JP3309109B2 - 米菓の製造法 - Google Patents

米菓の製造法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は米菓の製造法、更に詳し
くは米菓の風味を変えないでワキシ−コ−ンスタ−チを
約10重量%以上含有する米菓の製造法であって、乾燥
時や焼成時のひび割れを防止しうる米菓の製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】糯米、粳米を原料とするあられ、おか
き、せんべいなどの米菓は、特有の風味とサクサク感、
カリカリ感、バリバリ感などで表現される食感によって
広く賞味されている伝統食品である。ところが、最近の
米菓は、米菓生地の硬化時間を短縮する、ソフト感のあ
る米菓を得る、或いは米菓のコストを低減するなどの目
的で構成成分としてワキシ−コ−ンスタ−チを使用し、
しかもその添加量が主原料として約10重量%を越える
場合が多くなり、これに伴って米菓を製造する際に、乾
燥時や焼成時における米菓生地のひび割れの度合が高く
なるという問題が生じている。
【0003】米菓の主原料である米の主成分が澱粉質で
あることから澱粉及び澱粉質を含む物質を使用して米菓
の品質を改善する為の提案は多く、例えば、低温登塾地
帯糯米にワキシ−コ−ンスタ−チ、小麦澱粉や白糠など
を使用して餅生地の老化を促進した米菓の製造法(特開
昭52−102465号),糯米またはその粉砕物に粳
米、その他の穀粒またはそれらの澱粉を加え、全澱粉中
のアミロ−ス含有量を1〜4%にしたもち生地を使用し
てソフトな米菓を得る技術(特開平3−201948
号)、米または米粉を主原料とする米菓に米澱粉、及び
その加工品を使用してソフト、浮きが良い、口溶けを改
善をした米菓を得る方法(特開平3−187346号)
などが提案されている。
【0004】しかし乍らこれら従来の手段では乾燥時や
焼成時における米菓生地のひび割れを防止する効果は見
られない。
【0005】また、澱粉を糊化後一部をβ化させた老化
加工澱粉を使用する米菓の製造法(特開昭56−451
58号)は、蒸米時におけるドウ物性の強化と餅生地を
冷蔵放置する時間を短縮化し、ワキシ−コ−ンスタ−チ
を使用する米菓にも効果があると記載されているが、そ
の製造方法が澱粉をエクストル−ダ−などを用いてアル
ファ−化後、冷蔵庫などで老化させたものを粉砕すると
いう極めて煩雑な工程が必要であって、実用的でなく、
更に乾燥時や焼成時における米菓生地のひび割れを防止
するものでなかった。
【0006】乾燥時や焼成時における米菓生地のひび割
れの問題を解決する為に、米菓生地の乾燥に遠赤外線を
用いて材料の表面と内部の乾燥ムラをなくして、ひび割
れを防止する方法(特開昭61−242545号)が開
示されているが、設備投資に費用がかかる、工程が増加
するという問題があった。
【0007】また従来の機械を利用した方法では、米粉
に有機酸のアルカリ塩を使用して、米菓のひび割れや破
損を防止する方法(特開平3−216155)が提案さ
れているが、米菓の構成成分である澱粉などとは全く異
質の添加物を使用している為に米菓の風味を損なうとい
う欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、主原料としてワキシ−コ−ンスタ−チを約
10重量%以上使用する米菓の製造に際し、乾燥時や焼
成時におけるひび割れを防止して、品質低下や歩留低下
を改善した米菓を簡便に製造し得る方法を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決する為の手段】本発明者等は、上記の課題
を解決する為に種々の検討を加えた結果、主原料として
ワキシ−コ−ンスタ−チを約10重量%以上使用する米
菓の製造の際、特定の原料澱粉からなるアセチル化澱粉
及び/又はヒドロキシプロピル化澱粉、好ましくはこれ
らと更に架橋タピオカ澱粉を併用した加工澱粉を使用す
ることによって、米菓独特の風味や食感を損なうことな
く、米菓製造の際の乾燥時や焼成時における米菓生地の
ひび割れを著しく改善できるという知見を得て本発明を
完成するに至った。
【0010】本発明の米菓とは、米、米粉、ワキシ−コ
ンスタ−チを主原料とし、主原料としてワキシ−コ−ン
スタ−チを約10重量%以上使用して製造される米菓を
指称し、あられ、おかきなどのように糯米や糯米粉を主
体としたものを糯米菓、せんべいなどのように粳米や粳
米粉を主体としたものを粳米菓とする。
【0011】主原料の構成分として用いられるワキシ−
コ−ンスタ−チは米菓生地の硬化時間の短縮、ソフト感
のある米菓を得る目的、或いは米菓のコストダウンなど
を目的として使用されるもので、その使用量が少量の場
合は大きな問題も生じないが、一方では使用した効果が
発揮しにくいこと及びコストダウンの効果が少ないこと
から、必然的にその使用量が多くなってきている。ワキ
シ−コ−ンスタ−チの使用量が多く、即ち主原料に対し
てその使用量が概ね10重量%以上使用するとその使用
効果は明確になるが、すでにのべた通り一方で米菓生地
の乾燥時や焼成時におけるひび割れが多発するという問
題が発生する。
【0012】米菓生地のひび割れは、主として乾燥時や
焼成時に生じ、その度合が小さく表面の亀裂程度でも味
つけ剤のしみ込みが多くなり、品質の低下を招くなどの
問題が生じ、これが更に進行した形のひび割れによる破
損に至ると、直接米菓の歩留低下を招くことになる。
【0013】本発明で述べるひび割れとは、これら一連
のひび割れによる問題点を包括し、一般に、表面の亀裂
を多く生じることはそれが進行したひび割れによる破損
が多くなることに継がる。従って、破損を減少させるこ
とは、これらひび割れ全体を減少させることになる。
【0014】本発明は、このような問題を有する主原料
としてワキシ−コ−ンスタ−チを約10重量%以上使用
する米菓の製造に特定の加工澱粉を添加することによっ
て、米菓の風味や食感を損なうことなく米菓生地のひび
割れを防止して破損率を顕著に改善する新規な米菓の製
造法を提供するものである。
【0015】本発明でいう加工澱粉とは、タピオカ澱
粉、サゴ澱粉、馬鈴薯澱粉及びワキシ−コ−ンスタ−チ
から選ばれた一種又は2種以上の原料澱粉から製造され
たアセチル化澱粉及び/又はヒドロキシプロピル化澱粉
100重量部に対し、架橋タピオカ澱粉0〜100重量
部から構成される。主原料としてワキシ−コ−ンスタ−
チを約10重量%以上使用する米菓原料の中でも、その
使用量が比較的少ない場合、即ちワキシ−コ−ンスタ−
チの使用量が概ね10〜20重量%の場合は、該アセチ
ル化澱粉や該ヒドロキシプロピル化澱粉を単独に用いて
も良いし、架橋タピオカ澱粉を適宜、併用してもその効
果は殆ど変わらないが、ワキシ−コ−ンスタ−チの使用
量が多くなるに従って米菓生地のひび割れは多くなる傾
向にあり、その使用量が約20重量%より多い場合は、
架橋タピオカ澱粉を併用することにより相乗効果が発揮
されてより好ましい。
【0016】該アセチル化澱粉は、無水酢酸や酢酸ビニ
ルモノマ−などの通常のアセチル化剤、該ヒドロキシプ
ロピル化澱粉はプロピレンオキサイドなどの薬品のもの
を使用し、常法に従って製造され、その置換度(無水グ
ルコ−ス残基1モル当たりの官能基のモル数)が0.0
1〜0.2であることが望ましい。置換度が0.01未
満のものでは、米菓生地のひび割れ防止効果が弱く、置
換度が0.2を越えても効果的に殆ど変わらず、むしろ
製造面で経済的でない。
【0017】また該アセチル化澱粉や該ヒドロキシプロ
ピル化澱粉には、エピクロルヒドリン、トリメタリン酸
塩、ヘキサメタリン酸塩、オキシ塩化リンなどの通常の
架橋剤を用いて、同時または別々に適度に架橋した架橋
アセチル化澱粉や架橋ヒドロキシプロピル化澱粉も包含
され、これらを使用しても本発明の所期の目的である米
菓生地のひび割れ防止効果は十分に付与される。
【0018】ここで、適度な架橋とは、5%濃度の粘度
が約2000cp以下にならない程度に架橋することを
意味し、5%濃度の粘度は、該当試料10gと水190
gを200cc容ビ−カ−に秤取し、沸騰浴中で品温が
90℃まで加熱後冷却し、蒸発水分を補充してB型粘度
計を用いて30℃で測定した値である。一方、本発明以
外の原料澱粉から製造されるアセチル化澱粉やヒドロキ
シプロピル化澱粉では、米菓生地のひび割れを防止する
効果は殆ど認められない。
【0019】また、架橋タピオカ澱粉は、タピオカ澱粉
を原料にして前述の架橋剤を用いて製造され、これらの
中でも前述の方法で5%濃度の粘度が約10〜1000
cpになるように架橋した架橋澱粉がより効果的であ
る。一方、タピオカ澱粉以外を原料とする架橋澱粉では
米菓生地のひび割れ防止効果が低下する。
【0020】本発明に使用する加工澱粉の添加量は、米
菓の種類などによって変化するが、主原料としてワキシ
−コ−ンスタ−チを約10重量%以上含有する米菓を製
造する際に、主原料に対し5〜95重量%程度が適当
で、その添加量が5重量%未満でも、95重量%を越え
ても効果が劣る。
【0021】また、本発明の加工澱粉における架橋タピ
オカ澱粉の割合は、ワキシ−コ−ンスタ−チの使用量に
よって変わり、該アセチル化澱粉及び/又は該ヒドロキ
シプロピル化澱粉100重量部に対して0〜100重量
部、好ましくは10〜90重量部である。その添加割合
が100重量部を越えると本発明の効果に劣る。また、
ワキシ−コ−ンスタ−チの使用量の少ない米菓では、架
橋タピオカ澱粉を必ずしも必要としないが、ワキシ−コ
−ンスタ−チの使用量が約20重量%以上の米菓では、
架橋タピオカ澱粉を併用することによってその相乗効果
が見られ、米菓のひび割れを防止する上でより効果的
で、その際の添加割合は10〜90重量部において相乗
効果が顕著である。
【0022】本発明の米菓の製造は、従来の方法に従っ
て行うことができる。即ち、米、米粉、ワキシ−コ−ン
スタ−チなどの主原料と加工澱粉を同時または別々に蒸
し、又は蒸れん後、搗砕して均一に混合した生地を、糯
米菓の場合は冷蔵硬化させてから切削、粳米菓の場合は
水冷後の生地を板状に引き伸ばした後、型抜整形し、乾
燥、焼成、味つけ、仕上げ乾燥を経て米菓が製造され
る。
【0023】通常、糯米菓の場合、整形した生地を比較
的低温の熱風で長時間、或いは温度をすこしづつ上昇さ
せながら水分20%程度まで、米菓生地のひび割れに注
意しながら、乾燥するので、乾燥に時間がかかり、しか
もひび割れが多発していたが、本発明の加工澱粉を使用
すると、より高温の乾燥を可能にし、乾燥時間を短縮し
ても米菓生地のひび割れを防止することが可能になっ
た。
【0024】また、粳米菓の場合は、糯米菓と異なり、
アミロ−ス含量が多くてそのまま焼成するとよりひび割
れしやすい特性がある為、水分20%程度に乾燥した
後、ねかせ工程を取り、更に水分10%程度まで乾燥し
てから焼成する必要があったが、本発明の加工澱粉を用
いると、直接水分10%程度まで乾燥してもひび割れを
防止することができた。
【0025】このように本発明の加工澱粉を用いた米菓
は、乾燥時間を短縮しても米菓生地のひび割れを防止す
ることに効果があり、その後にも発生する焼成時の米菓
生地のひび割れを防止することにも好結果をもたらし
た。
【0026】以下に本発明の詳細を参考例、実施例でも
って示すが、これらの例に於いて、部は重量部を示す。
【0027】
【参考例1】25℃の水120部に、それぞれ表1に示
す原料澱粉100部を分散したスラリ−を4点用意し、
撹拌下でそれぞれに3%水酸化ナトリウム溶液16.7
部を添加し、酢酸ビニ−ルモノマ−2〜5部を加えて3
0分間反応させた後、硫酸で中和し、水洗、脱水、乾燥
して試料No.1〜No.4のアセチル化澱粉を得た。
その置換度を表1に示した。
【0028】
【表1】
【0029】
【参考例2】水120部に硫酸ナトリウム20部を溶解
した溶液に、馬鈴薯澱粉とタピオカ澱粉をそれぞれ10
0部づつ分散し、撹拌下でそれぞれに4%水酸化ナトリ
ウム溶液30部を添加し、プロピレンオキサイド2.5
部と4部を添加して41℃で20時間反応させた後、硫
酸で中和し、水洗、脱水、乾燥して試料No.5とN
o.6のヒドロキシプロピル化澱粉を得た。その置換度
を表2に示した。
【0030】
【表2】
【0031】
【参考例3】水120部に硫酸ナトリウム10部を溶解
した溶液を2点用意し、それぞれにタピオカ澱粉100
部とコ−ンスタ−チ100部を分散し、撹拌下でそれぞ
れに3%水酸化ナトリウム溶液16.7部を添加後、ト
リメタリン酸ソ−ダ0.04部を添加し、40℃で6時
間反応させた後、硫酸で中和し、水洗、脱水、乾燥して
試料No.7とNo.8の架橋澱粉を得た。これらの5
%濃度の粘度を表3に示した。
【0032】
【表3】
【0033】
【実施例1】糯米85部を水に4時間浸漬し、水切りし
た後の糯米にワキシ−コ−ンスタ−チ15部と表4に記
載の原料澱粉と加工澱粉を添加、混合し、加水して全体
の水分を約43%にした。このものを蒸気蒸し器で10
分間蒸し、次いで電気式もちつき機で10分間つき込ん
だ後、型枠に入れ、冷蔵庫にて18時間硬化させた後、
巾15mm、長さ25mm,厚さ1.5mmに裁断し
た。この裁断物を70〜80℃の通風乾燥機で水分が約
20%程度になるまで乾燥した後、250〜300℃で
焼成した。
【0034】この条件で製造されたあられ生地の破損率
(全あられ生地中で破損したあられの割合)を表4に示
した。
【0035】試料No.1と試料No.2の加工澱粉を
適量添加した実施例(No.5〜No.7及びNo.
9)は、あられ生地の破損を防止する効果が大きかっ
た。一方、比較例(No.2及びNo.3)のように、
原料澱粉や本発明とは異なる原料澱粉から調製された加
工澱粉では満足な効果を得ることは出来なかった。
【0036】
【表4】
【0037】
【実施例2】粳米70部、ワキシ−コ−ンスタ−チ30
部と表5記載の加工澱粉を添加、混合し、加水して全体
の水分を45%程度にしたものを蒸気蒸し器で10分間
蒸した。その後これを電気式もちつき機で10分間つき
込んだ後、水冷、練りをくり返し、品温が約60℃にな
ったところで伸ばし機にかけ、厚さ2mmのシ−ト状に
圧延し、長方形(30×40mm)に型抜きした。型抜
きしたものを70〜80℃の通風乾燥機で一時乾燥を行
い、水分を20%程度になるまで乾燥した。4時間のね
かせ工程を経て、更に70〜80℃の通風乾燥機で乾燥
を行ない、水分が10%程度になるまで乾燥した後、2
50〜300℃で焼成した。この条件で製造されたせん
べい生地の破損率(全せんべい生地中で破損したせんべ
い生地の割合)を表5に示した。
【0038】試料No.7の架橋タピオカ澱粉を適度に
併用した実施例(No.5〜No.7)では、米菓の破
損を防止する効果は極めて大きかったが、同じ実施例
(No.3,No.4及びNo,8)でも、架橋タピオ
カ澱粉を併用しないもの、或いは架橋タピオカ澱粉を併
用する場合でも、その添加量が少なくなったり、多くな
ったりすると米菓の破損を防止する効果がやや弱くなる
傾向があり、比較例(No.9)のように架橋タピオカ
澱粉の添加量が極端に多くなるとせんべい生地のひび割
れを防止する効果がかえって悪くなっていた。
【0039】一方比較例(No.2及びNo.10)の
ように、本発明とは異なる原料を使用する加工澱粉を単
独に使用する場合や本発明の加工澱粉に併用する架橋澱
粉がタピオカ澱粉以外からなる場合には、せんべい生地
の破損を防止する効果は殆ど認められなかった。
【0040】
【表5】
【0041】
【実施例3】粳米60部、粳米粉15部、ワキシ−コ−
ンスタ−チ25部,試料No.3のアセチル化サゴ澱粉
20部及び試料No.7の架橋タピオカ澱粉5部を添
加、混合し、加水して全体の水分を約40%にしたもの
を、実施例2の方法に準じた処理を行って、型抜きした
後、70〜80℃の通風乾燥機を用い、ねかせ工程を取
らないで直接水分10%程度に乾燥し、続いて250〜
300℃で焼成したせんべい生地の破損率は0.7%と
低い値を示した。これに対して加工澱粉を使用しない
で、同じように焼成したせんべい生地の破損率は7.8
%と非常に高いものであった。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主原料として米又は(及び)米粉並びにワ
    キシ−コ−ンスタ−チを主原料とし、且つワキシーコー
    ンスターチを約10重量%以上含有する米菓の製造に際
    し、タピオカ澱粉、サゴ澱粉、馬鈴薯澱粉及びワキシ−
    コ−ンスタ−チから選ばれた一種又は2種以上の原料澱
    粉から製造されたアセチル化澱粉及び/又はヒドロキシ
    プロピル化澱粉100重量部に対し架橋タピオカ澱粉0
    〜100重量部からなる加工澱粉を、主原料に対し5〜
    95重量%添加することを特徴とする米菓の製造法。
  2. 【請求項2】ワキシ−コ−ンスタ−チの含有量が約20
    重量%以上であり、且つ架橋タピオカ澱粉の含有量が1
    0〜90重量部からなる加工澱粉を使用する請求項1に
    記載の米菓の製造法。
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