JPH10135746A - 光空間伝送用受光回路 - Google Patents
光空間伝送用受光回路Info
- Publication number
- JPH10135746A JPH10135746A JP8288903A JP28890396A JPH10135746A JP H10135746 A JPH10135746 A JP H10135746A JP 8288903 A JP8288903 A JP 8288903A JP 28890396 A JP28890396 A JP 28890396A JP H10135746 A JPH10135746 A JP H10135746A
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- JP
- Japan
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- signal
- circuit
- current
- voltage
- light receiving
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 直流成分を含む外乱ノイズ光下で直流飽和を
起こすことなく、且つ良好なS/N比特性を呈する光空
間伝送用受光回路を提供する。 【解決手段】 受光回路の電流電圧変換用反転増幅器4
において、伝送対象の信号周波数帯域において低インピ
ーダンス特性を有し、信号周波数帯域より高い周波数帯
で高インピーダンス特性を有する信号帰還部11を具備
すると共に、信号周波数帯域より低い周波数帯で低イン
ピーダンス特性を有する直流帰還部12を具備すること
で、電流電圧変換用反転増幅器4の後段に信号帯域通過
フィルタを設けることなく、高S/N比を実現する。
起こすことなく、且つ良好なS/N比特性を呈する光空
間伝送用受光回路を提供する。 【解決手段】 受光回路の電流電圧変換用反転増幅器4
において、伝送対象の信号周波数帯域において低インピ
ーダンス特性を有し、信号周波数帯域より高い周波数帯
で高インピーダンス特性を有する信号帰還部11を具備
すると共に、信号周波数帯域より低い周波数帯で低イン
ピーダンス特性を有する直流帰還部12を具備すること
で、電流電圧変換用反転増幅器4の後段に信号帯域通過
フィルタを設けることなく、高S/N比を実現する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光空間伝送装置に
関するものであり、特に光空間伝送装置受信部の受光回
路に関するものである。さらに、詳しくは、送信部にお
いて伝送すべき電気情報信号を発光ダイオードやレーザ
ダイオードなどの発光素子、および駆動回路を用いて光
信号に変換し、これを伝送先の受信部へ空間を介して送
出するとともに、受信部において送信部からの光信号を
ホトダイオードなどの受光素子で電流信号に変換した
後、この電流信号を電流/電圧変換器や増幅器などによ
り送信元での電圧情報信号に復調するという光空間伝送
装置の受光回路に関するものである。
関するものであり、特に光空間伝送装置受信部の受光回
路に関するものである。さらに、詳しくは、送信部にお
いて伝送すべき電気情報信号を発光ダイオードやレーザ
ダイオードなどの発光素子、および駆動回路を用いて光
信号に変換し、これを伝送先の受信部へ空間を介して送
出するとともに、受信部において送信部からの光信号を
ホトダイオードなどの受光素子で電流信号に変換した
後、この電流信号を電流/電圧変換器や増幅器などによ
り送信元での電圧情報信号に復調するという光空間伝送
装置の受光回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光空間伝送は、情報の伝達をワイヤレス
で行うことができるという長所がある一方で、外乱光が
存在する環境下で通信を行う場合に、この外乱光が受信
部受光回路へノイズとして入力されるため、光情報信号
の伝送に悪影響を与えるという短所がある。
で行うことができるという長所がある一方で、外乱光が
存在する環境下で通信を行う場合に、この外乱光が受信
部受光回路へノイズとして入力されるため、光情報信号
の伝送に悪影響を与えるという短所がある。
【0003】ここで、外乱光として太陽光を考えた場
合、これが受光回路の光電変換素子に入射されると、直
流電流が発生する。この状態で受光回路が光情報信号を
受光すると、信号成分である交流がノイズ成分である直
流分に重畳することとなり、前記直流レベルが一定以上
のレベルになると受光回路が出力飽和を起こして、信号
検出が不可能となる。
合、これが受光回路の光電変換素子に入射されると、直
流電流が発生する。この状態で受光回路が光情報信号を
受光すると、信号成分である交流がノイズ成分である直
流分に重畳することとなり、前記直流レベルが一定以上
のレベルになると受光回路が出力飽和を起こして、信号
検出が不可能となる。
【0004】そこで、このノイズ光直流成分による受光
回路の出力飽和を防ぐ代表的方法として、特開昭60−
117930号公報、特公平6−93658号公報など
に図3及び図4に示すような回路が開示されている。特
開昭60−117930号公報に開示されているもの
は、図3に示すように、光電変換素子であるホトダイオ
ード1からの電流を電圧に変換するための反転増幅器4
の出力で信号帰還抵抗2により発生する直流分を、第2
の増幅器である演算増幅器5及び直流帰還抵抗3によっ
て反転増幅器4の入力に帰還するという方法である。ま
た、特公平6−93658号公報に開示されているもの
は、図4に示すように、特開昭60−117930号公
報の提案における直流成分帰還部の抵抗器を、伝送信号
帯域でハイインピーダンスを呈するインピーダンス回路
6に置き換えることで、受光回路のS/N比率を向上さ
せるという方法である。
回路の出力飽和を防ぐ代表的方法として、特開昭60−
117930号公報、特公平6−93658号公報など
に図3及び図4に示すような回路が開示されている。特
開昭60−117930号公報に開示されているもの
は、図3に示すように、光電変換素子であるホトダイオ
ード1からの電流を電圧に変換するための反転増幅器4
の出力で信号帰還抵抗2により発生する直流分を、第2
の増幅器である演算増幅器5及び直流帰還抵抗3によっ
て反転増幅器4の入力に帰還するという方法である。ま
た、特公平6−93658号公報に開示されているもの
は、図4に示すように、特開昭60−117930号公
報の提案における直流成分帰還部の抵抗器を、伝送信号
帯域でハイインピーダンスを呈するインピーダンス回路
6に置き換えることで、受光回路のS/N比率を向上さ
せるという方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
公平6−93658号公報に開示の技術では、直流帰還
ループに信号帯域で高インピーダンスを呈するインピー
ダンス回路6を具備することで高S/N比の受光回路を
実現していたが、信号帰還ループは信号帰還抵抗2のみ
で構成していたため、信号周波数帯域より高い周波数に
分布するノイズなどを低減させるべく、電流/電圧変換
用反転増幅器出力の後段に別ブロックで信号周波数帯域
通過フィルタ7を具備する必要性があった。そのため、
信号周波数帯域フィルタを構成するための部品点数の増
加により、受光回路の規模が増大してしまうという問題
点を有していた。
公平6−93658号公報に開示の技術では、直流帰還
ループに信号帯域で高インピーダンスを呈するインピー
ダンス回路6を具備することで高S/N比の受光回路を
実現していたが、信号帰還ループは信号帰還抵抗2のみ
で構成していたため、信号周波数帯域より高い周波数に
分布するノイズなどを低減させるべく、電流/電圧変換
用反転増幅器出力の後段に別ブロックで信号周波数帯域
通過フィルタ7を具備する必要性があった。そのため、
信号周波数帯域フィルタを構成するための部品点数の増
加により、受光回路の規模が増大してしまうという問題
点を有していた。
【0006】そこで、本発明は太陽光などの直流成分を
含む外乱光が存在する環境下でも、より少ない部品点数
により、良好なS/N比特性を呈する受光回路を提供す
ることを目的とする。
含む外乱光が存在する環境下でも、より少ない部品点数
により、良好なS/N比特性を呈する受光回路を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による光空間伝送用受光回路は、伝送対象か
ら発信され空間を通して到来する光情報信号を受光し、
これを電気情報信号に変換する光電変換素子と、該光電
変換素子からの情報信号電流を電圧信号に変換して出力
する電流/電圧変換用反転増幅回路とからなる光空間伝
送用受光回路において、前記電流/電圧変換用反転増幅
回路の信号帰還部に、電気情報信号の周波数帯域におい
て低インピーダンスを有する第1のインピーダンス回路
を具備し、かつ、該電流/電圧変換用反転増幅回路の出
力電圧から直流成分を抽出する直流成分検出回路と、該
直流成分検出回路により検出された直流電圧成分を増幅
する直流電圧増幅回路と、該直流電圧増幅回路の出力と
前記電流/電圧変換用反転増幅回路の入力との間に設け
られ、前記電気情報信号の周波数帯において高インピー
ダンスを呈する第2のインピーダンス回路とからなる直
流成分帰還部を具備することを特徴とする。
に、本発明による光空間伝送用受光回路は、伝送対象か
ら発信され空間を通して到来する光情報信号を受光し、
これを電気情報信号に変換する光電変換素子と、該光電
変換素子からの情報信号電流を電圧信号に変換して出力
する電流/電圧変換用反転増幅回路とからなる光空間伝
送用受光回路において、前記電流/電圧変換用反転増幅
回路の信号帰還部に、電気情報信号の周波数帯域におい
て低インピーダンスを有する第1のインピーダンス回路
を具備し、かつ、該電流/電圧変換用反転増幅回路の出
力電圧から直流成分を抽出する直流成分検出回路と、該
直流成分検出回路により検出された直流電圧成分を増幅
する直流電圧増幅回路と、該直流電圧増幅回路の出力と
前記電流/電圧変換用反転増幅回路の入力との間に設け
られ、前記電気情報信号の周波数帯において高インピー
ダンスを呈する第2のインピーダンス回路とからなる直
流成分帰還部を具備することを特徴とする。
【0008】本発明の構成によれば、太陽光などノイズ
光直流成分による電流/電圧変換用反転増幅回路の出力
飽和を防止するとともに、信号帰還部のインピーダンス
回路が、信号周波数帯域より高い周波数に分布するノイ
ズなどを低減させる信号帯域通過のフィルリング機能を
実現し、本来電流/電圧変換用反転増幅回路の後段に備
えるべき信号帯域通過フィルタを設ける必要がなくな
る。
光直流成分による電流/電圧変換用反転増幅回路の出力
飽和を防止するとともに、信号帰還部のインピーダンス
回路が、信号周波数帯域より高い周波数に分布するノイ
ズなどを低減させる信号帯域通過のフィルリング機能を
実現し、本来電流/電圧変換用反転増幅回路の後段に備
えるべき信号帯域通過フィルタを設ける必要がなくな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1及
び図2に従って説明する。なお、この説明において、伝
送対象の信号周波数帯域はfa〜fb(0≦fa)とし
ている。
び図2に従って説明する。なお、この説明において、伝
送対象の信号周波数帯域はfa〜fb(0≦fa)とし
ている。
【0010】図1は、本発明にかかる第1の実施形態の
構成を示すものであり、図中、ホトダイオード1は受光
した光を電流に変換する光電変換素子であり、このアノ
ードが電流/電圧変換用反転増幅器4の負側入力端子に
接続されている。電流/電圧変換用反転増幅器4の帰還
のうち、信号帰還部11において具備されているインピ
ーダンス回路9は、fa≦f1≦fbである周波数範囲
f1におけるインピーダンスZ1と、f2≧fbである
周波数範囲f2におけるインピーダンスZ2が |Z1| ≪ |Z2| という関係となるように構成されている。
構成を示すものであり、図中、ホトダイオード1は受光
した光を電流に変換する光電変換素子であり、このアノ
ードが電流/電圧変換用反転増幅器4の負側入力端子に
接続されている。電流/電圧変換用反転増幅器4の帰還
のうち、信号帰還部11において具備されているインピ
ーダンス回路9は、fa≦f1≦fbである周波数範囲
f1におけるインピーダンスZ1と、f2≧fbである
周波数範囲f2におけるインピーダンスZ2が |Z1| ≪ |Z2| という関係となるように構成されている。
【0011】一方、直流帰還部12においては、直流検
出回路8及び演算増幅器5及びインピーダンス回路10
が具備されている。直流検出回路8は、電流/電圧変換
用反転増幅回路4の出力電圧に含まれる直流成分を検出
するもので、カットオフ周波数の低い低域通過フィルタ
の機能を有するものとする。演算増幅器5は、直流検出
回路8にて検出した直流電圧を増幅するものである。イ
ンピーダンス回路10は、fa≦f3≦fbである周波
数範囲f3におけるインピーダンスZ3と、0≦f4≦
faである周波数範囲f4におけるインピーダンスZ4
が |Z4| ≪ |Z3| という関係となるように構成されている。さらに、この
インピーダンス回路10のZ3と前記インピーダンス回
路9のZ1が |Z1| ≪ |Z3| という関係となるように構成されている。
出回路8及び演算増幅器5及びインピーダンス回路10
が具備されている。直流検出回路8は、電流/電圧変換
用反転増幅回路4の出力電圧に含まれる直流成分を検出
するもので、カットオフ周波数の低い低域通過フィルタ
の機能を有するものとする。演算増幅器5は、直流検出
回路8にて検出した直流電圧を増幅するものである。イ
ンピーダンス回路10は、fa≦f3≦fbである周波
数範囲f3におけるインピーダンスZ3と、0≦f4≦
faである周波数範囲f4におけるインピーダンスZ4
が |Z4| ≪ |Z3| という関係となるように構成されている。さらに、この
インピーダンス回路10のZ3と前記インピーダンス回
路9のZ1が |Z1| ≪ |Z3| という関係となるように構成されている。
【0012】今、図1に示す受光回路のホトダイオード
1に、fa〜fbの周波数帯域を有する信号光および直
流成分を有する外乱ノイズ光が、同時に入射した場合を
考えると、ホトダイオード1はこれらの光信号をそれぞ
れ光電変換し、出力として信号電流(交流)にノイズ電
流(直流)が重畳した形の電流が得られる。このホトダ
イオード出力電流は、電流/電圧変換用反転増幅器4に
より電圧に変換されるが、信号電流は前記インピーダン
ス回路9の特性により、ほぼ信号帰還部11を流れ、電
流/電圧変換用反転増幅器4の出力電圧信号となるとと
もに、直流電流成分は前記インピーダンス回路10の特
性により、ほぼ直流帰還部12を通って演算増幅器5の
出力に流れ込み、その結果電流/電圧変換用反転増幅器
4の出力直流電位は、演算増幅器5出力直流電位の(1
/(演算増幅器5の増幅率))倍の電位となる。
1に、fa〜fbの周波数帯域を有する信号光および直
流成分を有する外乱ノイズ光が、同時に入射した場合を
考えると、ホトダイオード1はこれらの光信号をそれぞ
れ光電変換し、出力として信号電流(交流)にノイズ電
流(直流)が重畳した形の電流が得られる。このホトダ
イオード出力電流は、電流/電圧変換用反転増幅器4に
より電圧に変換されるが、信号電流は前記インピーダン
ス回路9の特性により、ほぼ信号帰還部11を流れ、電
流/電圧変換用反転増幅器4の出力電圧信号となるとと
もに、直流電流成分は前記インピーダンス回路10の特
性により、ほぼ直流帰還部12を通って演算増幅器5の
出力に流れ込み、その結果電流/電圧変換用反転増幅器
4の出力直流電位は、演算増幅器5出力直流電位の(1
/(演算増幅器5の増幅率))倍の電位となる。
【0013】これらにより、電流/電圧変換用反転増幅
器4の出力電圧は、直流帰還部12のインピーダンス回
路10と演算増幅器5と直流検出回路8の効果で、ノイ
ズ光直流成分の影響を最小限に抑えたものとなり、且つ
信号帰還部におけるインピーダンス回路9の高域周波数
特性の効果で、受光回路内ノイズに代表される信号帯域
より高い周波数成分ノイズを抑えたものとなるため、電
流/電圧変換用反転増幅器4の後段に信号帯域通過フィ
ルタを設けることなく、高S/N比率の受光回路を実現
することが可能となる。
器4の出力電圧は、直流帰還部12のインピーダンス回
路10と演算増幅器5と直流検出回路8の効果で、ノイ
ズ光直流成分の影響を最小限に抑えたものとなり、且つ
信号帰還部におけるインピーダンス回路9の高域周波数
特性の効果で、受光回路内ノイズに代表される信号帯域
より高い周波数成分ノイズを抑えたものとなるため、電
流/電圧変換用反転増幅器4の後段に信号帯域通過フィ
ルタを設けることなく、高S/N比率の受光回路を実現
することが可能となる。
【0014】次に、本発明の別の実施形態を図2に沿っ
て説明する。図1における信号帰還部11のインピーダ
ンス回路9は、抵抗器とコンデンサを並列接続して構成
したもので、電流/電圧変換用反転増幅器4に用いるア
ンプの利得帯域幅積と、伝送対象信号の高域遮断周波数
(fb)と、電流/電圧変換用反転増幅器4への入力容
量の3つのパラメータにより、この抵抗器およびコンデ
ンサの値を決定している。図1における直流帰還部12
の直流検出回路8は、抵抗器とコンデンサによるローパ
スフィルタで構成し、低域遮断周波数を限りなく直流
(0Hz)に近づけるよう抵抗器とコンデンサの値を決
定している。また、直流帰還部12の演算増幅器5は増
幅率1倍のボルテージフォロワで構成しており、このボ
ルテージフォロワに用いるアンプは、高速の信号に追従
する必要がないため、低周波用のものでよい。さらに、
直流帰還部12のインピーダンス回路10は、信号周波
数帯域でハイインピーダンスを呈する値のインダクタで
構成している。これらの構成により、図2に示す受光回
路は、直流成分を有する外乱ノイズ光が存在する環境下
においても、信号周波数帯域を効率的に取り出し、電圧
信号を出力することとなる。
て説明する。図1における信号帰還部11のインピーダ
ンス回路9は、抵抗器とコンデンサを並列接続して構成
したもので、電流/電圧変換用反転増幅器4に用いるア
ンプの利得帯域幅積と、伝送対象信号の高域遮断周波数
(fb)と、電流/電圧変換用反転増幅器4への入力容
量の3つのパラメータにより、この抵抗器およびコンデ
ンサの値を決定している。図1における直流帰還部12
の直流検出回路8は、抵抗器とコンデンサによるローパ
スフィルタで構成し、低域遮断周波数を限りなく直流
(0Hz)に近づけるよう抵抗器とコンデンサの値を決
定している。また、直流帰還部12の演算増幅器5は増
幅率1倍のボルテージフォロワで構成しており、このボ
ルテージフォロワに用いるアンプは、高速の信号に追従
する必要がないため、低周波用のものでよい。さらに、
直流帰還部12のインピーダンス回路10は、信号周波
数帯域でハイインピーダンスを呈する値のインダクタで
構成している。これらの構成により、図2に示す受光回
路は、直流成分を有する外乱ノイズ光が存在する環境下
においても、信号周波数帯域を効率的に取り出し、電圧
信号を出力することとなる。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、太陽光下などの直流成分を含む外乱光が存在
する環境下においても、電流/電圧変換回路にて直流飽
和を起こすことなく、かつ電流/電圧変換回路の後段に
信号帯域通過フィルタを設けずに高域のノイズを低減す
ることで、良好なS/N特性を呈する受光回路を構成す
ることが可能となる。
によれば、太陽光下などの直流成分を含む外乱光が存在
する環境下においても、電流/電圧変換回路にて直流飽
和を起こすことなく、かつ電流/電圧変換回路の後段に
信号帯域通過フィルタを設けずに高域のノイズを低減す
ることで、良好なS/N特性を呈する受光回路を構成す
ることが可能となる。
【図1】本発明の構成概略図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる構成概略図である。
【図3】直流飽和防止の従来技術(特開昭60−117
930号公報)の構成概略図である。
930号公報)の構成概略図である。
【図4】直流飽和防止の従来技術(特公平6−9365
8号公報)の構成概略図である。
8号公報)の構成概略図である。
1 ホトダイオード 2 信号帰還抵抗 3 直流帰還抵抗 4 電流/電圧変換用反転増幅器 5 演算増幅器 6、9、10 インピーダンス回路 7 信号帯域通過フィルター 8 直流検出回路 11 信号帰還部 12 直流帰還部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/06
Claims (1)
- 【請求項1】 伝送対象から発信され空間を通して到来
する光情報信号を受光し、これを電気情報信号に変換す
る光電変換素子と、該光電変換素子からの情報信号電流
を電圧信号に変換して出力する電流/電圧変換用反転増
幅回路とからなる光空間伝送用受光回路において、前記
電流/電圧変換用反転増幅回路の信号帰還部に、電気情
報信号の周波数帯域において低インピーダンスを有する
第1のインピーダンス回路を具備し、かつ、該電流/電
圧変換用反転増幅回路の出力電圧から直流成分を抽出す
る直流成分検出回路と、該直流成分検出回路により検出
された直流電圧成分を増幅する直流電圧増幅回路と、該
直流電圧増幅回路の出力と前記電流/電圧変換用反転増
幅回路の入力との間に設けられ、前記電気情報信号の周
波数帯において高インピーダンスを呈する第2のインピ
ーダンス回路とからなる直流成分帰還部を具備したこと
を特徴とする光空間伝送用受光回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8288903A JPH10135746A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 光空間伝送用受光回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8288903A JPH10135746A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 光空間伝送用受光回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10135746A true JPH10135746A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17736286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8288903A Pending JPH10135746A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 光空間伝送用受光回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10135746A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013005326A (ja) * | 2011-06-20 | 2013-01-07 | Seiwa Electric Mfg Co Ltd | 増幅回路 |
JP2014135646A (ja) * | 2013-01-10 | 2014-07-24 | Fujitsu Ltd | 光受信回路 |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP8288903A patent/JPH10135746A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013005326A (ja) * | 2011-06-20 | 2013-01-07 | Seiwa Electric Mfg Co Ltd | 増幅回路 |
JP2014135646A (ja) * | 2013-01-10 | 2014-07-24 | Fujitsu Ltd | 光受信回路 |
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