JP3302414B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP3302414B2
JP3302414B2 JP28157592A JP28157592A JP3302414B2 JP 3302414 B2 JP3302414 B2 JP 3302414B2 JP 28157592 A JP28157592 A JP 28157592A JP 28157592 A JP28157592 A JP 28157592A JP 3302414 B2 JP3302414 B2 JP 3302414B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置に係り、詳し
くは、ファクシミリ装置のように静止画像を通信する通
信装置に適用することができ、特に、1台の通信装置を
複数の人数で使用できる点を損なわずに相手先の識別コ
ードを自動的に記憶して、登録の煩わしさ及び入力ミス
の両方を解消することができる通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信装置については、例えば、特
願平3−110665号の先願例があり、ここでは、個
人毎の使用者コードに対応させて少なくとも1つ以上の
相手先の送信端末コードを登録する送信端末コード登録
部と、受信した相手先の送信端末コードを判別するコー
ド判別部と、判別された送信端末コードが前記送信端末
コード登録部に登録されているかどうかを検索するコー
ド検索部と、前記送信端末コード登録部に検索対象の送
信端末コードが登録されている場合に、この送信端末コ
ードに対応する使用者コードと共に画像データを記憶す
る画像記憶部と、この画像記憶部に記憶された画像デー
タを使用者コードによって読み出すデータ読み出し部
と、読み出された画像データを前記プロッタによりプリ
ントアウトさせると共に、プリントアウトされた画像デ
ータを前記画像記憶部から消去する出力制御部とを有す
るように構成するため、親展送信等の特別な通信モード
を使用しなくても、受信側のみの設定で、個人宛てに送
られたファクシミリ通信を他人に見られることなく受信
することができる他、使用者が随時自分宛てのファクシ
ミリ通信のみをプリントアウトすることができるので、
受信トレイに無差別に排紙された受信原稿を整理する必
要もなく、使い勝手を向上させることができるという利
点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の通信装置では、受信する可能性のある相手先の
識別コードを手入力で登録しなければならず、このよう
に相手先の識別コードを手入力で登録するのはユーザー
にとって面倒で煩わしさがあった。また、相手先の識別
コードを手入力で登録すると、入力ミスする恐れがあっ
た。そして、この手入力による入力ミスにより受信した
い相手先からの画情報がユーザーの意志に反して拒否さ
れることがあった。そして、通信装置のうちの例えば、
ファクシミリ装置では、1台のファクシミリ装置を複数
の人が使用する場合が多いが、複数の人が使用すること
を考慮にいれて作られてはいなかった。例えば、ワンタ
ッチキーが100以上も持っているものが知られている
が、使用者一人ひとりにとっては、そのうちの殆どは使
用することが全くない無関係なキーとなっていた。そし
て、多くの人が使えるようにとワンタッチキーを多く装
備したものの、実際に使用する個人にとっては、その内
の大部分のキーは、自分が送信したい相手先が登録され
たキーを探すためには邪魔な存在以外の何物でもなかっ
た。例えばテンキーによって発呼したものがリダイヤル
(Redial)に記憶されたのに、その後他人が発呼
したためにそれが書き換えられてしまい、また同じ所に
発呼したいのにリダイヤルが使えずに再度電話番号を入
れ直すということがあった。また、従来では複数の使用
者に対して送られてきた受信原稿がトレイ上に散乱しな
いようにした、例えば、特願平3−110665号で提
案するものあるが、全ての使用者や相手先に対して受
信と同時にプリントアウトをせずに記憶するために、か
なり大きな画像メモリが必要となり、受信原稿を手にす
るまでに随分時間が掛かるという不具合があった。更
に、複数の人が同じ相手先の端末識別コードを記憶して
いる場合への対応方法を全く考慮していなかった。ま
た、この従来のファクシミリ装置では、端末識別コード
や原稿先端の画情報に挿入する名前等のページ先端(P
age Header)は、1つしか登録できなかった
ために、使用者が異なっていても全て同じであった。ま
た、部門毎にカードを用意して料金管理等を行うものは
あったが、使用者毎のものではなかった。ここで、この
ようなファクシミリ装置は、近年、家庭でも使用され始
めているが、家族一人一人に各々1台のファクシミリ装
置、1回線を用意するのはまだ現実的ではなく、どうし
ても1台のファクシミリ装置を家族全員で使用すること
になる。また、オフィスでもフロアーや部門毎に1台の
ファクシミリ装置を設置し、複数の人がそれを使用する
場合が多い。そして、ファクシミリ装置は、複数の使用
者で操作されることが多いという現実があるにも関わら
ず、前述したような様々な問題を抱えていた。
【0004】そこで本発明は、1台の通信装置を複数の
人数で使用する点を損なわずに相手先の識別コードを自
動的に記憶することができ、登録の煩わしさ及び入力ミ
スの両方を解消することができ、入力ミスにより受信し
たい相手先からの画情報がユーザーの意志に反して拒否
されることを生じないようにすることができ、また、複
数の使用者毎に対応し得る通信装置を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するために手段】
【0006】
【0007】請求項1記載の発明は、ファクシミリ通信
による画像データを受信する画像データ受信手段と、該
画像データ受信手段により受信された画像データに基づ
いてハードコピーをプリントアウトするプロッタと、送
信のための電話番号を特定のワンタッチキー又は短縮コ
ードに対応させて記憶する記憶手段とを有する通信装置
において、個人毎の使用者コードに対応させて、ワンタ
ッチキー又は短縮コードに個人専用に電話番号を記憶す
る記憶手段と、電話番号が記憶されているワンタッチキ
ー又は短縮コードを使用して送信を行った際に、標準/
非標準に基づいて受信側から送られてくる被呼端末識別
信号/非標準機能識別信号(被呼端末識別信号)を、使
用者コード毎、ワンタッチキー毎、又は短縮コード毎に
記憶する記憶手段と、受信した際に、相手先から送られ
てくる送信端末識別信号/非標準機能設定信号(送信端
末識別信号)が使用者コード毎、ワンタッチキー毎、又
は短縮コード毎に記憶されているものの中にあるかない
かを検索する信号検索手段と、該信号がない時受信を拒
否する受信拒否手段とを設けることを特徴とするもので
ある。
【0008】請求項記載の発明は、上記請求項に記
載の発明において、受信した際に、相手先から送られて
くる送信端末識別信号/非標準機能設定信号(送信端末
識別信号)が特定の使用者コードに対応して記憶されて
いるものの中に存在した時、その使用者コードとともに
受信した画情報を記憶する画像記憶手段と、該画像記憶
手段に記憶された画情報を、使用者コードに基づいて読
み出すデータ読み出し手段と、該データ読み出し手段で
読み出された画情報を前記プロッタによりプリントアウ
トさせるとともに、該画情報を該画像記憶手段から消去
する出力制御手段とを設けることを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項記載の発明は、上記請求項記載
の発明において、前記画像記憶手段に記憶された画情報
の有無を使用者コードに対応させて報知する報知手段を
設けることを特徴とするものである
【0010】請求項記載の発明は、装置の操作を行う
際に、操作している使用者を特定する手段を有する通信
装置において、各使用者毎にワンタッチキー又は短縮コ
ードに電話番号又は宛先名称を登録し、使用者毎の登録
情報を見ようとする者が使用者毎の登録情報を見る権限
を有するか否かを識別するとともに、同じワンタッチキ
ーに使用者毎に複数登録する登録手段と、各々の使用者
毎のワンタッチキー又は短縮コード毎に相手先の端末識
別コードを記憶する第1の記憶手段と、ワンタッチキー
又は短縮コード入力による送信が行われた場合に、相手
先から送られてきた非標準機能識別信号(被呼端末識別
信号)/被呼端末識別信号をその使用者毎に使用された
キー又はコード毎に記憶し、各使用者毎の各ワンタッチ
キー又は短縮コード毎に、通信回数をカウントしてその
結果を記憶する第2の記憶手段と、受信の際に送信側か
ら送られてきた送信端末識別信号/標準機能設定信号
(送信端末識別信号)が、複数の使用者で記憶している
ものと一致した場合は、該第2の記憶手段に記憶してい
る通信回数が最も高い使用者宛とみなし、仮にそれが特
定できればその使用者識別情報とともに受信した画情報
を記憶するとともに、その使用者が記憶している画情報
の出力要求を出した時にプリントアウトし、仮に一人の
使用者に特定できなければそのまま受信と同時にプリン
トアウトし、その相手先に送信した履歴を有する使用者
が全くいない場合は、受信を拒否する制御手段とを設け
ることを特徴とするものである。
【0011】請求項記載の発明は、上記請求項記載
の発明において、受信と同時にプリントアウトするか、
あるいはその使用者が画情報の出力要求を出さない限り
プリントアウトしないかを、各使用者毎に選択するプリ
ントアウト選択手段を設けることを特徴とするものであ
る。請求項記載の発明は、上記請求項記載の発明に
おいて、各使用者毎の端末識別コードを自動登録されて
いる相手先の中で、その使用者が画情報出力要求を出さ
ない限りプリントアウトしないようにする相手先を設定
する相手先設定手段を設けることを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項記載の発明は、装置の操作を行う
際に、操作している使用者を特定する手段を有する通信
装置において、各使用者毎にワンタッチキー又は短縮コ
ードに電話番号又は宛先名称を登録し、使用者毎の登録
情報を見ようとする者が使用者毎の登録情報を見る権限
を有するか否かを識別するとともに、同じワンタッチキ
ーに使用者毎に複数登録する登録手段と、使用者毎に
末識別コードを記憶するコード記憶手段と、送信する際
にはその時の使用者に対応した非標準機能設定信号(送
信端末識別信号)を送出する信号送出手段を設けるこ
とを特徴とするものである。請求項記載の発明は、上
記請求項記載の発明において、全使用者共通の端末識
別コードを記憶するコード記憶手段と、着呼の際はこれ
に記憶されている端末識別コードを非標準機能識別信号
(被呼端末識別信号)フレームに入れて送出する信号フ
レーム送出手段を設けることを特徴とするものである。
【0013】請求項記載の発明は、上記請求項記載
の発明において、送信する際に、その使用者用の端末識
別コードが記憶されていない時は、全使用者共通の端末
識別コードを記憶するコード記憶手段と、該記憶手段に
記憶されているコードを非標準機能設定信号(NSF
(CSI))フレームに入れて送出する信号フレーム送
出手段とを設けることを特徴とするものである。
【0014】請求項10記載の発明は、上記請求項
載の発明において、着呼の際に送信側から非標準機能設
定信号が来るまでは前記共通端末識別コードを非標準機
能識別信号(被呼端末識別信号)フレームに入れて送出
し、非標準機能設定信号(送信端末識別信号)を受けた
時に、その内容が特定の使用者に対応して記憶されてい
るものの中に存在すれば、受信準備確認信号/トレーニ
ング失敗信号を出す代わりにその使用者に対応した端末
識別コードを入れた非標準機能識別信号(送信端末識別
信号)を非標準機能識別信号(NSF(CSI))とと
もに送出する信号送出手段を設けることを特徴とするも
のである。
【0015】請求項11記載の発明は、上記請求項10
記載の発明において、送信側から送られてきた非標準機
能設定信号(送信端末識別信号)が、複数の使用者に対
応して記憶しているものであれば、受信準備確認信号/
トレーニング失敗信号の代わりに、その時の相手先に対
して最も通信頻度の高い使用者に対応した端末識別コー
ドを入れた非標準機能識別信号(送信端末識別信号)を
非標準機能識別信号(NSF(CSI))とともに送出
し、仮に一人の使用者が特定できない場合はそのまま通
常の受信を行う制御手段を設けることを特徴とするもの
である。
【0016】請求項12記載の発明は、上記請求項10
または11記載の発明において、使用者に対応した端末
識別コードを入れた非標準機能識別信号(送信端末識別
信号)を出すか否かを、共通あるいは使用者毎に設定す
る信号設定手段を設けることを特徴とするものである
【0017】
【0018】請求項13記載の発明は、装置の操作を行
う際に、操作している使用者を特定する手段を有する通
信装置において、各使用者毎にワンタッチキー又は短縮
コードに電話番号又は宛先名称を登録し、使用者毎の登
録情報を見ようとする者が使用者毎の登録情報を見る権
限を有するか否かを識別するとともに、同じワンタッチ
キーに使用者毎に複数登録する登録手段と、各々の使用
者毎にポーリングIDを登録する登録手段と、ポーリン
グ受信を行う時は該IDを使用する制御手段を設ける
ことを特徴とするものである。
【0019】
【0020】
【作用】
【0021】
【0022】請求項記載の発明では、個人毎の使用者
コードに対応させてワンタッチキー又は短縮コードに個
人専用の電話番号を記憶することができるため、複数の
人が1台のファクシミリ装置を恰も1人1台で操作する
かのように使用者毎にワンタッチキー、短縮コードに自
在に登録して使用することができる。このように、相手
先の識別コードを自動的に記憶することができるので、
登録の煩わしさ及び入力ミスの両方を解消することがで
きる。このため、入力ミスにより受信したい相手先から
の画情報がユーザーの意志に反して拒否されることを生
じないようにすることができる。そして、電話番号が記
憶されているワンタッチキー又は短縮コードを使用して
送信を行った際に、標準/非標準に基づいて受信側から
送られてくるCSI/NSF(CSI)を、使用者コー
ド毎、ワンタッチキー毎、又は短縮コード毎に記憶し、
受信した際に、相手先から送られてくるTSI/NSS
(TSI)が使用者コード毎、ワンタッチキー毎、又は
短縮コード毎に記憶されているものの中にあるかないか
を検索し、その信号がない時受信を拒否し、送信した実
績がない相手からの受信を行わないようにすることがで
きるため、相手先の識別コードを自動的に記憶すること
ができる。このため、相手先を手入力する手間をなくす
ことができ、手入力による入力ミスを防ぐことができる
うえ、広告FAX等の不用な受信を防止することができ
る。
【0023】請求項記載の発明では、受信した際に、
相手先から送られてくるTSI/NSS(TSI)が特
定の使用者コードに対応して記憶されているものの中か
ら存在した時、その使用者コードとともに受信した画情
報を記憶し、この記憶された画情報を使用者コードに基
づいて読み出し、この読み出された画情報をプリントア
ウトさせるとともに、この画情報を消去することができ
るため、受信紙の使用者毎の整理をする手間をなくすこ
とができ、機密の保持及びプライバシーの保護を図るこ
とができる。
【0024】請求項記載の発明では、画情報記憶手段
に記憶された画情報の有無を使用者コードに対応させて
報知することができるため、使用者宛てに受信したこと
をすぐに知ることができる。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】請求項記載の発明では、各使用者毎にワ
ンタッチキー又は短縮コードに電話番号又は宛先名称を
登録し、かつ他の使用者から登録内容を全く見えないよ
うにするとともに、同じワンタッチキーに使用者毎に複
数登録することができる。このように、同じワンタッチ
キーや短縮コードに各使用者毎に複数登録できるように
し、使用者毎に切り替えるようにして、個々の使用者に
は自分に関係ないものは見えないようにしたため、個々
の使用者にとっては、自分には関係のないものは全く見
えないようにすることができるとともに、目的とするワ
ンタッチキーや短縮コードを探し易くすることができ、
しかも他人に登録している相手先を判らないようにする
ことができる。このため、機密の保持やプライバシーを
守れるようにすることができ、しかも同じキーやコード
の数でも、登録可能な数を飛躍的に増大させることがで
きる。そして、各々の使用者毎のワンタッチキー又は短
縮コード毎に相手先の端末識別コードを記憶し、ワンタ
ッチキー又は短縮コード入力による送信が行われた場合
に、相手先から送られてきたNSF(CSI)/CSI
をその使用者毎の使用されたキー又はコード毎に記憶
し、各使用者毎の各ワンタッチキー又は短縮コード毎
に、通信回数をカウントしてその結果を記憶し、受信の
際に送信側から送られてきたTSI/NSS(TSI)
が、複数の使用者で記憶しているものと一致した場合に
は、記憶している通信回数が最も高い使用者宛とみな
し、仮にそれが特定できればその使用者識別情報ととも
に受信した画情報を記憶し、かつその使用者が記憶して
いる画情報の出力要求を出した時にプリントアウトし、
仮に一人の使用者に特定できなければそのまま受信と同
時にプリントアウトし、その相手先に送信した履歴を有
する使用者が全くいない場合は、受信を拒否することが
できる。このように、各使用者の通信回数を基に受信し
た画情報の宛先と思われる使用者を自動的に判断するこ
とができるようにしたため、同じ相手先に対して複数の
使用者が通信した履歴があっても受信した画情報の宛先
と思われる使用者を自動的に判断することができる他、
その使用者が指示を出すまでプリントアウトしないため
に、他人に見られずに画情報を受け取ることができると
ともに、トレイに受信原稿が散乱することも防止するこ
とができる。
【0029】請求項記載の発明では、受信と同時にプ
リントアウトするか、あるいはその使用者が画情報の出
力要求を出さない限りプリントアウトしないかを各使用
者毎に選択することができる。このように、各使用者
が、自分宛に届いた受信原稿を受信と同時に出力するの
か、あるいは自分が指示するまで出力しないようにする
のかを選択できるようにしたため、各使用者が、自分宛
に届いた受信原稿をどういう取り扱いにするのかを適宜
設定することができる。
【0030】請求項記載の発明では、各使用者毎の端
末識別コードを自動登録されている相手先の中で、その
使用者が画情報出力要求を出さない限りプリントアウト
しないようにする相手先を設定することができる。この
ように、各使用者がこの相手先から来るものは、他人に
見られたくないものであれば、その相手先だけを使用者
の指示がない限りプリントアウトしないようにすること
ができるようにしたため、各使用者が特定の相手先から
来る受信原稿を他人に見られないようにすることができ
る。
【0031】請求項記載の発明では、各使用者毎に端
末識別コードを記憶し、送信する際にはその時の使用者
に対応したNSS(TSI)を送出することができる。
このため、各使用者毎に端末識別コードを登録すること
ができるとともに、使用者によって送信時に送出する端
末識別コードを変えることができる。請求項記載の発
明では、全使用者共通の端末識別コードを記憶し、着呼
の際はこれに記憶されている端末識別コードをNSF
(CSI)フレームに入れて送出することができる。こ
のように、受信の際は、全使用者共通の端末識別コード
を送出するようにしたため、この受信の際に、送信元の
相手先が特定できるまでは、どの使用者に対して送られ
てきたものかを判断することはできないので、全使用者
共通の端末識別コードを送出することができる。
【0032】請求項記載の発明では、送信する際にそ
の使用者用の端末識別コードが記憶されていない時は、
全使用者共通の端末識別コードを記憶する記憶手段に記
憶されているコードをNSS(TSI)フレームに入れ
て送出することができる。このように、送信の際にその
使用者用の端末識別コードが登録されていない場合は、
代わりに全使用者共通の端末識別コードを使用するよう
にしたため、使用者が自分専用の端末識別コードの登録
を行わなくても自動的に全使用者共通の端末識別コード
を送出することができる。
【0033】請求項10記載の発明では、着呼の際に送
信側からNSSが来るまでは前記共通端末識別コードを
NSF(CSI)フレームに入れて送出し、NSS(T
SI)を受けた時に、その内容が特定の使用者に対応し
て記憶されているものの中に存在すれば、CFR/FT
Tを出す代わりにその使用者に対応した端末識別コード
を入れたNSF(TSI)をNSF(S)とともに送出
することができる。このように、送信元から判明してか
らは、その相手先に送信した実績のある使用者の端末識
別コードを送り直すようにしたため、送信元が判明した
後は、宛先の使用者を判断し、その使用者専用の端末識
別コードを送出することで送信元に対して宛先と判断さ
れた使用者を伝えることができる。
【0034】請求項11記載の発明では、送信側から送
られてきたNSS(TSI)が、複数の使用者に対応し
て記憶しているものであれば、CFR/FTTの代わり
に、その時の相手先に対して最も通信頻度の高い使用者
に対応した端末識別コードを入れたNSF(TSI)を
NSF(S)とともに送出し、仮に一人の使用者が特定
できない場合はそのまま通常の受信を行うことができ
る。このように、判明した送信元に送信した実績のある
使用者が複数いた場合の対応策として、請求項9で示し
た送信回数によって評価して送出する端末識別コードを
決定するようにしたため、同じ相手先に対して複数の使
用者が通信した履歴があっても、各々の通信頻度を評価
することにより、その結果によって宛先を判断して、判
断した宛先の使用者独自の端末識別コードを出力するこ
とができる。
【0035】請求項12記載の発明では、使用者に対応
した端末識別コードを入れたNSF(TSI)を出すか
否かの設定を、共通あるいは使用者毎に設定することが
できる。このため、請求項10,11によって通信時間が
長くなるために、この動作を行うかどうかを共通あるい
は使用者毎に設定することができるので、使用者の都合
に対応することができ、利便性を向上させることができ
る。
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】請求項13記載の発明では、各々の使用者
毎にポーリングIDを登録し、ポーリング受信を行う時
はこのIDを使用することができる。このように、各々
の使用者毎に独自のポーリングIDを使用できるように
したため、各使用者独自のポーリングIDを使用してポ
ーリング受信を行うことができる。
【0040】
【実施例】(実施例1) 図1は本発明の実施例1に則した通信装置の構成を示す
ブロック図である。図示例はファクシミリ装置に適用す
る場合である。図1において、1はCPUであり、この
CPU1はROM2に書き込まれたプログラムに基づい
てファクシミリ装置全体のシステムを制御し、RAM3
は、CPU1の動作に必要なワークエリアやデータを記
憶する。次いで、操作部4は、ファクシミリ装置を操作
するために必要な表示装置又はキー入力装置から構成さ
れており、本実施例では使用者コード、ワンタッチキー
及び短縮コードを登録したり、選択したりする際にも使
用する。次いで、スキャナ5は、例えば送信原稿を所定
の解像度で読み取り、プロッタ6は、受信した画情報又
は受信したことを知らせるための受信レポートをプリン
トアウトし、電話番号/識別コード記憶部7は、例えば
RAMにより構成されており、この電話番号/識別コー
ド記憶部7には個人毎の使用者コードとワンタッチキー
及び短縮コードに対応させて、各々の相手先名称、電話
番号、識別コードが登録される。そして、画像記憶部8
は、電話番号/識別コード記憶部7に登録されている通
信端末コードを有する画情報が、対応する使用者コード
とともに記憶され、モデム9は、ファクシミリ通信に係
る変復調を行い、NCU(網制御装置)10はファクシミ
リ通信を行う回線(電話回線)ループを形成したり、着
呼を検出したりする。なお、11はシステムバスである。
【0041】次に、図2は本発明の実施例1に則した使
用者コード、相手先名称、電話番号及び識別コードの関
係を示す図である。識別コード以外は、使用者が手入力
するものであり、使用者コードを入力した後で、相手先
名称と電話番号をワンタッチキー、短縮コード毎に入力
する。使用者コードは何桁かの番号であってもよいし、
イニシャルであってもよいし、直接名前を入力する方式
であってもよく、何れの方法であっても構わない。使用
者コードが入力されない状態で登録を行うと、使用者コ
ードなし、即ち共通のものとして処理が行われ、使用者
コードの入力のない状態でワンタッチキー、短縮コード
が送信操作のために選択されると、共通のものが読み出
される。識別コードは、各々の使用者コードでワンタッ
チキー及び短縮コードが使用されて送信が行われた際
に、自動的に相手先から送られてきたCSI又はNSF
(CSI)が記憶される。これらのものは全て電話番号
/識別コード記憶部7に記憶される。
【0042】次に、図3は本発明の実施例1に則した全
体の動作フローを示すフローチャートである。ここで
は、相手先名称と電話番号の登録については上記の通り
であるので省略する。まず、送信操作が行われるか否か
をチェックし(処理S1 )、これは操作部4が操作さ
れるか、又は原稿がセットされたかで判断する。送信操
作が行われると宛先を選択し(処理S2 )、送信動作
を行う(処理S3 )。一方、送信操作が行われない場
合は画情報の出力動作の要求があるか否かをチェックし
(処理S4 )、これも操作部4の所定の操作により判
断する。そして、出力要求がある場合は出力動作を行い
(処理S5 )、一方、出力要求がない場合は、着呼の
有無をチェックする(処理S6 )。これはNCU10で
所定の周波数が回線に存在するか否かで判断し、着呼す
る場合は受信動作を行う(処理S7)。次に、図3に示
す宛先選択動作を図4に示すフローチャートを用いて説
明する。まず、デフォルトとして共通のワンタッチキー
及び短縮コードを選択し(処理S11)、使用者コード
が入力されいているか否かを判定し(処理S12)、仮
に使用者コードが入力され、それが存在している場合は
入力された使用者コードに対応したワンタッチキー及び
短縮コードを選択する(処理S13)、その後に、ワン
タッチキー及び短縮コードが入力されているか否かを判
定し(処理S14)、入力されている場合はその選択さ
れた使用者コードに対応した相手先名称と電話番号を読
み出す(処理S15)。仮にテンキー入力等である場合
は、(処理S14)、その入力された電話番号を送信先
としてセットする。もちろん、使用者コードが入力され
ない状態で登録されているワンタッチキー及び短縮コー
ドが入力される場合は、使用者コードなしに対応したも
のが読み出される(処理S15)。
【0043】次に、図3に示す送信動作を図5に示すフ
ローチャートを用いて説明する。まず、相手先からCS
I又はNSF(CSI)が送られてきて(処理S2
1)、使用者コードが入力され(処理S22)、しかも
ワンタッチキー又は短縮コードによる送信である場合は
(処理S23)、相手先から送られてきた識別コード
(CSI又はNSF(CSI))を記憶する。そして、
通信モードが標準である場合は(処理24)、CSIを
記憶し(処理S25)、非標準である場合はNSF(C
SI)を記憶する(処理S26)。
【0044】次に、図3に示す出力動作を図6に示すフ
ローチャートを用いて説明する。まず、使用者コードが
入力され(処理S31)、それが存在する使用者コード
でなかったり、存在していても受信画情報がなかったり
する時は処理を終了する(処理S32)。存在する使用
者コードであり受信画情報が蓄積されている場合は、プ
リントアウトを行い(処理S33)、出力に成功したペ
ージを消去していき(処理S35)、全ページ終了した
時(処理S36)処理を終了する。途中でプロッタトラ
ブルが発生したりして出力できなかった場合は(処理S
34)、次回まで保持するために処理を終了する。
【0045】次に、図3に示す受信動作を図7に示すフ
ローチャートを用いて説明する。まず、送信元からTS
I,NSS(TSI)が送られ受信されるか否かを判定
し(処理S41)、記憶している中になければ(処理S
42)受信を拒否する。記憶している中にある場合は
(処理S42)受信画情報を画像記憶部8に蓄積し(処
理S43)、全ページ終了すると(処理S44)、送信
元のTSI又はNSS(TSI)に対応する使用者コー
ドを受信画情報に付加する(処理S45)。そして、受
信した旨を使用者に知らせるためのレポートを出力して
(処理S46)、処理を終了する。なお、受信した旨を
使用者に知らせる手段としてはレポートに限らず操作部
4上の表示装置を用いても実現することができることは
言うまでもない。また、これによって使用者に知らせる
情報としては、使用者、受信した相手先、受信時刻、ペ
ージ数等が考えられる。プライバシーの保護から受信し
た相手先の出力を行うかどうか、使用者に選択させると
いう方法も考えられる。
【0046】このように、本実施例では、個人毎の使用
者コードに対応させてワンタッチキー又は短縮コードに
個人専用の電話番号を記憶することができるため、複数
の人が1台のファクシミリ装置を恰も1人1台で操作す
るかのように使用者毎にワンタッチキー、短縮コードに
自在に登録して使用することができる。このように、相
手先の識別コードを自動的に記憶することができるの
で、登録の煩わしさ及び入力ミスの両方を解消すること
ができる。このため、入力ミスにより受信したい相手先
からの画情報がユーザーの意志に反して拒否されること
を生じないようにすることができる。
【0047】また、個人毎の使用者コードを入力しない
際は、共通で使用されるワンタッチキー又は短縮コード
が記憶可能で、個人毎の使用者コードを入力しない状態
で送信操作を行い、かつワンタッチキー又は短縮コード
を入力した時、共通で使用される電話番号を呼び出すこ
とができるため、使用者共通に送信する相手先を登録し
て使用することができ、2重登録を防止してRAMの有
効活用を図ることができる。
【0048】また、電話番号が記憶されているワンタッ
チキー又は短縮コードを使用して送信を行った際に、標
準/非標準に基づいて受信側から送られてくるCSI/
NSF(CSI)を、使用者コード毎、ワンタッチキー
毎、又は短縮コード毎に記憶し、受信した際に、相手先
から送られてくるTSI/NSS(TSI)が使用者コ
ード毎、ワンタッチキー毎、又は短縮コード毎に記憶さ
れているものの中にあるかないかを検索し、その信号が
ない時受信を拒否し、送信した実績がない相手からの受
信を行わないようにすることができるため、相手先の識
別コードを自動的に記憶することができる。このため、
相手先を手入力する手間をなくすことができ、手入力に
よる入力ミスを防ぐことができるうえ、広告FAX等の
不用な受信を防止することができる。
【0049】また、受信した際に相手先から送られてく
るTSI/NSS(TSI)が特定の使用者コードに対
応して記憶されているものの中から存在した時、その使
用者コードとともに受信した画情報を記憶し、その記憶
された画情報を使用者コードに基づいて読み出し、この
読み出された画情報をプリントアウトさせるとともに、
この画情報を消去することができるため、受信紙の使用
者毎の整理をする手間をなくすことができ、機密の保持
及びプライバシーの保護を図ることができる。
【0050】更に、記憶された画情報の有無を使用者コ
ードに対応させて報知することができるため、使用者宛
てに受信したことをすぐに知ることができる。 (実施例2) 図8は本発明の実施例2に則した通信装置の構成を示す
ブロック図である。図示例はファクシミリ装置に適用す
る場合である。図8において、21はCPUであり、この
CPU21はROM22に書き込まれたプログラムに基づい
てファクシミリ装置全体のシステムを制御し、23はCP
U21が動作するためのワークRAMを形成するととも
に、各種記憶領域を形成するRAMである。次いで、24
は操作部であり、この操作部24は、ファクシミリ装置を
操作するために必要な表示装置又はキー入力装置から構
成されており、本実施例では使用者コード、ワンタッチ
キー及び短縮コードを登録したり、選択したりする際に
も使用する。次いで、25は例えば送信原稿を所定の解像
度で読み取るスキャナであり、26は受信した画情報又は
受信したことを知らせるための受信レポートをプリント
アウトするプロッタである。27は使用者を特定するため
のカードリーダ(Card Reader)であり、28
は受信した使用者が指示するまで受信した画情報を記憶
するための画情報メモリである。そして、29はファクシ
ミリ通信に係る変復調を行うモデムであり、30はファク
シミリ通信を行う回路(電話回線)ループを形成した
り、着呼を検出したりするNCUであり、31はシステム
バスである。
【0051】本実施例では、使用者を特定するためにカ
ードリーダ27を使用する例を示している。このカードリ
ーダ27は、磁気カードでもICカードでも単純にバーコ
ードを印刷したものでも構わない。この他にもユーザー
に使用者名やIDやパスワード(Pass Word)
等をキー入力させる方法等がある。しかしながら、この
方法では、そのユーザーが使用を終了した時に、何らか
のキー入力をユーザーに要求しなければ、タイムリーに
使用の終了を判断することが難しい。カードの場合は、
カードをカードリーダ27から抜いたことを使用の終了と
見做ことができる。カードは、使用者一人一人に1枚ず
つ配布し、各々の使用者は、本実施例のファクシミリ装
置を使用する場合は、必ずカードリーダ27にカードを挿
入してから使用することとする。そして、機密保持やプ
ライバシーの保持にために、カード挿入とともにパスワ
ードの入力を求めるようにしてもよい。また、ICカー
ドを使用する場合は、図9,11に示す如く、各種情報を
個人毎のカード上に実装した不揮発性RAMに記憶する
ようにしてもよい。この場合、使用できる人数の拡張を
簡単に行うことができる。
【0052】ここで、図9は本発明の実施例2に則した
各使用者毎の情報記憶領域の構成を示す図である。本実
施例では、各使用者毎に端末識別コード及び原稿先端の
画情報のヘッダ部に挿入する名前等のページ先端受信画
像を即時出力するか否かの選択情報と、受信時に使用者
独自の端末識別コードを出力するか否かの選択情報、ポ
ーリングID(Polling ID)及びリダイヤル
番号(RedialNo.)とを記憶できるようにRA
M23上に領域を確保する。ここでは、リダイヤル番号
は、過去X回の発呼した電話番号を記憶出来るようにし
たもので、これは一つでも構わない。
【0053】次に、図10は本発明の実施例2に則した共
通の情報記憶領域の構成を示す図である。本実施例で
は、全使用者共通の端末識別コードと使用者毎の識別コ
ードを出すか出さないかの選択情報を記憶する領域をR
AM23上に設ける。仮に、使用者毎の端末識別コードを
出さないという設定にされていれば、図9中の受信時端
末識別コード出力選択の設定内容は無視される。
【0054】次に、図11は本発明の実施例2に則したワ
ンタッチキーと短縮コードの使用者毎の記憶領域の構成
を示す図である。本実施例では、同じキーやコードに使
用者数n分の電話番号、相手先名称、相手先の端末識別
コード、通信回数及び受信時の即時出力選択の設定内容
を記憶できるようにする。次に、図12は本発明の実施例
2に則した全体の動作フローを示すフローチャートであ
る。ここでは、処理S51〜S62は、全体の動作を示
しており、処理S51,S56はカードリーダ27へカー
ドを入れたり抜いたりすることによって判断し、処理S
52,S54,S59,S61はユーザーが操作部24に
設けられたキーを操作することによって判断する。本実
施例では、着信があると(処理S57)、受信動作を開
始し(処理S58)、全使用者共通の端末識別コード登
録が選択され(処理S59)、コードの登録が行われる
と(処理S60)、入力されたコードが図10の全使用者
共通端末識別コードに書き込まれる。そして、受信時端
末識別コード出力選択モードが選択され(処理S6
1)、設定が行われると(処理S62)、その情報は図
10の全使用者共通受信時端末識別コード出力選択に記憶
される。
【0055】次に、図12に示す送信動作を図13に示すフ
ローチャートを用いて説明する。ここでは、S71〜S
91には送信動作の詳細を示しており、まず、リダイヤ
キーによる宛先入力が選択されると(処理S71)、
この使用者のリダイヤル番号記憶領域から電話番号が読
み出され、操作部24の表示器に表示される(処理S7
2)。例えば、今使用者はBとすると、最初に図9のa
6に記憶されている電話番号が読み出され、さらにリダ
イヤルキーを押すと、a7から読み出される。これをX
+1回繰り返すとa6に戻る。次いで、発呼開始の指示
を検出すると(処理S73)、発呼使用としている電話
番号をa6に書き込み、各々一つづつずらし(処理S7
4)、a6には常に最新のリダイヤル番号を記憶するよ
うにする。次いで、ワンタッチキー又は短縮コードを宛
先指定に使用されていれば(処理S75)、受信側から
送出された端末識別コードをこの時の使用者の使用され
たキー又はコードの箇所に記憶する(処理S80)。例
えば、使用者Bが短縮01を使用して送信しているとす
ると、受信した相手先の端末識別コードは図11のb3に
記憶される。次に、通信回数の更新を行う(処理S8
1)。上記の例で言うと、これは図のb4に記憶してい
る回数を読み出して+1して書き込まれる。通常、標準
モードで使用されるTSIの内容はファクシミリ装置が
接続されている回線の電話番号であることが多いので、
標準モードの場合はそのまま電話番号をTSIフレーム
に入れて送出する。仮に、非標準モードの場合は(処理
S82)、アルファベットや仮名を使用することが多い
ので、使用者の個人名等が端末識別コードとして登録さ
れていれば(処理S83)、これをNSS(C)フレー
ムに入れて送出し(処理S85)、登録されていなけれ
ば(処理S83)、共通の端末識別コードを入れて送出
する(処理S84)。仮に使用者がBなら、図9のa1
に記憶されているものを使用する。次に、ページ先端が
登録されているかをチェックする(処理S86)。これ
は、使用者がBなら図9のa2に記憶されている。仮
に、登録されていれば(処理S86)、各原稿先端の画
情報に送信時刻やページ数と共に挿入する(処理S9
0)。次いで、ページ先端が登録されていなければ(処
理S86)、その使用者の端末識別コードの登録状況を
チェックし、登録されていれば(処理S87)、代わり
にこれを挿入し(処理S89)、これも登録されていな
ければ(処理S87)、全使用者共通の端末識別コード
として登録されているものをページ先端として登録する
(処理S88)。
【0056】次に、図12の設定その他の動作を図14に示
すフローチャートを用いて説明する。ここでは、S10
1 〜S114 には、各使用者毎の設定や登録リスト
出力等の動作を示しており、各々の記憶領域を使用者B
で短縮01として説明する。S102 では図11のb
1,b2,b5、S104 では図9のa2、S106
では図9のa3、S108 では図9のa3、S110
では図9のa4、S112 では図9のa5に書き込
み、S114 では図9のa1〜a5と図9の使用者B
用の全てから読み取ってリストを作成する。
【0057】次に、図12の受信動作を図15に示すフロー
チャートを用いて説明する。S121 〜S140 に
は、受信動作の詳細を示している。まず、送信元がどこ
であるかが判明するまでは、全使用者共通の端末識別コ
ードを入れたNSF(C)フレームを送出する(処理S
121 )。次いで、送信元の識別コードを受信し(処
理S121 )、それが全ての使用者の全てのワンタッ
チキーと短縮コードに対応して記憶している端末識別コ
ードの中に存在すれば(処理S123 )、受信を続行
し、送信元の識別コードが受信できなかったり(処理S
122 )、記憶しているものの中に存在しない場合は
(処理S123 )、TCF受信の後にDCNを送出
(処理S124 )して回線断する(処理S140
)。次いで、送信元の識別コードと一致するワンタッ
チキーや短縮コードを持つ使用者が複数入るかどうかを
チェックし(処理S125 )、複数いれば(処理S1
25 )、通信回数を比較し、最も通信回数の多い使用
者が一人であれば(処理S126)、一致する識別コー
ドを持つ使用者一人の場合(処理S125 )と同様
に、通信回数に+2する(処理S127 )。これは送
信の場合と同時(処理S131 )に、使用者Bで送信
元の識別コードが短縮01に記憶しているものと一致し
た場合は、図11のb4を交信することになる。なお、送
信の場合は+1(処理S131 )、受信の場合は+2
としている理由は、送信と受信の回数が全く同じ使用者
が複数いた場合に、受信回数が多い使用者を優先させる
ためである。全使用者共通の端末識別コード出力選択が
on(処理S128 )で、その使用者もonと設定し
ており(処理S129 )、非標準モードで接触された
時のみ(処理S130 )、その使用者の端末識別コー
ドをNSS(C)フレームにいれて送出する。この場合
の伝送シーケンスを図16に示す。最初は全使用者共通の
コードを入れたNSF(C)を送出し、送信元が判明す
ると、最初のTCFを無視して使用者別のコードを入れ
たNSF(C)を送出する。次に、この使用者が、即時
画像出力を設定しているかどうかを図9のa3チェック
し(処理S132)、即時出力を選択していれば(処理
S132 )、通常受信モードにセットし(処理S13
4 )、受信画情報を他人にみられないように設定してい
れば(処理S132 )、受信画像記憶モードに設定す
る(処理S133 )。そして、画情報受信を開始する
と(処理S135 )、設定された受信モードに従って
受信を行う(処理S137 〜S140 )。
【0058】なお、フローチャートには示していない
が、普通の電話を掛ける際にワンタッチキーや短縮コー
ドが使用された場合も、対応する通信回線を+1にす
る。またポーリング受信が行われた場合は、その使用者
が登録しているポーリングIDをNSC(S)に入れて
送出する。このように、本実施例では、各使用者毎にワ
ンタッチキー又は短縮コードに電話番号又は宛先名称を
登録し、かつ他の使用者から登録内容を全く見えないよ
うにするとともに、同じワンタッチキーに使用者毎に複
数登録することができる。このように、同じワンタッチ
キーや短縮コードに各使用者毎に複数登録できるように
し、使用者毎に切り替えるようにして、個々の使用者に
は自分に関係ないものは見えないようにしたため、個々
の使用者にとっては、自分には関係のないものは全く見
えないようにすることができるとともに、目的とするワ
ンタッチキーや短縮コードを探し易くすることができ、
しかも他人に登録している相手先を判らないようにする
ことができる。このため、機密の保持やプライバシーを
守れるようにすることができ、しかも同じキーやコード
の数でも、登録可能な数を飛躍的に増大させることがで
きる。
【0059】本実施例では、電話をかけたり原稿送信し
たりした際に発呼した電話番号を各々の使用者毎にリダ
イヤル電話番号を記憶する記憶手段で記憶し、次に同じ
使用者が発呼したい時にこれを呼び出して使用すること
ができる。このように、リダイヤルキーに登録されるも
のを使用者別に分けたことで各個人が使用したい電話番
号がなるべく消去されないようにしたため、リダイヤル
に折角記憶させているものを、他人によって消去される
ことがないようにすることができるので、リダイヤル
ーを効果的に利用することができる。
【0060】本実施例では、各々の使用者毎のワンタッ
チキー又は短縮コード毎に相手先の端末識別コードを記
憶し、ワンタッチキー又は短縮コード入力による送信が
行われた場合に、相手先から送られてきたNSF(CS
I)/CSIをその使用者毎の使用されたキーやコード
毎に記憶し、各使用者毎の各ワンタッチキーや短縮コー
ド毎に、通信回数をカウントしてその結果を記憶し、受
信の際に送信側から送られてきたTSI/NSS(TS
I)が、複数の使用者で記憶しているものと一致した場
合には、記憶している通信回数が最も高い使用者宛とみ
なし、仮にそれが特定できればその使用者識別情報とと
もに受信した画情報を記憶し、かつその使用者が記憶し
ている画情報の出力要求を出した時にプリントアウト
し、仮に一人の使用者に特定できなければそのまま受信
と同時にプリントアウトし、その相手先に送信した履歴
を有する使用者が全くいない場合は、受信を拒否するこ
とができる。このように、各使用者の通信回数を基に受
信した画情報を宛先と思われる使用者を自動的に判断出
来るように工夫したため、同じ相手先に対して複数の使
用者が通信した履歴があっても受信した画情報の宛先と
思われる使用者を自動的に判断することができる他、そ
の使用者が指示を出すまでプリントアウトしないため
に、他人に見られずに画情報を受け取ることができると
ともに、トレイに受信原稿が散乱することも防止するこ
とができる。
【0061】本実施例では、受信と同時にプリントアウ
トするか、あるいはその使用者が画情報の出力要求を出
さない限りプリントアウトしないかを、各使用者毎に選
択することができる。このように、各使用者が自分宛に
届いた受信原稿を受信と同時に出力するのか、自分が指
示するまで出力しないようにするのかを選択できるよう
にしたため、各使用者が、自分宛に届いた受信原稿をど
ういう扱いにするのかを適宜設定することができる。
【0062】本実施例では、各使用者毎の識別端末コー
ドを自動登録されている相手先の中で、その使用者が画
情報出力要求を出さない限りプリントアウトしないよう
にする相手先を設定することができる。このように、各
使用者がこの相手先から来るものは、他人に見られたく
ないものであれば、その相手先だけをその使用者の指示
がない限りプリントアウトしないようにすることできる
ようにしたため、各使用者が特定の相手先から来る受信
原稿を他人に見られないようにすることができる。
【0063】本実施例では、各使用者毎に端末識別コー
ドを記憶し送信する際には、その時の使用者に対応した
NSS(TSI)を送出することができる。このため、
各使用者に端末識別コードを登録できるとともに、使用
者によって送信時に送出する端末識別コードを変えるこ
とができる。本実施例では、全使用者共通の端末識別コ
ードを記憶し、着呼の際はこれに記憶されている端末識
別コードをNSF(CSI)フレームに入れて送出する
ことができる。このように、受信の際は、全使用者共通
の端末識別コードを送出するようにしたため、受信の際
に、送信元の相手先が特定できるまでは、どの使用者に
対して送られてきたものかを判断することはできないの
で、全使用者共通の端末識別コードを送出することがで
きる。
【0064】本実施例では、送信する際にその使用者用
の端末識別コードが記憶されていない時は、全使用者共
通の端末識別コードを記憶する記憶手段に記憶されてい
るコードをNSS(TSI)フレームに入れて送出する
ことができる。このように、送信の際にその使用者用の
端末識別コードが登録されていない場合は、代わりに全
使用者共通の端末識別コードを使用するにようにしたた
め、使用者が自分専用の端末識別コードの登録を行わな
くても自動的に全使用者共通の端末識別コードを送出す
ることができる。
【0065】本実施例では、着呼の際に送信側からNS
Sが来るまでは前記共通端末識別コードをNSF(CS
I)フレームに入れて送出し、NSS(TSI)を受け
た時に、その内容が特定の使用者に対応して記憶されて
いるものの中に存在すれば、CFR/FTTを出す代わ
りにその使用者に対応した端末識別コードをいれたNS
F(TSI)をNSF(S)とともに送出することがで
きる。このように、送信元が判明してからは、その相手
先に送信した実績のある使用者の端末識別コードを送り
直すようにしたため、送信元が判明した後は、宛先の使
用者を判断し、その使用者専用の端末識別コードを送出
することで送信元に対して宛先を判断された使用者を伝
えることができる。
【0066】本実施例では、送信側から送られてきたN
SS(TSI)が、複数の使用者に対応して記憶してい
るものであれば、CFR/FTTの代わりに、その時の
相手先に対して最も通信頻度の高い使用者に対応した端
末識別コードを入れたNSF(TSI)をNSF(S)
とともに送出し、仮に一人の使用者が特定できない場合
はそのまま通常の受信を行うことができる。このよう
に、判明した送信元に送信した実績のある使用者が複数
いた場合の対応策として、上記送信回数によって評価し
て送出する端末識別コードを決定するようにしたため、
同じ相手先に対して複数の使用者が通信した履歴があっ
ても、各々の通信頻度を評価することにより、その結果
によって宛先を判断して、判断した宛先の使用者独自の
端末識別コードを出力することができる。
【0067】本実施例では、使用者に対応した端末識別
コードを入れたNSF(TSI)を出すか否かの設定
を、共通あるいは使用者毎に設定することができる。こ
のため、この動作を行うかどうかを共通あるいは使用者
毎に設定することができるので、使用者の都合に対応す
ることができ、利便性を向上させることができる。本実
施例では、各使用者毎にページ先端を登録し、送信時に
その使用者に応じたページ先端を各原稿先端の画情報に
挿入することができる。このように、画情報のページの
先端に挿入するページ先端を各使用者毎に変えられるよ
うにしたため、送信原稿に自動的に使用者独自のページ
先端を挿入することができるので、利便性を向上させる
ことができる。
【0068】本実施例では、仮に、送信している使用者
に対応したページ先端登録手段に何も登録されていない
場合は、端末識別コード記憶手段に記憶されていればそ
れを、それも記憶されていなければ共通の端末識別コー
ドの内容を各送信原稿先端の画情報に挿入することがで
きる。このように、仮にある使用者がページ先端の登録
をしなかった場合には、各使用者毎あるいは共通の端末
識別コードを画情報に挿入するようにしたため、使用者
が個人のページ先端を登録しなかった場合にも、それを
判断して自動的にその使用者の端末識別コードか、ある
いは全使用者共通コードかを入れることができるので、
登録していない場合も何らかの情報をページ先端として
挿入することができる。
【0069】本実施例では、各々の使用者毎に簡単な操
作でワンタッチキー又は短縮コードその他の登録状況を
一覧するリストを出力することができる。このように、
各々の使用者毎に自分だけのワンタッチキーや短縮コー
ド、その他の登録一覧を出力できるようにしたため、各
使用者毎に自分だけの登録内容をすぐに見ることができ
る。
【0070】本実施例では、各々の使用者毎にポーリン
グIDを登録し、ポーリング受信を行う時はこのIDを
使用することができる。このように、各々の使用者毎に
独自のポーリングIDを使用できるようにしたため、各
使用者独自のポーリングIDを使用してポーリング受信
を行うことができる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、1台の通信装置を複数
の人数で使用できる点を損なわずに相手先の識別コード
を自動的に記憶することができ、登録の煩わしさ及び入
力ミスの両方を解消することができ、入力ミスにより受
信したい相手先からの画情報がユーザーの意志に反して
拒否されることを生じないようにすることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に則した通信装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の実施例1に則した使用者コード、相手
先名称、電話番号及び識別コードの関係を示す図であ
る。
【図3】本発明の実施例1に則した全体の動作フローを
示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施例1に則した宛先選択動作を示す
フローチャートである。
【図5】本発明の実施例1に則した送信動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の実施例1に則した出力動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の実施例1に則した受信動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】本発明の実施例2に則した通信装置の構成を示
すブロック図である。
【図9】本発明の実施例2に則した各使用者毎の情報記
憶領域の構成を示す図である。
【図10】本発明の実施例2に則した共通の情報記憶領
域の構成を示す図である。
【図11】本発明の実施例2に則したワンタッチキーと
短縮コードの使用者毎の記憶領域の構成を示す図であ
る。
【図12】本発明の実施例2に則した全体の動作フロー
を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施例2に則した送信動作を示すフ
ローチャートである。
【図14】本発明の実施例2に則した設定その他の動作
を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施例2に則した受信動作を示すフ
ローチャートである。
【図16】本発明の実施例2に則した伝送シーケンスを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 操作部 5 スキャナ 6 プロッタ 7 電話番号/識別コード記憶部 8 画像記憶部 9 モデム 10 NCU 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 操作部 25 スキャナ 26 プロッタ 27 カードリーダ 28 画情報メモリ 29 モデム 30 NCU 31 システムバス
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 H04N 1/32

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファクシミリ通信による画像データを受信
    する画像データ受信手段と、該画像データ受信手段によ
    り受信された画像データに基づいてハードコピーをプリ
    ントアウトするプロッタと、送信のための電話番号を特
    定のワンタッチキー又は短縮コードに対応させて記憶す
    る記憶手段とを有する通信装置において、 個人毎の使用者コードに対応させて、ワンタッチキー又
    は短縮コードに個人専用に電話番号を記憶する記憶手段
    と、 電話番号が記憶されているワンタッチキー又は短縮コー
    ドを使用して送信を行った際に、標準/非標準に基づい
    て受信側から送られてくる被呼端末識別信号/非標準機
    能識別信号(被呼端末識別信号)を、使用者コード毎、
    ワンタッチキー毎、又は短縮コード毎に記憶する記憶手
    段と、 受信した際に、相手先から送られてくる送信端末識別信
    号/非標準機能設定信号(送信端末識別信号)が使用者
    コード毎、ワンタッチキー毎、又は短縮コード毎に記憶
    されているものの中にあるかないかを検索する信号検索
    手段と、 該信号がない時受信を拒否する受信拒否手段と
    を設けることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】受信した際に、相手先から送られてくる送
    信端末識別信号/非標準機能設定信号(送信端末識別信
    号)が特定の使用者コードに対応して記憶されているも
    のの中に存在した時、その使用者コードとともに受信し
    た画情報を記憶する画像記憶手段と、該画像記憶手段に
    記憶された画情報を、使用者コードに基づいて読み出す
    データ読み出し手段と、 該データ読み出し手段で読み出された画情報を前記プロ
    ッタによりプリントアウトさせるとともに、該画情報を
    該画像記憶手段から消去する出力制御手段とを設けるこ
    とを特徴とする請求項記載の通信装置。
  3. 【請求項3】前記画像記憶手段に記憶された画情報の有
    無を使用者コードに対応させて報知する報知手段を設け
    ることを特徴とする請求項記載の通信装置。
  4. 【請求項4】装置の操作を行う際に、操作している使用
    者を特定する手段を有する通信装置において、使用者毎 にワンタッチキー又は短縮コードに電話番号又
    は宛先名称を登録し、使用者毎の登録情報を見ようとす
    る者が使用者毎の登録情報を見る権限を有するか否かを
    識別するとともに、同じワンタッチキーに使用者毎に複
    数登録する登録手段と、 使用者毎のワンタッチキー又は短縮コード毎に相手先の
    端末識別コードを記憶する第1の記憶手段と、 ワンタッチキー又は短縮コード入力による送信が行われ
    た場合に、相手先から送られてきた非標準機能識別信号
    (被呼端末識別信号)/被呼端末識別信号をその使用者
    毎に使用されたキー又はコード毎に記憶し、使用者毎の
    各ワンタッチキー又は短縮コード毎に、通信回数をカウ
    ントしてその結果を記憶する第2の記憶手段と、 受信の際に送信側から送られてきた送信端末識別信号/
    非標準機能設定信号(送信端末識別信号)が、複数の使
    用者で記憶しているものと一致した場合は、該第2の記
    憶手段に記憶している通信回数が最も高い使用者宛とみ
    なし、仮にそれが特定できればその使用者識別情報とと
    もに受信した画情報を記憶するとともに、その使用者が
    記憶している画情報の出力要求を出した時にプリントア
    ウトし、仮に一人の使用者に特定できなければそのまま
    受信と同時にプリントアウトし、その相手先に送信した
    履歴を有する使用者が全くいない場合は、受信を拒否す
    る制御手段と を設けることを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】受信と同時にプリントアウトするか、ある
    いはその使用者が画情報の出力要求を出さない限りプリ
    ントアウトしないかを、使用者毎に選択するプリントア
    ウト選択手段を設けることを特徴とする請求項記載の
    通信装置。
  6. 【請求項6】使用者毎の端末識別コードを自動登録され
    ている相手先の中で、その使用者が画情報出力要求を出
    さない限りプリントアウトしないようにする相手先を設
    定する相手先設定手段を設けることを特徴とする請求項
    記載の通信装置。
  7. 【請求項7】装置の操作を行う際に、操作している使用
    者を特定する手段を有する通信装置において、 使用者毎にワンタッチキー又は短縮コードに電話番号又
    は宛先名称を登録し、使用者毎の登録情報を見ようとす
    る者が使用者毎の登録情報を見る権限を有するか否かを
    識別するとともに、同じワンタッチキーに使用者毎に複
    数登録する登録手段と、 使用者毎に 端末識別コードを記憶するコード記憶手段
    と、 送信する際にはその時の使用者に対応した非標準機能設
    定信号(送信端末識別信号)を送出する信号送出手段
    を設けることを特徴とする通信装置。
  8. 【請求項8】全使用者共通の端末識別コードを記憶する
    コード記憶手段と、着呼の際はこれに記憶されている端
    末識別コードを非標準機能識別信号(被呼端末識別信
    号)フレームに入れて送出する信号フレーム送出手段を
    設けることを特徴とする請求項記載の通信装置。
  9. 【請求項9】送信する際に、その使用者用の端末識別コ
    ードが記憶されていない時は、全使用者共通の端末識別
    コードを記憶するコード記憶手段と、 該記憶手段に記憶されているコードを非標準機能設定信
    号(NSF(CSI))フレームに入れて送出する信号
    フレーム送出手段とを設けることを特徴とする請求項
    記載の通信装置。
  10. 【請求項10】着呼の際に送信側から非標準機能設定信
    号が来るまでは前記共通端末識別コードを非標準機能識
    別信号(被呼端末識別信号)フレームに入れて送出し、
    非標準機能設定信号(送信端末識別信号)を受けた時
    に、その内容が特定の使用者に対応して記憶されている
    ものの中に存在すれば、受信準備確認信号/トレーニン
    グ失敗信号を出す代わりにその使用者に対応した端末識
    別コードを入れた非標準機能識別信号(送信端末識別信
    号)を非標準機能識別信号(NSF(CSI))ととも
    に送出する信号送出手段を設けることを特徴とする請求
    記載の通信装置。
  11. 【請求項11】送信側から送られてきた非標準機能設定
    信号(送信端末識別信号)が、複数の使用者に対応して
    記憶しているものであれば、受信準備確認信号/トレー
    ニング失敗信号の代わりに、その時の相手先に対して最
    も通信頻度の高い使用者に対応した端末識別コードを入
    れた非標準機能識別信号(送信端末識別信号)を非標準
    機能識別信号(NSF(CSI))とともに送出し、仮
    に一人の使用者が特定できない場合はそのまま通常の受
    信を行う制御手段を設けることを特徴とする請求項10
    記載の通信装置。
  12. 【請求項12】使用者に対応した端末識別コードを入れ
    た非標準機能識別信号(送信端末識別信号)を出すか否
    かを、共通あるいは使用者毎に設定する信号設定手段を
    設けることを特徴とする請求項10または11記載の通
    信装置。
  13. 【請求項13】装置の操作を行う際に、操作している使
    用者を特定する手段を有する通信装置において、 使用者毎にワンタッチキー又は短縮コードに電話番号又
    は宛先名称を登録し、使用者毎の登録情報を見ようとす
    る者が使用者毎の登録情報を見る権限を有するか否かを
    識別するとともに、同じワンタッチキーに使用者毎に複
    数登録する登録手段と、 使用者毎に ポーリングIDを登録する登録手段と、 ポーリング受信を行う時は該IDを使用する制御手段
    を設けることを特徴とする通信装置。
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