JPH06133089A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

Info

Publication number
JPH06133089A
JPH06133089A JP4281575A JP28157592A JPH06133089A JP H06133089 A JPH06133089 A JP H06133089A JP 4281575 A JP4281575 A JP 4281575A JP 28157592 A JP28157592 A JP 28157592A JP H06133089 A JPH06133089 A JP H06133089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
code
terminal identification
signal
stored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4281575A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3302414B2 (ja
Inventor
Koichiro Maemura
浩一郎 前村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP28157592A priority Critical patent/JP3302414B2/ja
Publication of JPH06133089A publication Critical patent/JPH06133089A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3302414B2 publication Critical patent/JP3302414B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、通信装置に関し、1台の通信装置
を複数の人数で使用できる点を損なわずに相手先の識別
コードを自動的に記憶することができ、登録の煩わしさ
及び入力ミスの両方を解消することができ、入力ミスに
より受信したい相手先からの画情報がユーザーの意志に
反して拒否されることを生じないようにすることができ
る通信装置を提供することを目的とする。 【構成】 ファクシミリ通信による画像データを受信す
る画像データ受信手段と、該画像データ受信手段により
受信された画像データに基づいてハードコピーをプリン
トアウトするプロッタと、送信のための電話番号を特定
のワンタッチキー又は短縮コードに対応させて記憶する
記憶手段とを有する通信装置において、個人毎の使用者
コードに対応させてワンタッチキー又は短縮コードに個
人専用に電話番号を記憶する記憶手段を設けるように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】本発明は、通信装置に係り、詳し
くは、ファクシミリ装置のように静止画像を通信する通
信装置に適用することができ、特に、1台の通信装置を
複数の人数で使用できる点を損なわずに相手先の識別コ
ードを自動的に記憶して、登録の煩わしさ及び入力ミス
の両方を解消することができる通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信装置については、例えば、特
願平3−110665号の先願例があり、ここでは、個
人毎の使用者コードに対応させて少なくとも1つ以上の
相手先の送信端末コードを登録する送信端末コード登録
部と、受信した相手先の送信端末コードを判別するコー
ド判別部と、判別された送信端末コードが前記送信端末
コード登録部に登録されているかどうかを検索するコー
ド検索部と、前記送信端末コード登録部に検索対象の送
信端末コードが登録されている場合に、この送信端末コ
ードに対応する使用者コードと共に画像データを記憶す
る画像記憶部と、この画像記憶部に記憶された画像デー
タを使用者コードによって読み出すデータ読み出し部
と、読み出された画像データを前記プロッタによりプリ
ントアウトさせると共に、プリントアウトされた画像デ
ータを前記画像記憶部から消去する出力制御部とを有す
るように構成するため、親展送信等の特別な通信モード
を使用しなくても、受信側のみの設定で、個人宛てに送
られたファクシミリ通信を他人に見られることなく受信
することができる他、使用者が随時自分宛てのファクシ
ミリ通信のみをプリントアウトすることができるので、
受信トレイに無差別に排紙された受信原稿を整理する必
要もなく、使い勝手を向上させることができるという利
点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の通信装置では、受信する可能性のある相手先の
識別コードを手入力で登録しなければならず、このよう
に相手先の識別コードを手入力で登録するのはユーザー
にとって面倒で煩わしさがあった。また、相手先の識別
コードを手入力で登録すると、入力ミスする恐れがあっ
た。そして、この手入力による入力ミスにより受信した
い相手先からの画情報がユーザーの意志に反して拒否さ
れることがあった。
【0004】そこで本発明は、1台の通信装置を複数の
人数で使用する点を損なわずに相手先の識別コードを自
動的に記憶することができ、登録の煩わしさ及び入力ミ
スの両方を解消することができ、入力ミスにより受信し
たい相手先からの画情報がユーザーの意志に反して拒否
されることを生じないようにすることができる通信装置
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するために手段】請求項1記載の発明は、
ファクシミリ通信による画像データを受信する画像デー
タ受信手段と、該画像データ受信手段により受信された
画像データに基づいてハードコピーをプリントアウトす
るプロッタと、送信のための電話番号を特定のワンタッ
チキー又は短縮コードに対応させて記憶する記憶手段と
を有する通信装置において、個人毎の使用者コードに対
応させて、ワンタッチキー又は短縮コードに個人専用に
電話番号を記憶する記憶手段を設けることを特徴とする
ものである。
【0006】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、個人毎の使用者コードを入力しない際
は、共通で使用されるワンタッチキー又は短縮コードが
記憶可能で、個人毎の使用者コードを入力しない状態で
送信操作を行い、かつワンタッチキー又は短縮コードを
入力した時、共通で使用される電話番号を呼び出す呼び
出し手段を有することを特徴とするものである。
【0007】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、電話番号が記憶されているワンタッチ
キー又は短縮コードを使用して送信を行った際に、標準
/非標準に基づいて受信側から送られてくる被呼端末識
別信号/非標準機能識別信号(被呼端末識別信号)を、
使用者コード、ワンタッチキー又は短縮コード毎に記憶
する記憶手段と、受信した際に、相手先から送られてく
る送信端末識別信号/非標準機能設定信号(送信端末識
別信号)が使用者コード、ワンタッチキー又は短縮コー
ド毎に記憶されているものの中にあるかないかを検索す
る信号検索手段と、該信号がない時受信を拒否する受信
拒否手段とを設けることを特徴とするものである。
【0008】請求項4記載の発明は、上記請求項3に記
載の発明において、受信した際に、相手先から送られて
くる送信端末識別信号/非標準機能設定信号(送信端末
識別信号)が特定の使用者コードに対応して記憶されて
いるものの中に存在した時、その使用者コードとともに
受信した画情報を記憶する画像記憶手段と、該画像記憶
手段に記憶された画情報を、使用者コードに基づいて読
み出すデータ読み出し手段と、該データ読み出し手段で
読み出された画情報を前記プロッタによりプリントアウ
トさせるとともに、該画情報を該画像記憶手段から消去
する出力制御手段とを設けることを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項5記載の発明は、上記請求項4記載
の発明において、前記画像記憶手段に記憶された画情報
の有無を使用者コードに対応させて報知する報知手段を
設けることを特徴とするものである。請求項6記載の発
明は、装置の操作を行う際に、操作している使用者を特
定する手段を有する通信装置において、各使用者毎にワ
ンタッチキー又は短縮コードに電話番号又は宛先名称を
登録し、かつ他の使用者からは登録内容を見えないよう
にするとともに、同じワンタッチキーに使用者毎に複数
登録する登録手段を設けることを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項7記載の発明は、上記請求項6記載
の発明において、各々の使用者毎にレジアル電話番号を
記憶する記憶手段と、電話をかけたり原稿送信したりし
た際に発呼した電話番号を該記憶手段に記憶し、次に同
じ使用者が発呼したい時にこれを呼び出して使用する制
御手段とを設けることを特徴とするものである。請求項
8記載の発明において、上記請求項7記載の発明におい
て、各々の使用者毎のワンタッチキー又は短縮コード毎
に相手先の端末識別コードを記憶する第1の記憶手段
と、ワンタッチキー又は短縮コード入力による送信が行
われた場合に、相手先から送られてきた非標準機能識別
信号(被呼端末識別信号)/被呼端末識別信号をその使
用者毎に使用されたキー又はコード毎に記憶し、各使用
者毎の各ワンタッチキー又は短縮コード毎に、通信回数
をカウントしてその結果を記憶する第2の記憶手段と、
受信の際に送信側から送られてきた送信端末識別信号/
被標準機能設定信号(送信端末識別信号)が、複数の使
用者で記憶しているものと一致した場合は、該第2の記
憶手段に記憶している通信回数が最も高い使用者宛とみ
なし、仮にそれが特定できればその使用者識別情報とと
もに受信した画情報を記憶するとともに、その使用者が
記憶している画情報の出力要求を出した時にプリントア
ウトし、仮に一人の使用者に特定できなければそのまま
受信と同時にプリントアウトし、その相手先に送信した
履歴を有する使用者が全くいない場合は、受信を拒否す
る制御手段とを設けることを特徴とするものである。
【0011】請求項9記載の発明は、上記請求項8記載
の発明において、受信と同時にプリントアウトするか、
あるいはその使用者が画情報の出力要求を出さない限り
プリントアウトしないかを、各使用者毎に選択するプリ
ントアウト選択手段を設けることを特徴とするものであ
る。請求項10記載の発明は、上記請求項9記載の発明に
おいて、各使用者毎の端末識別コードを自動登録されて
いる相手先の中で、その使用者が画情報出力要求を出さ
ない限りプリントアウトしないようにする相手先を設定
する相手先設定手段を設けることを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項11記載の発明は、上記請求項10記載
の発明において、各使用者毎に端末識別コードを記憶す
るコード記憶手段と、送信する際にはその時の使用者に
対応した非標準機能設定信号(送信端末識別信号)を送
出する信号送出手段を設けることを特徴とするものであ
る。請求項12記載の発明は、上記請求項11記載の発明に
おいて、全使用者共通の端末識別コードを記憶するコー
ド記憶手段と、着呼の際はこれに記憶されている端末識
別コードを非標準機能識別信号(被呼端末識別信号)フ
レームに入れて送出する信号フレーム送出手段を設ける
ことを特徴とするものである。
【0013】請求項13記載の発明は、上記請求項12記載
の発明において、送信する際に、その使用者用の端末識
別コードが記憶されていない時は、全使用者共通の端末
識別コードを記憶するコード記憶手段と、該記憶手段に
記憶されているコードを非標準機能設定信号(NSF
(CIS))フレームに入れて送出する信号フレーム送
出手段とを設けることを特徴とするものである。
【0014】請求項14記載の発明は、上記請求項13記載
の発明において、着呼の際に送信側から非標準機能設定
信号が来るまでは前記共通端末識別コードを非標準機能
識別信号(被呼端末識別信号)フレームに入れて送出
し、非標準機能設定信号(送信端末識別信号)を受けた
時に、その内容が特定の使用者に対応して記憶されてい
るものの中に存在すれば、受信準備確認信号/トレーニ
ング失敗信号を出す代わりにその使用者に対応した端末
識別コードを入れた非標準機能識別信号(送信端末識別
信号)を非標準機能識別信号(NSF(TIS))とと
もに送出する信号送出手段を設けることを特徴とするも
のである。
【0015】請求項15記載の発明は、上記請求項14記載
の発明において、送信側から送られてきた非標準機能設
定信号(送信端末識別信号)が、複数の使用者に対応し
て記憶しているものであれば、受信準備確認信号/トレ
ーニング失敗信号の代わりに、その時の相手先に対して
最も通信頻度の高い使用者に対応した端末識別コードを
入れた非標準機能識別信号(送信端末識別信号)を非標
準機能識別信号(NSF(TIS))とともに送出し、
仮に一人の使用者が特定できない場合はそのまま通常の
受信を行う制御手段を設けることを特徴とするものであ
る。
【0016】請求項16記載の発明は、上記請求項14乃至
15記載の発明において、使用者に対応した端末識別コー
ドを入れた非標準機能識別信号(送信端末識別信号)を
出すか否かを、共通あるいは使用者毎に設定する信号設
定手段を設けることを特徴とするものである。請求項17
記載の発明は、上記請求項6記載の発明において、各使
用者毎にページ先端を登録するページ先端登録手段と、
送信時にその使用者に応じたページ先端を各原稿先端の
画情報に挿入するページ先端挿入手段を設けることを特
徴とするものである。
【0017】請求項18記載の発明は、上記請求項17記載
の発明において、仮に送信している使用者に対応したペ
ージ先端登録手段に何も登録されていない場合は、前記
端末識別コード記憶手段に記憶されていればそれを、そ
れも記憶されていなければ共通の端末識別コードの内容
を各送信原稿先端の画情報に挿入する挿入手段を設ける
ことを特徴とするものである。
【0018】請求項19記載の発明は、上記請求項18記載
の発明において、各々の使用者毎にワンタッチキー又は
短縮コードでその他の登録状況を一覧できるリストを出
力するリスト出力手段を設けることを特徴とするもので
ある。請求項20記載の発明は、上記請求項19記載の発明
において、各々の使用者毎にポーリングIDを登録する
登録手段と、ポーリング受信を行う時は該IDを使用す
る制御手段を設けることを特徴とするものである。
【0019】
【作用】従来の通信装置では、前述した如く、受信する
可能性のある相手先の識別コードを手入力で登録しなけ
ればならず、このように相手先の識別コードを手入力で
登録するのはユーザーにとって面倒で煩わしさがあっ
た。また、相手先の識別コードを手入力で登録すると、
入力ミスする恐れがあった。そして、この手入力による
入力ミスにより受信したい相手先からの画情報がユーザ
ーの意志に反して拒否されることがあった。
【0020】そこで、上記問題を解決するために、請求
項1記載の発明では、個人毎の使用者コードに対応させ
てワンタッチキー又は短縮コードに個人専用の電話番号
を記憶することができるため、複数の人が1台のファク
シミリ装置を恰も1人1台で操作するかのように使用者
毎にワンタッチキー、短縮コードに自在に登録して使用
することができる。このように、相手先の識別コードを
自動的に記憶することができるので、登録の煩わしさ及
び入力ミスの両方を解消することができる。このため、
入力ミスにより受信したい相手先からの画情報がユーザ
ーの意志に反して拒否されることを生じないようにする
ことができる。
【0021】請求項2記載の発明では、個人毎の使用者
コードを入力しない際は、共通で使用されるワンタッチ
キー又は短縮コードが記憶可能で、個人毎の使用者コー
ドを入力しない状態で送信操作を行い、かつワンタッチ
キー又は短縮コードを入力した時、共通で使用される電
話番号を呼び出すことができるため、使用者共通に送信
する相手先を登録して使用することができるので、2重
登録を防止してRAMの有効活用を図ることができる。
【0022】請求項3記載の発明では、電話番号が記憶
されているワンタッチキー又は短縮コードを使用して送
信を行った際に、標準/非標準に基づいて受信側から送
られてくるCSI/NSF(CSI)を、使用者コー
ド、ワンタッチキー又は短縮コード毎に記憶し、受信し
た際に、相手先から送られてくるTSI/NSS(TS
I)が使用者コード、ワンタッチキー又は短縮コード毎
に記憶されているものの中にあるかないかを検索し、そ
の信号がない時受信を拒否し、送信した実績がない相手
からの受信を行わないようにすることができるため、相
手先の識別コードを自動的に記憶することができる。こ
のため、相手先を手入力する手間をなくすことができ、
手入力による入力ミスを防ぐことができるうえ、広告F
AX等の不用な受信を防止することができる。
【0023】請求項4記載の発明では、受信した際に、
相手先から送られてくるTSI/NSS(TSI)が特
定の使用者コードに対応して記憶されているものの中か
ら存在した時、その使用者コードとともに受信した画情
報を記憶し、この記憶された画情報を使用者コードに基
づいて読み出し、この読み出された画情報をプリントア
ウトさせるとともに、この画情報を消去することができ
るため、受信紙の使用者毎の整理をする手間をなくすこ
とができ、機密の保持及びプライバシーの保護を図るこ
とができる。
【0024】請求項5記載の発明では、画情報記憶手段
に記憶された画情報の有無を使用者コードに対応させて
報知することができるため、使用者宛てに受信したこと
をすぐに知ることができる。次に、従来のファクシミリ
装置では、1台のファクシミリ装置を複数の人が使用す
る場合が多いが、複数の人が使用することを考慮にいれ
て作られてはいなかった。例えば、ワンタッチキーが1
00以上も持っているものが知られているが、使用者一
人ひとりにとっては、そのうちの殆どは使用することが
全くない無関係なキーとなっていた。そして、多くの人
が使えるようにとワンタッチキーを多く装備したもの
の、実際に使用する個人にとっては、その内の大部分の
キーは、自分が送信したい相手先が登録されたキーを探
すためには邪魔な存在以外の何物でもなかった。例えば
テンキーによって発呼したものがレジアル(Redia
l)に記憶されたのに、その後他人が発呼したためにそ
れが書き換えられてしまい、また同じ所に発呼したいの
にレジアルが使えずに再度電話番号を入れ直すというこ
とがあった。そこで、従来では複数の使用者に対して送
られてきた受信原稿がトレイ上に散乱しないようにし
た、例えば、特願平3−110665号の先願のもので
は、全ての使用者や相手先に対して受信と同時にプリン
トアウトをせずに記憶するために、かなり大きな画像メ
モリが必要となり、受信原稿を手にするまでに随分時間
が掛かるという不具合があった。更に、複数の人が同じ
相手先の端末識別コードを記憶している場合への対応方
法を全く考慮していなかった。また、従来のファクシミ
リ装置では、端末識別コードや原稿先端の画情報に名前
等を挿入するページ先端(Page Header)
は、1つしか登録できなかったために、使用者が異なっ
ていても全て同じであった。また、部門毎にカードを用
意して料金管理等を行うものはあったが、使用者毎のも
のではなかった。
【0025】さて、近年、家庭でもファクシミリ装置が
使用され始めているが、家族一人一人に各々1台のファ
クシミリ装置、1回線を用意するのはまだ現実的ではな
く、どうしても1台のファクシミリ装置を家族全員で使
用することになる。また、オフィスでもフロアーや部門
毎に1台のファクシミリ装置を設置し、複数の人がそれ
を使用する場合が多い。そして、ファクシミリ装置は、
複数の使用者で操作されることが多いという現実がある
にも関わらず、前述したような様々な問題を抱えてい
た。
【0026】そこで、上記問題を解決するために、請求
項6記載の発明では、各使用者毎にワンタッチキー又は
短縮コードに電話番号又は宛先名称を登録し、かつ他の
使用者から登録内容を全く見えないようにするととも
に、同じワンタッチキーに使用者毎に複数登録すること
ができる。このように、同じワンタッチキーや短縮コー
ドに各使用者毎に複数登録できるようにし、使用者毎に
切り替えるようにして、個々の使用者には自分に関係な
いものは見えないようにしたため、個々の使用者にとっ
ては、自分には関係のないものは全く見えないようにす
ることができるとともに、目的とするワンタッチキーや
短縮コードを探し易くすることができ、しかも他人に登
録している相手先を判らないようにすることができる。
このため、機密の保持やプライバシーを守れるようにす
ることができ、しかも同じキーやコードの数でも、登録
可能な数を飛躍的に増大させることができる。
【0027】請求項7記載の発明では、電話をかけたり
原稿送信したりした際に発呼した電話番号を各々の使用
者毎にレジアル電話番号を記憶する記憶手段で記憶し、
次に同じ使用者が発呼したい時にこれを呼び出して使用
することができる。このように、レジアルキーに登録さ
れるものを使用者別に分けたことで各個人が使用したい
電話番号をなるべく消去されないようにしたため、レジ
アルに折角記憶させているものを、他人によって消され
ることがないようにすることができるので、レジアルキ
ーを効果的に利用することができる。
【0028】請求項8記載の発明では、各々の使用者毎
のワンタッチキー又は短縮コード毎に相手先の端末識別
コードを記憶し、ワンタッチキー又は短縮コード入力に
よる送信が行われた場合に、相手先から送られてきたN
SF(CSI)/CSIをその使用者毎の使用されたキ
ー又はコード毎に記憶し、各使用者毎の各ワンタッチキ
ー又は短縮コード毎に、通信回数をカウントしてその結
果を記憶し、受信の際に送信側から送られてきたTSI
/NSS(TSI)が、複数の使用者で記憶しているも
のと一致した場合には、記憶している通信回数が最も高
い使用者宛とみなし、仮にそれが特定できればその使用
者識別情報とともに受信した画情報を記憶し、かつその
使用者が記憶している画情報の出力要求を出した時にプ
リントアウトし、仮に一人の使用者に特定できなければ
そのまま受信と同時にプリントアウトし、その相手先に
送信した履歴を有する使用者が全くいない場合は、受信
を拒否することができる。このように、各使用者の通信
回数を基に受信した画情報の宛先と思われる使用者を自
動的に判断することができるようにしたため、同じ相手
先に対して複数の使用者が通信した履歴があっても受信
した画情報の宛先と思われる使用者を自動的に判断する
ことができる他、その使用者が指示を出すまでプリント
アウトしないために、他人に見られずに画情報を受け取
ることができるとともに、トレイに受信原稿が散乱する
ことも防止することができる。
【0029】請求項9記載の発明では、受信と同時にプ
リントアウトするか、あるいはその使用者が画情報の出
力要求を出さない限りプリントアウトしないかを各使用
者毎に選択することができる。このように、各使用者
が、自分宛に届いた受信原稿を受信と同時に出力するの
か、あるいは自分が指示するまで出力しないようにする
のかを選択できるようにしたため、各使用者が、自分宛
に届いた受信原稿をどういう取り扱いにするのかを適宜
設定することができる。
【0030】請求項10記載の発明では、各使用者毎の端
末識別コードを自動登録されている相手先の中で、その
使用者が画情報出力要求を出さない限りプリントアウト
しないようにする相手先を設定することができる。この
ように、各使用者がこの相手先から来るものは、他人に
見られたくないものであれば、その相手先だけを使用者
の指示がない限りプリントアウトしないようにすること
ができるようにしたため、各使用者が特定の相手先から
来る受信原稿を他人に見られないようにすることができ
る。
【0031】請求項11記載の発明では、各使用者毎に端
末識別コードを記憶し、送信する際にはその時の使用者
に対応したNSS(TSI)を送出することができる。
このため、各使用者毎に端末識別コードを登録すること
ができるとともに、使用者によって送信時に送出する端
末識別コードを変えることができる。請求項12記載の発
明では、全使用者共通の端末識別コードを記憶し、着呼
の際はこれに記憶されている端末識別コードをNSF
(CIS)フレームに入れて送出することができる。こ
のように、受信の際は、全使用者共通の端末識別コード
を送出するようにしたため、この受信の際に、送信元の
相手先が特定できるまでは、どの使用者に対して送られ
てきたものかを判断することはできないので、全使用者
共通の端末識別コードを送出することができる。
【0032】請求項13記載の発明では、送信する際にそ
の使用者用の端末識別コードが記憶されていない時は、
全使用者共通の端末識別コードを記憶する記憶手段に記
憶されているコードをNSS(TSI)フレームに入れ
て送出することができる。このように、送信の際にその
使用者用の端末識別コードが登録されていない場合は、
代わりに全使用者共通の端末識別コードを使用するよう
にしたため、使用者が自分専用の端末識別コードの登録
を行わなくても自動的に全使用者共通の端末識別コード
を送出することができる。
【0033】請求項14記載の発明では、着呼の際に送信
側からNSSが来るまでは前記共通端末識別コードをN
SF(CSI)フレームに入れて送出し、NSS(TS
I)を受けた時に、その内容が特定の使用者に対応して
記憶されているものの中に存在すれば、CFR/FTT
を出す代わりにその使用者に対応した端末識別コードを
入れたNSF(TSI)をNSF(TIS)とともに送
出することができる。このように、送信元から判明して
からは、その相手先に送信した実績のある使用者の端末
識別コードを送り直すようにしたため、送信元が判明し
た後は、宛先の使用者を判断し、その使用者専用の端末
識別コードを送出することで送信元に対して宛先と判断
された使用者を伝えることができる。
【0034】請求項15記載の発明では、送信側から送ら
れてきたNSS(TSI)が、複数の使用者に対応して
記憶しているものであれば、CFR/FTTの代わり
に、その時の相手先に対して最も通信頻度の高い使用者
に対応した端末識別コードを入れたNSF(TSI)を
NSF(TIS)とともに送出し、仮に一人の使用者が
特定できない場合はそのまま通常の受信を行うことがで
きる。このように、判明した送信元に送信した実績のあ
る使用者が複数いた場合の対応策として、請求項9で示
した送信回数によって評価して送出する端末識別コード
を決定するようにしたため、同じ相手先に対して複数の
使用者が通信した履歴があっても、各々の通信頻度を評
価することにより、その結果によって宛先を判断して、
判断した宛先の使用者独自の端末識別コードを出力する
ことができる。
【0035】請求項16記載の発明では、使用者に対応し
た端末識別コードを入れたNSF(TSI)を出すか否
かの設定を、共通あるいは使用者毎に設定することがで
きる。このため、請求項14,15によって通信時間が長く
なるために、この動作を行うかどうかを共通あるいは使
用者毎に設定することができるので、使用者の都合に対
応することができ、利便性を向上させることができる。
【0036】請求項17記載の発明では、各使用者毎にペ
ージ先端を登録し、送信時にその使用者に応じたページ
先端を各原稿先端の画情報に挿入することができる。こ
のように、画情報のページの先端に挿入するページ先端
を各使用者毎に変えられるようにしたため、送信原稿に
自動的に使用者独自のぺージ先端を挿入することができ
るので、利便性を向上させることができる。
【0037】請求項18記載の発明では、仮に、送信して
いる使用者に対応したページ先端登録手段に何も登録さ
れていない場合は、上記請求項12に示す端末識別コード
記憶手段に記憶されていればそれを、それも記憶されて
いなければ共通の端末識別コードの内容を各送信原稿先
端の画情報に挿入することができる。このように、仮に
ある使用者がページ先端の登録をしなかった場合には、
各使用者毎あるいは共通の端末識別コードを画情報に挿
入するようにしたため、使用者が個人のページ先端を登
録しなかった場合にも、それを判断して自動的にその使
用者の端末識別コードか、あるいは全使用者共通コード
かを入れることができるので、登録していない場合も何
らかの情報をページ先端として挿入することができる。
【0038】請求項19記載の発明では、各々の使用者毎
に簡単な操作でワンタッチキー又は短縮コードその他の
登録状況を一覧するリストを出力することができる。こ
のように、各々の使用者毎に自分だけのワンタッチキー
や短縮コード、その他の登録一覧を出力できるようにし
たため、各使用者毎に自分だけの登録内容をすぐに見る
ことができる。
【0039】請求項20記載の発明では、各々の使用者毎
にポーリングIDを登録し、ポーリング受信を行う時は
このIDを使用することができる。このように、各々の
使用者毎に独自のポーリングIDを使用できるようにし
たため、各使用者独自のポーリングIDを使用してポー
リング受信を行うことができる。
【0040】
【実施例】(実施例1)図1は本発明の実施例1に則し
た通信装置の構成を示すブロック図である。図示例はフ
ァクシミリ装置に適用する場合である。図1において、
1はCPUであり、このCPU1はROM2に書き込ま
れたプログラムに基づいてファクシミリ装置全体のシス
テムを制御し、RAM3は、CPU1の動作に必要なワ
ークエリアやデータを記憶する。次いで、操作部4は、
ファクシミリ装置を操作するために必要な表示装置又は
キー入力装置から構成されており、本実施例では使用者
コード、ワンタッチキー及び短縮コードを登録したり、
選択したりする際にも使用する。次いで、スキャナ5
は、例えば送信原稿を所定の解像度で読み取り、プロッ
タ6は、受信した画情報又は受信したことを知らせるた
めの受信レポートをプリントアウトし、電話番号/識別
コード記憶部7は、例えばRAMにより構成されてお
り、この電話番号/識別コード記憶部7には個人毎の使
用者コードとワンタッチキー及び短縮コードに対応させ
て、各々の相手先名称、電話番号、識別コードが登録さ
れる。そして、画像記憶部8は、電話番号/識別コード
記憶部7に登録されている通信端末コードを有する画情
報が、対応する使用者コードとともに記憶され、モデム
9は、ファクシミリ通信に係る変復調を行い、NCU
(網制御装置)10はファクシミリ通信を行う回線(電話
回線)ループを形成したり、着呼を検出したりする。な
お、11はシステムバスである。
【0041】次に、図2は本発明の実施例1に則した使
用者コード、相手先名称、電話番号及び識別コードの関
係を示す図である。識別コード以外は、使用者が手入力
するものであり、使用者コードを入力した後で、相手先
名称と電話番号をワンタッチキー、短縮コード毎に入力
する。使用者コードは何桁かの番号であってもよいし、
イニシャルであってもよいし、直接名前を入力する方式
であってもよく、何れの方法であっても構わない。使用
者コードが入力されない状態で登録を行うと、使用者コ
ードなし、即ち共通のものとして処理が行われ、使用者
コードの入力のない状態でワンタッチキー、短縮コード
が送信操作のために選択されると、共通のものが読み出
される。識別コードは、各々の使用者コードでワンタッ
チキー及び短縮コードが使用されて送信が行われた際
に、自動的に相手先から送られてきたCSI又はNSF
(CSI)が記憶される。これらのものは全て電話番号
/識別コード記憶部7に記憶される。
【0042】次に、図3は本発明の実施例1に則した全
体の動作フローを示すフローチャートである。ここで
は、相手先名称と電話番号の登録については上記の通り
であるので省略する。まず、送信操作が行われるか否か
をチェックし(処理S1 )、これは操作部4が操作され
るか、又は原稿がセットされたかで判断する。送信操作
が行われると宛先を選択し(処理S2 )、送信動作を行
う(処理S3 )。一方、送信操作が行われない場合は画
情報の出力動作の要求があるか否かをチェックし(処理
4 )、これも操作部4の所定の操作により判断する。
そして、出力要求がある場合は出力動作を行い(処理S
5 )、一方、出力要求がない場合は、着呼の有無をチェ
ックする(処理S6 )。これはNCU10で所定の周波数
が回線に存在するか否かで判断し、着呼する場合は受信
動作を行う(処理S7 )。次に、図3に示す宛先選択動
作を図4に示すフローチャートを用いて説明する。ま
ず、デフォルトとして共通のワンタッチキー及び短縮コ
ードを選択し(処理S11)、使用者コードが入力されい
ているか否かを判定し(処理S12)、仮に使用者コード
が入力され、それが存在している場合は入力された使用
者コードに対応したワンタッチキー及び短縮コードを選
択する(処理S13)、その後に、ワンタッチキー及び短
縮コードが入力されているか否かを判定し(処理
14)、入力されている場合はその選択された使用者コ
ードに対応した相手先名称と電話番号を読み出す(処理
15)。仮にテンキー入力等である場合は、(処理
14)、その入力された電話番号を送信先としてセット
する。もちろん、使用者コードが入力されない状態で登
録されているワンタッチキー及び短縮コードが入力され
る場合は、使用者コードなしに対応したものが読み出さ
れる(処理S15)。
【0043】次に、図3に示す送信動作を図5に示すフ
ローチャートを用いて説明する。まず、相手先からCS
I又はNSF(CSI)が送られてきて(処理S21)、
使用者コードが入力され(処理S22)、しかもワンタッ
チキー又は短縮コードによる送信である場合は(処理S
23)、相手先から送られてきた識別コード(CSI又は
NSF(CSI))を記憶する。そして、通信モードが
標準である場合は(処理24)、CSIを記憶し(処理S
25)、非標準である場合はNSF(CSI)を記憶する
(処理S26)。
【0044】次に、図3に示す出力動作を図6に示すフ
ローチャートを用いて説明する。まず、使用者コードが
入力され(処理S31)、それが存在する使用者コードで
なかったり、存在していても受信画情報がなかったりす
る時は処理を終了する(処理S32)。存在する使用者コ
ードであり受信画情報が蓄積されている場合は、プリン
トアウトを行い(処理S33)、出力に成功したページを
消去していき(処理S 35)、全ページ終了した時(処理
36)処理を終了する。途中でプロッタトラブルが発生
したりして出力できなかった場合は(処理S34)、次回
まで保持するために処理を終了する。
【0045】次に、図3に示す受信動作を図7に示すフ
ローチャートを用いて説明する。まず、送信元からTS
I,NSS(TSI)が送られ受信されるか否かを判定
し(処理S41)、記憶している中になければ(処理
42)受信を拒否する。記憶している中にある場合は
(処理S42)受信画情報を画像記憶部8に蓄積し(処理
43)、全ページ終了すると(処理S44)、送信元のT
SI又はNSS(TSI)に対応する使用者コードを受
信画情報に付加する(処理S45)。そして、受信した旨
を使用者に知らせるためのレポートを出力して(処理S
46)、処理を終了する。なお、受信した旨を使用者に知
らせる手段としてはレポートに限らず操作部4上の表示
装置を用いても実現することができることは言うまでも
ない。また、これによって使用者に知らせる情報として
は、使用者、受信した相手先、受信時刻、ページ数等が
考えられる。プライバシーの保護から受信した相手先の
出力を行うかどうか、使用者に選択させるという方法も
考えられる。
【0046】このように、本実施例では、個人毎の使用
者コードに対応させてワンタッチキー又は短縮コードに
個人専用の電話番号を記憶することができるため、複数
の人が1台のファクシミリ装置を恰も1人1台で操作す
るかのように使用者毎にワンタッチキー、短縮コードに
自在に登録して使用することができる。このように、相
手先の識別コードを自動的に記憶することができるの
で、登録の煩わしさ及び入力ミスの両方を解消すること
ができる。このため、入力ミスにより受信したい相手先
からの画情報がユーザーの意志に反して拒否されること
を生じないようにすることができる。
【0047】また、個人毎の使用者コードを入力しない
際は、共通で使用されるワンタッチキー又は短縮コード
が記憶可能で、個人毎の使用者コードを入力しない状態
で送信操作を行い、かつワンタッチキー又は短縮コード
を入力した時、共通で使用される電話番号を呼び出すこ
とができるため、使用者共通に送信する相手先を登録し
て使用することができ、2重登録を防止してRAMの有
効活用を図ることができる。
【0048】また、電話番号が記憶されているワンタッ
チキー又は短縮コードを使用して送信を行った際に、標
準/非標準に基づいて受信側から送られてくるCSI/
NSF(CSI)を、使用者コード、ワンタッチキー又
は短縮コード毎に記憶し、受信した際に、相手先から送
られてくるTSI/NSS(TSI)が使用者コード、
ワンタッチキー又は短縮コード毎に記憶されているもの
の中にあるかないかを検索し、その信号がない時受信を
拒否し、送信した実績がない相手からの受信を行わない
ようにすることができるため、相手先の識別コードを自
動的に記憶することができる。このため、相手先を手入
力する手間をなくすことができ、手入力による入力ミス
を防ぐことができるうえ、広告FAX等の不用な受信を
防止することができる。
【0049】また、受信した際に相手先から送られてく
るTSI/NSS(TSI)が特定の使用者コードに対
応して記憶されているものの中から存在した時、その使
用者コードとともに受信した画情報を記憶し、その記憶
された画情報を使用者コードに基づいて読み出し、この
読み出された画情報をプリントアウトさせるとともに、
この画情報を消去することができるため、受信紙の使用
者毎の整理をする手間をなくすことができ、機密の保持
及びプライバシーの保護を図ることができる。
【0050】更に、記憶された画情報の有無を使用者コ
ードに対応させて報知することができるため、使用者宛
てに受信したことをすぐに知ることができる。 (実施例2)図8は本発明の実施例2に則した通信装置
の構成を示すブロック図である。図示例はファクシミリ
装置に適用する場合である。図8において、21はCPU
であり、このCPU21はROM22に書き込まれたプログ
ラムに基づいてファクシミリ装置全体のシステムを制御
し、23はCPU21が動作するためのワークRAMを形成
するとともに、各種記憶領域を形成するRAMである。
次いで、24は操作部であり、この操作部24は、ファクシ
ミリ装置を操作するために必要な表示装置又はキー入力
装置から構成されており、本実施例では使用者コード、
ワンタッチキー及び短縮コードを登録したり、選択した
りする際にも使用する。次いで、25は例えば送信原稿を
所定の解像度で読み取るスキャナであり、26は受信した
画情報又は受信したことを知らせるための受信レポート
をプリントアウトするプロッタである。27は使用者を特
定するためのカードリーダ(Card Reader)
であり、28は受信した使用者が指示するまで受信した画
情報を記憶するための画情報メモリである。そして、29
はファクシミリ通信に係る変復調を行うモデムであり、
30はファクシミリ通信を行う回路(電話回線)ループを
形成したり、着呼を検出したりするNCUであり、31は
システムバスである。
【0051】本実施例では、使用者を特定するためにカ
ードリーダ27を使用する例を示している。このカードリ
ーダ27は、磁気カードでもICカードでも単純にバーコ
ードを印刷したものでも構わない。この他にもユーザー
に使用者名やIDやパスワード(Pass Word)
等をキー入力させる方法等がある。しかしながら、この
方法では、そのユーザーが使用を終了した時に、何らか
のキー入力をユーザーに要求しなければ、タイムリーに
使用の終了を判断することが難しい。カードの場合は、
カードをカードリーダ27から抜いたことを使用の終了と
見做ことができる。カードは、使用者一人一人に1枚ず
つ配布し、各々の使用者は、本実施例のファクシミリ装
置を使用する場合は、必ずカードリーダ27にカードを挿
入してから使用することとする。そして、機密保持やプ
ライバシーの保持にために、カード挿入とともにパスワ
ードの入力を求めるようにしてもよい。また、ICカー
ドを使用する場合は、図9,11に示す如く、各種情報を
個人毎のカード上に実装した不揮発性RAMに記憶する
ようにしてもよい。この場合、使用できる人数の拡張を
簡単に行うことができる。
【0052】ここで、図9は本発明の実施例2に則した
各使用者毎の情報記憶領域の構成を示す図である。本実
施例では、各使用者毎に端末識別コード及びページ先端
受信画像を即時出力するか否かの選択情報と、受信時に
使用者独自の端末識別コードを出力するか否かの選択情
報、ポーリングID(Polling ID)及びレジ
アル番号(Redial No.)とを記憶できるよう
にRAM23上に領域を確保する。ここでは、レジアル番
号は、過去X回の発呼した電話番号を記憶出来るように
したもので、これは一つでも構わない。
【0053】次に、図10は本発明の実施例2に則した共
通の情報記憶領域の構成を示す図である。本実施例で
は、全使用者共通の端末識別コードと使用者毎の識別コ
ードを出すか出さないかの選択情報を記憶する領域をR
AM23上に設ける。仮に、使用者毎の端末識別コードを
出さないという設定にされていれば、図9中の受信時端
末識別コード出力選択の設定内容は無視される。
【0054】次に、図11は本発明の実施例2に則したワ
ンタッチキーと短縮コードの使用者毎の記憶領域の構成
を示す図である。本実施例では、同じキーやコードに使
用者数n分の電話番号、相手先名称、相手先の端末識別
コード、通信回数及び受信時の即時出力選択の設定内容
を記憶できるようにする。次に、図12は本発明の実施例
2に則した全体の動作フローを示すフローチャートであ
る。ここでは、処理S51〜S62は、全体の動作を示して
おり、処理S51,S56はカードリーダ27へカードを入れ
たり抜いたりすることによって判断し、処理S52
54,S59,S61はユーザーが操作部24に設けられたキ
ーを操作することによって判断する。本実施例では、着
信があると(処理S57)、受信動作を開始し(処理
58)、全使用者共通の端末識別コード登録が選択され
(処理S59)、コードの登録が行われると(処理
60)、入力されたコードが図10の全使用者共通端末識
別コードに書き込まれる。そして、受信時端末識別コー
ド出力選択モードが選択され(処理S61)、設定が行わ
れると(処理S62)、その情報は図10の全使用者共通受
信時端末識別コード出力選択に記憶される。
【0055】次に、図12に示す送信動作を図13に示すフ
ローチャートを用いて説明する。ここでは、S71〜S91
には送信動作の詳細を示しており、まず、レジアルキー
による宛先入力が選択されると(処理S71)、この使用
者のレジアル番号記憶領域から電話番号が読み出され、
操作部24の表示器に表示される(処理S72)。例えば、
今使用者はBとすると、最初に図9のa6に記憶されて
いる電話番号が読み出され、さらにレジアルキーを押す
と、a7から読み出される。これをX+1回繰り返すと
a6に戻る。次いで、発呼開始の指示を検出すると(処
理S73)、発呼使用としている電話番号をa6に書き込
み、各々一つづつずらし(処理S74)、a6には常に最
新のレジアル番号を記憶するようにする。次いで、ワン
タッチキー又は短縮コードを宛先指定に使用されていれ
ば(処理S75)、受信側から送出された端末識別コード
をこの時の使用者の使用されたキー又はコードの箇所に
記憶する(処理S80)。例えば、使用者Bが短縮01を
使用して送信しているとすると、受信した相手先の端末
識別コードは図11のb3に記憶される。次に、通信回数
の更新を行う(処理S81)。上記の例で言うと、これは
図のb4に記憶している回数を読み出して+1して書き
込まれる。通常、標準モードで使用されるTSIの内容
はファクシミリ装置が接続されている回線の電話番号で
あることが多いので、標準モードの場合はそのまま電話
番号をTSIフレームに入れて送出する。仮に、非標準
モードの場合は(処理S82)、アルファベットや仮名を
使用することが多いので、使用者の個人名等が端末識別
コードとして登録されていれば(処理S83)、これをN
SS(C)フレームに入れて送出し(処理S85)、登録
されていなければ(処理S83)、共通の端末識別コード
を入れて送出する(処理S84)。仮に使用者がBなら、
図9のa1に記憶されているものを使用する。次に、ペ
ージ先端が登録されているかをチェックする(処理
86)。これは、使用者がBなら図9のa2に記憶され
ている。仮に、登録されていれば(処理S86)、各原稿
先端の画情報に送信時刻やページ数と共に挿入する(処
理S90)。次いで、ページ先端が登録されていなければ
(処理S86)、その使用者の端末識別コードの登録状況
をチェックし、登録されていれば(処理S87)、代わり
にこれを挿入し(処理S89)、これも登録されていなけ
れば(処理S87)、全使用者共通の端末識別コードとし
て登録されているものをページ先端として登録する(処
理S88)。
【0056】次に、図12の設定その他の動作を図14に示
すフローチャートを用いて説明する。ここでは、S101
〜S114 には、各使用者毎の設定や登録リスト出力等の
動作を示しており、各々の記憶領域を使用者Bで短縮0
1として説明する。S102 では図11のb1,b2,b
5、S104 では図9のa2、S106 では図9のa3、S
108 では図9のa3、S110 では図9のa4、S112
は図9のa5に書き込み、S114 では図9のa1〜a5
と図9の使用者B用の全てから読み取ってリストを作成
する。
【0057】次に、図12の受信動作を図15に示すフロー
チャートを用いて説明する。S121〜S140 には、受信
動作の詳細を示している。まず、送信元がどこであるか
が判明するまでは、全使用者共通の端末識別コードを入
れたNSF(C)フレームを送出する(処理S121 )。
次いで、送信元の識別コードを受信し(処理S121 )、
それが全ての使用者の全てのワンタッチキーと短縮コー
ドに対応して記憶している端末識別コードの中に存在す
れば(処理S123 )、受信を続行し、送信元の識別コー
ドが受信できなかったり(処理S122 )、記憶している
ものの中に存在しない場合は(処理S123 )、TCF受
信の後にDCNを送出(処理S124 )して回線断する
(処理S140 )。次いで、送信元の識別コードと一致す
るワンタッチキーや短縮コードを持つ使用者が複数入る
かどうかをチェックし(処理S125)、複数いれば(処
理S125 )、通信回数を比較し、最も通信回数の多い使
用者が一人であれば(処理S126 )、一致する識別コー
ドを持つ使用者一人の場合(処理S125 )と同様に、通
信回数に+2する(処理S127 )。これは送信の場合と
同時(処理S131 )に、使用者Bで送信元の識別コード
が短縮01に記憶しているものと一致した場合は、図11
のb4を交信することになる。なお、送信の場合は+1
(処理S131 )、受信の場合は+2としている理由は、
送信と受信の回数が全く同じ使用者が複数いた場合に、
受信回数が多い使用者を優先させるためである。全使用
者共通の端末識別コード出力選択がon(処理S128
で、その使用者もonと設定しており(処理S129 )、
非標準モードで接触された時のみ(処理S130 )、その
使用者の端末識別コードをNSS(C)フレームにいれ
て送出する。この場合の伝送シーケンスを図16に示す。
最初は全使用者共通のコードを入れたNSF(C)を送
出し、送信元が判明すると、最初のTCFを無視して使
用者別のコードを入れたNSF(C)を送出する。次
に、この使用者が、即時画像出力を設定しているかどう
かを図9のa3チェックし(処理S132 )、即時出力を
選択していれば(処理S132 )、通常受信モードにセッ
トし(処理S13 4 )、受信画情報を他人にみられないよ
うに設定していれば(処理S132 )、受信画像記憶モー
ドに設定する(処理S133 )。そして、画情報受信を開
始すると(処理S135 )、設定された受信モードに従っ
て受信を行う(処理S137 〜S14 0 )。
【0058】なお、フローチャートには示していない
が、普通の電話を掛ける際にワンタッチキーや短縮コー
ドが使用された場合も、対応する通信回線を+1にす
る。またポーリング受信が行われた場合は、その使用者
が登録しているポーリングIDをNSC(S)に入れて
送出する。このように、本実施例では、各使用者毎にワ
ンタッチキー又は短縮コードに電話番号又は宛先名称を
登録し、かつ他の使用者から登録内容を全く見えないよ
うにするとともに、同じワンタッチキーに使用者毎に複
数登録することができる。このように、同じワンタッチ
キーや短縮コードに各使用者毎に複数登録できるように
し、使用者毎に切り替えるようにして、個々の使用者に
は自分に関係ないものは見えないようにしたため、個々
の使用者にとっては、自分には関係のないものは全く見
えないようにすることができるとともに、目的とするワ
ンタッチキーや短縮コードを探し易くすることができ、
しかも他人に登録している相手先を判らないようにする
ことができる。このため、機密の保持やプライバシーを
守れるようにすることができ、しかも同じキーやコード
の数でも、登録可能な数を飛躍的に増大させることがで
きる。
【0059】本実施例では、電話をかけたり原稿送信し
たりした際に発呼した電話番号を各々の使用者毎にレジ
アル電話番号を記憶する記憶手段で記憶し、次に同じ使
用者が発呼したい時にこれを呼び出して使用することが
できる。このように、レジアルキーに登録されるものを
使用者別に分けたことで各個人が使用したい電話番号が
なるべく消去されないようにしたため、レジアルに折角
記憶させているものを、他人によって消去されることが
ないようにすることができるので、レジアルキーを効果
的に利用することができる。
【0060】本実施例では、各々の使用者毎のワンタッ
チキー又は短縮コード毎に相手先の端末識別コードを記
憶し、ワンタッチキー又は短縮コード入力による送信が
行われた場合に、相手先から送られてきたNSF(CS
I)/CSIをその使用者毎の使用されたキーやコード
毎に記憶し、各使用者毎の各ワンタッチキーや短縮コー
ド毎に、通信回数をカウントしてその結果を記憶し、受
信の際に送信側から送られてきたTSI/NSS(TS
I)が、複数の使用者で記憶しているものと一致した場
合には、記憶している通信回数が最も高い使用者宛とみ
なし、仮にそれが特定できればその使用者識別情報とと
もに受信した画情報を記憶し、かつその使用者が記憶し
ている画情報の出力要求を出した時にプリントアウト
し、仮に一人の使用者に特定できなければそのまま受信
と同時にプリントアウトし、その相手先に送信した履歴
を有する使用者が全くいない場合は、受信を拒否するこ
とができる。このように、各使用者の通信回数を基に受
信した画情報を宛先と思われる使用者を自動的に判断出
来るように工夫したため、同じ相手先に対して複数の使
用者が通信した履歴があっても受信した画情報の宛先と
思われる使用者を自動的に判断することができる他、そ
の使用者が指示を出すまでプリントアウトしないため
に、他人に見られずに画情報を受け取ることができると
ともに、トレイに受信原稿が散乱することも防止するこ
とができる。
【0061】本実施例では、受信と同時にプリントアウ
トするか、あるいはその使用者が画情報の出力要求を出
さない限りプリントアウトしないかを、各使用者毎に選
択することができる。このように、各使用者が自分宛に
届いた受信原稿を受信と同時に出力するのか、自分が指
示するまで出力しないようにするのかを選択できるよう
にしたため、各使用者が、自分宛に届いた受信原稿をど
ういう扱いにするのかを適宜設定することができる。
【0062】本実施例では、各使用者毎の識別端末コー
ドを自動登録されている相手先の中で、その使用者が画
情報出力要求を出さない限りプリントアウトしないよう
にする相手先を設定することができる。このように、各
使用者がこの相手先から来るものは、他人に見られたく
ないものであれば、その相手先だけをその使用者の指示
がない限りプリントアウトしないようにすることできる
ようにしたため、各使用者が特定の相手先から来る受信
原稿を他人に見られないようにすることができる。
【0063】本実施例では、各使用者毎に端末識別コー
ドを記憶し送信する際には、その時の使用者に対応した
NSS(TSI)を送出することができる。このため、
各使用者に端末識別コードを登録できるとともに、使用
者によって送信時に送出する端末識別コードを変えるこ
とができる。本実施例では、全使用者共通の端末識別コ
ードを記憶し、着呼の際はこれに記憶されている端末識
別コードをNSF(CIS)フレームに入れて送出する
ことができる。このように、受信の際は、全使用者共通
の端末識別コードを送出するようにしたため、受信の際
に、送信元の相手先が特定できるまでは、どの使用者に
対して送られてきたものかを判断することはできないの
で、全使用者共通の端末識別コードを送出することがで
きる。
【0064】本実施例では、送信する際にその使用者用
の端末識別コードが記憶されていない時は、全使用者共
通の端末識別コードを記憶する記憶手段に記憶されてい
るコードをNSS(TSI)フレームに入れて送出する
ことができる。このように、送信の際にその使用者用の
端末識別コードが登録されていない場合は、代わりに全
使用者共通の端末識別コードを使用するにようにしたた
め、使用者が自分専用の端末識別コードの登録を行わな
くても自動的に全使用者共通の端末識別コードを送出す
ることができる。
【0065】本実施例では、着呼の際に送信側からNS
Sが来るまでは前記共通端末識別コードをNSF(CS
I)フレームに入れて送出し、NSS(TSI)を受け
た時に、その内容が特定の使用者に対応して記憶されて
いるものの中に存在すれば、CFR/FTTを出す代わ
りにその使用者に対応した端末識別コードをいれたNS
F(TSI)をNSF(TIS)とともに送出すること
ができる。このように、送信元が判明してからは、その
相手先に送信した実績のある使用者の端末識別コードを
送り直すようにしたため、送信元が判明した後は、宛先
の使用者を判断し、その使用者専用の端末識別コードを
送出することで送信元に対して宛先を判断された使用者
を伝えることができる。
【0066】本実施例では、送信側から送られてきたN
SS(TSI)が、複数の使用者に対応して記憶してい
るものであれば、CFR/FTTの代わりに、その時の
相手先に対して最も通信頻度の高い使用者に対応した端
末識別コードを入れたNSF(TSI)をNSF(TI
S)とともに送出し、仮に一人の使用者が特定できない
場合はそのまま通常の受信を行うことができる。このよ
うに、判明した送信元に送信した実績のある使用者が複
数いた場合の対応策として、上記送信回数によって評価
して送出する端末識別コードを決定するようにしたた
め、同じ相手先に対して複数の使用者が通信した履歴が
あっても、各々の通信頻度を評価することにより、その
結果によって宛先を判断して、判断した宛先の使用者独
自の端末識別コードを出力することができる。
【0067】本実施例では、使用者に対応した端末識別
コードを入れたNSF(TSI)を出すか否かの設定
を、共通あるいは使用者毎に設定することができる。こ
のため、この動作を行うかどうかを共通あるいは使用者
毎に設定することができるので、使用者の都合に対応す
ることができ、利便性を向上させることができる。本実
施例では、各使用者毎にページ先端を登録し、送信時に
その使用者に応じたページ先端を各原稿先端の画情報に
挿入することができる。このように、画情報のページの
先端に挿入するページ先端を各使用者毎に変えられるよ
うにしたため、送信原稿に自動的に使用者独自のページ
先端を挿入することができるので、利便性を向上させる
ことができる。
【0068】本実施例では、仮に、送信している使用者
に対応したページ先端登録手段に何も登録されていない
場合は、端末識別コード記憶手段に記憶されていればそ
れを、それも記憶されていなければ共通の端末識別コー
ドの内容を各送信原稿先端の画情報に挿入することがで
きる。このように、仮にある使用者がページ先端の登録
をしなかった場合には、各使用者毎あるいは共通の端末
識別コードを画情報に挿入するようにしたため、使用者
が個人のページ先端を登録しなかった場合にも、それを
判断して自動的にその使用者の端末識別コードか、ある
いは全使用者共通コードかを入れることができるので、
登録していない場合も何らかの情報をページ先端として
挿入することができる。
【0069】本実施例では、各々の使用者毎に簡単な操
作でワンタッチキー又は短縮コードその他の登録状況を
一覧するリストを出力することができる。このように、
各々の使用者毎に自分だけのワンタッチキーや短縮コー
ド、その他の登録一覧を出力できるようにしたため、各
使用者毎に自分だけの登録内容をすぐに見ることができ
る。
【0070】本実施例では、各々の使用者毎にポーリン
グIDを登録し、ポーリング受信を行う時はこのIDを
使用することができる。このように、各々の使用者毎に
独自のポーリングIDを使用できるようにしたため、各
使用者独自のポーリングIDを使用してポーリング受信
を行うことができる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、1台の通信装置を複数
の人数で使用できる点を損なわずに相手先の識別コード
を自動的に記憶することができ、登録の煩わしさ及び入
力ミスの両方を解消することができ、入力ミスにより受
信したい相手先からの画情報がユーザーの意志に反して
拒否されることを生じないようにすることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に則した通信装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の実施例1に則した使用者コード、相手
先名称、電話番号及び識別コードの関係を示す図であ
る。
【図3】本発明の実施例1に則した全体の動作フローを
示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施例1に則した宛先選択動作を示す
フローチャートである。
【図5】本発明の実施例1に則した送信動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の実施例1に則した出力動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の実施例1に則した受信動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】本発明の実施例2に則した通信装置の構成を示
すブロック図である。
【図9】本発明の実施例2に則した各使用者毎の情報記
憶領域の構成を示す図である。
【図10】本発明の実施例2に則した共通の情報記憶領域
の構成を示す図である。
【図11】本発明の実施例2に則したワンタッチキーと短
縮コードの使用者毎の記憶領域の構成を示す図である。
【図12】本発明の実施例2に則した全体の動作フローを
示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施例2に則した送信動作を示すフロ
ーチャートである。
【図14】本発明の実施例2に則した設定その他の動作を
示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施例2に則した受信動作を示すフロ
ーチャートである。
【図16】本発明の実施例2に則した伝送シーケンスを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 操作部 5 スキャナ 6 プロッタ 7 電話番号/識別コード記憶部 8 画像記憶部 9 モデム 10 NCU 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 操作部 25 スキャナ 26 プロッタ 27 カードリーダ 28 画情報メモリ 29 モデム 30 NCU 31 システムバス

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファクシミリ通信による画像データを受信
    する画像データ受信手段と、該画像データ受信手段によ
    り受信された画像データに基づいてハードコピーをプリ
    ントアウトするプロッタと、送信のための電話番号を特
    定のワンタッチキー又は短縮コードに対応させて記憶す
    る記憶手段とを有する通信装置において、個人毎の使用
    者コードに対応させて、ワンタッチキー又は短縮コード
    に個人専用に電話番号を記憶する記憶手段を設けること
    を特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】個人毎の使用者コードを入力しない際は、
    共通で使用されるワンタッチキー又は短縮コードが記憶
    可能で、個人毎の使用者コードを入力しない状態で送信
    操作を行い、かつワンタッチキー又は短縮コードを入力
    した時、共通で使用される電話番号を呼び出す呼び出し
    手段を有することを特徴とする請求項1記載の通信装
    置。
  3. 【請求項3】電話番号が記憶されているワンタッチキー
    又は短縮コードを使用して送信を行った際に、標準/非
    標準に基づいて受信側から送られてくる被呼端末識別信
    号/非標準機能識別信号(被呼端末識別信号)を、使用
    者コード、ワンタッチキー又は短縮コード毎に記憶する
    記憶手段と、受信した際に、相手先から送られてくる送
    信端末識別信号/非標準機能設定信号(送信端末識別信
    号)が使用者コード、ワンタッチキー又は短縮コード毎
    に記憶されているものの中にあるかないかを検索する信
    号検索手段と、該信号がない時受信を拒否する受信拒否
    手段とを設けることを特徴とする請求項1記載の通信装
    置。
  4. 【請求項4】受信した際に、相手先から送られてくる送
    信端末識別信号/非標準機能設定信号(送信端末識別信
    号)が特定の使用者コードに対応して記憶されているも
    のの中に存在した時、その使用者コードとともに受信し
    た画情報を記憶する画像記憶手段と、該画像記憶手段に
    記憶された画情報を、使用者コードに基づいて読み出す
    データ読み出し手段と、該データ読み出し手段で読み出
    された画情報を前記プロッタによりプリントアウトさせ
    るとともに、該画情報を該画像記憶手段から消去する出
    力制御手段とを設けることを特徴とする請求項3記載の
    通信装置。
  5. 【請求項5】前記画像記憶手段に記憶された画情報の有
    無を使用者コードに対応させて報知する報知手段を設け
    ることを特徴とする請求項4記載の通信装置。
  6. 【請求項6】装置の操作を行う際に、操作している使用
    者を特定する手段を有する通信装置において、各使用者
    毎にワンタッチキー又は短縮コードに電話番号又は宛先
    名称を登録し、かつ他の使用者からは登録内容を見えな
    いようにするとともに、同じワンタッチキーに使用者毎
    に複数登録する登録手段を設けることを特徴とする通信
    装置。
  7. 【請求項7】各々の使用者毎にレジアル電話番号を記憶
    する記憶手段と、電話をかけたり原稿送信したりした際
    に発呼した電話番号を該記憶手段に記憶し、次に同じ使
    用者が発呼したい時にこれを呼び出して使用する制御手
    段とを設けることを特徴とする請求項6記載の通信装
    置。
  8. 【請求項8】各々の使用者毎のワンタッチキー又は短縮
    コード毎に相手先の端末識別コードを記憶する第1の記
    憶手段と、ワンタッチキー又は短縮コード入力による送
    信が行われた場合に、相手先から送られてきた非標準機
    能識別信号(被呼端末識別信号)/被呼端末識別信号を
    その使用者毎に使用されたキー又はコード毎に記憶し、
    各使用者毎の各ワンタッチキー又は短縮コード毎に、通
    信回数をカウントしてその結果を記憶する第2の記憶手
    段と、受信の際に送信側から送られてきた送信端末識別
    信号/被標準機能設定信号(送信端末識別信号)が、複
    数の使用者で記憶しているものと一致した場合は、該第
    2の記憶手段に記憶している通信回数が最も高い使用者
    宛とみなし、仮にそれが特定できればその使用者識別情
    報とともに受信した画情報を記憶するとともに、その使
    用者が記憶している画情報の出力要求を出した時にプリ
    ントアウトし、仮に一人の使用者に特定できなければそ
    のまま受信と同時にプリントアウトし、その相手先に送
    信した履歴を有する使用者が全くいない場合は、受信を
    拒否する制御手段とを設けることを特徴とする請求項6
    記載の通信装置。
  9. 【請求項9】受信と同時にプリントアウトするか、ある
    いはその使用者が画情報の出力要求を出さない限りプリ
    ントアウトしないかを、各使用者毎に選択するプリント
    アウト選択手段を設けることを特徴とする請求項8記載
    の通信装置。
  10. 【請求項10】各使用者毎の端末識別コードを自動登録さ
    れている相手先の中で、その使用者が画情報出力要求を
    出さない限りプリントアウトしないようにする相手先を
    設定する相手先設定手段を設けることを特徴とする請求
    項8記載の通信装置。
  11. 【請求項11】各使用者毎に端末識別コードを記憶するコ
    ード記憶手段と、送信する際にはその時の使用者に対応
    した非標準機能設定信号(送信端末識別信号)を送出す
    る信号送出手段を設けることを特徴とする請求項6記載
    の通信装置。
  12. 【請求項12】全使用者共通の端末識別コードを記憶する
    コード記憶手段と、着呼の際はこれに記憶されている端
    末識別コードを非標準機能識別信号(被呼端末識別信
    号)フレームに入れて送出する信号フレーム送出手段を
    設けることを特徴とする請求項8記載の通信装置。
  13. 【請求項13】送信する際に、その使用者用の端末識別コ
    ードが記憶されていない時は、全使用者共通の端末識別
    コードを記憶するコード記憶手段と、該記憶手段に記憶
    されているコードを非標準機能設定信号(NSF(CI
    S))フレームに入れて送出する信号フレーム送出手段
    とを設けることを特徴とする請求項12記載の通信装置。
  14. 【請求項14】着呼の際に送信側から非標準機能設定信号
    が来るまでは前記共通端末識別コードを非標準機能識別
    信号(被呼端末識別信号)フレームに入れて送出し、非
    標準機能設定信号(送信端末識別信号)を受けた時に、
    その内容が特定の使用者に対応して記憶されているもの
    の中に存在すれば、受信準備確認信号/トレーニング失
    敗信号を出す代わりにその使用者に対応した端末識別コ
    ードを入れた非標準機能識別信号(送信端末識別信号)
    を非標準機能識別信号(NSF(TIS))とともに送
    出する信号送出手段を設けることを特徴とする請求項12
    記載の通信装置。
  15. 【請求項15】送信側から送られてきた非標準機能設定信
    号(送信端末識別信号)が、複数の使用者に対応して記
    憶しているものであれば、受信準備確認信号/トレーニ
    ング失敗信号の代わりに、その時の相手先に対して最も
    通信頻度の高い使用者に対応した端末識別コードを入れ
    た非標準機能識別信号(送信端末識別信号)を非標準機
    能識別信号(NSF(TIS))とともに送出し、仮に
    一人の使用者が特定できない場合はそのまま通常の受信
    を行う制御手段を設けることを特徴とする請求項14記載
    の通信装置。
  16. 【請求項16】使用者に対応した端末識別コードを入れた
    非標準機能識別信号(送信端末識別信号)を出すか否か
    を、共通あるいは使用者毎に設定する信号設定手段を設
    けることを特徴とする請求項14及至15記載の通信装置。
  17. 【請求項17】各使用者毎にページ先端を登録するページ
    先端登録手段と、送信時にその使用者に応じたページ先
    端を各原稿先端の画情報に挿入するページ先端挿入手段
    を設けることを特徴とする請求項6記載の通信装置。
  18. 【請求項18】仮に送信している使用者に対応したページ
    先端登録手段に何も登録されていない場合は、前記端末
    識別コード記憶手段に記憶されていればそれを、それも
    記憶されていなければ共通の端末識別コードの内容を各
    送信原稿先端の画情報に挿入する挿入手段を設けること
    を特徴とする請求項17記載の通信装置。
  19. 【請求項19】各々の使用者毎にワンタッチキー又は短縮
    コードでその他の登録状況を一覧できるリストを出力す
    るリスト出力手段を設けることを特徴とする請求項6記
    載の通信装置。
  20. 【請求項20】各々の使用者毎にポーリングIDを登録す
    る登録手段と、ポーリング受信を行う時は該IDを使用
    する制御手段を設けることを特徴とする請求項6記載の
    通信装置。
JP28157592A 1992-10-20 1992-10-20 通信装置 Expired - Fee Related JP3302414B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28157592A JP3302414B2 (ja) 1992-10-20 1992-10-20 通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28157592A JP3302414B2 (ja) 1992-10-20 1992-10-20 通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06133089A true JPH06133089A (ja) 1994-05-13
JP3302414B2 JP3302414B2 (ja) 2002-07-15

Family

ID=17641088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28157592A Expired - Fee Related JP3302414B2 (ja) 1992-10-20 1992-10-20 通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3302414B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002209080A (ja) * 2001-01-12 2002-07-26 Canon Inc 画像通信装置
JP2003051850A (ja) * 2001-08-08 2003-02-21 Ykk Corp Faxメールシステム、faxサーバ装置、fax送信用紙、faxメール処理方法、faxメール処理プログラムおよび該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
US6958823B2 (en) 2000-01-28 2005-10-25 Sharp Kabushiki Kaisha Internet facsimile apparatus
JP2018023032A (ja) * 2016-08-04 2018-02-08 ブラザー工業株式会社 機能実行装置および記憶媒体

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6958823B2 (en) 2000-01-28 2005-10-25 Sharp Kabushiki Kaisha Internet facsimile apparatus
JP2002209080A (ja) * 2001-01-12 2002-07-26 Canon Inc 画像通信装置
JP2003051850A (ja) * 2001-08-08 2003-02-21 Ykk Corp Faxメールシステム、faxサーバ装置、fax送信用紙、faxメール処理方法、faxメール処理プログラムおよび該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2018023032A (ja) * 2016-08-04 2018-02-08 ブラザー工業株式会社 機能実行装置および記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP3302414B2 (ja) 2002-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5351136A (en) Facsimile apparatus and method for sending and receiving private information
US5155602A (en) Data communication apparatus with usage-reports by user
JPH06133089A (ja) 通信装置
US6958823B2 (en) Internet facsimile apparatus
US20030020960A1 (en) Internet facsimile machine
EP0456478B1 (en) Image communication apparatus
JP2992117B2 (ja) 通信装置
US6654138B1 (en) Communication apparatus
JPH04352565A (ja) ファクシミリ装置
JPH1084437A (ja) 画像情報処理装置及び画像情報送信装置
JP2001298577A (ja) 通信装置及び通信方法
JPH08125788A (ja) ファクシミリ装置
KR100467563B1 (ko) 팩시밀리의 수신자 설정방법
JPH08167983A (ja) ファクシミリ装置
JP3441535B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3395709B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2956073B2 (ja) フアクシミリ装置
JPH01181252A (ja) 通信装置
KR19980065956A (ko) 팩시밀리에서 수신정보 기록방법
JPH07147626A (ja) ファクシミリ装置
JP2001320539A (ja) 通信端末装置
JPH05292276A (ja) ファクシミリ装置
JPH11177800A (ja) ファクシミリ装置
JPH06284262A (ja) ファクシミリデータ受信装置
JPH11239256A (ja) ファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080426

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080426

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090426

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090426

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100426

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100426

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110426

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees