JP3305954B2 - 成形品のゲートカット機構 - Google Patents

成形品のゲートカット機構

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JP3305954B2
JP3305954B2 JP21173896A JP21173896A JP3305954B2 JP 3305954 B2 JP3305954 B2 JP 3305954B2 JP 21173896 A JP21173896 A JP 21173896A JP 21173896 A JP21173896 A JP 21173896A JP 3305954 B2 JP3305954 B2 JP 3305954B2
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信行 藤田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形品のゲートを
切断して除去する成形品のゲートカット機構に関し、特
に、切断刃の調整を容易に行えるようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、射出成形等により製作される成
形品においては、通常の製品として必要な寸法精度のみ
ならず、平面度等の幾何学的な寸法精度や、艶、色あい
等の外観性を十分に確保する必要のあるものが知られて
いる。
【0003】例えば、ICチップを搭載するICカード
のカード本体として用いられる成形品においては、小形
であることも相俟って、これらの要求が厳しく、僅かな
傷や汚れも不良品となってしまう。
【0004】ところが、このような成形品においては、
金型に溶融樹脂を充填して、所定形状に形成しているの
で、金型には樹脂を注入する注入孔が設けられており、
成形品の表面には、必ず僅かな注入痕跡が現れてしま
う。
【0005】特に、カード本体の表裏面は、後続する印
刷工程によって、着色したりマークを印刷する場合が多
く、表面の平面度を確実且つ十分に確保する必要があ
る。そこで、成形時に、カード本体の側面に、ゲート部
を一体的に設け、このゲート部付近に金型の注入孔を位
置させることにより、ゲート部に注入痕を設けるように
し、そして、ゲート部を除去することにより、カード本
体に注入痕を残留させないようにしている。
【0006】従って、このようにゲート付きで成形され
た成形品は、この成形品のゲート部を除去するための各
種のゲートカット装置が提案されている。
【0007】例えば、図14に示すように、従来のゲー
トカット装置51は、ゲートg付き成形品w(この例で
はICカード)を移送する移送経路52の途中に配設さ
れ、この移送経路52は、略水平に配設されるととも
に、図示を省略した移送機構を備えている。また、この
移送経路52上を移送される成形品wは、予め向きを揃
えて、すなわち、そのゲートgを移送方向の前方に向け
て、移送されるように設けられている。
【0008】更に、ゲートカット装置51は、移送経路
52上に出没動作し、ゲート付き成形品wを所定の停止
位置に停止させるストッパ部材53と、このストッパ部
材53に成形品wを押圧する押圧部材54と、この成形
品wの停止位置に対応して配設され、成形品wのゲート
gを切断する下刃57及び上刃55と、図示を省略した
センサとから構成されている。
【0009】この下刃57は、移送経路52の下側に、
その刃先を上向きに固定して、配設されている。この下
刃57は、鋼鉄素材を長板状に形成し、その上端に鈍角
の片刃状の刃先が形成され、この下刃57の刃先面は、
移送経路52の下流側に向けられるとともに、その刃先
が、僅かに移送経路52の下方位置になるように設定さ
れて固定されている。
【0010】また、上刃55は、下刃57に対応して、
その刃先を下向きにして、移送経路52の上方に、図示
を省略した駆動機構により、上下動可能に配設されてい
る。また、この上刃55は、鋼鉄素材を長板状に形成
し、その上端に鈍角の片刃状の刃先が形成され、少なく
とも、その刃先部分には、切れ味を高める焼き入れ処理
が施されている。また、この上刃55の刃先面は、移送
経路52の上流側に向けられるとともに、駆動機構によ
り、その刃先が、少なくとも、成形品wよりも上方に位
置するとともに、この位置から、移送経路52の下方位
置に配置された下刃57の刃先に到達する位置まで上下
に移動できるようにしている。
【0011】更に、上刃55の刃先面と、下刃57の刃
先面との移送方向における間隙距離は、可能な限り微小
な間隙距離になるように、調整されている。
【0012】そして、移送経路52上を移送されてきた
ゲートg付き成形品wは、移送経路52上に突出された
ストッパ部材53に当接して停止し、更に、移送方向の
後端を押圧部材54に押されて、その位置に固定され
る。次に、上刃55が、下降して、ゲートgは、切断さ
れ成形品wから分離除去される。最後に、上刃55が上
昇するとともに、ストッパ部材53が下降して退避し、
ゲート除去された成形品wが、移送経路52の下流に移
送され、次工程等に送られる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したゲ
ートカット機構においては、成形品を切断位置に停止さ
せるストッパ部材と、上下刃からなるカッターとの位置
調節、更にはカッター自体の位置調節が困難であるとい
う不都合が生じていた。
【0014】すなわち、従来の調整不良なカッター機構
によると、成形品に、凸形状のゲート残りや、凹形状の
食い込みが形成されてしまうものであった。
【0015】特に、このような上下カット刃の調整作業
は、慎重な調整を要求され、カット刃が損傷するおそれ
が、多分にあった。すなわち、これらのカット刃は、カ
ット時の切れ味を向上させるために、焼き入れが施さ
れ、強度的にもろくなっており、僅かに食い違った場合
にも、ぶつかって割れたり、微小の欠損を生じてしまう
ものであった。
【0016】そこで、本発明は、ストッパ部材と、カッ
ターとの位置調節、更にはカッター自体の位置調節が容
易で、成形品に、凸形状のゲート残りや凹形状の食い込
みの形成がなく、カット刃の損傷を回避できるゲートカ
ット機構を提案するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願第1請求項の発明
は、ゲート付き成形品のゲートを上下刃で切断して除去
する成形品のゲートカット機構において、前記上下刃
は、成形品を移送する移送経路の途中に配設されるもの
であって、上刃は前記移送経路の上部に、下刃は該移送
経路の下部に、配設され、 前記成形品は、前記ゲートを
移送方向の前方に向けて移送されるものであり、 前記
下刃の一方の刃に、前記成形品の先端が当接するストッ
パ部と、当該ストッパ部に連なる切り刃部と、を備え、
前記ストッパ部は、前記上下刃の噛み合い時に他方の刃
に摺接し、前記切り刃部は、前記ストッパ部に前記成形
品の先端が当接した際、前記ゲートに対峙するものであ
り、且つ、前記上下刃の噛み合い時に前記ストッパ部に
続いて他方の刃に摺接して、前記成形品のゲートを切断
する構成の成形品のゲートカット機構である。
【0018】このように構成した場合は、上下刃が、流
れてくる成形品のゲートを切断する際には、当該成形品
の先端が前記一方の刃のストッパ部に当接するので、成
形品の位置決めがなされる。更に上下刃の噛み合いが進
むと、前記一方の刃の切り刃部が他方の刃の切り刃部に
摺接するので、成形品の位置決めがなされたまま上下刃
の双方の切り刃部の交差により、成形品のゲートが切断
される。
【0019】本願第2請求項の発明は、ゲート付き成形
品のゲートを上下刃で切断して除去する成形品のゲート
カット機構において、前記上下刃は、成形品を移送する
移送経路の途中に配設されるものであって、上刃は前記
移送経路の上部に、下刃は該移送経路の下部に、配設さ
れ、 前記成形品は、前記ゲートを移送方向の前方に向け
て移送されるものであり、 前記上下刃の一方の刃に、
成形品の先端が当接するストッパ部と、当該ストッパ
部に連なる切り刃部と、前記成形品を押圧する成形品押
さえ部と、を備え、前記ストッパ部は、前記上下刃の噛
み合い時に他方の刃に摺接し、前記切り刃部は、前記ス
トッパ部に前記成形品の先端が当接した際、前記ゲート
に対峙するものであり、且つ、前記上下刃の噛み合い時
に前記ストッパ部に続いて他方の刃に摺接して、前記成
形品のゲートを切断する構成の成形品のゲートカット機
構である。
【0020】このように構成した場合は、前記第1請求
項の発明同様、上下刃が、流れてくる成形品のゲートを
切断する際には、当該成形品の先端が前記一方の刃のス
トッパ部に当接するので、成形品の位置決めがなされ
る。このとき、別途設けられている、ストッパ部を有す
る刃と同行する成形品押さえ部により、成形品は押えら
れて、当該成形品の位置決めが一層良好になされる。更
に上下刃の噛み合いが進むと、前記一方の刃の切り刃部
が他方の刃の切り刃部に摺接するので、成形品の位置決
めがなされたまま上下刃の双方の切り刃部の交差によ
り、成形品のゲートが切断される。
【0021】本願第3請求項の発明は、前記請求項1又
は2記載の発明において、上下刃の一方の刃に、他方の
刃を呑み込む嵌合部が形成されている構成の成形品のゲ
ートカット機構である。
【0022】このように構成した場合は、上下刃のズレ
を防止することができる。
【0023】このように、本発明によれば、ストッパ部
材と、カッターとの位置調節、更にはカッター自体の位
置調節が容易で、成形品に、凸形状のゲート残りや凹形
状の食い込みの形成がなく、カット刃の損傷を回避でき
るゲートカット機構を得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る具体例を図
1ないし図13に基づいて説明する。
【0025】図1において、本例のゲートカット装置1
は、移送経路2の途中に配設され、成形品wを切断位置
に停止させるストッパ部5bを一体に設けた上刃5と、
この上刃5を、退避位置、ストッパ位置、切断終了位置
に移動させる2段シリンダ装置6と、この上刃5に応じ
て、移送経路2の下方に配設された下刃7と、この下刃
7を、退避位置、切断動作位置に移動させるシリンダ装
置8と、これらのシリンダ装置6,8の動作を制御する
図示を省略した制御回路から構成されている。
【0026】また、この制御回路は、移送経路2上のゲ
ートカット装置1の上流下流の所定箇所に設けられたス
トッパ装置10,11に接続され、これらのストッパ装
置10,11の動作を制御している。これらのストッパ
装置10,11は、移送経路上の所定箇所に出没動作す
る係止ロッド部10a,11aを備え、この経路上に係
止ロッド部10a,11aを突出させることにより、成
形品wを停止することができるようにしている。
【0027】更に、前記制御回路は、図示を省略した複
数のセンサに接続され、これらのセンサは、経路上に設
けた各ストッパ装置10,11の成形品wを停止する各
位置の近傍に設けられ、これらの各センサにより、各停
止位置に成形品wが停止しているか否かを、判別できる
ようにしている。
【0028】そして、移送経路2の上流から流れて連続
的に供給されるゲートg付き成形品wを、これらのスト
ッパ装置10,11、センサ、ゲートカット装置1の連
係動作により、順次、ゲートカット処理するようにして
いる。
【0029】尚、同図中、12は、ゲートカット装置1
によって、成形品wから切断され分離落下するゲートg
を収納するダスト収納部であり、13は、移送経路2の
終端に配置され、ゲート除去処理された成形品wを積層
して収納する収納マガジン部である。
【0030】また、本例においては、成形品wとして、
ICチップを搭載するICカードを用いた例について説
明する。すなわち、このようなICカードは、略薄板カ
ード状に形成されたカード本体に、ICチップを埋設す
るとともに、このICチップと外部機器とを接続する外
部端子を設けて構成され、このカード本体は、非導電素
材の樹脂を用いた成形品wとして製作されている。ま
た、この成形品wには、上述したように注入痕をカード
本体に残留させないように、樹脂注入用のゲートgを設
けている。
【0031】すなわち、図2(1)ないし(3)に示す
ように、この成形品wのゲートgは、同成形品wの側面
に、ダイレクトにゲートを設けたスタンダードゲート方
式が用いられ、このゲートgに対応した金型の箇所に、
樹脂注入用の注入孔を設け、成形品w自体ではなく、ゲ
ートgに注入痕を残留させるようにしている。また、こ
のゲートgは、基端側が広がったファンゲート形状に形
成され、このカード・タイプのような幅広形状の成形品
wに対して、充填する樹脂の配向性による悪影響を防止
している。
【0032】そして、このようなゲートg付き成形品w
は、本例のゲートカット装置1を用いて、そのゲートg
が切断除去され、図2(4)及び(5)に示すように、
樹脂注入痕跡が残らない成形品w、つまり、カード本体
として製作される。
【0033】尚、同図中のhは、ICチップ及び外部接
続端子を装着する2段階の深さを有する装着凹部であ
る。
【0034】再び図1に示すように、前記移送経路2
は、所定の傾斜角度に傾斜して設けられ、成形品w自体
の自重により、成形品wが上流(同図中の左側)から下
流(同図中の右側)に、滑落して移送されようにしてい
る。また、この移送経路2の上流から供給される成形品
wは、予め向きを揃えて、すなわち、そのゲートgを移
送方向の前方に向けて、供給するようにしている。
【0035】また、2段シリンダ装置6は、移送経路2
の上方で且つ、この傾斜した移送経路2に直交したフレ
ーム体15に、取り付けられ、上刃ホルダー16を介し
て、上刃5が下向きに取り付けられている。そして、こ
の2段シリンダ装置6の駆動により、上刃5を、傾斜し
た移送経路2に対して直交する方向の上昇、降下移動が
可能なようにしている。
【0036】すなわち、この2段シリンダ装置6は、フ
レーム体15の上端に固定された固定プレート17と、
この固定プレート17に下向きに固定されたガイド軸受
け22と、このガイド軸受け22に、その長手方向にス
ライド移動可能に保持されたガイド軸22aと、このガ
イド軸22aの先端に固着されフレーム体15に沿った
上下のスライド移動が可能に設けられた可動プレート1
9とから構成され、この可動プレートの下面には、上刃
ホルダー16を介して、上刃5が下向きに取り付けられ
ている。更に、固定プレート17には、第1シリンダ1
8が下向きに固定される一方、可動プレート19には、
第2シリンダ20が上向きに固定され、これらの第1,
第2シリンダ18,20の互いのロッド18a,20a
先端が結合部材21を介して結合され、それぞれ、ロッ
ド18a,20aが所定の伸縮動作をするように設けら
れ、上刃5の上下方向の動作位置が、3つのポジション
を適宜、選択できるようにしている。
【0037】この第1シリンダ18のロッド伸展量は、
第2シリンダ20が縮退動作している場合において、そ
のロッド18aが伸展すると、可動プレート19に装着
されている上刃5が、ストッパ位置に位置するような伸
展量に設定されている。すなわち、この場合には、後述
する上刃5に一体に設けられたストッパ部5bのみが、
少なくとも移送経路2上に当接し、上刃5の切り刃部5
a自体は、少なくとも成形品wの厚みよりも大きく移送
経路2から離れた状態になる。
【0038】前記第2シリンダ20のロッド伸展量は、
第1シリンダ18が伸展動作している場合において、そ
のロッド20aが伸展すると、少なくとも、上刃5の切
り刃部5aが、移送経路2の下側に配置された下刃7に
到達するように設定されている。
【0039】従って、第1,第2シリンダ18,20が
縮退動作した場合には、上刃5は、その切り刃部5aの
みならず、そのストッパ部5bも、移送経路上から引き
上げられた退避位置となり、自由に成形品wが通過でき
るようにしている。
【0040】また、第1シリンダ18のみが伸展動作し
た場合には、上刃5のストッパ部5bのみが、移送経路
2に当接するストッパ位置となり、このストッパ部5b
により、成形品wを停止できるようにしている。
【0041】更に、第1,第2シリンダ18,20の両
方が伸展動作した場合、すなわち、前述した第1シリン
ダ18のみが伸展動作したストッパ位置の状態から、第
2シリンダも伸展動作した場合には、上刃5の切り刃部
5aが、移送経路2の下方に配置された下刃7に到達
し、この動作途中に成形品wのゲートgをカット動作す
るようにしている。
【0042】前記シリンダ装置8は、移送経路2の下方
で且つ、この傾斜した移送経路2に直交したフレーム体
25に取り付けられ、下刃ホルダー26を介して、下刃
7が上向きに取り付けられている。そして、このシリン
ダ装置8の動作により、下刃7を、傾斜した移送経路2
に対して直交する方向の上昇、降下移動が可能なように
している。
【0043】すなわち、このシリンダ装置8は、フレー
ム体25の下端に固定された固定プレート27と、この
固定プレート17に上向きに固定されたガイド軸受け3
0と、このガイド軸受け30に、その長手方向にスライ
ド移動可能に保持されたガイド軸30aと、このガイド
軸30aの先端に固着されフレーム体15に沿った上下
のスライド移動が可能に設けられた可動プレート29と
から構成され、この可動プレート29には、下刃ホルダ
ー26が固定され、この下刃ホルダー26に下刃7が上
向きに装着されている。また、この固定プレート27に
は、シリンダ28が上向きに固定され、このシリンダ2
8のロッド28a先端には、可動プレート29が接続さ
れている。従って、シリンダ28の伸縮動作により、ガ
イド軸30aに保持された可動プレート29、すなわ
ち、下刃ホルダー26及び下刃7が、フレーム体25に
沿って上下動可能になっている。
【0044】そして、後述するように、ゲートカットが
終了した際には、シリンダ装置8により下刃7が、移送
経路2から下降した位置に退避され、この下刃7による
成形品wの損傷を防止できるようにしている。
【0045】このようにして、上刃5及び下刃7は、図
3に示すように、それぞれ、専用のホルダー16,26
を介して、各シリンダ装置6,8に接続されている。
【0046】この上刃5は、図4に示すように、略門型
形状に形成され、中央部のゲートgを切断する切り刃部
5aと、この両脇に設けられ切断移動方向に延在された
ストッパ部5bとから構成され、このストッパ部5bに
よって、成形品wの端部を上下刃5,7のカット面に揃
えて位置決めし停止させると共に、上下刃5,7の位置
決め調整ができるようにしている。
【0047】すなわち、上刃5は、成形品wのゲートg
幅よりも幅広い縦長板状に形成された部材の、略中央部
を切欠き、この切り欠いた箇所に切り刃部5aを設けて
構成され、この切り刃部5aの両脇に残留した部分を、
成形品wを所定の切断位置に停止させると共に、上刃5
を下刃7に適正にガイドするストッパ部5bとしてい
る。
【0048】この上刃5の切り刃部5aは、その2つの
刃先面の間に鋭角な刃先角度が設定されており、この上
刃5の一方の刃先面は、ストッパ部5bのストッパ面と
同一に、つまり、切り刃部5aは片刃状に形成され、切
り刃部5aのカット面を、ストッパ部5bの当て面と、
連続した同一面となるように設けられている。
【0049】従って、成形品wの側端部が、この上刃5
のストッパ面に当接して停止した場合には、確実に、こ
のストッパ面と同一の切り刃面により、切断処理が行わ
れることになる。また、上刃5の切り刃面と同一面のス
トッパ部5bを一体に設けているので、このストッパ部
5bにより、上刃5と下刃7が食い違って、損傷するこ
とを確実に防止することができる。
【0050】また、少なくとも、この上刃5の切り刃部
5aは、焼き入れ処理が施され、切り刃としての切れ味
を高めている。
【0051】尚、この上刃5の刃形状は、ゲートg形状
等の諸条件に応じて、図5及び図6に示すようなものを
選択してよい。
【0052】更に、この上刃5全体の厚さ寸法は、厳密
に規定され、高精度な加工寸法で製作され、後述する下
刃7と、下刃ホルダー26とにより形成される間隙部も
同様な高精度の寸法加工が行われている。
【0053】また更に、このストッパ部5b下側の先端
は、先細りのテーパー形状に形成され、このストッパ部
5bが、下刃7と下刃ホルダー26とにより形成した間
隙部から一旦、離脱した場合にも、再び間隙部にスムー
ズに挿入できるようにしている。
【0054】この上刃5の上側には、左右方向に非対称
な位置に、装着用のネジ孔5cが設けられている。
【0055】この上刃5は、上刃ホルダー16を介し
て、前述した2段シリンダ装置6の可動プレート19の
下面に接続されている。すなわち、この上刃ホルダー1
6は、平面視が略コ字状形状に形成され、コ字状の左右
壁に囲まれた底面壁部に、上刃5の上部を密着させ、ネ
ジ止め装着することにより、上刃5を交換が容易に、且
つ安定して強固に保持できるようにしている。
【0056】また、この上刃ホルダー16には、上刃5
と同様に、左右方向に非対称な位置に、ネジ孔が設けら
れている。従って、上刃ホルダー16に、上刃5を装着
する場合には、上刃ホルダー16と、上刃5とに設けた
ネジ孔が、互いに正確に一致しないと装着固定できない
ので、上刃5の表と裏を適正に、すなわち、上刃5の刃
先面部を、確実に移送経路2に対して、上流側に向けて
装着できるようにしている。
【0057】この下刃7は、図7に示すように、所定の
厚さを有する板形状に形成され、上端に切り刃部7aが
形成されている。
【0058】また、この切り刃部7aは、その2つの刃
先面の間に鈍角な刃先角度が設定され、切り刃部7aの
対摩耗性を高めており、また、この下刃7の一方の刃先
面は、垂直面と同一に、つまり、片刃状に形成されてい
る。
【0059】従って、前述したように、上刃5に設けた
切り刃部5aの刃先角度を鋭角に設けると共に、この下
刃7に設けた切り刃部7aの刃先角度を鈍角に設けるこ
とにより、ゲートカット動作により生じる刃先の損耗や
破損の大部分を、上刃5側に生じるようにして、交換が
容易な上刃5のみを交換して済ませるようにしている。
【0060】また、下刃7の左右両側には、左右方向に
対して非対称な位置に、つまり、左右で高さ位置が異な
る位置に、装着用のネジ孔7bが設けられている。
【0061】更に、この下刃7は、前述したように、下
刃ホルダー26を介して、移送経路2の下方に配設され
たシリンダ装置8に接続されている。
【0062】下刃ホルダー26は、図8に示すように、
平面視略L字状に形成された2つの部材により構成さ
れ、下刃7を両側から、安定して強固に保持するととも
に、略中央に移送方向に沿った所定の間隙部を形成する
ようにしている。すなわち、これらの部材のA,B部寸
法は、図5に示す上刃5のa,b部寸法と同様に、高度
な寸法精度により製作加工されている。従って、図9に
示すように、この下刃7と下刃ホルダー26により形成
される高精度な間隙寸法の間隙部に、同様に高精度な厚
さ及び幅寸法の上刃5を、挿入しているので、上刃5と
下刃7との刃のズレを防止でき、相互の位置決めを容易
且つ確実に行うことができる。
【0063】また、この下刃ホルダー26には、下刃7
と同様に、左右方向に非対称な位置に、ネジ孔が設けら
れている。従って、下刃ホルダー26に、下刃7を装着
する場合には、下刃ホルダー26と、下刃7に設けたネ
ジ孔が、互いに一致するようにしないと、装着固定でき
ないので、下刃7の表と裏を適正に、すなわち、下刃7
の刃先面部を、確実に移送経路2に対して、下流側に向
けて装着できるようにしている。
【0064】また、再び図1に示すように、2段シリン
ダ装置6には、ゲートカット動作時に、上刃5と連係動
作する成形品押さえ部23が設けられており、この成形
品押さえ部23により、動作時に、成形品wが移送経路
2から浮き上がることを防止するようにしている。
【0065】すなわち、この成形品押さえ部23は、所
定長のロッド23aの先端に、成形品wよりも柔らかい
素材を用いて形成された緩衝部材23bを取り付けると
ともに、ロッド23aの基端は、可動プレート19を貫
通しているとともに、抜け止め片23cが固定され、こ
のロッド23aの周囲の緩衝部材23bと可動プレート
19との間には、スプリングバネ23dが介装されてい
る。
【0066】従って、後述するように、上刃5が、スト
ッパ位置から降下して、ゲートカット動作する場合に
は、まず、上刃5の切り刃部7aが成形品wのゲートg
に接触する以前に、カード押さえ部23先端の緩衝部材
23bが成形品wに当接し、更に連続して上刃5が降下
すると、カード押さえ部23のスプリングバネ23dが
縮退しながら適切な押圧力を緩衝部材23bに供給し続
けるので、成形品wを安定して、切断位置に押し付け保
持することができる。この結果、成形品wが浮き上がっ
たり、上刃5の切り刃部5aから逃げるといった位置ず
れを防止でき、適正な姿勢を保持したまま、正確にゲー
トgをカットすることができる。
【0067】次に、本例のゲートカット装置1の動作を
説明する。
【0068】まず、図10に示すように、上刃5が1
段、下降し、そのストッパ部5bがストッパ位置に停止
する。すなわち、2段シリンダの第1シリンダ18のみ
が伸展動作している。そして、移送経路52上を移送さ
れてきたゲートg付き成形品wは、移送経路52上に位
置する上刃5のストッパ部5bに当接して停止する。
【0069】次に、上刃5と下刃7とにより、ゲートカ
ット動作が実行される。
【0070】すなわち、2段シリンダの第2シリンダ2
0が伸展動作して、上刃5が下降する。
【0071】この際、図11に示すように、上刃5の切
り刃部5aが成形品wのゲートgに接触する以前に、カ
ード押さえ部23先端の緩衝部材23bが成形品wに当
接し、成形品wを確実にその位置に固定する。
【0072】そして、図12に示すように、上刃5の切
り刃部5aが下刃7に到達して、ゲートgが切断され、
成形品wから分離除去される。
【0073】最後に、図13に示すように、上刃5が上
昇して初期位置に復帰するとともに、下刃7が下降して
退避し、ゲート除去された成形品wが、移送経路52の
下流側に移送され、次工程等に送られる。
【0074】尚、前記具体例においては、上刃にストッ
パ部を一体に設けたが、これに限らず、下刃にストッパ
部を一体に設けてもよい。
【0075】また、本例の上刃に設けたストッパ部は、
カード形状に形成された成形品の端部に対応して、単一
の直線上に、配置した構成としたが、これに限らず、成
形品の端部形状に応じた線上に配置した構成としてよ
い。
【0076】更に、本例においては、成形品の端部に当
接して、成形品を位置決め停止する上刃に設けたストッ
パ部の当接面と、上刃及び下刃の摺接面によって形成さ
れるカット面を、同一面になるように構成したが、これ
に限らず、両者間に予め所定の間隙距離を設けた構成と
してもよい。すなわち、この場合には、本例と同様に上
刃に、下刃と摺接するガイド部を設けると共に、このガ
イド部に対して、成形品の方向に所定の間隙距離を持た
せたストッパ部を設けた構成としてよい。従って、例え
ば、成形品の端部から突出した部分の一部のみをカット
処理したり、成形品に所定深さの切欠部を形成したりで
き、応用範囲を広げることができる。
【0077】また更に、同様に、前記上刃に設けたガイ
ド部を、下刃に直接、摺接させるのではなく、下刃に同
様に一体に設けたガイド部を設け、少なくとも上刃と下
刃とが接触する前に、これらのガイド部同士が摺接する
ようにすると共に、これらのガイド部同士が摺接する摺
接面と、上刃と下刃との摺接面とを分離した構成として
もよい。従って、ストッパ部とガイド部とを同一部材の
別部分で形成しているので、ストッパ部やガイド部の形
状や配置を変更可能にでき、設計の自由度を高めること
ができる。また、成形品の各面に対して、上刃及び下刃
によるカット面が、斜めな場合にも、このようなストッ
パ部を適正配置して、成形品を位置決め停止できると共
に、このストッパ部に相対配置された上刃及び下刃によ
って、正確なカット面を確保することができる。
【0078】また、成形品が自重により移動する傾斜し
た移送経路を用いた例に適用したが、これに限らず、ベ
ルト等を用いて略水平方向に成形品を移送する移送経路
にも当然に適用することができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1請求項の
発明は、ゲート付き成形品のゲートを上下刃で切断して
除去する成形品のゲートカット機構において、前記上下
刃は、成形品を移送する移送経路の途中に配設されるも
のであって、上刃は前記移送経路の上部に、下刃は該移
送経路の下部に、配設され、前記成形品は、前記ゲート
を移送方向の前方に向けて移送されるものであり、前記
上下刃の一方の刃に、前記成形品の先端が当接するスト
ッパ部と、当該ストッパ部に連なる切り刃部と、を備
え、前記ストッパ部は、前記上下刃の噛み合い時に他方
の刃に摺接し、前記切り刃部は、前記ストッパ部に前記
成形品の先端が当接した際、前記ゲートに対峙するもの
であり、且つ、前記上下刃の噛み合い時に前記ストッパ
部に続いて他方の刃に摺接して、前記成形品のゲートを
切断する構成の成形品のゲートカット機構である。
【0080】従って、上下刃が、流れてくる成形品のゲ
ートを切断する際には、当該成形品の先端が前記一方の
刃のストッパ部に当接するので、成形品の位置決めがな
される。更に上下刃の噛み合いが進むと、前記一方の刃
の切り刃部が他方の刃の切り刃部に摺接するので、成形
品の位置決めがなされたまま上下刃の双方の切り刃部の
交差により、成形品のゲートが的確に切断される。
【0081】本願第2請求項の発明は、ゲート付き成形
品のゲートを上下刃で切断して除去する成形品のゲート
カット機構において、前記上下刃は、成形品を移送する
移送経路の途中に配設されるものであって、上刃は前記
移送経路の上部に、下刃は該移送経路の下部に、配設さ
れ、前記成形品は、前記ゲートを移送方向の前方に向け
て移送されるものであり、前記上下刃の一方の刃に、
成形品の先端が当接するストッパ部と、当該ストッパ
部に連なる切り刃部と、前記成形品を押圧する成形品押
さえ部と、を備え、前記ストッパ部は、前記上下刃の噛
み合い時に他方の刃に摺接し、前記切り刃部は、前記ス
トッパ部に前記成形品の先端が当接した際、前記ゲート
に対峙するものであり、且つ、前記上下刃の噛み合い時
に前記ストッパ部に続いて他方の刃に摺接して、前記成
形品のゲートを切断する構成の成形品のゲートカット機
構である。
【0082】従って、前記第1請求項の発明同様、上下
刃が、流れてくる成形品のゲートを切断する際には、当
該成形品の先端が前記一方の刃のストッパ部に当接する
ので、成形品の位置決めが正確になされる。このとき、
別途設けられている、ストッパ部を有する刃と同行する
成形品押さえ部により、成形品は押えられて、当該成形
品の位置決めが一層良好になされる。更に上下刃の噛み
合いが進むと、前記一方の刃の切り刃部が他方の刃の切
り刃部に摺接するので、成形品の位置決めがなされたま
ま上下刃の双方の切り刃部の交差により、成形品のゲー
トが的確に切断される。
【0083】本願第3請求項の発明は、前記請求項1又
は2記載の発明において、上下刃の一方の刃に、他方の
刃を呑み込む嵌合部が形成されている構成の成形品のゲ
ートカット機構である。
【0084】従って、上下刃のズレを防止することがで
きる。
【0085】このように、本発明によれば、ストッパ部
材と、カッターとの位置調節、更にはカッター自体の位
置調節が容易で、成形品に、凸形状のゲート残りや凹形
状の食い込みの形成がなく、カット刃の損傷を回避でき
るゲートカット機構を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形品のゲートカット機構の具体
例に係り、概略全体構成を示す縦断面図である。
【図2】本具体例に用いる成形品を示し、(1)はゲー
トg付きの正面図、(2)は、同側面図、(3)は同底
面図、(4)はゲート除去処理された正面図、(5)
は、同側面図である。
【図3】本具体例に用いる上刃と上刃ホルダー及び、下
刃と下刃ホルダーを示す斜視図である。
【図4】本例に用いる上刃を示し、(1)は左側面図、
(2)は正面図、(3)は縦断面図、(4)は底面図で
ある。
【図5】本発明に用いる上刃の他の具体例を示し、
(1)は左側面図、(2)は正面図、(3)は縦断面
図、(4)は底面図である。
【図6】本発明に用いる上刃の他の具体例を示し、
(1)は左側面図、(2)は正面図、(3)は縦断面
図、(4)は底面図である。
【図7】本例に用いる下刃を示す図で、(1)は正面
図、(2)は側面図である。
【図8】本例に用いる下刃ホルダーを示す平面図であ
る。
【図9】本具体例のゲートカット装置の主要部を示す図
で、(1)は平面図、(2)は側面図である。
【図10】本例のゲートカット装置に係り、ストッパ動
作を説明する縦断面図である。
【図11】本例のゲートカット装置に係り、成形品押え
動作を説明する縦断面図である。
【図12】本例のゲートカット装置に係り、ゲートカッ
ト動作を説明する縦断面図である。
【図13】本例のゲートカット装置に係り、成形品の排
出動作を説明する縦断面図である。
【図14】従来例の成形品のゲートカット装置の概略構
成を示す図で、(1)は平面図、(2)は縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ゲートカット装置 2 移送経路 5 上刃 5a 上刃の切り刃部 5b 上刃のストッパ部 5c 装着用ネジ孔 6 2段シリンダ装置 7 下刃 7a 下刃の切り刃部 7b 装着用ネジ孔 8 シリンダ装置 10 上流ストッパ装置 10a 係止ロッド部 11 下流ストッパ装置 11a 係止ロッド部 12 ダスト収納部 13 収納マガジン部 15 フレーム体 16 上刃ホルダー 17 固定プレート 18 第1シリンダ 19 可動プレート 20 第2シリンダ 21 結合部材 22 ガイド軸受 22a ガイド軸 23 成形品押さえ部 23a ロッド 23b 緩衝部材 23c 抜け止め片 23d スプリングバネ 25 フレーム体 26 下刃ホルダー 26A 右側下刃ホルダー部材 26B 左側下刃ホルダー部材 27 固定プレート 28 シリンダ 29 可動プレート 30 ガイド軸受 30a ガイド軸 w 成形品 g 成形品のゲート h 装着凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−83317(JP,A) 特開 平7−314239(JP,A) 実開 平4−136617(JP,U) 実開 昭55−83330(JP,U) 実開 昭56−152132(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23D 23/00 B23D 35/00 B29C 37/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゲート付き成形品のゲートを上下刃で切断
    して除去する成形品のゲートカット機構において、前記上下刃は、成形品を移送する移送経路の途中に配設
    されるものであって、上刃は前記移送経路の上部に、下
    刃は該移送経路の下部に、配設され、 前記成形品は、前記ゲートを移送方向の前方に向けて移
    送されるものであり、 前記 上下刃の一方の刃に、前記成形品の先端が当接する
    ストッパ部と、当該ストッパ部に連なる切り刃部と、を
    備え、 前記ストッパ部は、前記上下刃の噛み合い時に他方の刃
    に摺接し、 前記切り刃部は、前記ストッパ部に前記成形品の先端が
    当接した際、前記ゲートに対峙するものであり、且つ、
    前記上下刃の噛み合い時に前記ストッパ部に続いて他方
    の刃に摺接して、前記成形品のゲートを切断することを
    特徴とする成形品のゲートカット機構。
  2. 【請求項2】ゲート付き成形品のゲートを上下刃で切断
    して除去する成形品のゲートカット機構において、前記上下刃は、成形品を移送する移送経路の途中に配設
    されるものであって、 上刃は前記移送経路の上部に、下刃は該移送経路の下部
    に、配設され、 前記成形品は、前記ゲートを移送方向の前方に向けて移
    送されるものであり、 前記 上下刃の一方の刃に、前記成形品の先端が当接する
    ストッパ部と、当該ストッパ部に連なる切り刃部と、前
    記成形品を押圧する成形品押さえ部と、を備え、 前記ストッパ部は、前記上下刃の噛み合い時に他方の刃
    に摺接し、 前記切り刃部は、前記ストッパ部に前記成形品の先端が
    当接した際、前記ゲートに対峙するものであり、且つ、
    前記上下刃の噛み合い時に前記ストッパ部に続いて他方
    の刃に摺接して、前記成形品のゲートを切断することを
    特徴とする成形品のゲートカット機構。
  3. 【請求項3】前記上下刃の一方の刃に、他方の刃を呑み
    込む嵌合部が形成されていることを特徴とする請求項1
    又は2記載の成形品のゲートカット機構。
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