JP3305534B2 - 赤外線受信機 - Google Patents

赤外線受信機

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JP3305534B2
JP3305534B2 JP08039995A JP8039995A JP3305534B2 JP 3305534 B2 JP3305534 B2 JP 3305534B2 JP 08039995 A JP08039995 A JP 08039995A JP 8039995 A JP8039995 A JP 8039995A JP 3305534 B2 JP3305534 B2 JP 3305534B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば赤外線データ通
信等の赤外線通信装置に供される赤外線受信機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】赤外線データ送信機から送信される赤外
線信号は、本発明の説明図である図6に示すように、例
えば115.2kHzで強度変調(光の強弱による振幅
変調)された光信号の有無によってコード化された信号
であり、この信号のデューティー比は、(3/16)×
100≒19%以下となっている。
【0003】上記赤外線信号を受信する従来の赤外線デ
ータ受信機の基本的な構成を図15に示す。この赤外線
データ受信機では、赤外線データ送信機からの赤外線信
号を受光したフォトダイオード55が該赤外線信号を電
気信号に変換する。その後、受信した信号をアンプブロ
ック56にて増幅し、コンデンサ57を通して、さらに
2段目のアンプブロック58にて増幅する。その後、上
記の増幅された信号と、一定のスレッシュホールド電圧
(Threshold Voltage) Vthとをヒステリシスコンパレー
タ59にて比較することにより、このスレッシュホール
ド電圧Vthよりも大きいものを出力端子V0 から出力す
る。
【0004】上記赤外線データ受信機の各部の信号波形
を、本発明の説明図である図7(a)〜(c)に示して
いる。この図7(a)〜(c)の波形図を上記の図15
と共に参照して、上記赤外線データ受信機の動作をさら
に詳しく説明する。
【0005】上記アンプブロック56の出力信号aは、
図7(a)に示すような波形となり、コンデンサ57及
び2段目のアンプブロック58を通過した出力信号bは
同図(b)に示すような波形となる。この出力信号b
は、ヒステリシスコンパレータ59にて同図(b)に破
線で示すスレッシュホールド電圧Vthと比較され、同図
(c)に示すような方形波の出力信号cを形成し、該出
力信号cを出力端子V0より出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、赤外
線データ受信機から送信される赤外線信号は、図6に示
すように、115.2kHzで強度変調され、そのデュ
ーティー比は19%以下となっている。
【0007】ところで、実際には、赤外線データ受信機
の使用環境においては種々の外乱光ノイズが存在してお
り、その外乱光ノイズも上記赤外線信号と共にフォトダ
イオード55に入力されることになる。赤外線データ受
信機では、電気信号の処理段階で、光信号以外の周波数
のノイズ成分を取り除くようになっているが、光信号に
非常に近い周波数のノイズ成分は取り除くのが非常に困
難である。
【0008】具体的な一例を示せば、近年非常に普及し
ているインバータ蛍光灯には、上記赤外線信号における
光信号の基本周波数2.4kHz〜115.2kHzに
非常に近い周波数約30kHz〜100kHzで点滅す
るものがあり、この外乱光ノイズが赤外線データ受信機
に誤動作等の悪影響を与える。
【0009】上記の外乱光ノイズを波形で説明すると、
図6に示す赤外線信号に対して、インバータ蛍光灯から
発せられる外乱光ノイズは、本発明の説明図である図8
に示すように、連続的に一定の周波数(ここでは11
5.2kHz)で強度変調された強い光ノイズの信号d
で表され、そのデューティー比は図6に示す赤外線信号
のデューティー比19%よりも大きい。
【0010】このような外乱光ノイズが赤外線信号に混
入された場合、アンプブロック58を通過した出力信号
eは、本発明の説明図である図9(a)に示すような波
形となる。この出力信号eにおけるヒステリシスコンパ
レータ59通過後の波形は、図9(b)に示すようにな
る。この結果、外乱光ノイズ部分が反転するので、信号
成分Sとノイズ成分Nとの比、即ちS/N比が低下する
と共に、コードの検出が非常に困難となって誤動作を招
来する。
【0011】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、赤外線受信機の受信信号
中に含まれる、赤外線信号の周波数に非常に近い周波数
の外乱光ノイズを簡単な構成で効果的に低減し、外乱光
ノイズによる誤動作を防止することができる赤外線受信
機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の赤
外線受信機は、上記課題を解決するために、受信信号を
増幅するアンプと、このアンプの出力電圧と予め設定さ
れたスレッシュホールド電圧とを比較し、アンプの出力
電圧が上記スレッシュホールド電圧を越えた場合に、上
記受信信号を出力するコンパレータとを備えた赤外線受
信機において、上記アンプを通過した受信信号のデュー
ティー比を検出することにより受信信号中に外乱光ノイ
ズが含まれるか否かを検出するデューティ検出手段と、
デューティ検出手段が外乱光ノイズ又は外乱光ノイズ混
入信号であることを検出した場合に、このデューティ検
出手段の出力に基づき外乱光ノイズを低減するノイズ低
減手段とが設けられ、上記デューティ検出手段が、上記
アンプにより増幅した増幅信号を全波整流する全波整流
手段と、全波整流手段による全波整流信号の最大値を出
力する最大値出力手段と、最大値出力手段からの出力電
圧を分割した分割電圧と上記全波整流手段による全波整
流信号とを比較する比較手段と、上記比較手段の出力に
よりコンデンサを充放電する積分手段と、この積分手段
の出力電圧を電流に変換する変換手段とを有し、この電
流を上記比較手段における分割電圧側の入力へ帰還する
とともに、検出結果として出力するように形成されてい
ことを特徴としている。
【0013】
【0014】請求項記載の発明の赤外線受信機は、上
記課題を解決するために、請求項1記載の赤外線受信機
において、上記ノイズ低減手段は、デューティ検出手段
からの出力信号に基づきアンプのゲインを変化させるゲ
イン変化手段にて形成されていることを特徴としてい
る。
【0015】請求項記載の発明の赤外線受信機は、上
記課題を解決するために、請求項1記載の赤外線受信機
において、上記ノイズ低減手段は、デューティ検出手段
からの出力信号に基づきコンパレータに入力されるスレ
ッシュホールド電圧を変化させるスレッシュホールド電
圧変化手段にて形成されていることを特徴としている。
【0016】
【作用】請求項1の構成によれば、デューティ検出手段
は、アンプを通過した受信信号のデューティー比を検出
する。このとき、受信信号が正規の赤外線受信信号のみ
の場合には、予め設定されたアンプのゲイン及び予め設
定されたスレッシュホールド電圧に基づいて、コンパレ
ータを通して出力信号として出力される。
【0017】一方、受信信号中に外乱光ノイズが含まれ
る場合には、デューティ検出手段は、アンプを通過した
受信信号のデューティー比を検出することにより外乱光
ノイズ又は外乱光ノイズ混入信号であることを検出す
る。そして、このデューティ検出手段の出力に基づきノ
イズ低減手段が外乱光ノイズを低減する。
【0018】したがって、赤外線受信機の受信信号中に
含まれる、赤外線信号の周波数に非常に近い周波数の外
乱光ノイズをデューティー比を検出するという簡単な構
成で効果的に低減し、外乱光ノイズによる誤動作を防止
することができる。
【0019】また、全波整流手段はアンプにより増幅し
た増幅信号を全波整流する。次いで、最大値出力手段は
全波整流手段による全波整流信号の最大値を出力する。
この最大値出力手段からの出力電圧を分割した分割電圧
と上記全波整流手段による全波整流信号とは比較手段に
より比較される。次いで、積分手段は、比較手段の出力
によりコンデンサを充放電し、この積分手段の出力電圧
は変換手段にて電流に変換される。そして、この電流は
比較手段における分割電圧側の入力へ帰還される。
【0020】この結果、上記の電流は、受信信号のデュ
ーティー比を反映していることになり、アンプを通過し
た受信信号に外乱光ノイズが含まれている程度を示して
いる。したがって、デューティ検出手段は、これら各具
体的手段により、アンプを通過した受信信号が外乱光ノ
イズ又は外乱光ノイズ混入信号であることを検出するこ
とができる。
【0021】また、請求項の構成によれば、ノイズ低
減手段としてのゲイン変化手段が、デューティ検出手段
からの出力信号に基づきアンプのゲインを変化させる。
したがって、受信信号に外乱光ノイズが含まれている場
合には、デューティ検出手段からの出力信号、すなわち
上記電流に基づきアンプのゲインを下げることができ
る。この結果、次工程のコンパレータにおいて、外乱光
ノイズ成分のみをスレッシュホールド電圧以下にするこ
とができ、正規の赤外線信号のみを出力することができ
る。
【0022】したがって、受信信号に外乱光ノイズが含
まれている場合には、デューティ検出手段からの出力信
号、すなわち上記電流に基づきアンプのゲインを下げる
ことができる。この結果、次工程のコンパレータにおい
て、外乱光ノイズ成分のみをスレッシュホールド電圧以
下にすることができ、正規の赤外線信号のみを出力する
ことができる。
【0023】この結果、赤外線受信機の受信信号中に含
まれる、赤外線信号の周波数に非常に近い周波数の外乱
光ノイズを簡単な構成で効果的に低減し、外乱光ノイズ
による誤動作を防止することができる。
【0024】また、請求項の構成によれば、ノイズ低
減手段としてのスレッシュホールド電圧変化手段が、デ
ューティ検出手段からの出力信号に基づきコンパレータ
に入力されるスレッシュホールド電圧を変化させる。
【0025】したがって、受信信号に外乱光ノイズが含
まれている場合には、デューティ検出手段からの出力信
号、すなわち上記電流に基づきコンパレータに入力され
るスレッシュホールド電圧を上げることができる。この
結果、外乱光ノイズ成分のみをスレッシュホールド電圧
以下にすることができ、正規の赤外線信号のみを出力す
ることができる。
【0026】この結果、赤外線受信機の受信信号中に含
まれる、赤外線信号の周波数に非常に近い周波数の外乱
光ノイズを簡単な構成で効果的に低減し、外乱光ノイズ
による誤動作を防止することができる。
【0027】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図14
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0028】本実施例の赤外線受信機としての赤外線デ
ータ受信機は、図1に示すように、赤外線データ送信機
からの赤外線信号を受信して電気信号に変換する光電変
換素子であるフォトダイオード1と、このフォトダイオ
ード1の出力を増幅するアンプブロック2と、上記アン
プブロック2の出力信号aの直流成分をカットするハイ
パスコンデンサ3と、このハイパスコンデンサ3の出力
信号をさらに増幅する2段目のアンプとしてのアンプブ
ロック4と、この2段目のアンプブロック4の出力電圧
bと予め基準電圧として設定されたスレッシュホールド
電圧(ThresholdVoltage) Vthとを比較して、この出力
電圧bがスレッシュホールド電圧Vthよりも大きいとき
に、受信信号として方形波の信号cを生成するコンパレ
ータとしてのヒステリシスコンパレータ5とを備えてい
る。
【0029】上記赤外線データ受信機における、赤外線
信号をフォトダイオード1で受けて電気信号に変換し、
上記の各回路で信号処理を行う流れは前述の〔従来の技
術〕の欄で示した通りであり、受信した信号をアンプブ
ロック2にて増幅し、ハイパスコンデンサ3を通過させ
て直流成分を除去した後、2段目のアンプブロック4に
て増幅し、ヒステリシスコンパレータ5にてスレッシュ
ホールド電圧Vthと比較することにより受信した信号の
有無を検出し、方形波の出力信号cを出力端子V0 より
出力する。また、上記の赤外線信号は、図6に示すよう
に、例えば115.2kHzで強度変調(光の強弱によ
る振幅変調)された光信号の有無によってコード化され
た信号であり、この赤外線信号に対する各部材2・4・
5の出力信号a〜cの波形も、図7(a)〜(c)に示
す通りである。
【0030】本実施例の赤外線データ受信機では、上記
の構成において、さらに、上記2段目のアンプブロック
4の出力電圧bを入力して受信信号のデューティー比を
検出することにより受信信号中に外乱光ノイズが含まれ
るか否かを検出するデューティ検出手段としてのデュー
ティ検出回路6と、このデューティ検出回路6の出力に
基づき、上記アンプブロック4のゲインを変えるノイズ
低減手段及びゲイン変化手段としてのAGC (Auto Gai
n Control)7と、デューティ検出回路6の出力に基づ
き、ヒステリシスコンパレータ5に入力されるスレッシ
ュホールド電圧Vthを変化させるノイズ低減手段及びス
レッシュホールド電圧変化手段としてのATC (Auto T
hreshold Control) 8とを備えている。
【0031】すなわち、本実施例の赤外線データ受信機
は、インバータ蛍光灯から発せられる光等の、受信され
る赤外線信号の周波数に非常に近い周波数の外乱光ノイ
ズによって受ける悪影響を低減するために、上記2段目
のアンプブロック4の出力のデューティー比が増加した
場合に、アンプブロック4のゲインを下げるか、又はヒ
ステリシスコンパレータ5の検出レベル、つまりスレッ
シュホールド電圧Vthを上げるようになっている。
【0032】詳述すると、赤外線信号は、図6に示すよ
うに、115.2kHzで強度変調された、デューティ
ー比=(3/16)×100≒19%以下の信号であ
る。
【0033】一方、インバータ蛍光灯等からの外乱光ノ
イズdは、図8に示すように、連続的に一定の周波数で
強度変調された信号であり、上記正規の赤外線信号のデ
ューティー比よりも高いデューティー比を有している。
そして、上記アンプブロック4の信号bに外乱光ノイズ
が含まれていない場合の波形は、図7(b)に示すよう
なものであり、ヒステリシスコンパレータ5を通過した
ときの出力信号cは図7(c)に示すものとなる。ま
た、上記信号bに外乱光ノイズが含まれている場合のノ
イズ混入信号eの波形は、図9(a)に示すようなもの
となり、ヒステリシスコンパレータ5を通過したときの
出力信号fは、図9(b)に示すものとなり、誤動作を
起こすことになる。
【0034】しかし、本実施例では、赤外線信号のデュ
ーティー比よりも高いデューティー比の外乱光ノイズが
含まれている場合には、図9(a)に示すノイズ混入信
号eを、図10(a)に示すように、上記デューティ検
出回路6及びAGC7により、上記アンプブロック4の
ゲインを下げて信号gとし、これによって、正規の赤外
線信号の強度を相対的に上げるか、又は図10(b)に
示すように、デューティ検出回路6及びATC8によ
り、ヒステリシスコンパレータ5の検出レベル、つまり
スレッシュホールド電圧Vthを上げる。これらの結果、
上記出力端子V0から外乱光ノイズのない図7(c)に
示す出力信号cとほぼ同じ波形を得ることができる。
【0035】次に、上記デューティ検出回路6の具体的
手段を説明する。
【0036】上記デューティ検出回路6は、図2に示す
ように、全波整流手段としての全波整流回路11、最大
値出力手段としてのピークホールド回路12、比較手段
としてのコンパレータ13、コンデンサ14を有する積
分手段としての積分器15、及び変換手段としての変換
器16等から構成されている。
【0037】上記の全波整流回路11は、交流信号を全
波整流する回路であり、例えば、図3に示すような回路
で構成される。この全波整流回路11では、交流電圧V
INが入力されると差動増幅器17の増幅度に基づいて振
幅が増幅され、全波整流されて出力電圧VOUT より出力
される。
【0038】ここでは、交流電圧VINは、アンプブロッ
ク4の出力信号bであり、重複して示すと図11(a)
に示される。そして、全波整流回路11にて処理された
出力電圧VOUT の出力波形は、図11(b)に示すよう
になる。全波整流回路11にて全波整流された出力波形
は、ピークホールド回路12により全波整流信号の最大
値が出力され、その結果、ピークホールド回路12の出
力波形jは同図において一点鎖線で示すようになる。
【0039】次いで、このピークホールド回路12のピ
ーク出力電圧V1 は、図2に示すように、所定の基準電
圧Vref との差が抵抗R1 ・R2 により分割され、その
ピーク分割電圧V2 がコンパレータ13に入力される。
【0040】このときのピーク分割電圧V2 は、コンパ
レータ13の入力側に帰還される帰還電流をICON とす
ると、 V2 =(V1 −Vref )×R2 /(R1 +R2 )+R2 ×ICON ……(1) にて設定される。ここで積分器15のコンデンサ14が
充電されていないときには、帰還電流ICON =0とな
る。
【0041】次に、このピーク分割電圧V2 と上記全波
整流回路11からの出力電位V4 とがコンパレータ13
にて比較される。出力電位V4 がピーク分割電圧V2
りも大きいときには、コンパレータ13の出力には電流
1 が流れ出し、コンデンサ14に充電される。一方、
出力電位V4 がピーク分割電圧V2 よりも小さいときに
は、コンパレータ13の出力には電流i2 が電流i1
BR>は逆方向に流れ出し、コンデンサ14から放電され
る。
【0042】ここで、図11(b)に示すように、信号
の経過時間tを0〜t4 として表すと、上記コンパレー
タ13とコンデンサ14との間の電圧V3 は、コンデン
サ14の容量をC3 とすると、
【0043】
【数1】
【0044】と表せる。
【0045】上記出力電位V4 がピーク分割電圧V2
りも大きいときに、電圧V3 の電位が上昇すると変換器
16のトランジスタTr1 〜Tr5 が動作し、Tr4
コレクタにコンパレータ13への帰還電流ICON が流れ
る。
【0046】上記の(1)式から帰還電流ICON が抵抗
2 へ流れるときには、ピーク分割電圧V2 は、R2 ×
CON だけ上昇する。一方、出力電位V4 がピーク分割
電圧V2 よりも小さいときには、ピーク分割電圧V2
下降する。定常状態になると、図11(b)に示すよう
に、面積S1 +面積S2 =面積S3 +面積S4 となるよ
うに、平衡電位nが定まる。
【0047】このとき、図2に示すトランジスタTr5
を流れる電流としての出力電流I0がデューティ検出出
力となる。
【0048】一方、外乱光ノイズのみが入力された場合
には、アンプブロック4の出力波形は、図12(a)に
示すようになる。このような出力波形に対してのデュー
ティ検出回路6の動作は上記と同じようにして行われ、
図12(b)に示すように、面積S5 と面積S6 とが等
しくなるように、平衡電位mが定まる。
【0049】上記のデューティ検出回路6における外乱
光ノイズの平衡電位mは、外乱光ノイズのデューティー
比が大きいために、図11(b)に示す平衡電位nより
も大きい値をとる。
【0050】したがって、外乱光ノイズが混入したとき
に流れる出力電流I0 も、上記正規の赤外線受信信号の
ときに流れる出力電流I0 よりも大きくなり、これによ
って、デューティー比を検出することにより、赤外線信
号の周波数に非常に近い周波数の外乱光ノイズが入力さ
れても、信号のデューティー比と外乱光ノイズのデュー
ティー比との間にある程度の差が有る場合には、正規の
受信信号であるか外乱光ノイズであるかが判別できるこ
とになる。
【0051】そして、上記のデューティー検出出力は、
AGC7又はATC8を介して2段目のアンプブロック
4のゲイン又はヒステリシスコンパレータ5のスレッシ
ュホールド電圧Vthを変化させるように帰還される。こ
れによって、アンプブロック4のゲイン又はスレッシュ
ホールド電圧Vthが変化し、図10(a)(b)に示す
ように、外乱光ノイズが入力されている状態でも、外乱
光ノイズを除いて、正規の受信信号の検出が可能とな
る。
【0052】上記AGC7及びATC8の具体的手段を
説明する。
【0053】まず、AGC7は、図4に示すように、差
動アンプからなるアンプブロック4における共通エミッ
タの接点18に上記デューティ検出回路6の出力電流I
0 を接続することにより形成されている。
【0054】これにより、受信信号のデューティ比が増
加すると出力電流I0 が増加し、トランジスタ19の電
流IE が減少する。ここで、アンプブロック4のゲイン
は、次式で与えられる。
【0055】 Vo /Vi ≒RC ・IE /(2kT/q) ……(3) だだし、 Vi :アンプ入力 Vo :アンプ出力 RC :抵抗 k :ボルツマン定数(=1.38×10-23 J/K) q :電子の電荷(=1.6×10-19 C) T :絶対温度 である。
【0056】したがって、電流IE が減少することによ
り、Vo /Vi が減少し、アンプブロック4のゲインが
減少する。これにより、図10(a)に示すように、相
対的に正規の赤外線受信信号の強度が上がり、S/N比
が高くなって外乱光ノイズによる誤動作を防止すること
ができる。
【0057】次に、ATC8について説明する。
【0058】ATC8は、図5に示すように、上記デュ
ーティ検出回路6の出力電流I0 をヒステリシスコンパ
レータ5のスレッシュホールド電圧Vthに接続すること
により形成されている。
【0059】これにより、受信信号のデューティ比が変
化しないときには、抵抗Rthに一定の電流(Ith+
0 )が流れ、Vth=Rth・(Ith+I0 )の一定電圧
が発生する。一方、外乱光ノイズが混入してデューティ
比が増加すると、デューティ検出回路6の出力電流I0
が増加し、スレッシュホールド電圧Vthが増加する。し
たがって、図10(b)に示すように、正規の赤外線受
信信号のみを検出することができ、S/N比が高くなっ
て外乱光ノイズによる誤動作を防止することができる。
【0060】上記のデューティ検出回路6の動作につい
て、まとめとして場合分けをして整理して示す。
【0061】図13は赤外線受信信号が無い場合を示し
ている。外乱光ノイズが無い場合には、アンプブロック
4から出力されるアンプ波形は、スレッシュホールド電
圧Vthよりも小さく、したがって、ヒステリシスコンパ
レータ5の出力波形は、ハイレベルの一定信号となり、
出力端子V0 から信号が出力されることは無い。しか
し、外乱光ノイズが有る場合には、アンプ波形は、デュ
ーティ比の高い交流波形として表され、かつスレッシュ
ホールド電圧Vthよりも大きいものが存在する。
【0062】このため、赤外線受信信号が無いにも関わ
らず、出力端子V0 では異常信号が出力されることがあ
る。しかし、本実施例では、デューティ検出回路6及び
AGC7によって、外乱光ノイズのデューティ比の程度
に応じて、アンプブロック4のゲインを小さくするの
で、アンプブロック4の出力波形は、スレッシュホール
ド電圧Vthよりも小さくなり、出力端子V0 から信号が
出力されることは無い。
【0063】また、デューティ検出回路6及びATC8
によって、外乱光ノイズのデューティ比の程度に応じ
て、スレッシュホールド電圧Vthを上げるように成って
いる。
【0064】したがって、この方法によっても、出力端
子V0 から信号が出力されることは無い。この結果、本
実施例の赤外線データ受信機では、正規の赤外線受信信
号が無い場合に、外乱光ノイズのみが受信されても、出
力端子V0 から信号が出力されることは無い。
【0065】次に、図14に基づいて正規の赤外線受信
信号が入力されている場合について整理して説明する。
【0066】正規の赤外線受信信号のみが入力され、外
乱光ノイズが無い場合には、アンプブロック4から出力
されるアンプ波形は、正規の赤外線受信信号のデューテ
ィ比に応じた信号のみスレッシュホールド電圧Vthより
も大きくなり、ヒステリシスコンパレータ5の出力波形
は、上記信号のみローレベルとなって出力端子V0 から
信号が出力される。
【0067】しかし、外乱光ノイズが有る場合には、ア
ンプ波形は、正規の赤外線受信信号とこの正規の赤外線
受信信号よりもデューティ比の高い外乱光ノイズとが重
畳された交流波形として表される。したがって、出力端
子V0 からの出力波形は、正規の赤外線受信信号及び外
乱光ノイズのいずれもスレッシュホールド電圧Vthより
も大きくなり、出力端子V0 からいずれも出力される。
このため、S/N比が低下したものとなる。
【0068】しかし、本実施例では、デューティ検出回
路6及びAGC7によって、外乱光ノイズのデューティ
比の程度に応じて、アンプブロック4のゲインを小さく
するので、外乱光ノイズのみがスレッシュホールド電圧
Vthよりも小さくなり、これによって、出力端子V0
らは正規の赤外線受信信号のみ出力される。また、デュ
ーティ検出回路6及びATC8によって、外乱光ノイズ
のデューティ比の程度に応じて、スレッシュホールド電
圧Vthを上げる。したがって、この方法によっても、外
乱光ノイズのみがスレッシュホールド電圧Vthよりも小
さくなり、出力端子V0 からは正規の赤外線受信信号の
み出力される。なお、上記デューティ検出回路6のAG
C7及びATC8によって得られる出力端子V0 の波形
は、パルス幅の短いものとして出力されるが、これにつ
いては、信号の光強度を大きくすることにより正常波形
にすることができる。
【0069】このように、本実施例の赤外線受信機とし
ての赤外線データ受信機では、デューティ検出回路6
は、アンプブロック4を通過した受信信号のデューティ
ー比を検出する。このとき、受信信号が正規の赤外線受
信信号のみの場合には、予め設定されたアンプブロック
4のゲイン及び予め設定されたスレッシュホールド電圧
Vthに基づいて、ヒステリシスコンパレータ5を通して
出力信号として出力される。
【0070】一方、受信信号中に外乱光ノイズが含まれ
る場合には、デューティ検出回路6は、アンプブロック
4を通過した受信信号のデューティー比を検出すること
により外乱光ノイズ又は外乱光ノイズ混入信号であるこ
とを検出する。そして、このデューティ検出回路6の出
力に基づきAGC7及び/又はATC8が外乱光ノイズ
を低減する。
【0071】したがって、赤外線受信機の受信信号中に
含まれる、赤外線信号の周波数に非常に近い周波数の外
乱光ノイズをデューティー比を検出するという簡単な構
成で効果的に低減し、外乱光ノイズによる誤動作を防止
することができる。
【0072】また、デューティ検出回路6においては、
全波整流回路11はアンプブロック4により増幅した増
幅信号を全波整流する。次いで、ピークホールド回路1
2は全波整流回路11による全波整流信号の最大値を出
力する。このピークホールド回路12からの出力電圧を
分割したピーク分割電圧V2 とピークホールド回路12
による出力電位V4 とはコンパレータ13によりにより
比較される。次いで、積分器15は、コンパレータ13
の出力によりコンデンサ14を充放電し、この積分器1
5の出力電圧は変換器16にて出力電流I0 に変換され
る。そして、この出力電流I0 はコンパレータ13にお
けるピーク分割電圧V2 側の入力へ帰還される。
【0073】この結果、上記の出力電流I0 は、受信信
号のデューティー比を反映していることになり、アンプ
ブロック4を通過した受信信号に外乱光ノイズが含まれ
ている程度を示している。したがって、デューティ検出
回路6は、これら各具体的手段により、アンプブロック
4を通過した受信信号が外乱光ノイズ又は外乱光ノイズ
混入信号であることを検出することができる。
【0074】また、本実施例では、AGC7が、デュー
ティ検出回路6からの出力信号に基づきアンプブロック
4のゲインを変化させる。
【0075】したがって、受信信号に外乱光ノイズが含
まれている場合には、デューティ検出回路6からの出力
信号、すなわち出力電流I0 に基づきアンプブロック4
のゲインを下げることができる。この結果、次工程のヒ
ステリシスコンパレータ5において、外乱光ノイズ成分
のみをスレッシュホールド電圧Vth以下にすることがで
き、正規の赤外線信号のみを出力することができる。
【0076】この結果、赤外線受信機の受信信号中に含
まれる、赤外線信号の周波数に非常に近い周波数の外乱
光ノイズを簡単な構成で効果的に低減し、外乱光ノイズ
による誤動作を防止することができる。
【0077】また、本実施例では、ATC8が、デュー
ティ検出回路6からの出力信号に基づきヒステリシスコ
ンパレータ5に入力されるスレッシュホールド電圧Vth
を変化させる。
【0078】したがって、受信信号に外乱光ノイズが含
まれている場合には、デューティ検出回路6からの出力
信号、すなわち出力電流I0 に基づきヒステリシスコン
パレータ5に入力されるスレッシュホールド電圧Vthを
上げることができる。この結果、外乱光ノイズ成分のみ
をスレッシュホールド電圧Vth以下にすることができ、
正規の赤外線信号のみを出力することができる。
【0079】この結果、赤外線受信機の受信信号中に含
まれる、赤外線信号の周波数に非常に近い周波数の外乱
光ノイズを簡単な構成で効果的に低減し、外乱光ノイズ
による誤動作を防止することができる。
【0080】
【発明の効果】請求項1の発明の赤外線受信機は、以上
のように、アンプを通過した受信信号のデューティー比
を検出することにより受信信号中に外乱光ノイズが含ま
れるか否かを検出するデューティ検出手段と、デューテ
ィ検出手段が外乱光ノイズ又は外乱光ノイズ混入信号で
あることを検出した場合に、このデューティ検出手段の
出力に基づき外乱光ノイズを低減するノイズ低減手段と
が設けられ、上記デューティ検出手段は、上記アンプに
より増幅した増幅信号を全波整流する全波整流手段と、
全波整流手段による全波整流信号の最大値を出力する最
大値出力手段と、最大値出力手段からの出力電圧を分割
した分割電圧と上記全波整流手段による全波整流信号と
を比較する比較手段と、上記比較手段の出力によりコン
デンサを充放電する積分手段と、この積分手段の出力電
圧を電流に変換する変換手段とを有し、この電流を上記
比較手段における分割電圧側の入力へ帰還するととも
に、検出結果として出力するように形成されている構成
である。
【0081】これにより、デューティ検出手段は、アン
プを通過した受信信号のデューティー比を検出する。こ
のとき、受信信号が正規の赤外線受信信号のみの場合に
は、予め設定されたアンプのゲイン及び予め設定された
スレッシュホールド電圧に基づいて、コンパレータを通
して出力信号として出力される。
【0082】一方、受信信号中に外乱光ノイズが含まれ
る場合には、デューティ検出手段は、アンプを通過した
受信信号のデューティー比を検出することにより外乱光
ノイズ又は外乱光ノイズ混入信号であることを検出す
る。そして、このデューティ検出手段の出力に基づきノ
イズ低減手段が外乱光ノイズを低減する。
【0083】したがって、赤外線受信機の受信信号中に
含まれる、赤外線信号の周波数に非常に近い周波数の外
乱光ノイズをデューティー比を検出するという簡単な構
成で効果的に低減し、外乱光ノイズによる誤動作を防止
することができるという効果を奏する。
【0084】
【0085】また、変換手段からの電流は、受信信号の
デューティー比を反映していることになり、アンプを通
過した受信信号に外乱光ノイズが含まれている程度を示
している。したがって、デューティ検出手段は、これら
各具体的手段により、アンプを通過した受信信号が外乱
光ノイズ又は外乱光ノイズ混入信号であることを検出す
ることができるという効果を奏する。
【0086】請求項の発明の赤外線受信機は、以上の
ように、請求項1記載の赤外線受信機において、ノイズ
低減手段は、デューティ検出手段からの出力信号に基づ
きアンプのゲインを変化させるゲイン変化手段にて形成
されている構成である。
【0087】これにより、受信信号に外乱光ノイズが含
まれている場合には、デューティ検出手段からの出力信
号、すなわち上記電流に基づきアンプのゲインを下げる
ことができる。この結果、次工程のコンパレータにおい
て、外乱光ノイズ成分のみをスレッシュホールド電圧以
下にすることができ、正規の赤外線信号のみを出力信号
として出力することができる。
【0088】したがって、赤外線受信機の受信信号中に
含まれる、赤外線信号の周波数に非常に近い周波数の外
乱光ノイズを簡単な構成で効果的に低減し、外乱光ノイ
ズによる誤動作を防止することができるという効果を奏
する。
【0089】請求項の発明の赤外線受信機は、以上の
ように、請求項1記載の赤外線受信機において、ノイズ
低減手段は、デューティ検出手段からの出力信号に基づ
きコンパレータに入力されるスレッシュホールド電圧を
変化させるスレッシュホールド電圧変化手段にて形成さ
れている構成である。
【0090】これにより、受信信号に外乱光ノイズが含
まれている場合には、デューティ検出手段からの出力信
号、すなわち上記電流に基づきコンパレータに入力され
るスレッシュホールド電圧を上げることができる。この
結果、外乱光ノイズ成分のみをスレッシュホールド電圧
以下にすることができ、正規の赤外線信号のみを出力信
号として出力することができる。
【0091】したがって、赤外線受信機の受信信号中に
含まれる、赤外線信号の周波数に非常に近い周波数の外
乱光ノイズを簡単な構成で効果的に低減し、外乱光ノイ
ズによる誤動作を防止することができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における赤外線データ受信機
の構成を示すブロック図である。
【図2】上記赤外線データ受信機におけるデューティ検
出回路の構成を示すブロック図である。
【図3】上記デューティ検出回路における全波整流回路
の構成を示す回路図である。
【図4】上記赤外線データ受信機におけるAGCの構成
を示す回路図である。
【図5】上記赤外線データ受信機におけるATCの構成
を示す回路図である。
【図6】上記赤外線データ受信機における正規の赤外線
受信信号を示す波形図である。
【図7】上記正規の赤外線受信信号を赤外線データ受信
機にて処理する場合の各手段の出力を示す波形図であ
り、(a)は第1段目のアンプブロックの出力波形、
(b)は第2段目のアンプブロックの出力波形、(c)
はヒステリシスコンパレータの出力波形である。
【図8】上記赤外線データ受信機における外乱光ノイズ
を示す波形図である。
【図9】上記正規の赤外線受信信号と外乱光ノイズとの
混入信号を赤外線データ受信機にて処理する場合の各手
段の出力を示す波形図であり、(a)は第2段目のアン
プブロックの出力波形、(b)はヒステリシスコンパレ
ータの出力波形である。
【図10】上記正規の赤外線受信信号と外乱光ノイズと
の混入信号をデューティ検出回路及びAGC又はATC
により処理する場合の各手段の出力を示す波形図であ
り、(a)はAGCにて処理した2段目のアンプブロッ
クの出力波形、(b)はATCにて処理した2段目のア
ンプブロックの出力波形である。
【図11】上記正規の赤外線受信信号のデューティ比を
デューティ検出回路にて検出する状態を示すものであ
り、(a)は2段目のアンプブロックの出力の波形図、
(b)は全波整流してデューティ比に応じた電流を求め
る方法を示すデューティ検出回路の出力の波形図であ
る。
【図12】上記外乱光ノイズのデューティ比をデューテ
ィ検出回路にて検出する状態を示すものであり、(a)
は2段目のアンプブロックの出力の波形図、(b)は全
波整流してデューティ比に応じた電流を求める方法を示
すデューティ検出回路の出力の波形図である。
【図13】上記赤外線受信信号が無い場合において、外
乱光ノイズの無い場合、外乱光ノイズが有る場合、外乱
光ノイズが有るがゲインを小さくする場合、外乱光ノイ
ズが有るがスレッシュホールド電圧をあげる場合につい
てそれぞれアンプ波形と出力波形とを示す説明図であ
る。
【図14】上記赤外線受信信号が有る場合において、外
乱光ノイズの無い場合、外乱光ノイズが有る場合、外乱
光ノイズが有るがゲインを小さくする場合、外乱光ノイ
ズが有るがスレッシュホールド電圧をあげる場合につい
てそれぞれアンプ波形と出力波形とを示す説明図であ
る。
【図15】従来例を示すものであり、赤外線データ受信
機の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
4 アンプブロック(アンプ) 5 ヒステリシスコンパレータ(コンパレータ) 6 デューティ検出回路(デューティ検出手段) 7 AGC(ノイズ低減手段、ゲイン変化手段) 8 ATC(ノイズ低減手段、スレッシュホールド電
圧変化手段) 11 全波整流回路(全波整流手段) 12 ピークホールド回路(最大値出力手段) 13 コンパレータ(比較手段) 14 コンデンサ 15 積分器(積分手段) 16 変換器(変換手段) I0 出力電流(電流)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04B 10/26 10/28 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信信号を増幅するアンプと、このアンプ
    の出力電圧と予め設定されたスレッシュホールド電圧と
    を比較し、アンプの出力電圧が上記スレッシュホールド
    電圧を越えた場合に、上記受信信号を出力するコンパレ
    ータとを備えた赤外線受信機において、 上記アンプを通過した受信信号のデューティー比を検出
    することにより受信信号中に外乱光ノイズが含まれるか
    否かを検出するデューティ検出手段と、デューティ検出
    手段が外乱光ノイズ又は外乱光ノイズ混入信号であるこ
    とを検出した場合に、このデューティ検出手段の出力に
    基づき外乱光ノイズを低減するノイズ低減手段とが設け
    られ 上記デューティ検出手段は、上記アンプにより増幅した
    増幅信号を全波整流する全波整流手段と、全波整流手段
    による全波整流信号の最大値を出力する最大値出力手段
    と、最大値出力手段からの出力電圧を分割した分割電圧
    と上記全波整流手段による全波整流信号とを比較する比
    較手段と、上記比較手段の出力によりコンデンサを充放
    電する積分手段と、この積分手段の出力電圧を電流に変
    換する変換手段とを有し、この電流を上記比較手段にお
    ける分割電圧側の入力へ帰還するとともに、検出結果と
    して出力するように形成されている ことを特徴とする赤
    外線受信機。
  2. 【請求項2】上記ノイズ低減手段は、デューティ検出手
    段からの出力信号に基づきアンプのゲインを変化させる
    ゲイン変化手段にて形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の赤外線受信機。
  3. 【請求項3】上記ノイズ低減手段は、デューティ検出手
    段からの出力信号に基づきコンパレータに入力されるス
    レッシュホールド電圧を変化させるスレッシュホールド
    電圧変化手段にて形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の赤外線受信機。
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