JP3300288B2 - 中空成形機の金型厚さ調節機構をもつた型締装置 - Google Patents

中空成形機の金型厚さ調節機構をもつた型締装置

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JP3300288B2
JP3300288B2 JP18335698A JP18335698A JP3300288B2 JP 3300288 B2 JP3300288 B2 JP 3300288B2 JP 18335698 A JP18335698 A JP 18335698A JP 18335698 A JP18335698 A JP 18335698A JP 3300288 B2 JP3300288 B2 JP 3300288B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/56Opening, closing or clamping means

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空成形機の金型
厚さ調節機構をもつた型締装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来の中空成形機の金型厚
さ調節機構をもつた型締装置として、例えば特許第25
95165号公報に記載されるものが知られている。こ
れは、パリソンを保持するための金型と前記金型を開閉
するためのトグル機構との間に設けられた金型厚さ調節
手段により前記金型に対する金型厚さ調節分を可変調節
して型締めを行なう中空成形機の金型厚さ調節機構をも
つた型締装置において、前記金型厚さ調節手段は、前記
金型側に設けられた調整ねじ部材を有する固定片と、前
記調整ねじ部材により移動自在に設けられ長孔を有する
可動部材と、前記可動部材に形成された可動テーパ面
と、前記トグル機構側に設けられ前記可動テーパ面と接
合する固定テーパ面を有する固定部材と、前記長孔を貫
通し前記固定部材及び可動部材を前記金型側に固定する
ための固定用ボルトとから構成したことを特徴とする中
空成形機の金型厚さ調節機構をもつた型締装置である。
【0003】しかしながら、このような従来の中空成形
機の金型厚さ調節機構をもつた型締装置にあつては、金
型厚さ調節作業が煩雑であるという技術的課題を有して
いる。すなわち、金型厚さ調節に際しては、オペレータ
が手動で調整ねじ部材を回動させ、テーパ形状の可動部
材を金型の厚さ変動量に合わせて目盛を見ながら移動さ
せている。この調整ねじ部材を弛めたり締め付けたりす
る作業は、押出機の下方の狭い空間で手動によつて行な
うことになるので作業性が悪く、寸法の調節及び決定に
時間を要すると共に、目盛合わせが困難でオペレータに
よつては調節量を間違う等の不具合があつた。
【0004】また、金型厚さの調節に際しては、複数本
の固定用ボルトをオペレータが弛め、金型厚さの調節後
に固定用ボルトを締め付け、固定部材を金型側に固定す
ると共に、可動部材と固定部材とを一体化させている。
すなわち、トグル機構側に設けられる固定部材は、固定
用ボルトを締め付けることで金型に対する位置決めがな
される構造である。この固定用ボルトを弛めたり締め付
けたりする作業も、調整ねじ部材と同様に押出機の下方
の狭い空間で手動によつて行なうことになるので、調整
ねじ部材と同様の不具合があつた。更に、固定用ボルト
の締め付け力が小さい場合には成形中に可動部材41の
位置が変化してずれを生じ、型締め力が変化し、成形不
良が発生し易い。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は次の通りである。請求項1に係る発明の構成は、パリ
ソン6を保持するための金型1と、金型1を開閉するた
めのトグル機構9と、金型1とトグル機構9との間に設
けられる金型厚さ調節手段30,31とを備え、前記金
型厚さ調節手段30,31が、金型1とトグル機構9と
の間に介装され、トグル機構9の有効長を増減調節する
ための可動テーパ面41aを有する可動部材41と、金
型1側の部材(44)に、回転自在かつ中心軸線方向の
移動を拘束させて設けられ、可動部材41に螺合する調
整ねじ部材40と、調整ねじ部材40を正・逆回転駆動
させる回動駆動機構51と、トグル機構9を可動部材4
1に向けて弾性的に押圧する弾性体71とを有し、回動
駆動機構51によつて調整ねじ部材40を回転駆動させ
て可動部材41に進退移動を与え、金型1とトグル機構
9との間の可動テーパ面41aを移動させてトグル機構
9の有効長を増減調節すると共に、金型1を開く際、金
型1、可動部材41及びトグル機構9が弾性的に密着し
ていることを特徴とする中空成形機の金型厚さ調節機構
をもつた型締装置である。請求項2の発明は、パリソン
6を保持するための金型1と、金型1を開閉するための
トグル機構9と、金型1とトグル機構9との間に設けら
れる金型厚さ調節手段30,31とを備え、前記金型厚
さ調節手段30,31が、金型1とトグル機構9との間
に介装され、トグル機構9の有効長を増減調節するため
の可動テーパ面41aを有する可動部材41と、金型1
側の部材(44)に、回転自在かつ中心軸線方向の移動
を拘束させて設けられ、可動部材41に螺合する調整ね
じ部材40と、調整ねじ部材40を正・逆回転駆動させ
る回動駆動機構51と、トグル機構9の先端に取付け
固定部材42とを有し、回動駆動機構51によつて調整
ねじ部材40を回転駆動させて可動部材41に進退移動
を与え、金型1とトグル機構9との間の可動テーパ面4
1aを移動させてトグル機構9の有効長を増減調節する
と共に、前記固定部材42の下面が金型1側の部材4
4,10,18に固設した支持部材68に摺動自在に支
持され、かつ、固定部材42の両側面が、金型1側の部
材44,10,18に固設した側面支持部材70にそれ
ぞれ摺動自在に支持されていることを特徴とする中空成
形機の金型厚さ調節機構をもつた型締装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施の形態について
図1〜図7を参照して説明する。図6,図7中において
符号1は金型であり、金型1は、第1金型部2及び第2
金型部3からなり、各金型部2,3が左右に開閉自在で
ある。この金型1のキャビティ1a内には、押出機4の
クロスヘッド5から垂下するパリソン6が供給される。
第1金型部2は、第1金型保持体10に固設され、第2
金型部3は、第2金型保持体17に固設されている。第
1金型保持体10は、後記するロッド19に型開閉方向
の摺動自在に支持されている。
【0007】第1金型部2は、第1金型保持体10、第
1金型厚さ調節手段30及び第1ブラケット7aを介し
て、トグル機構9の一端部に接続されている。トグル機
構9は、一対の第1,第2トグル片7,8を支軸11に
よつて折曲自在に結合させて構成され、第1ブラケット
7aに第1トグル片7が揺動自在にピン結合されてい
る。支軸11はガイドブロック12に固設されている。
ガイドブロック12は、一対の中心位置決めガイドバー
13,14によつて水平方向(図7上で上下方向)に案
内され、一対のトグル片7,8を折曲又は直線状に移動
させる。すなわち、基盤50に固設した電動機15によ
つてボールねじ等の送りねじ16を正逆に回転させるこ
とにより、送りねじ16に螺合するガイドブロック12
が、基盤50に固設したガイドバー13,14の中心軸
線方向に往復動する。
【0008】トグル機構9の他端部つまり第2トグル片
8には、第2ブラケット8a及び第2金型厚さ調節手段
31を介して移動板18が接続される。第2トグル片8
は、第2ブラケット8aに揺動自在にピン結合されてい
る。移動板18には、図6に示すように一対のロッド1
9,20の一端部が接続固着され、各ロッド19,20
は、その中間部が基盤50の筒状支持部50a,50b
に摺動自在に支持され、その他端部に接続固設した第1
接続体21に第2金型保持体17が固設されている。し
かして、第2金型厚さ調節手段31は、各ロッド19,
20、第1接続体21及び第2金型保持体17を介して
第2金型部3に間接的に接続されて、各金型厚さ調節手
段30,31が、それぞれトグル機構9と金型1との間
に位置している。
【0009】各金型厚さ調節手段30,31は、図1〜
図3に示すように同様の構成部材を有している。すなわ
ち、金型1と一体的に移動する第1金型保持体10及び
移動板18には、調整ねじ部材40を中心軸線方向の移
動を拘束させて回転自在に有する固定片44が設けら
れ、この調整ねじ部材40のねじ部40aには、くさび
状をなして可動テーパ面41aを有する可動部材41が
螺合して矢印A方向(図上で上下方向)に可動である。
この固定片44を有する第1金型保持体10及び移動板
18は、金型1側の部材を構成している。
【0010】調整ねじ部材40は、一端側のねじ部40
a及び中間のフランジ部40bを有し、フランジ部40
bが一対のスラストベアリング60,61によつて挟ま
れた状態で、固定片44に中心軸線方向の移動が拘束さ
れて回転のみ自在に配設されている。一対のスラストベ
アリング60,61は、固定片44の下端の内向きフラ
ンジ部44aと、ボルト63によつて固定片44に固着
した環状の押え部材62とで挟装されている。可動部材
41には、フランジ部65aを有するナット部材65が
ボルト66によつて固着され、このナット部材65に調
整ねじ部材40のねじ部40aが螺合している。
【0011】可動部材41の可動テーパ面41aには、
各ブラケット7a,8aに接続された固定部材42の固
定テーパ面42aが相対摺動可能に接合している。固定
部材42は、図2,図3に示すように固定テーパ面42
aの傾斜方向の肉厚な先端つまり矢印A方向の下端面
が、ボルト67によつて第1金型保持体10及び移動板
18に固定した支持部材68に摺動自在に支持され、両
側面が、ボルト69によつて第1金型保持体10及び移
動板18にそれぞれ固定した側面支持部材70に摺動自
在に支持されている。なお、側面支持部材70は、可動
部材41の両側面も摺動自在に支持している。
【0012】従つて、各可動部材41を昇降させ、第1
金型保持体10又は移動板18と固定部材42との間で
摺動させることにより、各金型厚さ調節手段30,31
の厚さ、ひいてはトグル機構9の有効長を増減調節さ
せ、第1金型部2及び第2金型部3の水平方向の厚さを
調整することができる。一方の金型厚さ調節手段30の
厚さ調整は、第1金型部2の厚さ調整に対応し、他方の
金型厚さ調節手段31の厚さ調整は、第2金型部3の厚
さ調整に対応している。可動部材41は、下方に向けて
次第に薄肉をなすように可動テーパ面41aが形成さ
れ、可動部材41を上昇させる際には第1金型保持体1
0又は移動板18と固定部材42との間から抜き出すよ
うになるので、支持部材68と対向して固定部材42の
上方移動を押さえる支持部材は、省略してある。
【0013】図1に示すように固定片44と一体のブラ
ケット部44aに、調整ねじ部材40の回動駆動機構5
1が配設される。回動駆動機構51は、ブラケット部4
4aに配置され、正・逆駆動が可能なモータ52と、ブ
ラケット部44aに回転自在に支持され、モータ52に
よつて回転駆動される第1傘歯車53と、調整ねじ部材
40の頭部に一体に形成され、第1傘歯車53と噛合す
る第2傘歯車54とを有する。56は、カップリングで
あり、第1,第2傘歯車53,54は、モータ52の回
転運動を調整ねじ部材40に伝達する歯車装置を構成し
ている。
【0014】また、固定部材42の両側面を摺動自在に
支持する側面支持部材70は、図4,図5に示すように
複数の凹部70aを有し、各凹部70aに圧縮させて挿
入した弾性体71(スプリング、皿ばね等)により、固
定部材42を可動部材41に向けて常時押圧させ、固定
テーパ面42aを可動テーパ面41aに密着させてい
る。しかして、弾性体71は、トグル機構9を可動部材
41に弾性的に密着させ、特に、図4に示すようにトグ
ル片7,8が折曲変形する際にも固定テーパ面42aを
可動テーパ面41aに密着させ、第1金型保持体10及
び移動板18と固定部材42とを一体化させている。
【0015】次に、第1実施の形態の作用について説明
する。電動機15を作動させて送りねじ16を回転駆動
させ、ガイドブロック12を位置決めガイドバー13,
14に沿わせて移動させることにより、支軸11によつ
て押引される各トグル片7,8が図7に点線及び実線で
示すように折曲状又は直線状となる。各トグル片7,8
が折曲状に縮んで一対の金型部2,3が開となり、金型
1のキャビティ1a内に、押出機4のクロスヘッド5か
ら垂下する筒状のパリソン6が供給され、また、各トグ
ル片7,8が直線状に伸びて一対の金型部2,3が閉と
なり、パリソン6が金型1に保持される。一対の金型部
2,3の開作動は、弾性体71によつて固定テーパ面4
2aと可動テーパ面41aとの密着状態が維持されなが
ら、各トグル片7,8が折曲状に縮んで行われるので、
確実に得られる。また、各トグル片7,8が折曲状又は
直線状に変形する際、一対の側面支持部材70が固定部
材42の両側面を当接支持し、固定部材42の移動を防
止する。
【0016】次に、中空成形機の金型厚さ調節機構をも
つた型締装置の作用について説明する。金型1を厚さの
異なる他の金型1と交換した場合、金型厚さ調節手段3
0,31を作動させる。すなわち、モータ52を駆動さ
せ、カップリング56を介して第1傘歯車53を回転駆
動させ、第2傘歯車54及び調整ねじ部材40を一方向
に回転させる。いま、金型1が薄いものと交換された場
合には、可動部材41を第1金型保持体10又は移動板
18と固定部材42との間に押し込むことにより、図3
に示す可動部材41及び固定部材42の水平方向の厚さ
hが増大し、トグル機構9の有効長が調節される。しか
して、金型1の厚さに応じたトグル片7,8の長さを与
えることができ、各種の厚さの金型1に対して最適な圧
縮力を付与することができるようになる。図3に示す可
動部材41は、基準寸法の金型1を備える場合の上下方
向の位置を採つている。モータ52は、各金型厚さ調節
手段30,31に個別に装備させることに代えて、両金
型厚さ調節手段30,31に共通として1個を設け、一
対の調整ねじ部材40を同時又はクラッチを介して個別
に回転駆動させることも可能である。
【0017】一対のスラストベアリング60,61は、
可動部材41に押動又は引動を与える際に調整ねじ部材
40の回転を円滑に許容しながら反力を支持し、調整ね
じ部材40のねじ部40aに螺合するナット部材65と
一体の可動部材41に正確な移動を与える。支持部材6
8は、固定部材42の上下方向位置を定め、特に、可動
部材41に押動が与えられる際に固定部材42の下面を
支持し、固定部材42の第1金型保持体10又は移動板
18から離反する方向の水平移動を案内する。一対の側
面支持部材70も、可動部材41及び固定部材42の両
側面を摺動自在に支持し、固定部材42の水平移動を案
内すると共に、可動部材41の上下動を案内する。
【0018】モータ52は、図示を省略した制御装置に
よつて制御される。制御装置の操作盤に金型1の基準厚
さに対する交換後の金型1の厚さの変化量の値(プラス
又はマイナスの数値)を設定し、この変化量に合わせて
制御装置からの電気信号によつてモータ52を所定回転
数だけ駆動することにより、金型1の厚さの自動調節が
実行されることになる。
【0019】図8,図9には、本発明の第2実施の形態
の要部を示し、第1実施の形態と実質的に同一機能部分
には同一符を付してある。第2実施の形態にあつて
は、正・逆駆動が可能なモータ72を固定片44に縦置
きしてある。すなわち、第1,第2傘歯車53,54を
省略し、調整ねじ部材40の上端部にカップリング73
を介してモータ72の回転軸を接続させてある。モータ
72は、固定片44に固設したモータ支え74に固定し
てあり、必要に応じて図外の減速装置を介して調整ねじ
部材40に接続させることができる。このモータ72
が、調整ねじ部材40の回動駆動機構51を構成してい
る。
【0020】このような第2実施の形態によれば、モー
タ72によつて調整ねじ部材40を正・逆に回転駆動す
ることにより、調整ねじ部材40のねじ部40aに螺合
するナット部材65が可動部材41と共に昇降するの
で、金型1を厚さの異なる他の金型1と交換した際に、
金型厚さ調節手段30,31を調整作動させて、金型1
の厚さに応じたトグル片7,8の有効長さを与えること
ができる。これにより、第1実施の形態と同様に、各種
の厚さの金型1に対して最適な圧縮力を付与することが
できるようになる。
【0021】ところで、第1,第2実施の形態にあつて
は、可動部材41にナット部材65を固設したが、可動
部材41に雌ねじを直接刻設することも可能である。ま
た、可動部材41に雄ねじ部材を設け、調整ねじ部材4
0に雌ねじを設けて螺合させても同様の作用を得ること
ができる。また、金型厚さ調節手段30,31を金型1
側の部材である第1金型保持体10及び移動板18のそ
れぞれに装備したが、第1金型保持体10及び移動板1
8のいずれか一方にのみ装備することも可能である。な
お、金型厚さ調節手段30,31を第1金型保持体10
及び移動板18のいずれか一方にのみ装備した場合に
は、押出機4のクロスヘッド5を第1金型部2と第2金
型部3との中間に調整移動させる機構を別途に設けるこ
とが望まれる。
【0022】また、モータ52,72をブレーキ付きの
ものによつて構成し、非作動時の回転軸の回転に制動を
与えることも可能である。これにより、成形中に可動部
材41の位置が変化してずれを生じ、型締め力が変化
し、成形不良が発生することを良好に防止することがで
きる。更に、回動駆動機構51は、電気によるサーボ式
のモータ52,72の他、空気圧、油圧等によつて回転
を得るアクチュエータに置き換えることも可能である。
なお、調整ねじ部材を、スラストベアリングによつて挟
まれた状態で金型側の部材に回転自在かつ中心軸線方向
の移動を拘束させて設けることにより、回動駆動機構の
回転運動が可動部材の移動量に精緻に変換されることに
なり、可動テーパ面を正確に移動させることができる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明に係る中空成形機の金型厚さ調節機構をもつた型
締装置によれば、次の効果が得られる。すなわち、金型
交換時に発生する金型の厚さ違いに対し、回動駆動機構
によつて調整ねじ部材を回転駆動させて可動部材に簡単
かつ自動的に進退移動を与え、金型とトグル機構との間
の可動テーパ面を正確に移動させてトグル機構の有効長
を増減調節することで対応できる。その結果、熟練を要
することなく、短時間で正確かつ均一な金型の厚さ調節
作業を行うことができ、調節不良による型締め力不足に
伴う成形ミスを良好に防止することができる。なお、金
型の厚さ違いは、製作誤差、使用による摩耗等による金
型厚さの変動によつて生じ、また、トグル機構の有効長
を増減調節する必要は、金型を開閉するためのトグル機
構などの経時変化によつても生ずる。更に、トグル機構
の作動量の調節不良による型締め力不足にも、トグル機
構の有効長を増減調節することで対応が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施の形態に係る金型厚さ調節
機構をもつた型締装置を備える中空成形機の要部を示す
正面図。
【図2】 同じく金型厚さ調節機構をもつた型締装置の
要部を示す側面図。
【図3】 同じく金型厚さ調節機構をもつた型締装置の
要部を一部切開して示す正面図。
【図4】 図3のIV−IV線断面図。
【図5】 同じく金型厚さ調節機構をもつた型締装置の
要部を一部断面で示す正面図。
【図6】 同じく中空成形機を一部断面で示す正面図。
【図7】 同じく中空成形機の要部を示す平面図。
【図8】 本発明の第2実施の形態に係る金型厚さ調節
機構をもつた型締装置を備える中空成形機の要部を示す
図2と同様の側面図。
【図9】 同じく金型厚さ調節機構をもつた型締装置の
要部を示す図3と同様の正面図。
【符号の説明】
1:金型、6:パリソン、9:トグル機構、30,3
1:金型厚さ調節手段、40:調整ねじ部材、41:可
動部材、41a:可動テーパ面、42:固定部材、4
4:固定片(金型側の部材)、51:回動駆動機構、6
0,61:スラストベアリング、68:支持部材、7
0:側面支持部材、71:弾性体。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パリソン(6)を保持するための金型
    (1)と、金型(1)を開閉するためのトグル機構
    (9)と、金型(1)とトグル機構(9)との間に設け
    られる金型厚さ調節手段(30,31)とを備え、 前記金型厚さ調節手段(30,31)が、 金型(1)とトグル機構(9)との間に介装され、トグ
    ル機構(9)の有効長を増減調節するための可動テーパ
    面(41a)を有する可動部材(41)と、 金型(1)側の部材(44)に、回転自在かつ中心軸線
    方向の移動を拘束させて設けられ、可動部材(41)に
    螺合する調整ねじ部材(40)と、 調整ねじ部材(40)を正・逆回転駆動させる回動駆動
    機構(51)と トグル機構(9)を可動部材(41)に向けて弾性的に
    押圧する弾性体(71)と を有し、 回動駆動機構(51)によつて調整ねじ部材(40)を
    回転駆動させて可動部材(41)に進退移動を与え、金
    型(1)とトグル機構(9)との間の可動テーパ面(4
    1a)を移動させてトグル機構(9)の有効長を増減調
    節すると共に、 金型(1)を開く際、金型(1)、可動部材(41)及
    びトグル機構(9)が弾性的に密着している ことを特徴
    とする中空成形機の金型厚さ調節機構をもつた型締装
    置。
  2. 【請求項2】 パリソン(6)を保持するための金型
    (1)と、金型(1)を開閉するためのトグル機構
    (9)と、金型(1)とトグル機構(9)との間に設け
    られる金型厚さ調節手段(30,31)とを備え、 前記金型厚さ調節手段(30,31)が、 金型(1)とトグル機構(9)との間に介装され、トグ
    ル機構(9)の有効長を増減調節するための可動テーパ
    面(41a)を有する可動部材(41)と、 金型(1)側の部材(44)に、回転自在かつ中心軸線
    方向の移動を拘束させて設けられ、可動部材(41)に
    螺合する調整ねじ部材(40)と、 調整ねじ部材(40)を正・逆回転駆動させる回動駆動
    機構(51)と トグル機構(9)の先端に取付けた固定部材(42)と
    を有し、 回動駆動機構(51)によつて調整ねじ部材(40)を
    回転駆動させて可動部材(41)に進退移動を与え、金
    型(1)とトグル機構(9)との間の可動テーパ面(4
    1a)を移動させてトグル機構(9)の有効長を増減調
    節すると共に、 前記固定部材(42)の下面が金型(1)側の部材(4
    4,10,18)に固設した支持部材(68)に摺動自
    在に支持され、かつ、固定部材(42)の両側面が、金
    型(1)側の部材(44,10,18)に固設した側面
    支持部材(70)にそれぞれ摺動自在に支持されている
    ことを特徴とする中空成形機の金型厚さ調節機構をもつ
    た型締装置。
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