JP3906762B2 - フープ材分断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フープ材を所定の長さのワークに分断する分断機構と、この分断機構へフープ材を送る搬送機構と、同分断機構にて分断されたワークを取り出す取出機構と、を備えたフープ材分断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図4に示す如く、対向配置される切断パンチ1と固定ダイ2とでフープ材3を所定の長さのワーク4に分断する分断機構Aと、この分断機構Aへフープ材3を間欠的に送る搬送機構Bと、同分断機構Bにて分断されたワーク4を取り出す取出機構Cと、を備えたフープ材分断装置は知られている。このフープ材分断装置の分断機構Aにおいては、フープ材3の送り経路の上側に前後対に固定ダイ2が配設され、この両固定ダイ2の間に挿入されるように上昇される切断パンチ1が同送り経路の下側に設けられている。
【0003】
この場合、図4(a)に示す如く、搬送機構Bから分断機構Aへとフープ材3が送られ、分断機構Aでは、切断パンチ1が上昇されて両固定ダイ2との間で同フープ材3が分断され、その後、図4(b)に示す如く、分断されたワーク4が取出機構Cによって取り出される。ここでは、分断された後に、ワーク4がチャック手段等によりピックアップされて取り出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術にあっては、切断パンチ1によりフープ材3を押し上げて分断するので、図4(b)に示す如く、分断後には、ワーク4が同切断パンチ1の押し上げ量tだけ上方に変位する。又、分断後にワーク4をチャックするものであるため、取出機構Cによる取出作業に余分な時間を要する。しかも、分断後のワーク4の姿勢が安定せず、取出機構Cにてチャックミスを生じ易いものである。このように、上記従来の技術においては、作業面でのいろいろな問題が発生するものであった。
【0005】
又、特開平10−277673号公報には、別の移送供給機構なしで加工部品間の間隔を任意に変更して移送し供給することが可能な移送機構を備えた部品加工装置が開示されている。この移送機構を備えた部品加工装置にあっても、図5に示す如く、対向配置される切断パンチ1と固定ダイ2とでフープ材3を所定の長さのワークに分断する分断機構Aと、この分断機構Aへフープ材3を送る搬送機構B(明確な開示はない)と、同分断機構Aにて分断されたワークを取り出す取出機構C(移送機構)と、を備えている。
【0006】
この場合、分断機構Aでは、固定ダイ2の上方に切断パンチ1が対向され、フープ材3の送り方向に同固定ダイ2、切断パンチ1の順で配置されている。ここでは、下降する切断パンチ1によって、分断機構Aに送り込まれたフープ材3が固定ダイ2との間でワークに分断される。そして、分断されたワークは、取出機構Cの移送機構となるスライダー28上に載置された状態のままで、図面向かって前後方向に移送される。
【0007】
しかしながら、この場合にあっても、分断された後のワークは、分断時に切断パンチ1で押し下げられる分だけ下降して変位し、その姿勢が安定しないものである。又、分断時においても、フープ材3はその位置が安定しないため、精度の良い分断加工が行われない。
【0008】
それ故、この部品加工装置にあっては、分断時にフープ材3を位置決めするためのパイロットピン30aを切断パンチ1に設け、分断されたワークを同切断パンチ1から離脱させるためのインジェクトピン29をこの切断パンチ1に設け、同分断後のワークを位置決めするためのパイロットピン30bを固定ダイ2側のスライダー28上に設けている。
【0009】
このように、特開平10−277673号公報に開示された部品加工装置にあっては、分断されたワークがそのまま移送されるので、取出機構Cにおける取出作業は簡略化されるものの、分断時のフープ材3や分断後のワークの姿勢が安定しないため、同フープ材3やワークの姿勢を安定させてその位置決めをするために、前記の如く、インジェクトピン29の他、パイロットピン30a、30bを設けた複雑な構造となっている。
【0010】
本発明は、上記従来の技術における問題を悉く解決するために発明されたもので、その課題は、分断後にワークが変位せずその姿勢が安定して、取出作業の効率化が図られると共にチャックミスも防止され、分断時にはフープ材が位置決めされて確実な分断作業が行われ、構造も複雑化しないフープ材分断装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のフープ材分断装置は、対向配置される切断パンチと固定ダイとでフープ材を所定の長さのワークに分断する分断機構と、この分断機構へフープ材を間欠的に送る搬送機構と、同分断機構にて分断されたワークを取り出す取出機構と、を備えたフープ材分断装置であって、搬送機構にはフープ材をその長手方向に沿って支持するレールを設け、このレールから分断機構へと送り出されたフープ材の先端を挟持するチャック手段を取出機構に設け、このチャック手段にて先端が挟持された状態のフープ材が分断機構にてワークに分断されるようになし、その際、固定ダイに当止されたフープ材が前記レール側に配置した切断パンチを移動させることで分断され、この切断パンチの移動に伴い押圧されるフープ材の動きに対応して同レールが退避されるようになし、分断後には、このレールが元の位置に復帰されるようになすと共に、前記チャック手段にて挟持されたままの状態となるワークが取り出されるようになしたものである。
【0012】
したがって、この場合、分断機構へと送り込まれたフープ材の先端がチャック手段で挟持され、このチャック手段にて先端が挟持された状態のフープ材が分断機構にてワークに分断されるので、フープ材は簡単且つ確実に位置決めされて精度の良い分断加工が行われる。そして、チャック手段にて挟持されたままの状態となるワークがそのまま取り出されるので、取出作業の効率化が図られると共にチャックミスも防止される。
【0013】
すなわち、固定ダイに当止されたフープ材を分断する切断パンチの移動に伴い押圧される同フープ材の動きに対応して、このフープ材を支持する搬送機構のレールが退避されるので、同フープ材は分断されてワークとなってもその位置が変位せず、それ故、チャック手段にて先端を挟持させた状態でフープ材を分断することができるものであり、分断後のワークの姿勢を安定保持することができ、取出作業の効率化が図られると共にチャックミスも防止されるものである。
【0014】
しかも、分断後には、レールが元の位置に復帰されるので、次に分断機構へフープ材を送り込んで分断する加工を連続的に行うことができる。又、分断作業時及び取出作業時共に、同じチャック手段にてフープ材或いはワークの先端が挟持されるので、このチャック手段以外には特別な位置決め構造を必要とせず、構造が複雑化しない。
【0015】
本発明の請求項2記載のフープ材分断装置は、上記請求項1記載のフープ材分断装置において、レールを元の位置に復帰させる弾性手段を備え、この弾性手段の弾発付勢力に抗して同レールが退避されるようになしたことを特徴とするものである。
【0016】
したがって、この場合は特に、レールを元の位置に復帰させる弾性手段を備えているので、複雑な駆動構造とならない同弾性手段によってレールを自動的に復帰させることができ、又、この弾性手段の弾発付勢力に抗して、同レールは切断パンチの押圧力で支障なく退避される。
【0017】
本発明の請求項3記載のフープ材分断装置は、上記請求項1又は2記載のフープ材分断装置において、レールの先端部を固定ダイに近接配置し、基端部を回動自在に軸支して、同レールの先端部が基端部を中心に回動することで退避動作及び復帰動作がなされるようになしたことを特徴とするものである。
【0018】
したがって、この場合は特に、固定ダイに近接配置されるレールの先端部が基端部を中心に回動することで退避動作及び復帰動作がなされるので、このレールは切断パンチに押圧されるフープ材の動きに対応するための効率的な動作(必要最小限の動き)をなし、同レールの動作構造が簡略化される。
【0019】
本発明の請求項4記載のフープ材分断装置は、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載のフープ材分断装置において、レールと固定ダイとチャック手段とが各々有するフープ材を支持する各受け面が、同レールの復帰状態において、略一平面上に揃えて配置されるようになしたことを特徴とするものである。
【0020】
したがって、この場合は特に、レールと固定ダイとチャック手段とが各々有するフープ材を支持する各受け面が、同レールの復帰状態において、略一平面上に揃えて配置されるので、搬送機構からの送り動作、取出機構のチャック手段によるチャック動作、分断機構での分断動作がいずれも精度良く行われ、フープ材の搬送時の動きも抵抗少なくスムーズとなる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1〜3は、本発明の請求項1〜4全てに対応した一実施形態であるフープ材分断装置を示している。この実施形態のフープ材分断装置は、対向配置される切断パンチ1と固定ダイ2とでフープ材3を所定の長さのワーク4に分断する分断機構Aと、この分断機構Aへフープ材3を間欠的に送る搬送機構Bと、同分断機構Aにて分断されたワーク4を取り出す取出機構Cと、を備えたものである。
【0022】
このフープ材分断装置では、搬送機構Bにフープ材3をその長手方向に沿って支持するレール5を設け、このレール5から分断機構Aへと送り出されたフープ材3の先端を挟持するチャック手段6を取出機構に設けている。そして、このチャック手段6にて先端が挟持された状態のフープ材3が、分断機構Aにてワーク4に分断されるようになしている。
【0023】
その際、固定ダイ2に当止されたフープ材3が前記レール5側に配置した切断パンチ1を移動させることで分断され、この切断パンチ1の移動に伴い押圧されるフープ材3の動きに対応して同レール5が退避されるようになしている。分断後には、このレール5が元の位置に復帰されるようになすと共に、前記チャック手段6にて挟持されたままの状態となるワーク4が取り出されるようにもなしている。
【0024】
更に、この場合、レール5を元の位置に復帰させる弾性手段7を備え、この弾性手段7の弾発付勢力に抗して同レール5が退避されるようになしている。しかも、レール5の先端部8を固定ダイ2に近接配置し、基端部9を回動自在に軸支して、同レール5の先端部8が基端部9を中心に回動することで退避動作及び復帰動作がなされるようになしている。又、レール5と固定ダイ2とチャック手段6とが各々有するフープ材3を支持する各受け面10a、10b、10cが、同レール5の復帰状態において、略一平面上に揃えて配置されるようにもなしている。
【0025】
以下、この実施形態のフープ材分断装置を、より詳細に説明する。搬送機構Bでは、フープ材3がレール5に沿ってその上を摺動される。この場合、フープ材3にはその長手方向に一定間隔でワーク4となる部品が配設されており、このワーク4となる部品の間隔に応じて同フープ材3は間欠的に分断機構Aへと送られる。レール5の上方にはフープ材3を分断機構Aへと送る送りローラ11が配置されており、この送りローラ11によって同フープ材3は断続的に係止されて同レール5上を摺動される。
【0026】
レール5はその基端部9で軸支され、その先端部8が搬送経路から下方へ変位するように回動される。通常、レール5は弾性手段7上に支持されて略水平状態にあるが、分断機構Aで分断が行われる際には、切断パンチ1の移動に伴い押圧されるフープ材3の下方への動きに対応して、同レール5が下方へ回動して退避され、その際、このレール5は弾性手段7の弾発付勢力に抗して退避される。
【0027】
弾性手段7は、支持体12と、この支持体12に上下スライド自在に保持されて上方へ突出される杆体13と、この杆体13を支持体12から上方へ弾発付勢するバネ体14と、でなる。又、弾性手段7の杆体13の上端には当接受け部15が設けられ、この当接受け部15上にレール5の下側に設けられた当接部16が当接されて、このレール5は同弾性手段7の弾発付勢力でもって支持される。
【0028】
この場合、レール5はその先端部8の近傍で弾性手段7にて支持され、同レール5の基端部9の近傍上で前記送りローラ11にて係止されてフープ材3に送り力が付与される。それ故、送りローラ11の近傍ではレール5の下方への変位量が小さくて、同送りローラ11によってフープ材3を確実に送ることができ、又、同レール5にはモーメントの関係で弾性手段7によって効率的に弾発付勢力を付与することができる。
【0029】
分断機構Aでは、下側に固定ダイ2が設置固定され、この固定ダイ2の上側にストリッパ20と共に切断パンチ1が対向配置されている。ここで、ストリッパ20と固定ダイ2とは上下垂直方向に対向され、この両者の前記レール5側に切断パンチ1が配置されている。前記搬送機構Bから送り込まれたフープ材3は固定ダイ2の受け面10b上に当接支持され、この状態で、切断パンチ1と共にストリッパ20が下降され、このストリッパ20は同受け面10b上のフープ材3上に当止されてこのフープ材3を固定ダイ2との間で挟持し、引き続き切断パンチ1が下降して同固定ダイ2との間で同フープ材3を切断して所定の長さに分断する。
【0030】
又、前記搬送機構Bから分断機構Aへと送り込まれたフープ材3の先端は、その先方に位置する取出機構Cのチャック手段6にて挟持される。この取出機構Cのチャック手段6にて先端が挟持された状態で、前記の如く、フープ材3は所定の長さのワーク4に分断される。取出機構Cには、水平方向に回動される機構本体17と、この機構本体17の周縁に等間隔で配設されるチャック手段6と、が備えられている。
【0031】
チャック手段6は上片18と下片19とでなり、この上片18と下片19とでフープ材3の先端が弾性的に挟持される。この場合、取出機構Cの機構本体17に下片19が固定されており、この下片19の上面である受け面10c上にフープ材3が当接支持され、同機構本体17に上下動自在に付設されて下方へ弾発付勢される上片18により、同フープ材3の先端は同受け面10cとの間に挿入されて挟持される。又、フープ材3がワーク4に分断された後、取出機構Cのチャック手段6にて先端が挟持された状態のまま、この取出機構Cの機構本体17が回動されて、同ワーク4は分断機構Aから取り出されて移送される。
【0032】
すなわち、図2(a)に示す如く、搬送機構Bのレール5上から分断機構Aへと送り込まれたフープ材3は、その先端が取出機構Cのチャック手段6にて挟持される。その際、レール5は略水平状態でその上面である受け面10aが、分断機構Aの固定ダイ2の上面である受け面10b、及び、取出機構Cのチャック手段6の下片19の上面である受け面10cと略一平面上に揃って、各受け面10a、10b、10cは略水平状態となる。
【0033】
そして、前記フープ材3の先端が取出機構Cのチャック手段6にて挟持された状態で、分断機構Aにおいて、前記の如く、切断パンチ1が下降移動されて、図2(b)に示す如く、所定の長さのワーク4に分断される。その際、固定ダイ2に当止されたフープ材3が切断パンチ1と同固定ダイ2との間で分断され、この切断パンチ1の移動に伴い押圧されるフープ材3の下方への動きに対応して同レール5が退避され下方へと変位する。
【0034】
分断後には、前記レール5が弾性手段7の弾発付勢力によって元の位置に復帰され、前記チャック手段6にて挟持されたままの状態となるワーク4が分断機構Aから取り出されて、水平方向の別の位置へ移送される。この場合、搬送機構Bから分断機構Aへと送り込まれたフープ材3は、その先端が取出機構Cのチャック手段6で挟持されてその姿勢は安定し、ワーク4に分断された後も同チャック手段6で継続挟持されてその姿勢が安定した状態のままとされる。
【0035】
又、この実施形態のフープ材分断装置では、図3に示す如く、基台21上に支柱22が立設され、この支柱22の上端部分にレール5の基端部9が回動自在に軸支固定される。そして、基台21上に立設固定される分断機構支持体23に分断機構Aの固定ダイ2が設置固定され、この固定ダイ2の上端部分に前記水平状態にあるレール5の先端部8が近接配置される。
【0036】
分断機構支持体23には分断機構駆動部24が設けられており、この分断機構駆動部24と連動されるパンチ駆動機構25によって切断パンチ1は上下動作され、同分断機構駆動部24と連動されるストリッパ駆動機構26によってストリッパ20は上下動作される。取出機構Cは前記レール5の支柱22及び分断機構Aの分断機構支持体23とは別位に設置固定されており、取出機構駆動部27によって水平方向に間欠的に動作される。
【0037】
したがって、この実施形態のフープ材分断装置においては、分断機構Aへと送り込まれたフープ材3の先端が取出機構Cのチャック手段6で挟持され、このチャック手段6にて先端が挟持された状態のフープ材3が同分断機構Aにてワーク4に分断されるので、フープ材3は簡単且つ確実に位置決めされて精度良く所定形状のワーク4に分断加工される。そして、取出機構Cのチャック手段6にて挟持されたままの状態となるワーク4がそのまま取り出されるので、取出作業の効率化が図られると共にチャックミスも防止される。
【0038】
すなわち、分断機構Aの固定ダイ2に当止支持されたフープ材3を分断する切断パンチ1の下降に伴い押圧される同フープ材3の動きに対応して、このフープ材3を支持する搬送機構Bのレール5が下方へ退避されるので、同フープ材3は分断されてワーク4となってもその位置が変位せず、それ故、チャック手段6にて先端を挟持させた状態でフープ材3を分断することができるものであり、分断後のワーク4の姿勢を安定保持することができ、取出作業の効率化が図られると共にチャックミスも防止されるものである。
【0039】
しかも、分断後には、搬送機構Bのレール5が元の位置に復帰されて略水平状態に戻るので、次に、この搬送機構Bから分断機構Aへとフープ材3を送り込んで分断する加工を連続的に行うことができる。又、分断作業時及び取出作業時共に、取出機構Cの同じチャック手段6にてフープ材3或いはワーク4の先端が挟持され位置決めされるので、このチャック手段6以外には特別な位置決め構造を必要とせず、構造が複雑化しない。
【0040】
又、この実施形態のフープ材分断装置においては、搬送機構Bのレール5を略水平状態となる元の位置に復帰させる弾性手段7を備えているので、複雑な駆動構造とならない同弾性手段7の弾発付勢力によってレール5を自動的に復帰させることができる。又、この弾性手段7の弾発付勢力に抗して、レール5は切断パンチ1の押圧力で支障なく下方へと退避される。
【0041】
しかも、この場合に、分断機構Aの固定ダイ2に近接配置される搬送機構Bのレール5の先端部8が基端部9を中心に回動することで退避動作及び復帰動作がなされるので、このレール5は切断パンチ1に押圧されるフープ材3の下方への動きに対応するための効率的な動作(必要最小限の動き)をなし、同レール5の動作構造が簡略化される。
【0042】
更に、ここでは、フープ材3を支持するレール5と固定ダイ2とチャック手段6とが各々有する各受け面10a、10b、10cが、同レール5の復帰状態においては、略一平面上に揃えて配置されるので、搬送機構Bからの送り動作や取出機構Cのチャック手段6によるチャック動作や分断機構Aでの分断動作等がいずれも精度良く行われ、フープ材3の搬送時の動きも抵抗少なくスムーズとなる。
【0043】
【発明の効果】
本発明のフープ材分断装置によれば、フープ材がチャック手段により簡単でかつ確実に位置決めされて精度よく分断加工が行われ、同チャック手段によって挟持されたままワークを取り出すことができて取出作業の効率化が図れるとともにチャックミスも防止することができる。すなわち、分断後のワークが変形しないため、チャック手段によって挟持させた状態でフープ材を分断することができるものであり、分断後のワークの姿勢を安定保持することができ、取出作業の効率化が図られるとともにチャックミスも防止される。しかも、分断加工を連続的に行うことができ、位置決め構造も複雑化しないものである。
さらに、前記レールの先端部を固定ダイに近接配置し、基端部を回動自在に軸支して、レールの先端部が基端部を中心に回動することで退避動作及び復帰動作がなされるようにしたことによって、同レールがフープ材の動きに対応するための効率的な動作をすることとなり、当該レールの動作構造が簡略化されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるフープ材分断装置の要部を示す縦断面図。
【図2】同フープ材分断装置の動作状態を示し、(a)は搬送機構から分断機構へとフープ材を送り出している状態を示す概略側面図、(b)は分断機構でフープ材を分断している状態を示す概略側面図。
【図3】同フープ材分断装置の全体を示す縦断面図。
【図4】従来例であるフープ材分断装置の動作状態を示し、(a)は搬送機構から分断機構へとフープ材を送り出している状態を示す概略側面図、(b)は分断機構でフープ材を分断している状態を示す概略側面図。
【図5】別の従来例である部品加工装置の要部を示す縦断面図。
【符号の説明】
A 分断機構
B 搬送機構
C 取出機構
1 切断パンチ
2 固定ダイ
3 フープ材
4 ワーク
5 レール
6 チャック手段
7 弾性手段
8 先端部
9 基端部
10a 受け面
10b 受け面
10c 受け面

Claims (1)

  1. 対向配置される切断パンチと固定ダイとでフープ材を所定の長さのワークに分断する分断機構と、この分断機構へフープ材を間欠的に送る搬送機構と、同分断機構にて分断されたワークを取り出す取出機構と、を備えたフープ材分断装置であって、搬送機構にはフープ材をその長手方向に沿って支持するレールを設け、このレールから分断機構へと送り出されたフープ材の先端を挟持するチャック手段を取出機構に設け、このチャック手段にて先端が挟持された状態のフープ材が分断機構にてワークに分断されるようになし、その際、固定ダイに当止されたフープ材が前記レール側に配置した切断パンチを移動させることで分断され、この切断パンチの移動に伴い押圧されるフープ材の動きに対応して同レールが退避されるようになし、分断後には、このレールが元の位置に復帰されるようになすと共に、前記チャック手段にて先端が挟持されたまま分断機構からワークが取り出されるようになしたフープ材分断装置であって、前記レールの先端部を固定ダイに近接配置し、基端部を回動自在に軸支して、同レールの先端部が基端部を中心に回動することで退避動作及び復帰動作がなされるようにしたことを特徴とするフープ材分断装置。
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