JP3096874U - 会員登録のための装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通信ネットワーク上に設けられたサイトの会員として登録するための装置を提供する。
【解決手段】個人を確認するための第三者も認識可能な第1の情報と、第1の情報と対応し且つ第三者が認識不可能な第2の情報とを予め記憶する手段と、会員登録の申込者から第1の情報と第2の情報とを受け取る手段と、記憶した第1の情報と第2の情報とに基づいて、受け取った第1の情報と第2の情報とが対応するか否かの判定を行う手段と、受け取った第1の情報と第2の情報とが対応する場合に申込者を第1の情報に基づいて会員登録し、対応しない場合に会員登録しないようにする手段とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】個人を確認するための第三者も認識可能な第1の情報と、第1の情報と対応し且つ第三者が認識不可能な第2の情報とを予め記憶する手段と、会員登録の申込者から第1の情報と第2の情報とを受け取る手段と、記憶した第1の情報と第2の情報とに基づいて、受け取った第1の情報と第2の情報とが対応するか否かの判定を行う手段と、受け取った第1の情報と第2の情報とが対応する場合に申込者を第1の情報に基づいて会員登録し、対応しない場合に会員登録しないようにする手段とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、インターネット等の通信ネットワーク上に開設されたサイトを利用するための会員登録を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネット上に設けられたサイトの中には、会員として登録したユーザに対してのみサービスを提供するサイトがある。そのようなサイトの例としては、物品を販売するサイトや、音声や画像等の情報を提供するサイトなどがある。
【0003】
ユーザが、会員登録を行う際には、パーソナル・コンピュータなどの端末装置から、インターネットなどの通信ネットワークを介してサイト側へ、会員登録に必要なデータを送信する。会員登録に必要なデータは、ユーザの住所、氏名、電話番号、決済に用いるクレジット・カードのカード番号、該クレジット・カードの有効期限、希望のパスワードなどを含む。サイト側は、ユーザの端末装置から受信したデータ中のクレジット・カードのカード番号および該クレジット・カードの有効期限に基づいて、与信の判定を行う。(与信の判定は、クレジット会社へ依頼する。)与信の判定の結果として、クレジット・カードが決済に使用可能であると判定された場合に、サイト側は、そのユーザを会員として登録し、会員ID(会員番号)を通信ネットワークを介してユーザの端末装置へ送信する。ユーザは、会員IDとパスワードとを用いて、そのサイトにアクセスし、そのサイトを介してのサービスを受けることが可能となる。
【0004】
上記のような従来の会員登録の処理での、申込者を会員として登録するか否かの判断は、クレジット・カードのカード番号および有効期限のみに基づくものである。従って、或る者が他者のクレジット・カードのカード番号および有効期限を用いて容易に会員登録をすることができる欠点がある。
【0005】
また、別の会員登録の方法としては、通信ネットワークを介して会員登録の申し込みを受け付けた後に、ユーザに付与する会員IDを、電子的に通信ネットワークを介してユーザの端末装置へ送信せずに、紙等に記載して、会員登録フォームから読み出したユーザの住所へ、例えば、郵便の書留や配達記録郵便などのような配送記録を残す通信手段を用いて送る手法がある。この手法の場合、サイト側は、配送記録を基にして、会員IDを記載した書類が配送先の住所で受け取られたか否かを手作業で確認する。例えば、郵便の場合には、郵便物を受け取った者が押した受領印を検査する。サイト側は、郵便物が受け取られたことを確認した後に、ユーザを正式に会員として登録する。
【0006】
上記の手法では、ユーザが会員として登録されるまでに、ユーザ側とサイト側の双方において時間と手間がかかる欠点がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の欠点を改良するものであり、新規な会員登録の装置を提供することを目的とする。
【0008】
また、本考案は、会員登録の申込者の確認を正確かつ迅速に行うことを目的とする。
また、本考案は、会員登録を迅速且つ安全に行うことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の装置は、インターネット上に設けられたサイトの会員の登録を行う装置(1)であって、(A)インターネット(11)に接続されたコンピュータ(2)から送信された、会員登録用のフォームを要求するデータを、前記インターネットを介して受信する手段(5、8)と、(B)前記Aの手段で受信した前記会員登録用のフォームを要求する前記データに応答して、記憶手段(10)に記憶されている前記フォームのデータを前記記憶手段から読み出し、前記インターネットを介して前記コンピュータへ送信する手段(5、7)と、(C)前記コンピュータから送信された、前記フォームに従って入力された会員登録の申込者の個人情報を示す個人情報データと、クレジット・カードのカード番号を示すカード番号データとを、前記インターネットを介して受信する手段(5、8)と、(D)前記Cの手段で受信した前記個人情報データと前記カード番号データとを関連付けて記憶する手段(10)と、(E)前記コンピュータへ送信するための会員登録の申込みの受付番号を示す受付番号データを生成する手段(9)と、(F)前記Eの手段で生成された前記受付番号データを、前記Dの手段において、前記カード番号データと関連付けて記憶する手段(9、10)と、(G)前記受付番号データを、前記コンピュータへ、前記インターネットを介して送信する手段(5、7)と、(H)電話機(3)から入力されて送信された、前記受付番号データと、前記クレジット・カードの暗証番号を示す暗証番号データとを、電話回線(12)を介して受信する手段(6)と、(I)クレジット・カードの暗証番号を該クレジット・カードのカード番号に対応付けて記憶している情報処理装置(4)に、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しているか否かの判定を行わせるために、前記Hの手段で受信した前記受付番号データと関連付けされた前記カード番号データを前記Dの手段から読み出し、読み出した前記カード番号データと、前記Hの手段で受信した前記暗証番号データとを、前記情報処理装置へ、専用の通信回線(13)を介して送信する手段(9)と、(J)前記情報処理装置から送信された、前記カード番号データと前記暗証番号データとが対応しているか否かの前記判定の結果を示すデータを、前記専用の通信回線を介して受信し、前記判定の結果を示す前記データに基づいて、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応するか否かを判定する手段(9)と、(K)前記判定の結果を示すデータが、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応することを示すものであると前記Jの手段が判定した場合に、前記Cの手段で受信して前記Dの手段で記憶された前記申込者の前記個人情報データと前記カード番号データとに基づいて前記申込者を前記サイトの会員として登録し、前記判定の結果を示すデータが、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しないことを示すものであると前記Jの手段が判定した場合に、前記申込者を前記サイトの会員として登録することを拒否する手段(7、9、10)とを備える。
【0010】
本考案の装置は、上記の装置において、前記Eの手段が、前記Cの手段が前記カード番号データを受信したときに前記受付番号データを生成するように構成される。
【0011】
本考案の装置は、上記の装置において、前記Eの手段が、前記Bの手段が受信した会員登録用のフォームを要求する前記データに応答して前記受付番号データを生成するように構成され、前記Gの手段が、前記受付番号データを、前記Bの手段により送信される前記フォームの前記データと共に、前記コンピュータへ前記インターネットを介して送信するように構成される。
【0012】
本考案の装置は、インターネット上に設けられたサイトの会員の登録を行う装置(1)であって、(A)インターネット(11)に接続されたコンピュータ(2)から送信された、会員登録用のフォームを要求するデータを、前記インターネットを介して受信する手段(5、8)と、(B)前記Aの手段で受信した前記会員登録用のフォームを要求する前記データに応答して、記憶手段(10)に記憶されている前記フォームのデータを前記記憶手段から読み出し、前記インターネットを介して前記コンピュータへ送信する手段(5、7)と、(C)前記コンピュータから送信された、前記フォームに従って入力された会員登録の申込者の個人情報を示す個人情報データと、クレジット・カードのカード番号を示すカード番号データおよび有効期限示す有効期限データを含むデータとを、前記インターネットを介して受信する手段(5、8)と、(D)前記Cの手段で受信した前記個人情報データと、前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データとを関連付けて記憶する手段(10)と、(E)前記コンピュータへ送信するための会員登録の申込みの受付番号を示す受付番号データを生成する手段(9)と、(F)前記Eの手段で生成された前記受付番号データを、前記Dの手段において、前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データと関連付けて記憶する手段(9、10)と、(G)前記受付番号データを、前記コンピュータへ、前記インターネットを介して送信する手段(5、7)と、(H)電話機(3)から入力されて送信された、前記受付番号データと、前記クレジット・カードの暗証番号を示す暗証番号データとを、電話回線(12)を介して受信する手段(6)と、(I)クレジット・カードの暗証番号を該クレジット・カードのカード番号に対応付けて記憶し、且つ該クレジット・カードの有効期限を記憶している情報処理装置(4)に、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しているか否かと、前記カード番号および前記有効期限に基づいての前記クレジット・カードが決済に使用可能か否かとの判定を行わせるために、前記Hの手段で受信した前記受付番号データと関連付けされた前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データを、前記Dの手段から読み出し、読み出した前記カード番号データおよび前記有効期限データと、前記Hの手段で受信した前記暗証番号データとを、前記情報処理装置へ、専用の通信回線(13)を介して送信する手段(9)と、(J)前記情報処理装置から送信された、前記判定の結果を示すデータを、前記専用の通信回線を介して受信し、前記判定の結果を示す前記データが、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しており且つ前記クレジット・カードが決済に使用できることを示す許可データであるか、または、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しないこと又は前記クレジット・カードが決済に使用できないことを示す拒否データであるかを判定する手段(9)と、(K)前記判定の結果を示す前記データが前記許可データであると前記Jの手段が判定した場合、前記サイトにおいて商取引を行う場合の決済手段として前記クレジット・カードを使用することを決定し、前記クレジット・カードを前記決済手段として使用することを示すデータを生成し、該データと、前記Cの手段で受信して前記Dの手段で記憶された前記申込者の前記個人情報データと、前記カード番号データと、前記有効期限データとを関連付けて記憶することにより、前記申込者を前記サイトの会員として登録し、前記判定の結果を示すデータが前記拒否データであると前記Jの手段が判定した場合、前記申込者を前記サイトの会員として登録することを拒否する手段(7、9)とを備える。
【0013】
本考案の装置は、上記の装置において、前記Eの手段が、前記Cの手段が前記コンピュータから前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データを受信したときに、前記受付番号データを生成するように構成される。
【0014】
本考案の装置は、上記の装置において、前記Eの手段が、前記Bの手段が受信した会員登録用のフォームを要求する前記データに応答して前記受付番号データを生成するように構成され、前記Gの手段が、前記受付番号データを、前記Bの手段により送信される前記フォームの前記データと共に、前記コンピュータへ前記インターネットを介して送信するように構成される。
【0015】
本考案の装置は、インターネット上に設けられたサイトの会員の登録を行う装置(1)であって、(A)インターネット(11)に接続されたコンピュータ(2)から送信された、会員登録用のフォームを要求するデータを、前記インターネットを介して受信する手段(5、8)と、(B)前記Aの手段で受信した前記会員登録用のフォームを要求する前記データに応答して、記憶手段(10)に記憶されている前記フォームのデータを前記記憶手段から読み出し、前記インターネットを介して前記コンピュータへ送信する手段(5、7)と、(C)前記コンピュータから送信された、前記フォームに従って入力された会員登録の申込者の個人情報を示す個人情報データと、クレジット・カードのカード番号を示すカード番号データおよび有効期限を示す有効期限データを含むデータとを、前記インターネット(11)を介して受信する手段(5、8)と、(D)前記Cの手段で受信した前記個人情報データと、前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データとを関連付けて記憶する手段(10)と、(E)クレジット・カードの暗証番号を該クレジット・カードのカード番号に対応付けて記憶し、且つ該クレジット・カードの有効期限を記憶している情報処理装置(4)に、前記コンピュータから受信した前記カード番号データおよび前記有効期限データに基づいて、該クレジット・カードが決済に使用可能か否かの判定を行わせるために、前記Dの手段に記憶された前記カード番号データおよび前記有効期限データを読み出し、読み出した前記カード番号データおよび前記有効期限データを、前記情報処理装置へ、専用の通信回線(13)を介して送信する手段(9)と、
(F) 前記情報処理装置から送信された、前記カード番号データおよび前記有効期限データに基づく前記判定の結果を示すデータを、前記専用の通信回線を介して受信し、前記判定の結果を示す前記データが、前記クレジット・カードが決済に使用できることを示すか否かを判定する手段(9)と、(G)前記判定の結果を示す前記データが、前記クレジット・カードが決済に使用できないことを示すものであると前記Fの手段が判定した場合に、前記申込者を前記サイトの会員として登録することを拒否し、前記判定の結果を示す前記データが、前記クレジット・カードが決済に使用できることを示すものであると前記Fの手段が判定した場合に、前記コンピュータへ送信するための会員登録の申込みの受付番号を示す受付番号データを生成する手段(9)と、(H)前記Gの手段で生成された前記受付番号データを、前記Dの手段において、前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データと関連付けて記憶する手段(9、10)と、
(I) 前記受付番号データを、前記コンピュータへ、前記インターネットを介して送信する手段(5、7)と、(J)電話機(3)から入力されて送信された、前記受付番号データと、前記クレジット・カードの暗証番号を示す暗証番号データとを、電話回線(12)を介して受信する手段(6)と、(K)前記情報処理装置に、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しているか否かと、前記カード番号データおよび前記有効期限データに基づいての前記クレジット・カードが決済に使用可能か否かとの判定を行わせるために、前記Jの手段で受信した前記受付番号データと関連付けされた前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データを前記Dの手段から読み出し、読み出した前記カード番号データおよび前記有効期限データと、前記Jの手段で受信した前記暗証番号データとを、前記情報処理装置へ、前記専用の通信回線を介して送信する手段(9)と、(L)前記情報処理装置から送信された、前記判定の結果を示すデータを、前記専用の通信回線を介して受信し、前記判定の結果を示す前記データが、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しており且つ前記クレジット・カードが決済に使用できることを示す許可データであるか、または、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しないこと又は前記クレジット・カードが決済に使用できないことを示す拒否データであるかを判定する手段(9)と、(M)前記判定の結果を示す前記データが前記許可データであると前記Lの手段が判定した場合、前記サイトにおいて商取引を行う場合の決済手段として前記クレジット・カードを使用することを決定し、前記クレジット・カードを前記決済手段として使用することを示すデータを生成し、該データと、前記Cの手段で受信して前記Dの手段で記憶された前記申込者の前記個人情報データと、前記カード番号データと、前記有効期限データとを関連付けて記憶することにより、前記申込者を前記サイトの会員として登録し、前記判定の結果を示す前記データが前記拒否データであると前記Lの手段が判定した場合、前記申込者を前記サイトの会員として登録することを拒否する手段(7、9)とを備える。
【0016】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案の一実施形態の会員登録を行う装置の全体的な構成を示す。
この装置は、本考案の、通信ネットワーク上に開設されたサイトを利用するための会員登録を行う会員登録装置1と、会員登録を希望するユーザの端末装置2と、該ユーザが使用する電話機3(携帯電話等を含む)と、ユーザが所有するクレジット・カードを発行したクレジット会社(クレジット会社の情報処理装置)4とを含む。
【0017】
会員登録装置1は、Webサーバ5と、音声応答装置(IVR)6と、登録サーバ7とを備える。Webサーバ5は、会員登録に関するデータを、例えば、インターネットなどの通信ネットワーク11を介して端末装置2と通信する新規登録受付部8を備える。音声応答装置6は、会員登録に関するデータを、例えば、電話回線12を介して電話機3と通信する。登録サーバ7は、会員登録に関する処理を行う処理部9と、会員登録に関する情報を記憶する記憶部10とを備える。処理部9は、端末装置2から通信ネットワークを介して入力されたデータを新規登録受付部8を介して受信し、電話機3から電話回線を介して入力されたデータを音声応答装置6を介して受信する。また、登録サーバ7は、専用の通信回線13を介して、クレジット会社(クレジット会社の情報処理装置)4と結合されている。専用の通信回線13の例としては、NTTデータ社のCAFISというシステムが使用する通信回線があり、このシステムはこの通信回線を用いて、クレジット会社や金融機関などの金融に関連する会社間で金に関連するデータを通信する。
【0018】
端末装置2は、例えば、パーソナル・コンピュータのような、インターネット等の通信ネットワークを介して会員登録装置1とデータの通信が可能な装置であり、従来と同様に、入力装置、表示装置、記憶装置などを備える。
【0019】
クレジット会社4は、該クレジット会社4に会員として登録しているユーザの個人情報と、ユーザを識別する登録番号(クレジット・カードのカード番号)と、該登録番号に対応付けられた暗証番号とを記録している。暗証番号は、ユーザとクレジット会社の担当者のみが知るものであり、第三者(即ち、ユーザとクレジット会社の担当者以外の者)は知ることができない。
【0020】
図2および図3は、会員登録装置1の動作を示すフローチャートである。
次に、会員登録装置1の動作を、図1、図2および図3を参照して説明する。図2のステップ1において、会員登録装置1は、会員登録を希望するユーザの端末装置2から、インターネット等の通信ネットワーク11を介して、会員登録のための会員登録フォームを要求するデータを、Webサーバ5の新規登録受付部8で受信する。
【0021】
ステップ2において、会員登録装置1のWebサーバ5の新規登録受付部8は、会員登録フォームを要求するデータに応答して、通信ネットワーク11を介して端末装置2へ会員登録フォームを送信する。端末装置2は、受信した会員登録フォームを表示装置に表示する。ユーザは、入力装置を用いて、会員の登録の申し込みに必要なデータ(会員登録申込データ)を会員登録フォームに入力する。会員登録申込データは、ユーザが会員として登録された時に使用する希望の会員ID、希望のパスワード、氏名、住所、郵便番号、電話番号、生年月日、Eメール・アドレスなどを含む。会員登録フォームへの会員登録申込データの入力が完了すると、端末装置2は、通信ネットワーク11を介して、会員登録申込データを会員登録装置1へ送信する。
【0022】
ステップ3において、会員登録装置1のWebサーバ5の新規登録受付部8は、端末装置2から、ユーザにより入力された会員登録申込データを受信し、登録サーバ7の処理部9へ送信する。処理部9は、会員登録申込データ中に修正を必要とする個所があるか否かを検査する。例えば、数字を入力すべき個所に文字が入力されている等の入力エラーや、ユーザが希望する会員IDが、既に登録されている他のユーザの会員IDと重複していないか等を検査する。
【0023】
ステップ4において、処理部9が、会員登録申込データに、修正する必要がある個所があると判断した場合に、ステップ5において、処理部9は新規登録受付部8へ、会員登録申込データ中の修正を必要とする個所を指摘するデータを送信する。新規登録受付部8は、このデータに応答して、修正の必要がある個所を明示した会員登録フォームと、その個所へのデータの再入力を促すメッセージとを端末装置2へ送信する。なお、会員登録フォーム中の修正が不要である個所は、最初に入力されたデータをそのまま維持する。
【0024】
ステップ4において、処理部9が、会員登録申込データに修正が必要な個所がないと判断した場合に、ステップ6において、処理部9は、その会員登録申込データを記憶部10に記憶する。会員登録装置1は、ユーザから受信した会員登録申込データの内容、即ち、氏名や住所などの個人情報の真偽は検査せずに、このユーザを会員として登録する。ただし、この段階では、ユーザを、このサイトが提供する機能のうちの一部のみの使用を許可される準会員として登録する。この例では、準会員には、サイトのコンテンツの一部の閲覧のみが許可される。
【0025】
また、処理部9は、新規登録受付部8へ、準会員としての登録が完了した旨を示すデータを送信する。新規登録受付部8は、そのデータに応答して、端末装置2へ、ユーザが準会員として登録された旨のメッセージを送信する。
【0026】
ステップ7において、会員登録装置1のWebサーバ5の新規登録受付部8は、通信ネットワーク11を介して端末装置2へ、ユーザが、このサイトが提供するすべての機能を使用することを許可される正規の会員(正会員)として登録することを希望するか否かを意思表示させるためのフォームを送信する。この例では、正会員は決済サービスを受けられる。即ち、サイトにおいて決済を必要とする手続を行うことを許可される。例えば、サイトがネット・ショッピングのサイトである場合には、正会員は物品を購買することが可能となる。
【0027】
ユーザが正会員としての登録を希望しない場合、ユーザは、その旨を示すデータを端末装置2から会員登録装置1のWebサーバ5の新規登録受付部8へ送信する。会員登録装置1は、そのデータに応答して会員登録の処理を終了する。
【0028】
ユーザが正会員としての登録を希望する場合、ユーザは、その旨を示すデータを端末装置2から会員登録装置1へ送信する。会員登録装置1のWebサーバ5の新規登録受付部8は、ユーザが正会員としての登録を希望する旨を示すデータを受信すると、ステップ8において、正会員として登録するための正会員登録フォームを端末装置2へ送信し、表示装置に表示させる。ユーザは、端末装置2の入力装置を用いて、正会員としての登録に必要なデータ(正会員登録データ)を正会員登録フォームに入力する。正会員登録データは、ユーザのクレジット・カードのカード番号とクレジット・カードの有効期限とを含む。ユーザが正会員登録データの入力を完了すると、その正会員登録データを、端末装置2から通信ネットワーク11を介して会員登録装置1へ送信する。
【0029】
ステップ9において、会員登録装置1のWebサーバ5の新規登録受付部8は、端末装置2から、ユーザにより入力された正会員登録データを受信し、登録サーバ7の処理部9へ送信する。処理部9は、正会員登録データを、ステップ6で記憶した会員登録申込データと関連付けて記憶部10に記憶する。
【0030】
ステップ10において、処理部9は、正会員登録データからクレジット・カードのカード番号を読み出し、そのカード番号を基にして、クレジット・カードを発行したクレジット会社を判定する。
【0031】
ステップ11において、処理部9は、正会員登録データから読み出したカード番号と有効期限とを、上記ステップ10で判定したクレジット会社(クレジット会社の情報処理装置)4へ、通信回線13を介して送信し、そのクレジット会社で、そのクレジット・カード、即ち、そのクレジット・カードの所有者に関しての与信の判定を、カード番号と有効期限とに基づいて行わせる。
【0032】
ステップ12において、会員登録装置1の処理部9は、通信回線13を介してクレジット会社4から与信の判定の結果を示すデータ、即ち、ユーザのクレジット・カードが使用可能(許可)か使用不可能(拒否)かを示す与信判定結果データを受信する。
【0033】
ステップ13において、会員登録装置1の処理部9は、与信判定結果データから与信結果を読み出す。与信結果が拒否を示す場合、即ち、クレジット・カードが決済に使用できないことを示す場合に、ステップ14において、処理部9は、記憶部10に記憶されているそのユーザの会員登録申込データおよび正会員登録データに、そのユーザのクレジット・カードが決済に使用できないと判定された旨を示すデータを付加する。次いで、処理部9は、Webサーバ5の新規登録受付部8へ、正会員登録の申込みを拒否する旨を示すデータを送信する。新規登録受付部8は、そのデータに応答して、端末装置2へ、通信ネットワーク11を介して、正会員登録の申込みが拒否された旨のメッセージを送信する。このメッセージを送信後、会員登録装置1は、会員登録の処理を終了する。
【0034】
ステップ13において、与信結果が許可を示す場合、即ち、与信結果が、クレジット・カードが決済に使用できることを示す場合に、処理は図3のステップ15へ続く。
【0035】
図3のステップ15において、会員登録装置1の処理部9は、この正会員登録の申込みの受付番号を生成し、記憶部10に記憶されたこのユーザの会員登録申込データおよび正会員登録データと関連付けて記憶する。次に、処理部9は、この受付番号と、音声応答装置(IVR)6の電話番号とを、Webサーバ5の新規登録受付部8および通信ネットワーク11を介して端末装置2へ送信し、端末装置2の表示装置で表示させる。
【0036】
ユーザは、表示装置に表示された受付番号と電話番号とを、例えば、紙などに記録する。ユーザは、受付番号と電話番号とを記録すると、通信ネットワーク11を介しての端末装置2と会員登録装置1との通信を終了することができる。
【0037】
次に、ユーザは、電話回線12に結合された電話機3を用いて、音声応答装置6の電話番号へ電話する。音声応答装置6は、電話機3からの電話回線12を介しての呼び出しに応答して、電話機3との通信を開始する。音声応答装置6は、まず、電話機3のボタン(0〜9、#のボタンなど)を用いて受付番号とクレジット・カードの暗証番号とを入力する方法を説明する音声メッセージを、電話機3へ送信する。ユーザは、説明された方法に従って、受付番号とクレジット・カードの暗証番号とを電話機3から入力する。ここで、暗証番号の送信に電話回線を用いるのは、電話回線が、インターネットなどの通信ネットワークと比較して安全性および機密性が高く、従って、暗証番号が盗まれる可能性が低くなるからである。
【0038】
ステップ16において、音声応答装置6は、電話機3から、電話回線12を介して、受付番号とクレジット・カードの暗証番号とを受信する。音声応答装置6は、受付番号と暗証番号とを受信すると、電話機3へ、電話を切らずに待機することを指示するメッセージを送信する。
【0039】
次に、音声応答装置6は、電話機3から受信した受付番号と暗証番号とを、登録サーバ7の処理部9へ送信する。処理部9は、受信した受付番号を基にして、記憶部10に記憶された正会員登録データの中から、このユーザの正会員登録データを読み出し、その正会員登録データ中のクレジット・カードのカード番号と有効期限とを読み出す。次いで、処理部9は、読み出したクレジット・カードのカード番号を基にして、そのクレジット・カードを発行したクレジット会社を判別する。
【0040】
ステップ17において、登録サーバ7の処理部9は、ユーザのクレジット・カードを発行したクレジット会社4へ、クレジット・カードのカード番号、有効期限、及び暗証番号を、専用の通信回線13を介して送信する。クレジット会社4は、受信したカード番号と暗証番号とが対応するか否かの判定を行う。暗証番号は、クレジット・カードの所有者のみが知るものと想定されているので、カード番号と暗証番号とが対応した場合には、クレジット会社4でそのカード番号に対応して登録されているカード会員(クレジット会社に会員として登録している者)が、このサイトの正会員登録の申込者であると判断する。即ち、このクレジット・カードの正当な所有者がこの正会員登録の申込者であると判断する。
【0041】
クレジット会社4は、更に、カード番号および有効期限に基づいて与信の判定も行う。
次に、クレジット会社4は、カード番号と暗証番号とが対応し且つクレジット・カードが決済に使用できることを示す「許可データ」か、又は、カード番号と暗証番号とが対応しないこと又は何らかの理由(例えば、ユーザの信用がない)でクレジット・カードが決済に使用できないことを示す「拒否データ」かの何れかを含む判定結果データを、通信回線13を介して会員登録装置1へ送信する。
【0042】
この実施形態では、クレジット会社4から会員登録装置1へ送信される拒否データには、カード番号と暗証番号とが対応しなかったことを示すデータ(拒否理由データ)、又はクレジット・カードが決済に使用できないことを示す拒否理由データの何れかを含ませる。即ち、拒否データに、1つの拒否理由データのみを含ませる。従って、クレジット会社4が、カード番号と暗証番号とが対応せず且つクレジット・カードが決済に使用できないと判定した場合、即ち、上記の両方の拒否理由データを生成した場合には、クレジット会社4は、会員登録装置1へ送信する拒否データに、カード番号と暗証番号とが対応しないことを示す拒否理由データを優先して含ませる(クレジット・カードが決済に使用できないことを示す拒否理由データを含ませない)。拒否データに、クレジット・カードが決済に使用できないことを示す拒否理由データが含まれていた場合、即ち、カード番号と暗証番号とが対応しないことを示す拒否理由データが含まれていない場合には、カード番号と暗証番号とが対応したことになる。
【0043】
ステップ18において、会員登録装置1の登録サーバ7の処理部9は、クレジット会社4から判定結果データを受信する。
ステップ19において、登録サーバ7の処理部9は、判定結果データが、拒否データを含むか又は許可データを含むかを判定する。
【0044】
拒否データを含む場合には、ステップ20において、処理部9は、拒否データに含まれる拒否理由データを検査し、拒否理由データが、カード番号と暗証番号とが対応しないことを示すか否か(即ち、「暗証番号違い」であったことを示すか否か)を判定する。
【0045】
処理部9は、拒否データが、カード番号と暗証番号とが対応しないことを示す拒否理由データを含む場合に、その拒否データの受取回数をカウントし、そのカウント値を会員登録申込データおよび正会員登録データに関連付けて記憶しておく。カウント値の初期値は0であり、そのような拒否データを受け取る毎にカウント値に1を加算する。処理部9は、カウント値に1を加算後に、ステップ21へ進む。次いで、ステップ21において、処理部9は、ステップ19において、電話機3と音声応答装置6との間の接続を解除せずに3回連続して、カード番号と暗証番号とが対応しないことを示す拒否理由データを含む拒否データを受け取ったか否かを判断する。3回連続して受け取っていない場合には、ステップ22において、処理部9は、音声応答装置6および電話回線12を介して電話機3へ、受付番号と暗証番号とを再入力することを促すメッセージを送信し、ステップ16以降のステップを反復する。
【0046】
ステップ21において、ステップ19において3回連続して、カード番号と暗証番号とが対応しないことを示す拒否理由データを含む拒否データを受け取ったと判断した場合にはステップ23へ進む。ステップ23において、処理部9は、音声応答装置6および電話回線12を介して電話機3へ、正会員登録の申込みが拒否された旨のメッセージを送信する。
【0047】
処理部9は、記憶部10に記憶されたそのユーザの会員登録申込データおよび正会員登録データに関連付けて記憶したカウント値のデータ(この場合、3)はそのまま維持する。ここでは、3回連続して誤ったデータ(誤った暗証番号)が入力された場合に、電話機3と音声応答装置6との間の接続を解除し、正会員登録の処理を一旦終了するようにしたが、この回数は、任意に設定できる。また、この正会員登録を一旦終了した時点では、そのユーザのクレジット・カードが正会員登録の申込みに使用できない旨を示すデータを正会員登録データに付加しない。クレジット・カードが正会員登録の申込みに使用できない旨を示すデータは、以下に説明するように、電話機3から誤ったデータが合計で6回入力された時点(即ち、クレジット会社4から、カード番号と暗証番号とが対応しないことを示す拒否理由データを含む拒否データを6回受信した時点)で付加される。なお、この回数も任意に設定できる。
【0048】
また、上記のステップにおいて3回連続して誤った暗証番号を入力した結果として、正会員登録を拒否されたユーザ、即ち、正会員登録の処理を一旦終了されてしまったユーザや、正会員登録の申込みを途中でユーザ側から中断したユーザは、再度、正会員登録を申込むことができる。
【0049】
以前に正会員登録を拒否されたユーザや申込みを途中で中断したユーザが、前回拒否された時と同じクレジット・カードの番号を使用して上記と同様に申込みを行い、その結果として、会員登録装置1の登録サーバ7の処理部9が、クレジット会社4から、カード番号と暗証番号とが対応しないことを示す拒否理由データを含む拒否データを受け取った場合には、そのユーザに対して記憶されているカウント値に1を加算する。カード番号と暗証番号とが対応しないことを示す拒否理由データを含む拒否データをステップ19において受け取った回数の合計が6になった場合、即ち、記憶されているカウント値が6になった場合には、そのユーザが申込みに用いたクレジット・カードが正会員登録の申込みに使用できない旨を示すデータを正会員登録データに付加する。このデータが付加されると、そのクレジット・カードを用いての正会員登録ができなくなる。即ち、多数回(この実施形態では6回)にわたって誤った暗証番号を入力した申込者については、その申込者が、クレジット会社4でそのクレジット・カードのカード番号に対応して登録されているカード会員(クレジット会社に会員として登録している者)ではないと判断し、そのクレジット・カードを用いての正会員登録をできなくする。次いで、処理部9は、音声応答装置6および電話回線12を介して電話機3へ、正会員登録の申込みが拒否された旨のメッセージを送信する。
【0050】
ステップ20において、処理部9が、拒否データに、カード番号と暗証番号とが対応しないことを示す拒否理由データが含まれていないと判定した場合、即ち、拒否データに、クレジット・カードが使用できないことを示す拒否理由データが含まれている場合には、ステップ23へ進み、処理部9は、音声応答装置6および電話回線12を介して電話機3へ、正会員登録の申込みが拒否された旨のメッセージを送信し、正会員登録の処理を終了する。
【0051】
ステップ19において、判定結果データに許可データが含まれていた場合、即ち、カード番号と暗証番号とが対応し且つクレジット・カードが決済に使用できることを示す場合には、ステップ24へ進む。処理部9は、許可データに基づいて、正会員登録の申込者が、カード番号に対応してクレジット会社4に登録されているカード会員であると判断する。また、許可データは、クレジット・カードが決済に使用できることも示すので、それに基づいて、そのクレジット・カードをこのサイトにおける決済手段として使用することを決定する。処理部9は、記憶部10に記憶されたそのユーザの会員登録申込データおよび正会員登録データに、そのユーザのクレジット・カードを決済に使用することを決定した旨を示すデータを付加し、そのユーザを正会員として登録する。次いで、処理部9は、音声応答装置6および電話回線12を介して電話機3へ、ユーザが正会員として登録された旨のメッセージを送信する。この正会員としての登録により、ユーザは、サイトが提供する全ての機能を使用することを許可される。この例では、サイトにおいて決済を必要とする手続が可能となる。正会員として登録されたユーザは、例えば、サイトが提供する物やサービスを購買することが可能となり、購買した物に対する金の支払いは、自動的に、会員登録装置1の記憶部10に記憶されたユーザのクレジット・カードを用いて行われる。
【0052】
以上で、会員登録の処理が終了する。会員登録装置1の記憶部10は、会員登録装置1を上記のステップに従って動作させるためのプログラムを記憶している。
【0053】
上記の実施形態では、正会員登録のステップにおいて、第1段階として、クレジット・カードのカード番号と有効期限とを用いて与信の判定を行い、その与信の判定の結果が、クレジット・カードが決済に使用できることを示す場合に、第2段階として、クレジット・カードのカード番号と暗証番号とを用いて、登録申込者がクレジット・カードの正当な所有者(クレジット会社に登録された者)であるか否かの判定を行い、且つカード番号と有効期限とを用いて再度与信の判定を行うように構成した。
【0054】
しかし、別の実施形態として、第1段階のステップを省略することも可能である。例えば、ユーザが正会員登録を希望した場合に、まず、正会員登録の申込みのための正会員登録フォームを端末装置2へ送信する。ユーザ側では、端末装置2を用いて正会員登録フォームにクレジット・カードのカード番号と有効期限とを入力して会員登録装置1へ送信する。会員登録装置1は、カード番号と有効期限とを受信すると、受付番号を生成し、カード番号および有効期限とともに、登録サーバ7の記憶部10に記憶されたユーザの会員登録申込データと関連付けて記憶する。この時点では、カード番号と有効期限とをクレジット会社4へ送信しない。次に、その受付番号と、音声応答装置6の電話番号とを、Webサーバ5の新規登録受付部8および通信ネットワーク11を介して端末装置2へ送信し、端末装置2の表示装置で表示させる。ユーザ側は、電話機3を用いて、その受付番号とクレジット・カードの暗証番号とを、会員登録装置1の音声応答装置6へ送信する。次に、会員登録装置1は、電話機3から受信した受付番号を基にして、記憶部10に記憶しているカード番号を読み出し、そのカード番号と暗証番号とをクレジット会社4へ送信し、以下、上記の実施形態と同様の処理(カード番号と暗証番号とが対応するか否かの判定、および与信の判定を含む)を行う。
【0055】
第1段階のステップを省略する更に別の実施形態も可能である。例えば、ユーザが正会員登録を希望した場合に、まず、受付番号を生成し、登録サーバ7の記憶部10に記憶されたユーザの会員登録申込データと関連付けて記憶する。次に、正会員登録の申込みのための正会員登録フォームを端末装置2へ送信するステップにおいて、正会員登録フォームに、受付番号と、音声応答装置6の電話番号とを付加し、Webサーバ5の新規登録受付部8および通信ネットワーク11を介して端末装置2へ送信し、端末装置2の表示装置で表示させる。次に、ユーザ側で端末装置2を用いて正会員登録フォームにクレジット・カードのカード番号と有効期限とを入力して会員登録装置1へ送信し、電話機3を用いて受付番号とクレジット・カードの暗証番号とを入力して会員登録装置1へ送信する。会員登録装置1は、端末装置2から受信したカード番号と有効期限とを受付番号と関連付けて記憶する。次に、会員登録装置1は、電話機3から受信した受付番号を基にして、記憶したカード番号を読み出し、暗証番号とともにクレジット会社4へ送信し、以下、上記の実施形態と同様の処理を行う。
【0056】
また、上記の実施形態では、申込者を2種類の会員(準会員と正会員)に分類して登録したが、登録する会員の種類を1種類にすることもできる。即ち、上記の実施形態における準会員を登録せず、正会員のみを登録するように構成することもできる。
【0057】
また、クレジット・カードの代りに、デビット・カード(銀行等の金融機関が発行したキャッシュ・カード)を用いることも可能である。その場合には、クレジット・カードのカード番号と暗証番号との代りに、デビット・カード(キャッシュ・カード)のカード番号(口座番号)と暗証番号とをユーザに要求し、カード番号と暗証番号とが対応するか否かを金融機関で判定させる。
【0058】
また、上記の実施形態では、正会員登録の申込みにおいて、クレジット・カードのカード番号と暗証番号とが一致し且つ与信の判定結果が「許可」の場合にのみ正会員として登録した。しかし、別の実施形態としては、電子商取引を行わないサイトのような、クレジット・カードのカード番号の登録を必要としないサイト等の会員登録においても、申込者を確認するためにクレジット・カードのカード番号と暗証番号とを用いることができる。このような場合において、会員登録装置がクレジット会社から受信すべきデータは、クレジット・カードのカード番号と暗証番号とが対応するか否かの判定結果を示すデータのみでよい(与信の判定結果のデータは不要である)。会員登録装置は、クレジット会社から受信した判定結果データが、クレジット・カードのカード番号と暗証番号とが対応することを示す場合に、ユーザを会員として登録し、対応しないことを示す場合にはユーザを会員として登録しないようにする。また、個人を識別する登録番号と、該登録番号に対応付けられる暗証番号とを記録し、会員登録側からの要求に応じて、申込者から受け取った登録番号と暗証番号とが対応するか否かを検査するシステムがあれば、そのシステムを用いることも可能である。即ち、そのシステムにおける登録番号および該登録番号に対応付けられる暗証番号を、クレジット・カードのカード番号および暗証番号の代りに用いることが可能である。
【0059】
また、上記の実施形態では、会員登録装置1とクレジット会社の情報処理装置4とを通信回線13で結合しているが、会員登録装置1とクレジット会社の情報処理装置4とを一体化することも可能である。
【0060】
また、上記の実施形態では、ユーザ側から会員登録装置1へ、クレジット・カードのカード番号を通信ネットワーク11を介して送信し、暗証番号を電話回線12を介して送信するように構成した。しかし、安全性および機密性の高い適当な通信手段であれば、その通信手段を、暗証番号をユーザ側から会員登録装置へ送信すために使用してもよい。
【0061】
【考案の効果】
本考案では、通信ネットワーク上に設けられたサイトの会員登録を行うために、(1)予め、個人を確認するための第三者も認識可能な第1の情報と、該第1の情報と対応し且つ第三者が認識不可能な第2の情報とを記憶しておき、(2)会員登録の申込者から、第1の情報を受け取り、(3)申込者から、第2の情報を受け取り、(4)予め記憶している第1の情報と第2の情報とに基づいて、申込者から受け取った第1の情報と第2の情報とが対応するか否かの判定を行い、(5)申込者から受け取った第1の情報と第2の情報とが対応する場合に、申込者を第1の情報に基づいて会員登録し、対応しない場合に、会員登録しないように構成した。
【0062】
第2の情報(暗証番号)は、予め第1の情報と第2の情報とを記憶させている個人のみが知るものであるので、会員登録の申込みの際に、第1の情報(例えば、クレジット・カードのカード番号)と、第2の情報(例えば、カード番号に対応付けられた暗証番号)とが対応するか否かを検査することにより、申込者が第1の情報で確認可能な個人であることが判別でき、本人確認が正確かつ迅速に行える効果がある。
【0063】
また、第1の情報と第2の情報を通信媒体を介して受け取るようにしたこと、および会員登録の処理に手作業で行う手順が含まれないことにより、会員登録の処理が高速化される効果がある。
【0064】
また、第1の情報がクレジット・カードのカード番号であり、第2の情報がクレジット・カードの暗証番号である場合には、会員登録の申込者がクレジット・カードの正当な所有者か否かを判別できるので、正当な所有者以外がクレジット・カードを悪用して会員登録を行うことを防止できる効果がある。
【0065】
また、第1の情報と第2の情報とを別々の通信媒体を介して受け取るようにしたことにより、他者(ハッカー等)により情報が盗み取られにくくなり、セキュリティが強化される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の一実施形態の会員登録の手続を行う装置の全体的な構成を示す。
【図2】図2は、会員登録装置の動作を示すフローチャートであり、このフローチャートは図4へ続く。
【図3】図3は、図2のフローチャートから続く会員登録装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 会員登録装置、2 端末装置、3 電話機、4 クレジット会社の情報処理装置、5 Webサーバ、6 音声応答装置、7 登録サーバ、8 新規登録受付部、9 処理部、10 記憶部、11 通信ネットワーク、12 電話回線、13 通信回線
【考案の属する技術分野】
本考案は、インターネット等の通信ネットワーク上に開設されたサイトを利用するための会員登録を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネット上に設けられたサイトの中には、会員として登録したユーザに対してのみサービスを提供するサイトがある。そのようなサイトの例としては、物品を販売するサイトや、音声や画像等の情報を提供するサイトなどがある。
【0003】
ユーザが、会員登録を行う際には、パーソナル・コンピュータなどの端末装置から、インターネットなどの通信ネットワークを介してサイト側へ、会員登録に必要なデータを送信する。会員登録に必要なデータは、ユーザの住所、氏名、電話番号、決済に用いるクレジット・カードのカード番号、該クレジット・カードの有効期限、希望のパスワードなどを含む。サイト側は、ユーザの端末装置から受信したデータ中のクレジット・カードのカード番号および該クレジット・カードの有効期限に基づいて、与信の判定を行う。(与信の判定は、クレジット会社へ依頼する。)与信の判定の結果として、クレジット・カードが決済に使用可能であると判定された場合に、サイト側は、そのユーザを会員として登録し、会員ID(会員番号)を通信ネットワークを介してユーザの端末装置へ送信する。ユーザは、会員IDとパスワードとを用いて、そのサイトにアクセスし、そのサイトを介してのサービスを受けることが可能となる。
【0004】
上記のような従来の会員登録の処理での、申込者を会員として登録するか否かの判断は、クレジット・カードのカード番号および有効期限のみに基づくものである。従って、或る者が他者のクレジット・カードのカード番号および有効期限を用いて容易に会員登録をすることができる欠点がある。
【0005】
また、別の会員登録の方法としては、通信ネットワークを介して会員登録の申し込みを受け付けた後に、ユーザに付与する会員IDを、電子的に通信ネットワークを介してユーザの端末装置へ送信せずに、紙等に記載して、会員登録フォームから読み出したユーザの住所へ、例えば、郵便の書留や配達記録郵便などのような配送記録を残す通信手段を用いて送る手法がある。この手法の場合、サイト側は、配送記録を基にして、会員IDを記載した書類が配送先の住所で受け取られたか否かを手作業で確認する。例えば、郵便の場合には、郵便物を受け取った者が押した受領印を検査する。サイト側は、郵便物が受け取られたことを確認した後に、ユーザを正式に会員として登録する。
【0006】
上記の手法では、ユーザが会員として登録されるまでに、ユーザ側とサイト側の双方において時間と手間がかかる欠点がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の欠点を改良するものであり、新規な会員登録の装置を提供することを目的とする。
【0008】
また、本考案は、会員登録の申込者の確認を正確かつ迅速に行うことを目的とする。
また、本考案は、会員登録を迅速且つ安全に行うことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の装置は、インターネット上に設けられたサイトの会員の登録を行う装置(1)であって、(A)インターネット(11)に接続されたコンピュータ(2)から送信された、会員登録用のフォームを要求するデータを、前記インターネットを介して受信する手段(5、8)と、(B)前記Aの手段で受信した前記会員登録用のフォームを要求する前記データに応答して、記憶手段(10)に記憶されている前記フォームのデータを前記記憶手段から読み出し、前記インターネットを介して前記コンピュータへ送信する手段(5、7)と、(C)前記コンピュータから送信された、前記フォームに従って入力された会員登録の申込者の個人情報を示す個人情報データと、クレジット・カードのカード番号を示すカード番号データとを、前記インターネットを介して受信する手段(5、8)と、(D)前記Cの手段で受信した前記個人情報データと前記カード番号データとを関連付けて記憶する手段(10)と、(E)前記コンピュータへ送信するための会員登録の申込みの受付番号を示す受付番号データを生成する手段(9)と、(F)前記Eの手段で生成された前記受付番号データを、前記Dの手段において、前記カード番号データと関連付けて記憶する手段(9、10)と、(G)前記受付番号データを、前記コンピュータへ、前記インターネットを介して送信する手段(5、7)と、(H)電話機(3)から入力されて送信された、前記受付番号データと、前記クレジット・カードの暗証番号を示す暗証番号データとを、電話回線(12)を介して受信する手段(6)と、(I)クレジット・カードの暗証番号を該クレジット・カードのカード番号に対応付けて記憶している情報処理装置(4)に、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しているか否かの判定を行わせるために、前記Hの手段で受信した前記受付番号データと関連付けされた前記カード番号データを前記Dの手段から読み出し、読み出した前記カード番号データと、前記Hの手段で受信した前記暗証番号データとを、前記情報処理装置へ、専用の通信回線(13)を介して送信する手段(9)と、(J)前記情報処理装置から送信された、前記カード番号データと前記暗証番号データとが対応しているか否かの前記判定の結果を示すデータを、前記専用の通信回線を介して受信し、前記判定の結果を示す前記データに基づいて、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応するか否かを判定する手段(9)と、(K)前記判定の結果を示すデータが、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応することを示すものであると前記Jの手段が判定した場合に、前記Cの手段で受信して前記Dの手段で記憶された前記申込者の前記個人情報データと前記カード番号データとに基づいて前記申込者を前記サイトの会員として登録し、前記判定の結果を示すデータが、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しないことを示すものであると前記Jの手段が判定した場合に、前記申込者を前記サイトの会員として登録することを拒否する手段(7、9、10)とを備える。
【0010】
本考案の装置は、上記の装置において、前記Eの手段が、前記Cの手段が前記カード番号データを受信したときに前記受付番号データを生成するように構成される。
【0011】
本考案の装置は、上記の装置において、前記Eの手段が、前記Bの手段が受信した会員登録用のフォームを要求する前記データに応答して前記受付番号データを生成するように構成され、前記Gの手段が、前記受付番号データを、前記Bの手段により送信される前記フォームの前記データと共に、前記コンピュータへ前記インターネットを介して送信するように構成される。
【0012】
本考案の装置は、インターネット上に設けられたサイトの会員の登録を行う装置(1)であって、(A)インターネット(11)に接続されたコンピュータ(2)から送信された、会員登録用のフォームを要求するデータを、前記インターネットを介して受信する手段(5、8)と、(B)前記Aの手段で受信した前記会員登録用のフォームを要求する前記データに応答して、記憶手段(10)に記憶されている前記フォームのデータを前記記憶手段から読み出し、前記インターネットを介して前記コンピュータへ送信する手段(5、7)と、(C)前記コンピュータから送信された、前記フォームに従って入力された会員登録の申込者の個人情報を示す個人情報データと、クレジット・カードのカード番号を示すカード番号データおよび有効期限示す有効期限データを含むデータとを、前記インターネットを介して受信する手段(5、8)と、(D)前記Cの手段で受信した前記個人情報データと、前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データとを関連付けて記憶する手段(10)と、(E)前記コンピュータへ送信するための会員登録の申込みの受付番号を示す受付番号データを生成する手段(9)と、(F)前記Eの手段で生成された前記受付番号データを、前記Dの手段において、前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データと関連付けて記憶する手段(9、10)と、(G)前記受付番号データを、前記コンピュータへ、前記インターネットを介して送信する手段(5、7)と、(H)電話機(3)から入力されて送信された、前記受付番号データと、前記クレジット・カードの暗証番号を示す暗証番号データとを、電話回線(12)を介して受信する手段(6)と、(I)クレジット・カードの暗証番号を該クレジット・カードのカード番号に対応付けて記憶し、且つ該クレジット・カードの有効期限を記憶している情報処理装置(4)に、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しているか否かと、前記カード番号および前記有効期限に基づいての前記クレジット・カードが決済に使用可能か否かとの判定を行わせるために、前記Hの手段で受信した前記受付番号データと関連付けされた前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データを、前記Dの手段から読み出し、読み出した前記カード番号データおよび前記有効期限データと、前記Hの手段で受信した前記暗証番号データとを、前記情報処理装置へ、専用の通信回線(13)を介して送信する手段(9)と、(J)前記情報処理装置から送信された、前記判定の結果を示すデータを、前記専用の通信回線を介して受信し、前記判定の結果を示す前記データが、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しており且つ前記クレジット・カードが決済に使用できることを示す許可データであるか、または、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しないこと又は前記クレジット・カードが決済に使用できないことを示す拒否データであるかを判定する手段(9)と、(K)前記判定の結果を示す前記データが前記許可データであると前記Jの手段が判定した場合、前記サイトにおいて商取引を行う場合の決済手段として前記クレジット・カードを使用することを決定し、前記クレジット・カードを前記決済手段として使用することを示すデータを生成し、該データと、前記Cの手段で受信して前記Dの手段で記憶された前記申込者の前記個人情報データと、前記カード番号データと、前記有効期限データとを関連付けて記憶することにより、前記申込者を前記サイトの会員として登録し、前記判定の結果を示すデータが前記拒否データであると前記Jの手段が判定した場合、前記申込者を前記サイトの会員として登録することを拒否する手段(7、9)とを備える。
【0013】
本考案の装置は、上記の装置において、前記Eの手段が、前記Cの手段が前記コンピュータから前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データを受信したときに、前記受付番号データを生成するように構成される。
【0014】
本考案の装置は、上記の装置において、前記Eの手段が、前記Bの手段が受信した会員登録用のフォームを要求する前記データに応答して前記受付番号データを生成するように構成され、前記Gの手段が、前記受付番号データを、前記Bの手段により送信される前記フォームの前記データと共に、前記コンピュータへ前記インターネットを介して送信するように構成される。
【0015】
本考案の装置は、インターネット上に設けられたサイトの会員の登録を行う装置(1)であって、(A)インターネット(11)に接続されたコンピュータ(2)から送信された、会員登録用のフォームを要求するデータを、前記インターネットを介して受信する手段(5、8)と、(B)前記Aの手段で受信した前記会員登録用のフォームを要求する前記データに応答して、記憶手段(10)に記憶されている前記フォームのデータを前記記憶手段から読み出し、前記インターネットを介して前記コンピュータへ送信する手段(5、7)と、(C)前記コンピュータから送信された、前記フォームに従って入力された会員登録の申込者の個人情報を示す個人情報データと、クレジット・カードのカード番号を示すカード番号データおよび有効期限を示す有効期限データを含むデータとを、前記インターネット(11)を介して受信する手段(5、8)と、(D)前記Cの手段で受信した前記個人情報データと、前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データとを関連付けて記憶する手段(10)と、(E)クレジット・カードの暗証番号を該クレジット・カードのカード番号に対応付けて記憶し、且つ該クレジット・カードの有効期限を記憶している情報処理装置(4)に、前記コンピュータから受信した前記カード番号データおよび前記有効期限データに基づいて、該クレジット・カードが決済に使用可能か否かの判定を行わせるために、前記Dの手段に記憶された前記カード番号データおよび前記有効期限データを読み出し、読み出した前記カード番号データおよび前記有効期限データを、前記情報処理装置へ、専用の通信回線(13)を介して送信する手段(9)と、
(F) 前記情報処理装置から送信された、前記カード番号データおよび前記有効期限データに基づく前記判定の結果を示すデータを、前記専用の通信回線を介して受信し、前記判定の結果を示す前記データが、前記クレジット・カードが決済に使用できることを示すか否かを判定する手段(9)と、(G)前記判定の結果を示す前記データが、前記クレジット・カードが決済に使用できないことを示すものであると前記Fの手段が判定した場合に、前記申込者を前記サイトの会員として登録することを拒否し、前記判定の結果を示す前記データが、前記クレジット・カードが決済に使用できることを示すものであると前記Fの手段が判定した場合に、前記コンピュータへ送信するための会員登録の申込みの受付番号を示す受付番号データを生成する手段(9)と、(H)前記Gの手段で生成された前記受付番号データを、前記Dの手段において、前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データと関連付けて記憶する手段(9、10)と、
(I) 前記受付番号データを、前記コンピュータへ、前記インターネットを介して送信する手段(5、7)と、(J)電話機(3)から入力されて送信された、前記受付番号データと、前記クレジット・カードの暗証番号を示す暗証番号データとを、電話回線(12)を介して受信する手段(6)と、(K)前記情報処理装置に、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しているか否かと、前記カード番号データおよび前記有効期限データに基づいての前記クレジット・カードが決済に使用可能か否かとの判定を行わせるために、前記Jの手段で受信した前記受付番号データと関連付けされた前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データを前記Dの手段から読み出し、読み出した前記カード番号データおよび前記有効期限データと、前記Jの手段で受信した前記暗証番号データとを、前記情報処理装置へ、前記専用の通信回線を介して送信する手段(9)と、(L)前記情報処理装置から送信された、前記判定の結果を示すデータを、前記専用の通信回線を介して受信し、前記判定の結果を示す前記データが、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しており且つ前記クレジット・カードが決済に使用できることを示す許可データであるか、または、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しないこと又は前記クレジット・カードが決済に使用できないことを示す拒否データであるかを判定する手段(9)と、(M)前記判定の結果を示す前記データが前記許可データであると前記Lの手段が判定した場合、前記サイトにおいて商取引を行う場合の決済手段として前記クレジット・カードを使用することを決定し、前記クレジット・カードを前記決済手段として使用することを示すデータを生成し、該データと、前記Cの手段で受信して前記Dの手段で記憶された前記申込者の前記個人情報データと、前記カード番号データと、前記有効期限データとを関連付けて記憶することにより、前記申込者を前記サイトの会員として登録し、前記判定の結果を示す前記データが前記拒否データであると前記Lの手段が判定した場合、前記申込者を前記サイトの会員として登録することを拒否する手段(7、9)とを備える。
【0016】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案の一実施形態の会員登録を行う装置の全体的な構成を示す。
この装置は、本考案の、通信ネットワーク上に開設されたサイトを利用するための会員登録を行う会員登録装置1と、会員登録を希望するユーザの端末装置2と、該ユーザが使用する電話機3(携帯電話等を含む)と、ユーザが所有するクレジット・カードを発行したクレジット会社(クレジット会社の情報処理装置)4とを含む。
【0017】
会員登録装置1は、Webサーバ5と、音声応答装置(IVR)6と、登録サーバ7とを備える。Webサーバ5は、会員登録に関するデータを、例えば、インターネットなどの通信ネットワーク11を介して端末装置2と通信する新規登録受付部8を備える。音声応答装置6は、会員登録に関するデータを、例えば、電話回線12を介して電話機3と通信する。登録サーバ7は、会員登録に関する処理を行う処理部9と、会員登録に関する情報を記憶する記憶部10とを備える。処理部9は、端末装置2から通信ネットワークを介して入力されたデータを新規登録受付部8を介して受信し、電話機3から電話回線を介して入力されたデータを音声応答装置6を介して受信する。また、登録サーバ7は、専用の通信回線13を介して、クレジット会社(クレジット会社の情報処理装置)4と結合されている。専用の通信回線13の例としては、NTTデータ社のCAFISというシステムが使用する通信回線があり、このシステムはこの通信回線を用いて、クレジット会社や金融機関などの金融に関連する会社間で金に関連するデータを通信する。
【0018】
端末装置2は、例えば、パーソナル・コンピュータのような、インターネット等の通信ネットワークを介して会員登録装置1とデータの通信が可能な装置であり、従来と同様に、入力装置、表示装置、記憶装置などを備える。
【0019】
クレジット会社4は、該クレジット会社4に会員として登録しているユーザの個人情報と、ユーザを識別する登録番号(クレジット・カードのカード番号)と、該登録番号に対応付けられた暗証番号とを記録している。暗証番号は、ユーザとクレジット会社の担当者のみが知るものであり、第三者(即ち、ユーザとクレジット会社の担当者以外の者)は知ることができない。
【0020】
図2および図3は、会員登録装置1の動作を示すフローチャートである。
次に、会員登録装置1の動作を、図1、図2および図3を参照して説明する。図2のステップ1において、会員登録装置1は、会員登録を希望するユーザの端末装置2から、インターネット等の通信ネットワーク11を介して、会員登録のための会員登録フォームを要求するデータを、Webサーバ5の新規登録受付部8で受信する。
【0021】
ステップ2において、会員登録装置1のWebサーバ5の新規登録受付部8は、会員登録フォームを要求するデータに応答して、通信ネットワーク11を介して端末装置2へ会員登録フォームを送信する。端末装置2は、受信した会員登録フォームを表示装置に表示する。ユーザは、入力装置を用いて、会員の登録の申し込みに必要なデータ(会員登録申込データ)を会員登録フォームに入力する。会員登録申込データは、ユーザが会員として登録された時に使用する希望の会員ID、希望のパスワード、氏名、住所、郵便番号、電話番号、生年月日、Eメール・アドレスなどを含む。会員登録フォームへの会員登録申込データの入力が完了すると、端末装置2は、通信ネットワーク11を介して、会員登録申込データを会員登録装置1へ送信する。
【0022】
ステップ3において、会員登録装置1のWebサーバ5の新規登録受付部8は、端末装置2から、ユーザにより入力された会員登録申込データを受信し、登録サーバ7の処理部9へ送信する。処理部9は、会員登録申込データ中に修正を必要とする個所があるか否かを検査する。例えば、数字を入力すべき個所に文字が入力されている等の入力エラーや、ユーザが希望する会員IDが、既に登録されている他のユーザの会員IDと重複していないか等を検査する。
【0023】
ステップ4において、処理部9が、会員登録申込データに、修正する必要がある個所があると判断した場合に、ステップ5において、処理部9は新規登録受付部8へ、会員登録申込データ中の修正を必要とする個所を指摘するデータを送信する。新規登録受付部8は、このデータに応答して、修正の必要がある個所を明示した会員登録フォームと、その個所へのデータの再入力を促すメッセージとを端末装置2へ送信する。なお、会員登録フォーム中の修正が不要である個所は、最初に入力されたデータをそのまま維持する。
【0024】
ステップ4において、処理部9が、会員登録申込データに修正が必要な個所がないと判断した場合に、ステップ6において、処理部9は、その会員登録申込データを記憶部10に記憶する。会員登録装置1は、ユーザから受信した会員登録申込データの内容、即ち、氏名や住所などの個人情報の真偽は検査せずに、このユーザを会員として登録する。ただし、この段階では、ユーザを、このサイトが提供する機能のうちの一部のみの使用を許可される準会員として登録する。この例では、準会員には、サイトのコンテンツの一部の閲覧のみが許可される。
【0025】
また、処理部9は、新規登録受付部8へ、準会員としての登録が完了した旨を示すデータを送信する。新規登録受付部8は、そのデータに応答して、端末装置2へ、ユーザが準会員として登録された旨のメッセージを送信する。
【0026】
ステップ7において、会員登録装置1のWebサーバ5の新規登録受付部8は、通信ネットワーク11を介して端末装置2へ、ユーザが、このサイトが提供するすべての機能を使用することを許可される正規の会員(正会員)として登録することを希望するか否かを意思表示させるためのフォームを送信する。この例では、正会員は決済サービスを受けられる。即ち、サイトにおいて決済を必要とする手続を行うことを許可される。例えば、サイトがネット・ショッピングのサイトである場合には、正会員は物品を購買することが可能となる。
【0027】
ユーザが正会員としての登録を希望しない場合、ユーザは、その旨を示すデータを端末装置2から会員登録装置1のWebサーバ5の新規登録受付部8へ送信する。会員登録装置1は、そのデータに応答して会員登録の処理を終了する。
【0028】
ユーザが正会員としての登録を希望する場合、ユーザは、その旨を示すデータを端末装置2から会員登録装置1へ送信する。会員登録装置1のWebサーバ5の新規登録受付部8は、ユーザが正会員としての登録を希望する旨を示すデータを受信すると、ステップ8において、正会員として登録するための正会員登録フォームを端末装置2へ送信し、表示装置に表示させる。ユーザは、端末装置2の入力装置を用いて、正会員としての登録に必要なデータ(正会員登録データ)を正会員登録フォームに入力する。正会員登録データは、ユーザのクレジット・カードのカード番号とクレジット・カードの有効期限とを含む。ユーザが正会員登録データの入力を完了すると、その正会員登録データを、端末装置2から通信ネットワーク11を介して会員登録装置1へ送信する。
【0029】
ステップ9において、会員登録装置1のWebサーバ5の新規登録受付部8は、端末装置2から、ユーザにより入力された正会員登録データを受信し、登録サーバ7の処理部9へ送信する。処理部9は、正会員登録データを、ステップ6で記憶した会員登録申込データと関連付けて記憶部10に記憶する。
【0030】
ステップ10において、処理部9は、正会員登録データからクレジット・カードのカード番号を読み出し、そのカード番号を基にして、クレジット・カードを発行したクレジット会社を判定する。
【0031】
ステップ11において、処理部9は、正会員登録データから読み出したカード番号と有効期限とを、上記ステップ10で判定したクレジット会社(クレジット会社の情報処理装置)4へ、通信回線13を介して送信し、そのクレジット会社で、そのクレジット・カード、即ち、そのクレジット・カードの所有者に関しての与信の判定を、カード番号と有効期限とに基づいて行わせる。
【0032】
ステップ12において、会員登録装置1の処理部9は、通信回線13を介してクレジット会社4から与信の判定の結果を示すデータ、即ち、ユーザのクレジット・カードが使用可能(許可)か使用不可能(拒否)かを示す与信判定結果データを受信する。
【0033】
ステップ13において、会員登録装置1の処理部9は、与信判定結果データから与信結果を読み出す。与信結果が拒否を示す場合、即ち、クレジット・カードが決済に使用できないことを示す場合に、ステップ14において、処理部9は、記憶部10に記憶されているそのユーザの会員登録申込データおよび正会員登録データに、そのユーザのクレジット・カードが決済に使用できないと判定された旨を示すデータを付加する。次いで、処理部9は、Webサーバ5の新規登録受付部8へ、正会員登録の申込みを拒否する旨を示すデータを送信する。新規登録受付部8は、そのデータに応答して、端末装置2へ、通信ネットワーク11を介して、正会員登録の申込みが拒否された旨のメッセージを送信する。このメッセージを送信後、会員登録装置1は、会員登録の処理を終了する。
【0034】
ステップ13において、与信結果が許可を示す場合、即ち、与信結果が、クレジット・カードが決済に使用できることを示す場合に、処理は図3のステップ15へ続く。
【0035】
図3のステップ15において、会員登録装置1の処理部9は、この正会員登録の申込みの受付番号を生成し、記憶部10に記憶されたこのユーザの会員登録申込データおよび正会員登録データと関連付けて記憶する。次に、処理部9は、この受付番号と、音声応答装置(IVR)6の電話番号とを、Webサーバ5の新規登録受付部8および通信ネットワーク11を介して端末装置2へ送信し、端末装置2の表示装置で表示させる。
【0036】
ユーザは、表示装置に表示された受付番号と電話番号とを、例えば、紙などに記録する。ユーザは、受付番号と電話番号とを記録すると、通信ネットワーク11を介しての端末装置2と会員登録装置1との通信を終了することができる。
【0037】
次に、ユーザは、電話回線12に結合された電話機3を用いて、音声応答装置6の電話番号へ電話する。音声応答装置6は、電話機3からの電話回線12を介しての呼び出しに応答して、電話機3との通信を開始する。音声応答装置6は、まず、電話機3のボタン(0〜9、#のボタンなど)を用いて受付番号とクレジット・カードの暗証番号とを入力する方法を説明する音声メッセージを、電話機3へ送信する。ユーザは、説明された方法に従って、受付番号とクレジット・カードの暗証番号とを電話機3から入力する。ここで、暗証番号の送信に電話回線を用いるのは、電話回線が、インターネットなどの通信ネットワークと比較して安全性および機密性が高く、従って、暗証番号が盗まれる可能性が低くなるからである。
【0038】
ステップ16において、音声応答装置6は、電話機3から、電話回線12を介して、受付番号とクレジット・カードの暗証番号とを受信する。音声応答装置6は、受付番号と暗証番号とを受信すると、電話機3へ、電話を切らずに待機することを指示するメッセージを送信する。
【0039】
次に、音声応答装置6は、電話機3から受信した受付番号と暗証番号とを、登録サーバ7の処理部9へ送信する。処理部9は、受信した受付番号を基にして、記憶部10に記憶された正会員登録データの中から、このユーザの正会員登録データを読み出し、その正会員登録データ中のクレジット・カードのカード番号と有効期限とを読み出す。次いで、処理部9は、読み出したクレジット・カードのカード番号を基にして、そのクレジット・カードを発行したクレジット会社を判別する。
【0040】
ステップ17において、登録サーバ7の処理部9は、ユーザのクレジット・カードを発行したクレジット会社4へ、クレジット・カードのカード番号、有効期限、及び暗証番号を、専用の通信回線13を介して送信する。クレジット会社4は、受信したカード番号と暗証番号とが対応するか否かの判定を行う。暗証番号は、クレジット・カードの所有者のみが知るものと想定されているので、カード番号と暗証番号とが対応した場合には、クレジット会社4でそのカード番号に対応して登録されているカード会員(クレジット会社に会員として登録している者)が、このサイトの正会員登録の申込者であると判断する。即ち、このクレジット・カードの正当な所有者がこの正会員登録の申込者であると判断する。
【0041】
クレジット会社4は、更に、カード番号および有効期限に基づいて与信の判定も行う。
次に、クレジット会社4は、カード番号と暗証番号とが対応し且つクレジット・カードが決済に使用できることを示す「許可データ」か、又は、カード番号と暗証番号とが対応しないこと又は何らかの理由(例えば、ユーザの信用がない)でクレジット・カードが決済に使用できないことを示す「拒否データ」かの何れかを含む判定結果データを、通信回線13を介して会員登録装置1へ送信する。
【0042】
この実施形態では、クレジット会社4から会員登録装置1へ送信される拒否データには、カード番号と暗証番号とが対応しなかったことを示すデータ(拒否理由データ)、又はクレジット・カードが決済に使用できないことを示す拒否理由データの何れかを含ませる。即ち、拒否データに、1つの拒否理由データのみを含ませる。従って、クレジット会社4が、カード番号と暗証番号とが対応せず且つクレジット・カードが決済に使用できないと判定した場合、即ち、上記の両方の拒否理由データを生成した場合には、クレジット会社4は、会員登録装置1へ送信する拒否データに、カード番号と暗証番号とが対応しないことを示す拒否理由データを優先して含ませる(クレジット・カードが決済に使用できないことを示す拒否理由データを含ませない)。拒否データに、クレジット・カードが決済に使用できないことを示す拒否理由データが含まれていた場合、即ち、カード番号と暗証番号とが対応しないことを示す拒否理由データが含まれていない場合には、カード番号と暗証番号とが対応したことになる。
【0043】
ステップ18において、会員登録装置1の登録サーバ7の処理部9は、クレジット会社4から判定結果データを受信する。
ステップ19において、登録サーバ7の処理部9は、判定結果データが、拒否データを含むか又は許可データを含むかを判定する。
【0044】
拒否データを含む場合には、ステップ20において、処理部9は、拒否データに含まれる拒否理由データを検査し、拒否理由データが、カード番号と暗証番号とが対応しないことを示すか否か(即ち、「暗証番号違い」であったことを示すか否か)を判定する。
【0045】
処理部9は、拒否データが、カード番号と暗証番号とが対応しないことを示す拒否理由データを含む場合に、その拒否データの受取回数をカウントし、そのカウント値を会員登録申込データおよび正会員登録データに関連付けて記憶しておく。カウント値の初期値は0であり、そのような拒否データを受け取る毎にカウント値に1を加算する。処理部9は、カウント値に1を加算後に、ステップ21へ進む。次いで、ステップ21において、処理部9は、ステップ19において、電話機3と音声応答装置6との間の接続を解除せずに3回連続して、カード番号と暗証番号とが対応しないことを示す拒否理由データを含む拒否データを受け取ったか否かを判断する。3回連続して受け取っていない場合には、ステップ22において、処理部9は、音声応答装置6および電話回線12を介して電話機3へ、受付番号と暗証番号とを再入力することを促すメッセージを送信し、ステップ16以降のステップを反復する。
【0046】
ステップ21において、ステップ19において3回連続して、カード番号と暗証番号とが対応しないことを示す拒否理由データを含む拒否データを受け取ったと判断した場合にはステップ23へ進む。ステップ23において、処理部9は、音声応答装置6および電話回線12を介して電話機3へ、正会員登録の申込みが拒否された旨のメッセージを送信する。
【0047】
処理部9は、記憶部10に記憶されたそのユーザの会員登録申込データおよび正会員登録データに関連付けて記憶したカウント値のデータ(この場合、3)はそのまま維持する。ここでは、3回連続して誤ったデータ(誤った暗証番号)が入力された場合に、電話機3と音声応答装置6との間の接続を解除し、正会員登録の処理を一旦終了するようにしたが、この回数は、任意に設定できる。また、この正会員登録を一旦終了した時点では、そのユーザのクレジット・カードが正会員登録の申込みに使用できない旨を示すデータを正会員登録データに付加しない。クレジット・カードが正会員登録の申込みに使用できない旨を示すデータは、以下に説明するように、電話機3から誤ったデータが合計で6回入力された時点(即ち、クレジット会社4から、カード番号と暗証番号とが対応しないことを示す拒否理由データを含む拒否データを6回受信した時点)で付加される。なお、この回数も任意に設定できる。
【0048】
また、上記のステップにおいて3回連続して誤った暗証番号を入力した結果として、正会員登録を拒否されたユーザ、即ち、正会員登録の処理を一旦終了されてしまったユーザや、正会員登録の申込みを途中でユーザ側から中断したユーザは、再度、正会員登録を申込むことができる。
【0049】
以前に正会員登録を拒否されたユーザや申込みを途中で中断したユーザが、前回拒否された時と同じクレジット・カードの番号を使用して上記と同様に申込みを行い、その結果として、会員登録装置1の登録サーバ7の処理部9が、クレジット会社4から、カード番号と暗証番号とが対応しないことを示す拒否理由データを含む拒否データを受け取った場合には、そのユーザに対して記憶されているカウント値に1を加算する。カード番号と暗証番号とが対応しないことを示す拒否理由データを含む拒否データをステップ19において受け取った回数の合計が6になった場合、即ち、記憶されているカウント値が6になった場合には、そのユーザが申込みに用いたクレジット・カードが正会員登録の申込みに使用できない旨を示すデータを正会員登録データに付加する。このデータが付加されると、そのクレジット・カードを用いての正会員登録ができなくなる。即ち、多数回(この実施形態では6回)にわたって誤った暗証番号を入力した申込者については、その申込者が、クレジット会社4でそのクレジット・カードのカード番号に対応して登録されているカード会員(クレジット会社に会員として登録している者)ではないと判断し、そのクレジット・カードを用いての正会員登録をできなくする。次いで、処理部9は、音声応答装置6および電話回線12を介して電話機3へ、正会員登録の申込みが拒否された旨のメッセージを送信する。
【0050】
ステップ20において、処理部9が、拒否データに、カード番号と暗証番号とが対応しないことを示す拒否理由データが含まれていないと判定した場合、即ち、拒否データに、クレジット・カードが使用できないことを示す拒否理由データが含まれている場合には、ステップ23へ進み、処理部9は、音声応答装置6および電話回線12を介して電話機3へ、正会員登録の申込みが拒否された旨のメッセージを送信し、正会員登録の処理を終了する。
【0051】
ステップ19において、判定結果データに許可データが含まれていた場合、即ち、カード番号と暗証番号とが対応し且つクレジット・カードが決済に使用できることを示す場合には、ステップ24へ進む。処理部9は、許可データに基づいて、正会員登録の申込者が、カード番号に対応してクレジット会社4に登録されているカード会員であると判断する。また、許可データは、クレジット・カードが決済に使用できることも示すので、それに基づいて、そのクレジット・カードをこのサイトにおける決済手段として使用することを決定する。処理部9は、記憶部10に記憶されたそのユーザの会員登録申込データおよび正会員登録データに、そのユーザのクレジット・カードを決済に使用することを決定した旨を示すデータを付加し、そのユーザを正会員として登録する。次いで、処理部9は、音声応答装置6および電話回線12を介して電話機3へ、ユーザが正会員として登録された旨のメッセージを送信する。この正会員としての登録により、ユーザは、サイトが提供する全ての機能を使用することを許可される。この例では、サイトにおいて決済を必要とする手続が可能となる。正会員として登録されたユーザは、例えば、サイトが提供する物やサービスを購買することが可能となり、購買した物に対する金の支払いは、自動的に、会員登録装置1の記憶部10に記憶されたユーザのクレジット・カードを用いて行われる。
【0052】
以上で、会員登録の処理が終了する。会員登録装置1の記憶部10は、会員登録装置1を上記のステップに従って動作させるためのプログラムを記憶している。
【0053】
上記の実施形態では、正会員登録のステップにおいて、第1段階として、クレジット・カードのカード番号と有効期限とを用いて与信の判定を行い、その与信の判定の結果が、クレジット・カードが決済に使用できることを示す場合に、第2段階として、クレジット・カードのカード番号と暗証番号とを用いて、登録申込者がクレジット・カードの正当な所有者(クレジット会社に登録された者)であるか否かの判定を行い、且つカード番号と有効期限とを用いて再度与信の判定を行うように構成した。
【0054】
しかし、別の実施形態として、第1段階のステップを省略することも可能である。例えば、ユーザが正会員登録を希望した場合に、まず、正会員登録の申込みのための正会員登録フォームを端末装置2へ送信する。ユーザ側では、端末装置2を用いて正会員登録フォームにクレジット・カードのカード番号と有効期限とを入力して会員登録装置1へ送信する。会員登録装置1は、カード番号と有効期限とを受信すると、受付番号を生成し、カード番号および有効期限とともに、登録サーバ7の記憶部10に記憶されたユーザの会員登録申込データと関連付けて記憶する。この時点では、カード番号と有効期限とをクレジット会社4へ送信しない。次に、その受付番号と、音声応答装置6の電話番号とを、Webサーバ5の新規登録受付部8および通信ネットワーク11を介して端末装置2へ送信し、端末装置2の表示装置で表示させる。ユーザ側は、電話機3を用いて、その受付番号とクレジット・カードの暗証番号とを、会員登録装置1の音声応答装置6へ送信する。次に、会員登録装置1は、電話機3から受信した受付番号を基にして、記憶部10に記憶しているカード番号を読み出し、そのカード番号と暗証番号とをクレジット会社4へ送信し、以下、上記の実施形態と同様の処理(カード番号と暗証番号とが対応するか否かの判定、および与信の判定を含む)を行う。
【0055】
第1段階のステップを省略する更に別の実施形態も可能である。例えば、ユーザが正会員登録を希望した場合に、まず、受付番号を生成し、登録サーバ7の記憶部10に記憶されたユーザの会員登録申込データと関連付けて記憶する。次に、正会員登録の申込みのための正会員登録フォームを端末装置2へ送信するステップにおいて、正会員登録フォームに、受付番号と、音声応答装置6の電話番号とを付加し、Webサーバ5の新規登録受付部8および通信ネットワーク11を介して端末装置2へ送信し、端末装置2の表示装置で表示させる。次に、ユーザ側で端末装置2を用いて正会員登録フォームにクレジット・カードのカード番号と有効期限とを入力して会員登録装置1へ送信し、電話機3を用いて受付番号とクレジット・カードの暗証番号とを入力して会員登録装置1へ送信する。会員登録装置1は、端末装置2から受信したカード番号と有効期限とを受付番号と関連付けて記憶する。次に、会員登録装置1は、電話機3から受信した受付番号を基にして、記憶したカード番号を読み出し、暗証番号とともにクレジット会社4へ送信し、以下、上記の実施形態と同様の処理を行う。
【0056】
また、上記の実施形態では、申込者を2種類の会員(準会員と正会員)に分類して登録したが、登録する会員の種類を1種類にすることもできる。即ち、上記の実施形態における準会員を登録せず、正会員のみを登録するように構成することもできる。
【0057】
また、クレジット・カードの代りに、デビット・カード(銀行等の金融機関が発行したキャッシュ・カード)を用いることも可能である。その場合には、クレジット・カードのカード番号と暗証番号との代りに、デビット・カード(キャッシュ・カード)のカード番号(口座番号)と暗証番号とをユーザに要求し、カード番号と暗証番号とが対応するか否かを金融機関で判定させる。
【0058】
また、上記の実施形態では、正会員登録の申込みにおいて、クレジット・カードのカード番号と暗証番号とが一致し且つ与信の判定結果が「許可」の場合にのみ正会員として登録した。しかし、別の実施形態としては、電子商取引を行わないサイトのような、クレジット・カードのカード番号の登録を必要としないサイト等の会員登録においても、申込者を確認するためにクレジット・カードのカード番号と暗証番号とを用いることができる。このような場合において、会員登録装置がクレジット会社から受信すべきデータは、クレジット・カードのカード番号と暗証番号とが対応するか否かの判定結果を示すデータのみでよい(与信の判定結果のデータは不要である)。会員登録装置は、クレジット会社から受信した判定結果データが、クレジット・カードのカード番号と暗証番号とが対応することを示す場合に、ユーザを会員として登録し、対応しないことを示す場合にはユーザを会員として登録しないようにする。また、個人を識別する登録番号と、該登録番号に対応付けられる暗証番号とを記録し、会員登録側からの要求に応じて、申込者から受け取った登録番号と暗証番号とが対応するか否かを検査するシステムがあれば、そのシステムを用いることも可能である。即ち、そのシステムにおける登録番号および該登録番号に対応付けられる暗証番号を、クレジット・カードのカード番号および暗証番号の代りに用いることが可能である。
【0059】
また、上記の実施形態では、会員登録装置1とクレジット会社の情報処理装置4とを通信回線13で結合しているが、会員登録装置1とクレジット会社の情報処理装置4とを一体化することも可能である。
【0060】
また、上記の実施形態では、ユーザ側から会員登録装置1へ、クレジット・カードのカード番号を通信ネットワーク11を介して送信し、暗証番号を電話回線12を介して送信するように構成した。しかし、安全性および機密性の高い適当な通信手段であれば、その通信手段を、暗証番号をユーザ側から会員登録装置へ送信すために使用してもよい。
【0061】
【考案の効果】
本考案では、通信ネットワーク上に設けられたサイトの会員登録を行うために、(1)予め、個人を確認するための第三者も認識可能な第1の情報と、該第1の情報と対応し且つ第三者が認識不可能な第2の情報とを記憶しておき、(2)会員登録の申込者から、第1の情報を受け取り、(3)申込者から、第2の情報を受け取り、(4)予め記憶している第1の情報と第2の情報とに基づいて、申込者から受け取った第1の情報と第2の情報とが対応するか否かの判定を行い、(5)申込者から受け取った第1の情報と第2の情報とが対応する場合に、申込者を第1の情報に基づいて会員登録し、対応しない場合に、会員登録しないように構成した。
【0062】
第2の情報(暗証番号)は、予め第1の情報と第2の情報とを記憶させている個人のみが知るものであるので、会員登録の申込みの際に、第1の情報(例えば、クレジット・カードのカード番号)と、第2の情報(例えば、カード番号に対応付けられた暗証番号)とが対応するか否かを検査することにより、申込者が第1の情報で確認可能な個人であることが判別でき、本人確認が正確かつ迅速に行える効果がある。
【0063】
また、第1の情報と第2の情報を通信媒体を介して受け取るようにしたこと、および会員登録の処理に手作業で行う手順が含まれないことにより、会員登録の処理が高速化される効果がある。
【0064】
また、第1の情報がクレジット・カードのカード番号であり、第2の情報がクレジット・カードの暗証番号である場合には、会員登録の申込者がクレジット・カードの正当な所有者か否かを判別できるので、正当な所有者以外がクレジット・カードを悪用して会員登録を行うことを防止できる効果がある。
【0065】
また、第1の情報と第2の情報とを別々の通信媒体を介して受け取るようにしたことにより、他者(ハッカー等)により情報が盗み取られにくくなり、セキュリティが強化される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の一実施形態の会員登録の手続を行う装置の全体的な構成を示す。
【図2】図2は、会員登録装置の動作を示すフローチャートであり、このフローチャートは図4へ続く。
【図3】図3は、図2のフローチャートから続く会員登録装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 会員登録装置、2 端末装置、3 電話機、4 クレジット会社の情報処理装置、5 Webサーバ、6 音声応答装置、7 登録サーバ、8 新規登録受付部、9 処理部、10 記憶部、11 通信ネットワーク、12 電話回線、13 通信回線
Claims (7)
- インターネット上に設けられたサイトの会員の登録を行う装置であって、
(A) インターネットに接続されたコンピュータから送信された、会員登録用のフォームを要求するデータを、前記インターネットを介して受信する手段と、
(B) 前記Aの手段で受信した前記会員登録用のフォームを要求する前記データに応答して、記憶手段に記憶されている前記フォームのデータを前記記憶手段から読み出し、前記インターネットを介して前記コンピュータへ送信する手段と、
(C) 前記コンピュータから送信された、前記フォームに従って入力された会員登録の申込者の個人情報を示す個人情報データと、クレジット・カードのカード番号を示すカード番号データとを、前記インターネットを介して受信する手段と、
(D) 前記Cの手段で受信した前記個人情報データと前記カード番号データとを関連付けて記憶する手段と、
(E) 前記コンピュータへ送信するための会員登録の申込みの受付番号を示す受付番号データを生成する手段と、
(F) 前記Eの手段で生成された前記受付番号データを、前記Dの手段において、前記カード番号データと関連付けて記憶する手段と、
(G) 前記受付番号データを、前記コンピュータへ、前記インターネットを介して送信する手段と、
(H) 電話機から入力されて送信された、前記受付番号データと、前記クレジット・カードの暗証番号を示す暗証番号データとを、電話回線を介して受信する手段と、
(I) クレジット・カードの暗証番号を該クレジット・カードのカード番号に対応付けて記憶している情報処理装置に、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しているか否かの判定を行わせるために、前記Hの手段で受信した前記受付番号データと関連付けされた前記カード番号データを前記Dの手段から読み出し、読み出した前記カード番号データと、前記Hの手段で受信した前記暗証番号データとを、前記情報処理装置へ、専用の通信回線を介して送信する手段と、
(J) 前記情報処理装置から送信された、前記カード番号データと前記暗証番号データとが対応しているか否かの前記判定の結果を示すデータを、前記専用の通信回線を介して受信し、前記判定の結果を示す前記データに基づいて、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応するか否かを判定する手段と、
(K) 前記判定の結果を示すデータが、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応することを示すものであると前記Jの手段が判定した場合に、前記Cの手段で受信して前記Dの手段で記憶された前記申込者の前記個人情報データと前記カード番号データとに基づいて前記申込者を前記サイトの会員として登録し、前記判定の結果を示すデータが、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しないことを示すものであると前記Jの手段が判定した場合に、前記申込者を前記サイトの会員として登録することを拒否する手段と
を備える装置。 - 前記Eの手段は、前記Cの手段が前記カード番号データを受信したときに前記受付番号データを生成する、請求項1に記載の装置。
- 前記Eの手段は、前記Bの手段が受信した会員登録用のフォームを要求する前記データに応答して前記受付番号データを生成し、
前記Gの手段は、前記受付番号データを、前記Bの手段により送信される前記フォームの前記データと共に、前記コンピュータへ前記インターネットを介して送信する、
請求項1に記載の装置。 - インターネット上に設けられたサイトの会員の登録を行う装置であって、
(A) インターネットに接続されたコンピュータから送信された、会員登録用のフォームを要求するデータを、前記インターネットを介して受信する手段と、
(B) 前記Aの手段で受信した前記会員登録用のフォームを要求する前記データに応答して、記憶手段に記憶されている前記フォームのデータを前記記憶手段から読み出し、前記インターネットを介して前記コンピュータへ送信する手段と、
(C) 前記コンピュータから送信された、前記フォームに従って入力された会員登録の申込者の個人情報を示す個人情報データと、クレジット・カードのカード番号を示すカード番号データおよび有効期限示す有効期限データを含むデータとを、前記インターネットを介して受信する手段と、
(D) 前記Cの手段で受信した前記個人情報データと、前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データとを関連付けて記憶する手段と、(E) 前記コンピュータへ送信するための会員登録の申込みの受付番号を示す受付番号データを生成する手段と、
(F) 前記Eの手段で生成された前記受付番号データを、前記Dの手段において、前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データと関連付けて記憶する手段と、
(G) 前記受付番号データを、前記コンピュータへ、前記インターネットを介して送信する手段と、
(H) 電話機から入力されて送信された、前記受付番号データと、前記クレジット・カードの暗証番号を示す暗証番号データとを、電話回線を介して受信する手段と、
(I) クレジット・カードの暗証番号を該クレジット・カードのカード番号に対応付けて記憶し、且つ該クレジット・カードの有効期限を記憶している情報処理装置に、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しているか否かと、前記カード番号および前記有効期限に基づいての前記クレジット・カードが決済に使用可能か否かとの判定を行わせるために、前記Hの手段で受信した前記受付番号データと関連付けされた前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データを、前記Dの手段から読み出し、読み出した前記カード番号データおよび前記有効期限データと、前記Hの手段で受信した前記暗証番号データとを、前記情報処理装置へ、専用の通信回線を介して送信する手段と、
(J) 前記情報処理装置から送信された、前記判定の結果を示すデータを、前記専用の通信回線を介して受信し、前記判定の結果を示す前記データが、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しており且つ前記クレジット・カードが決済に使用できることを示す許可データであるか、または、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しないこと又は前記クレジット・カードが決済に使用できないことを示す拒否データであるかを判定する手段と、
(K) 前記判定の結果を示す前記データが前記許可データであると前記Jの手段が判定した場合、前記サイトにおいて商取引を行う場合の決済手段として前記クレジット・カードを使用することを決定し、前記クレジット・カードを前記決済手段として使用することを示すデータを生成し、該データと、前記Cの手段で受信して前記Dの手段で記憶された前記申込者の前記個人情報データと、前記カード番号データと、前記有効期限データとを関連付けて記憶することにより、前記申込者を前記サイトの会員として登録し、前記判定の結果を示すデータが前記拒否データであると前記Jの手段が判定した場合、前記申込者を前記サイトの会員として登録することを拒否する手段と
を備える装置。 - 前記Eの手段は、前記Cの手段が前記コンピュータから前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データを受信したときに、前記受付番号データを生成する、請求項4に記載の装置。
- 前記Eの手段は、前記Bの手段が受信した会員登録用のフォームを要求する前記データに応答して前記受付番号データを生成し、
前記Gの手段は、前記受付番号データを、前記Bの手段により送信される前記フォームの前記データと共に、前記コンピュータへ前記インターネットを介して送信する、
請求項4に記載の装置。 - インターネット上に設けられたサイトの会員の登録を行う装置であって、
(A) インターネットに接続されたコンピュータから送信された、会員登録用のフォームを要求するデータを、前記インターネットを介して受信する手段と、
(B) 前記Aの手段で受信した前記会員登録用のフォームを要求する前記データに応答して、記憶手段に記憶されている前記フォームのデータを前記記憶手段から読み出し、前記インターネットを介して前記コンピュータへ送信する手段と、
(C) 前記コンピュータから送信された、前記フォームに従って入力された会員登録の申込者の個人情報を示す個人情報データと、クレジット・カードのカード番号を示すカード番号データおよび有効期限を示す有効期限データを含むデータとを、前記インターネットを介して受信する手段と、
(D) 前記Cの手段で受信した前記個人情報データと、前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データとを関連付けて記憶する手段と、
(E) クレジット・カードの暗証番号を該クレジット・カードのカード番号に対応付けて記憶し、且つ該クレジット・カードの有効期限を記憶している情報処理装置に、前記コンピュータから受信した前記カード番号データおよび前記有効期限データに基づいて、該クレジット・カードが決済に使用可能か否かの判定を行わせるために、前記Dの手段に記憶された前記カード番号データおよび前記有効期限データを読み出し、読み出した前記カード番号データおよび前記有効期限データを、前記情報処理装置へ、専用の通信回線を介して送信する手段と、
(F) 前記情報処理装置から送信された、前記カード番号データおよび前記有効期限データに基づく前記判定の結果を示すデータを、前記専用の通信回線を介して受信し、前記判定の結果を示す前記データが、前記クレジット・カードが決済に使用できることを示すか否かを判定する手段と、
(G) 前記判定の結果を示す前記データが、前記クレジット・カードが決済に使用できないことを示すものであると前記Fの手段が判定した場合に、前記申込者を前記サイトの会員として登録することを拒否し、前記判定の結果を示す前記データが、前記クレジット・カードが決済に使用できることを示すものであると前記Fの手段が判定した場合に、前記コンピュータへ送信するための会員登録の申込みの受付番号を示す受付番号データを生成する手段と、
(H) 前記Gの手段で生成された前記受付番号データを、前記Dの手段において、前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データと関連付けて記憶する手段と、
(I) 前記受付番号データを、前記コンピュータへ、前記インターネットを介して送信する手段と、
(J) 電話機から入力されて送信された、前記受付番号データと、前記クレジット・カードの暗証番号を示す暗証番号データとを、電話回線を介して受信する手段と、
(K) 前記情報処理装置に、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しているか否かと、前記カード番号データおよび前記有効期限データに基づいての前記クレジット・カードが決済に使用可能か否かとの判定を行わせるために、前記Jの手段で受信した前記受付番号データと関連付けされた前記カード番号データおよび前記有効期限データを含む前記データを前記Dの手段から読み出し、読み出した前記カード番号データおよび前記有効期限データと、前記Jの手段で受信した前記暗証番号データとを、前記情報処理装置へ、前記専用の通信回線を介して送信する手段と、
(L) 前記情報処理装置から送信された、前記判定の結果を示すデータを、前記専用の通信回線を介して受信し、前記判定の結果を示す前記データが、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しており且つ前記クレジット・カードが決済に使用できることを示す許可データであるか、または、前記コンピュータから受信した前記カード番号データと前記電話機から受信した前記暗証番号データとが対応しないこと又は前記クレジット・カードが決済に使用できないことを示す拒否データであるかを判定する手段と、
(M) 前記判定の結果を示す前記データが前記許可データであると前記Lの手段が判定した場合、前記サイトにおいて商取引を行う場合の決済手段として前記クレジット・カードを使用することを決定し、前記クレジット・カードを前記決済手段として使用することを示すデータを生成し、該データと、前記Cの手段で受信して前記Dの手段で記憶された前記申込者の前記個人情報データと、前記カード番号データと、前記有効期限データとを関連付けて記憶することにより、前記申込者を前記サイトの会員として登録し、前記判定の結果を示す前記データが前記拒否データであると前記Lの手段が判定した場合、前記申込者を前記サイトの会員として登録することを拒否する手段と
を備える装置。
Priority Applications (1)
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JP2002008159U JP3096874U6 (ja) | 2002-12-24 | 会員登録のための装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002008159U JP3096874U6 (ja) | 2002-12-24 | 会員登録のための装置 |
Related Parent Applications (1)
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JP2000191117A Continuation JP2002007893A (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | 会員登録の方法および装置 |
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