JP3308502B2 - キッキングプレートの取付構造 - Google Patents

キッキングプレートの取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキッキングプレート
の取付構造に係わり、特に、車体パネルの車室側を覆う
トリム部品との重ね合わせ部分の外観を向上させること
を可能とし、容易に且つ確実に装着することができるキ
ッキングプレートの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車体の保護及び装飾を目的とし
て、キッキングプレートは車体のサイドメンバ、例えば
ドア部の下方に位置するサイドシルの上面部に装着され
ている。
【0003】通常、このキッキングプレートは車体前後
の他の内装トリム部品、例えばピラーガーニッシュに合
わせた色調になっている。前記キッキングプレートは前
記内装トリム部品であるロアーサイドトリム、例えばダ
ッシュサイドパネルやセンターピラーロアーガーニッシ
ュ等の間に配され、前記内装トリム部品に前記キッキン
グプレートの端末を重ね合わせるように取り付けられ
る。
【0004】かかるキッキングプレートは、例えば実開
平4−57485号公報に開示されている。同公報に開
示されたキッキングプレートによれば、ダッシュサイド
パネルの後部端縁に沿って曲線状に立上がる立上がり部
を有するキッキングプレートが開示されている。同公報
に開示されたキッキングプレートは、その立上がり部の
側端縁を前記ダッシュサイドパネルに設けた凹部内に収
容保持している。この従来の公報によると、カーペット
を貼ったダッシュサイドパネルの凹部に前記キッキング
プレートの立上がり部の側縁を収容する構造になってい
るため、前記ダッシュサイドパネルの凹部と前記キッキ
ングプレートの立上がり部との間に隙間寸法のばらつき
があっても前記カーペットで隠すことができるというも
のである。
【0005】また、例えば実開平6−78104号公報
には、ダッシュサイドパネルの端部にキッキングプレー
トの板厚に等しい段部を形成し、同キッキングプレート
の合わせ部分に係止爪を形成し、同係止爪を前記ダッシ
ュサイドパネルの段部に穿設された貫通孔に多少の遊び
をもって挿通することにより前記キッキングプレート及
び前記ダッシュサイドパネルを重ね合わせ、前記キッキ
ングプレートの係止爪により車体のサイドシルに設けら
れたフランジを挟持している。かかる構造によれば、前
記キッキングプレート及び前記ダッシュサイドパネルの
重ね合わせ部分のずれや浮き上がりを防止することがで
きるというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
各公報によれば、前記キッキングプレートの縁部が前記
ダッシュサイドパネルの上面部に重ね合わされているた
め、前記キッキングプレートと前記ダッシュサイドパネ
ルとの重ね合わせ部分に生じるライン状の溝が外観意匠
を損ねる場合がある。上記実開平4−57485号公報
に開示されたキッキングプレートでは、前記カーペット
を貼ったダッシュサイドパネルの凹部と前記キッキング
プレートの立上がり部との重ね合わせ部分を目立たない
ように重ね合わせるには所定以上の毛足長のあるカーペ
ットを利用できる場合に限定され、毛の短い布やレザー
シートを使用するダッシュサイドパネル、あるいは表皮
を貼着しないダッシュサイドパネルは適さない。
【0007】一方、上記実開平6−78104号公報に
開示されたキッキングプレートでは、前記キッキングプ
レートと前記ダッシュサイドパネルとの重ね合わせ部分
が表面に現れる取付構造であるため、その重ね合わせ部
分のライン状の溝は目立ちやすく美観を向上させるため
の妨げになっている。前記ライン状の溝に砂や泥等の細
かい粒が入り込んだ場合には清掃しにくいため、目障り
なライン状の溝が前記キッキングプレート及び前記ダッ
シュサイドパネルの重ね合わせ部分に、より一層明瞭に
出現し、外観を低下させる場合もある。
【0008】本発明は、かかる従来の課題を解消すべく
なされたものであり、その具体的な目的は、前記キッキ
ングプレートと前記トリム部品との重ね合わせ部分が目
立たず、その重ね合わせ部分の外観を向上させることを
可能とし、簡単に、スムースに且つ確実に装着すること
ができるキッキングプレートの取付構造を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用効果】前記目的
は、本件請求項1に係る発明の構成をなす車体のサイド
メンバの上面部を覆うように取り付けられるキッキング
プレート本体と、同キッキングプレート本体の端部に一
体に連設され、前記サイドメンバから立上がる車体パネ
ルの車室側を覆うトリム部品に沿って取り付けられた立
上がり部とを有するキッキングプレートの取付構造であ
って、前記トリム部品の横側面に係合開口部が形成さ
れ、前記キッキングプレートの断面は略逆L字状をな
し、前記立上がり部は、前記係合開口部に係合する係合
片を有してなり、前記トリム部品(2) の横側面(25)の上
端縁に一体に形成された滑らかな傾斜面をもつ後部側面
(26)に沿って取り付けられることを特徴とするキッキン
グプレートの取付構造により達成される。
【0010】本発明によれば、内装トリム部品であるダ
ッシュサイドパネルやロワーセンターピラーガーニッシ
ュの造形ラインに沿って立ち上がる立上がり部が前記車
体のサイドメンバであるサイドシルの上面部を覆うキッ
キングプレート本体から滑らかに且つ連続的に形成さ
れ、前記立上がり部を前記トリム部品の車室内側の横側
面まで回り込ませ、前記立上がり部の係合片を介して前
記トリム部品の横側面に取り付ける構成になっているた
め、前記重ね合わせ部分は前記トリム部品の造形ライン
に融和してスッキリとした外観とすることが可能とな
り、前記トリム部品との重ね合わせ部分が視覚に入りに
くく目障りなライン状の溝を形成しない良好な外観意匠
のキッキングプレートが得られ、商品価値を高めること
ができる。
【0011】かかる構成のごとく、前記立上がり部は前
記トリム部品の横側面に形成された係合開口部に係合す
る係合片により取付けられて前記トリム部品の上面部を
覆う簡単な取付構造であり、容易に、スムースに且つ確
実に装着することができる。請求項2に記載された発明
のごとく、前記トリム部品の後部側面は前記立上がり部
に設けられた係止片を係止させる係止孔を有してなり、
前記係合開口部は前記係合片を係合させる下端縁の後方
側下方に切り欠いた切欠部を有してなり、前記切欠部
は、前記係止片と前記係止孔との係止時に発生する一時
的な前記立上がり部の下方への弾性変形に基づく前記係
止片の移動を許容する予備的空間である。
【0012】かかる構成によれば、前記切欠部は前記係
止片と前記係止孔との係止時に発生する一時的な前記立
上がり部の下方への弾性変形により前記係合片が前記係
合開口部の下端縁に当接して前記係止片の移動が妨げら
れないように予備的空間とされているため、前記立上が
り部は前記トリム部品に容易に、スムースに且つ強固に
取り付けることが可能となり、カーペット等の貼り付け
られていないトリム部品に対しても前記立上がり部と前
記トリム部品との間のずれや浮き上がりを確実に抑える
ことが可能となる。
【0013】請求項3に係る発明のごとく、前記トリム
部品はダッシュサイドパネルに適用される。本発明のキ
ッキングプレートの取付構造にあっては、ピラーガーニ
ッシュのサイドシル近傍にある下部とキッキングプレー
トとの重ね合わせ部、後席側ドアの下方のキッキングプ
レートとピラーガーニッシュ下部との重ね合わせ部に適
用することができる。また、リアハッチドアの下方のキ
ッキングプレートと左又は右のラゲッジサイドトリムと
の重ね合わせ部にも適用可能である。
【0014】
【発明の実施形態】以下、本発明の好適な実施の形態に
ついて、添付図面を参照して詳細に説明する。図1〜図
3は、本発明の代表的な実施例を示すもので、図1はキ
ッキングプレート及びダッシュサイドパネルを概略的に
示す分解斜視図、図2はキッキングプレート及びダッシ
ュサイドパネルを組み合わせた状態を概略的に示す斜視
図であり、図3はキッキングプレート及びダッシュサイ
ドパネルを組み合わせた状態を概略的に示す断面図であ
る。
【0015】これらの図において、符号1は車体前後方
向に延設された合成樹脂からなる長尺板状のキッキング
プレートであり、同キッキングプレート1は、例えば図
示せぬ前席側のドアの下方に位置する車体のサイドメン
バの上面部に取り付けられる。符号2は図示せぬ車体の
サイドメンバから立上がる車体パネルの車室側を覆うト
リム部品である合成樹脂からなるダッシュサイドパネル
であり、同ダッシュサイドパネル2は図示せぬ車室内の
乗員に面する前側に設けられたインスツルメントパネル
の下方の横側面部を覆うものである。前記ダッシュサイ
ドパネル2及び前記キッキングプレート1はポリプロピ
レン樹脂等を射出成形することによりそれぞれ形成され
る。
【0016】本実施例によれば、前記ダッシュサイドパ
ネル2は略L字状の本体21と、同本体21に一体に連
設されたキッキングプレート取付部27とを有してい
る。前記本体21の車体後側に面する側面22は上方向
に向かって次第に幅寸法を大きくしてあり、前記キッキ
ングプレート取付部27を車体後方向に向かって配して
いる。本図示例のごとく、車体後側に面する前記側面2
2の斜面23は上方に向かって滑らかに傾斜した曲面形
状をなしている。同斜面23は前記インスツルメントパ
ネルの下部に配される図示せぬボンネットオープナーの
操作ノブを手前に引きやすくするために設けられてい
る。前記斜面23には車室側に膨出された薄肉板状の膨
出部24が一体に形成され、同膨出部24は、手が前記
操作ノブに正しく掛けられるように案内する役目をもっ
ている。
【0017】本図示例のごとく、前記キッキングプレー
ト取付部27は車室側に面する横側面25及びその横側
面25の上端縁に一体に形成された後部側面26を有し
ており、それらは断面略逆L字状をなしている。前記後
部側面26は上方に向かって緩やかに傾斜した曲面形状
をなしている。前記横側面25及び前記後部側面26の
それぞれ上端縁には支持面20が一体に形成されてい
る。同支持面20は前記キッキングプレート1及び前記
ダッシュサイドパネル2を重ね合わせたときに前記キッ
キングプレート1の上側端末部を支持するようになって
いる。前記横側面25には前記キッキングプレート1を
取り付ける係合開口部27cが穿設され、同係合開口部
27cの下端縁27c3 には後方側下方に向かって切り
欠かれた切欠部27c2 が設けられている。同切欠部2
7c2 は前記キッキングプレート1の係止時に前記キッ
キングプレート1が下方に偏位可能な変形ストロークを
得ることができるように一時的な下方への弾性変形に基
づく前記キッキングプレート1の移動を許容する予備的
空間とされている。前記後部側面26には上下方向を長
手方向とする2個の係止孔27a及び27bがそれぞれ
穿設され、下側の前記係止孔27bの車体幅方向の寸法
は上側の前記係止孔27aよりも短くなっている。
【0018】更に、前記ダッシュサイドパネル2の本体
21の前端縁には車室側に突設された取付用のブラケッ
ト28が一体に成形され、通孔27dが穿設されてい
る。前記本体21の車室外側に面する裏面部には2個の
取付用の円筒状ボス29が車体前後方向に所定の間隔を
もってそれぞれ突設されている。前記円筒状ボス29に
は鉄バネ材からなるクリップ40がビス41により固定
され、前記クリップ40は図示せぬ車体パネルの角穴に
挿入固定され、前記ブラケット28はビス止めにより図
示せぬ車体パネルに取り付けられる。
【0019】図示せぬ車体パネルに取り付けられた前記
ダッシュサイドパネル2のキッキングプレート取付部2
7に前記キッキングプレート1が取り付けられる。同キ
ッキングプレート1は略逆L字状のキッキングプレート
本体11及び同本体11から前端部に向かって緩やかに
立上げられた立上がり部12を有している。同立上がり
部12の上面は前記ダッシュサイドパネル2の後部側面
26に沿って前記キッキングプレート本体11から滑ら
かに起立する緩斜面をなしている。本図示例のごとく、
前記立上がり部12の一端は前記キッキングプレート本
体11から上側端末部に向かって大きく湾曲した横側面
14を有している。
【0020】本図示例のごとく、前記立上がり部12の
車体前方向に面する裏面には前記係止孔27a及び27
bの設置間隔と等しい係止片である円筒状ボス16及び
三角リブ17が一体に射出成形されている。前記円筒状
ボス16には前記円筒状ボス29と組み合わされるもの
と類似の鉄バネ材からなるクリップ44がビス41によ
り取付けられる。図示せぬ車体のサイドメンバには所定
の間隔で穿孔された開口が設けられ、前記キッキングプ
レート本体11には前記開口の設置間隔と等しくクリッ
プ40に類似の図示せぬ係止部材が等間隔に配されてい
る。同係止部材は前記サイドメンバの開口に係止するよ
うになっている。前記キッキングプレート本体11の横
側面14の車室外側に面する裏面には前記係合開口部2
7cの設置間隔と等しく係合片である逆L字状のフック
15が一体に射出成形されている。図3に示すように、
前記フック15は前記係合開口部27cの下端縁27c
3に係合されるようになっている。前記キッキングプレ
ート本体11は前記ダッシュサイドパネル2や図示せぬ
ロワーセンターピラーガーニッシュ等の造形ラインに沿
って立ち上がる立上がり部12が前記キッキングプレー
ト取付部27を覆い、前記キッキングプレート本体11
が前記車体のサイドメンバであるサイドシルの上面部を
覆うようになっている。
【0021】かかる構成によれば、前述したように、前
記円筒状ボス16及び前記三角リブ17と前記係止孔2
7a及び27bとの係止時に発生する一時的な前記立上
がり部12の下方への弾性変形により前記円筒状ボス1
6及び前記三角リブ17が前記係合開口部27cの下端
縁27c3 に当接して前記円筒状ボス16及び前記三角
リブ17の移動が妨げられないように、前記切欠部27
2 は予備的空間とされ、前記キッキングプレート本体
11の立上がり部12は前記ダッシュサイドパネル2の
キッキングプレート取付部27を覆う簡単な取付構造で
あるため、前記立上がり部12は容易に、スムースに且
つ確実に装着することができる。
【0022】本実施例によれば、前記ダッシュサイドパ
ネル2の車室側の横側面25まで回り込ませた立上がり
部12の横側面14側を前記横側面25の係合開口部2
7cに前記フック15を介して取り付けるため、前記キ
ッキングプレート1の上面には前記ダッシュサイドパネ
ル2との重ね合わせ部分の目障りなライン状の溝が形成
されず、重ね合わせ部分が前記ダッシュサイドパネル2
の造形ラインに融和した外観となり、前記キッキングプ
レートの商品価値を高めることができる。更に、前記立
上がり部12の上面側を前記ダッシュサイドパネル2の
後部側面26に前記円筒状ボス16及び前記三角リブ1
7を介して取り付けるため、前記立上がり部と前記トリ
ム部品との間のずれや浮き上がりを確実に抑えることが
可能となる。
【0023】以上の如く構成された本発明のキッキング
プレート1を前記車体のサイドメンバに取付けるには、
先ず、前記キッキングプレート本体11の最後部側に位
置する2〜3個のクリップを車体のサイドメンバに挿入
し係合させる。このとき、車体左右方向に振れが生じな
いように仮組みがなされる。次いで、前記キッキングプ
レート1の撓みを利用して前記立上がり部12の位置を
位置決めする。すなわち、前記係合開口部27cに前記
立上がり部12のフック15を挿入し、前記ダッシュサ
イドパネル2の係止孔27a及び27bに前記立上がり
部12のクリップ44及び三角リブ17を対向するよう
に位置決めする。こうして位置決めされたキッキングプ
レート1は車体の後側から前側に順次キッキングプレー
ト本体11のクリップを前記サイドメンバの開口に圧入
係止し、最後に前記クリップ44と前記三角リブ17と
を前記ダッシュサイドパネル2の係止孔27a、27b
にそれぞれ圧入係止する。
【0024】このとき、前記立上がり部12は圧入力に
より車体後方向に撓み、前記立上がり部12のクリップ
44及び三角リブ17が前記ダッシュサイドパネル2の
係止孔27a及び27bの長手方向に沿って下側に前記
立上がり部12の弾力に抗して移動し、次いで前記立上
がり部12のフック15は前記切欠部27c2 内に一旦
下がる。次に、前記立上がり部12の圧入力を弱めると
同立上がり部12のフック15が前記立上がり部12の
勢力により前記切欠部27c2 内から押し上げられ、
車体前方向に移動する。このとき、前記クリップ44及
び前記三角リブ17は前記ダッシュサイドパネル2の係
止孔27a及び27bの長手方向上側に沿って移動し、
前記立上がり部12は原形に復帰する。そして、図2及
び図3に示すように、前記クリップ44及び三角リブ1
7が前記ダッシュサイドパネル2の係止孔27a及び2
7bにそれぞれ係止され、前記フック15は前記下端縁
27c3 に係合される。
【0025】なお、上記実施例において、キッキングプ
レートとダッシュサイドパネルとの重ね合わせ構造につ
いて説明したが前席側のドアの下部に配されるキッキン
グプレートに限定されるものではなく、後席側のドアの
下部に配されるキッキングプレートとピラーガーニッシ
ュ下部との重ね合わせ構造、ピラーガーニッシュのサイ
ドシル近傍にある下部とキッキングプレートとの重ね合
わせ構造やリアハッチドアの下部のキッキングプレート
と左又は右のラゲッジサイドトリムとの重ね合わせ構造
等に利用することができる。
【0026】以上の説明から明らかなように、本発明に
係るキッキングプレートの取付構造によれば、トリム部
品の造形ラインに沿って立ち上がる立上がり部は前記ト
リム部品の後部側面から横側面まで回り込ませてトリム
部品に取り付けられるため、前記トリム部品と前記キッ
キングプレートとの重ね合わせ部分のラインが目立た
ず、その重ね合わせ部分のラインが前記トリム部品の造
形ラインに融和させた外観とすることが可能となり、外
観上の見栄えもよく商品価値を高めることができる。
【0027】本発明によれば、前記立上がり部は前記ト
リム部品の横側面に形成された係合開口部に係合する係
合片により取付けられ、前記トリム部品の後部側面を覆
う簡単な取付構造であるため、容易に且つスムースに装
着することができ、製品としての見栄えも優れたものと
なる。更に、前記立上がり部は前記トリム部品の横側面
に形成された係合開口部に係合する係合片により取付け
られ、前記トリム部品の後部側面に形成された係止孔に
係止する係止片により取付けられるため、カーペット等
の貼り付けられていないトリム部品に対してもずれや浮
き上がり等を抑えることが可能となり、前記立上がり部
と前記トリム部品とを強固に、確実に且つ簡単に取付け
ることができる。なお、本発明は上記実施例に限定され
るものではなく、それらの実施例から当業者が容易に変
更可能な技術的範囲をも当然に包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例であるキッキングプレ
ート及びダッシュサイドパネルを概略的に示す分解斜視
図である。
【図2】本発明の代表的な実施例であるキッキングプレ
ート及びダッシュサイドパネルを組み合わせた状態を概
略的に示す斜視図である。
【図3】本発明の代表的な実施例であるキッキングプレ
ート及びダッシュサイドパネルを組み合わせた状態を概
略的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 キッキングプレート 2 トリム部品 11 キッキングプレート本体 12 立上がり部 14,25 横側面 15 係合片 16,17 係止片 20 支持面 21 本体 22 側面 23 斜面 24 膨出部 26 後部側面 27 キッキングプレート取付部 27a,27b 係止孔 27c 係合開口部 27c2 切欠部 27c3 下端縁 27d 通孔 28 ブラケット 29 円筒状ボス 40,44 クリップ 41 ビス

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のサイドメンバの上面部を覆うよう
    に取り付けられるキッキングプレート本体(11)と、同キ
    ッキングプレート本体(11)の端部に一体に連設され、前
    記サイドメンバから立上がる車体パネルの車室側を覆う
    トリム部品(2)に沿って取り付けられた立上がり部(12)
    とを有するキッキングプレート(1) の取付構造であっ
    て、 前記トリム部品(2) の横側面(25)に係合開口部(27c) が
    形成され、 前記キッキングプレート(1) の断面は略逆L字状をな
    し、 前記立上がり部(12)は、前記係合開口部(27c) に係合す
    る係合片(15)を有してなり、前記トリム部品(2) の横側
    面(25)の上端縁に一体に形成された滑らかな傾斜面をも
    つ後部側面(26)に沿って取り付けられることを特徴とす
    るキッキングプレートの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記トリム部品(2) の後部側面(26)は前
    記立上がり部(12)に設けられた係止片(16,17) を係止さ
    せる係止孔(27a,27b) を有してなり、 前記係合開口部(27c) は前記係合片(15)を係合させる下
    端縁(27c3)の後方側下方に切り欠いた切欠部(27c2)を有
    してなり、 前記切欠部(27c2)は、前記係止片(16,17) と前記係止孔
    (27a,27b) との係止時に発生する一時的な前記立上がり
    部(12)の下方への弾性変形に基づく前記係止片(16,17)
    の移動を許容する予備的空間である請求項1記載のキッ
    キングプレートの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記トリム部品(2) はダッシュサイドパ
    ネルである請求項1記載のキッキングプレートの取付構
    造。
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