JP3601853B2 - 結束装置組体 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はコンベヤにより結束位置に搬入された被結束物を結束機で結束しかつ該結束位置より搬出する結束装置組体に関し、とくに紐による結束又はテープによる結束を任意に選択的に行うことができるようにした結束装置組体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の結束装置として例えば特公昭51−30512号公報、特公昭64−3728号公報等に示すものが知られている。従来の結束装置では被結束物たるワークの搬送ラインに沿って片側または両側に結束機が配置され、ワークをストッパにより結束位置に止めて結束し、再び搬送ラインで搬出するようになっている。該結束機としては紐またはテープによるものであり、従って選択的に紐による結束又はテープによる結束に切換えることは不可能であった。
【0003】
紐による結束は安価な利点があるが、ワークが撥水性のもの又は滑り易いものであると結束しても荷くずれを生じやすく且つワークを傷付ける懸念がある。テープによる結束、即ちワークにテープを巻いた上、溶着によるテープ相互の付着によって行なう結束は紐に比しコスト高になるが、テープに可成りの幅寸法があるのでワークをかたく締めても傷めることがなく、従って滑り易いワークであっても適切に結束し得る利点がある。
【0004】
そのためワークに応じて紐の結束とテープによる結束を選択的に行ない得るようにするには従来技術では結束装置を直列に2段に設け、一方の装置には紐による結束機を備え且つ他方の装置にはテープによる結束機を備えて、それらの結束装置のいずれか一方を選択的に用いることが行なわれた。即ち、図7の(イ)のようにワークBの両側に紐による結束を行なうときには紐による結束機を備えた結束装置が用いられ、且つ図7の(ハ)のようにテープによる結束を行なうときにはテープによる結束機を備えた結束装置が用いられた。
【0005】
しかし場合によっては図7の(ロ)に示すように、例えば段ボールなどの結束ではワークBによっては一方の側のみをテープで結束し且つ他の側を紐で結束すれば足りる場合もあり、このような結束を行なえば両側をテープで結束する場合に比しコストが節減され且つ結束後のテープは後始末が面倒であるのに反し、紐では容易であり、従って両側をテープで結束する場合に比し、後処理が容易な利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
通常、ワークの両側を結束するものでは結束機はアーム上下動型のものが用いられ、従って2段に結束装置を設けるものでは前段でワークの一方の側の紐による結束、後段でワークの他の側のテープによる結束も考えられるが、片側の結束では紐又はテープを繰り出す際にワークの姿勢がかたむくので実際には結束不可能である。また、仮りに可能であるとしても片側ずつ2度の結束サイクルが行なわれるので結束作業に比較的長い時間を要し、作業能率を低下する、という問題点があった。
【0007】
本発明の目的は上記従来技術の問題点を解消することであって、それ故、紐による結束とテープによる結束を選択的に行ない得ると共に、被結束物の一方の側を紐で且つ他の側をテープで好適に結束し得る結束装置組体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、コンベヤにより結束位置に搬入された被結束物を結束して前記結束位置より搬出するようになっている結束装置組体であって、該結束装置組体は、被結束物の搬送ラインを挟んで対向配置された、被結束物の両側を同時に結束するための一対の結束装置を含み、各結束装置は紐による結束機2とテープによる結束機3たる一対の結束機と、該一対の結束機を支持する支持台7を含み、結束作業位置に在る一方の結束機を他方の結束機と入れ替えるため前記支持台7は所定角度だけ回動することにより所定位置に移動可能になっている。
【0009】
【作用】
上記結束装置組体によれば、被結束物の両側をテープ又は紐で結束することができるほか、一方の結束装置1では紐による結束機2を用い且つ他方の結束装置1ではテープによる結束機3を用いることによって被結束物の一方の側を紐で、他の側をテープで結束するのを可能にする。
【0010】
【実施例】
次に図面を参照のもとに本発明の実施例に関し説明する。図1ないし図4は本発明の実施例による結束装置組体において被結束物の搬送ラインを挟んで対向配置された一対の結束装置1、1のうち、一側の一例の結束装置1を示す。図示のように、この一側の結束装置1は一対の結束機を含み、その一つは紐による結束機2であり、残る一つはテープによる結束機3である。結束機2の紐掛け用のアーム4および結束機3のテープ掛け用のアーム5はいずれも上下に移動する型のものである。図中、6はテープを貯えるリールである。
【0011】
結束機2はアーム4のほか、結束機構、駆動モータなど結束用の一連の機構が備えられ、それ自体の構成は周知であり、またテープによる結束機3もアーム5のほか、該アームの動作に連動する溶着による圧着装置などを備え、それ自体の構成は周知であるため、それらの記載は省略する。なお、ここでいう「溶着」には熱溶着のほか高周波や超音波などによる溶着も含む。
【0012】
この一側の結束装置1はそれらの結束機を支持する可動の支持台7を含み、該支持台7を所定角度だけ回動する駆動装置8を含む。従って、各結束機2、3は支持台7上の所定位置に固定される。結束装置1にはワークの搬入、搬出用コンベヤ、好ましくはベルトコンベヤ9が設けられる。また図2ないし図4に示すように該ベルトコンベヤ9の入口側には搬入ローラコンベヤ10が、および出口側には搬出ローラコンベヤ11が接続される。ベルトコンベヤ9の上方にはワークを押圧するプレス装置12があり、またベルトコンベヤ9に沿った適当な位置には搬入されたワークを結束位置に止めるストッパー13が設置される。所望によりワークの横そろえ板やワークの後端を抑えるストッパーが備えられる。
【0013】
支持台7は図5に示すように、その下側に備えられた適当数のホィール14によってベース15の上に可動に支持され、この実施例ではほぼ中心位置に設けられた軸16を中心に回動可能になっている。17はスラスト軸受である。なお、支持台7は他の支持構造によって回動可能に設置してもよい。好ましくは、ベース15は図4に示すようにその下面に備えられた車18によりレール19の上に調整可能に支持される。
【0014】
この実施例では駆動装置8としては油圧シリンダが用いられ、そのピストンロッドに固定されたラック20と、軸16に固定されてラック20にかみ合うピニオン21を介して支持台7を回動するようになっているが、駆動装置8として電動モータを用い、適当な伝動装置を介して支持台7を移動してもよい。また、図示の例では一対の結束機2、3は支持台7上に対向配置、即ち中心の軸16に関し180度の角度位置に在り、従ってリミットスイッチなど適当な感知装置によって支持台7は180度回動され得るようになっており、180度回動すると図2に示す例では結束作業位置に在る結束機2がその位置から外れて他の結束機3がその位置に置かれ、図6に示すようにテープによる結束機3が結束作業位置に設置される。
【0015】
例えば段ボールの結束など、ワークの両側が結束されるが、そのような場合、図1および図2に示すように結束装置1が結束機組立体として、その二つが対向配置され、結束装置組体とされる。その場合、搬入ローラコンベヤ10および搬出ローラコンベヤ11は共通に用いられ、さらにワーク搬入側のベルトコンベヤ9の上方に備えられるガイドローラ22も共通に用いられる。
【0016】
そして、被結束物の搬送ラインを挟んで対向配置された一対の結束装置1、1のそれぞれの紐による結束機2を結束作業位置に置くことにより結束作業を行なえば、搬入ローラコンベヤ10により、次いでベルトコンベヤ9によって搬入されるワークは各結束機2のアーム4の先端から張られた紐に当って該紐をくり出しながらストッパー13により結束位置に止められ、プレス装置12によるプレスおよび各アーム4の下降による紐掛けが行なわれ、結束機構により結び目形成、紐の切断が行なわれ、ストッパー13が外れ、ベルトコンベヤ9によって搬出される。従って、この場合、図7の(イ)に示すように、ワークBの両側が紐Sで結束される。
【0017】
また、各結束装置1、1の駆動装置8を作動して支持台7を回動し、結束機2をテープによる結束機3と入れ替え、図6に示すように、結束機3を結束作業位置に設置して結束作業を行なえば、上記と同様のサイクルで図7の(ハ)に示すように、ワークBの両側に、テープTによる結束が行なわれる。
【0018】
さらに、各結束装置1、1のひもによる結束機2が結束作業位置に在る状態で、いずれか一方の結束機2のみをテープによる結束機3と入れ替えることにより、結束位置に搬入される際に一方の側で紐を他の側でテープを同時にくり出しながらストッパー13で止められ、従ってワークの一方の側は紐で且つワークの他の側はテープにより同時に結束され、図7の(ロ)に示すようにワークBは一方の側が紐Sで且つ他の側がテープTで結束される。
【0019】
上述した実施例による結束装置組体の如く、紐による結束機2とテープによる結束機3の入れ替えを駆動装置8による回動によって行なえば容易に行ない得る利点があるが、この入れ替えは場合によっては手作業で行なうこともできる。
【0020】
【発明の効果】
上記のように、本発明によれば、被結束物の両側を共に紐またはテープで結束し得ると共に、被結束物の一方の側を紐で且つ他の側をテープで好適に結束するのを可能にする。従って段ボールなどのようにすべり易いものの両側の結束を、一方の側を紐で且つ他の側をテープで行なうのを可能にし、結束に要するコストを削減し得ると共に後処理を容易にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例による結束装置組体を示す斜視図である。
【図2】同結束装置組体の平面図である。
【図3】同結束装置組体の側面図である。
【図4】同結束装置組体の端面図である。
【図5】図2の線A−A断面図である。
【図6】図2の状態から結束機を入れ替えた状態を示す平面図である。
【図7】本発明の実施例による結束装置組体で行い得る3つの結束状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
B ワーク(被結束物)
1 結束装置
2 紐による結束機
3 テープによる結束機
7 支持台
8 駆動装置
Claims (1)
- コンベヤにより結束位置に搬入された被結束物を結束して前記結束位置より搬出するようになっている結束装置組体であって、該結束装置組体は、被結束物の搬送ラインを挟んで対向配置された、被結束物の両側を同時に結束するための一対の結束装置を含み、各結束装置は紐による結束機とテープによる結束機たる一対の結束機と、該一対の結束機を支持する支持台を含み、結束作業位置に在る一方の結束機を他方の結束機と入れ替えるため前記支持台は所定角度だけ回動することにより所定位置に移動可能になっていることを特徴とする結束装置組体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24491594A JP3601853B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 結束装置組体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24491594A JP3601853B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 結束装置組体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0885506A JPH0885506A (ja) | 1996-04-02 |
JP3601853B2 true JP3601853B2 (ja) | 2004-12-15 |
Family
ID=17125871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24491594A Expired - Lifetime JP3601853B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 結束装置組体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3601853B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100879924B1 (ko) * | 2007-10-29 | 2009-01-23 | 민경세 | 골판지상자용 벤딩기 |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP24491594A patent/JP3601853B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0885506A (ja) | 1996-04-02 |
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