JP3300534B2 - 電子回路 - Google Patents

電子回路

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JP3300534B2 JP14209194A JP14209194A JP3300534B2 JP 3300534 B2 JP3300534 B2 JP 3300534B2 JP 14209194 A JP14209194 A JP 14209194A JP 14209194 A JP14209194 A JP 14209194A JP 3300534 B2 JP3300534 B2 JP 3300534B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカレント・ミラー回路を
含む電子回路に係り、特にカレント・ミラー回路の動作
速度を補うためのフィード・フォワード技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アナログ集積回路においては信号
電流を折り返す手段として通常カレント・ミラー回路が
使われている。これは複数のトランジスタのベース電極
またはゲート電極、及びエミッタ電極またはソース電極
をそれぞれ共通接続することにより、それらのトランジ
スタの寸法が等しい場合に、入力側のトランジスタに加
えた外部電流と等しい電流を出力側のトランジスタに鏡
影されたように流すことができる回路である。
【0003】しかしカレント・ミラー回路をPMOSFET や
pnpトランジスタを用いて構成した場合には、PMOSFE
T やpnpトランジスタの素子動作速度の制限からカレ
ント・ミラー回路を含む電子回路の動作周波数に制限が
あった。
【0004】一方、"A CMOS WIDEBAND AMPLIFIER WITH
800MHz GAIN-BANDWIDTH," Proceedings, IEEE 1991 Cus
tom Integrated Circuits Conferenceの図2(b) にある
ように、カレント・ミラー回路ではなく、折り返しカス
コード回路の構成に容量によるフィード・フォワード経
路を設ける手法が考案された。
【0005】この従来例において、低周波の信号電流は
抵抗とPMOSFET で構成されるゲート接地回路を通り、高
周波の信号は容量によるフィード・フォワード経路を介
してNMOSFET で構成されるゲート接地回路を通ることと
なり、高周波特性の悪いPMOSFET を避けることができる
ので、全体の高周波特性を改善することができる。
【0006】しかしながら、このような方法では折り返
しカスコード回路を構成するゲート接地或いはベース接
地用トランジスタのゲート或いはベースのバイアス電圧
を発生させる回路が別に必要となり、設計が繁雑になる
だけでなく回路規模が大きくなるという欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の折
り返しカスコード回路を用いる手法では、高周波領域で
の動作速度を改善するためにゲート接地回路とそのバイ
アス回路を別に設ける必要があった。本発明において
は、回路規模の小さいカレント・ミラーを含む高周波特
性のよい電子回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、カレント・ミラー回路を含む電子回路に
おいて、前記カレント・ミラ−回路の少なくとも入力電
流が流れるトランジスタのゲート電極或いはベース電極
に低周波信号通過手段を接続すると共に、前記電子回路
の出力段を構成する素子と前記カレント・ミラー回路の
入力端子とを高周波信号通過手段を介して接続すること
を特徴とする。
【0009】また望ましくは、カレント・ミラー回路の
少なくとも入力電流が流れるトランジスタのゲート或い
はベースに印加される制御信号の帯域制限用のローパス
・フィルタを備え、前記カレント・ミラー回路の入力端
子と前記カレント・ミラーを含む電子回路内の他端子と
の間に容量によりフィード・フォワード経路を構成する
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】上述の如く構成すれば、カレント・ミラー回路
を含む電子回路において、カレント・ミラー回路の入力
電流が流れるトランジスタのゲートにはローパス・フィ
ルタにより高周波成分が制限された制御信号が印加され
ているので、このカレント・ミラー回路は低周波に対し
ては入力インピーダンスは低いが、高周波に対しては定
電流源として動作するので、その入力インピーダンスは
高くなる。
【0011】この時、このカレント・ミラー回路の入力
より、この電子回路の他端子との間に容量によりフィー
ド・フォワードの経路を設けてやることにより、低周波
ではカレント・ミラーを介して信号は伝達されるが、高
周波では容量によるフィード・フォワードの経路を介し
て信号が伝達されることとなる。よって高周波におい
て、カレント・ミラー回路を介さずに信号が伝達される
ので、高周波における特性を向上できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明が適用されたカレント・ミラー回路
を含む電子回路の第1の実施例を示す構成図である。電
子回路1中のカレント・ミラー回路CM1は、トランジ
スタMPC1とMPC2及びローパス・フィルタL1で
構成されている。カレント・ミラー回路CM1において
入力電流が流れるトランジスタMPC1のドレインは、
トランジスタMPC2のゲートに接続されるとともに、
ローパス・フィルタL1を介してトランジスタMPC1
のゲートに接続される。
【0013】カレント・ミラー回路に入力される低周波
の成分は、フィード・フォワードの経路を形成している
容量CFのインピーダンスが低周波では高いためフィー
ド・フォワードの経路にはほとんど流れず、また、トラ
ンジスタMPC1のドレイン電圧は低周波においてロー
パス・フィルタを介してトランジスタMPC1のゲート
に伝達されるので、通常のカレント・ミラー回路の動作
となり、入力電流はトランジスタMPC2で折り返され
る。
【0014】これに対して、トランジスタMPC1のド
レイン電圧は高周波においてローパス・フィルタL1で
遮断されるためトランジスタMPC1のゲートには伝達
されず、よって、高周波においてトランジスタMPC1
は電流源として動作し、カレント・ミラー回路の入力イ
ンピーダンスは高くなる。このため、カレント・ミラー
回路に入力される高周波の成分は、フィード・フォワー
ドの経路を形成している容量CFのインピーダンスが高
周波では低いのでフィード・フォワードの経路に流れ、
カレント・ミラー回路をバイパスして伝達されるので、
電子回路1の高周波特性を改善できる。また、従来の折
り返しカスコードを用いた場合に比べ、ゲート接地回路
とこれに伴うバイアス回路を必要としないので回路規模
を小さくすることができる。
【0015】図2に本発明を増幅回路に適用した時の第
2の実施例を示す。図2においてトランジスタMN1、
MN2は差動対を構成し、各々のゲートは正負の入力I
n+、In−に接続されている。差動入力信号は正負の
入力In+、In−より加えられる。電流源I1は、差
動対に電流を供給している。低周波において、差動対の
出力電流は各々のカレント・ミラー回路CM2、CM3
で折り返し、さらにカレント・ミラー回路CM2で折り
返された電流は、トランジスタMN3、MN4で構成さ
れる通常のカレント・ミラー回路で折り返され、カレン
ト・ミラー回路CM3で折り返された電流とともに出力
端Outputに出力される。
【0016】カレント・ミラー回路CM2、CM3にお
いて、トランジスタMP2、MP4のゲートに印加され
る制御電圧はローパス・フィルタで帯域制限されている
ので、高周波においてカレント・ミラー回路CM2、C
M3の入力インピーダンスは高くなり、よって差動対の
出力電流の高周波成分はフィード・フォワード経路を形
成する容量CF1、CF2を介して出力や出力に近いノ
ードにフィード・フォワードされる。このように高周波
においてPMOSFET により構成されているカレント・ミラ
ー回路をバイパスして信号を伝達できるので、PMOSFET
により構成されているカレント・ミラー回路で利得など
性能が劣化することを防ぐことができる。また、ゲート
接地回路を必要としないので、ゲート接地回路とそれに
伴うバイアス回路が不必要で、回路規模を小さくでき
る。
【0017】また、図3に示すようにトランジスタMN
3、MN4で構成されたカレント・ミラー回路におい
て、トランジスタMN3のゲートにローパス・フィルタ
L4を介して制御電圧が印加されるようにして、容量C
F2によるフィード・フォワード先のノードにおけるイ
ンピーダンスをカレント・ミラー回路CM2、CM3と
同様に周波数が高くなるにつれて大きくなるようにする
ことで、高周波においてピーキングをかけることもでき
る。
【0018】図3におけるローパス・フィルタL2〜L
4は図4に示すように抵抗R2〜R4と容量C2〜C4
で容易に実現できる。また、図5に示すようにトランジ
スタMP2、MP4、MN3のゲート容量と抵抗R2〜
R4でローパス・フィルタL2〜L4を構成してもよ
い。このとき、図6に示すように、例えばカレント・ミ
ラー回路CM2においてトランジスタMP2のゲートを
構成するポリシリコンを引き延ばしてR2としてもよ
い。
【0019】図7は、図5においてカレント・ミラー回
路の出力インピーダンスを大きくするためにカレント・
ミラー回路を構成するトランジスタMP1〜MP4、M
N3、MN4のソースに各々直列に抵抗RS1〜RS6
を接続したものである。この時、図7に示しているよう
に、容量CF1によるフィード・フォワード先はトラン
ジスタMN4のソースにしてもよい。
【0020】図8は図7における抵抗RS1〜RS6を
トランジスタMPR1〜MPR4、MNR1、MNR2
で実現した一例で、IC化した場合に抵抗RS1〜RS
6を実現するのに必要な面積を小さくできる。図8では
トランジスタMPR2、MPR4、MNR1のゲートを
各々トランジスタMP2、MP4、MN3のゲートと共
通にしているが、図9に示すようにトランジスタMP
2、MP4、MN3のドレインより各々抵抗R2b〜R
4bを介して接続してもよい。
【0021】図10は、図5においてカレント・ミラー
回路の出力インピーダンスを大きくするためにカスコー
ド構成にした変形例で、カレント・ミラー回路の入力電
流の流れるトランジスタMP2、MP4、MP6、MP
8、MN3、MN5のゲートにはトランジスタのゲート
容量とでローパス・フィルタを構成する抵抗R2〜R7
が各々直列に接続されている。図10では、図6と同様
に容量CF1によるフィード・フォワード先をトランジ
スタMN4のソースにして、同様の効果を得る。
【0022】図11は、図5において別のカスコード構
成のカレント・ミラー回路を用いた変形例で、カレント
・ミラー回路の入力電流の流れるトランジスタMP2、
MP4、MN3のゲートにはトランジスタのゲート容量
とでローパス・フィルタを構成する抵抗R2〜R4が各
々直列に接続されている。図11では、図6と同様に容
量CF1によるフィード・フォワード先をトランジスタ
MN4のソースにして同様の効果を得る。
【0023】図12は、図5においてカレント・ミラー
回路の出力インピーダンスを高めるために"A High-Swin
g, High-Impedence MOS Cascade Circuit," IEEE Journ
al of Solid-State Circuit, vol.25, Feb. 1990に述べ
られているレギュレーテッド・カスコード回路を用いた
時の一例である。トランジスタMP11、MP13と電
流源I2でカレント・ミラー回路CM2の出力インピー
ダンスを高め、トランジスタMP12、MP14と電流
源I3でカレント・ミラー回路CM3の出力インピーダ
ンスを高めている。また、トランジスタMN7、MN8
により、電流源I4でトランジスタMN3、MN4、抵
抗R4で構成されるカレント・ミラー回路の出力インピ
ーダンスを高めている。図12では、容量CF1による
フィード・フォワード先をトランジスタMN7のソース
にして同様の効果を得る。
【0024】図13は、図12において容量CF2によ
るフィード・フォワード先をトランジスタMN7のゲー
トにした変形例であり、CF2を介してフィード・フォ
ワードされる高周波成分もCF1を介してフィード・フ
ォワードされる高周波成分も、共にトランジスタMN7
のみを介して出力端子Outputに出力されるので、
出力端子Outputまでの高周波成分の通過時間がほ
ぼ等しくなり、図12の例と比較して高周波領域におけ
る位相特性がさらに改善される。
【0025】本発明は差動出力の増幅回路にも適用でき
る。例えば、図14においてトランジスタMN1、MN
2は差動対を構成し、各々のゲートは正負の入力In
+、In−に接続されている。差動入力信号は正負の入
力In+、In−より加えられる。電流源I1は、差動
対に電流を供給している。低周波において、差動対の出
力電流は各々のカレント・ミラー回路CM2、CM3で
折り返し、電流源I6、I7を負荷として出力端Out
put+およびOutput−に出力される。
【0026】図15は、図14においてL2を抵抗R2
とトランジスタMP2のゲート容量で、L3を抵抗R3
とトランジスタMP4のゲート容量で構成した実施例で
ある。
【0027】図16は、図15においてレギュレーテッ
ド・カスコード回路を用いた時の実施例で、CF1及び
CF2によるフィード・フォーワード先を各々トランジ
スタMN12及びMN11のソースにしている。また、
図17に示すようにフィード・フォワード先をトランジ
スタMN11及びMN12のゲートにしてもよい。
【0028】以上、カレント・ミラー回路の入力電流が
流れるトランジスタのゲートに印加される信号のみロー
パス・フィルタで帯域制限をしている実施例を述べた
が、図18の第17実施例に示すように、カレント・ミ
ラー回路CM1の出力電流が流れるトランジスタMPC
2のゲートに印加される信号もローパス・フィルタL1
2で帯域制限をし、カレント・ミラー回路の入力端子に
おいてカレント・ミラー回路の出力電流が流れるトラン
ジスタMPC2のゲート容量の影響が少なくなるように
適用もできる。
【0029】図19に本発明を増幅回路に適用した時の
第18の実施例を示す。図19においてトランジスタM
N1、MN2は差動対を構成し、各々のゲートは正負の
入力In+、In−に接続されている。差動入力信号は
正負の入力In+、In−より加えられる。電流源I1
は、差動対に電流を供給している。低周波において、差
動対の出力電流は各々のカレント・ミラー回路CM2、
CM3で折り返し、さらにカレント・ミラー回路CM2
で折り返された電流は、トランジスタMN3、MN4及
びローパス・フィルタL4で構成されるカレント・ミラ
ー回路で折り返され、カレント・ミラー回路CM3で折
り返された電流とともに出力端Outputに出力され
る。
【0030】カレント・ミラー回路CM2、CM3にお
いて、トランジスタMP2、MP4のゲートに印加され
る制御電圧は各々ローパス・フィルタL22及びL32
で帯域制限されているので、高周波においてカレント・
ミラー回路CM2、CM3の入力インピーダンスは高く
なる。さらに、ローパス・フィルタL21及びL31に
よりカレント・ミラー回路CM2、CM3の入力におい
て、トランジスタMP1、MP3のゲート容量の影響に
よる高周波でのインピーダンスの低減を少なくできる。
よって差動対の出力電流の高周波成分は効率よくフィー
ド・フォワード経路を形成する容量CF1、CF2を介
して出力や出力に近いノードにフィード・フォワードさ
れる。このように高周波においてPMOSFET により構成さ
れているカレント・ミラー回路をバイパスして信号を伝
達できるので、PMOSFET により構成されているカレント
・ミラー回路で利得など性能が劣化することを防ぐこと
ができる。また、ゲート接地回路を必要としないので、
ゲート接地回路とそれに伴うバイアス回路が不必要で、
回路規模を小さくできる。
【0031】また、図19において、トランジスタMN
3のゲートにローパス・フィルタL4を介して制御電圧
が印加されるようにして、容量CF2によるフィード・
フォワード先のノードにおけるインピーダンスをカレン
ト・ミラー回路CM2、CM3と同様に周波数が高くな
るにつれて大きくなるようにすることで、高周波におい
てピーキングをかけている。
【0032】図20は図19におけるローパス・フィル
タをトランジスタのゲート容量と抵抗で実現した第19
実施例である。図18に示す第17実施例においてカレ
ント・ミラー回路を構成するトランジスタのゲートに印
加する信号の帯域制限をするローパス・フィルタを別々
に設けたが、図21の第20実施例に示すように1個の
ローパス・フィルタで兼用しても同じ効果が得られる。
図22は、増幅回路に適用した例で、図23は、図22
におけるローパス・フィルタを抵抗とトランジスタのゲ
ート容量で構成した例である。
【0033】以上、MOSトランジスタを用いて構成し
た電子回路の実施例について説明してきたが、本発明は
バイポーラトランジスタにも同様に適用できる。例え
ば、図4の回路は図24のようにpnpトランジスタと
npnトランジスタに置き換えても、同様に実現するこ
とができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたようにカレント・ミラ
ー回路の入力インピーダンスが周波数が高くなるにつれ
大きくなるようにしたので、入力電流の高周波成分はフ
ィード・フォワード経路を形成する容量を介して出力や
出力に近いノードにフィード・フォワードされる。この
ように高周波においてPMOSFET により構成されているカ
レント・ミラー回路をバイパスして信号を伝達できるの
で、PMOSFET により構成されているカレント・ミラー回
路で利得など性能が劣化することを防ぐことができる。
また、ゲート接地回路を必要としないので、ゲート接地
回路とそれに伴うバイアス回路が不必要で、回路規模を
小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す構成図。
【図2】本発明を増幅回路に適用した時の第2の実施例
を示す回路図。
【図3】図2に示す第2の実施例の変形である第3の実
施例。
【図4】図3に示す第3の実施例におけるローパス・フ
ィルタを具体的に抵抗と容量で構成した第4の実施例。
【図5】第4の実施例においてローパス・フィルタを構
成する容量をトランジスタのゲート容量で実現した第5
の実施例。
【図6】第4の実施例においてローパス・フィルタを構
成する抵抗をトランジスタのゲートを構成するポリシリ
コンで実現した第5の実施例の変形例。
【図7】第5の実施例においてカレント・ミラーを構成
するトランジスタのソースに抵抗を直列に接続し、フィ
ード・フォワード経路を変更した第6の実施例。
【図8】第6の実施例においてソースに直列に接続する
抵抗をMOSトランジスタのON抵抗で実現した第7の
実施例。
【図9】第7の実施例の変形例を示す第8の実施例。
【図10】本発明をカスコード型カレント・ミラー回路
を含む増幅回路に適用した第9の実施例。
【図11】本発明をカスコード型カレント・ミラー回路
を含む増幅回路に適用した第10の実施例。
【図12】本発明を増幅回路に適用した第11の実施
例。
【図13】第11の実施例において、フィード・フォワ
ード経路を変形した第12実施例。
【図14】本発明を差動出力の増幅回路に適用した第1
3実施例。
【図15】第13実施例において、ローパス・フィルタ
を具体的に抵抗とトランジスタのゲート容量で構成した
第14実施例。
【図16】本発明を差動出力の増幅回路に適用した第1
5実施例。
【図17】第16の実施例において、フィード・フォワ
ード経路を変形した第17実施例。
【図18】本発明の第17実施例。
【図19】本発明を増幅回路に適用した第18実施例。
【図20】第18実施例において、ローパス・フィルタ
を具体的に抵抗とトランジスタのゲート容量で構成した
第19実施例。
【図21】本発明の第20実施例。
【図22】本発明を増幅回路に適用した第21実施例。
【図23】第21実施例において、ローパス・フィルタ
を具体的に抵抗とトランジスタのゲート容量で構成した
第22実施例。
【図24】図4に示す回路をバイポーラトランジスタを
用いて実現した例を示す図。
【符号の説明】
1:カレント・ミラー回路を含む電子回路 CM1〜3:入力電流が流れるトランジスタのゲートに
印加される制御電圧がローパス・フィルタにより帯域制
限されているカレント・ミラー回路 L1〜4,L11,L12,L21,L22,L31,
L32:ローパス・フィルタ CF,CF1,CF2:フィード・フォワード経路を形
成する容量 C2〜4:ローパス・フィルタを形成する容量 R2〜4,R2a〜4a,R2b〜4b,R21,R2
2,R31,R32:ローパス・フィルタを形成する抵
抗 RS1〜6:抵抗 M〜:MOSFET T〜:バイポーラトランジスタ I1〜7:電流源 VDD,VCC:正電源 VSS,VEE:負電源 In:カレント・ミラー回路の入力 Out:カレント・ミラー回路の出力 In+:増幅回路の正入力 In−:増幅回路の負入力 Output:増幅回路の出力 Output+:増幅回路の正相出力 Output−:増幅回路の逆相出力
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−185711(JP,A) 特開 昭51−26447(JP,A) 特開 平1−93207(JP,A) 特開 平4−130807(JP,A) 特開 平5−67928(JP,A) 特開 昭61−82512(JP,A) 特開 平3−65715(JP,A) 特開 平4−248707(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 1/42 H03F 3/343 H03F 3/345

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カレント・ミラー回路を含む電子回路にお
    いて、前記カレント・ミラー回路の入力部を構成するト
    ランジスタと出力部を構成するトランジスタの制御電極
    間に低周波信号通過手段を配置すると共に、前記カレン
    トミラー回路の入力部の入力端子と前記電子回路の出力
    段との間に高周波信号通過手段を配置することにより、
    低周波信号成分の主たる伝送経路と高周波信号成分の主
    たる伝送経路とを分離したことを特徴とする電子回路
  2. 【請求項2】カレント・ミラー回路を含む電子回路にお
    いて、前記カレント・ミラー回路の少なくとも入力電流
    が流れるトランジスタのゲート電極またはベース電極に
    低周波信号通過手段を接続すると共に、前記電子回路の
    出力段を構成する素子と前記カレント・ミラー回路の入
    力端子とを高周波信号通過手段を介して接続することを
    特徴とする電子回路。
  3. 【請求項3】カレント・ミラー回路を含む電子回路にお
    いて、前記カレント・ミラー回路の少なくとも入力電流
    が流れるトランジスタのゲート或いはベースに印加され
    る制御信号の帯域制限回路を備え、前記カレント・ミラ
    ー回路の入力端子と前記電子回路内の他端子との間に容
    量素子により信号伝達経路を構成することを特徴とする
    電子回路。
  4. 【請求項4】前記帯域制限回路は抵抗と容量により構成
    される低域通過フィルタ回路を含むこと特徴とする請求
    項3記載の電子回路。
  5. 【請求項5】前記信号伝達経路は、前記帯域制限回路に
    含まれる低域通過フィルタ回路を構成する容量素子の容
    量値より大きい容量素子からなることを特徴とする請求
    項3または4記載の電子回路。
  6. 【請求項6】前記低域通過フィルタ回路は、前記カレン
    ト・ミラー回路の少なくとも入力電流が流れるトランジ
    スタのゲート容量或いはベース容量の容量値により帯域
    制限されていることを特徴とする請求項4または5記載
    の電子回路。
  7. 【請求項7】前記低域通過フィルタ回路は、前記カレン
    ト・ミラー回路の出力電流が流れるトランジスタのベー
    ス電極の寄生抵抗あるいはゲート電極の寄生抵抗よりも
    大きい抵抗値を有する抵抗素子を含むことを特徴とする
    請求項4または5記載の電子回路。
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