JP3310190B2 - 無人契約受付装置 - Google Patents

無人契約受付装置

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JP3310190B2
JP3310190B2 JP3407397A JP3407397A JP3310190B2 JP 3310190 B2 JP3310190 B2 JP 3310190B2 JP 3407397 A JP3407397 A JP 3407397A JP 3407397 A JP3407397 A JP 3407397A JP 3310190 B2 JP3310190 B2 JP 3310190B2
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勝統 内海
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株式会社ジンテック
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、消費者金融機関
に設置される無人契約受付装置に関し、とくに、新規利
用者がこの装置の利用者操作部からローン等の申し込み
の受付をする際に、電話番号に基づく信用調査を自動的
に行うとともに、電話番号リストのクリーニング処理機
能を有する無人契約受付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】「街角バンク」といわれた消費者金融機
関が、借り手の心理負担を軽くして、潜在的な利用者を
開拓すべく、無人契約機を各店舗に設置し始めている。
「誰にも会わずにカードが持てる。」を合い言葉に、無
人契約機を利用して新規にローンの受付をする者の数が
若年層を中心に広がっており、その数は店頭受付者の数
に迫る勢いである。消費者金融業界のイメージ刷新とも
あいまって、無人契約機による新規申込者の増加は消費
者金融機関の活況の原動力となっている。
【0003】利用者は、オートロックの個室に入り無人
契約機の前に座る。指示に従って申込書に必要事項を書
き込み、免許証など身分を証明するものを機械に読み取
らせる。このとき、証明書の偽造がないか、高性能の特
殊カメラが拡大映像で地紋などをチェックする。そし
て、申込書に記載された事項や、無人契約機のタッチパ
ネルから入力された個人データを総合的に審査して、新
規契約の受付を行う。所用時間は審査を含めて約30〜
40分程度である。利用者側からみれば無人だが、実は
複数のビデオカメラなどを駆使し、別の場所にいるオペ
レータと双方向通信をしているので、対面式と変わりが
ない。
【0004】貸し倒れリスクを回避するため、この場合
の審査は金融機関にとってきわめて重要である。つま
り、金銭を貸し付けることになる利用者の信用調査が大
切である。新規利用者の受付をする際には住所・氏名・
電話番号・生年月日・性別などの基礎的個人情報はもち
ろん、勤務先や収入なども調べて認証する。契約時に認
証したこれらの個人情報は顧客データベースに登録さ
れ、必要に応じて活用される。この審査が適切に行われ
ず、本来貸し付け不適格者を誤って受け付けると、思わ
ぬ不良債権の発生につながることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】消費者金融機関におい
て、無人契約機により新規利用者の受付をする際の審査
(与信判断)は、身分証明書や申込書に記入された個人
情報、さらに無人契約機のタッチパネルから入力された
個人データに基づいて適正かつ厳格に行われる。この審
査は不良債権化を未然に防ぐのに大いに効果があるが、
一つ一つの審査項目のチェックは、係員が端末モニタや
書類を見ながら行うため、費用と処理時間(利用者の待
ち時間)との関係で必ずしも満足のいく信用監査を行う
ことができないのが実情である。その結果、貸し付け不
適格者であっても迅速に判断することができないことは
もとより、待合室にいる次の利用者の受付がスムーズに
でき
【0006】また、一旦、審査に合格して受付がなされ
ると、その客の住所や電話番号等の変更にすみやかに対
応して顧客リストデータを更新するといった処理が充分
に行われていなかった。
【0007】この発明は前述した従来の問題点に鑑みな
されたもので、その目的は、コンピュータ・システムで
簡単かつ高速に自動実行できる手段により、新規利用者
が無人契約機を使って受付をする際に、その利用者の電
話番号に基づいて信用情報の調査を行う機能を備えると
ともに、電話番号リストのクリーニング機能を有する無
人契約受付装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に無人契約受付
装置は、利用者に向けて契約内容や案内情報を表示する
ための利用者用ディスプレイと、利用者が操作して各種
の情報を入力するための利用者用入力手段と、書類を読
み取るためのイメージスキャナと、利用者に向けて帳票
を印刷出力するための帳票発行機と、利用者に向けて契
約カードを発行するカード発行機と、係員に向けて各種
の情報を表示するための係員用ディスプレイと、係員が
操作して各種の情報を入力するための係員用入力手段
と、これら全体を統一的に制御して利用者との対話形式
で契約手続きを進めるとともに、その契約手続きの進行
状況を係員に向けて表示する情報処理手段とを備えた無
人契約受付装置において、ISDNに接続されてISD
Nのプロトコルに従って通信するためのISDN回線接
続手段を有するとともに、前記情報処理手段は、以下の
処理(1)〜(3)を実行する機能を有することを特徴
とするものである。 (1)前記契約手続きの過程で利用者の電話番号を取得
し、その電話番号を着番号とし、伝達能力として非制限
ディジタル情報または制限ディジタル情報を指定した
「呼設定」メッセージを前記ISDN回線接続手段を介
して網に送出する処理。 (2)送出した「呼設定」メッセージの呼が受け付けら
れて網から「呼出」メッセージまたは「応答」メッセー
ジが転送されてきた場合に、直ちに網に「切断」メッセ
ージを送出して切断復旧シーケンスを実行する処理。 (3)送出した「呼設定」メッセージの呼が受け付けら
れずに網から「切断」メッセージが転送されてきた場合
に、直ちに切断復旧シーケンスを実行するとともに、網
から転送されてきた前記「切断」メッセージに付帯して
いる情報要素の理由表示を解析し、その理由表示の内容
が「欠番」であったとき、前記電話番号が無効であった
という事象を前記係員用ディスプレイに表示する処理。
【0009】すなわち本発明に係る無人契約受付装置
は、前記の利用者用ディスプレイ・利用者用入力手段・
イメージスキャナ・帳票発行機・カード発行機・係員用
ディスプレイ・係員用入力手段・情報処理手段からなる
基本構成に加えて、ISDNに接続されてISDNのプ
ロトコルに従って通信するためのISDN回線接続手段
を有するとともに、前記情報処理手段が、前記契約手続
きの過程で利用者の電話番号を取得してその電話番号を
着番号として前記ISDN回線接続手段を介してISD
Nに発呼するISDN発呼手段と、前記発呼に対してI
SDNから「切断」メッセージが転送されてきたのに応
答して切断復旧シーケンスを実行するとともに前記「切
断」メッセージの理由表示の内容を解析する理由表示解
析手段と、前記理由表示の内容が「欠番」であった場合
に前記電話番号が無効であったという事象を前記係員用
ディスプレイに表示する欠番報知手段とを備えているこ
とを特徴とするものである。
【0010】
【0011】
【0012】前記無人契約受付装置において、さらに望
ましくは、網から転送されてきた前記「切断」メッセー
ジに付帯している情報要素の理由表示を解析し、その理
由表示の内容が「相手加入者番号変更」であった場合
に、その理由表示の診断情報フィールドに記入されてい
る新しい電話番号を取得し、該当の利用者の電話番号が
変更されていることを新電話番号とともに前記係員用デ
ィスプレイに表示する番号変更報知手段を前記情報処理
手段に含ませる。
【0013】また、この発明の望ましい応用として、前
記無人契約受付装置における前記情報処理手段に、適宜
な媒体からクリーニング処理しようとする電話番号リス
トを取り込み、その電話番号リストから順番に読み取っ
た電話番号を着番号としてISDNに順次発呼し、各発
呼に対してISDNから返されるメッセージの内容を解
析して各電話番号の有効・無効・番号変更を判定して前
記電話番号リストの更新版を作成する電話番号リストク
リーニング処理手段を付加することができる。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】
===システムの基本的な構成と動作=== この発明の無人契約受付装置の一実施例の概要を図1に
示している。図1に示した実施例では、利用者が操作し
て対話形式の受付処理を行う利用者操作部1と、係員が
利用者の操作状況を把握するとともに利用者の個人情報
データを入手したり、電話番号リストのクリーニング指
令を与える係員操作部2と、利用者操作部1をISDN
に接続するDSU(回線接続装置)3と、クリーニング
処理をしようとする電話番号リストを適宜な媒体から取
り込むためのディスクドライブ装置4と伝送路5とで構
成される無人契約受付装置を想定している。
【0020】利用者操作部1は、消費者金融機関の店舗
の専用コーナーなどに設置される。新規に無担保ローン
等を受けようとする利用者は、利用者操作部1を自分で
操作して受付申し込みの処理を行い、キャッシュカード
の発行を受けて、隣接するATM(現金自動預け入れ支
払い機)やCD(現金自動支払い機)などから現金の支
払いを受ける。
【0021】また利用者操作部1は、利用者に向けて入
力項目の説明や契約内容や案内情報などを表示する利用
者用ディスプレイ11と、利用者が操作して必要項目を
入力する利用者用入力手段としてのタッチパネル12
と、運転免許証や保険証等の本人確認のための書類など
を読み取るためのイメージスキャナ13と、利用者が記
入する契約書等を発行したり契約内容などを帳票にプリ
ントして利用者向けに発行する帳票発行機14と、利用
者に向けてキャッシュカードを発行するカード発行機1
5と、ISDNで通信を行うためのISDN通信ボード
16と、これらの全体を統一的に制御する制御用コンピ
ュータ10とで構成される。この制御用コンピュータ1
0は、利用者との対話形式で契約手続きを進めるととも
に、その契約手続きの進行状況を係員に向けて表示する
情報処理手段としての役割をも果たす。なお、本人確認
のための書類等を読み取って審査資料にするため、イメ
ージスキャナ13は高解像度かつ高速に読み取れるもの
が望ましい。
【0022】また、利用者操作部1は回線接続装置(D
SU)3を介してISDN回線に接続している。周知の
ようにISDNと一般の電話網とは一体的に相互接続し
ている。利用者が利用者操作部1で行った操作の過程で
その利用者の電話番号を取得して、あるいは、クリーニ
ング対象の電話番号リストから電話番号を順番に読み取
って、後述する利用者の信用照会シーケンスが実行され
る。
【0023】一方、係員操作部2は利用者操作部1と伝
送路5を介して相互に接続され、データや信号あるいは
指令を相互にやり取りできるようになっている。そし
て、係員用ディスプレイ21には、利用者の信用照会シ
ーケンスの結果が出力されることはもとより、利用者が
利用者操作部1で行った操作がリアルタイムに把握でき
るようになっている。また、キーボード22とマウス2
3は係員用入力手段であって、電話番号リストのクリー
ニング指令をはじめとした指令を利用者操作部1に向け
て発行したり、端末用コンピュータ20を用いて係員が
各種の事務処理を実行する際に使われる。
【0024】===無人契約機による受付処理の流れと
電話番号取得のプロセス=== 利用者操作部1を利用して新規受付をする際の流れの一
例を図2に示している。
【0025】利用者は、利用者操作部1が設置されてい
る専用ブースに入り、まず免許証・健康保険証等の本人
確認のための書類を利用者操作部1の所定位置にセット
する(S1)。この本人確認書類をイメージスキャナ1
3で読み取り、読み取った画像を係員用ディスプレイ2
1に表示した後、利用者に返却する。そして、申込書の
所定欄に住所・氏名・電話番号・生年月日・性別・勤務
先等の必要事項を記入して利用者操作部1の所定位置に
セットする(S2)。これらの事項が個人情報の基礎デ
ータとなる。つぎに、最終学歴・現在の職種・家族構成
・国籍・入社年度・社員数・給料振込日等を対話形式の
メニューと音声による説明に従って、タッチパネル12
から入力する(S3)。これらの事項が個人情報の補助
データになる。
【0026】一方、資格審査は、利用者が利用者操作部
1から対話形式の契約手続きを行うのと並行する形で進
められる。まず、申込書の記載不備はもとより、免許証
等の本人確認書類が偽造されたものではないか、ビデオ
カメラに写った本人の映像と免許証・パスポート等の写
真とが一致しているかという基本的な事項がチェックさ
れる。と同時に、申し込みにかかる信用情報が、利用金
融機関の加盟する信用情報機関および同機関と提携する
信用情報機関に登録されているか否かをサーチして、与
信判断のために利用される。さらに上記個人情報の基礎
データや補助データから総合的に判断して、審査に合格
すると、借入限度額が設定される。この審査に時間を要
するため、「ただいま審査をしております。しばらくお
待ち下さい。」といったメッセージとともに、様々な案
内情報の表示が利用者用ディスプレイ11に表示出力さ
れる。
【0027】資格審査に不合格となると「新規受付をす
ることができません。」といったメッセージがディスプ
レイ11に表示される(S4→S5)。一方、資格審査
に合格すると、契約内容に関する説明がディスプレイ1
1に表示される(S4→S6)。そして、帳票発行機1
4から契約書の記入用紙が発行され、その用紙に利用者
が契約に必要な事項とキャシュカードの暗唱番号等を記
入して、利用者操作部1の所定位置にセットする(S
7)。契約書に記載不備がない場合には「契約書を打ち
出します。」というメッセージが流れた後、「キャッシ
ュカードと契約書をお取り下さい。」というメッセージ
とともに、キャッシュカードと契約証書が出力されて
(S8→S9)、利用者操作部1による新規受付処理が
完了する。
【0028】なお、このキャッシュカードを使ってAT
Mで現金の引き出しやローンの返済等ができることはも
ちろん、このカードは、契約が完了して所定のサービス
が受けられることを保証する契約カードとなるものであ
る。
【0029】===信用照会システムの動作シーケンス
の導入部=== さて、利用者の電話番号は、つぎのようなプロセスによ
り取得される。すなわち、利用者が前記S3の処理でタ
ッチパネル12から電話番号を入力することにより、あ
るいは、前記S2の処理で申込書に記入された電話番号
をOCR(光学式文字読み取り装置)から読み込んで電
話番号を取得することができる。後者の場合には、電話
番号の記入された申込書をイメージスキャナ13から画
像として取り込み、OCR用ソフトウェアに含まれる文
字認識手段を介して電話番号を取得する。すると、ただ
ちにその電話番号を制御用コンピュータ10に伝送して
調査指令が発せられる。
【0030】一方、電話番号リストのクリーニング処理
を行う際には、所定のフォーマットで電話番号リストが
記録されたFD(フロッピーディスク)やMO(光磁気
ディスク)等の記録媒体を用意して、ディスクドライブ
装置4にセットする。そして、キーボード22ないしマ
ウス23からリスト名を指定してクリーニングの指令を
与える。すると該当のリストが前記記録媒体から取り込
まれ、端末用コンピュータ20から伝送路5を介して制
御用コンピュータ10に向けて、指定された電話番号リ
ストと調査指令とが転送される。
【0031】電話番号と調査指令、あるいは電話番号リ
ストと調査指令を受け取った制御用コンピュータ10
は、図3のフローチャートに示す電話番号調査処理を実
行する。まず、受け取った調査対象の電話番号(電話番
号リストのクリーニング処理の場合には、指定された電
話番号リストから所定の順番に従って1つずつ電話番号
を読み取り、その各々の電話番号が調査対象の電話番号
となる。)について呼設定シーケンスを開始する(ステ
ップ100→200)。呼設定シーケンスでは最初に、
その電話番号を着番号とし、かつ伝達能力として非制限
ディジタル情報を指定した「呼設定」メッセージを作成
して網に送出する(ステップ201)。この呼設定シー
ケンス200はITU−T勧告Q.931に詳細に規定
されている回線交換呼制御手順に従って進行する。この
回線交換呼の制御手順は各種の文献に詳細に解説されて
いるので、この明細書では詳しく説明しないが、代表的
なシーケンスの進行はつぎの通りである。
【0032】発信端末からの「呼設定」メッセージを受
け取った網は、使用すべきBチャネルを知らせる「呼設
定受付」メッセージを発信端末に送るとともに、「呼設
定」メッセージを着信端末に送る。これで着信端末に要
求されるいろいろな性能が指定され、これを着信端末側
でチェックし、適合を確認した着信端末が「呼出」メッ
セージを網に返す(着信端末が呼出中となる)。この
「呼出」メッセージは網から発信端末に送られる。着信
端末にてオフフックなどの応答をすると、着信端末から
網を介して発信端末に「応答」メッセージが送られ、こ
れを受けて発信端末から網に、また網から着信端末に
「応答確認」メッセージが送られる。これで当該「呼設
定」メッセージが受け付けられて回線が接続されたこと
になる。
【0033】また、さまざまな理由により発信端末の要
求した呼が受け付けられない場合がある。その場合に
は、網は発信端末に「切断」メッセージを送り、切断復
旧シーケンスを実行する。このとき網から発信端末に送
られる「切断」メッセージに付帯する情報要素の理由表
示の項目で、呼が受け付けられない理由が理由番号の形
で通知される。
【0034】===「切断」メッセージの理由表示==
= ITU−T勧告Q.931では、「切断」メッセージに
つける理由表示の種別と番号はつぎのように定義されて
いる。 1 .正常クラス 《理由番号1 欠番》この理由表示は、番号はフォーマ
ット上有効であったが、現在欠番のため、発信ユーザが
要求した相手に着信できないことを示す。 《理由番号2 指定中継網へのルートなし》この理由表
示は、この理由表示の送信元の装置が、認識不可能な特
殊な中継網を通して呼をルーチングする要求を受けたこ
とを示す。この理由表示の送信元の装置は、その中継網
が存在してないか、あるいは、それが存在したとして
も、この理由表示の送信先の装置に対してサービスをし
ていない特殊な中継網であるため、その中継網を認識し
ない。 《理由番号3 相手へのルートなし》この理由表示は、
呼をルーチングされた網が、着信の要求を受けないため
呼を着信ユーザヘ届けることができないことを示す。 《理由番号6 チャネル利用不可》この理由表示は、チ
ャネル選択の結果として選択されたチャネルが送信端末
に対して利用不可であることを示す。 《理由番号7 呼が設定済のチャネルヘ着呼》この理由
表示は、ユーザに着呼があり、その着呼が同様の呼(例
えば、パケットモードのX.25バーチャルコール)と
して、ユーザが既に設定しているチャネルに接続される
ことを示す。 《理由番号16 正常切断》この理由表示は、呼に関係
するユーザのうちの1人が、呼の切断復旧を要求したこ
とにより、呼が切断されることを示す。正常状態では、
この理由表示の生成源は網ではない。 《理由番号17 着ユーザビジー》この理由表示は、着
信ユーザが、もう一つの別の呼を受け付けられないこと
を示す。この場合、ユーザ装置では、着信呼に対して通
信の整合性がとれている必要があります。 《理由番号18 着ユーザレスポンスなし》この理由表
示は、相手ユーザが呼設定のメッセージに対して規定さ
れた割り当て時間(本仕様で定義されたタイマT303か、
もしくはT310の満了)内に「呼出中」か「応答」かを示
すメッセージを返送しない時に使用する。 《理由番号19 着ユーザ呼出中/応答なし》この理由
表示は、呼出の通知はあったが、その後規定された時間
内に応答の通知がこなかった場合に使用する。この理由
表示は、JT−Q931手順により必然的に生じるものでは
なく、網内のタイマにより生じることもある。 《理由番号20 加入者不在》この理由表示は、移動局
が(無線バスを通して信号手順によって)ログオフされ
ているか、または、無線交信が着移動局と行なえない
(例えば、障害、圏外又は、電源断)ことを示す。 《理由番号21 通信拒否》この理由表示は、この理由
表示を送信した装置がビジーでも不整合でもなく、呼を
受け付け可能であるにもかかわらず、呼を受け付けない
ことを示すのに用いる。 《理由番号22 相手加入者番号変更》この理由表示
は、発信ユーザによって示された着信番号がもはや割り
当てられていない時、発信ユーザに通知されるものであ
る。このとき、新しい着信番号が診断情報フィールドに
含まれる。 《理由番号26 選択されなかったユーザの切断復旧》
この理由表示は、ユーザが着信呼を得られなかったこと
を示す。 《理由番号27 相手端末故障中》この理由表示は、着
信側インタフェースが機能的に正常でなかったため、発
信ユーザが要求した相手ユーザへの着信が出来なかった
ことを示す。この「機能的に正常でない」ということ
は、信号メッセージが相手ユーザに届かないことを意味
している。例えば、相手ユーザインタフェースの物理レ
イヤもしくはデータリンクレイヤの故障とか、ユーザ装
置がオフラインの場合等である。 《理由番号28 無効番号フォーマット(不完全番
号)》この理由表示は、着信番号が無効なフォーマット
か、もしくは不完全なために、相手ユーザヘの着信がで
きないことを示す。 《理由番号29 ファシリティ拒否》この理由表示は、
ユーザによって要求されたファシリティが、網で提供で
きない場合に返す。 《理由番号30 状態問合への応答》この理由表示は、
「状態表示」メッセージを生成した理由が、これを生成
する以前に「状態問合」メッセージを受信したことによ
る場合に、この「状態表示」メッセージの中に含まれ
る。 《理由番号31 その他の正常クラス》この理由表示
は、正常クラスの他の理由で表せない場合に正常状況を
報告するためにのみ使用する。 2.リソース使用不可クラス 《理由番号34 利用可回線/チャネルなし》この理由
表示は、呼を取り扱うための利用可能な適当な回線/チ
ャネルが、現在ないことを示す。 《理由番号38 網障害》この理由表示は、網が機能的
に正常でなく、その状態が比較的長時間続きそうである
ことを表示する。例えば、すぐに再発呼しても受付られ
そうもない場合である。 《理由番号41 一時的障害》この理由表示は、網が機
能的に正常でなく、その状態が長時間は継続しそうもな
いことを示す。例えば、ユーザがほぼ即時に再発呼が望
める場合である。 《理由番号42 交換機輻輳》この理由表示は、この理
由を発生した交換装置が高トラヒックで輻輳しているこ
とを示すのに用いる。 《理由番号43 アクセス情報廃棄》この理由表示は、
網が要求されたアクセス情報(ユーザ・ユーザ情報,低
位レイヤ整合性,高位レイヤ整合性もしくは詳細情報の
中に示されるサブアドレス等)を相手ユーザに届けられ
なかったことを示す。廃棄されたアクセス情報の特殊タ
イフのものは、診断情報の中に含まれる場合がある。 《理由番号44 要求回線/チャネル利用不可》この理
由表示は、要求端末により通知された回線またはチャネ
ルが、相手側のインタフェースで提供できない場合に返
す。 《理由番号47 その他のリソース使用不可クラス》こ
の理由表示は、網輻輳クラスの中の他の理申を適用でき
ないときにのみ、網輻輳イベントとして報告するために
使用する。 3.サービス利用不可クラス 《理由番号49 QOS利用不可》この理由表示は、要
求されたQOS(勧告X.213 で定義されている)が提
供されないことを報告するために使用する(例えば、ス
ループット又は伝達遅延が提供されない場合)。 《理由番号50 要求ファシリティ未契約》この理由表
示は、ユーザがファシリティを提供する網に対して必要
な管理上の手続きを終えていないため、要求された付加
サービスが綱によって提供されないことを示す。 《理由番号57 伝達能力不許可》この理由表示は、理
由表示を生成した装置で実現している伝達能力である
が、ユーザに許可してない伝達能力をユーザが要求した
ことを示す。 《理由番号58 現在利用不可伝達能力》この理由表示
は、理由表示を生成した装置で実現している伝達能力で
あるが、現在利用不可である伝達能力をユーザが要求し
たことを示す。 《理由番号63 その他のサービスまたはオプションの
利用不可クラス》この理由表示は、サービス利用不可ク
ラスの他の理由表示が適用できない場合にのみ、サービ
ス利用不可イベントを報告するのに使用する。 4.サービス未提供クラス 《理由番号65 未提供伝達能力指定》この理由表示
は、理由表示を送信した装置が要求された伝達能力をサ
ポートしでないことを示す。 《理由番号66 未提供チャネル種別指定》この理由表
示は、理由表示を送信した装置が要求されたチャネル種
別をサポートしでないことを示す。 《理由番号69 未提供ファシリティ要求》この理由表
示は、この理由表示を送信した装置が要求された付加サ
ービスを提供しないことを示す。 《理由番号70 制限ディジタル情報伝達能力》この理
由表示は、ある装置が非制限ディジタル情報伝達能力を
要求した場合、この理由表示を送信する装置が要求され
た伝達能力のうち制限ディジタル情報伝達能力のみをサ
ポートしていることを示す。 《理由番号79 その他のサービスまたはオプションの
未提供クラス》この理由表示は、サービス未提供クラス
の他の理由が適用できない場合にのみ、サービス未提供
を報告するのに使用する。 5.無効メッセージクラス 《理由番号81 無効呼番号使用》この理由表示ば、理
由表示を送信した装置がユーザ・網インタフェース間で
現在使用しているのと異なる呼番号のメッセージを受信
したことを示す。 《理由番号82 無効チャネル番号使用》この理由表示
は、理由表示を送信した装置が活性化していないチャネ
ル番号の使用要求を受信したことを示す。例えば、ユー
ザが1から12までのチャネルを契約しているにもかか
わらず、ユーザ装置または網がチャネル番号13から2
3の使用を試みた場合等である。 《理由番号83 指定された中断呼識別番号未使用》こ
の理由表示は、中断された呼に用いられていた呼識別番
号とは異なった呼識別番号を持つ呼の再開が試されたこ
とを示す。 《理由番号84 中断呼識別番号使用中》この理由表示
は、網が呼の中断要求を受信したが、この中断要求は呼
の再開が行われるかもしれないインタフェース領域内の
中断呼識別としてすでに使用中である呼識別(なにもし
ない場合を含む)を含んでいたことを示す。 《理由番号85 中断呼なし》この理由表示は、網が呼
の再開要求を受信したことを示す。しかし、呼の再開要
求の含んでいる呼識別が、呼の再開が行われるかもしれ
ないインタフェース領域内の中断された呼には現在使用
されていないことを示す。 《理由番号86 指定中断呼切断復旧済》この理由表示
は、網が再開要求を受信したが、この再開要求は、一度
中断呼として通知された呼識別を含んでおり、その中断
呼が(リモートユーザの切断復旧またはタイムアウトに
より)すでに切断復旧されていることを示す。 《理由番号87 ユーザはCUGメンバでない》付加サ
ービス仕様参照。 《理由番号88 端末属性不一致》この理由表示は、理
由表示を送信した装置が適合しえない低位レイヤ整合
性、高位レイヤ整合性、あるいは他の整合性属性(例=
データ速度)をもつ呼設定の要求を受信したことを示
す。 《理由番号91 無効中継網選択》この理由表示は、中
継網織別を受信したが、それが別に定義されているよう
に、正しくないフォーマットであることを示す。 《理由番号95 その他の無効メッセージクラス》この
理由表示は、無効メッセージクラスの他の理由が適用で
きない場合にのみ、無効メッセージクラスのイベントを
報告するために用いる。 6.手順誤リ(例:認識されないメッセージ)クラス 《理由番号96 必須情報要素不足》この理由表示は、
理由表示を送信した装置がメッセージを受信時に、メッ
セージ内に存在しなければならない情報要素(必須情報
要素)が不足していたことを示す。 《理由番号97 メッセージ種別未定義または未提供》
この理由表示は、理由表示を送信した装置が、その装置
において未定義のメッセージ、または定義されているが
未提供であるような認識できないメッセージ種別を持つ
メッセージを受信したことを示す。 《理由番号98 呼状態とメッセージ不一致又はメッセ
ージ種別未定義》この理由表示は、この理由表示を送信
した装置が、処理において特定な呼状態の間に受信した
メッセージが許可しうるメッセージでないか、整合して
いない呼状態を示す「状態表示」を受信したことを示
す。 《理由番号99 情報要素未定義》この理由表示は、理
由表示を送信した装置の情報要素識別子が未定義、また
は定義されていても未提供である情報要素を含んだメッ
セージを受信した場合に用いる。なお、その情報要素
は、この理由を送出した装置が、メッセージの処理を行
うために必要なものでない場合に限る。 《理由番号100 情報要素内容無効》この理由表示
は、理由表示を送信した装置が提供している情報要素で
あるが、情報要素の1 つまたは複数のフィールドが提供
していないコードである情報要素を受信したことを示
す。 《理由番号101 呼状態とメッセージ不一致》この理
由表示は、受信したメッセージが呼状態と不一致の場合
に用いる。 《理由番号102 タイマ満了による回復》この理由表
示は、本レイヤ3仕様のエラー処理手順に従い、タイマ
が満了したことにより手順が開始されたことを示す。 《理由番号111 その他の手順誤りクラス》この理由
表示は、手順誤りクラスの他の理由が適用できない場合
にのみ手順誤りイベントを報告するのに用いる。 7.インタワーキンダクラス 《理由番号127 その他のインタワーキングクラス》
この理由表示は、動作するための理由表示が存在しない
ような網でのインタワークが発生したことを示す。従っ
て、送信すべきメッセージのための正確な理由表示は確
認できない。
【0035】===信用照会システムの動作シーケンス
の核心部=== この発明の無人契約受付装置における電話番号の調査処
理においては、図3のフローチャートに示すように、呼
設定シーケンス200において、送出した「呼設定」メ
ッセージの呼が受け付けられて網から「呼出」メッセー
ジまたは「応答」メッセージが転送されてきた場合に、
ステップ202またはステップ203からステップ30
1→302→404の処理に抜け出して、直ちに網に
「切断」メッセージを送出して切断復旧シーケンスを実
行するとともに、このときの電話番号を有効番号と判定
し、調査した電話番号が有効であった旨を制御用コンピ
ュータ10から端末用コンピュータ20を介して係員用
ディスプレイ21に表示する。
【0036】また呼設定シーケンス200において、送
出した「呼設定」メッセージの呼が受け付けられずに網
から「切断」メッセージが転送されてきた場合に、ステ
ップ204からステップ401→402の処理に抜け出
して、直ちに切断復旧シーケンスを実行するとともに、
網からの「切断」メッセージに付帯した情報要素の理由
表示をピックアップし、その理由表示の内容に応じて、
当該「呼設定」メッセージの前記電話番号についての有
効・無効および保留などの判断を下す。
【0037】(a)有効番号 ステップ402でピックアップした理由表示が、 《理由番号3 相手へのルートなし》 《理由番号7 呼が設定済のチャネルへ着呼》 《理由番号16 正常切断》 《理由番号17 着ユーザビジー》 《理由番号18 着ユーザレスポンスなし》 《理由番号19 着ユーザ呼出中/応答なし》 《理由番号20 加入者不在》 《理由番号21 通信拒否》 《理由番号27 相手端末故障中》 《理由番号49 QOS利用不可》 《理由番号50 要求ファシリティ未契約》 《理由番号57 伝達能力不許可》 《理由番号58 現在利用不可伝達能力》 《理由番号63 その他のサービスまたはオプションの
利用不可クラス》 《理由番号65 未提供伝達能力指定》 《理由番号66 未提供チャネル種別指定》 《理由番号69 未提供ファシリティ要求》 《理由番号70 制限ディジタル情報伝達能力》 《理由番号79 その他のサービスまたはオプションの
未提供クラス》 《理由番号88 端末属性不一致》 のいずれかであった場合は、前記電話番号を有効番号と
認定し、そのことを係員用ディスプレイ21に表示す
る。(ステップ403→404)。
【0038】(b)番号変更 ステップ402でピックアップした理由表示が《理由番
号22 相手加入者番号変更》であった場合、その理由
表示の診断情報フィールドに記入されている新しい電話
番号をピックアップし、その新電話番号に変更になって
いるということを係員用ディスプレイ21に表示する。
(ステップ403→405→406)。
【0039】(c)無効番号 ステップ402でピックアップした理由表示が、 《理由番号1 欠番》 《理由番号2 指定中継網へのルートなし》 《理由番号6 チャネル利用不可》 のいずれかであった場合は、当該「呼設定」メッセージ
の前記電話番号を無効番号と認定し、その電話番号は無
効である旨を係員用ディスプレイ21に表示する(ステ
ップ403→405→407→408)。なお、1回の
調査処理だけで結論を出すのではなくて、適当な時間を
おいてから2回目の調査処理を行い、そこでも無効と判
断した場合に、係員用ディスプレイ21に表示する方式
を採用してもよい。
【0040】(d)判断保留 ステップ402でピックアップした理由表示が、ステッ
プ403・405・407で調べたいずれの理由番号で
もなかった場合は、当該「呼設定」メッセージの前記電
話番号を有効番号とも無効番号とも判定せずに、係員用
ディスプレイ21に対しては判断保留と表示する(ステ
ップ403→405→407→409)。
【0041】===実際の運用状況=== この種の無人契約受付装置の利用者は一般の人々であ
り、これらの人の多くは一般のアナログ電話網の加入者
であるが、最近徐々にISDN(INSネット64)の
加入者が増えてきている。このような現状において前記
の電話番号の調査処理を実行すると、制御用コンピュー
タ10とISDNの交換局(網)との間でつぎのような
応答がなされる。
【0042】(A)発呼した電話番号がアナログ電話網
の有効な加入者番号であった場合 この数がもっとも多い。制御用コンピュータ10は「呼
設定」メッセージで伝達能力として非制限ディジタル情
報を指定して発呼しているので、網は《理由番号3 相
手へのルートなし》を付けた「切断」メッセージを返し
てくる。制御用コンピュータ10はこれを受けて、係員
操作部2に電話番号が有効である旨を通知する。より具
体的には、係員用ディスプレイ21に「電話番号は有
効」と表示する。ここで注目すべきことは、この調査と
判断を行うにあたって、調査対象の電話に対して呼出を
まったく行わないことである。つまり調査される相手か
ら見た場合、無用な電話に無理に応答させられる煩わし
さがない。
【0043】(B)発呼した電話番号が変更になってい
た場合 これはアナログ電話網かISDNのいずれの加入者番号
かに係わりなく、網は《理由番号22 相手加入者番号
変更》を付けた「切断」メッセージを返してくる。これ
を受けて、係員用ディスプレイ21に「新電話番号に変
更になった」と表示する。
【0044】(C)発呼した電話番号が使われていない
番号であった場合 この状況をいち早くキャッチすることが、この発明にか
かる無人契約受付装置において新規利用者の審査をする
上で最も重要である。この場合は、アナログ電話網かI
SDNのいずれの加入者番号かに係わりなく、網は《理
由番号1 欠番》の付いた「切断」メッセージを返して
くる。これを受けて、係員用ディスプレイ21に「電話
番号は無効」と表示する。
【0045】(D)発呼した電話番号がISDNの有効
な加入者番号であった場合 この場合は相手設備の状況に応じてやり取りが変わる。
制御用コンピュータ10からの「発呼」メッセージによ
り着信端末(相手)にて呼出が行われ、さらにその呼出
に相手が応答すると、図3のフローチャートにおいてス
テップ301側に処理が進み、制御用コンピュータ10
の側から切断復旧シーケンスを開始するし、その電話番
号は有効と判定する。また、網から「切断」メッセージ
が返ってきた場合であっても、前述したように、その理
由番号が#7,#16,#17,#18,#19,#2
0,#21,#27,#49,#50,#57,#5
8,#63,#65,#66,#70,#79のいずれ
かであれば、その電話番号を有効と判定し、理由番号が
#2か#6であればその電話番号を無効と判定し、これ
以外の理由番号のときは判断を保留する。
【0046】電話番号リストのクリーニング処理を行う
際には、上記(A)〜(D)の場合において、“有効”
“変更”“無効”“保留”の判断結果に対応して、有効
番号リスト、変更番号リスト、無効番号リスト、保留番
号リストといったリストに記入する処理を行えばよい。
【0047】なお、各理由番号について“有効”“無
効”“保留”のどの分類に振り分けるかは、実施例での
説明が最善のものと言えない場合も考えられる。ISD
Nの加入者の利用状況とそれに対する網の反応をさらに
詳しく吟味し、ある理由表示は“保留”ではなくて“有
効”に分類した方が適切であったり、または“無効”に
分類した方が適切だということがあり得る。この発明
は、そのような弾力的な運用を妨げるものではない。
【0048】===調査結果の通知を受けた後の処理=
== 「電話番号は有効」という通知を受けたときは、他の個
人情報データを基に審査を進める。また、その調査期日
には、その利用者の電話番号が有効と判断された旨を記
録にとっておいてもよい。「新電話番号に変更になっ
た」という通知を受けたときは、係員用ディスプレイ2
1に向けて旧電話番号と新電話番号とを対照させたメッ
セージを出力する。「電話番号は無効」という通知を受
けたときは、電話番号が使われなくなっているので要注
意である旨のメッセージを係員用ディスプレイ21に向
けて出力するとともに、その情報を利用者が操作してい
る利用者操作部1に伝え、利用者用ディスプレイ11に
「あなたの電話番号は使われていないので、手続きをす
ることができません。」というメッセージを表示する。
あるいは「あたなの電話番号が使われていないのです
が、どうかしましたか、係まで連絡をとってくださ
い。」というようなメッセージを表示してもよい。
【0049】===補足事項=== なお、この発明に係る無人契約受付装置を専用回線など
を介してホストコンピュータに接続し、このホストコン
ピュータによって実現される与信管理システムを利用す
ることができる。
【0050】このホストコンピュータにはデータベース
が構築され、このデータベースに信用情報を含む各種の
顧客情報が集約されているとともに、具体的な取引にと
もなう各種の取引情報が一元的に集約されており、ホス
トコンピュータの情報処理機能部として、データベース
に問い合せをして希望のデータを取り出したり、データ
の貯蔵・追加・置換・削除などを統一的に行うデータベ
ース管理部と、とくに顧客の信用情報の変化などを分析
して随時必要な警告などの対策をとる信用情報管理部と
を有している。この発明にかかる無人契約受付装置の契
約手続きの過程で取得される新規利用者の個人情報デー
タをもとに、このホストコンピュータにアクセスして、
「多重債務者リスト」に掲載されていないかなどの照会
をすることにより、信用監査の精度を高めることができ
る。
【0051】また、使い勝手の面から、クリーニングし
ようとする電話番号リストの記録された媒体をセットす
るディスクドライブ装置4を端末用コンピュータ20に
接続したが、制御用コンピュータ10に接続してもよ
い。さらに、電話番号リストのオフラインでの入力を想
定したが、クリーニング処理しようとする電話番号リス
トをネットワーク経由(オンライン)で端末用コンピュ
ータ20ないし制御用コンピュータ10に取り込むこと
が可能である。
【0052】
【発明の効果】この発明の無人契約受付装置によれば、
新規利用者の審査をきわめてスピーディに行うことがで
きる。すなわち、コンピュータ・システムで簡単かつ高
速に自動実行できる手段により、その利用者の電話番号
に基づいて信用情報に関する調査をほとんど即時に行う
ことができる(この調査にあたって、電話に無用な呼出
がかからないという大きな特徴を有する)。そして、そ
の調査の結果、その利用者の電話番号が使われていない
ことが分かれば、そのことをほとんど即時に係員用ディ
スプレイに表示することができる。
【0053】とくに、新規利用者の審査の冒頭でこの調
査を行って、無効番号と判定されれば、他の審査項目を
チェックする必要がなくなり、大幅な時間と労力の削減
につながるとともに、次の受付希望者の処理に移行する
ことができる。
【0054】さらに、無人契約機の稼働していない時間
帯に、随時、顧客電話番号リストのクリーニング処理を
行うことができるため、顧客の信用監査の信頼性を上げ
ることができ、不良債権の発生を未然に防止することが
できる。また電話番号が変更されていることも、利用者
になんらの負担をかけずに無人契約受付装置が認知する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の無人契約受付装置の一実施例の概要
を示すブロック図である。
【図2】この発明の無人契約受付装置の利用者操作部に
おけるオペレーションの流れの概要を示すフローチャー
トである。
【図3】この発明の無人契約受付装置における電話番号
調査処理の主要部分の概略を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 利用者操作部 2 係員操作部 3 DSU(回線接続装置) 4 ディスクドライブ装置 5 伝送路 10 制御用コンピュータ 11 利用者用ディスプレイ 12 タッチパネル 13 イメージスキャナ 14 帳票発行機 15 カード発行機 16 ISDN通信ボード 20 端末用コンピュータ 21 係員用ディスプレイ 22 キーボード 23 マウス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 G06F 19/00 G07D 9/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者に向けて契約内容や案内情報を表
    示するための利用者用ディスプレイと、利用者が操作し
    て各種の情報を入力するための利用者用入力手段と、書
    類を読み取るためのイメージスキャナと、利用者に向け
    て帳票を印刷出力するための帳票発行機と、利用者に向
    けて契約カードを発行するカード発行機と、係員に向け
    て各種の情報を表示するための係員用ディスプレイと、
    係員が操作して各種の情報を入力するための係員用入力
    手段と、これら全体を統一的に制御して利用者との対話
    形式で契約手続きを進めるとともに、その契約手続きの
    進行状況を係員に向けて表示する情報処理手段とを備え
    た無人契約受付装置において、ISDNに接続されてI
    SDNのプロトコルに従って通信するためのISDN回
    線接続手段を有するとともに、前記情報処理手段は、以
    下の処理(1)〜(3)を実行する機能を有することを
    特徴とする無人契約受付装置。 (1)前記契約手続きの過程で利用者の電話番号を取得
    し、その電話番号を着番号とし、伝達能力として非制限
    ディジタル情報または制限ディジタル情報を指定した
    「呼設定」メッセージを前記ISDN回線接続手段を介
    して網に送出する処理。 (2)送出した「呼設定」メッセージの呼が受け付けら
    れて網から「呼出」メッセージまたは「応答」メッセー
    ジが転送されてきた場合に、直ちに網に「切断」メッセ
    ージを送出して切断復旧シーケンスを実行する処理。 (3)送出した「呼設定」メッセージの呼が受け付けら
    れずに網から「切断」メッセージが転送されてきた場合
    に、直ちに切断復旧シーケンスを実行するとともに、網
    から転送されてきた前記「切断」メッセージに付帯して
    いる情報要素の理由表示を解析し、その理由表示の内容
    が「欠番」であったとき、前記電話番号が無効であった
    という事象を前記係員用ディスプレイに表示する処理。
  2. 【請求項2】 利用者に向けて契約内容や案内情報を表
    示するための利用者用ディスプレイと、利用者が操作し
    て各種の情報を入力するための利用者用入力手段と、書
    類を読み取るためのイメージスキャナと、利用者に向け
    て帳票を印刷出力するための帳票発行機と、利用者に向
    けて契約カードを発行するカード発行機と、係員に向け
    て各種の情報を表示するための係員用ディスプレイと、
    係員が操作して各種の情報を入力するための係員用入力
    手段と、これら全体を統一的に制御して利用者との対話
    形式で契約手続きを進めるとともに、その契約手続きの
    進行状況を係員に向けて表示する情報処理手段とを備え
    た無人契約受付装置において、ISDNに接続されてISDNのプロトコルに従って通
    信するためのISDN回線接続手段を有するとともに、
    前記情報処理手段が、前記契約手続きの過程で利用者の
    電話番号を取得してその電話番号を着番号として前記I
    SDN回線接続手段を介してISDNに発呼するISD
    N発呼手段と、前記発呼に対してISDNから「切断」
    メッセージが転送されてきたのに応答して切断復旧シー
    ケンスを実行するとともに前記「切断」メッセージの理
    由表示の内容を解析する理由表示解析手段と、前記理由
    表示の内容が「欠番」であった場合に前記電話番号が無
    効であったという事象を前記係員用ディスプレイに表示
    する欠番報知手段とを備えていることを特徴とする無人
    契約受付装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    情報処理手段は、前記理由表示の内容が「相手加入者番
    号変更」であった場合にその理由表示に付帯している新
    しい電話番号を取得し、前記電話番号が変更されている
    ことを新電話番号とともに前記係員用ディスプレイに表
    示する番号変更報知手段を備えていることを特徴とする
    無人契約受付装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、前記
    情報処理手段は、適宜な媒体からクリーニング処理しよ
    うとする電話番号リストを取り込み、その電話番号リス
    トから順番に読み取った電話番号を着番号としてISD
    Nに順次発呼し、各発呼に対してISDNから返される
    メッセージの内容を解析して各電話番号の有効・無効・
    番号変更を判定して前記電話番号リストの更新版を作成
    する電話番号リストクリーニング処理手段を備えている
    ことを特徴とする無人契約受付装置。
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