JPH10107555A - 光受信回路およびその制御方法 - Google Patents

光受信回路およびその制御方法

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JPH10107555A
JPH10107555A JP8258671A JP25867196A JPH10107555A JP H10107555 A JPH10107555 A JP H10107555A JP 8258671 A JP8258671 A JP 8258671A JP 25867196 A JP25867196 A JP 25867196A JP H10107555 A JPH10107555 A JP H10107555A
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JP
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circuit
signal
output
detection circuit
voltage
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JP8258671A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Tajima
勉 田島
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の光受信回路では、光の入力レベルが低い
領域で瞬時的に光の入力レベルが変動する場合、高電圧
回路の時定数が大きいため信号を識別再生する際に符号
誤りが生じる。 【解決手段】前置増幅器の出力信号の平均値を平均値検
出回路で検出し、これにより受光素子の逆バイアスを制
御する。平均値検出回路は高速化が容易であり、高圧回
路の時定数を相対的に小さくできるので、入力光の瞬時
的なレベル変動があっても符号誤りを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信システムの光
受信回路に関し、特に、瞬時的な入力レベル変動にも高
速応答可能な光受信回路に関する。
【0001】
【従来の技術】図6は、特開平7−38357号公報に
示された従来の光受信回路の一例である。
【0002】光通信システムに使用される光受信回路
は、光伝送路(通常光ファイバケーブルを使用する)か
らの光信号を受信し、電気信号に変換した後、所定の電
圧振幅まで増幅し、さらに識別再生する構成となってい
る。
【0003】図7中、APD(アバランシェ・フォト・
ダイオード)1は、光信号を電流信号に変換する半導体
素子である。APD1からの電流信号は、電流/電圧変
換型前置増幅器2(以下Pre−Ampと略す)によ
り、電圧信号に変換、増幅される。Pre−Amp2の
出力は、利得可変増幅器(以下AGC−増幅器と略す)
3により、さらに増幅され、二つに分配され、一方はピ
ーク検出回路5、もう一方は識別回路に入力される。
【0004】ピーク検出回路5は入力振幅に応じた直流
電圧を出力する回路であり、この直流電圧が基準電圧と
比較され、この差を圧縮するように、AGC−増幅器3
の利得が制御され、その出力信号の振幅が一定に保たれ
る。これにより光入力レベルが変化しても識別回路に入
力される信号の振幅を一定に保つことが可能となる。
【0005】また図6ではさらに、それ以上の光入力レ
ベルの低下に対して、APD1の自己増倍度(M)を制
御することにより、光入力ダイナミックレンジの拡大が
可能である。
【0006】APD1の自己増倍度(M)を制御する負
帰還ループは、第1の時定数回路11、直流増幅器1
2、高圧回路9、第2の時定数回路13で構成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7に示した
従来の技術においては、瞬時的に光の入力レベル変動が
あった場合、信号を識別再生する際に符号誤りが生じる
という問題がある。
【0008】その理由は、特に光入力レベルが低く、A
PD1のMを制御することにより負帰還を施している領
域においては、高電圧回路の時定数が大きいため、瞬時
的なレベル変動があった場合、識別回路4に入力される
信号振幅が瞬時的に小さくなるためである。
【0009】上記高電圧回路の時定数は小さくすること
が可能であるが、その時定数を小さくすると負帰還回路
全体の動作が不安定になりやすく、発振等を引き起こし
てしまう。
【0010】すなわち、高電圧発生回路の時定数を小さ
くした場合、同じ負帰還回路中のピーク検出回路5の時
定数との差が小さくなり、発振等の誤動作が生じる。
【0011】本発明の目的は、従来の光受信回路におい
て、光入力信号の瞬時的なレベル変動があった場合でも
符号誤りを生じず、安定で、高速化が可能な光受信回路
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の光受信回路は、光信号が入力する受光素子と、該受
光素子が出力する電流信号を電圧に変換する前置増幅器
と、該電圧信号を増幅する自動利得制御増幅器と、該増
幅された出力電圧のピーク値を検出し該自動利得制御増
幅器を制御するピーク検出回路と、前置増幅器の出力を
受け受光素子を制御する平均値検出回路を備えている。
【0013】また上記光受信回路については、自動利得
制御増幅器の利得が最大になった後は、平均値検出回路
の出力に基づいて受光素子の増倍率を制御する。
【0014】本発明の光受信回路およびその制御方法
は、前置増幅器の出力の平均値検出を行なうことが特徴
である。平均値検出回路は、回路の構成が容易で、か
つ、ピーク検出回路などに比べ高速である。
【0015】したがって、平均値検出回路と高電圧回路
を含む負帰還回路において、平均値検出回路の時定数が
小さくなれば、これに対応して高電圧回路の時定数を小
さくしても、2つの時定数の差を大きくすることができ
る。この結果、本発明では高電圧回路の時定数を小さく
することにより、瞬時的なレベルの低下に対して高速で
追随できるので、符号誤りを防ぐことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1によって、本発明の実施の形
態を説明する。伝送路からの光信号は、APD1によっ
て電流信号に変換され、Pre−Amp2に入力され
る。Pre−Amp2は、電流/電圧変換増幅器により
構成され、電圧信号を出力する。Pre−Amp2から
出力された信号は、二つに分配され、1つは、AGC−
増幅器3に入力し、さらに増幅され、もう一方の出力信
号は平均値検出回路10に入力する。
【0017】AGC−増幅器3の出力信号は2つに分配
され、1つは識別回路4に入力し、もう一方はピーク検
出回路5に入力する。ピーク検出回路5は、入力された
信号の振幅に応じた直流電圧を出力する。
【0018】この直流電圧は、第1の演算増幅器6に入
力され、第1の基準電圧と比較される。第1の演算増幅
器6の出力電圧は、演算増幅器に入力される2つの直流
電圧の差を圧縮するようにAGC−増幅器3の利得を制
御する。
【0019】このような負帰還回路により、入力レベル
が変動した場合においても識別回路への信号振幅をAG
C−増幅器3の最大利得までは一定に保つことが可能で
ある。
【0020】これ以降のレベル低下は、APD1の自己
増倍度(以下Mと略す)を制御することにより、入力レ
ベルのダイナミックレンジを拡大することが可能であ
る。この制御を行うのがPre−Amp2、平均値検出
回路10、第2の演算増幅器7、APDバイアス電圧制
御回路8である。
【0021】図2にPre−Amp2の回路の一例を示
す。図2に例示した回路はが反転増幅のため負の特性を
示す。図3の実線は、この回路の入力光レベルに対する
出力電圧の直流特性図である。APD1のMが一定の場
合、光入力レベルが大きいほど低い電圧を出力し、光入
力レベルが小さいほど高い電圧を出力する。しかし、交
流特性においては、所定のレベルの光信号パルス入力す
ると基準レベルから負側にその振幅に対応して増幅され
た振幅のパルスが出力される。
【0022】図6に本発明に用いる平均値検出回路10
の例を示す。この平均値検出回路10はRとCによるロ
ーパスフィルタにより構成できる。ローパスフィルタの
低域遮断周波数は、主信号帯域に比べて、充分に小さ
く、かつ、急激な光レベル変動にも耐え得る程度に高
く、設定する。通常、光通信システムで起こりうる光レ
ベル変動は1msec程度以上と報告されていることか
ら、その10倍程度の帯域つまり10kHzとすればよ
い。
【0023】第2の演算増幅器7は所定の基準電圧と平
均値検出回路10からの出力とを比較し、その結果に基
いてAPDバイアス電圧制御回路を制御し、APD1の
増倍率Mを変化させる。
【0024】図3から図5に本発明の動作を示す。
【0025】図3は、Pre−Amp2の出力電圧とA
PDの出力(光の入力レベル)との関係を示す直流特性
図である。ここで、実線は、Mが一定の場合、一点鎖線
が入力レベルPx点からMを制御した場合の特性であ
る。ここでPx点はAGC−増幅器3の利得が最大にな
ったときの光の入力レベルである(以下、図4、図5も
同様)。実線は上述と同じである。一点鎖線は光の入力
レベルがPx以下で、Mを制御するので、APDの出力
が増し、Pre−Amp2の出力が一定に保たれること
を示している。
【0026】図4は、縦軸がAGC−増幅器3の利得及
びAPD1のMであり、横軸が光の入力レベルである。
光の入力レベルが小さくなると、AGC−増幅器3の利
得は増大するが、Px以下では一定になってしまう。こ
のため、APD1のMをPx以下でしだいに増加するよ
うに制御する。実際には、第2演算増幅器7にて平均値
検出回路の出力と所定の基準電圧を比較し、平均値検出
回路の出力がPxに相当するとき、APDバイアス制御
回路8に対してMを制御する信号を送出する。
【0027】図5は、AGC−増幅器3の出力振幅の特
性を示したものであり、実線がMを一定とした場合の特
性、また一点鎖線が光入力レベルPx点からMを制御し
たときの特性である。図5からもわかるように、Px点
以下の入力レベルにおいては、Mを一定とした場合、入
力レベルの低下に伴い、振幅も低下する。これに対し、
Mを制御する(増加させる)ことにより、さらに、入力
レベルのダイナミックレンジを拡大することが可能であ
り、AGC−増幅器の出力レベルを一定に保つことが可
能である。図3に示した通り、Pre−Ampの出力電
圧は、光入力レベルの変化に伴い、一元的に変化するた
めこの出力電圧から第2の負帰還回路を構成できる。
【0028】本発明においては図6で示した平均値検出
回路の時定数を小さくできるので高電圧発生回路の時定
数を小さくできるので、瞬時の入力レベル変動にも対応
できる。
【0029】
【発明の効果】本願発明では、Pre−Ampの出力信
号の平均値検出を行い、これを用いてAPDの逆バイア
スを制御することにより光受信回路の高速化が可能であ
る。このため負帰還回路、とくに高電圧発生回路の時定
数を小さくしても安定した負帰還回路を構成できるので
瞬時のレベル変動においても、振幅を一定に保つことが
でき、信号再生時の符号誤りを大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成例を示すブロック図。
【図2】前置増幅器の例を示す回路図。
【図3】本発明の光受信回路の動作を説明する特性図。
【図4】本発明の光受信回路の動作を説明する特性図。
【図5】本発明の光受信回路の動作を説明する特性図。
【図6】平均値検出回路の例を示す回路図。
【図7】従来の光受信回路の例を示すブロック図。
【符号の説明】
1 受光素子 2 前置増幅器 3 自動利得制御増幅器 4 識別回路 5 ピーク検出回路 6 第1演算増幅器 7 第2演算増幅器 8 APDバイアス電圧制御回路 9 高電圧発生回路 10 電流電圧変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/14 10/04 10/06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号が入力する受光素子と、該受光素
    子が出力する電流信号を電圧に変換する前置増幅器と、
    該電圧信号を増幅する自動利得制御増幅器と、該増幅さ
    れた出力電圧のピーク値を検出し該自動利得制御増幅器
    を制御するピーク検出回路とを備えた光受信回路におい
    て、前置増幅器の出力を受け受光素子を制御する平均値
    検出回路を備えたことを特徴とする光受信回路。
  2. 【請求項2】 平均値検出回路の出力を受け、受光素子
    を制御するバイアス電圧制御回路を備えた請求項1に記
    載の光受信回路。
  3. 【請求項3】 平均値検出回路はローパスフィルタであ
    る請求項1または2に記載の光受信回路の制御方法。
  4. 【請求項4】 自動利得制御増幅器の利得が最大になっ
    た後、平均値検出回路の出力に基づいて受光素子の増倍
    率を制御する請求項1または2に記載の光受信回路の制
    御方法。
  5. 【請求項5】 平均値検出回路はローパスフィルタであ
    る請求項4に記載の光受信回路の制御方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001127560A (ja) * 1999-10-25 2001-05-11 Nec Corp 前置増幅回路
US6313458B1 (en) 1998-07-10 2001-11-06 Nec Corporation Gain-adjustable photoreceiver circuit with photoelectric converter and amplifier
JP2006067369A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Maspro Denkoh Corp テレビ受信用増幅装置
JP2006129292A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Maspro Denkoh Corp テレビ受信用増幅装置

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981201