JP3307008B2 - 流体流吹出制御装置 - Google Patents

流体流吹出制御装置

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JP3307008B2
JP3307008B2 JP17826393A JP17826393A JP3307008B2 JP 3307008 B2 JP3307008 B2 JP 3307008B2 JP 17826393 A JP17826393 A JP 17826393A JP 17826393 A JP17826393 A JP 17826393A JP 3307008 B2 JP3307008 B2 JP 3307008B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流体の流出する出口部近
傍に設けられ、該出口部より吹き出される流体を制御す
る流体流吹出制御装置に関するもので、例えば自動車用
座席の周囲空間を空調するための空調装置の吹出部分に
用いて有効である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車用の空調装置では、
車室前方のダッシュパネルに形成された吹出口より空調
空気を車室に向けて吐出させたり、実開昭61−174
463号公報に開示されているように、車両用座席に空
調空気の吹出口を複数形成し、空調された空気を車両用
座席の表面から吹き出させるようにしたものが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例では、ダッシュパネルあるいは座席に形成され
た吹出口は、単にノズルの開口部として構成されたもの
や格子状に形成したもの、あるいは、風向きを換えるた
めのルーバ等を配置したに過ぎなかった。従って、吹出
口からは、空調空気がいわゆる自由吹出気流的に車室内
全体に吹き出されて対流しているため、着座員に快適感
を与えるに必要な動力以上の動力が消費されている。こ
れは、本来着座している着座員の周辺のみ空調できれ
ば、着座員に快適感を与えるのには十分であるが、実際
には吹き出された気流の広がりすぎているため、最低限
必要な動力以上の動力が消費されてしまうのである。
【0004】そこで本発明は、必要領域への集中的な吹
出を実現し、ひいては消費動力の低減にも寄与する流体
流吹出制御装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するためになされた請求項1記載の本発明の流体流吹出
制御装置は、流体の流出する出口部近傍に設けられ、出
口部より吹き出される流体を制御する装置であって、出
口部よりも大きく形成されかつ、出口部と離間し、出口
部の下流において流れを遮るように配置された天井壁部
及び、その天井壁部に連設し出口側へ向けて筒状に形成
され、出口部よりも大きな内径を有する筒状壁部とを持
つガイド部材を備え、出口部から吹き出された流れが
イド部材に導かれて環状に吹き出されるよう構成した
ことを特徴とする。
【0006】本流体流吹出制御装置によれば、出口部か
ら吹き出された気流は、その下流に配置されたガイド部
材の天井壁部に衝突して周方向に流れ、ガイド部材の天
井壁部及び連接する筒状壁部に沿ってガイドされて環
に吹き出される。
【0007】筒状壁面に沿って吹き出される環状気流
は、固体壁に沿って流出することによりいわゆる壁面噴
流とされるため、壁面近傍での速度が速くなる。従っ
て、環状気流は、外側の速度が速く、内側が遅くなる。
また、吹き出された環状気流によって囲まれた負圧域が
存在するため、いわゆるエントレイメント効果により気
流が内側に巻き込まれる。従って、自由吹出気流に比べ
て、気流の展開角が小さくなる。
【0008】このように、デフレクタ板と筒状壁部との
間より吹き出された環状気流は、外側の速度が速くて内
側が遅く、また気流の展開角も小さいために下流への到
達性がよく、エアカーテン的な領域が形成される。従っ
て、例えば座席用の空調装置の吹出部分に用いれば、冷
房時に吹き出された冷気は、着座員の周辺にのみエアカ
ーテン状に広がり、エアカーテン内部の冷気と外部の暖
気との遮断効果も発揮するため、空調空気の温度上昇も
少なくなる。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【実施例】以下、本発明の流体流吹出制御装置の実施例
について説明する。本実施例では、吹出制御装置が自動
車用空調装置の吹出部分に適用されており、まずその空
調装置全体の構成を簡単に説明しておく。図2は、自動
車の車室前方を模式的に示した断面図で、天井106、
フロントガラス108等で囲まれた車室空間126内に
は着座部50、背もたれ部52、ヘッドレスト58とか
らなる座席が車両の床面114に固定されている。
【0013】第1ダクト62は着座部50と床面114
との間の空間に位置し、第1ダクト62の左右中心位置
には電動モータ76で回転駆動されるブロワーファン7
4が配置されている。このブロワーファン74の回転に
より吸込口60からの空気吸引力が発生する。
【0014】第1ダクト62に連結された第2ダクト6
6は、センターピラー150に沿って固定され上方に向
かって延びている。この第2ダクト66には第3ダクト
70が連結されており、第3ダクト70は、天井106
と内張り板107との間に配された断熱材148の内部
に配置されており、座席に着座した場合の着座員の頭部
上方においておよそL字状に屈曲し、天井106とほぼ
直交して下方に延出している。その先端の開口部分が出
口部1となり、下方に向かって空気を吹き出すようにさ
れている。
【0015】これら第1〜第3ダクト62,66,70
は樹脂材料よりなるもので、第1〜第3ダクト62,6
6,70はそのダクト壁内に複数の空間部がダクトの長
手方向に延びるように形成されたハニカム構造をなして
いる。この空間部によりダクト自体のヒートマスが低減
され、最大冷房時の冷却時間の短縮化を図ることができ
る。
【0016】また、空間部は断熱作用もなしており、と
くに背もたれ部52内に配される第2ダクト66におい
ては、特に日射より座席自身に与えられる熱、あるいは
着座員からの熱を遮断する効果が大きい。第1ダクト6
2内にはファンモータ76により駆動されるブロワーフ
ァン74が配置され、そのブロワーファン74の後流に
は、従来より公知の冷媒蒸発器78が配置されている。
この蒸発器78によって吸込口60より吸入された空気
の熱が奪われ冷却される。蒸発器78は従来より公知の
冷凍サイクルの一部をなすものであるので、蒸発器78
及び冷凍サイクルの構成等の説明は省略する。
【0017】なお、図2中、符号110は自動車のボン
ネット、112はハンドルを示す。次に、第3ダクト7
0先端の出口部1に設けられた吹出制御装置について説
明する。図1(A)は第1実施例の吹出制御装置の断面
図、(B)は同じく下面図である。本実施例の吹出制御
装置は、デフレクタ板10とガイド部材20を備えてい
る。
【0018】デフレクタ板10は、円状に開口する出口
部1よりも径の大きな浅い皿形状に形成されかつ、出口
部1と離間し、その出口部1の下流において流れを遮る
ように配置されている。そして、デフレクタ板10はデ
フレクタ支柱13により第3ダクトに固定されている。
【0019】また、ガイド部材20は、出口部1近傍よ
り外側へ連設され、外周が円形状とされた天井壁部21
及び、その天井壁部21の外周に連設し下流側へ向けて
筒状に形成された筒状壁部23を有している。この筒状
壁部23は、デフレクタ板10よりも大きな内径を有し
ており、デフレクタ板10と筒状壁部23との間には環
状の隙間が形成され、最終的な吹出口30となる。
【0020】次に本第1実施例の作動について説明す
る。図示しないファンスイッチおよびエアコンスイッチ
を着座員がオンさせると、ブロワーファン74が回転す
る。そして、ブロワーファン74の吸引力により車室空
間126の空気が吸込口60より吸い込まれ、蒸発器7
8と熱交換して冷却される。蒸発器78の作動は従来よ
り公知の作動である。冷却された空気は第2ダクト6
6、第3ダクト70を介して出口部1より吹き出され
る。
【0021】そして、出口部1から吹き出された気流
は、その下流に配置されたデフレクタ板10に衝突して
周方向に向きを変えて流れ、ガイド部材20の天井壁部
21に沿い、さらに筒状壁部23に沿ってガイドされ
て、デフレクタ板10と筒状壁部23との間の吹出口3
0より環状に吹き出される。吹き出された空気は着座員
の頭部から足元側に向かって流下し、再度吸込口60に
吸引される。この空気の流れを図2中に破線で示す。
【0022】筒状壁部23に沿って吹き出される環状気
流は、固体壁に沿って流出することによりいわゆる壁面
噴流とされるため、壁面近傍での速度が速くなる。従っ
て、吹き出された環状気流は、外側の速度が速く、内側
が遅くなる。また、デフレクタ板10の下流側近傍で
は、吹き出された環状気流によって囲まれた負圧域が存
在するため、いわゆるエントレイメント効果により気流
が内側に巻き込まれる。従って、自由吹出気流に比べ
て、その気流の展開角が小さくなる。
【0023】このように、デフレクタ板10と筒状壁部
23との間より吹き出された環状気流(以下、ガイド部
材20に沿ってガイドされることの意味も含めてガイド
環状流と呼ぶ。)は、外側の速度が速くて内側が遅く、
また気流の展開角も小さいために下流への到達性がよ
く、エアカーテン的な領域が形成される。従って、吹き
出された冷気は、着座員の周辺にのみエアカーテン状に
広がり、エアカーテン内部の冷気と外部の暖気との遮断
効果も発揮するため、空調空気の温度上昇も少なくな
る。
【0024】このガイド環状流の形成状態は、デフレク
タ板10及びガイド部材20の形状により影響されるた
め、その影響の度合を検討した結果を説明する。実験条
件は、外気温度35℃、相対湿度60%、日射量500
Kcal/平方m・h、出口部1からの空調空気側は吹
出風温度15℃、吹出風速3m/sである。また、デフ
レクタ板10及びガイド部材20の形状に変化を与える
要素を図3(A)に模式的に示す。
【0025】出口部1の軸方向とガイド部材20の天井
壁部21とのなす角を第1ガイド角α、筒状壁部23の
長さをガイド板長さL、出口部1の軸方向に対する筒状
壁部23の角度を第2ガイド角β、デフレクタ板10の
直径をデフレクタ長さd、出口部1の端からデフレクタ
板10までの距離をデフレクタ位置δ、出口部1の軸方
向と直交する方向に対するデフレクタ板10の角度をデ
フレクタ角γとする。尚、本実験の場合は、出口部1の
内径は60mm、筒状壁部23の内径は300mmとし
て固定した。
【0026】上述した要素を変化させた場合の実験結
果、及びその検討結果を以下に説明する。まずガイド板
長さLに関して説明する。ガイド板長さLが短いと、例
えば図4(A)に示すL=15mmの場合のように、ガ
イド環状流が筒状壁部23を超えて外側に大きくはみ出
てしまう。そのため、下流においてガイド環状流のゾー
ンが広がり、風速も遅くなる。
【0027】一方、図4(B)に示すL=40mmの場
合では、エントレイメント効果が強く生じ、ガイド環状
流は内側に巻き込まれて展開角が小さくなり、また外側
の速度が速くて内側が遅いために下流への到達性がよ
く、エアカーテン的な領域が良好に形成されていること
が判る。
【0028】次に第1ガイド角αに付いて説明する。図
4(C)にα=90度の場合、図4(D)にα=75度
の場合をそれぞれ示す。α=75度の方が、渦が吹出口
の奥の方に形成されるため、エントレイメント効果がよ
り強く生じ、交流領域での気流ゾーンの広がりが小さく
なる。
【0029】デフレクタ長さdについては、図4(E)
にd=200mmの場合、図4(F)にd=160mm
の場合をそれぞれ示す。デフレクタ長さdが大きくなる
ほど、図3(B)に矢印アで示す領域での気流の巻き込
みが減少し、渦が小さくなる。この結果、吹出口30下
流での気流ゾーンが拡大している。従って、デフレクタ
長さdにより気流ゾーンを変えることができる。
【0030】デフレクタ位置δについては、図4(G)
にδ=20mmの場合、図4(H)にδ=10mmの場
合をそれぞれ示す。デフレクタ位置δの値が小さいほ
ど、ガイド板20の特に筒状壁部23に沿った流れの部
分での風速が大きくなる。すなわち、ガイド環状流の外
側に近い部分での風速が速く、内側が小さくなる傾向が
より強くなる。
【0031】デフレクタ角γについては、図4(I)に
γ=0度の場合、図4(J)にγ=40度の場合をそれ
ぞれ示す。相対的に見れば、γ=40度の場合の方がエ
ントレイメント効果がやや強く生じていることが判る。
なお、図3(B)に二点鎖線で示すように、デフレクタ
板10と天井壁部21との距離a1〜a3が、出口部1
の中心線CLから遠ざかるにつれて小さくなるようにし
てもよい。その場合は、中心線CLから距離r1〜r3
地点での開口面積が等しいか又は小さくなるよう(2π
・r1・a1≧2π・r2・a2≧2π・r3・a3)
にするとよい。
【0032】なお、図3(B)において、矢印イ及びウ
で示す領域には、流れのよどむ領域が有るため、それら
の部分には丸みを付けて、流れをよりスムーズにするこ
とが考えられる。その丸みを付けたものを図5に示す。
図5(A)は、第3ダクト70を吹出口30に格納しな
い例、図5(B)は吹出口30に格納した例をそれぞれ
示す。デフレクタ板10の中心部は、流れが外側にスム
ーズに流れるようにするため、裾にいくほど広がる度合
が大きくなるような略円錐状に形成されている。また、
図5に示すデフレクタ板10は、出口部1と対向する部
分だけは水平にされ、それより先の部分では角度が付け
られている。
【0033】次に、図6(A)に模式的に示すAタイ
プ、すなわちガイド板長さL=50mm、デフレクタ長
さd=100mmのものと、図6(B)に示すBタイ
プ、すなわちガイド板長さL=40mm、デフレクタ長
さd=160mmであり、かつデフレクタ板10、及び
天井壁部21から筒状壁部23に移行する部分にそれぞ
れ曲率半径20mmの丸みを形成したものとの、車室内
の所定点における温度を検出した結果を図6(C)に示
す。
【0034】車室内の温度は図2に示す検出線DLの線
上に熱電対を配置することによって検出している。検出
線DLは着座員Pのあご前からハンドル112を経由し
てフロントガラス108に至り、その間の所定位置にお
ける温度を検出したものである。
【0035】図6(C)において、横軸は検出線DL上
の各検出点の位置、縦軸が各検出点での温度を表し、黒
丸がAタイプの場合、白丸がBタイプの場合を表す。図
中の矢印カで示す辺りでは、Bタイプの方がAタイプよ
りも温度勾配が急になっている。例えば、ある検出点で
Aタイプは4℃上昇しているのに対し、同じ点でBタイ
プは7℃上昇している。これは、Bタイプの方が、ガイ
ド環状流の広がりが小さく、また冷暖気の遮断性が優れ
ているためだと考えられる。
【0036】このように、吹出口30から下方に吹き出
された冷気で、着座している着座員Pの周辺のみを集中
的に空調することができ、またガイド環状流はその外側
部分の風速が大きいためエアカーテン的な作用も果たす
ことににより、冷気と外部の暖気とを遮断する効果もあ
る。従って、省動力につながる。
【0037】次に別実施例について説明する。上述した
ように、第1ガイド角α、ガイド板長さL、第2ガイド
角β、デフレクタ長さd、デフレクタ位置δ、デフレク
タ角γを変更することにより気流領域が可変である。以
下、その気流領域を変化させる機構をもつ実施例を順に
説明する。なお、上記第1実施例と同じ部分は同じ番号
を付して詳しい説明を省略する。
【0038】まず、ガイド板長さLを可変とした実施例
を説明する。図7に示す第2実施例では、筒状壁部の外
側にさらに筒状の補助ガイド部材120が摺動自在に嵌
合されており、補助ガイド部材120に取り付けられた
スクリューギア121には、駆動側スクリューギア12
3が噛み合わされている。そして、駆動モータ125の
回転をギア127、ウォームギア129、上記駆動側ス
クリューギア123によりスクリューギア121に伝達
することにより、補助ガイド部材120を図7(A)の
矢印方向に移動させられるように構成されている。
【0039】図8に示す第3実施例は手動でガイド板長
さLを可変とするものである。筒状壁部23の外周にね
じ部23aが形成されており、補助ガイド部材120が
螺合されている。補助ガイド部材120の外周には取手
120aが設けられており、取手120a等を摘んで図
8(B)の矢印方向に回動させることにより、補助ガイ
ド部材120を図8(A)の矢印方向に移動させること
ができる。
【0040】次に、デフレクタ位置δを可変とした実施
例を説明する。図9に示す第4実施例では、デフレクタ
板10が、第1実施例でのデフレクタ支柱13は用いず
シャフト130で支持されており、そのシャフト131
の他端に取り付けられたスクリューギア131には、駆
動側スクリューギア133が噛み合わされている。そし
て、駆動モータ135の回転を駆動側スクリューギア1
33によりスクリューギア131に伝達することによ
り、デフレクタ板10を図9(A)の矢印方向に移動さ
せることができる。
【0041】図10に示す第5実施例は手動でデフレク
タ位置δを可変とするものである。第3ダクト70の出
口部1の内周にねじ部1aが形成されており、デフレク
タ板10に取り付けられたデフレクタ支持部材140が
螺合されている。このデフレクタ支持部材140を図1
0(B)を参照して更に詳しく説明する。
【0042】デフレクタ支持部材140は略円筒状で、
その外周にはねじ部140aが形成されている。また、
周方向に所定間隔で透孔140bが複数形成されてお
り、デフレクタ支持部材140内部と外部を連通してい
る。そして、デフレクタ板10の下面には取手10aが
設けられており、取手10a等を摘んで回動させること
により、デフレクタ支持部材140及びデフレクタ板1
0を図10(A)の矢印方向に移動させることができ
る。
【0043】次に、デフレクタ長さdを可変とした実施
例を説明する。図11に示す第6実施例では、デフレク
タ板10の縁に4つの補助デフレクタ板151が、図1
1(A)の矢印方向に回動可能に取り付けられている。
これら4つの補助デフレクタ板151はそれぞれワイヤ
153で釣り下げられており(図11(A)には2本の
み示す。)、駆動モータ155により対応するワイヤ巻
き157を回動させることにより、ワイヤ153を巻き
取り、あるいは繰り出し可能にされている。
【0044】従って、ワイヤ153を繰り出せば、補助
デフレクタ板151は図中に二点鎖線で示すように下方
に移動し、デフレクタ長さdが小さくなる。その状態か
らワイヤ153を巻き上げれば、補助デフレクタ板15
1は上方に移動して図中の実線の位置に戻り、デフレク
タ長さdが大きくなる。
【0045】図12に示す第7実施例では、デフレクタ
板10にシャフト160が固定されており、そのシャフ
ト160の他端に取り付けられたスクリューギア161
には、駆動側スクリューギア163が噛み合わされてい
る。そして、駆動モータ164の回転を駆動側スクリュ
ーギア163によりスクリューギア161に伝達するこ
とにより、デフレクタ板10を図12(A)の矢印方向
に移動させることができる。また、本実施例のデフレク
タ板10は図12(B)に示すように、複数本の金属シ
ャフト165による骨組みの間にゴム性膜167が設け
られており、一般的な傘と同じような構成である。
【0046】従って、シャフト160を下降させれば、
金属シャフト165及びゴム性膜167が内側にすぼ
み、結果としてデフレクタ長さdが小さくなる。逆に、
シャフト160を上昇させれば、デフレクタ板10は広
がりデフレクタ長さdが大きくなる。なお、本第7実施
例の場合は、同時にデフレクタ角γも変化する。
【0047】図13に示す第8実施例は手動でデフレク
タ長さdを可変とするものである。本実施例のデフレク
タ板10は略長方形状にされており、内部に摺動空間部
170が形成されている。そして、2枚の略長方形状の
補助デフレクタ板171が、摺動空間部170に挿入さ
れているが、補助デフレクタ板171の一端には係止部
173が設けられ、他端には取手175が設けられてい
るため、補助デフレクタ板171が摺動空間部170に
完全に入り込んでしまったり、逆に完全に出てしまった
りすることはない。そして、2枚の補助デフレクタ板1
71を互いに逆方向にスライドさせれば、デフレクタ長
さdを短くしたり長くしたりすることができる。
【0048】次に、第2ガイド角βを可変とした実施例
を説明する。図14に示す第9実施例では、筒状壁部2
3が最初から所定角度(例えば40度程度)の第2ガイ
ド角βを持っている。そして、筒状壁部の内方に、略円
筒状の補助ガイド部材180が摺動自在に配置されてお
り、補助ガイド部材180に取り付けられたスクリュー
ギア181には、駆動側スクリューギア183が噛み合
わされている。そして、駆動モータ185の回転をギア
187、ウォームギア189、上記駆動側スクリューギ
ア183によりスクリューギア181に伝達することに
より、補助ガイド部材180を図中の矢印方向に移動さ
せられるように構成されている。
【0049】従って、補助ガイド部材180を下降させ
て図14の状態にしたときには、第2ガイド角βは0度
となり、一方、補助ガイド部材180を上昇させてしま
えば、筒状壁部23が最初からもつ40度程度の第2ガ
イド角βに変更できる。図15に示す第10実施例で
は、筒状壁部23が複数に分割されており、それぞれ天
井壁部21に対して外側へ揺動自在に取り付けられてい
る。そして、各分割部分には第1シャフト191が固定
されており、第1シャフト191は、その中間付近を回
動自在に支持されている。一方、第1シャフト191の
他端は関節部192を介して第2シャフト193に接続
されており、第2シャフト193の他端は、ガイド部材
20の中央付近の上方に配置された円盤195に係合し
ている。円盤195は駆動モータ197により回動可能
にされている。
【0050】円盤195を回転させ、第2シャフト19
3を介して関節部192を中心側に移動させると、図中
に二点鎖線で示すように、第1シャフト191はその中
間付近の支持部分を支点として揺動し、分割された筒状
壁部23をそれぞれ外側へ揺動させる。従って、第2ガ
イド角βを変化させることができる。
【0051】図16に示す第11実施例では、筒状壁部
23がゴム材料でできており、伸縮性を有している。本
実施例では筒状壁部23の下端の4点にそれぞれワイヤ
201を取り付け、それら4本のワイヤ201を中央で
束ねてストッパ203で係止している。ワイヤ201を
引っ張り、ストッパ203で係止する位置を変化させる
ことにより、図中に二点鎖線で示すように、筒状壁部2
3が内側に傾斜し、第2ガイド角βを変化させることが
できる。
【0052】次に、吹き出すガイド環状流のゾーンの広
さを可変とした第12実施例を説明する。図17に示す
ように、天井壁部21と筒状壁部23とを有する第1ガ
イド部材20の内方に、第2の天井壁部221と第2の
筒状壁部223とを有する第2ガイド部材220が配置
され、第2ガイド部材220は支柱213により、第1
ガイド部材20に固定されている。
【0053】デフレクタ板10には円筒状の支持部材2
30が固定されており、この支持部材240は、上記第
2ガイド部材220の天井壁部221を貫通し、第3ダ
クト70の出口部1内部に嵌合されている。その第2ガ
イド部材220の天井壁部221との貫通部分及び、出
口部1との嵌合部分にはシール材243が介装されてい
る。
【0054】また、支持部材230の上端付近、すなわ
ち出口部1内部に嵌合されている部分にはねじ部230
aが形成されており、スクリューギア241と噛み合わ
されている。そして、駆動モータ240によりスクリュ
ーギア241を回動させることにより、支持部材230
及びデフレクタ板10を図17(A)中の矢印方向に移
動できるように構成されている。一方、支持部材230
の下端付近、すなわちデフレクタ板10に固定されてい
る付近には、図17(B)にも示すように、周方向に複
数の透孔230bが形成されており、支持部材230内
部と外部を連通している。
【0055】第12実施例の作動を図18〜20を参照
して説明する。なお、図18〜20においては、駆動モ
ータ240、スクリューギア241等の駆動機構を示す
のは省略した。まず、支持部材230及びデフレクタ板
10を下降させ、図18の状態にすると、支持部材23
0の上部が第1ガイド部材20と第2ガイド部材220
との間の通路を塞ぐ。そして、第3ダクト70は、透孔
230bを介して第2ガイド部材220側とのみ連通す
る。従って、第2ガイド部材220よりガイド環状流と
して吹き出される。このように、第2ガイド部材220
より吹き出させれば、空調範囲が狭くなり、いわゆるク
ールダウン時等に、頭部付近を集中的に冷却することが
でき、非常に有効である。
【0056】一方、図19に示すように、デフレクタ板
10を上昇させて第2ガイド部材220の天井壁部22
1に当接させると、第3ダクト70は第2ガイド部材2
20側とは非連通となり、透孔230bを介して第1ガ
イド部材20側とのみ連通する。従って、第2ガイド部
材220がデフレクタの役割を果たし、第1ガイド部材
20よりガイド環状流として吹き出される。このよう
に、第1ガイド部材20より吹き出させれば、空調範囲
が広くなり、例えばクールダウンが済んで、人体近傍を
全体的に冷却したいときに都合がよい。
【0057】なお、図20に示すように、透孔230b
が第1ガイド部材20と第2ガイド部材220側の両方
に連通するよう位置させれば、図19の場合よりもやや
人体近くに風が欲しいとき等に都合がよい。この第12
実施例を用いて吹き出すガイド環状流のゾーンの広さの
可変する際の制御例を説明する。図2において、吸込口
60内と第3ダクト70の出口部1内に温度センサ(図
示せず)を設けて吸込温度と吹出温度を検出してコント
ロールユニット(図示せず)に入力する。そして、吸込
温度と吹出温度の温度差が所定の設定値以上の場合には
駆動モータ240を駆動させてデフレクタ板10を下降
させて空調範囲を狭くして、集中的に冷却する。そし
て、温度差が設定値より小さくなったらデフレクタ板1
0を上昇させて空調範囲を広くするようにする。
【0058】上記第12実施例では、デフレクタ板10
自体を移動させるようにしたが、図21に示す第13実
施例のように、デフレクタ板10は支柱250によって
第2ガイド部材に固定しておき、上記第11実施例にお
ける支持部材230の下端に同径の円盤状部251を設
けて空気通路切替ダクト253としても同様に実施でき
る。
【0059】具体的には、円盤状部251が第2天井壁
部221と同じ位置にあれば、第2ガイド部材220側
との連通が断たれ、第3ダクト70は透孔230bを介
して第1ガイド部材20側とのみ連通する。一方、図2
1に示すように、円盤状部251がデフレクタ板10状
に載置された状態になれば、第1ガイド部材20側との
連通が断たれ、第3ダクト70は透孔230bを介して
第1ガイド部材220側とのみ連通する。
【0060】次に、手動で切り替える第14実施例を図
22を参照して説明する。駆動モータ240、スクリュ
ーギア241が無いだけで、その他の基本的構成は同じ
であり、同じ符号により示す。支持部材230の上部に
はねじ部260が形成されており、出口部1の内部に螺
合されている。そして、手等でデフレクタ板10を図中
の矢印方向に回動させることにより、デフレクタ板10
の位置を上昇または下降させることができる。
【0061】さらに別実施例を説明する。図23に示す
第15実施例では、デフレクタ板10に小さな孔270
が多数穿設してあり、孔270からも空気が噴出される
ようにされている。このようにすることによっても、ガ
イド部材20に沿った壁面噴流の内部に弱い風を吹き出
すことができる。
【0062】また、図24に示す第16実施例ではデフ
レクタ板10が設けられていない。本実施例では、第3
ダクト70の出口部1が上方に開口しており、ガイド部
材300の天井壁部301が、出口部1よりも大きく形
成されかつ、出口部1と離間し、出口部からの流れを遮
るように配置されている。そして、筒状壁部303はそ
の天井壁部301に連設し、出口部1側へ向けて筒状に
形成されており、出口部1よりも大きな内径を有してい
る。
【0063】そして、出口部1から吹き出された流れ
は、天井壁部301に衝突して外側に流れ、天井壁部3
01及び連設する筒状壁部303に沿ってガイドされて
吹出口305より環状に吹き出される。従って、第1実
施例等と同様に、吹き出されるガイド環状流は外側の速
度が速くて内側が遅く、また気流の展開角も小さいため
に下流への到達性がよく、エアカーテン的な領域が形成
される。従って、吹き出された冷気は、着座員の周辺に
のみエアカーテン状に広がり、エアカーテン内部の冷気
と外部の暖気との遮断効果も発揮するため、空調空気の
温度上昇も少なくなる。
【0064】次に、デフレクタ位置δを可変とした実施
例を説明する。デフレクタ位置δ(=出口部1の端から
デフレクタ板10までの距離)を可変とするものは、上
述の第4,5実施例(図9,10参照)の等においても
説明したが、図25に示す第17実施例は、コンピュー
タ等による自動制御ではなく、ハードのみでデフレクタ
位置δが自動的に変化するようにしたものである。
【0065】この第17実施例では、デフレクタ板10
が、第1実施例でのデフレクタ支柱13は用いずバネ3
11で支持されている。なお、バネ311による振動を
吸収するためにダンパ313が併設されている。従っ
て、デフレクタ板10に加わる力が大きいほど、すなわ
ち出口部1から吹き出される風速V(単位はm/s)が
大きくなるほど、デフレクタ位置δも大きくなることが
判る。
【0066】そして、どの程度の風速でデフレクタ位置
δがどのようになるかは、主にバネ311のバネ定数に
よって定まる。従って、どのようバネ定数のバネ311
を用いるかについての一考察を行う。図26は、デフレ
クタ位置δと吹出風速Vによりガイド環状流の形成状態
がどのように変化するかを実験した結果を模式的に表し
たものである。
【0067】図26(A)には、デフレクタ位置δ=2
5(mm)で吹出風速V=0.35(m/s)の場合の
気流形成状態を示す。この場合、ガイド環状流は筒状壁
部23を超えて外側に大きくはみ出てしまう。そのた
め、下流においてガイド環状流のゾーンが広がり、風速
も遅くなる。
【0068】一方、図26(B)に示すデフレクタ位置
δ=25(mm)で吹出風速V=1.0(m/s)の場
合では、エントレイメント効果が強く生じ、ガイド環状
流は内側に巻き込まれて展開角が小さくなり、また外側
の速度が速くて内側が遅いために下流への到達性がよ
く、乗員Pの周囲にエアカーテン的な領域が良好に形成
されていることが判る。
【0069】また、図26(C)には、吹出風速Vは図
26(A)の場合と同じV=1.0(m/s)である
が、デフレクタ位置δをδ=10(mm)とした場合の
気流形成状態を示す。この場合は、図26(A)と同じ
吹出風速でありながら、デフレクタ位置δを小さく、す
なわち出口部1の端からデフレクタ板10までの距離を
短くすることによって、エントレイメント効果が生じ、
ガイド環状流は内側に巻き込まれて展開角が小さくな
り、乗員Pの周囲にエアカーテン的な領域が良好に形成
されていることが判る。
【0070】従って、例えば吹出風速V=1.0(m/
s)の場合にはデフレクタ位置δ=25(mm)とな
り、吹出風速V=0.35(m/s)の場合にはデフレ
クタ位置δ=10(mm)となるようなバネ定数を持つ
バネ311を採用すれば、少なくともこの2種類の吹出
風速(V=1.0m/s,0.35m/s)において
は、乗員Pの周囲にエアカーテン的な領域が良好に形成
されるようなデフレクタ位置δに、自動的に変化する構
成を実現できる なお、図27に、デフレクタ位置δと乗員部(にあたる
気流)の範囲との関係を考察するための実験結果を示
す。白丸「○」で示した曲線が吹出風速V=1.0(m
/s)の場合、白四角「□」で示した曲線が吹出風速V
=0.5(m/s)の場合 、白三角「△」で示した曲
線が吹出風速V=0.35(m/s)の場合である。乗
員部(にあたる気流)の範囲の目標値を300mmと
し、上下50mmずつ、すなわち250mm〜350m
mを目標範囲とする。目標値を達成するためには、吹出
風速が低いほど、デフレクタ位置δを小さくする必要が
あることが判る。
【0071】図28の第18実施例は、風速センサ31
5を用いて、吹出風速を検出し、その検出風速に基づい
て、デフレクタ位置δを自動制御しようとするものであ
る。本実施例では、デフレクタ板10がシャフト320
で支持されており、そのシャフト320の他端に取り付
けられたスクリューギア321には、駆動側スクリュー
ギア323が噛み合わされている。そして、駆動モータ
335の回転をギア327、ウォームギア329、上記
駆動側スクリューギア323によりスクリューギア32
1に伝達することにより、デフレクタ板10を図28の
矢印方向に移動させてデフレクタ位置δを変化させられ
るように構成されている。
【0072】風速センサ315は出口部1に配置されて
おり、その検出信号はアンプ337に入力する。アンプ
337は風速センサ315によって検出した風速に基づ
いてモータ335を駆動させ、デフレクタ板10を上下
させる。なお、風のいやらしさを低減させたいときに
は、マニュアルで「ゆらぎ」ボタン339を押すことに
よりある一定の周期(例えば10秒)でデフレクタ板1
0を上下させて風量ゆらぎを可能にする。
【0073】デフレクタ位置δを自動制御する例とし
て、車内の各着座位置に対応する位置に複数の吹出口が
あるような場合、例えば着座センサで着座の有無を判断
し、着座していない吹出口に対しては、デフレクタ板1
0を最上部まで、すなわちデフレタク板10が天井壁部
21に当接する位置まで引き上げて吹出口を閉じるもの
も考えられる。
【0074】上記第17,18実施例では、バネ311
やモータ駆動によってデフレクタ位置δを可変とする例
を示したが、図3(A)に示す第2ガイド角β(=出口
部1の軸方向に対する筒状壁部23の角度)やデフレク
タ角γ(=出口部1の軸方向と直交する方向に対するデ
フレクタ板10の角度)についても、デフレクタ位置δ
の場合と同様に実施可能である。
【0075】第2ガイド角βの場合であれば、吹出風速
が大の場合は筒状壁部23が外側に広がり、小の場合は
内側に縮むように、バネやモータ駆動によって設定すれ
ばよい。一方、デフレクタ角γも同様に吹出風速によっ
て変化するように、バネやモータ駆動によって設定する
ことができる。また、例えば窓が曇った場合に、気流が
窓に向かうようにデフレクタ角γを制御し、窓の曇りを
晴らすようにすることも考えられる。
【0076】尚、上述のすべての実施例は自動車用の空
調装置として本発明を用いた場合の例であったが、本発
明は自動車用あるいは座席用に限定されるものではな
く、流対流を吹き出す出口部を備えるものであれば、適
用可能である。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の流体流吹
出制御装置により吹き出された環状気流は、外側の速度
が速くて内側が遅く、また気流の展開角も小さいために
下流への到達性がよく、エアカーテン的な領域が形成さ
れる。従って、例えば座席用の空調装置の吹出部分に用
いれば、冷房時に吹き出された冷気は、着座員の周辺に
のみエアカーテン状に広がり、エアカーテン内部の冷気
と外部の暖気との遮断効果も発揮するため、空調空気の
温度上昇も少なくなる。そして、必要領域への集中的な
吹出の実現により、ひいては消費動力の低減にも寄与す
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の流体流吹出制御装置の第1実施例を
示し、(A)はその断面図、(B)は下面図である。
【図2】 自動車の車室前方を模式的に示した模式的断
面図である。
【図3】 デフレクタ板及びガイド部材の形状に変化を
与える要素を模式的に示す説明図である。
【図4】 実験結果を示し、空気の流れを流線で示した
図である。
【図5】 第1実施例の変形例を示す断面図である。
【図6】 実験結果を示し、それぞれ(A)は実験条件
Aタイプを示す説明図、(B)は同じくBタイプを示す
説明図、(C)は検出線DL上の各検出点における温度
を示す図である。
【図7】 (A)は第2実施例を示す断面図、(B)は
同じく下面図である。
【図8】 (A)は第3実施例を示す断面図、(B)は
同じく下面図である。
【図9】 (A)は第4実施例を示す断面図、(B)は
同じく下面図である。
【図10】 (A)は第5実施例を示す断面図、(B)
はデフレクタ支持部材の斜視図である。
【図11】 (A)は第6実施例を示す断面図、(B)
は同じく下面図である。
【図12】 (A)は第7実施例を示す断面図、(B)
はデフレクタ板の下面図である。
【図13】 (A)は第8実施例を示す断面図、(B)
は同じく下面図である。
【図14】 第9実施例を示す断面図である。
【図15】 第10実施例を示す断面図である。
【図16】 (A)は第11実施例を示す断面図、
(B)は同じく下面図である。
【図17】 (A)は第12実施例を示す断面図、
(B)はデフレクタ及び支持部材を示す斜視図である。
【図18】 第12実施例の作動を示す断面図である。
【図19】 第12実施例の作動を示す断面図である。
【図20】 第12実施例の作動を示す断面図である。
【図21】 第13実施例を示す断面図である。
【図22】 第14実施例を示す断面図である。
【図23】 (A)は第15実施例を示す断面図、
(B)は同じく下面図である。
【図24】 (A)は第16実施例を示す断面図、
(B)は同じく下面図である。
【図25】 第17実施例を示す断面図である。
【図26】 デフレクタ位置δと吹出風速Vによりガイ
ド環状流の形成状態がどのように変化するかを実験した
結果を模式的に表した図である。
【図27】 デフレクタ位置δと乗員部(にあたる気
流)の範囲との関係を考察するための実験結果を示すグ
ラフである。
【図28】 第18実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
DL…検出線、 L…ガイド板長さ、
P…着座員、d…デフレクタ長さ、 α…第1ガイ
ド角、 β…第2ガイド角、γ…デフレクタ角、
δ…デフレクタ位置、 1…出口部、10…デ
フレクタ板、 13…デフレクタ支柱、20,22
0,300…ガイド部材、21,221,301…天井
壁部、23,223,303…筒状壁部、30,305
…吹出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大須賀 正彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 青木 新治 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−89947(JP,A) 特開 平2−258407(JP,A) 実開 昭51−58564(JP,U) 実開 昭63−116842(JP,U) 実開 昭61−181242(JP,U) 実開 平1−109748(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/34 F24F 13/062 F24F 13/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流出する出口部近傍に設けられ、
    該出口部より吹き出される流体を制御する流体流吹出制
    御装置であって、 上記出口部よりも大きく形成されかつ、上記出口部と離
    間し、上記出口部の下流において流れを遮るように配置
    された天井壁部及び、該天井壁部に連設し上記出口部側
    へ向けて筒状に形成され、上記出口部よりも大きな内径
    を有する筒状壁部とを持つガイド部材を備え、上記出口
    部から吹き出された流れが上記ガイド部材に導かれて環
    状に吹き出されるよう構成したことを特徴とする流体流
    吹出制御装置。
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