JP3304277B2 - 電気炊飯器 - Google Patents
電気炊飯器Info
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- JP3304277B2 JP3304277B2 JP728197A JP728197A JP3304277B2 JP 3304277 B2 JP3304277 B2 JP 3304277B2 JP 728197 A JP728197 A JP 728197A JP 728197 A JP728197 A JP 728197A JP 3304277 B2 JP3304277 B2 JP 3304277B2
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- heat sink
- rice cooker
- temperature sensor
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱方式の電
気炊飯器に関するものである。
気炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、消費者の嗜好の多様化により、よ
りおいしいご飯を炊き上げる誘導加熱方式の電気炊飯器
が普及してきた。
りおいしいご飯を炊き上げる誘導加熱方式の電気炊飯器
が普及してきた。
【0003】従来、この種の電気炊飯器は図5に示すよ
うに、電気炊飯器本体1内に着脱自在に収納される内鍋
2と、内鍋2を加熱するための加熱コイル3と、前記加
熱コイル3に高周波電流を供給するインバータ回路4
と、このインバータ回路4のスイッチング素子5と、こ
のスイッチング素子5と熱良導的に備えた冷却フィン6
と、前記インバータ回路4・スイッチング素子5・冷却
フィン6等を搭載するプリント配線板7と、このプリン
ト配線板7の近傍には前記冷却フィン6を冷却するため
の送風ファン8を備えていた。
うに、電気炊飯器本体1内に着脱自在に収納される内鍋
2と、内鍋2を加熱するための加熱コイル3と、前記加
熱コイル3に高周波電流を供給するインバータ回路4
と、このインバータ回路4のスイッチング素子5と、こ
のスイッチング素子5と熱良導的に備えた冷却フィン6
と、前記インバータ回路4・スイッチング素子5・冷却
フィン6等を搭載するプリント配線板7と、このプリン
ト配線板7の近傍には前記冷却フィン6を冷却するため
の送風ファン8を備えていた。
【0004】つまり炊飯時においては、スイッチング素
子5でインバータ回路4を駆動し、加熱コイル3に高周
波電流を供給し、前記内鍋2を加熱して炊飯することと
なるが、前記スイッチング素子5では、スイッチング動
作時に発熱が生じる為、この熱を冷却フィン6に効果的
に拡散するとともに、この冷却フィン6へ前記送風ファ
ン8によって強制的に送風して冷却していた。
子5でインバータ回路4を駆動し、加熱コイル3に高周
波電流を供給し、前記内鍋2を加熱して炊飯することと
なるが、前記スイッチング素子5では、スイッチング動
作時に発熱が生じる為、この熱を冷却フィン6に効果的
に拡散するとともに、この冷却フィン6へ前記送風ファ
ン8によって強制的に送風して冷却していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電気炊飯器では、炊飯時には前記送風ファン8の回
転音が鳴り響き、台所の新しい騒音源となっていた。
来の電気炊飯器では、炊飯時には前記送風ファン8の回
転音が鳴り響き、台所の新しい騒音源となっていた。
【0006】また、冷却フィン6の近傍に送風ファン8
を本体に組み入れなければならないために電気炊飯器本
体1の高さが高くなる等の問題点があった。
を本体に組み入れなければならないために電気炊飯器本
体1の高さが高くなる等の問題点があった。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、送風ファンをなくし騒音の発生のない電気炊飯器を
提供することにある。
で、送風ファンをなくし騒音の発生のない電気炊飯器を
提供することにある。
【0008】さらに、蓄熱式フィン付近の雰囲気を有効
的に感知させ、正常な動作を行い、安全性のある電気炊
飯器を提供することを他の目的とする。
的に感知させ、正常な動作を行い、安全性のある電気炊
飯器を提供することを他の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の電気炊飯器は、加熱コイルに高周波電力を
供給するインバータ回路と、前記インバータ回路のスイ
ッチング素子と熱良導的に接合した一定量の熱量を蓄熱
する蓄熱可能なヒートシンクと、前記蓄熱可能なヒート
シンク付近の雰囲気温度を検出する室温センサとを備
え、前記インバータ回路は、前記室温センサの出力に応
じて制御されてなるものである。
に、本発明の電気炊飯器は、加熱コイルに高周波電力を
供給するインバータ回路と、前記インバータ回路のスイ
ッチング素子と熱良導的に接合した一定量の熱量を蓄熱
する蓄熱可能なヒートシンクと、前記蓄熱可能なヒート
シンク付近の雰囲気温度を検出する室温センサとを備
え、前記インバータ回路は、前記室温センサの出力に応
じて制御されてなるものである。
【0010】また、室温センサは、その周囲に熱対流を
防止するための囲いを設けたものである。
防止するための囲いを設けたものである。
【0011】また、蓄熱可能なヒートシンクを搭載する
プリント配線板を備え、前記蓄熱可能なヒートシンクを
前記プリント配線板の下方位置に配置するとともに、室
温センサを前記蓄熱可能なヒートシンクの上方位置に配
置したものである。
プリント配線板を備え、前記蓄熱可能なヒートシンクを
前記プリント配線板の下方位置に配置するとともに、室
温センサを前記蓄熱可能なヒートシンクの上方位置に配
置したものである。
【0012】また、蓄熱可能なヒートシンクを搭載する
プリント配線板の配設位置の下方近傍及び上方近傍の本
体に吸排気口を設けたものである。
プリント配線板の配設位置の下方近傍及び上方近傍の本
体に吸排気口を設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、一定量の熱量を蓄熱可
能であるヒートシンクを採用したことにより、ファンな
しでもスイッチング素子が冷却でき、さらにスイッチン
グ素子の異常温度上昇に対しては、室温センサの温度検
知により、その破壊を防止することができるものであ
る。
能であるヒートシンクを採用したことにより、ファンな
しでもスイッチング素子が冷却でき、さらにスイッチン
グ素子の異常温度上昇に対しては、室温センサの温度検
知により、その破壊を防止することができるものであ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。
明する。
【0015】図1において、電気炊飯器本体21はボデ
ィ22及び上枠23から構成されている。その内部には
内鍋24を収納する保護枠25が設けられ、保護枠25
の下方には加熱手段である加熱コイル26とフェライト
27が設置されている。また電気炊飯器本体21の前面
部には操作基板28と、基板ベ−ス29には、インバー
タ回路30とそのスイッチング素子31を熱良導的に備
える蓄熱式ヒートシンク32を搭載した制御基板が取り
つけられている。次に、図2において蓄熱式ヒートシン
クの付近には、支持台40がとりつけられていて、支持
台40には、センサ回りを囲む囲い41が構成されてい
る。
ィ22及び上枠23から構成されている。その内部には
内鍋24を収納する保護枠25が設けられ、保護枠25
の下方には加熱手段である加熱コイル26とフェライト
27が設置されている。また電気炊飯器本体21の前面
部には操作基板28と、基板ベ−ス29には、インバー
タ回路30とそのスイッチング素子31を熱良導的に備
える蓄熱式ヒートシンク32を搭載した制御基板が取り
つけられている。次に、図2において蓄熱式ヒートシン
クの付近には、支持台40がとりつけられていて、支持
台40には、センサ回りを囲む囲い41が構成されてい
る。
【0016】上記構成の電気炊飯器について、その動作
を以下に説明する。通電を開始すると、スイッチング素
子31でインバータ回路30を駆動し、加熱コイル26
に高周波電流を供給し、前記内鍋24を加熱して炊飯を
始める。そして従来と同様に前記スイッチング素子は発
熱する。そのためこの熱を蓄熱式ヒートシンク32に効
果的に拡散するとともに、蓄熱式ヒートシンク32にあ
る一定量の熱を与えられると、蓄熱されない熱は空気中
に放出することになる。
を以下に説明する。通電を開始すると、スイッチング素
子31でインバータ回路30を駆動し、加熱コイル26
に高周波電流を供給し、前記内鍋24を加熱して炊飯を
始める。そして従来と同様に前記スイッチング素子は発
熱する。そのためこの熱を蓄熱式ヒートシンク32に効
果的に拡散するとともに、蓄熱式ヒートシンク32にあ
る一定量の熱を与えられると、蓄熱されない熱は空気中
に放出することになる。
【0017】次に、放出された熱をどう利用したか説明
する。図3は蓄熱式ヒートシンク回りの熱移動だが、図
のように上方に移動を行い、前記室温センサ50は回り
の雰囲気温度を検知しにくく、2回目炊飯が可能になる
まで時間がかかる。また、2回目炊飯の時にスイッチン
グ素子の破損することも考えられる。
する。図3は蓄熱式ヒートシンク回りの熱移動だが、図
のように上方に移動を行い、前記室温センサ50は回り
の雰囲気温度を検知しにくく、2回目炊飯が可能になる
まで時間がかかる。また、2回目炊飯の時にスイッチン
グ素子の破損することも考えられる。
【0018】そこで、図4のようなヒートシンク支持台
を設置することで、図3のように熱を前記ヒートシンク
支持台によりセンサ回りに貯めることができ、2回目炊
飯の炊飯時の最高温度が、スイッチング素子の破壊温度
を越えないように、2回目炊飯の開始温度を確実に検知
することができるものである。
を設置することで、図3のように熱を前記ヒートシンク
支持台によりセンサ回りに貯めることができ、2回目炊
飯の炊飯時の最高温度が、スイッチング素子の破壊温度
を越えないように、2回目炊飯の開始温度を確実に検知
することができるものである。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来問
題とされていたファンモータの騒音をなくすことがで
き、室温センサ回りに囲いを設けたヒートシンク支持台
と吸排気口を設けることで、室温センサの温度検知精度
が確実に向上し、連続炊飯での電気炊飯器の故障を防ぐ
ことができた。
題とされていたファンモータの騒音をなくすことがで
き、室温センサ回りに囲いを設けたヒートシンク支持台
と吸排気口を設けることで、室温センサの温度検知精度
が確実に向上し、連続炊飯での電気炊飯器の故障を防ぐ
ことができた。
【図1】本発明の一実施例の電気炊飯器の破断断面図
【図2】同、電気炊飯器のヒートシンク付近の要部詳細
図
図
【図3】同、電気炊飯器のヒートシンク付近の要部断面
図
図
【図4】同、電気炊飯器のヒートシンク支持台の要部平
面図
面図
【図5】従来例の電気炊飯器の破断断面図
30 インバータ回路 31 スイッチング素子 32 ヒートシンク
フロントページの続き (72)発明者 田中 敦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 佐藤 慎一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 有久 慈 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−313340(JP,A) 特開 平7−136059(JP,A) 特開 平9−10098(JP,A) 特開 平5−317164(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】 加熱コイルに高周波電力を供給するイン
バータ回路と、前記インバータ回路のスイッチング素子
と熱良導的に接合した一定量の熱量を蓄熱する蓄熱可能
なヒートシンクと、前記蓄熱可能なヒートシンク付近の
雰囲気温度を検出する室温センサとを備え、前記インバ
ータ回路は、前記室温センサの出力に応じて制御されて
なる電気炊飯器。 - 【請求項2】 室温センサは、その周囲に熱対流を防止
するための囲いを設けてなる請求項1記載の電気炊飯
器。 - 【請求項3】 蓄熱可能なヒートシンクを搭載するプリ
ント配線板を備え、前記蓄熱可能なヒートシンクを前記
プリント配線板の下方位置に配置するとともに、室温セ
ンサを前記ヒートシンクの上方位置に配置してなる請求
項1または2記載の電気炊飯器。 - 【請求項4】 蓄熱可能なヒートシンクを搭載するプリ
ント配線板の配設位置の下方近傍及び上方近傍の本体に
吸排気口を設けてなる請求項3記載の電気炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP728197A JP3304277B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 電気炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP728197A JP3304277B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 電気炊飯器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10201608A JPH10201608A (ja) | 1998-08-04 |
JP3304277B2 true JP3304277B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=11661659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP728197A Expired - Fee Related JP3304277B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 電気炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3304277B2 (ja) |
-
1997
- 1997-01-20 JP JP728197A patent/JP3304277B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10201608A (ja) | 1998-08-04 |
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Legal Events
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