JP3309948B2 - 消音器の支持構造 - Google Patents

消音器の支持構造

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JP3309948B2 JP05321196A JP5321196A JP3309948B2 JP 3309948 B2 JP3309948 B2 JP 3309948B2 JP 05321196 A JP05321196 A JP 05321196A JP 5321196 A JP5321196 A JP 5321196A JP 3309948 B2 JP3309948 B2 JP 3309948B2
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克之 岡田
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消音器をブラケッ
トを介して車体側に支持するための消音器の支持構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車では、消音器をブラケッ
トを介して車体側に支持することが行われており、従
来、このような消音器の支持構造として、例えば、実開
平2−121386号公報,特開平2−286818号
公報等に開示されるものが知られている。
【0003】図3は、実開平2−121386号公報に
開示される消音器の支持構造を示すもので、この消音器
の支持構造では、消音器11の端板13に第1のブラケ
ット15が溶接Wにより固定され、第1のブラケット1
5が、緩衝部材17および第2のブラケット19を介し
て、車体側に固定される第3のブラケット21に固定さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た消音器の支持構造では、第1のブラケット15を消音
器15の端板13に溶接Wのみにより固定しているた
め、消音器11の全重量が溶接部に作用し、端板13の
肉厚が薄くなると溶接部が破壊する虞があるという問題
があった。
【0005】また、端板13の肉厚が薄くなると、アー
ク溶接では溶接部位に溶接穴等が形成され、溶接が困難
になるという問題があった。本発明は、かかる従来の問
題を解決するためになされたもので、端板に負荷をかけ
ることなく消音器を確実に支持することができる消音器
の支持構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の消音器の支持
構造は、端板からマフラーパイプを突出してなる消音器
を、ブラケットを介して車体側に支持する消音器の支持
構造において、板状ブラケットに形成される貫通孔に前
記マフラーパイプを挿通するとともに、前記板状ブラケ
ットを前記端板に接合し、前記板状ブラケットに棒状ブ
ラケットを固定してなることを特徴とする。
【0007】請求項2の消音器の支持構造は、請求項1
記載の消音器の支持構造において、前記板状ブラケット
の貫通孔に沿って前記端板と反対側に突出する環状突部
を形成してなることを特徴とする。
【0008】(作用)請求項1の消音器の支持構造で
は、板状ブラケットに形成される貫通孔にマフラーパイ
プを挿通したので、消音器の全重量がマフラーパイプを
介して板状ブラケットに支持される。
【0009】また、板状ブラケットを端板に接合したの
で、板状ブラケットがマフラーパイプに沿って移動する
ことが阻止される。請求項2の消音器の支持構造では、
板状ブラケットの貫通孔に沿って端板と反対側に突出す
る環状突部を形成したので、環状突部により板状ブラケ
ットの倒れが防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す
実施形態について説明する。図1は、本発明の消音器の
支持構造の第1の実施形態を示すもので、図において符
号31は、消音器33を形成する楕円筒状の消音器本体
を示している。消音器本体31の両端には、端板35が
巻き締めされ巻き締め部36が形成されている。
【0011】この端板35は、ステンレス鋼からなり、
例えば、0.6〜1.0mm程度の肉厚とされている。端
板35には、マフラーパイプ37が挿通されている。図
において、符号39は、板状ブラケットを示している。
この板状ブラケット39は、ステンレス鋼からなり、例
えば、1〜2mm程度の肉厚とされている。
【0012】板状ブラケット39は、略円形形状をして
おり、中央に貫通孔39aが形成されている。この貫通
孔39aには、マフラーパイプ37が嵌挿されている。
そして、板状ブラケット39が、スポット溶接Sにより
端板35に接合されている。
【0013】板状ブラケット39の一側には、取付部3
9bが形成され、この取付部39bに棒状ブラケット4
1がカシメ固定されている。以上のように構成された消
音器の支持構造では、板状ブラケット39に形成される
貫通孔39aにマフラーパイプ37を嵌挿したので、消
音器33の全重量がマフラーパイプ37を介して板状ブ
ラケット39に支持されることになり、端板35に負荷
をかけることなく消音器33を確実に支持することがで
きる。
【0014】また、板状ブラケット39を端板35にス
ポット溶接Sにより接合したので、板状ブラケット39
がマフラーパイプ37に沿って移動することを確実に防
止することができる。そして、特に、上述した消音器の
支持構造では、消音器33の略全重量がマフラーパイプ
37を介して板状ブラケット39に支持されるため、ス
ポット溶接S部に作用する荷重は非常に小さいものとな
り、端板35の肉厚が薄くなった場合にも、スポット溶
接S部が破壊することはない。
【0015】また、板状ブラケット39を端板35にス
ポット溶接Sにより接合したので、アーク溶接の場合の
ように、溶接部位に溶接穴等が形成されることもない。
図2は、本発明の消音器の支持構造の第2の実施形態の
要部を示すもので、この実施形態では、端板35の貫通
孔35aに沿って外側に突出する環状突部35bが形成
され、この環状突部35b内にマフラーパイプ37が嵌
挿されている。
【0016】また、板状ブラケット39の貫通孔39a
に沿って端板35と反対側に突出する環状突部39cが
形成されている。そして、板状ブラケット39の貫通孔
39aに、端板35の環状突部35bが嵌挿されてい
る。この実施形態では、図2に二点鎖線で示したよう
に、板状ブラケット39の一側が外側に傾こうとする
と、環状突部39cにより倒れが防止される。
【0017】従って、板状ブラケット39の倒れ時に、
板状ブラケット39が端板35から剥離しようとする力
を低減することができる。また、上述した消音器の支持
構造では、端板35の貫通孔35aに沿って外側に突出
して形成される環状突部35bを介して、板状ブラケッ
ト39をマフラーパイプ37に支持するようにしたの
で、板状ブラケット39をより強固に支持することがで
きる。
【0018】なお、上述した実施形態では、端板27を
一枚の板材により形成した例について説明したが、本発
明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例え
ば、0.3〜0.5mm程度の薄肉の板材を2枚重ねて形
成しても良い。また、上述した実施形態では、スポット
溶接により板状ブラケット39を端板35に接合した例
について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定さ
れるものではなく、例えば、リベット,接着剤等により
接合しても良い。
【0019】さらに、上述した実施形態では、板状ブラ
ケット39の取付部39bに棒状ブラケット41をカシ
メ固定した例について説明したが、本発明はかかる実施
形態に限定されるものではなく、例えば、溶接により固
定しても良い。また、マフラーパイプ37は、排ガス流
入側のマフラーパイプでも良く、排ガス流出側のマフラ
ーパイプでも良い。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の消音器の
支持構造では、板状ブラケットに形成される貫通孔にマ
フラーパイプを嵌挿したので、消音器の全重量がマフラ
ーパイプを介して板状ブラケットに支持されることにな
り、端板に負荷をかけることなく消音器を確実に支持す
ることができる。
【0021】また、板状ブラケットを端板に接合したの
で、板状ブラケットがマフラーパイプに沿って移動する
ことを確実に防止することができる。請求項2の消音器
の支持構造では、板状ブラケットの貫通孔に沿って端板
と反対側に突出する環状突部を形成したので、環状突部
により板状ブラケットの倒れが防止され、この結果、板
状ブラケットの倒れ時に、板状ブラケットが端板から剥
離しようとする力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消音器の支持構造の第1の実施形態を
示す斜視図である。
【図2】本発明の消音器の支持構造の第2の実施形態の
要部を示す断面図である。
【図3】従来の消音器の支持構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
33 消音器 35 端板 37 マフラーパイプ 39 板状ブラケット 39a 貫通孔 39c 環状突部 41 棒状ブラケット
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 7/00 B60K 13/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端板(35)からマフラーパイプ(3
    7)を突出してなる消音器(33)を、ブラケット(3
    9,41)を介して車体側に支持する消音器の支持構造
    において、 板状ブラケット(39)に形成される貫通孔(39a)
    に前記マフラーパイプ(37)を挿通するとともに、前
    記板状ブラケット(39)を前記端板(35)に接合
    し、前記板状ブラケット(39)に棒状ブラケット(4
    1)を固定してなることを特徴とする消音器の支持構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の消音器の支持構造におい
    て、 前記板状ブラケット(39)の貫通孔(39a)に沿っ
    て前記端板(35)と反対側に突出する環状突部(39
    c)を形成してなることを特徴とする消音器の支持構
    造。
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