JP3303991B2 - プリンタ - Google Patents
プリンタInfo
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- JP3303991B2 JP3303991B2 JP32078692A JP32078692A JP3303991B2 JP 3303991 B2 JP3303991 B2 JP 3303991B2 JP 32078692 A JP32078692 A JP 32078692A JP 32078692 A JP32078692 A JP 32078692A JP 3303991 B2 JP3303991 B2 JP 3303991B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- guide
- guide passage
- cutter
- sheet
- Prior art date
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール状に巻回された
長尺状の用紙に所定の印字を行なう構造のプリンタに関
する。
長尺状の用紙に所定の印字を行なう構造のプリンタに関
する。
【０００２】
【従来の技術】この種のプリンタの従来の一例としてレ
シートプリンタの一例を図７に示す。まず、筐体状の本
体ケース５１が設けられ、この本体ケース５１内には長
尺状の用紙５２がロール状に巻回されて保持されてい
る。図７には、外側に印字がなされるように用紙５２が
保持された状態が示されているが、内側に印字がなされ
るようにも用紙５２が保持されるように構成されてい
る。そして、本体ケース５１内にはその用紙５２を所定
の経路に案内する案内通路５３が形成され、この案内通
路５３中には印字部５４が配設されている。
シートプリンタの一例を図７に示す。まず、筐体状の本
体ケース５１が設けられ、この本体ケース５１内には長
尺状の用紙５２がロール状に巻回されて保持されてい
る。図７には、外側に印字がなされるように用紙５２が
保持された状態が示されているが、内側に印字がなされ
るようにも用紙５２が保持されるように構成されてい
る。そして、本体ケース５１内にはその用紙５２を所定
の経路に案内する案内通路５３が形成され、この案内通
路５３中には印字部５４が配設されている。
【０００３】また、本体ケース５１の正面にはカッター
ケース５５が取り付けられ、このカッターケース５５内
には案内通路５３が延出して形成されている。そして、
この案内通路５３中にはロータリー方式のカッター５６
が設けられている。さらに、カッターケース５５には案
内通路５３の終端に位置させて排紙口５７が形成され、
この排紙口５７には排紙孔５８を有する排紙ガイド５９
が取り付けられている。ここで、この排紙ガイド５９の
排紙孔５８は、カッター５６による事故を防止するた
め、操作者が外部から指を入れることができない程度の
幅のスリット状に形成されている。
ケース５５が取り付けられ、このカッターケース５５内
には案内通路５３が延出して形成されている。そして、
この案内通路５３中にはロータリー方式のカッター５６
が設けられている。さらに、カッターケース５５には案
内通路５３の終端に位置させて排紙口５７が形成され、
この排紙口５７には排紙孔５８を有する排紙ガイド５９
が取り付けられている。ここで、この排紙ガイド５９の
排紙孔５８は、カッター５６による事故を防止するた
め、操作者が外部から指を入れることができない程度の
幅のスリット状に形成されている。
【０００４】このような構造のものは、印字部５４によ
って用紙５２に所定の印字が行なわれると印字後の用紙
５２がカッター５６で切断され、排紙ガイド５９からレ
シートとして発行される。
って用紙５２に所定の印字が行なわれると印字後の用紙
５２がカッター５６で切断され、排紙ガイド５９からレ
シートとして発行される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ロール状に巻回された
用紙５２にはどうしても巻癖が残るため、この巻癖が是
正されぬままカッター５６を通過する。このため、カッ
ター５６を通過して排紙ガイド５９に入り込んだ用紙５
２が自ら巻き込み、排紙ガイド５９内で紙詰まりを生じ
てしまうことがあるという問題がある。特に、近年では
装置の小型化に合わせ、例えばレシート印字用の用紙５
２等では最小巻径部分が１インチ程度のものが用いられ
ることが多くなってきている。ところが、このような小
径の用紙５２には強い巻癖が付いているために、より排
紙ガイド５９内で紙詰まりを起こし易く不都合である。
用紙５２にはどうしても巻癖が残るため、この巻癖が是
正されぬままカッター５６を通過する。このため、カッ
ター５６を通過して排紙ガイド５９に入り込んだ用紙５
２が自ら巻き込み、排紙ガイド５９内で紙詰まりを生じ
てしまうことがあるという問題がある。特に、近年では
装置の小型化に合わせ、例えばレシート印字用の用紙５
２等では最小巻径部分が１インチ程度のものが用いられ
ることが多くなってきている。ところが、このような小
径の用紙５２には強い巻癖が付いているために、より排
紙ガイド５９内で紙詰まりを起こし易く不都合である。
【０００６】なお、図８に例示するように、排紙孔６０
が案内通路５３の延長線に対してやや傾斜した形状の排
紙ガイド６１が従来から存する。このような形状の排紙
ガイド６１では、排紙孔６０の傾斜方向が用紙５２の巻
き込み方向と一致している場合には用紙５２は排紙孔６
０内をほぼ真っ直に進行し、紙詰まりが生じにくい。と
ころが、図７に例示したようなプリンタでは、外側に印
字される状態と内側に印字される状態とに用紙５２が選
択的にセットされるため、そのセット状態によってカッ
ター５６を通過した後の用紙５２の巻き込み方向が反対
になる。具体的には、外側に印字されるようにセットさ
れた用紙５２の先端部は下方に向けて巻き込み、内側に
印字されるようにセットされた用紙５２の先端部は上方
に向けて巻き込む。したがって、排紙孔６０が傾斜した
形状の排紙ガイド６１では、その傾斜方向と用紙５２の
巻き込み方向とが反対になってしまうと、排紙孔６０内
での紙詰まりがより生じ易くなってしまうという欠点を
有する。
が案内通路５３の延長線に対してやや傾斜した形状の排
紙ガイド６１が従来から存する。このような形状の排紙
ガイド６１では、排紙孔６０の傾斜方向が用紙５２の巻
き込み方向と一致している場合には用紙５２は排紙孔６
０内をほぼ真っ直に進行し、紙詰まりが生じにくい。と
ころが、図７に例示したようなプリンタでは、外側に印
字される状態と内側に印字される状態とに用紙５２が選
択的にセットされるため、そのセット状態によってカッ
ター５６を通過した後の用紙５２の巻き込み方向が反対
になる。具体的には、外側に印字されるようにセットさ
れた用紙５２の先端部は下方に向けて巻き込み、内側に
印字されるようにセットされた用紙５２の先端部は上方
に向けて巻き込む。したがって、排紙孔６０が傾斜した
形状の排紙ガイド６１では、その傾斜方向と用紙５２の
巻き込み方向とが反対になってしまうと、排紙孔６０内
での紙詰まりがより生じ易くなってしまうという欠点を
有する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロール状に巻
回された長尺状の用紙を保持する用紙保持部と、この用
紙保持部から用紙を所定の外巻案内通路と内巻案内通路
とに選択的に案内する案内通路と、この案内通路に設け
られた印字部と、この印字部よりも案内通路の下流側に
配置されたカッターと、このカッターを収納するカッタ
ーケースと、このカッターケースに形成された排紙口に
案内通路の延長線を中心線として反転着脱自在に取り付
けられ案内通路の延長線に対して傾斜するスリット状の
排紙孔が形成された排紙ガイドとを設けた。ここで、
「外巻案内通路」というのは、外側部分に印字されるよ
うに用紙保持部に保持された用紙を案内する通路であ
り、「内巻案内通路」というのは、内側部分に印字され
るように用紙保持部に保持された用紙を案内する通路で
ある。
回された長尺状の用紙を保持する用紙保持部と、この用
紙保持部から用紙を所定の外巻案内通路と内巻案内通路
とに選択的に案内する案内通路と、この案内通路に設け
られた印字部と、この印字部よりも案内通路の下流側に
配置されたカッターと、このカッターを収納するカッタ
ーケースと、このカッターケースに形成された排紙口に
案内通路の延長線を中心線として反転着脱自在に取り付
けられ案内通路の延長線に対して傾斜するスリット状の
排紙孔が形成された排紙ガイドとを設けた。ここで、
「外巻案内通路」というのは、外側部分に印字されるよ
うに用紙保持部に保持された用紙を案内する通路であ
り、「内巻案内通路」というのは、内側部分に印字され
るように用紙保持部に保持された用紙を案内する通路で
ある。
【０００８】
【作用】用紙保持部において、外側部分に印字されるよ
うに用紙保持部に保持された用紙は外巻案内通路を案内
され、内側部分に印字されるように用紙保持部に保持さ
れた用紙は内巻案内通路を案内される。そして、案内通
路を案内されてカッターを通過した用紙は、自らの巻癖
によってその巻方向に巻き込む。このような用紙の巻き
込み方向は、外巻案内通路を案内された用紙と内巻案内
通路を案内された用紙とでは反対になる。そこで、用紙
が案内される状態に応じ、その巻き込み方向に排紙孔の
傾斜方向が一致するように排紙ガイドを排紙口に取り付
ければ、用紙の先端部は排紙孔に沿ってほぼ真っ直に進
行し、排紙孔内での紙詰まりが防止される。したがっ
て、用紙が外側案内通路を案内されるようにセットされ
ても内側案内通路を案内されるようにセットされても、
排紙ガイドでの紙詰まりが生じない円滑な印字発行がな
される。
うに用紙保持部に保持された用紙は外巻案内通路を案内
され、内側部分に印字されるように用紙保持部に保持さ
れた用紙は内巻案内通路を案内される。そして、案内通
路を案内されてカッターを通過した用紙は、自らの巻癖
によってその巻方向に巻き込む。このような用紙の巻き
込み方向は、外巻案内通路を案内された用紙と内巻案内
通路を案内された用紙とでは反対になる。そこで、用紙
が案内される状態に応じ、その巻き込み方向に排紙孔の
傾斜方向が一致するように排紙ガイドを排紙口に取り付
ければ、用紙の先端部は排紙孔に沿ってほぼ真っ直に進
行し、排紙孔内での紙詰まりが防止される。したがっ
て、用紙が外側案内通路を案内されるようにセットされ
ても内側案内通路を案内されるようにセットされても、
排紙ガイドでの紙詰まりが生じない円滑な印字発行がな
される。
【０００９】
【実施例】本発明の一実施例を図１ないし図６に基づい
て説明する。本実施例はレシートプリンタに適用した一
例である。長尺状の用紙１及び印字部２等を収納する筐
体状の本体ケース３が設けられ、この本体ケース３の前
面にはカッター４を収納するカッターケース５が着脱自
在に取り付けられている。
て説明する。本実施例はレシートプリンタに適用した一
例である。長尺状の用紙１及び印字部２等を収納する筐
体状の本体ケース３が設けられ、この本体ケース３の前
面にはカッター４を収納するカッターケース５が着脱自
在に取り付けられている。
【００１０】前記本体ケース３内において、前記用紙１
はロール状に巻回された状態で用紙保持部６に回動自在
に保持されている。この用紙保持部６は、図１（ａ）に
例示するような状態でも図１（ｂ）に例示するような状
態でも前記用紙１を保持しうるよう形成されている。ま
た、前記印字部２は、図示しない駆動部に駆動されて回
転自在であるローラ状のプラテン７とこのプラテン７に
接離自在に当接する印字ヘッド８とにより形成されてい
る。そして、前記本体ケース３には、それらのプラテン
７と印字ヘッド８との間を通る所定の経路に前記用紙１
を案内する案内通路９が形成され、この案内通路９は前
記カッターケース５に連通されている。ここで、前記案
内通路９として、図１（ａ）に例示するような状態で保
持された前記用紙１を案内する外巻案内通路９ａと図１
（ｂ）に例示するような状態で保持された前記用紙１を
案内する内巻案内通路９ｂとが形成されており、前記用
紙保持部６での前記用紙１の向きによっていずれかの前
記案内通路９が選択されるように構成されている。な
お、前記用紙１が前記外巻案内通路９ａを案内されてい
る状態を図１（ａ）に、前記用紙１が前記内巻案内通路
９ｂを案内されている状態を図１（ｂ）にそれぞれ例示
する。
はロール状に巻回された状態で用紙保持部６に回動自在
に保持されている。この用紙保持部６は、図１（ａ）に
例示するような状態でも図１（ｂ）に例示するような状
態でも前記用紙１を保持しうるよう形成されている。ま
た、前記印字部２は、図示しない駆動部に駆動されて回
転自在であるローラ状のプラテン７とこのプラテン７に
接離自在に当接する印字ヘッド８とにより形成されてい
る。そして、前記本体ケース３には、それらのプラテン
７と印字ヘッド８との間を通る所定の経路に前記用紙１
を案内する案内通路９が形成され、この案内通路９は前
記カッターケース５に連通されている。ここで、前記案
内通路９として、図１（ａ）に例示するような状態で保
持された前記用紙１を案内する外巻案内通路９ａと図１
（ｂ）に例示するような状態で保持された前記用紙１を
案内する内巻案内通路９ｂとが形成されており、前記用
紙保持部６での前記用紙１の向きによっていずれかの前
記案内通路９が選択されるように構成されている。な
お、前記用紙１が前記外巻案内通路９ａを案内されてい
る状態を図１（ａ）に、前記用紙１が前記内巻案内通路
９ｂを案内されている状態を図１（ｂ）にそれぞれ例示
する。
【００１１】前記カッターケース５には、前記本体ケー
ス３から前記案内通路９が延出して形成され、その終端
には開口した排紙口１０が形成されている。そして、前
記カッターケース５に収納された前記カッター４は、前
記案内通路９を挾んで対向する固定刃１１とロータリー
刃１２とにより形成されたロータリー方式のカッターで
ある。さらに、前記カッターケース５には、前記排紙口
１０に位置させてスリット状の排紙孔１３を有する排紙
ガイド１４が反転着脱自在に取り付けられている。
ス３から前記案内通路９が延出して形成され、その終端
には開口した排紙口１０が形成されている。そして、前
記カッターケース５に収納された前記カッター４は、前
記案内通路９を挾んで対向する固定刃１１とロータリー
刃１２とにより形成されたロータリー方式のカッターで
ある。さらに、前記カッターケース５には、前記排紙口
１０に位置させてスリット状の排紙孔１３を有する排紙
ガイド１４が反転着脱自在に取り付けられている。
【００１２】ここで、前記排紙ガイド１４について、そ
の形状と前記カッターケース５に対する取り付け構造と
を説明する。
の形状と前記カッターケース５に対する取り付け構造と
を説明する。
【００１３】まず、前記排紙ガイド１４の形状を説明す
る。この排紙ガイド１４は、前記カッターケース５に対
する平板状の取付面１５の中央部に前記排紙孔１３を形
成する横長の管状部材１６が設けられることにより形成
されている。この管状部材１６は、前記取付面１５に対
して直交方向よりも傾斜させて設けられており、したが
って、前記排紙孔１３は前記案内通路９の延長線よりも
傾斜した状態で配置される。そして、前記取付面１５の
上下方向一端で左右方向中央部に位置させてばか孔１７
が形成され、このばか孔１７とは反対側となる前記管状
部材１６の上下方向一端には左右方向両端に位置させて
突部１８が形成されている。さらに、前記管状部材１６
の内壁には、その開口方向に向けられた複数個の用紙送
りリブ１９が形成されている。
る。この排紙ガイド１４は、前記カッターケース５に対
する平板状の取付面１５の中央部に前記排紙孔１３を形
成する横長の管状部材１６が設けられることにより形成
されている。この管状部材１６は、前記取付面１５に対
して直交方向よりも傾斜させて設けられており、したが
って、前記排紙孔１３は前記案内通路９の延長線よりも
傾斜した状態で配置される。そして、前記取付面１５の
上下方向一端で左右方向中央部に位置させてばか孔１７
が形成され、このばか孔１７とは反対側となる前記管状
部材１６の上下方向一端には左右方向両端に位置させて
突部１８が形成されている。さらに、前記管状部材１６
の内壁には、その開口方向に向けられた複数個の用紙送
りリブ１９が形成されている。
【００１４】次いで、前記カッターケース５に対する前
記排紙ガイド１４の取り付け構造を説明する。前記カッ
ターケース５に形成された前記排紙口１０は、その左右
方向が前記排紙ガイド１４の取付面１５の左右方向幅と
ほぼ同一幅に形成され、上下方向がこの取付面１５の上
下方向幅よりもやや幅広に形成されている。そして、前
記排紙口１０の上下端における中央部近傍には、前記カ
ッターケース５の前面と前記取付面１５とが面一になる
位置でこの取付面１５の上下端を受ける一対の排紙ガイ
ド受け２０が形成され、これらの排紙ガイド受け２０に
はネジ孔２１が形成されている。これらのネジ孔２１の
形成位置は、前記排紙口１０に取り付けられた前記排紙
ガイド１４の前記ばか孔１７に重なりあう位置である。
また、前記排紙口１０の上下端における両端近傍には、
前記排紙ガイド１４に形成された前記突部１８を嵌合さ
せる凹部２２を有する一対のリブ２３が形成されてい
る。したがって、前記排紙ガイド１４は、前記突部１８
を前記凹部２２に嵌合させた状態で前記ばか孔１７を挿
通した固定ねじ２４が前記ネジ孔２１に螺合すること
で、前記カッターケース５に固定的に取り付けられてい
る。
記排紙ガイド１４の取り付け構造を説明する。前記カッ
ターケース５に形成された前記排紙口１０は、その左右
方向が前記排紙ガイド１４の取付面１５の左右方向幅と
ほぼ同一幅に形成され、上下方向がこの取付面１５の上
下方向幅よりもやや幅広に形成されている。そして、前
記排紙口１０の上下端における中央部近傍には、前記カ
ッターケース５の前面と前記取付面１５とが面一になる
位置でこの取付面１５の上下端を受ける一対の排紙ガイ
ド受け２０が形成され、これらの排紙ガイド受け２０に
はネジ孔２１が形成されている。これらのネジ孔２１の
形成位置は、前記排紙口１０に取り付けられた前記排紙
ガイド１４の前記ばか孔１７に重なりあう位置である。
また、前記排紙口１０の上下端における両端近傍には、
前記排紙ガイド１４に形成された前記突部１８を嵌合さ
せる凹部２２を有する一対のリブ２３が形成されてい
る。したがって、前記排紙ガイド１４は、前記突部１８
を前記凹部２２に嵌合させた状態で前記ばか孔１７を挿
通した固定ねじ２４が前記ネジ孔２１に螺合すること
で、前記カッターケース５に固定的に取り付けられてい
る。
【００１５】このような構成において、用紙保持部６か
ら案内通路９に案内された用紙１はプラテン７や図示し
ない搬送部によって搬送される。そして、その過程で印
字ヘッド８によって所定の印字が行なわれ、カッター４
により切断されて排紙ガイド１４から排紙され、レシー
トとして発行される。
ら案内通路９に案内された用紙１はプラテン７や図示し
ない搬送部によって搬送される。そして、その過程で印
字ヘッド８によって所定の印字が行なわれ、カッター４
により切断されて排紙ガイド１４から排紙され、レシー
トとして発行される。
【００１６】一方、本実施例のプリンタでは、用紙保持
部６に対して用紙１を外側に印字されるようにも内側に
印字されるようにも選択的にセットすることができる。
そして、図１（ａ）に例示するように、外側に印字され
るようにセットされた用紙１は外巻案内通路９ａを案内
され、図１（ｂ）に例示するように、内側に印字される
ようにセットされた用紙１は内巻案内通路９ｂを案内さ
れる。この際、用紙１には巻癖が残るので、カッター４
を通過した後の用紙１の先端部に着目すると、外巻案内
通路９ａを案内された用紙１は下方に向けて巻き込もう
とし、内巻案内通路９ｂを案内された用紙１は上方に向
けて巻き込もうとする。そこで、用紙保持部６における
用紙１の保持向きに応じて排紙ガイド１４を着脱し、用
紙１の巻き込み方向と排紙孔１３の傾斜方向とを適合さ
せる。これにより、用紙１は排紙孔１３に沿ってほぼ真
っ直に進行し、排紙孔１３内での用紙１の紙詰まりが防
止される。
部６に対して用紙１を外側に印字されるようにも内側に
印字されるようにも選択的にセットすることができる。
そして、図１（ａ）に例示するように、外側に印字され
るようにセットされた用紙１は外巻案内通路９ａを案内
され、図１（ｂ）に例示するように、内側に印字される
ようにセットされた用紙１は内巻案内通路９ｂを案内さ
れる。この際、用紙１には巻癖が残るので、カッター４
を通過した後の用紙１の先端部に着目すると、外巻案内
通路９ａを案内された用紙１は下方に向けて巻き込もう
とし、内巻案内通路９ｂを案内された用紙１は上方に向
けて巻き込もうとする。そこで、用紙保持部６における
用紙１の保持向きに応じて排紙ガイド１４を着脱し、用
紙１の巻き込み方向と排紙孔１３の傾斜方向とを適合さ
せる。これにより、用紙１は排紙孔１３に沿ってほぼ真
っ直に進行し、排紙孔１３内での用紙１の紙詰まりが防
止される。
【００１７】ここで、カッターケース５に対する排紙ガ
イド１４の着脱作業を説明する。まず、排紙ガイド１４
をカッターケース５に取り付けるには、排紙孔１０に排
紙ガイド１４の取付面１５を嵌め込み、この取付面１５
を排紙ガイド受け２０に当接させる。この状態で排紙ガ
イド１４を上方又は下方にスライドさせ、排紙ガイド１
４側のばか孔１７をカッターケース５側のネジ孔２１の
位置に合わせる。この時、排紙孔１３を進行方向下方に
傾斜させて排紙ガイド１４を取り付ける場合には排紙ガ
イド１４を上方に向けてスライドさせ、排紙孔１３を進
行方向上方に傾斜させて排紙ガイド１４を取り付ける場
合には排紙ガイド１４を下方に向けてスライドさせる。
すると、この時には、排紙ガイド１４側の突部１８がカ
ッターケース５側の凹部２２に嵌合された状態になって
いる。そこで、固定ねじ２４をばか孔１７に挿通させて
ネジ孔２１に螺合させ締め付けることで、排紙ガイド１
４がカッターケース５に固定的に取り付けられる。これ
に対し、カッターケース５から排紙ガイド１４を取り外
すには、取り付けと逆の作業をすれば良い。
イド１４の着脱作業を説明する。まず、排紙ガイド１４
をカッターケース５に取り付けるには、排紙孔１０に排
紙ガイド１４の取付面１５を嵌め込み、この取付面１５
を排紙ガイド受け２０に当接させる。この状態で排紙ガ
イド１４を上方又は下方にスライドさせ、排紙ガイド１
４側のばか孔１７をカッターケース５側のネジ孔２１の
位置に合わせる。この時、排紙孔１３を進行方向下方に
傾斜させて排紙ガイド１４を取り付ける場合には排紙ガ
イド１４を上方に向けてスライドさせ、排紙孔１３を進
行方向上方に傾斜させて排紙ガイド１４を取り付ける場
合には排紙ガイド１４を下方に向けてスライドさせる。
すると、この時には、排紙ガイド１４側の突部１８がカ
ッターケース５側の凹部２２に嵌合された状態になって
いる。そこで、固定ねじ２４をばか孔１７に挿通させて
ネジ孔２１に螺合させ締め付けることで、排紙ガイド１
４がカッターケース５に固定的に取り付けられる。これ
に対し、カッターケース５から排紙ガイド１４を取り外
すには、取り付けと逆の作業をすれば良い。
【００１８】なお、本実施例はレシートプリンタに適用
した一例を示したが、実施に当ってはこれに限定され
ず、例えばジャーナルプリンタやラベルプリンタ等のよ
うに、ロール状に巻回された長尺状の用紙に所定の印字
を行なう構造のプリンタであれば、その形式を問わず適
用することが可能である。
した一例を示したが、実施に当ってはこれに限定され
ず、例えばジャーナルプリンタやラベルプリンタ等のよ
うに、ロール状に巻回された長尺状の用紙に所定の印字
を行なう構造のプリンタであれば、その形式を問わず適
用することが可能である。
【００１９】
【発明の効果】本発明は、ロール状に巻回された長尺状
の用紙を保持する用紙保持部と、この用紙保持部から用
紙を所定の外巻案内通路と内巻案内通路とに選択的に案
内する案内通路と、この案内通路に設けられた印字部
と、この印字部よりも案内通路の下流側に配置されたカ
ッターと、このカッターを収納するカッターケースと、
このカッターケースに形成された排紙口に案内通路の延
長線を中心線として反転着脱自在に取り付けられ案内通
路の延長線に対して傾斜するスリット状の排紙孔が形成
された排紙ガイドとを設けたので、用紙が案内される通
路に応じた向きで排紙ガイドを排紙口に取り付けること
で、用紙の巻き込み方向に排紙孔の傾斜方向を一致させ
てカッター通過後の用紙を排紙孔に沿わせてほぼ真っ直
に進行させることができ、これにより排紙孔内での紙詰
まりを防止することができ、したがって、用紙が案内さ
れる通路が外巻案内通路であっても内巻案内通路であっ
ても排紙ガイドでの紙詰まりが生じない円滑な印字発行
を行なうことができる等の効果を有する。
の用紙を保持する用紙保持部と、この用紙保持部から用
紙を所定の外巻案内通路と内巻案内通路とに選択的に案
内する案内通路と、この案内通路に設けられた印字部
と、この印字部よりも案内通路の下流側に配置されたカ
ッターと、このカッターを収納するカッターケースと、
このカッターケースに形成された排紙口に案内通路の延
長線を中心線として反転着脱自在に取り付けられ案内通
路の延長線に対して傾斜するスリット状の排紙孔が形成
された排紙ガイドとを設けたので、用紙が案内される通
路に応じた向きで排紙ガイドを排紙口に取り付けること
で、用紙の巻き込み方向に排紙孔の傾斜方向を一致させ
てカッター通過後の用紙を排紙孔に沿わせてほぼ真っ直
に進行させることができ、これにより排紙孔内での紙詰
まりを防止することができ、したがって、用紙が案内さ
れる通路が外巻案内通路であっても内巻案内通路であっ
ても排紙ガイドでの紙詰まりが生じない円滑な印字発行
を行なうことができる等の効果を有する。
【図１】本発明の一実施例を示す全体の縦断側面図であ
り、（ａ）は用紙が外巻案内通路に案内されている状態
を示す縦断側面図、（ｂ）は用紙が内巻案内通路に案内
されている状態を示す縦断側面図である。
り、（ａ）は用紙が外巻案内通路に案内されている状態
を示す縦断側面図、（ｂ）は用紙が内巻案内通路に案内
されている状態を示す縦断側面図である。
【図２】用紙を外巻案内通路に案内する場合のカッター
ケースと排紙ガイドとの取り付け構造を示す縦断側面図
である。
ケースと排紙ガイドとの取り付け構造を示す縦断側面図
である。
【図３】用紙を内巻案内通路に案内する場合のカッター
ケースと排紙ガイドとの取り付け構造を示す縦断側面図
である。
ケースと排紙ガイドとの取り付け構造を示す縦断側面図
である。
【図４】排紙ガイドの正面図である。
【図５】排紙ガイドの背面図である。
【図６】カッターケースにおける排紙ガイド取り付け部
分の正面図である。
分の正面図である。
【図７】従来の一例を示す全体の縦断側面図である。
【図８】従来の排紙ガイドの一例を示す縦断側面図であ
る。
る。
１ 用紙 ２ 印字部 ４ カッター ５ カッターケース ６ 用紙保持部 ９ 案内通路 ９ａ 外巻案内通路 ９ｂ 内巻案内通路 １０ 排紙口 １３ 排紙孔 １４ 排紙ガイド
Claims (1)
- 【請求項１】 ロール状に巻回された長尺状の用紙を保
持する用紙保持部と、この用紙保持部から前記用紙を所
定の外巻案内通路と内巻案内通路とに選択的に案内する
案内通路と、この案内通路に設けられた印字部と、この
印字部よりも前記案内通路の下流側に配置されたカッタ
ーと、このカッターを収納するカッターケースと、この
カッターケースに形成された排紙口に前記案内通路の延
長線を中心線として反転着脱自在に取り付けられ前記案
内通路の延長線に対して傾斜するスリット状の排紙孔が
形成された排紙ガイドとを設けたことを特徴とするプリ
ンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32078692A JP3303991B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32078692A JP3303991B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | プリンタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06166230A JPH06166230A (ja) | 1994-06-14 |
| JP3303991B2 true JP3303991B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=18125230
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32078692A Expired - Fee Related JP3303991B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | プリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3303991B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006123190A (ja) * | 2004-10-26 | 2006-05-18 | Star Micronics Co Ltd | ラベルプリンタ |
| JP4482709B2 (ja) | 2007-07-31 | 2010-06-16 | Ｎｅｃインフロンティア株式会社 | プリンタ |
| JP5444761B2 (ja) * | 2009-03-02 | 2014-03-19 | セイコーエプソン株式会社 | オートカッターおよびオートカッター付きプリンター |
| JP5760760B2 (ja) * | 2011-06-30 | 2015-08-12 | ブラザー工業株式会社 | ラベル作成装置 |
| JP6580300B2 (ja) * | 2014-02-28 | 2019-09-25 | 富士通コンポーネント株式会社 | カッター装置及びプリンタ装置 |
| JP6929519B2 (ja) * | 2017-07-20 | 2021-09-01 | ブラザー工業株式会社 | 切断機構及び印刷装置 |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP32078692A patent/JP3303991B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06166230A (ja) | 1994-06-14 |
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Legal Events
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