JP3305250B2 - バイポーラトランジスタ - Google Patents

バイポーラトランジスタ

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JP3305250B2 JP3875898A JP3875898A JP3305250B2 JP 3305250 B2 JP3305250 B2 JP 3305250B2 JP 3875898 A JP3875898 A JP 3875898A JP 3875898 A JP3875898 A JP 3875898A JP 3305250 B2 JP3305250 B2 JP 3305250B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイポーラトラン
ジスタに係り、特にベースからのキャリアの逆注入を抑
制することにより電流増幅率を向上させたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、バイポーラトランジスタは、
優れた高周波特性を有することから、マイクロ波・ミリ
波帯域での能動デバイスとして用いられつつある。特
に、GaAsなどのIII−V族化合物半導体を用いたヘテ
ロバイポーラトランジスタ(HBT)が最も精力的に研
究開発がなされているが、近年、安価なシリコン基板上
に作製可能なIV−IV族化合物であるSiGe系の材料を
用いたHBTが注目を集めている。
【0003】SiGe系HBTの高速化に関しては、S
iからなるコレクタ層,SiGeからなるベース層及び
Siからなるエミッタ層を備え、SiGeベース層内に
おけるGe組成をエミッタ側からコレクタ側に向けて徐
々に増加させた傾斜組成ベース層を有するHBT(L. H
arame et al., "Optimization of SiGe HBT Technology
for High Speed Analog and Mixed-Signal Applicatio
ns," IEDM Tech. Dig.1993, p.71.)と、Siからなる
コレクタ層,SiGeからなるベース層及びSiからな
るエミッタ層を備え、SiGeベース層内におけるGe
組成およびドーピング濃度を高くし、かつ非常に薄くし
た均一組成ベース層を有するHBT(A.Schuppen et a
l., "Enhanced SiGe Heterojunction Bipolar Transist
ors with160 GHz-fmax," IEDM Tech. Dig. 1995, p.74
3.)の2つのタイプが代表的な構造である。
【0004】図8は、上記2つのタイプのうち傾斜組成
ベース層を有するヘテロバイポーラトランジスタのバン
ド図である。同図に示すバンド状態からわかるように、
SiGeベース層に注入されたキャリアは、傾斜組成に
よる電界によりSiGeベース層内をコレクタ層に向か
ってドリフト走行する。ドリフト電界によるキャリアの
走行は、拡散による走行に比べて高速であるため、ベー
ス走行時間の短縮が図られ、良好な高周波特性が得られ
ている。
【0005】図9は、上記2つのタイプのうち均一組成
ベース構造を有するヘテロバイポーラトランジスタのバ
ンド図である。同図に示すバンド状態からわかるよう
に、ベース層を非常に薄くすることでベース走行時間を
短縮し、良好な高周波特性を得ようとするものである。
この場合、ベース層を薄くすることに伴いベース抵抗の
上昇が懸念されるが、ベース層に高濃度で不純物をドー
ピングすることで低抵抗化している。さらに、高濃度ド
ープされたベース層からエミッタ側にキャリアが逆注入
されないように、ベース層にはGe組成の高いSiGe
を用い、エミッタSi層とのヘテロ障壁を大きくしてい
る。この構造においても、良好な高周波特性が得られて
いる。特に、ベースのキャリア濃度を高くすることで、
ベース抵抗の低減による最大発振周波数の向上を図って
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示す従来の傾斜組成ベースを用いた構造では、傾斜組成
によるドリフト電界を大きくするために、組成の傾斜を
大きくする必要がある。すなわち、ベース層のエミッタ
側でGe組成を小さく、コレクタ側でGe組成を大きく
する必要がある。このため、通常エミッタ側ではGeを
含まずSiとしていることが多い。この時、ベース・エ
ミッタ間のPN接合はシリコンとシリコンのホモ接合と
なっている。そこで、HBTの最大発振周波数fmax を
向上させるためには、下記式(1)に示すように、ベー
ス抵抗を低減することが有効であるが、ベース抵抗を下
げるためにベースドーピング濃度を上げると、当然にベ
ース層からエミッタ層に注入されるホール量が増大す
る。
【0007】すなわち、エミッタ・ベース接合がホモ接
合となっている場合,あるいはヘテロ接合であってもベ
ース端の組成がSiに近い場合には、ベース層のヘテロ
障壁がないか,あっても極めてわずかであるために、キ
ャリアのエミッタ側への逆注入量が増大し、電流増幅率
βが稼げなくなる。
【0008】
【数1】
【0009】fT :電流利得遮断周波数 RB :ベース抵抗 CBC::ベース・コレクタ接合容量 これは、電流増幅率βとエミッタ・ベース接合の価電子
帯のバンド不連続値ΔEv及びベース層ドーピング濃度
B との間には、下記式(2)の関係があることからも
導かれる。
【0010】
【数2】
【0011】NE :エミッタ層ドーピング濃度 NB :ベース層ドーピング濃度 vn :ベース層内での電子の拡散速度 vp :エミッタ層内でのホールの拡散速度 k:ボルツマン定数 T:絶対温度 その結果、このような傾斜組成ベースを用いた場合に
は、ベース走行時間を短縮し、電流利得遮断周波数fT
を向上させることができるが、ベース層のキャリア濃度
を上げることはできないために、結果として、最大発振
周波数fmax の向上は期待できないという問題がある。
【0012】一方、図9に示す従来の均一組成ベースを
用いた構造では、Ge組成の高いSiGeベース層とS
iエミッタ層のヘテロ障壁により、ベース層のキャリア
の逆注入を抑制することができる。しかし、上述のよう
に、最大発振周波数fmax を向上させるべく、さらにS
iGeベース層のドーピング濃度を上げようとすると、
逆注入するキャリア量が増える。そこで、SiGeベー
ス層のGe組成をさらに高くしてヘテロ障壁を大きくす
る必要があり、そうするとエミッタ層とベース層と格子
定数差が拡大するので、ベース層に転位が発生する臨界
膜厚が問題となる。
【0013】すなわち、エミッタ・ベース接合をヘテロ
接合として、ヘテロ障壁によりベースからエミッタへの
キャリアの逆注入の抑制機能を高めることにより、バイ
ポーラトランジスタの高周波特性を改善するには限界が
ある。
【0014】本発明は上記点に鑑みてなされたものであ
り、本発明の目的は、エミッタ・ベース接合における障
壁とは無関係にエミッタ層にベース層からのキャリアの
逆注入を抑制する機能を有する領域を設けることによ
り、電流増幅率の向上を図るとともに、ベースドーピン
グ濃度の増大に対する制限を緩和し、もって、最大発振
周波数fmax の向上のためにベースドーピング濃度をあ
げても、電流増幅率の増大を実現できるバイポーラトラ
ンジスタを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、エミッタ・ベース接合付近のエミッタ
に、組成の異なる超薄膜を交互に積層した超格子構造か
らなる多重量子障壁(Multi-Quantum Barrier :MQ
B)を設け、ベースから逆注入されるキャリアの波動に
対する反射効果を利用することにより、実効的にヘテロ
障壁高さ(バリア高さ)を増大させることにより、ベー
ス層からのキャリアの逆注入を抑制している。
【0016】本発明のバイポーラトランジスタは、基本
的な構造として、請求項1に記載されているように、エ
ミッタ層、ベース層及びコレクタ層からなるバイポーラ
トランジスタにおいて、上記エミッタ層内の上記ベース
層に近接した領域に設けられ、上記ベース層から注入さ
れるキャリアの反射波同士が強め合う位相となるよう反
射する機能を有するように、バリア層とウエル層とを交
互に複数個重ね合わせてなる多重量子障壁部を備えてい
る。
【0017】これにより、エミッタ・ベース接合の価電
子帯のバンド不連続によるバリアだけでなく、多重量子
障壁部によっても、ベース層のキャリアがベース層に逆
注入しようとするのが阻止される。したがって、ベース
層のキャリアドーピング濃度を高くしても、キャリアの
逆注入が抑制されることにより、最大発振周波数fmax
などの高周波特性の向上を図りつつ、電流増幅率を増大
させることが可能となる。
【0018】請求項2に記載されているように、上記バ
イポーラトランジスタにおいて、上記多重量子障壁部を
含む上記多重量子障壁部のバリア層とウエル層とを、バ
ンドギャップが互いに異なる半導体材料によりそれぞれ
構成することが好ましい。
【0019】これにより、キャリアの逆注入抑制機能を
有する多重量子障壁層を容易に実現することができる。
【0020】請求項3に記載されているように、上記バ
イポーラトランジスタにおいて、上記エミッタ層の伝導
帯のバンド不連続値をほぼ0とすることが好ましい。
【0021】これにより、エミッタ層内における多数キ
ャリアの移動に対する障害のないバンド構造となるの
で、電流増幅率の向上効果が大きい。
【0022】請求項4に記載されているように、上記バ
イポーラトランジスタにおいて、上記ベース層が歪を受
けていることが好ましい。
【0023】これにより、エミッタ層とベース層との格
子定数の差が大きい場合に特に大きな効果を発揮するこ
とができる。
【0024】請求項5に記載されているように、上記バ
イポーラトランジスタにおいて、上記エミッタ層とベー
ス層とを互いにバンドギャップの異なる半導体材料によ
り構成し、上記ベース層の伝導帯と価電子帯との間のバ
ンドギャップを、上記エミッタ側からコレクタ層側に向
かってバンドギャップが減少する方向に傾斜させておく
ことが好ましい。
【0025】これにより、ベース層におけるキャリアの
走行速度が拡散速度ではなくドリフト速度によって律速
され、ベース走行時間が短縮されるので、電流利得遮断
周波数fT が向上する。しかも、傾斜組成ベース化によ
るバンド不連続値の減少にもかかわらず多重量子障壁部
によりベース層からエミッタ層へのキャリアの逆注入は
抑制される。また、ベースドーピングの高濃度化による
ベース抵抗の低減、あるいはベース層の厚みの増大も可
能となるので、最大発振周波数fmax の向上が可能とな
る。
【0026】請求項6に記載されているように、上記バ
イポーラトランジスタにおいて、上記ベース層を少なく
ともシリコンおよびゲルマニウムを含む半導体により構
成することが好ましい。
【0027】これにより、安価な半導体材料を使用しな
がら高周波特性の良好なヘテロバイポーラトランジスタ
を得ることができる。
【0028】このヘテロバイポーラトランジスタにおい
ては、請求項7に記載されているように、上記多重量子
障壁部をSi1-x Gex /Siを積層した超格子構造を
有するものとしてもよいし、請求項8に記載されている
ように、上記多重量子障壁部をSi1-x-y Gex y
Siを積層した超格子構造を有するものとしてもよい。
【0029】特に、上記多重量子障壁部をSi1-x-y
x y /Siを積層した超格子構造とすることによ
り、多重量子障壁部におけるSi1-x-y Gex y 層の
臨界膜厚が増大するので、転位の発生を招くことなく多
重量子障壁部の実効的なバリア高さをより高くすること
が可能となる。
【0030】請求項9に記載されているように、上記バ
イポーラトランジスタにおいて、上記多重量子障壁部
は、上記エミッタ層内において上記トランジスタの動作
時における上記エミッタ層とベース層との間の設計最大
電圧における空乏化領域よりも外方に設けられているこ
とが好ましい。
【0031】これにより、どのような動作状態において
も、ベースからエミッタへのキャリアの逆注入抑制機能
を最大限発揮することができる。
【0032】その場合には、請求項10に記載されてい
るように、上記多重障壁部における上記ベース層側端部
のバリア層を、上記エミッタ層とベース層との間の空乏
化領域から上記ベース層側端部のバリア層に隣接するウ
エル層にキャリアのトンネリングが生じない位置に設け
ることが好ましい。
【0033】これにより、多重量子障壁部のキャリア逆
注入抑制機能の低下を招くことがなく、上述のような高
周波特性の向上が期待できる。
【0034】
【発明の実施の形態】本実施形態は、エミッタ・ベース
接合付近のエミッタ側に、組成の異なる超薄膜を交互に
積層した超格子構造からなる多重量子障壁を導入し、キ
ャリアに対する反射効果を利用し、実効的にヘテロ障壁
高さ(バリア高さ)を増大させることにより、ベース層
からのキャリアの逆注入を抑制していることを特長と
し、電流利得の向上、高周波特性の向上を図ったヘテロ
バイポーラトランジスタに関するものである。
【0035】図1は、本実施形態に係るSi/SiGe
超格子からなる多重量子障壁をエミッタ層に導入した
NPN ヘテロバイポーラトランジスタの構造を示す。
同図に示すように、Si基板1上に、高濃度n型のSi
サブコレクタ層2、n型のSiコレクタ層3、高濃度p
型のSiGeベース層4、n型のSiエミッタ層5、及
び高濃度n型のSiエミッタコンタクト層6が、UHV
−CVD法により順次積層されている。なお、Siサブ
コレクタ層2の上にはコレクタ電極20が、SiGeベ
ース層4の上にはベース電極21が、Siエミッタコン
タクト層6の上にはエミッタ電極22がそれぞれ設けら
れている。
【0036】ここで、上記Siエミッタ層5内における
エミッタ・ベース接合部付近には、SiとSiGeの超
薄膜が交互に積層された超格子構造の多重量子障壁部で
あるMQB層10が設けられている。このMQB層10
の構造は、SiGeベース層4からSiエミッタ層5に
逆注入されるホールに対して、入射ホールを波動として
反射し、かつ反射波同士が強め合う位相となるように反
射し得る組成、および膜厚に設定してある。つまり、M
QB層10は、厚みL1 のSiGeからなすウエル層1
0aと、厚みL2のSiからなるバリア層10bとを積
層したものからなり、上記各ウエル層10a及び上記各
バリア層10bの厚さおよび組成は、下記式(3)の関
係を満たすように構成されている。
【0037】
【数3】
【0038】m1*:SiGe層(ウェル層)のホールの
有効質量 m2*:Si層(バリア層)のホールの有効質量 L1 :SiGe層(ウェル層)の厚さ L2 :Si層(バリア層)の厚さ E :入射ホールのエネルギー ΔEv :Si/SiGeヘテロ接合の価電子帯バンド不
連続値 h :プランク定数 m,n:整数 具体的には、本実施形態では、厚みが1.4nmのSi
からなるバリア層10bと、厚みが1.4nmのSi
0.7 Ge0.3 からなるウエル層10aとを1組として、
両者を5組積層した構造による超格子層によりMQB層
10が構成されている。この時、MQBにより増大する
実効的なバリア高さは約 150meVである。
【0039】また、SiGeベース層4は、Siエミッ
タ層5側からSiコレクタ層3側に向かってGe組成が
0%から20%までほぼ連続的に増加した傾斜組成ベー
ス構造となっている。
【0040】図2は、本実施形態に係るSi/SiGe
超格子からなる多重量子障壁をSiエミッタ層5内に
導入したNPNヘテロバイポーラトランジスタのバンド
図である。同図に示すように、エミッタ・ベース接合付
近のSiエミッタ層5側に、5組のSiからなるバリア
層10bとSi0.7 Ge0.3 からなるウエル層10aと
を積層してなる多重量子障壁が設けられている。これに
より、SiGeベース層4のホールが感じる実効的なバ
リア高さは約150meV程度増大している。この実効
的なバリア高さの増大により、SiGeベース層4のホ
ール濃度を増大してもホールのSiエミッタ層5への逆
注入が抑制され、十分な電流利得が確保できる。したが
って、最大発振周波数fmax の非常に高いHBTを実現
することができる。
【0041】図3は、本発明におけるMQB層10によ
り増加するバリア高さΔUeの計算モデルを示す図であ
る。MQB層10を構成する5組のSi/SiGe超格
子構造のΔUeについて、Si/Si0.2 Ge0.8 ,S
i/Si0.3 Ge0.7 ,Si/Si0.4 Ge0.6 の3種
類について計算を行った。この時、ウエル層10aとバ
リア層10bとの間の各ヘテロ接合の価電子帯における
バンド不連続値ΔEvはそれぞれ150meV,225
meV,300meVである。同図には、MQB層10
により増加するバリア高さΔUeが、バリア層10bの
価電子帯から下方に仮想的に形成される高さをもって表
されている。ただし、MQB層10及びSiエミッタ層
5全体の伝導帯のエネルギーレベルEcはほぼフラット
であり、バンド不連続値はほぼ0であるように構成され
ている。
【0042】図4は、MQB層10により増加するバリ
ア高さΔUeを、ウエル層10a及びバリア層10bの
積層組数の変化に対して計算した結果を示す図である。
ただし、ウエル層10aを構成するSiGeをSi1-x
Gex で表したときのxを0.2,0.3,0.4と変
化させた場合、つまり、Si/Si0.2 Ge0.8 ,Si
/Si0.3 Ge0.7 ,Si/Si0.4 Ge0.6 の3種類
について計算を行ない、横軸は原子層数(1原子層は
(5.43/4)Å)に換算したウェル/バリア厚さで
ある。同図に示されるように、xを0.2,0.3,
0.4と変化させた場合のいずれのMQB層10におい
ても、層数が多くなるとバリア高さΔUeの値は減少す
る傾向にある。また、バリア高さΔUeの最大値は、G
e組成が高いほど大きくなり、Si/Si0.4 Ge0.6
を8原子層/8原子層で構成したときに約240meV
となる。MQB層10の実効的なバリア高さが240m
eV程度増加すれば、SiGeベース層4からSiエミ
ッタ層5へのホールの逆注入を抑制する機能を顕著に発
揮することができる。また、MQB層10の実効的なバ
リア高さΔUeが100meV程度であれば、MQB層
10内における膜厚・組成の揺らぎが多少あったとして
も、上述のホールの逆注入に対する抑制機能を容易に得
ることができる。
【0043】ところで、MQB層10内のウエル層10
aとしてSiGeを用いる場合に、バリア高さΔUeを
あまりに高くすると、さらにウエル層10aにおけるG
e組成を高くする必要があるが、Ge組成を高くすると
SiGeの臨界膜厚の関係上転位が発生してしまうおそ
れがある。ちなみに、下地がSiの場合におけるSi
0.2 Ge0.8 ,Si0.3 Ge0.7 、Si0.4 Ge0.6
ついての臨界膜厚は180nm,56nm,25nm程
度である。
【0044】そこで、臨界膜厚を高くするには、MQB
層10内のウエル層10a及びバリア層10bをSi
1-x-y Gexy 及びSiによりそれぞれ構成すること
が有効である。Geの組成を40%以上とし、そこにC
を若干(数%程度)添加することにより、エミッタ・ベ
ース接合のバンド不連続値ΔEvの大きさをあまり変化
させることなく、格子歪を低減することができる結果、
ウエル層10aの臨界膜厚が向上するからである。した
がって、MQB層10をSi1-x-y Gexy /Siに
より構成することで、臨界膜厚を越えることなくより大
きなバンド不連続値ΔEvを得ることができ、その結
果、SiGeベース層4からSiエミッタ層5へのホー
ルの逆注入を効果的に抑制することができる。
【0045】次に、Siエミッタ層5内にMQB層10
を設けて実効的なバリア高さΔUeを高くしたHBTに
おける高周波特性の改善効果について説明する。
【0046】図5は、MQB層10によりバリア高さΔ
Ueを増大させながら、SiGeベース層4内のGe組
成を図2に示すような傾斜組成ベース化した場合に、従
来の均一組成のベース層を用いたHBTに対してキャリ
アのベース走行時間τB が短縮される度合い(ベース走
行時間短縮ファクタ)を計算した結果を示す図である。
ここで、ベース走行時間τB は、下記式に示すように、
電流利得遮断周波数fT に直接影響を与えるファクタで
あり、ベース走行時間τB が短いほど電流利得遮断周波
数fT が大きい。
【0047】fT =1/(2π・τEC) τEC=τE +τEB+τB +τBC+τC ただし、τECはキャリアのエミッタ−コレクタ間の走行
時間、τE はエミッタに逆注入された少数キャリアの蓄
積時間、τEBはCEBの充放電時間、τB はベース内の多
数キャリアの走行時間、τBC+はCBCの充放電時間、τ
C はコレクタ内の電子の走行時間である。
【0048】ただし、均一組成ベース層の場合には、τ
B は下記式で表される拡散速度に相当する。
【0049】τB =WB 2(2k・T・μe /q) ただし、WB はベース層の厚み、μe は電子の速度、T
は温度である。
【0050】また、傾斜組成ベース層の場合には、τB
は下記式で表されるドリフト速度にほぼ一致する。
【0051】τB =WB /(μe ・E) E=ΔEgr/q・WB 図5を参照するとわかるように、従来の均一組成ベース
層と同じベース層膜厚でベース層を傾斜組成化すると、
ベース走行時間が傾斜の度合いに応じて短縮される。傾
斜組成によるバンドギャップの傾斜が300meVのと
き、均一組成ベースに比べて約2割程度にまで短縮され
る。
【0052】また、図6は、MQB層10を設けてバリ
ア高さΔUeを増大させるとともに、ベース層を傾斜組
成ベース化し、かつベース抵抗RB を下げるためにベー
ス層の厚みを大きくしたHBTについて、その最大発振
周波数fmax が高濃度ドープ均一組成ベース層を有する
上記従来のHBTよりも向上した度合い(fmax 増大フ
ァクタ)を計算した結果を示す図である。ただし、Si
Geベース層の膜厚は、従来のHBTにおける高濃度ド
ープ均一組成ベース層とベース走行時間が等しくなる膜
厚としている。同図に示すように、ベース層を傾斜組成
化することで、ベース走行時間が短縮されるために、傾
斜組成によるバンドギャップの傾斜が大きくなるほどベ
ース層を厚くすることができる。その結果、ベース抵抗
B が低減されて、上記式(1)で表される最大発振周
波数fmax が向上する。同図に示されるように、傾斜組
成によるバンドギャップの傾斜が300meVのとき、
最大発振周波数fmax は均一組成ベースに比べて1.5
倍以上向上する。
【0053】すなわち、本発明のHBTにおいては、上
記図5及び図6に示す高周波特性から以下の効果が導か
れる。
【0054】第1に、Siエミッタ層5内にバリア高さ
ΔUeを有するMQB層10を設けていることにより、
エミッタ・ベース接合の価電子帯におけるバンド不連続
値ΔEvが実質的に増大したのと同じ効果を発揮するこ
とができ(式(2)参照)、電流増幅率βの向上を図る
ことができる。つまり、SiGeベース層4からSiエ
ミッタ層5内へのホールの逆注入を抑制するためのMQ
B層10を設けていることで、式(2)で示されるベー
スからエミッタに流れる電流Jpが小さくなり、電流増
幅率βが向上するともいえる。この効果は、エミッタ・
ベース接合がヘテロ接合か否かにかかわらず得られる効
果である。したがって、HBTでない一般的なバイポー
ラトランジスタについても同様の効果を発揮することが
できる。
【0055】第2に、Siエミッタ層5内にMQB層1
0を設けるとともに、SiGeベース層4を傾斜組成ベ
ース化して、Siエミッタ層5側からSiコレクタ層3
側に向かってSiGeベース層4におけるバンドギャッ
プが減少するように、SiGeベース層4におけるGe
組成を変化させているので、電流利得遮断周波数fT
向上を図ることができる。上述のように、従来の均一組
成のベース層を用いたHBTにおいては、ベース層の低
抵抗化のためにベースドーピング濃度を高くすると、ホ
ールの逆注入量が増大することで十分な電流利得が確保
できなくなっていた。それに対し、本発明のHBTにお
いては、MQB層10を設けることにより、実効的なバ
リア高さが増大するので、傾斜組成ベース化してエミッ
タ・ベース接合におけるヘテロ接合のバンド不連続値を
小さくし、かつベースドーピング濃度を高くしても、実
効的なバリア高さが十分確保されるため、ホールの逆注
入を抑制することができる。すなわち、従来不可能であ
った高濃度ドーピングしたベース層を傾斜組成ベース化
することができる。その結果、電子のベース走行時間が
短縮され、高周波特性が向上する。
【0056】第3に、ベース層を傾斜組成化すること
で、ベース走行時間が短縮されるために、傾斜組成によ
るバンドギャップの傾斜が大きくなるほどベース層を厚
くすることができる。その結果、ベース抵抗が下がり最
大発振周波数fmax の向上を図ることができる。
【0057】第4に、低いGe組成で十分な電流利得が
確保できるということは、高いGe組成を用いた時に問
題となる後工程での熱履歴による転位の発生を抑制でき
る、言い換えるとサーマルバジェットを高くできるとい
う効果も得られる。すなわちデバイスの作製プロセスマ
ージンの向上、デバイスの信頼性の向上に対しても効果
がある。
【0058】第5に、バイポーラトランジスタにおける
温度特性も向上する。すなわち、図7(a)に示すよう
に、SiGeベース層4の価電子帯におけるホールの濃
度分布は高温になると下方にずれるので、バイポーラト
ランジスタの電流増幅率βは、一般的に図7(b)の特
性線l1,l2に示すように、温度Tが高くなると低下
する特性を示す。この傾向は、バンドの不連続値ΔEv
が小さい場合には特に著しい。それに対し、本発明のバ
イポーラトランジスタの場合には、MQB層10のホー
ルの逆注入抑制機能によって、図7(b)の特性線l3
に示すように、高温においても高い電流増幅率βを発揮
することができる。
【0059】以上のように、ヘテロバイポーラトランジ
スタのエミッタ・ベース接合付近のエミッタ層5内にM
QB層10を設けることにより、電流利得の向上と、高
周波特性の向上が図られる。
【0060】なお、上記MQB層10のバリア機能を確
保するためには、MQB層10全体がエミッタ・ベース
間の設計最大電圧における空乏化領域(エミッタ・ベー
ス間に最大設計電圧が印加された場合に空乏化する領
域)よりも外方に設けられていることが好ましい。MQ
B層10の一部が空乏化領域内にあると、その部分につ
いてはホールの逆注入を抑制する機能が十分に得られな
くなるおそれがあるからである。さらに、MQB層10
内におけるSiGeベース層4に近接するバリア層10
bは、上記空乏化領域からそのバリア層10bに隣接す
るウエル層10aにホールのトンネリングが生じない位
置に設けられていることが好ましい。トンネリングが生
じれば、ホールの逆注入抑制機能が低下するからであ
る。ただし、MQB層10は、Siエミッタ層5内にお
いてSiGeベース層4からホールの拡散長以上の距離
を隔てるものではないことが好ましい。
【0061】本実施形態では、ヘテロバイポーラトラン
ジスタ単体の特性向上について説明してきたが、当然の
ことながら、バイポーラトランジスタとCMOSを集積
化したBiCMOSデバイスのバイポーラ部分に本発明
によるHBTを用いてもかまわない。
【0062】また、本実施形態では、NPN型SiGe
HBTを例にとって説明したが、PNP型バイポーラト
ランジスタにも適用できることは言うまでもない。ま
た、既に説明したように、HBTでない一般的なホモ接
合タイプのバイポーラトランジスタや、III−V族化合物
半導体によるヘテロバイポーラトランジスタであっても
かまわない。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、エミッタ・ベース接合
付近のエミッタ側に、組成の異なる超薄膜を交互に積層
した超格子構造からなる多重量子障壁(Multi-Quantum
Barrier: MQB)を導入し、キャリアに対する反射効果を
利用し、実効的にヘテロ障壁高さ(バリア高さ)を増大
させるようにしたので、ベース層からのキャリアの逆注
入の抑制により、電流増幅率βの向上を図ることができ
るとともに、ベース層の構造の制限の緩和によって、電
流利得遮断周波数fT 及び最大発振周波数fmaxの向上
をも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るSi/SiGeからなる多重量
子障壁部であるMQB層をエミッタ層に設けたNPNヘ
テロバイポーラトランジスタの断面図である。
【図2】実施形態に係るSi/SiGeからなる多重量
子障壁部であるMQB層をエミッタ層に設けたNPNヘ
テロバイポーラトランジスタのバンド図である。
【図3】実施形態のトランジスタ中のMQB層により増
加するバリア高さΔUeの計算モデルを示すバンド図で
ある。
【図4】MQB層により増加するバリア高さΔUe の
計算結果を示す図である。
【図5】MQB層によりバリア高さを増加させるととも
に、ベース層を傾斜組成ベース化した本発明のHBTに
よる従来の均一組成ベース層を有するHBTに対するベ
ース走行時間の短縮度合いの計算結果を示す図である。
【図6】MQB層によりバリア高さを増加させるととも
に、ベース層を傾斜組成ベース化し、かつベース層膜厚
を大きくした本発明のHBTによる従来の傾斜組成ベー
ス化されたHBTに対する最大発振周波数fmax の向上
度合いの計算結果を示す図である。
【図7】本発明のバイポーラトランジスタの温度特性の
向上効果を示すバイポーラトランジスタのバンド図及び
温度−電流増幅率の特性図である。
【図8】従来の傾斜組成ベース層を用いたSiGe系N
PNヘテロバイポーラトランジスタの断面図である。
【図9】従来の均一組成ベース層を用いたSiGe系N
PNヘテロバイポーラトランジスタのバンド図である。
【符号の説明】
1 Si基板 2 Siサブコレクタ層 3 Siコレクタ層 4 SiGeベース層 5 Siエミッタ層 6 Siエミッタコンタクト層 10 MQB層 10a ウエル層 10b バリア層 20 コレクタ電極 21 ベース電極 22 エミッタ電極

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エミッタ層、ベース層及びコレクタ層か
    らなるバイポーラトランジスタにおいて、 上記エミッタ層内の上記ベース層に近接した領域に設け
    られ、上記ベース層から注入されるキャリアの反射波同
    が強め合う位相となるよう反射する機能を有するよう
    に、バリア層とウエル層とを交互に複数個重ね合わせて
    なる多重量子障壁部を備えていることを特徴とするバイ
    ポーラトランジスタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバイポーラトランジスタ
    において、 上記多重量子障壁部のバリア層とウエル層とは、バンド
    ギャップが互いに異なる半導体材料によりそれぞれ構成
    されていることを特徴とするバイポーラトランジスタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のバイポーラトラン
    ジスタにおいて、 上記多重量子障壁部を含む上記エミッタ層内における伝
    導帯のバンド不連続値はほぼ0であることを特徴とする
    バイポーラトランジスタ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載
    のバイポーラトランジスタにおいて、 上記ベース層が歪を受けていることを特徴とするバイポ
    ーラトランジスタ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のうちいずれか1つに記載
    のバイポーラトランジスタにおいて、 上記エミッタ層とベース層とは、互いにバンドギャップ
    の異なる半導体材料により構成されており、 上記ベース層の伝導帯と価電子帯との間のバンドギャッ
    プは、上記エミッタ側からコレクタ層側に向かってバン
    ドギャップが減少する方向に傾斜していることを特徴と
    するバイポーラトランジスタ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうちいずれか1つに記載
    のバイポーラトランジスタにおいて、 上記ベース層が少なくともシリコンおよびゲルマニウム
    を含む半導体により構成されていることを特徴とするバ
    イポーラトランジスタ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のバイポーラトランジスタ
    において、 上記多重量子障壁部は、Si1-x Gex /Siを積層し
    た超格子構造を有していることを特徴とするバイポーラ
    トランジスタ。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のバイポーラトランジスタ
    において、 上記多重量子障壁部は、Si1-x-y Gex y /Siを
    積層した超格子構造を有していることを特徴とするバイ
    ポーラトランジスタ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のうちいずれか1つに記載
    のバイポーラトランジスタにおいて、 上記多重量子障壁部は、上記エミッタ層内において上記
    トランジスタの動作時における上記エミッタ層とベース
    層との間の設計最大電圧における空乏化領域よりも外方
    に設けられていることを特徴とするバイポーラトランジ
    スタ。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のバイポーラトランジス
    タにおいて、 上記多重障壁部における上記ベース層側端部のバリア層
    は、上記エミッタ層とベース層との間の空乏化領域から
    上記ベース層側端部のバリア層に隣接するウエル層にキ
    ャリアのトンネリングが生じない位置に設けられている
    ことを特徴とするバイポーラトランジスタ。
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