JP3307612B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3307612B2 JP19071499A JP19071499A JP3307612B2 JP 3307612 B2 JP3307612 B2 JP 3307612B2 JP 19071499 A JP19071499 A JP 19071499A JP 19071499 A JP19071499 A JP 19071499A JP 3307612 B2 JP3307612 B2 JP 3307612B2
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に用い
られる共通コンタクト及び、その製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】SRAM(Static Random Access Memor
y)は、コンピューターのキャッシュメモリや、端末機
器のシステムメモリとして広く用いられている。SRA
Mはフリップフロップ回路で構成され、一つのセルで1
ビットを記憶する。SRAMにはトランジスタが少なく
とも4個必要であるために、集積度は、DRAM(Dyna
mic Random Access Memory)の1/4のペースで進んでい
る。図5に4個のMOSトランジスタを用いた、ロード
レス型の従来のSRAM平面図を示す。また図6にその
等価回路図を示す。図5および図6は以下に示す文献を
参考にしたものである(K.Noda et al.、
A 1.9−μm2Loadless CMOS Fo
ur−Transistor SRAM Cell i
n a 0.18−μm Logic Technol
ogy、IEDM98、pp643−646、199
8)。
【0003】図6の等価回路図について説明する。4ト
ランジスタ型のロードレスSRAMセルは、p型MOS
FETで形成される2つのアクセストランジスタ(10
1、102)と、n型MOSFETで形成される2つの
ドライバートランジスタ(103,104)で構成され
ている。アクセストランジスタ(101,102)のゲ
ート部分(105,108)はそれぞれワード線(11
7)に接続され、またアクセストランジスタ(101,
102)のソース部分(106,110)はビット線
(118,119)に接続されている。ドライバートラ
ンジスタ(103,104)のソース部分(113,1
16)は接地され、またドライバートランジスタ(10
3,104)のゲート部分(111,114)はそれぞ
れ他方のドライバートランジスタのドレイン部分(11
5,112)に接続されている。またアクセストランジ
スタとドライバートランジスタの接続は、アクセストラ
ンジスタ(101)のドレイン部分(107)とドライ
バートランジスタ(103)のドレイン部分(112)
およびドライバートランジスタ(104)のゲート部分
(114)が120の地点で結ばれ、また、アクセスト
ランジスタ(102)のドレイン部分(109)とドラ
イバートランジスタ(104)のドレイン部分(11
5)およびドライバートランジスタ(103)のゲート
部分(111)が121の地点で結ばれている。
【0004】図6の120および121はSRAMで採
用される独特な接続であり、これを基板上の素子構造と
して実現するために、共通コンタクトが用いられる。
【0005】次に、図5に示す従来の技術を用いて形成
したロードレス型の従来のSRAMセルの平面図につい
て説明する。201はp型MOSFETのアクセストラ
ンジスタであり、ゲート電極(205)、ソース領域
(206)、ドレイン領域(207)で構成されてい
る。また、202もp型MOSFETのアクセストラン
ジスタであり、ゲート電極(205)、ソース領域(2
10)、ドレイン領域(209)で構成されている。ア
クセストランジスタ(201,202)のゲート電極
(205)は、ワード線となっている。次に、203は
n型MOSFETのドライバートランジスタであり、ゲ
ート電極(211)、ソース領域(213)、ドレイン
領域(212)で構成されている。また204もドライ
バートランジスタであり、ゲート電極(214)、ソー
ス領域(216)、ドレイン領域(215)で構成され
ている。
【0006】アクセストランジスタ(201)のドレイ
ン領域(207)は、ドライバートランジスタ(20
4)のゲート電極(214)と共通コンタクト(22
8)(図6の109と111が121で接続されている
のに対応。)で結線され、さらに、ドライバートランジ
スタ(203)のドレイン領域(212)と共通コンタ
クト(225)(図6の115と111が121で接続
されているのに対応。)で結線されている。
【0007】また、アクセストランジスタ(202)の
ドレイン領域(209)は、ドライバートランジスタ
(203)のゲート電極(211)と共通コンタクト
(227)(図6の107と114が120で接続され
ているのに対応。)で結線され、さらに、ドライバート
ランジスタ(204)のドレイン領域(215)と共通
コンタクト(226)(図6の112と114が120
で接続されているのに対応。)で結線されている。
【0008】尚、図示しないが、アクセストランジスタ
(201,202)のソース領域(206,210)上
にはコンタクトが形成され、上層で形成されるビット線
とつながっている。また図示しないが、ドライバートラ
ンジスタ(203,204)のソース領域(213,2
16)上にはコンタクトが形成され、上層で形成される
接地線と接続している。
【0009】図5のセルは、他のセルで囲まれている。
図面の上下方向には鏡像関係の素子配置を持つセルが連
続的に配置されている。同様に、図面の左右方法でも鏡
像関係の素子配置を持つセルが配置され、例えば、ドラ
イバートランジスタ(204)のソース領域(216)
は左隣セルのソース領域と共通になっている。
【0010】図5のセルの右隣も同様である。
【0011】このように、SRAMセルの配置は、図5
の左右方向に関して、各々のSRAMのドライバートラ
ンジスターのソース領域が共通する配置となっている。
【0012】図5に示す平面図におけるX−X’の断面
(図7(a)〜図7(c))を例に、にSRAMセルの
製造方法の従来例を示す。
【0013】図7(a)に示すように、シリコン基板上
に周知の方法により素子分離領域(図示しない)および
p型ウェル領域(図示しない)を形成した後、ゲート酸
化膜(301)、ゲート電極(302、303)を形成
する。尚、p型ウェル領域は、例えば、B+をイオン注
入エネルギー300keV、ドーズ量2×1013atoms/
cm2、注入角度0度で注入した後、B+を例えばイオン注
入エネルギー150keV、ドーズ量4×1012atoms/
cm2、注入角度0度でイオン注入し、その後B+をイオン
注入エネルギー30keV、ドーズ量8×1012atoms/
cm2、注入角度0度で注入して形成する。
【0014】またゲート酸化膜(301)を、例えば、
熱酸化法により、4nm程度に形成した後、例えば、厚
さ160nm程度の多結晶シリコン膜を基板全面に堆積
する。その後フォトリソグラフィー工程およびドライエ
ッチングを行う事で所望の形状にゲート電極を作製す
る。その後、n型不純物、例えばAs+(304)を、
例えばイオン注入エネルギー10keV、ドーズ量1×
1014atoms/cm2、注入角度0度でイオン注入し、n型
LDD領域(305)を形成する。
【0015】その後、図7(b)に示すように、酸化シ
リコン膜からなるサイドウォール(306,307)を
幅100nm程度に形成する。これは、例えばLPCV
D法により、厚さ120nm程度の酸化シリコン膜を基
板全面に堆積した後、RIE(反応性イオンエッチン
グ)法により基板全面をエッチバックすることにより、
容易に形成できる。その後、n型不純物、例えばAs+
(308)を、例えばイオン注入エネルギー45ke
V、ドーズ量5×1015atoms/cm2、注入角度0度でイ
オン注入し、n+型ソースドレイン領域(309)を形
成する。その後、周知の方法により、ゲート電極(30
2,303)上およびソースドレイン領域(309)上
にシリサイド層(310,311)を形成する。
【0016】さらに、図7(c)に示すように、窒化シ
リコン膜や酸化シリコン膜等から形成される層間の絶縁
膜(312)を形成し、その後、共通コンタクト部分を
エッチング除去した後、周知の方法によりタングステン
等で埋め込みを行い、共通コンタクト(313)を形成
する。
【0017】しかしながら、従来例(図7(a)〜図7
(c))に基づいて形成されたSRAMセルは、次の欠
点を有している。
【0018】従来のSRAMセルの共通コンタクト
は、サイドウォール(306)上を跨いでブリッジ状に
ゲート電極(302)とソースドレイン領域(309)
を結線しており、隣接のゲート電極(303)方向には
み出してしまうこと。
【0019】さらに、充分な導電性を確保するため
に、共通コンタクトの接触面積を小さくできないこと。
が挙げられる。
【0020】以上をまとめると、従来法では、サイドウ
ォール(306)の幅100nmとコンタクト電極とソ
ースドレイン領域の接触幅である80nm、の合計であ
る180nm程度はゲート電極(302)から隣接する
ゲート電極(303)方向に共通コンタクトをはみ出し
て形成することが必要となる。
【0021】さらに、隣接するゲート電極(303)も
サイドウォール(307)を有しており、この幅の10
0nmを加えた合計280nmがゲート電極間隔として
必要であった。このため、ゲート電極間距離をこの寸法
以上に縮小することができず、セルサイズを小さくする
ことができなかった。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に鑑みなされたものであり、隣接のゲート電極方向への
はみ出しがない共通コンタクトの製造方法及び、改良さ
れた共通コンタクトを提供する事を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明では、フリップフ
ロップ回路を有する半導体装置又はあるMOSFETの
ゲート電極と、他のMOSFETのソース領域又はドレ
イン領域が電気的に接続される半導体装置の共通コンタ
クトの製造方法において、 1)半導体基板表面に所望の形状にゲート電極を製作す
る工程と、 2)該半導体基板全面に絶縁体を成膜し、エッチバック
により、ゲート電極の側面に該絶縁体からなるサイドウ
ォールを作製する工程と、 3)所定箇所のゲート電極表面に至る開口を有するレジ
ストをマスクとして用いて、エッチングにより該所定箇
所のゲート電極を取り除き、基板表面を露出させる工程
と、 4)レジストを除去し、半導体基板の導電型と異なる導
電型の不純物を、該ゲート電極を取り除いた箇所に露出
した半導体基板及びソースドレイン領域にイオン注入を
おこなう工程と、 5)基板全体に層間絶縁膜を成膜し、該ゲート電極を取
り除いた箇所の内部の層間絶縁膜を除去しコンタクト孔
を形成する工程と、 6)該コンタクト孔内部に導電体を埋め込む工程と、を
少なくとも有する半導体装置の共通コンタクトの製造方
法を提供する。
【0024】従来法では共通コンタクトは隣接するゲー
ト電極の間にはみ出して、ブリッジ状に形成されていた
ために、セルサイズの縮小の障害となっていた。本発明
では、不純物拡散層と接してはいるが、トランジスタの
部品として用いられないゲート電極(明細書中では「所
定位置のゲート電極」と記載)を取り除き、その部分に
共通コンタクトを形成する。詳細には、所定位置のゲー
ト電極を半導体基板表面が露出するまでエッチングし、
コンタクト孔を形成する。次に、コンタクト孔の基板表
面に不純物を導入することで、隣接しているソースドレ
イン領域と接続する。その後、コンタクト孔に導電体を
埋め込み共通コンタクトとする。
【0025】このように、共通コンタクトの作成方法を
見直すことで、ゲート電極からのはみ出しが無い共通コ
ンタクトを得ることができた。この共通コンタクトをS
RAMに応用することで、ゲート電極間の間隔を狭め、
SRAMセルサイズを縮小するが可能となった。
【0026】前記絶縁体からなるサイドウォールとして
は、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜又は、酸化窒化シ
リコン膜が好適に用いられる。
【0027】前記工程 5)において、コンタクト孔を
形成する際に、コンタクト孔のゲート幅方向の長さおよ
び/またはゲート長方向の長さにフォトリソグラフィー
工程のマスク重ねあわせの誤差を加えることが望まし
い。
【0028】上述のマスク重ねあわせの際の誤差を加え
た場合の共通コンタクトの形状を図3と図4に示す。両
図とも、図1の共通コンタクト425を抜き出した平面
図である。図3の場合には、ドライバートランジスタの
ゲート長さ方向の長さについてマージンを確保してお
り、図4の場合には、ドライバートランジスタのゲート
長方向の幅にマージンを確保している。
【0029】また、本発明の「実施例」においても、ド
ライバートランジスタのゲート幅方向にマージンを確保
している。
【0030】また、本発明の共通コンタクトの製造方法
は、SRAMの製造工程の一工程として好適に用いられ
る。
【0031】本発明では、フリップフロップ回路を有す
る半導体装置又はあるMOSFETのゲート電極と、他
のMOSFETのソース領域又はドレイン領域が電気的
に接続される半導体装置に用いられる共通コンタクトに
おいて、該共通コンタクトの底面が、半導体基板表面に
形成された不純物拡散層と接触しており、かつ、側面が
ゲート電極断面に接しており、該基板表面と該ゲート電
極断面との間に電気的な導通がある、半導体装置に用い
られる共通コンタクトを提供する。
【0032】本発明の共通コンタクトはSRAMの構成
要素として好適に用いられる。
【0033】
【発明の実施の形態】実施例では本発明をSRAMに適
用する場合を取り扱っているが、本発明の適用範囲はS
RAMにとどまらず、フリップフロップ回路を有する半
導体素子や、あるMOSFETのゲート電極と、他のM
OSFETのソース領域又はドレイン領域が電気的に接
続される回路を有する素子にも好適に用いることが可能
である。
【0034】
【実施例】<実施例1>図1に本発明を用いて形成した
ロードレス型の4トランジスタSRAMセルの平面図を
示す。
【0035】ロードレス型の4トランジスタSRAMセ
ルを構成するために、第一のアクセストランジスタの
ドレイン、第一のドライバートランジスタのドレイ
ン、第二のドライバートランジスタのゲートの3個所
が接続されねばならない。(図6の120、121)。
この回路を基板上の半導体装置で実現するために、共通
コンタクトが用いられる。
【0036】従来法の共通コンタクトは、側壁をサイド
ウォールで覆われているゲート電極の表面と、基板表面
に存在するドレインとを接続するために、ブリッジ状の
共通コンタクトを導電体で形成し、サイドウォールを跨
いで両者を接続していた(図7(c)313)。共通コ
ンタクトで接続された、ゲート−ドレイン間には充分な
導電性が確保されなければならないので、双方の接触部
(ゲート側とドレイン側)ともある程度の接触面積が必
要であった。結局、従来法の共通コンタクトは、ゲート
電極からはみ出して形成されなければならず、SRAM
のセルサイズを縮小するための障害となっていた。
【0037】本発明は、共通コンタクトの構造と製法を
変更する事で、共通コンタクトのゲート電極からのはみ
出しをなくし、SRAMのセルサイズを縮小すること可
能とした。
【0038】以下、主に図1に従って本発明の実施例を
説明するが、必要に応じて、図1のX−X’の断面にお
ける工程を示した図2、従来法による共通コンタクトの
断面図である図7を使用する。
【0039】まず、素子が形成される領域以外の基板表
面に、素子分離用の酸化膜(フィールド酸化膜)を形成
する。これにより図1に示した4つのトランジスタのソ
ースドレイン領域以外の基板上には素子分離用のフィー
ルド酸化膜が形成される。
【0040】次に、p型ウエル領域形成のための工程が
行われる。これは、ドライバートランジスタを代表とす
るn型MOSFETを作製するための所定領域を開口し
たフォトレジストをマスクとして、p型不純物をイオン
注入することで作製される。例えば、B+をイオン注入
エネルギー300keV、ドーズ量2×1013atoms/cm
2、注入角度0度で注入した後、B+を例えばイオン注入
エネルギー150keV、ドーズ量4×1012atoms/cm
2、注入角度0度でイオン注入し、その後B+をイオン注
入エネルギー30keV、ドーズ量8×1012atoms/cm
2、注入角度0度で注入して形成する。
【0041】次に、n型ウエル領域形成のための工程が
行われる。これはアクセストランジスタを代表とするp
型MOSFETを作製するための所定領域を開口したフ
ォトレジストをマスクとして、n型不純物をイオン注入
することで作製される。例えばP+をイオン注入エネル
ギー500keV、ドーズ量2×1013atoms/cm2、注
入角度0度で注入した後、P+をイオン注入エネルギー
300keV、ドーズ量4×1012atoms/cm2、注入角
度0度で注入し、その後As+をイオン注入エネルギー
130keV、ドーズ量6×1012atoms/cm2、注入角
度0度で注入して形成する。
【0042】但し、上記の素子分離用酸化膜とp型ウエ
ル領域、n型ウエル領域は図面が煩雑となるために図示
していない。
【0043】p型ウエル領域上に、ドライバートランジ
スタ用のゲート電極(411,414)を平行に2本設
置する。
【0044】本発明により、これらのゲート電極の間に
共通コンタクト313(図7)を設置する必要がなくな
ったので、ゲート電極(411、414)間隔は従来法
よりも小さくなっている。このゲート電極は、ゲート酸
化膜とポリシリコンの積層構造である。ゲート酸化膜
(図2(a)の1)は、熱酸化等により約4nm程度の
厚さに成膜される。さらに、ゲート酸化膜上にポリシリ
コンを160nm程度に成膜して、最後に、フォトリソ
グラフィー工程、エッチング工程を行いゲート電極を作
製する(図2(a)の2、3)。
【0045】ドライバートランジスタとアクセストラン
ジスタ間の導通を確保する必要上、前記2本のドライバ
ートランジスタ用ゲート電極は、一端はn型ウエル領域
上のアクセストランジスタのドレイン形成領域(40
7、409)にかかるように形成する。これは、後の工
程で、アクセストランジスタとゲート電極の導通を容易
にするためである。
【0046】ドライバートランジスタのゲート電極(4
11、414)と同時に、n型ウエル領域上には、アク
セストランジスタ用のゲート電極(405)を、ドライ
バートランジスタの2本のゲート電極(411、41
4)に対し垂直に1本形成する。
【0047】この工程終了後、ドライバートランジス
タ、アクセスとトランジスタのそれぞれにLDD領域の
形成を行う。ドライバートランジスタには、As+等の
n型不純物(図2(a)の4)がイオン注入で導入され
る。この際のイオン注入条件は、注入エネルギー10k
eV、ドーズ量1×1014、atoms/cm2注入角度0度で
ある。また、アクセストランジスタには、BF2 +等のp
型不純物がイオン注入で導入される(図示せず)。この
際のイオン注入条件は、注入エネルギー5keV、ドー
ズ量6×1013atoms/cm2、注入角度0度である。
【0048】続いて、酸化シリコン膜からなるサイドウ
ォールを形成するために、基板全体に厚さ120nm程
度の酸化膜をLPCVD法等で成膜する。その後、基板
全体をRIE法等でエッチバックすることでゲート電極
の側面を覆う幅が100nm程度のサイドウォール(図
2(b)の6,7,8)が得られる。
【0049】尚、本発明と従来法の違いの一つとして、
ドライバートランジスタのゲート電極間を縮小したこと
により、ゲート電極間でサイドウォール8(図2(b))
つながっているが、これはSRAMセルの構成にとって
問題ではない。
【0050】サイドウォールの形成の終了後、共通コン
タクトを形成するために、共通コンタクトとなる位置の
ゲート電極(425〜428)を除去する工程を行う。
これは、通常のフォトリソグラフィーにより、フォトレ
ジストを基板全面に塗布し、露光、現像を行い、このフ
ォトレジスト(図2(c)の10)をマスクとして、R
IE法により共通コンタクトとなる位置のゲート電極の
エッチングを行った。この工程が終了した段階でのX−
X’の断面図を図2(c)に示す。ゲート電極材料であ
るポリシリコンとサイドウォールの材料であるSiO2
とのRIE法でのエッチング選択比は70程度にするこ
とが可能であるため、ゲート電極が選択的に除去され
る。
【0051】同様にして、426〜428の他の共通コ
ンタクト形成領域についてもゲート電極除去の処理を行
う。
【0052】この工程の後、ドライバートランジスタに
n+型のソース領域(413、416)とドレイン領域
(412、415)を形成する。
【0053】この時、前工程でゲート電極を取り除いた
共通コンタクト形成予定領域にも同時に不純物の導入を
行い、共通コンタクト形成予定領域(425、426)
とドレイン領域(412、415)をそれぞれn型不純
物層で接続する。(図2(d))。不純物の導入はイオ
ン注入により行う。例えば、ドライバートランジスタ
(403、404)には、n型不純物としてAs+イオ
ン(図2(d)の14)を注入エネルギー45keV、
ドーズ量5×1015atoms/cm2、注入角度0度でイオン
注入することにより、ソースドレイン領域(図2(d)
の15)を形成した。
【0054】ドライバートランジスタの場合と同様に、
アクセストランジスタにp+型のソース領域(406、
410)とドレイン領域(407、409)を形成した。
p型不純物として、B+をイオン注入エネルギー5ke
V、ドーズ量5×1015atoms/cm2、注入角度0度で注
入した。この際、やはり、ゲート電極を取り除いた表面
(427、428の位置)に同時に不純物を導入する。
【0055】続いて、ソースドレイン領域及びゲート電
極領域にシリサイド層(図2(e)の16、17)を形
成する。これは、例えばコバルトを100Å程度スパッ
タリング成膜した後に、熱処理工程、ウエットエッチン
グ工程を行うことで形成される(図2(e))。
【0056】さらに、基板全面に層間絶縁膜(図2(f)
の18)を成膜し、共通コンタクト部分をエッチングし
てコンタクト孔を形成する。本実施例の場合には、コン
タクト孔を形成するに当たり、ドライバートランジスタ
のゲート幅方向の長さについて、引き続き行われるフォ
トリソグラフィー工程で発生するマスク重ねあわせの寸
法誤差を加えた長さとしてある。
【0057】その後、周知の方法で、該コンタクト孔を
タングステン等で埋め込んで共通コンタクト19を形成
する(図2(f))このようにして形成された共通コンタ
クトのY−Y’の断面図を図2(g)に示す。図2(f)、
(g)より、本発明の共通コンタクトはその底面でソース
ドレイン領域(図2(g)の17)と接しており、その側
面でゲート電極(図2(g)の2)と接している。尚、他
の共通コンタクト426〜428も同様にして作製す
る。
【0058】従来法の共通コンタクトが、ゲート表面と
ソースドレイン領域表面の間をブリッジ状に跨いで接続
していたことと比較すると、本発明がセル領域の限られ
たスペースを効率良く利用していることは明らかであ
る。
【0059】その後、周知の方法で、配線を接続し、S
RAMセルが完成する。
【0060】このように、本発明によれば、SRAMセ
ルのサイズを、この配線幅の場合、図1の左右方向に対
し、180nm、図1の上下方向に対し、100nm縮
小する事が可能となった。
【0061】
【発明の効果】従来の共通コンタクトは、ゲート電極か
らはみ出して形成されていた。そのため、SRAMで
は、ゲート電極間の間隔を一定以上狭くする事ができ
ず、セルサイズを縮小する事が出来なかった。そこで、
本発明は、不必要なゲート電極を取り除き、そこに共通
コンタクトを形成することで、ゲート電極からのはみ出
しが無い共通コンタクトを作製することが可能となっ
た。本発明を利用したSRAMでは、従来法に比べてセ
ルサイズが小さくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づき形成された半導体装置の平面図
を示すものである。
【図2】(a)〜(g)は本発明の実施形態を製造工程
順に示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す平面図である。
【図4】本発明の実施の形態を示す平面図である。
【図5】従来の技術に基づき形成された半導体装置の平
面図である。
【図6】半導体装置の等価回路図である。
【図7】(a)〜(c)は従来例の実施の形態を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 ゲート酸化膜 2 ゲート電極 3 ゲート電極 4 As+ 5 n型LDD領域 6 サイドウォール 7 サイドウォール 8 サイドウォール 9 穴 10 レジスト 11 不純物拡散層 14 As+ 15 n+型ソースドレイン領域 16 シリサイド層 17 シリサイド層 18 層間の絶縁膜 19 共通コンタクト 20 素子分離絶縁層 101 アクセストランジスタ 102 アクセストランジスタ 103 ドライバートランジスタ 104 ドライバートランジスタ 105 ゲート 106 ソース 107 ドレイン 108 ゲート 109 ドレイン 110 ソース 111 ゲート 112 ドレイン 113 ソース 114 ゲート 115 ドレイン 116 ソース 117 ワード線 118 ビット線 119 ビット線 120 共通コンタクト 121 共通コンタクト 201 アクセストランジスタ 202 アクセストランジスタ 203 ドライバートランジスタ 204 ドライバートランジスタ 205 ゲート電極 206 ソース領域 207 ドレイン領域 209 ドレイン領域 210 ソース領域 211 ゲート電極 212 ドレイン領域 213 ソース領域 214 ゲート電極 215 ドレイン領域 216 ソース領域 225 共通コンタクト 226 共通コンタクト 227 共通コンタクト 228 共通コンタクト 301 ゲート酸化膜 302 ゲート電極 303 ゲート電極 304 As+ 305 n型LDD領域 306 サイドウォール 307 サイドウォール 308 As+ 309 ソースドレイン領域 310 シリサイド層 311 シリサイド層 312 層間の絶縁膜 313 共通コンタクト 401 アクセストランジスタ 402 アクセストランジスタ 403 ドライバートランジスタ 404 ドライバートランジスタ 405 ゲート電極 406 ソース領域 407 ドレイン領域 409 ドレイン領域 410 ソース領域 411 ゲート電極 412 ドレイン領域 413 ソース領域 414 ゲート電極 415 ドレイン領域 416 ソース領域 425 共通コンタクト 426 共通コンタクト 427 共通コンタクト 428 共通コンタクト 501 縮小分 502 縮小分

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フリップフロップ回路を有する半導体装
    置又はあるMOSFETのゲート電極と、他のMOSF
    ETのソース領域又はドレイン領域が電気的に接続され
    る半導体装置の共通コンタクトの製造方法において、 1)半導体基板表面に所望の形状にゲート電極を製作す
    る工程と、 2)該半導体基板全面に絶縁体を成膜し、エッチバック
    により、ゲート電極の側面に該絶縁体からなるサイドウ
    ォールを作製する工程と、 3)所定箇所のゲート電極表面に至る開口を有するレジ
    ストをマスクとして用いて、エッチングにより該所定箇
    所のゲート電極を取り除き、基板表面を露出させる工程
    と、 4)レジストを除去し、半導体基板の導電型と異なる導
    電型の不純物を、該ゲート電極を取り除いた箇所に露出
    した半導体基板及びソースドレイン領域にイオン注入を
    おこなう工程と、 5)基板全体に層間絶縁膜を成膜し、該ゲート電極を取
    り除いた箇所の内部の層間絶縁膜を除去しコンタクト孔
    を形成する工程と、 6)該コンタクト孔内部に導電体を埋め込む工程と、 を少なくとも有する半導体装置の共通コンタクトの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記絶縁体からなるサイドウォールが酸
    化シリコン膜、窒化シリコン膜又は、酸化窒化シリコン
    膜からなる群より選択される絶縁体である請求項1記載
    の共通コンタクトの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記工程 5)において、コンタクト孔
    を形成する際に、コンタクト孔のゲート幅方向の長さに
    フォトリソグラフィー工程のマスク重ねあわせの誤差を
    加えることを特徴とする請求項1記載の共通コンタクト
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の共
    通コンタクトの製造方法を一工程として含むSRAMの
    製造方法。
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