
空針1Pの形で構成されてもよい。医療用中空針1Pの
うち、上述した医療用中空針1とは異なる箇所は、第4
ベベル研削面12であり、医療用中空針1Pの第4ベベ
ル研削面12は平面状になっている。
う。すなわち、円盤状の砥石を回転させることにより研
削を行い得る方式(公知)等の適宜な研削装置を用い
て、まず筒状部材2の先端部10を、図5に示すよう
に、筒状部材2の軸心Q1方向(図の矢印B方向)に対
して斜め方向(図5及び図6の矢印D方向)に、筒状部
材2の管肉厚NAを矢印B方向に向かって薄くするよう
に研削する。この研削により、矢印D方向に沿った研削
平面S3により筒状部材2の先端部10を切り取るよう
にして平面状の第4ベベル研削面12を形成する。な
お、研削の都合上、実際の第4ベベル研削面12は平面
に近い曲面であるが、実質的に平面と見做すことができ
る。なお、第4ベベル研削面12と第2ベベル研削面6
との間及び、第4ベベル研削面12と第3ベベル研削面
7との間、すなわち図5乃至図7に示すベベル面間領域
66、66には、筒状部材2の円筒外周面2cが、その
筒状部材2の周方向においてそれぞれ存在している。
空針1の場合と同様に、第4ベベル研削面12を形成し
た筒状部材2の先端部10を、第4ベベル研削面12に
背向した位置(図7に示す基準位置CS)において、軸
心Q1に対して第1傾斜角度K1をなす斜め方向に研削
を行って、つまり研削平面S1に沿った方向(図5の矢
印E1方向)に研削して、第2範囲L2で第2研削面2
1を形成する。すなわち、薬液流通孔(流路)25が斜
め方向に開口する第1ベベル研削面3を第2研削面21
の一部として形成する。更に先端部10を、図の矢印B
方向に対して斜め方向、すなわち前記研削平面S2a或
いは前記研削平面S2bに沿った方向(図の矢印E2方
向)に研削して、第3範囲L3において第2べベル面5
(第2ベベル研削面6及び第3ベベル研削面7)を形成
することにより開口ベベル端面11を形成する。この開
口ベベル端面11を研削形成することにより、開口ベベ
ル端面11(流路25の端部)と第4ベベル研削面(副
ベベル面)12との間に先鋭端部13が形成される。こ
れで、医療用中空針1Pの製造を完了する。
で行ってもよい。例えば、研削装置を用いて筒状部材2
の先端部10を、中心位置CSにおいて、軸心Q1に対
して第1傾斜角度K1をなす斜め方向に研削を行って、
第2範囲L2において第2研削面21を形成する。すな
わち、第1ベベル研削面3を第2研削面21の一部とし
て形成する。次いで筒状部材2の先端部10を、軸心Q
1に対して斜め方向、すなわち前記研削平面S2a或い
は前記研削平面S2bに沿った方向(図の矢印E2方
向)に研削して、第3範囲L3において第2べベル面5
(第2ベベル研削面6及び第3ベベル研削面7)を形成
することにより開口ベベル端面11を形成する。その
後、先端部10を、第1ベベル研削面3に対して背向し
た位置において、軸心Q1方向に対して斜め方向に第1
範囲L1において研削して、矢印D方向に沿った研削平
面S3により筒状部材2の先端部10を切り取るように
して平面状の第4ベベル研削面12を形成する。このよ
うにして開口ベベル端面11(流路25の端部)と第4
ベベル研削面(副ベベル面)12との間に先鋭端部13
が形成される。これで、医療用中空針1Pの製造を完了
する。
い。例えば、研削装置を用いて筒状部材2の先端部10
を、前記中心位置CSにおいて、軸心Q1に対して第1
傾斜角度K1をなす斜め方向に研削加工を行って、第2
範囲L2で第2研削面21を形成する。すなわち、第1
ベベル研削面3を第2研削面21の一部として形成す
る。次いで先端部10を、第1ベベル研削面3に対して
背向した位置(基準位置CSと背向した位置)におい
て、軸心Q1方向に対して斜め方向に第1範囲L1を研
削して、矢印D方向に沿った研削平面S3により筒状部
材2の先端部10を切り取るように平面状の第4ベベル
研削面12を形成する。その後、筒状部材2の先端部1
0を、軸心Q1に対して斜め方向、すなわち研削平面S
2a或いは研削平面S2bに沿った方向(図の矢印E2
方向)に研削して、第3範囲L3において第2ベベル面
5(第2ベベル研削面6及び第3ベベル研削面7)を形
成することにより開口ベベル端面11を形成する。この
ようにして開口ベベル端面11(流路25の端部)と第
4ベベル研削面(副ベベル面)12との間に先鋭端部1
3が形成される。これで、医療用中空針1Pの製造を完
了する。
例えば、筒状部材2の先端部10を、研削平面S2a或
いは研削平面S2bに沿った方向で研削して、第3範囲
L3において第2ベベル面5(第2ベベル研削面6及び
第3ベベル研削面7)を形成する。次いで先端部10
を、第2ベベル面5に対して背向した位置(基準位置C
Sに背向した位置)において、第1範囲L1において研
削して研削平面S3により筒状部材2の先端部10を切
り取るように平面状の副ベベル面12を形成する。その
後、先端部10を、第4ベベル研削面12に対して背向
した位置(基準位置CS)において、軸心Q1に対して
第1傾斜角度K1をなす斜め方向に研削を行って第1ベ
ベル研削面3を形成する。このようにして開口ベベル端
面11(流路25の端部)と第4ベベル研削面(副ベベ
ル面)12との間に先鋭端部13が形成される。これ
で、医療用中空針1Pの製造を完了する。
例えば、筒状部材2の先端部10を、研削平面S2a或
いは研削平面S2bに沿った方向で研削して、第3範囲
L3において第2ベベル面5(第2ベベル研削面6及び
左ベベル研削面7)を形成する。次いで先端部10を基
準位置CSにおいて、軸心Q1に対して第1傾斜角度K
1をなす斜め方向に研削を行って第1ベベル研削面3を
形成する。その後、先端部10を、第1ベベル研削面3
に対して背向した位置(基準位置CSに背向した位置)
において、第1範囲L1において研削して研削平面S3
により筒状部材2の先端部10を切り取るように平面状
の第4ベベル研削面12を形成する。このようにして開
口ベベル端面11(流路25の端部)と第4ベベル研削
面(副ベベル面)12との間に先鋭端部13が形成され
る。これで、医療用中空針1Pの製造を完了する。
れば、第1、第2、第3及び第4ベベル研削面(3,
6,7,12)を筒状部材(2)の中心軸方向(Q1)
に対して斜め方向に研削加工するので、円筒研削等を行
う必要がない。よって、従来の医療用中空針を製造する
際に使用されていた、円盤状の砥石を回転させることに
よりベベル研削面の方式(公知)等の研削装置だけを使
用し、例えば円筒研削盤等のその他の装置を使用せずに
研削加工が行えるので都合がよい。
医療用中空針の具体例としていわゆるランセット型の医
療用中空針を示したが、これ以外の型の医療用中空針で
あってもよい。本発明による医療用中空針は、たとえ
ば、いわゆるK3型、K3’型、横穴付き針、バックカ
ット型のものであってもよい。
以下の構造を有している。すなわち、図8に示すように
筒状部材2の先端部10には、右補助研削面90及び左
補助研削面91を形成してあり、これらの右補助研削面
90及び左補助研削面91は、第1ベベル研削面3、第
2ベベル研削面6,第3ベベル研削面7、第4ベベル研
削面12を研削した後に研削してあるが、この研削の順
序は、本発明においては重要ではない。どのような順序
でも適用が可能である。すなわち、右補助研削面90
は、第1ベベル研削面3と第2ベベル研削面6とが交差
することによって形成される右交差部92のうち、筒状
部材2の円筒外周面2c側の右頂端部を除去するために
形成したものである。同様に左補助研削面91は、第1
ベベル研削面3と第3ベベル研削面7とが交差すること
によって形成される左交差部97のうち、筒状部材2の
円筒外周面2c側の左頂端部を除去するために形成した
ものである。また、右補助研削面90は、軸心Q1を中
心に第1ベベル研削面3に対して正方向に第3回転角度
M3だけ回転させ、かつ軸心Q1に対して前述した第1
傾斜角度K1と第2傾斜角度K2の中間程度の傾斜角度
をなすように形成してある。また、左補助研削面91
は、軸心Q1を中心に第1ベベル研削面3に対して逆方
向に第4回転角度M4だけ回転させ、かつ軸心Q1に対
して前述した第1傾斜角度K1と第3傾斜角度K3の中
間程度の斜角度をなすように形成してある。
部及び左頂端部を除去するために右補助研削面90及び
左補助研削面91を形成してあるので、医療用中空針1
Rによる嵌入抵抗は、医療用中空針1、1Pのように右
頂端部98及び左頂端部96を有したものよりも低くな
る。つまり、注射等の実施時において、医療用針1Rを
人体等に突き刺す際には、右頂端部及び左頂端部がない
分だけ皮膚や血管組織から受ける抵抗が少なくなり、こ
れにより、これら皮膚や血管組織の損傷が少なくなって
注射部位に生じる痛みを少なくする。
削面及び左補助研削面91等の第6ベベル研削面を形成
した医療用中空針としては、前述したランセット型のも
の以外にバックカット型など、第1ベベル面と第2ベベ
ル面(すなわち、第2ベベル研削面6及び第3ベベル研
削面7)とにより形成される交差部92、97の外周側
の頂端部を有するいかなる形の針に対しても適用が可能
である。勿論、ランセット型であり、第4ベベル研削面
12が平面であるような医療用中空針1Pや、先鋭端部
13が内壁2b上になく稜線部16が形成される医療用
針1、1Pにも適用可能である。
注射用の注射針以外にも、採血用針、デンタル用針、或
いは輸血用や透析用に使用する留置針の金属内針等のよ
うに様々な針に適用できる。
置針用の金属内針として用いると以下のような効果を発
揮する。すなわち、留置針は、予め金属内針及び、その
外側のテフロン等の合成樹脂製チューブ針をそれぞれ別
個に作成し、最終仕上げ工程で金属内針をチューブ針の
中に挿通して組み立てるようになっている。ところが、
金属内針をチューブ針に挿通する段階で、チューブ針の
内径が極めて小径なことから、従来の金属内針では、該
金属内針の先鋭端部(つまり刃先)がチューブ針の内壁
に突き刺さって、チューブ針を損傷するという問題があ
った。しかし、本発明の医療用中空針1,1P,1Rに
よる金属内針では、少なくとも第2、第3及び第4ベベ
ル研削面(6,7,12)の三つの研削面により先鋭端
部が形成されているので、先鋭端部は第4ベベル研削面
12が形成されている分だけ、従来の金属内針と比べて
先鋭端部(13)が筒状部材の中心軸側にオフセットし
ている。よって、金属内針をチューブ針に挿通する際に
は、先鋭端部(13)がチューブ針の内壁から極力離れ
て位置するので、その結果、金属内針の先鋭端部がチュ
ーブ針の内壁に突き刺さることが防止され、チューブ針
の損傷が極力防止される。
空針1、1P、1Rにおいて、第4ベベル研削面12
の、筒状部材2の軸心Q1方向に対する第4ベベル傾斜
角度K4を2°〜15°に設定することにより、先鋭端
部13は、鋭さ及び強度において適切な状態で形成され
る。
第2及び第3ベベル研削面等の研削面だけでなく第4ベ
ベル研削面が設けられていることにより先鋭端部が極力
細くなっている。よって、注射等の実施時において、患
者等の注射部位において血管等を傷つけることが少な
い。すなわち、先鋭端部が細く、鋭利であるため、突き
刺し動作に際して血管等の破損を最小限に抑えられる。
また、注射部位に生じる痛みが少なくなる。
した分だけ、従来の医療用中空針と比べて先鋭端部が筒
状部材の中心軸側にオフセットしている。よって、本発
明の医療用中空針を血管内に挿通した際に、先鋭端部が
血管の内壁から極力離れて位置することになり、その結
果、この先鋭端部が血管の内壁に突き刺さることが極力
防止される。これに伴って、血管内壁の損傷、そして血
管の損傷によって生じる痛みが極力防止される。特に、
針の突き刺し動作を頻繁に行う透析などにおいては針の
突き刺し部位に生じる痛みが、透析を行ううえでの非常
に大きな問題となっていたが、透析用針に本発明による
医療用中空針を用いると、針の突き刺し部位に生じる痛
みが少なくなることから、透析を行ううえでの問題を大
幅に改善することができる。
ベル研削面の傾斜角度を特に小さくしなくても、第4ベ
ベル研削面を設けることにより、筒状部材の先端部にお
ける管肉厚が薄くなることにより先鋭端部が極力細くな
るので、医療用中空針の中心軸方向における、各ベベル
研削面を形成する範囲(例えば第2範囲L2等)、すな
わち筒状部材を研削する範囲を特に広くすることなく先
鋭端部を細くすることができる。よって、筒状部材を広
い範囲で細くせずに済み、医療用中空針の強度を損なう
ことがない。すなわち、本発明の医療用中空針は、該医
療用中空針の強度を損なわずに先鋭端部が極力細くなっ
た医療用中空針である。
加え、第4ベベル研削面は、前記筒状部材の中心軸方向
に対して2°〜15°の傾斜角度で設けられているの
で、第1の発明による効果に加えて、先鋭端部は、鋭さ
及び強度において適切な状態をもった形で形成され都合
がよい。
効果に加え、第2及び第3傾斜角度は等しい角度である
ので、先鋭端部の形態が極力左右均等に構成され都合が
よい。
発明の効果に加え、第1及び第2回転角度は等しい角度
であるので、先鋭端部の形態が極力左右均等に構成され
都合がよい。
発明の効果に加え、第5及び第6ベベル研削面が設けら
れているので、医療用中空針による嵌入抵抗は、両側の
頂端部が除去されていないものよりも低くなる。つま
り、注射等の実施時において、医療用中空針を人体等に
突き刺す際には、両側の頂端部がない分だけ皮膚や血管
組織から受ける抵抗が少なくなり、従ってこれら皮膚や
血管組織の損傷が少なくなるので、注射部位に生じる痛
みが少なくなるという効果を生む。
した側面図である。
を示した側面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 内部に流体の通過し得る流路をその中心
軸方向に形成した筒状部材の先端部に、前記流路が斜め
方向に開口し、かつ前記中心軸に対して第1傾斜角度を
なす第1ベベル研削面を形成し、 前記筒状部材の先端部に、前記中心軸を中心に前記第1
ベベル研削面に対して正方向に第1回転角度をなし、か
つ前記中心軸に対して第2傾斜角度をなす第2ベベル研
削面を形成し、 前記中心軸を中心に前記第1ベベル研削面に対して逆方
向に第2回転角度をなし、かつ前記中心軸に対して第3
傾斜角度をなす第3ベベル研削面を形成し、 前記筒状部材の先端部の前記第1ベベル研削面と背向す
る位置に、前記筒状部材の管肉厚が先端方向に向かって
薄くなるように前記中心軸方向に対して斜め方向に第4
ベベル研削面を形成し、 少なくとも前記第2、第3及び第4べベル研削面の三つ
の研削面により先鋭端部を形成し、前記第2べベル研削面と前記第3べベル研削面とを交差
させることにより前記先鋭端部近傍に稜線部を形成した
ことを特徴とする 医療用中空針。 - 【請求項2】 前記第4ベベル研削面を、前記筒状部材
の中心軸方向に対して2°〜15°の傾斜角度で設けた
ことを特徴とする請求項1記載の医療用中空針。 - 【請求項3】 前記第2及び第3傾斜角度は等しい角度
であることを特徴とする請求項1又は2記載の医療用中
空針。 - 【請求項4】 前記第1及び第2回転角度は等しい角度
であることを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載の
医療用中空針。 - 【請求項5】 前記第1ベベル研削面と前記第2ベベル
研削面とが交差することによって形成される第1交差部
の、前記筒状部材の外周面側頂端部を除去するための第
5ベベル研削面を形成し、 前記第1ベベル研削面と前記第3ベベル研削面とが交差
することによって形成される第2交差部の、前記筒状部
材の外周面側頂端部を除去するための第6ベベル研削面
を形成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに
記載した医療用中空針。
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