JP3311105B2 - ビーコン通信制御装置 - Google Patents

ビーコン通信制御装置

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JP3311105B2
JP3311105B2 JP23500993A JP23500993A JP3311105B2 JP 3311105 B2 JP3311105 B2 JP 3311105B2 JP 23500993 A JP23500993 A JP 23500993A JP 23500993 A JP23500993 A JP 23500993A JP 3311105 B2 JP3311105 B2 JP 3311105B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は道路交通情報通信システ
ムに関し、特に本発明では道路管理者により情報が形成
されこれを送出するセンタと道路に設置され車両にその
情報を提供するビーコンと間のデータ通信手順を簡素化
することに関する。
【0002】
【従来の技術】従来このような分野の技術としてVIC
S(Vehicle Information andCommunication System)
と呼ばれる道路交通情報通信システムがありこれを以下
に説明する。図20はVICSのシステム構成を示す図
である。本図に示すVICSは動的ナビゲーションが車
載機側で可能となるような情報サービスを提供すること
により道路交通を円滑かつ安全の向上を図るものであ
り、道路管理者からの情報(渋滞、事故、規制、工事な
ど)はVICSセンタに集められる。VICSセンタで
は、編集、記録などの処理を行い、さらに各提供メディ
アに合ったデータ形式に変換する。提供メディアはビー
コン方式、FM多重放送方式、テレターミナル方式があ
る。各メディアはインタフェース装置により、状況に応
じて画像、音声などで運転者に知らされている。ここに
本発明に関係するビーコン方式では道路上に一定間隔で
スポット通信用路上装置が設置され、車載装置との間で
通信が行われる。以下にこのビーコン方式について説明
を行う。
【0003】図21はVICSの通信プロトコールの概
略を説明する図である。VICSセンタとビーコン間の
通信は、公衆電話回線あるいは専用電話回線を用いて接
続される。本図に示すように、VICSセンタ及びビー
コンセンタ間の通信はモデム制御手順、LAPB(ハイ
レベル制御手順の非同期平衡モード)手順プロトコル、
ビーコンメッセージ手順プロトコルの三つの階層の包み
込み形プロトコルにより接続される。電話回線への物理
的接続は、モデムを用い、CCITT V22bisモ
デム制御手順により行う。誤り制御のためのリンクレイ
ヤプロトコルは、ハイレベル制御手順の非同期平衡モー
ド(LAPB手順:Link AccessProtocol Balanced)に
より接続する。
【0004】図22はビーコンでの受信制御手順をより
詳細に説明するブロック図である。本図に示すように、
ビーコンではデータを受信するとモデム手順部1、HD
LC(High Level Data Link Control)手順部2を経た後
にCRC(Cyclic RedundancyCheck) エラーチェック3
でデータのエラーを検出し、エラーがなければメッセー
ジ手順部4、アプリケーション部5に進み、エラーがあ
ればセンタにデータの再送を要求する。このようにして
データの再送での本プロトコルの誤り制御には自動再送
要求(Automatic Repeat reQuest)システムを使用してお
りデータのブロック番号による管理を行っている。な
お、モデム手順部1、HDLC手順部2、CRCエラー
チェック部3、メッセージ手順部4、アプリケーション
部5の詳細については実施例の項で説明する。さらに、
LAPB手順の上位にビーコン独自のプロトコルとし
て、ビーコンメッセージ転送中により緊急なメッセージ
の送信要求が発生した場合、現送信中のメッセージに割
り込んで送信できる機能を持たせている。以上から、L
APB手順とメッセージ手順による二重の誤り制御を行
い、信頼性の高い通信を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のビー
コン通信制御装置には以下のような問題がある。 図2
3は従来のVICSセンタとビーコン間通信手順を説明
する図である。VICSセンタとビーコン間の通信はモ
デム接続、HDLC接続、ビーコンメッセージ転送接続
となっているので、本図に示すように、センタからビー
コンへの送信「ビーコン状態通知要求」に対してビーコ
ンからセンタへの送信「RR」、ビーコン状態通知要求
完了をし、さらにセンタからビーコンへの送信「ビーコ
ン状態通知結果」に対してビーコンからセンタへの送信
「RR」、ビーコン状態通知結果完了」をし、センタか
らビーコンへの「RR」の送信を必要とし、このように
一つのメッセージ送信に対して多数の確認用のメッセー
ジが必要になる。よって、各階層での機能を考慮してそ
の複雑な手順をより簡素化すべきという課題がある。
【0006】図22に示すように、エラーがあると自動
的に再送要求となりこのために余分の時間が必要にな
る。この再送回数を減らして転送効率を向上すべきとい
う課題である。したがって、本発明は上記課題に鑑み手
順がより簡素化でき転送効率の向上ができるビーコン通
信制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、センタからの情報を車両にビーコンとセ
ンタとの間でメッセージ転送を行う通信制御装置におい
て、前記メッセージを複数のブロックに分割したフレー
ム毎に転送し、転送完了後に各フレームについているブ
ロック番号が正常ならば受信完了・正常のメッセージを
受信側から送信する場合に、前記メッセージを構成する
フレームが単一のときには受信完了・正常のメッセージ
を受信側から送信しないようにする。さらに、前記メッ
セージを複数のブロックに分割したフレーム毎に転送す
る場合に、前記メッセージを構成するフレームが単一で
データ領域に余りがあるときには受信側で誤り訂正が行
えるように前記データ領域に訂正符号を設ける。
【0008】
【作用】本発明のビーコン通信制御装置によれば、前記
メッセージを複数のブロックに分割したフレーム毎に転
送し、転送完了後に各フレームについているブロック番
号が正常ならば受信完了・正常のメッセージを受信側か
ら送信する場合に、前記メッセージを構成するフレーム
が単一のときには受信完了・正常のメッセージを受信側
から送信しないようにすることにより、単一のフレーム
についてはブロックヘッダ番号の順序チェックが不必要
となり受信完了・正常のメッセージを省略でき、1フレ
ームメッセージの通信が多い通信手順においてより簡素
化が図れる。さらに、前記メッセージを複数のブロック
に分割したフレーム毎に転送する場合に、前記メッセー
ジを構成するフレームが単一でデータ領域に余りがある
ときには受信側で誤り訂正が行えるように前記データ領
域に訂正符号を設けることにより、単一誤り訂正・二重
誤り検出を行うことができ、結果として再送時間の短縮
ができることになる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の実施例に係るビーコン通信制
御装置であって通信プロトコル制御点準を説明するブロ
ック図であり、図2は本実施例に使用する通信プロトコ
ル形式を説明する図である。図1(a)は送信側である
センタでの制御手順を、図1(b)は受信側であるビー
コンでの制御手順を示す。この逆も存在するが説明の簡
略のために省略する。図1のモデム手順部1及び16に
ついて説明する。周波数分割によるチャンネル分離(ロ
ーチャンネル:1200±0.5Hz、ハイチャンネ
ル:2400±1.0Hz)がされ、一般的事項として
伝送方式は:全2重・フラグ同期式、符号方式は:NR
Z、伝送速度は:2,400bps、変調方式は:各チ
ャンネルとも16値QAM(直交振幅変調)による60
0ボー、同期伝送、通信規格は:CCITT V22b
is準拠である。伝送路については、適応回線は:2線
又は4線式の専用回線(NTT0.3〜3.4kHz帯
域線相当)、又は2線若しくは4線式の自営線であり、
ポイント対ポイント回線、スクランブルとする。
【0010】図3はモデムとモデムの同期回復動作を行
うリトレーニングシーケンスである。本図に示すよう
に、本手順は、電源投入時や等化器はずれが発生した場
合、モデムとモデムの同期回復動作を行うものである。
図4は図1のHDLC2及び15におけるLAPB手順
の局構成を説明する図である。本図(a)及び(b)に
示すように、HDLCにおいて、通信する情報にはコマ
ンドとレスポンスの2種類があり、一次局(センタ)か
ら二次局(ビーコン)に送信する情報をコマンド、二次
局から一次局に送信する情報をレスポンスと呼ぶ。複合
局はコマンドとレスポンスの両方を送受信する。全ての
フレームはコマンドかレスポンスかのいずれかになる。
HDLCのデータリンクには不平衡型データリンクと平
衡型データリンクがあり、不平衡型のデータリンクの構
成では、一次局はデータリンクの制御をする局であり、
リンクレベルでの誤りの制御・回復などに対して全責任
をもつ局である。二次局は一次局の指示によって、デー
タリンクの制御機能を実行する局である。本図(c)は
平衡型データリンクの構成を示す図であり、複合局はデ
ータリンク制御に関して相互に責任をもつ局である。
【0011】図5はLAPBにおける情報通信のフレー
ム構成を示す図である。本図(a)に示すように、フレ
ームはフラグ、アドレス、制御部、情報部、FCS(Fra
meCheck Sequence) 、フラグからなる。アドレス、制御
部、情報部が誤り制御の範囲になる。さらにフレームに
は情報フレーム(I)、監視フレーム(S)、非番号制
(U)フレームがある。情報フレームは通信する情報内
容をもつフレームである。情報を通信するだけでなく通
信制御の機能も持つ。監視フレームはリンクの監視制御
の実行に使用するフレームである。情報部を持たない。
非番号制フレームはモード設定の要求・応答や異常状態
の報告などに使用するフレームである。情報部を持つも
のと持たないものがある。本図(b)に示すように、フ
レームの種類は制御部のデータにより識別される。本図
(b)でのN(s)は送信順序番号を、N(r)は受信
順序番号を示し、b2及びb6は低位ビットである。S
は監視機能ビットでありこのビットで監視コマンド/レ
スポンスを規定する。Mは修飾機能ビットであり、この
ビットで非番号制コマンド/レスポンスを規定する。P
/Fはポール/ファイナルビットを表す。
【0012】図6はLAPBのコマンドとレスポンスの
種類を示す図である。前述のコマンド及びレスポンスに
は本図に示すような種類がある。図7はデータリンクの
設定、切断を説明する図である。LAPBを実現する場
合、T1(応答確認タイマ)、N1(情報フレーム中の
最大ビット数)、N2(最大送信回数)、k(アウトス
タンディング情報フレーム数)のパラメータの設定が設
定される。本図(a)に示すように,データリンクを設
定するには、SABM(Set ABM)コマンドを送
信する。このコマンドを受信した相手局は、それを受け
入れることができる場合にはUA(Unnumberd
Acknowledge)レスポンスで応答し、受け入
れることができない場合にはDM(Disconnec
ted Mode)レスポンスで応答する。データリン
クの切断は、DISC(Disconnect)コマン
ドを送信し、相手局は、UAレスポンスで応答する。ビ
ーコンセンタ間の通信はモデム接続された後、LAPB
手順のデータリンクが接続される。この状態がデータ転
送可能状態であり、各々データ転送を行うことができ
る。データ転送を終了した場合、LAPB手順のリンク
切断を行う。
【0013】図8は図1のメッセージ手順部4及び12
でのメッセージフレームフォーマットを説明する図であ
り、図9はブロッキングフォーマットを示す図である。
図8に示す形式で、ビーコンとセンタ間で通信するメッ
セージの転送はブロッキング/デブロッキングし行われ
る。メッセージ転送手順プロトコルでのブロッキングつ
いては、LAPB手順の1フレームが1ブロックに対応
する。図9に示すように送信側は、メッセージを256
バイト単位で分割しメッセージブロック番号を付加し、
1ブロックづつ分割転送する。そしてメッセージをその
の転送優先順位に従って該当する優先レベルを用いて転
送する。送信はメッセージはメッセージの転送優先順位
に従って通信方向につき最大4メッセージまで多重化
(優先メッセージ割り込み)して送信することができ
る。受信側は、優先レベルごとにメッセージブロック番
号にしたがってメッセージを組み立てることになる。メ
ッセージブロックヘッダは、転送すべきメッセージを多
重化して転送できるように優先レベルとメッセージブロ
ック番号によってメッセージブロックを管理する。分割
したメッセージブロックに0から始まる連続した番号を
付加する。また最終メッセージブロック番号のMSBは
1にする。なお、メッセージブロック番号0は該当優先
レベルの受信リセットの意味を持つ。
【0014】図10は受信完了のメッセージブロックを
示す図である。本図に示す結果には、00Hは正常受
信、01Hは異常受信、詳細には正常受信のとき常に0
0Hを表し、異常受信のとき、01Hはメッセージブロ
ック番号不正(ブロック番号が連続していなかった場
合)、02Hはメッセージブロックフォーマット不正、
03Hはメモリ輻輳(受信バッファメモリ無し)を表
す。
【0015】図11は図1の訂正符号付加部13を説明
する図である。本図に示す訂正符号付加部13はハミン
グ符号の符号器である。図12は図1の誤り訂正部32
を説明する図である。本図に示す誤り訂正部32はハミ
ング符号の復号器である。以下にアプリケーション5及
び11で送受信されるべきユーザデータの一覧を以下の
表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】上記表で通信方向は上りはビーコンからセ
ンタへ、下りはセンタからビーコンへの送信を表す。以
下に各メッセージの内容を説明する。表2はNo.1の
動作状態通知(ビーコン→センタ)を表す。これはビー
コンの動作モードが変化した時点及び装置異常の変化時
又は動作モード通知要求を受信した時、ビーコンからセ
ンタに通知するものである。メッセージ種別:01H、
データサイズ:8バイトである。
【0018】
【表2】
【0019】表3はNo.2の動作モード変更(センタ
→ビーコン)を表す。メッセージ種別は02H、データ
サイズは1バイトである。
【0020】
【表3】
【0021】No.3の動作状態通知要求(センタ→ビ
ーコン)はビーコンの動作状態通知を要求し折り返しビ
ーコンから動作状態通知が送信されるようにするもので
ある。メッセージ種別は03H、データサイズは0であ
る。No.4のセンタイニシャル通知(センタ→ビーコ
ン)は本通知による登録されている全ての動的情報の削
除及び削減されている静的情報の復旧を行う。メッセー
ジ種別は04Hであり、データサイズは0である。
【0022】表4はNo.5の動的情報登録(センタ→
ビーコン)を表す。これはセンタから全静的情報を登録
するものである。メッセージ種別は10Hであり、デー
タサイズは2+122×nバイトである。
【0023】
【表4】
【0024】表5はNo.6の静的情報送信項目変更要
求(センタ→ビーコン)を表す。これは不揮発性メモリ
に格納された静的情報より、無線送信する項目を主方
向、従方向ごとに設定する。無線送信項目は情報メニュ
ー形式のビットパターンで示された大区分単位で指示す
るものである。メッセージ種別は11Hであり、データ
サイズは4バイトである。
【0025】
【表5】
【0026】表6はNo.7の動的情報登録(センタ→
ビーコン)を表す。これはセンタか等動的情報(一つの
大区分情報全て)を登録し、情報の一部が変化した場合
でもセンタは全ての情報を送信する必要があり、また実
際の無線送信情報の更新は、No.9の動的情報更新通
知にて行うものである。メッセージ種別は20Hであ
り、データサイズは2+122×nバイトである。
【0027】
【表6】
【0028】表7はNo.8の動的情報削除(センタ→
ビーコン)を表す。これは動的情報(一つの大区分情報
全て)を削除するのもである。ただし実際の無線送信情
報の更新はNo.9の動的情報更新通知にて行う。メッ
セージ種別は22Hであり、データサイズは1バイトで
ある。
【0029】
【表7】
【0030】表8はNo.9の動的情報更新通知(セン
タ→ビーコン)を表す。これは動的情報の登録/削除時
に、本通知により情報の一括更新を行い、前回更新通知
より今回更新通知までに受信した動的情報の更新、削除
要求を受信順に処理するものである。また動的情報更新
後の動的情報メニュー内容を本通知で設定された動的情
報メニュー内容に更新する。メッセージ種別は23Hで
あり、データサイズは4バイトである。
【0031】
【表8】
【0032】No.10のビーコン送信内容問合せ(セ
ンタ→ビーコン)はビーコンの番号、座標、無線送信中
の大区分一覧の問合せであり、折り返し問い合せ結果を
要求元に返す。メッセージ種別は30Hであり、データ
サイズは0である。表9はNo.11のビーコン送信内
容問合せ応答(ビーコン→センタ)を表す。これはビー
コンからビーコン問合せに対する応答して折り返し送信
するものである。メッセージ種別は31Hであり、デー
タサイズは12+3+nである。
【0033】
【表9】
【0034】No.12の静的情報読み出し要求(セン
タ→ビーコン)を表す。これはビーコンへ静的情報を読
み出し要求し折り返し読み出し結果を要求元に返すもの
である。メッセージ種別は40Hであり、データサイズ
は0である。表10はNo.13の静的情報読み出し結
果(ビーコン→センタ)を表す。これはビーコンから静
的情報の読み出し結果を折り返し送信するものである。
メッセージ種別は41Hであり、データサイズは6+1
22×nバイトである。
【0035】
【表10】
【0036】表11はNo.14の動的情報読み出し要
求(センタ→ビーコン)を表す。これはビーコンへの動
的情報を読み出し要求し折り返し読み出し結果を要求元
に返すものである。メッセージ種別は50Hであり、デ
ータサイズは1バイトである。
【0037】
【表11】
【0038】表12はNo.15の動的情報読み出し結
果(ビーコン→センタ)を表す。これはビーコンからの
動的情報の読み出し結果を折り返し送信するものであ
る。メッセージ種別は51Hであり、データサイズは6
+122×nバイトである。
【0039】
【表12】
【0040】表13はNo.16のセンタ無通信タイマ
登録(センタ→ビーコン)を表す。これはセンタ無通信
タイマを登録するものである。メッセージ種別は70H
であり、データサイズは2バイトである。
【0041】
【表13】
【0042】以上の結論として、実際のビーコンセンタ
間の通信では1ブロックで終わるメッセージが多く、全
16メッセージ中12メッセージが1ブロックであると
言える。図13〜17はメッセージ転送手順の具体例
(その1〜5)を説明する図である。図13は送信成功
例を、図14は送信失敗例(受信完了異常応答)を、図
15は送信失敗例(受信完了無応答・タイムアウト)
を、図16は送信失敗(受信完了無応答・タイムアウ
ト)再送復旧を、図17は送信失敗(受信完了応答送信
エラー・タイムアウト)再送復旧を示す図である。メッ
セージ転送手順で用いるメッセージブロックは1フレー
ムが1ブロックに対応する。送信側はメッセージをメッ
セージブロックに分割して送信する。受信側は、全ての
メッセージを受信した時、受信完了・正常を返す。メッ
セージブロック番号の順序が異常となった場合は受信完
了・異常を返す。送信側は、受信完了・正常が返送され
たとき、メッセージが正常に送信できたとする。また、
受信完了・異常が返送されるか受信完了・正常がメッセ
ージ送信後、一定時間以内に返送されない場合、メッセ
ージが正しく送信できなかったとし、再送処理を行う。
以上はメッセージブロックが複数(2以上)の場合につ
いて説明した。
【0043】図18は1フレームメッセージからなる場
合の転送手順を説明する図である。本図に示すように1
フレームメッセージの場合には(図8参照)、メッセー
ジブロックヘッダが正常に受信された場合にも前記受信
完了・正常を送信側に出さないようにする。複数のメッ
セージブロックの場合にはブロックヘッダ番号の順序チ
ェックが必要であるがこれが1の場合には不必要となる
ため従来ではすべて正常として返しており、この手順が
無駄であった。このため、前述のように1フレームメッ
セージの通信がかなり多いので、これを図8のメッセー
ジヘッダのデータサイズ等の情報により1フレームかの
判断をして、受信完了・正常のメッセージを省略するこ
とにより通信手順の簡素化が図れる。なぜなら、VIC
Sビーコンセンタ間の通信ではモデム接続、HDLC接
続、ビーコンメッセージ転送接続で構成されるので一つ
のメッセージの送信では多数の確認用のメッセージが必
要となっているので、本実施例によれば、これをより簡
素することになるからである。
【0044】図19は1フレームメッセージからなる場
合に誤り訂正符号を設けた1フレームメッセージの構成
を示す図である。本図(a)において、前述のように1
フレームは258バイトからなり、メッセージブロック
はさらにデータに対して6バイトのメッセージヘッダを
付けているものが示されるが、表1の16のメッセージ
中11のメッセージがブロック長16バイト以下であ
る。このため、本図(b)に示すように、データ長を8
バイトとして、これを図8のメッセージヘッダのデータ
サイズ等の情報により検知して余った領域を利用して1
2バイトの(7.4)巡回ハミング誤り訂正符号を設け
て従来ブロック長16バイトに対して28バイトにす
る。これは、図1の訂正符号付加部13で形成され、C
RCエラー発生部31でエラーが検出されると誤り訂正
部32で訂正符号により誤りが訂正され、再度CRCチ
ェック部33で誤りがチェックされる。このチェックで
誤りがあった場合に再送要求される。このようにして、
単一誤り訂正・二重誤り検出を行うようにしたので、再
送時間の短縮ができることになる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、メ
ッセージを複数のブロックに分割したフレーム毎に転送
し、転送完了後に各フレームについているブロック番号
が正常ならば受信完了・正常のメッセージを受信側から
送信する場合に、メッセージを構成するフレームが単一
のときには受信完了・正常のメッセージを受信側から送
信しないようにするので、受信完了・正常のメッセージ
を省略でき、1フレームメッセージの通信がかなり多く
通信手順の簡素化が図れる。さらに、メッセージを複数
のブロックに分割したフレーム毎に転送する場合に、メ
ッセージを構成するフレームが単一でデータ領域に余り
があるときには受信側で誤り訂正が行えるように前記デ
ータ領域に訂正符号を設けることにより、単一誤り訂正
・二重誤り検出を行うことができ、結果として再送時間
の短縮ができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るビーコン通信制御装置で
あって通信プロトコル制御手順を説明するブロック図で
ある。
【図2】本実施例に係る通信プロトコル形式を説明する
図である。
【図3】モデムとモデムの同期回復動作を行うリトレー
ニングを示す図である。
【図4】図1のHDLC2及び15におけるLAPB手
順の局構成を示す図である。
【図5】LAPBにおける情報通信のフレーム構成を示
す図である。
【図6】LAPBのコマンドとレスポンスの種類を示す
図である。
【図7】データリンクの設置、切断を説明する図であ
る。
【図8】図1のメッセージ手順部4及び12でのメッセ
ージフォーマットを示す図である。
【図9】ブロッキングフォーマットを示す図である。
【図10】受信完了のメッセージブロックを示す図であ
る。
【図11】図1の訂正符号付加部13を説明する図であ
る。
【図12】図1の誤り訂正部32を説明する図である。
【図13】メッセージ転送手順の具体的(その1)を説
明する図である。
【図14】メッセージ転送手順の具体的(その2)を説
明する図である。
【図15】メッセージ転送手順の具体的(その3)を説
明する図である。
【図16】メッセージ転送手順の具体的(その4)を説
明する図である。
【図17】メッセージ転送手順の具体的(その5)を説
明する図である。
【図18】1フレームメッセージからなる場合の転送手
順を説明する図である。
【図19】1フレームメッセージからなる場合に誤り訂
正符号を設けた1フレームメッセージの構成を示す図で
ある。
【図20】VICSのシステム構成を示す図である。
【図21】VICSの通信プロトコルの概略を説明する
図である。
【図22】ビーコンでの受信制御手順をより詳細に説明
するブロック図である。
【図23】従来のVICSセンタとビーコン間通信手順
を説明する図である。
【符号の説明】
1、16…モデム手順部 2、15…HDLC手順部 31…CRCエラー発生部 32…誤り訂正部 33…CRCチェック部 4、12…メッセージ手順部 5、11…アプリケーション部 13…訂正符号付加部 14…CRC付加部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/08 H04L 12/56 G08G 1/09 H04B 7/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタからの情報を車両に提供するビー
    コンとセンタとの間でメッセージ転送を行う通信制御装
    置であって、 前記メッセージを複数のブロックに分割したフレーム毎
    に転送し、転送完了後に各フレームについているブロッ
    ク番号が正常ならば受信完了・正常のメッセージを受信
    側から送信する場合に、前記メッセージを構成するフレ
    ームが単一のときには受信完了・正常のメッセージを受
    信側から送信しないようにしたことを特徴とするビーコ
    ン通信制御装置。
  2. 【請求項2】 センタからの情報を車両に提供するビー
    コンとセンタとの間でメッセージ転送を行う通信制御装
    置であって、 前記メッセージを複数のブロックに分割したフレーム毎
    に転送する場合に、前記メッセージを構成するフレーム
    が単一でデータ領域に余りがあるときには受信側で誤り
    訂正が行えるように前記データ領域に訂正符号を設ける
    ことを特徴とするビーコン通信制御装置。
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