JP3304059B2 - 結束機械のストッパ装置 - Google Patents

結束機械のストッパ装置

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JP3304059B2
JP3304059B2 JP31622097A JP31622097A JP3304059B2 JP 3304059 B2 JP3304059 B2 JP 3304059B2 JP 31622097 A JP31622097 A JP 31622097A JP 31622097 A JP31622097 A JP 31622097A JP 3304059 B2 JP3304059 B2 JP 3304059B2
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時雄 芝崎
利良 平岡
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ストラパック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、搬入サイドから
搬入、移送された移送路上の積層の被結束物を所定の結
束位置で停止させるとともに、当該被結束物の前後端を
揃える端正化機能を有した結束機械のストッパ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、シート状に折り畳まれたダン
ボールケースシートや、組み立てられた薄型ケース等の
多段に積み重ねられた積層の被結束物を、移送方向に沿
って掛け渡した紐の結び付けによって結束する結束機械
が、自動搬送ラインの一部等として知られている。
【0003】このような結束機械は、たとえば、積層の
被結束物を所定方向に移送する搬入・搬出手段と、搬入
手段によって搬入された被結束物の側端を揃える横揃え
装置と、横揃えされた被結束物を上方から押さえつつ、
隣接の上押さえコンベヤに移送する上押さえ装置と、搬
出手段との挟持のもとで、被結束物を結束位置に移送す
る上押さえコンベヤと、結束位置の被結束物に移送方向
に沿って紐を掛け渡し、掛け渡した紐の結び付けによっ
て被結束物を結束する結束装置とを備えて形成されてい
る。
【0004】ここで、このような結束機械においては、
上押さえコンベヤにより移送された被結束物を結束位置
に適切に停止させる必要がある。また、結束位置で被結
束物を結束する際においては、積層の被結束物の前端、
後端を揃えることが要求される。そこで、この種の結束
機械においては、通常、搬入手段、搬出手段等によって
被結束物の移送される移送路上への突出等のもとで移送
路を遮断し、被結束物との係合、当接のもとで当該被結
束物を結束位置で停止させる前揃えプレートと、回動に
よって、被結束物の後端を後方から前揃えプレート方向
に押圧する後揃えプレートとを備えたストッパ装置が装
備されている。
【0005】このようなストッパ装置においては、前揃
えプレートが、被結束物を結束位置で停止させるストッ
パ機能と、当該被結束物の前端を揃える前揃え機能とを
併せ持ち、前揃えプレート、後揃えプレート間での被結
束物の挟み込みによって、結束位置における被結束物の
前端、後端の端正化をはかるように、このストッパ装置
は構成されている。そして、ストッパ装置によって前後
端の端正化された積層の被結束物は、プレス手段によっ
て上方から適当に圧縮され、この圧縮状態で結束装置に
より結束されるとともに、移送路上からの前揃えプレー
トの退避の後、この結束された被結束物、つまり既結束
物は、搬出手段により結束位置から搬出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ストッパ装置の前揃えプレートは、通常、積層の被結束
物の前端の当接、係合可能な垂直面としてなる当接面を
有して形成され、所定の駆動手段、たとえばエアシリン
ダからの駆動力によるほぼ垂直方向での昇降によって、
移送路上の遮断位置と移送路下等の退避位置との間を移
動するように構成されている。
【0007】ここで、ストッパ手段の前揃えプレート、
後揃えプレートによる挟み込みのもとで前後端の端正化
された積層の被結束物は、紐での結束の際に、上述した
ようにプレス手段によって上方から適当に圧縮される
が、被結束物、特に折り畳み状態で積み重ねられたダン
ボールケースシート等は、この圧縮によって、圧縮され
た膨らみ分に相当する量だけ、前後方向に延ばされるた
め、その前後端が、この圧縮によって前揃えプレート、
後揃えプレートに対して圧接される。
【0008】そして、結束装置による被結束物の結束
後、前揃えプレートは垂直下降等によって遮断位置から
退避されるが、前揃えプレートには、上方からの圧縮の
もとでの前端の圧接に起因する過大な負荷が付与されて
いるため、この負荷によって、前揃えプレートの円滑な
退避が妨げられる虞れがある。
【0009】このような場合、前揃えプレートに付与さ
れる駆動力を、圧接に起因する負荷より増大化すること
で、前揃えプレートの円滑な退避をはかることが考えら
れる。しかし、このような構成においては、被結束物の
前端が前揃えプレートの退避のもとで擦れるため、擦れ
に起因する摩耗、損傷等を、被結束物の前端に生じさせ
る虞れがある。従って、前揃えプレートの駆動力の増大
化は、被結束物の安全上、好ましくない。
【0010】この発明は、被結束物の安全性を確保しつ
つ前揃えプレートの円滑、容易な退避を可能とする結束
機械のストッパ装置の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、前揃えプレートが、移送路を遮
断することでその当接面に被結束物前端を当接、係合可
能とする遮断位置と、移送路上からの退避位置との間を
ほぼ垂直昇降可能に、所定の駆動力を有して配設、支持
されるとともに、遮断位置で被結束物前端の当接、係合
されるその当接面が、遮断方向への昇降先端サイドを搬
出サイドに適当量だけ傾斜させた、被結束物の移送方向
に対する上下方向での傾斜面として形成されている。そ
して、対応する駆動力のもとで支軸回りを回動する回動
アームの自由端に、後揃えプレートが回動自在に連結さ
れ、この回動自在な後揃えプレートで被結束物の後端を
前揃えプレート方向に押圧することにより、前揃えプレ
ートの当接面の傾斜に沿った被結束物の前端、後端の端
正化を可能としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0013】図1、図2に示すように、この発明に係る
結束機械のストッパ装置10においては、移送路を遮断し
て積層の被結束物12を結束位置に停止させる前揃えプレ
ート14が、駆動手段16によってほぼ垂直昇降可能に支持
されて、結束機械18の所定箇所、つまりは結束位置の前
端規定位置に配設されている。
【0014】図2を見るとわかるように、この結束機械
18は、被結束物12を所定方向に移送する搬入手段20およ
び搬出手段22と、搬入手段によって搬入された被結束物
の側端を揃える横揃え装置24と、横揃えされた被結束物
を上方から押さえつつ移送する上押さえ装置26と、搬出
手段との挟持のもとで、被結束物を結束位置に移送する
上押さえコンベヤ27と、結束位置の被結束物に移送方向
に沿って紐を掛け渡し、掛け渡した紐の結び付けによっ
て被結束物を結束する結束装置28とを備えて形成されて
いる。そして、この種の結束機械18は、たとえば、駆動
型、従動型等の組み合わせからなるローラコンベヤ30等
によって形成された自動搬送ラインの一部として、通常
配置される。
【0015】このような結束機械18においては、シート
状に折り畳まれたダンボールケースシートや予め組み立
てられた薄型ケース等を複数段(多段)に積み重ねた、
いわゆる積層の被結束物12が、ローラコンベヤ(自動搬
送ライン)30によって搬送され、たとえば、駆動型のロ
ーラコンベヤとしてなる搬入手段20への乗り継ぎを経
て、横揃え装置24のある横揃え位置に搬入され、ストッ
パ手段31によって一旦停止される。そして、横揃え装置
24による横揃えの終了後、被結束物12は上押さえ装置26
によって上方から押さえられ、この上押さえ状態のま
ま、隣接の上押さえコンベヤ27に移送される。
【0016】次に、被結束物12は、上押さえコンベヤ27
と搬送手段22との間での挟持のもとで、ストッパ装置10
によって規定される結束位置に移送される。そして、結
束装置28のアーム32の回動のもとでの移送方向に沿った
紐の掛け渡し、および、結束装置の一部として移送路の
下方に配置された結び目形成機構(図示しない)による
紐の結び目の形成によって、積層の被結束物12をブロッ
ク単位で結束するとともに、結束後、たとえば駆動型の
ベルトコンベヤとしてなる搬出手段22によって被結束物
を搬出するように、この結束機械18は構成されている。
【0017】なお、結束機械18の基本構成は、特公昭61
−003681号公報の2欄13〜29行目、および第1図、第2
図や、特開平08−040409号公報の4欄36行目〜5欄16行
目、および図2等に開示するように公知であり、特に、
被結束物に紐を掛け渡して結び目を形成する結束装置と
しては、公知の構成がそのまま利用できるため、ここで
の詳細な説明は省略する。また、この結束装置28に加
え、搬入手段20、搬出手段22、横揃え装置24、および上
押さえ装置26、ならびに上押さえコンベヤ27等の結束機
械18の各構成装置等も、この発明の趣旨からは外れるた
め、これらに関する詳細な説明も、ここでは省略する。
【0018】ところで、図1、図2を見るとわかるよう
に、この種の結束機械のストッパ装置10は、ほぼ垂直に
昇降可能な前揃えプレート14を備えている。前揃えプレ
ート14は、被結束物12の前端、つまり搬出サイド(図中
右方)に位置する端末の当接、係合可能な当接面14a を
搬入サイド(図中左方)に有して形成され、駆動手段16
によって、たとえば、搬出手段22等のもとで被結束物12
の移送される移送路を遮断可能な、図1に実線で示す遮
断位置と、搬出手段となるベルトコンベヤのベルト22a
の下方の、図1に一点鎖線で示す退避位置との間を、ほ
ぼ垂直に昇降可能に支持されている。
【0019】そして、図1に示すように、この発明のス
トッパ装置10においては、この前揃えプレートの当接面
14a が、遮断方向への昇降先端、たとえば上端サイドを
搬出サイド(図中右方)に所定量αだけ傾斜させた、被
結束物12の移送方向に対する上下方向での傾斜面として
形成されている。この所定量α、つまり傾斜角度として
は、たとえば2 〜3 °程度が例示できる。
【0020】駆動手段16として、たとえば、圧縮空気の
給気、排気のもとで任意に伸縮するエアシリンダが利用
でき、この駆動手段は、ベルトコンベヤ(搬出手段)の
ベルト22a の下方に前揃えプレート14を退避可能に、可
動軸16a の先端による前揃えプレート上端の連結を伴っ
て、結束機械18の本体内に配設されている。
【0021】なお、図1の参照符号34、36 は、前揃えプ
レート14の当接面サイド、およびその裏面サイドで、前
揃えプレートを摺動自在、かつ傾斜不能に保持する各サ
イドの保持部材を示し、これらの保持部材としては、通
常、接触面の摩擦係数の小さいものがそれぞれ選定され
る。
【0022】また、図1に示すように、被結束物12の移
送路上、特に、結束位置等のような上方からの外力の加
わる部分において、ベルトコンベヤのベルト22a は、通
常、摩擦係数の小さいベルト状の支持部材38の上面に、
摺動自在に配設される。
【0023】このような前揃えプレート14は、通常、図
1、図2に実線で示す移送路上の遮断位置、つまりベル
ト22a の上方に突出して、被結束物12の到達を待機す
る。そして、上押さえコンベヤ27、およびベルトコンベ
ヤ22によって移送された被結束物12が遮断位置の前揃え
プレートの当接面14a に当接、係合したとき、被結束物
は強制的に停止される。
【0024】なお、結束位置への被結束物12の到達は、
前揃えプレート14に対する前端の当接位置への被結束物
の到達を検出する位置検出手段(図示しない)により電
気的に検出されて、ベルトコンベヤ22等の駆動が電気制
御装置(図示しない)等によって管理、制御される。こ
のような位置検出手段として、たとえば、光信号の検知
によって対応箇所での被結束物12の存在自体を検出する
光電式センサ等や、前揃えプレート14に作用する搬出方
向への圧力の検知によって対応箇所への被結束物の到達
を検出する圧力センサ等が利用できる。
【0025】ところで、図2に加えて図3を見るとわか
るように、この種の結束機械のストッパ装置10は、この
前揃えプレート14に加えて、被結束物12の後端を揃える
後揃えプレート40を備えている。たとえば、所定の駆動
手段42、たとえばエアシリンダの駆動(伸縮)のもとで
支軸44の回りを回動可能に、回動アーム46が設けられ
る。そして、被結束物12の後端を押圧可能な押圧面40a
を有する後揃えプレート40の、その押圧面に対する裏面
のほぼ中央を、回動アームの自由端46a に対し、ヒンジ
48を介して回動可能に連結することにより、この後揃え
プレートは上下方向に回動自在に支持されている。
【0026】このような後揃えプレート40は、通常、図
3に一点鎖線で示す、移送路から上方に外れた退避位置
に、駆動手段(エアシリンダ)42の可動軸42a の収縮の
もとで待機される。そして、結束位置への被結束物12の
到達の検出の後、後揃えプレート40は、図3に実線で示
すように、駆動手段の可動軸42a の伸長のもとでの、支
軸44を中心とした回動により、被結束物の後端を、後方
から、前揃えプレート方向、つまり図中右方に押圧可能
な位置(押圧位置)に移動される。
【0027】このような、支軸44を中心とした回動アー
ム46の回動による後揃えプレート40での後端の押圧のも
とで、結束位置の被結束物12は前揃えプレート14と、後
揃えプレートとの間に挟み込まれ、これに伴う、前揃え
プレートの当接面14a への前端の押し付けのもとで、被
結束物の前端、後端の端正化がはかられる。
【0028】ストッパ手段の前揃えプレート14、後揃え
プレート40によって前後端の端正化された被結束物12
は、図1に示すように、プレス手段50によって、上方か
らその場で圧縮される。そして、この圧縮状態におい
て、被結束物12は、結束装置28による紐の掛け渡し、結
び目の形成によって結束され、遮断位置からの前揃えプ
レート14の退避の後、紐によって結束された被結束物、
つまり既結束物はベルトコンベヤ22によって搬出される
(図2参照)。
【0029】ここで、このようなプレス手段50による上
方からの圧縮のもとでは、被結束物12の前後端が、圧縮
された膨らみ分に相当する量だけ、前後方向、つまり移
送方向に沿って延ばされるため、これに対応する負荷の
もとで前揃えプレート14、後揃えプレート40にそれぞれ
圧接される。
【0030】しかし、この発明においては、前揃えプレ
ートの当接面14a が、搬出サイドに上端の傾斜された傾
斜面となっているため、図4に示すように、前揃えプレ
ート14自体のほぼ垂直な下降に伴って、その当接面は、
被結束物12の前端から直ちに離反する。従って、前揃え
プレート14の退避の際における、被結束物12の前端と当
接面14a との擦れは、このような当接面14a の傾斜面と
することによって確実に防止できる。
【0031】上記のように、この発明の結束機械のスト
ッパ装置10においては、前揃えプレートの当接面14a
を、搬出方向の上端の傾斜された傾斜面としているた
め、この当接面は、退避方向への前揃えプレート14の移
動(下降)開始直後に被結束物12の前端から直ちに離反
される。つまり、当接面14a に被結束物12の前端の圧接
された状態で前揃えプレート14を退避させても、この圧
接状態は、前揃えプレートの下降開始後、直ちに解除さ
れるため、退避の際における過大な負荷の作用は確実に
回避でき、これによって、前揃えプレートの円滑、容易
な退避が確保される。
【0032】そして、被結束物12の前端への過剰な擦れ
を伴うことなく、前揃えプレート14が退避できるため、
擦れに起因する被結束物前端の摩耗、損傷等が確実に防
止できる。従って、被結束物12の安全性が十分に確保さ
れる。
【0033】ここで、この発明においては、前揃えプレ
ートの当接面14a が傾斜面として形成されているため、
この当接面に被結束物12の前端を押し付ける後揃えを行
えば、被結束物の後端は、当然、当接面に沿った傾斜線
上に位置する。しかしながら、この発明においては、図
3に示すように、後揃えプレート40を、回動アームの自
由端46a に対し、ヒンジ48を介して回動可能に連結して
いるため、前揃えプレートの当接面14a の傾斜に沿っ
て、被結束物の後端が傾斜線上に位置しても、それに追
従した後揃えプレートの傾斜が容易に得られる。
【0034】従って、このように、後揃えプレート40を
回動アーム46に対して回動自在に連結することによっ
て、傾斜した当接面14a を有する前揃えプレート14との
組み合わせに適した構成が、構成を複雑化することなく
容易に確保できる。
【0035】また、このように、後揃えプレート40を回
動アーム46に対して回動自在に連結する構成のもとで
は、回動アーム46の所定の回動範囲にわたって、後揃え
プレート40のほぼ垂直状態が得られるため、被結束物12
の後端はこの対応する回動範囲内においてほぼ水平に押
圧される。
【0036】つまり、被結束物12の後端が、ほぼ垂直状
態の後揃えプレート40によってほぼ水平に押圧されるた
め、その押力は、被結束物の上段、下段を問わず、ほぼ
均等に作用される。そして、後揃えプレート40からの押
力が被結束物12の上端に集中せず、また、被結束物に寸
法誤差等があっても、この寸法誤差等はヒンジ48を中心
とした後揃えプレートの回動のもとで吸収されるため、
寸法誤差等に起因する押圧不良等が確実に防止できる。
従って、結束位置における、被結束物12の前後端の端正
化の確実性が向上する。
【0037】ここで、図1に示すように、この種のスト
ッパ装置10においては、前揃えプレート14を、これに係
わる周辺部材、つまり駆動手段16、支持部材34、36 等と
共に所定のユニットベース52で予めユニット化し、この
ユニット体を、結束機械18の上下一対の固定のガイドレ
ール54に対する前後一対の回転自在なローラ56の転動等
のもとで、前後方向、つまりは被結束物12の移送方向に
移動可能とするとよい。
【0038】なお、ユニットベース52には、たとえば、
一対の駆動プーリ(図示しない)と従動プーリ58との間
に巻装されたチェーン等の帯状の動力伝達部材60の各端
末が連結され、モータ等を駆動源とする駆動プーリから
の動力の伝達のもとで、前揃えプレート14を含むユニッ
ト体が、対応方向に移動可能となっている。
【0039】このように、前揃えプレート14を被結束物
12の移送方向に沿って移動可能とすれば、結束位置の前
端規定位置が任意に調整、設定できるため、被結束物の
大きさの変更に伴う設定作業が迅速、容易に行え、被結
束物の大きさの変更に対する即時の対応が十分に可能と
なる。従って、結束機械18における作業性が向上する。
【0040】なお、この実施の形態においては、モータ
等を駆動源として駆動プーリ、つまりはユニット体を移
動させる構成を具体化しているが、これに限定されず、
たとえば、操作ダイヤル等の回転力をユニット体に伝達
し、この回転力を駆動力とする、いわゆる手動式のもと
で、このユニット体、つまりは前揃えプレート14を移動
させる構成としてもよい。
【0041】しかしながら、モータ等を駆動源とすれ
ば、結束位置の前端規定位置の設定が対応するスイッチ
操作等のもとで迅速、容易にできるため、結束機械18に
おける全体的な作業性が一層向上する。
【0042】ここで、この発明の実施の形態において
は、前揃えプレート14の退避位置が、ベルトコンベヤの
ベルト22a より下方に設定され、この退避位置からの上
昇のもとで、被結束物12の移送路を遮断可能に前揃えプ
レートは配置、構成されている。しかし、前揃えプレー
ト14は移送路を遮断可能であれば足りるため、ベルトコ
ンベヤのベルト22a の下方位置に限定されず、たとえ
ば、移送路の上方から外れた位置を前揃えプレートの退
避位置とし、この位置からの下降のもとで、前揃えプレ
ートを遮断位置に移動可能とする構成としてもよい。
【0043】但し、この場合においては、遮断方向への
下降先端、つまり前揃えプレートの下端を搬出サイドに
傾斜させた傾斜面として、前揃えプレートの当接面は形
成される。
【0044】また、この実施の形態においては、当接面
サイド、およびその裏面サイドで前揃えプレート14を保
持可能に、一対の保持手段34、36 は設けられている。し
かし、前揃えプレート14を摺動自在、かつ傾斜不能に保
持すれば足りるため、当接面サイド、およびその裏面サ
イドに限定されず、たとえば、左右の側端を、一対の保
持部材で保持する構成としてもよい。
【0045】上述した発明の実施の形態は、この発明を
説明するためのものであり、この発明を何等限定するも
のでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施さ
れたものも全てこの発明に包含されることはいうまでも
ない。
【0046】
【発明の効果】上記のように、この発明に係る結束機械
のストッパ装置によれば、対応する傾斜面としてなる前
揃えプレートの当接面が、前揃えプレートの退避開始直
後に被結束物の前端から直ちに離反されるため、退避の
際における過大な負荷の作用は確実に回避できる。従っ
て、前揃えプレートの円滑、容易な退避が十分に確保さ
れる。
【0047】そして、被結束物の前端への過剰な擦れを
伴うことなく、前揃えプレートが退避できるため、擦れ
に起因する被結束物前端の摩耗、損傷等が確実に防止で
きる。従って、被結束物の安全性が十分に確保される。
【0048】また、後揃えプレートを、回動アームに対
して回動自在に連結することによって、前揃えプレート
の当接面に沿った被結束物の後端の傾斜に追従する回動
が後揃えプレートに容易に得られるため、傾斜した当接
面を有する前揃えプレートとの組み合わせに適した構成
が、構成を複雑化することなく容易に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前揃えプレートの遮断位置、退避位置を示す、
この発明に係る結束機械のストッパ装置の部分的な概略
側面図である。
【図2】結束機械の概略側面図である。
【図3】後揃えプレートの押圧位置、退避位置を示す、
結束機械のストッパ装置の部分的な概略側面図である。
【図4】退避方向への前揃えプレートの移動状態を示
す、結束機械のストッパ装置の、図1に類似する概略側
面図である。
【符号の説明】
10 結束機械のストッパ装置 12 被結束物 14 前揃えプレート 14a 当接面 18 結束機械 34、36 保持部材 40 後揃えプレート 40a 押圧面 46 回動アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−281924(JP,A) 実開 昭56−24410(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 13/18 B65B 13/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬入サイドから搬入、移送された移送路
    上の積層の被結束物を、前揃えプレート、および後揃え
    プレートを有するストッパ装置によって所定の結束位置
    に停止させ、この前揃えプレート、および後揃えプレー
    トの持つ端正化機能のもとで前後端を端正化させた後、
    プレス手段による上方からの圧縮を伴って結束装置によ
    り紐で結束する結束機械において、 上記前揃えプレートが、上記移送路を遮断することでそ
    の当接面に被結束物前端を当接、係合可能とする遮断位
    置と;移送路上からの退避位置と;の間をほぼ垂直昇降
    可能に、所定の駆動力を有して配設、支持されるととも
    に、遮断位置で被結束物前端の当接、係合されるその当
    接面が、遮断方向への昇降先端サイドを搬出サイドに適
    当量だけ傾斜させた、被結束物の移送方向に対する上下
    方向での傾斜面として形成され、 対応する駆動力のもとで支軸回りを回動する回動アーム
    の自由端に、上記後揃えプレートが回動自在に連結さ
    れ、この回動自在な後揃えプレートで上記被結束物の後
    端を前揃えプレート方向に押圧することにより、前揃え
    プレートの当接面の傾斜に沿った被結束物の前端、後端
    の端正化を可能としたことを特徴とする結束装置のスト
    ッパ装置。
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