JP3302756B2 - ライン逆止弁 - Google Patents
ライン逆止弁Info
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Description
フラムにより支持する形式のライン逆止弁の改良に関す
るものである。
シール体をダイヤフラムにより支持する構造のライン逆
止弁を開発し、特開平4−210170号としてこれを
公開している。即ち、図5に於いて、1は上流側本体、
2は下流側本体、3はダイヤフラム、4は可動シール
体、5はシール部材、6は締付具、7は流入通路、8は
上流側壁面、9は流体通路、11は弁室、12は下流側
壁面、13は流出通路、18はシール部材保持体、19
はガスケットである。
2とを、夫々の窪部1a,2aを対向せしめた状態で組
み合わせることにより形成されている。また、可動シー
ル体4を備えたダイヤフラム3と静止シール部8aを備
えた保持体18は、前記窪部1a,2aにより形成され
た空間内へ配設されており、ガスケット19を介挿して
締付具6により気密状に挾圧保持されている。更に、前
記シール部材5は合成ゴム製であり、金属製の保持体1
8に設けたリング状の溝17内へ合成ゴムを鋳込むこと
により、形成・固着されている。
可動シール体4は、無負荷時にはシール部材5へ極く軽
く接当している。上流側から流体圧がかかると、ダイヤ
フラム3が差圧によって下流側へ押圧され、流体が矢印
方向に流れる。差圧が大きくなると、ダイヤフラム3が
下流側壁面12の第2正圧保持部12bへ接当し、ダイ
ヤフラム3の無理な動きや変形が規制される。また、下
流側から流体圧がかかると、ダイヤフラム3が逆差圧に
よって上流側へ押圧され、可動シール体4がシール部材
5へ接当する。差圧が大きくなると、ダイヤフラム3が
上流側壁面8の逆圧保持部8bへ接当し、ダイヤフラム
3の無理な動きや変形が規制される。
性、組立性、取扱性等に優れるだけでなく、摩粍粉が生
じたり、弁内部に流体が滞留したりしないため、流体を
高純度に保持することが出来、半導体製造設備等の管路
用として優れた実用的効用を奏するものである。
問題点が多く残されている。先ず、第1の問題は、シー
ル部材5の剥離や裏漏れの問題である。シール部材5
は、上述の如くリング状の溝17内へ合成ゴムを鋳込む
ことにより成形されているが、溝17の内壁面に対する
ゴムの固着力が比較的弱く、時間の経過と共にシール部
材5の剥離や裏漏れを生ずることになる。
於ける漏洩の問題である。ダイヤフラム3の外周縁は下
流側壁面12の外周縁と上流側壁面8の外周縁との間で
気密状に挾圧保持されているが、平面的な挾圧であるこ
とと、後述するガスケット19とダイヤフラム3とを同
じ締付具6により締込んでいること等が起因して、屡々
流体漏れを生ずることになる。
ライン逆止弁では、下流側壁面12の第2正圧保持部1
2bの全体が、断面視において、中心軸線に対して傾斜
状になっている。その結果、流体圧が上昇すると、ダイ
ヤフラム3の全体が繰り返し第2正圧保持部12b側へ
大きく押圧されることになり、ダイヤフラム3の形状が
変化することになる。即ち、無圧状態ではシール部材5
へ軽く接触していなければならない可動シール体4が、
無圧時でもシール部材5から離間した状態となり、逆止
弁の閉止圧が上昇するだけでなく、閉止作用そのものが
不安定となる。
問題である。図5のライン逆止弁では断面が四角形状の
ガスケット19を用いて弁室11等の気密を保持する構
成としている。しかし、ガスケット19とダイヤフラム
3の材質が異なる上、各部材を一つの締付具6で締付け
ている為、ガスケット19とダイヤフラム3の変形が相
互に干渉し合い、両者の両面に生じる面圧が異なること
になる。その結果、取り扱う流体が高圧の場合には、ガ
スケット19部分やダイヤフラム3の外周縁部分から流
体の漏洩を生じるという問題がある。
シール体をダイヤフラムにより支持する構成としたライ
ン逆止弁に於ける上述の如き問題、即ち、(イ)シール
部材5の剥離や裏漏れの発生、(ロ)ダイヤフラム3の
挾着部からの流体漏れ、(ハ)閉止圧の上昇と閉止作用
の不安定化及び(ニ)ガスケット19部分からの流体漏
れ等の問題を解決せんとするものであり、閉止圧の上昇
や閉止作用の不安定化を起こさず、しかも流体の漏洩を
ほぼ皆無にできるようにしたライン逆止弁を提供するも
のである。
は、下流側の中央に円筒状の窪部1aを備え且つ当該窪
部1aに連通する流入通路7を有する上流側本体1と、
上流側の中央に円筒状の窪部2aを備え且つ当該窪部2
aに連通する流出通路13を有する下流側本体2とを組
合せ、対向せしめた両者の窪部1a,2aにより形成さ
れた空間内に、中央部にシール部材5を有する静止シー
ル部8aを備えたディスク状のシール部材保持体18
と、中央部に前記シール部材5に当接する可動シール体
4を備えたダイヤフラム3とを対向状に配設し、前記両
本体1,2によりガスケット19を介設してシール部材
保持体18及びダイヤフラム3の外周縁部を気密状に挾
圧保持する形式のライン逆止弁において、前記静止シー
ル部8aを、シール部材保持体18の中央部にリング状
の溝17で形成し且つその近傍にカシメ体18dを突設
すると共に、溝17内へ挿着したシール部材5に金属製
押えリング20を接当させ、当該押えリング20を折り
曲げした前記カシメ体18dにより押圧固定するように
したことを発明の基本構成とするものである。
項1と同じ形式のライン逆止弁において、下流側本体2
の下流側壁面12のダイヤフラム3が当接する第2正圧
保持部12bを、断面視において下流側本体2の中心軸
線に対して垂直方向で且つ外側に位置する垂直面部12
cと、中心軸線に対して傾斜し且つ内側に位置する傾斜
面部12dとから形成したことを発明の基本構成とする
ものである。
項1と同形式のライン逆止弁において、下流側本体2の
窪部2aの内側隅部に押え突起体21を形成し、また、
シール部材保持体18の下流側外周縁部にテーパー面1
8b及び切欠係止部18cを設けると共にダイヤフラム
3の外周縁部に上流側へ折り曲げされた係止片3aを設
け、ダイヤフラム3の係止片3aを前記テーパー面18
bと押え突起体21間で挾圧保持するようにしたことを
発明の基本構成とするものである。
イヤフラム3が下流側へ変形して、可動シール体4がシ
ール部材5から離れる。その結果、流入通路7と流出通
路13が連通され、流体は流入通路7から通路9、弁室
11及び通路16を経て、流出通路13へ流動する。
又、流出通路13に逆流が生じた場合には、差圧により
ダイヤフラム3が上記とは逆方向に変形し、可動シール
体4がシール部材5へ押圧接触される。その結果、流入
通路7と流出通路13は可動シール体4とシール部材5
との接触部分で遮断され、流出通路13から流入通路7
への逆流が阻止される。
カシメ体18dにより堅固に溝17内へ押圧固定されて
おり、これによって所謂裏漏れやシール部材5の脱落が
防止される。また、過大な正圧がかかった場合に於ける
ダイヤフラム3の移動量は、第2正圧保持部の垂直面部
12cによって規制され、所謂ダイヤフラムの浮き上が
り変形が防止される。その結果、無圧時の可動シール体
4の保持位置が、使用時間の経過と共に変わるようなこ
とが皆無となり、安定した逆止作用が行なえる。更に、
ダイヤフラム3の外周縁部をテーパー面18bと押え突
起体21との間で挾着しているため、より高度な気密性
の確保が可能となる。
に説明する。図1は本発明の実施例にかかる逆止弁の縦
断面図であり、図2は図1のA部の拡大図、図3は図1
のB部の拡大図、図4は図1のC部の拡大図である。図
1乃至図4において1は上流側本体、2は下流側本体、
3はダイヤフラム、4は可動シール体、5はシール部
材、6は締付具、18はシール部材保持体(カウンター
ディスク)、19はガスケットである。尚、図1乃至図
4に於いて、前記図5と同じ部位には、これと同じ参照
番号が付されている。
属材により断面形状がほぼT字型の形態に形成されてお
り、その中心軸線に沿って流入通路7が形成されてい
る。また、本体1の下流側中央部には、後述する保持体
18の静止シール部8aを収納するための円筒状の窪部
1aが形成されており、更に、本体1の下流側外周縁部
にはガスケット挿着溝1bがリング状に形成されてい
る。
断面形状がほぼT字形の形態に形成されており、中心軸
線に沿って流出通路13が形成されている。また、本体
2の上流側中央部には円筒状の窪部2aが設けられてお
り、筒部14を形成している。この筒部14の内方に上
流側本体1の下流側端部や後述するシール部材保持体1
8、ダイヤフラム3が夫々挿着されている。尚、15は
筒部14の外周面に形成した雄ねじ部である。
底面即ち弁室11を形成するための下流側壁面12は、
可動シール体4の背部が当接する第1正圧保持部12a
と、ダイヤフラム3の背部が当接する第2正圧保持部1
2bとから成り、また、前記第2正圧保持部12bは、
断面視において、外周部側が中心軸線に対して垂直方向
の垂直面部12cと、中心軸線に対して僅かに傾斜した
傾斜面部12dとから形成されている。更に、前記窪部
2aの底面の隅部、即ち下流側壁面12の外周端部に
は、後述するダイヤフラム3の外周端縁を気密状に押圧
保持する押え突起体21が形成されている。
鋼等によりディスク状に形成されており、その中央部に
は、前記下流側本体1の窪部1a内へ収まる円筒状の窪
部18aが設けられている。当該保持体18の下流側の
外周部分は、軸線に垂直方向の平面から成る逆圧保持部
8bを形成しており、逆圧により変形したダイヤフラム
を保持する。また、保持体18の窪部18aの底面は、
シール部材5を保持する静止シール部8aを形成し、逆
圧時に可動シール体4がこれに当接する。
3に示す如くテーパー面18bと切欠係止部18cとが
設けられており、これによって後述するダイヤフラム3
の係止と気密挾持が行われる。また、当該保持体18の
窪部18aの底面即ち静止シール部8aには、シール部
材5を挿着するためのリング状の溝17と、シール部材
5の押えリング20を固定するためのカシメ体18dが
夫々形成されており、更に当該保持体18の窪部18a
と平板状の逆圧保持部8bとの境界部には、流体通路9
が、また、上流側の外周端縁にはガスケット挿着溝18
eが夫々形成されている。
ンコネル(商標名)等の金属製薄板により形成されてお
り、その外周縁には、上流側に向けて二段状の折り曲げ
部を備えた係止片3aが設けられている。尚、当該係止
片3aは、前記シール部材保持体18の切欠係止部18
cとテーパー面18bへ係合され、テーパー面18aと
下流側本体2の押え突起体21との間で気密状に挾圧保
持される。即ち、当該ダイヤフラム3は、前記テーパー
面18aと押え突起体21との間で軸線方向へ変形可能
に挾圧保持されており、その両面側は、上流側壁面8を
形成する保持体18の逆圧保持部8bと下流側本体2の
第2正圧保持部12bに夫々対向している。また、ダイ
ヤフラム3の変形はその両面に作用する差圧によって生
ずるが、差圧が作用しない状態では、ダイヤフラム3は
平板形態に保持され、逆圧保持部8b及び第2正圧保持
部12bとのあいだに若干の間隙が形成されている。
に形成されており、上流側の端面が静止シール部8aの
シール部材5に、又、下流側の端面が第1正圧保持部1
2aに夫々対向するようにして、ダイヤフラム3の中心
部に溶着されている。尚、可動シール体4の中心部は流
体通路16となっており、またダイヤフラム3が平板形
態に保持される無負荷状態においては、可動シール体4
はシール部材5へ極く軽く接当した状態となっている。
プラスチック等により環状に形成されており、保持体1
8の静止シール部8aに形成した環状溝17に圧入保持
されている。即ち、当該シール部材5は、溝17内へシ
ール部材5を挿入した後、ステンレス鋼製の押さえリン
グ20を溝17の内周縁側に挿着し、最後にカシメ体1
8dを折り曲げることにより、溝17内に圧入固定され
ている。
変形時に可動シール体4の前端面がこれに当接する。ま
た、無負荷時には、可動シール体4の前端面が極く軽く
接当する状態にあるため、シール部材5をゴム等で構成
した場合にも、シール部材5が可動シール体4に貼り付
くような虞れはない。
に、断面四角状の本体19aの両側面から突起体19b
を突出させた形態に形成されており、ガスケット挿着溝
1b,18eの側壁面へ突起体19bが当接することに
より、弁室11内の気密性が保持されている。
ル部材保持体18の外周縁部を上流側本体1と下流側本
体2とで挾圧保持するため、両本体1,2を締付固定す
るものである。本実施例に於いては、締付具6にナット
が使用されており、下流側本体2の雄ねじ部15に螺合
するようになっている。即ち、当該逆止弁は、上流側本
体1と下流側本体2の下流側壁面12との間にシール部
材保持体18と可動シール体4を溶着したダイヤフラム
3とを配置すると共に、下流側本体2の筒部14を上流
側本体1に嵌合し、下流側本体2の雄ねじ部15へ締付
具6を螺合して上流側本体1と下流側本体2とを締付固
定することによって、組み立てられる。
ラム3が第2正圧保持部12b側へ押圧され、可動シー
ル体4とシール部材5の間隙を通して流体が流通する。
尚、過大な正圧がかかっても、可動シール体4及びダイ
ヤフラム3は第1及び第2正圧保持部12a,12bに
より夫々支持されるため、過大に変形することはない。
特に本願発明では、第2正圧保持部12bの垂直面部1
2cの半径方向寸法が大きく設定されているため、正圧
が掛かった際のダイヤフラム3の所謂浮き上がり変形が
大幅に少なくなる。その結果、流体圧(正圧)が無くな
れば、可動シール体4の上流側端面は、常にシール部材
5へ軽く接当する当初の設定位置へ正確に戻ることにな
る。
保持体18の逆圧保持部8b側へ押圧され、可動シール
体4がシール部材5へ当接することにより、逆流が阻止
される。本願発明に於いては前述のとおり、無圧時に
は、可動シール体4が常にシール部材5へ極く軽く接当
する位置へ正確に戻るため、より低い閉止圧でもって流
体流路が確実に閉止されることになり、逆止弁として安
定性が著しく向上する。
側面を保持する下流側本体2の第2正圧保持部12b
を、垂直面部12cと傾斜面部12dとを備え且つ垂直
面部12cの面積を比較的大きく設定する構成としてい
るため、流体圧(正圧)がかかった際のダイヤフラム3
の変形がより有効に防止され、使用時間の経過に伴うダ
イヤフラム3の浮き上りが皆無となる。その結果、弁の
閉止圧の上昇が防止され、より小さな逆圧でもって確実
に逆流を阻止することが可能となる。
8のテーパー面18bと下流側本体2の押さえ突起体2
1との間でダイヤフラム3の係止片3aを挾着する構成
としているため、保持体18と下流側本体2間の気密性
がより一層向上する。
8の溝17の近傍にカシメ体18dを設け、溝17内へ
挿着したシール用部材5を押えリング20を介して前記
カシメ体18dにより溝17内へ押圧固着する構成とし
ている。その結果、シール用部材5が経年変化によって
脱落したり、或いは溝17とシール用部材5間に間隙が
生じて所謂裏漏れを生ずるようなことが皆無となる。
保持体18と上流側本体1間をシールするガスケット1
9を、本体19aの両側面から外方へ突起体19bを突
出せしめた形状としているため、従前のガスケットを使
用場合に比較して気密性が著しく改善される。本発明は
上述の通り、優れた実用的効用を奏するものである。
溝、2は下流側本体、2aは窪部、3はダイヤフラム、
3aは係止片、4は可動シール体、5はシール部材、6
は締付具、7は流入通路、8は上流側壁面、8aは静止
シール部、8bは逆圧保持部、9は流体通路、11は弁
室、12は下流側壁面、12aは第1正圧保持部、12
bは第2正圧保持部、12cは垂直面部、12dは傾斜
面部、13は流出通路、14は筒部、15はねじ、16
は通路、17は環状溝、18はシール部材保持体、18
aは窪部、18bはテーパー面、18cは切欠係止部、
18dはカシメ体、18eはガスケット挿着溝、19は
ガスケット、19aはガスケット本体、19bは突起
体、20は押えリング、21は押え突起体。
Claims (4)
- 【請求項1】 下流側の中央に円筒状の窪部(1a)を
備え且つ当該窪部(1a)に連通する流入通路(7)を
有する上流側本体(1)と、上流側の中央に円筒状の窪
部(2a)を備え且つ当該窪部(2a)に連通する流出
通路(13)を有する下流側本体(2)とを組み合せ、
対向せしめた両者の窪部(1a),(2a)により形成
された空間内に、中央部にシール部材(5)を有する静
止シール部(8a)を備えたディスク状のシール部材保
持体(18)と、中央部に前記シール部材(5)に当接
する可動シール体(4)を備えたダイヤフラム(3)と
を対向状に配設し、前記両本体(1),(2)によりガ
スケット(19)を介設してシール部材保持体(18)
及びダイヤフラム(3)の外周縁部を気密状に挾圧保持
する形式のライン逆止弁に於いて、前記静止シール部
(8a)を、シール部材保持体(18)の中央部にリン
グ状の溝(17)を形成し、且つその近傍にカシメ体
(18d)を突設すると共に、溝(17)内へ挿着した
シール部材(5)に金属製押えリング(20)を当接さ
せ、当該押えリング(20)を折り曲げした前記カシメ
体(18d)により押圧固定した構成としたことを特徴
とするライン逆止弁。 - 【請求項2】 下流側の中央に円筒状の窪部(1a)を
備え且つ当該窪部(1a)に連通する流入通路(7)を
有する上流側本体(1)と、上流側の中央に円筒状の窪
部(2a)を備え且つ当該窪部(2a)に連通する流出
通路(13)を有する下流側本体(2)とを組合せ、対
向せしめた両者の窪部(1a),(2a)により形成さ
れた空間内に、中央部にシール部材(5)を有する静止
シール部(8a)を備えたディスク状のシール部材保持
体(18)と、中央部に前記シール部材(5)に当接す
る可動シール体(4)を備えたダイヤフラム(3)とを
対向状に配設し、前記両本体(1),(2)によりガス
ケット(19)を介設してシール部材保持体(18)及
びダイヤフラム(3)の外周縁部を気密状に挾圧保持す
る形式のライン逆止弁に於いて、前記下流側本体(2)
の下流側壁面(12)のダイヤフラム(3)が当接する
第2正圧保持部(12b)を、断面視に於いて下流側本
体(2)の中心軸線に対して垂直方向で且つ外側に位置
する垂直面部(12c)と、中心軸線に対して傾斜し且
つ内側に位置する傾斜面部(12d)とから構成したこ
とを特徴とするライン逆止弁。 - 【請求項3】 下流側の中央に円筒状の窪部(1a)を
備え且つ当該窪部(1a)に連通する流入通路(7)を
有する上流側本体(1)と、上流側の中央に円筒状の窪
部(2a)を備え且つ当該窪部(2a)に連通する流出
通路(13)を有する下流側本体(2)とを組合せ、対
向せしめた両者の窪部(1a),(2a)により形成さ
れた空間内に、中央部にシール部材(5)を有する静止
シール部(8a)を備えたディスク状のシール部材保持
体(18)と、中央部に前記シール部材(5)に当接す
る可動シール体(4)を備えたダイヤフラム(3)とを
対向状に配設し、前記両本体(1),(2)によりガス
ケット(19)を介設してシール部材保持体(18)及
びダイヤフラム(3)の外周縁部を気密状に挾圧保持す
る形式のライン逆止弁に於いて、前記下流側本体(2)
の窪部(2a)の内側隅部に押え突起体(21)を形成
し、また、シール部材保持体(18)の下流側外周縁部
にテーパー面(18b)及び切欠係止部(18c)を設
けると共にダイヤフラム(3)の外周縁部に上流側へ折
り曲げされた係止片(3a)を設け、ダイヤフラム
(3)の係止片(3a)を前記テーパー面(18b)と
押え突起体(21)間で挾圧保持する構成としたことを
特徴とするライン逆止弁。 - 【請求項4】 シール部材保持体(18)の外周縁部と
上流側本体(1)及び下流側本体(2)との間に介挿す
るリング状のガスケット(19)を、断面形状が四角状
のガスケット本体(13a)とその両側面より外方へ突
出せしめた突起体(19b)とより成るガスケット(1
9)とした請求項1又は請求項2若しくは請求項3に記
載のライン逆止弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP02044793A JP3302756B2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | ライン逆止弁 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP02044793A JP3302756B2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | ライン逆止弁 |
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JPH06235469A JPH06235469A (ja) | 1994-08-23 |
JP3302756B2 true JP3302756B2 (ja) | 2002-07-15 |
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JP02044793A Expired - Fee Related JP3302756B2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | ライン逆止弁 |
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JP (1) | JP3302756B2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-09 JP JP02044793A patent/JP3302756B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06235469A (ja) | 1994-08-23 |
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