JP2000238117A - 中空成形機の型締装置 - Google Patents

中空成形機の型締装置

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JP2000238117A
JP2000238117A JP11047366A JP4736699A JP2000238117A JP 2000238117 A JP2000238117 A JP 2000238117A JP 11047366 A JP11047366 A JP 11047366A JP 4736699 A JP4736699 A JP 4736699A JP 2000238117 A JP2000238117 A JP 2000238117A
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Japan
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mold
jack
toggle
driving
clamping device
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JP11047366A
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Kiyomi Suzuki
清美 鈴木
Takaaki Kato
高明 加藤
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型厚さ調節作業が煩雑かつ不正確になる。
また、大きな調節量(1〜50mm程度)が得難いと共
に信頼性に劣る。 【解決手段】 第1金型部2と第1トグル部材7の先端
部との間、及びリヤプレート18と第2トグル部材8の
先端部との間の少なくとも一方に、ジャッキ40が介在
され、ジャッキ40は、ジャッキ本体41及びジャッキ
本体41によつて進退方向Bに進退駆動されて進退位置
が維持されるジャッキ部材42とを有し、ジャッキ部材
42を進退駆動させてトグル機構9の有効長を増減調節
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空成形機の型締
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来の中空成形機の型締装
置として、例えば特許第2629118号公報に記載さ
れるように金型厚さ調節手段を有するものが知られてい
る。これは、金型の開閉及び金型厚さ調節を、電動機に
より伸縮するトグル機構を介して行なうようにした中空
成形機の金型厚さ調節手段に関し、トグル機構のリヤプ
レートと第2クレビス間に形成された間隙よりなる金型
厚さ調節分と、リヤプレートと第2クレビス間に設けら
れた弾性体と、リヤプレートと第2クレビスとを弾性体
を介して締結するための締結手段(調整ねじ部材)とを
備えたことを特徴としている。図1を参照して概略を説
明すれば、リヤプレート18と第2クレビス(8a)間
に弾性体を設け、かつ、リヤプレート18と第2クレビ
ス(8a)とを調整ねじ部材によつて締結して金型厚さ
調節分を増減調節するものに相当している。
【0003】しかしながら、このような従来の中空成形
機の型締装置にあつては、金型厚さ調節手段が、第1金
型部及び第2金型部が開閉駆動される所定方向にほぼ進
退駆動されて進退位置が維持されるジャッキを備える構
造でないため、金型厚さ調節作業が煩雑かつ不正確であ
るという技術的課題を有している。すなわち、金型厚さ
調節に際しては、オペレータが手動で複数本の調整ねじ
部材を回動させ、金型厚さ調節分の間隙を金型の厚さ変
動量に合わせて移動させている。この複数本の調整ねじ
部材を弛めたり締め付けたりする作業は、押出機の下方
の狭い空間で手動によつて行なうことになるので作業性
が悪く、寸法の調節及び決定に時間を要すると共に、不
正確な調節になる等の不具合があつた。
【0004】また、金型厚さ調節分の間隙は、弾性体の
弾性力によつて維持されて積極的には固定されない構造
であるため、変動を生じ易く、大きな調節量(1〜50
mm程度)が得難いと共に信頼性に劣る。弾性体及び調
整ねじ部材がトグル部材の先端部付近に複数配置され、
トグル部材の先端部の前記所定方向の延長線上に位置し
ていないため、複数の調整ねじ部材の調整螺合量の不一
致に起因してトグル部材が傾き、作動不良を生ずる恐れ
がある。なお、金型の厚さ違いは、一般には、製作誤
差、使用による摩耗等による金型厚さの変動によつて生
じ、また、トグル機構の有効長を増減調節する必要は、
金型を開閉するためのトグル機構などの経時変化によつ
ても生ずる。
【0005】更に、金型厚さ調節手段を有する従来の中
空成形機の型締装置として、特許第2595165号公
報に記載されるようにテーパ面を有するくさび状部材を
用いるものも知られている。しかしながら、この従来の
中空成形機の型締装置にあつても、金型厚さ調節手段
が、第1金型部及び第2金型部が開閉駆動される所定方
向にほぼ進退駆動されて進退位置が維持されるジャッキ
を備える構造でないため、上記従来例とほぼ同様の技術
的課題を有しているのみならず、密着し合うくさび状部
材を前記所定方向と直交方向に移動させ、2つのテーパ
面の密着位置を変えて金型厚さの調節を行なう構造であ
るため、金型厚さ調節分の間隙が変動を生じ易い構造で
あり、大きな調節量の確保と金型厚さ調節分の間隙の維
持とを良好に両立させ難い。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は次の通りである。請求項1の発明の構成は、パリソン
6を保持するための開閉自在な第1金型部2及び第2金
型部3を有する金型1と、第1金型部2に作用する第1
トグル部材7とリヤプレート18を介して第2金型部3
に作用する第2トグル部材8とを有し、第1金型部2及
び第2金型部3を所定方向Aに開閉駆動するトグル機構
9と、第1トグル部材7及び第2トグル部材8の先端部
間を伸縮させるようにトグル機構9を駆動する駆動装置
とを備える中空成形機の型締装置であつて、前記第1金
型部2と第1トグル部材7の先端部との間、及び前記リ
ヤプレート18と第2トグル部材8の先端部との間の少
なくとも一方に、ジャッキ40が介在され、該ジャッキ
40は、ジャッキ本体41及びジャッキ本体41によつ
て進退方向Bに進退駆動されて進退位置が維持されるジ
ャッキ部材(42)を有し、前記ジャッキ本体(41)
に付属させた駆動手段(45)の駆動力によつて前記ジ
ャッキ部材(42)を進退駆動させてトグル機構9の有
効長が増減調節されることを特徴とする中空成形機の型
締装置である。請求項2の発明の構成は、前記ジャッキ
部材(42)が、前記トグル部材7,8の先端部に対す
る前記進退方向Bの延長線上に位置していることを特徴
とする請求項1の中空成形機の型締装置である。請求項
3の発明の構成は、前記ジャッキ部材(42)が、前記
トグル部材7,8にピン7b,8bによつて結合される
ブラケット7a,8aに取付けられ、前記ジャッキ本体
41が、前記リヤプレート18及び前記第1金型部2の
少なくとも一方に取付けられると共に、該ジャッキ本体
41が取付けられる前記リヤプレート18又は前記第1
金型部2に、前記ジャッキ40を駆動する正・逆駆動が
可能な駆動手段(45)が装備されていることを特徴と
する請求項1又は2の中空成形機の型締装置である。請
求項4の発明の構成は、前記ジャッキ部材(42)がね
じ部材42であり、前記ジャッキ本体41が、該ねじ部
材42に螺合し、かつ、前記進退方向Bの移動が拘束さ
れた状態で回転自在に支持されるウオームホイール43
と、回転自在に支持され、該ウオームホイール43に噛
合するウオーム44とを有し、該ウオーム44が、駆動
手段(45)によつて回転駆動されることを特徴とする
請求項1,2又は3の中空成形機の型締装置である。請
求項5の発明の構成は、前記ジャッキ40が設けられる
前記ブラケット7a,8aに被案内部材55が取付けら
れ、前記ジャッキ本体41に案内部材56が取付けら
れ、被案内部材55が、案内部材56に摺動案内されて
前記進退方向Bに移動することを特徴とする請求項3又
は4の中空成形機の型締装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の1実施の形態について図
1〜図3を参照して説明する。図1,図2中において符
号1は金型であり、金型1は、第1金型部2及び第2金
型部3からなり、各金型部2,3が左右の所定方向Aに
開閉自在である。この金型1のキャビティ1a内には、
押出機4のクロスヘッド5から垂下するパリソン6が供
給される。第1金型部2は、第1金型保持体10を一体
に有し、第2金型部3は、第2金型保持体17を一体に
有している。第1金型保持体10は、後記するロッド1
9に型開閉方向に摺動自在に支持されている。
【0008】第1金型部2は、第1金型保持体10、第
1金型厚さ調節手段30及びクレビスからなる第1ブラ
ケット7aを介して、トグル機構9の一端部に接続され
ている。トグル機構9は、一対の第1,第2トグル部材
7,8を支軸11によつて折曲自在に結合させて構成さ
れ、第1ブラケット7aに第1トグル部材7の先端部が
ピン7bによつて揺動自在に結合されている。支軸11
はガイドブロック12に固設されている。ガイドブロッ
ク12は、一対の中心位置決めガイドバー13,14に
よつて所定方向Aと直交する水平方向(図2上で上下方
向)に案内され、一対のトグル部材7,8を折曲又は直
線状に移動させる。すなわち、基盤50に固設した回転
駆動手段である電動機15によつてボールねじ等の送り
ねじ16を正逆に回転させることにより、送りねじ16
に螺合するガイドブロック12が、基盤50に固設した
ガイドバー13,14の中心軸線方向に往復動する。
【0009】トグル機構9の他端部つまり第2トグル部
材8の先端部には、クレビスからなる第2ブラケット8
a及び第2金型厚さ調節手段31を介してリヤプレート
18が接続される。第2トグル部材8は、第2ブラケッ
ト8aにピン8bによつて揺動自在に結合されている。
リヤプレート18には、図1に示すように一対のロッド
19,20の一端部が接続固着され、各ロッド19,2
0は、その中間部が基盤50の筒状支持部50a,50
bに摺動自在に支持され、その他端部に接続固設した第
1接続体21に第2金型保持体17が固設されている。
しかして、第2金型厚さ調節手段31は、リヤプレート
18、各ロッド19,20、第1接続体21及び第2金
型保持体17を介して第2金型部3に間接的に接続され
て、各金型厚さ調節手段30,31が、それぞれトグル
機構9と金型1との間に位置している。
【0010】各金型厚さ調節手段30,31は、図3に
示すように同様の構成部材を有しており、金型1と一体
的に移動する第1金型保持体10及びリヤプレート18
に、ジャッキ40を設けて構成される。このジャッキ4
0は、ねじジャッキによつて構成され、ジャッキ本体4
1及びジャッキ部材であるねじ部材42とを有する。ね
じ部材42は、ジャッキ本体41によつて前記所定方向
Aとほぼ同一の進退方向Bに進退駆動されて進退位置が
維持・固定される。具体的には、ねじ部材42は、ジャ
ッキ本体41に回転不可能かつ進退移動自在に支持さ
れ、ジャッキ本体41から突出する先端部が第1,第2
ブラケット7a,8aの凹部7aA,8aAに受け入れ
られて止ねじ51によつて固定されている。このねじ部
材42は、トグル部材7,8の先端部中央に対して進退
方向Bの延長線上にほぼ位置しているので、トグル部材
7,8からの反力を単一のねじ部材42によつて支持す
ることが可能である。
【0011】一方、ジャッキ本体41は、回転自在なウ
オームホイール43を有している。ウオームホイール4
3は、その中心の雌ねじ部がねじ部材42の雄ねじ部に
螺合し、かつ、ジャッキ本体41の支持面41a,41
bによつて進退方向Bの両側面が摺動自在に支持されて
いる。このウオームホイール43には、ジャッキ本体4
1に回転自在に支持されるウオーム44が、噛合してい
る。ウオーム44は、カップリング46を介して正・逆
駆動が可能な駆動手段である電動機45によつて回転駆
動される。電動機45のモータ軸には、ロータリエンコ
ーダ47が接続され、電動機45の回転数を検出できる
ようになつている。
【0012】更に、各ブラケット7a,8aには、筒状
の被案内部材55がボルト57によつて取付けられ、こ
の被案内部材55に、ジャッキ本体41に突設した筒状
の案内部材56が摺動自在に係合している。両案内部材
55,56の中心軸線は、ねじ部材42に合致し、ねじ
部材42のジャッキ本体41から突出する部分が両案内
部材55,56によつて覆われている。この両案内部材
55,56により、ブラケット7a,8aを前記進退方
向Bに案内する案内手段を構成している。
【0013】しかして、各ねじ部材42を進退させるこ
とにより、各金型厚さ調節手段30,31の厚さ、ひい
てはトグル機構9の有効長を増減調節させ、第1金型部
2及び第2金型部3の所定方向Aの厚さを調整すること
ができる。一方の金型厚さ調節手段30の厚さ調整は、
第1金型部2の厚さ調整に対応し、他方の金型厚さ調節
手段31の厚さ調整は、第2金型部3の厚さ調整に対応
している。なお、螺合するウオームホイール43及びね
じ部材42により、電動機45の回転を減速してねじ部
材42に伝達する回転運動の減速手段を構成しており、
この減速手段の摩擦力、螺合するウオームホイール43
とねじ部材42との摩擦力及びウオームホイール43と
支持面41a,41bとの摩擦力により、ねじ部材42
の進退位置が維持される。勿論、噛合するウオームホイ
ール43とウオーム44とによつても、電動機45の回
転が減速され、同様の減速手段を構成している。
【0014】次に、上記1実施の形態の作用について説
明する。電動機15を作動させ、送りねじ16を回転駆
動させ、ガイドブロック12を位置決めガイドバー1
3,14に沿わせて移動させることにより、支軸11に
よつて押引される各トグル部材7,8が図2に点線及び
実線で示すように折曲状又は直線状となる。各トグル部
材7,8が折曲状に縮んで一対の金型部2,3が開とな
り、押出機4のクロスヘッド5から垂下する筒状のパリ
ソン6が金型1のキャビティ1a内に供給され、また、
各トグル部材7,8が直線状に伸びて一対の金型部2,
3が公称型締力で閉となり、パリソン6が金型1に保持
される。一対の金型部2,3の開閉作動は、ウオームホ
イール43の側面が支持面41a,41bに当接支持さ
れながら行われる。ウオーム44のリード及びねじ部材
42のリードの少なくとも一方を小さく設定すれば、ね
じ部材42の進退位置が摩擦力によつて良好に維持され
る。
【0015】次に、中空成形機の型締装置の金型厚さ調
節手段30,31の作用について説明する。金型1を厚
さの異なる他の金型1と交換した場合、金型厚さ調節手
段30,31を作動させる。すなわち、電動機45を正
又は逆に作動させ、カップリング46を介してウオーム
44を回転駆動させ、ウオームホイール43を回転駆動
させる。ウオームホイール43は、支持面41a,41
bと摺動しながら回転し、ねじ部材42を螺入又は螺出
させる。これにより、各ブラケット7a,8aが、被案
内部材55が案内部材56に摺動案内されながら進退方
向Bに移動する。
【0016】いま、金型1が薄いものと交換された場合
には、ねじ部材42を螺出させることにより、第1金型
保持体10と第1ブラケット7aとの間隔又はリヤプレ
ート18と第2ブラケット8aとの間隔が増大し、トグ
ル機構9の有効長が調節される。しかして、金型1の厚
さに応じたトグル部材7,8の長さを与えることがで
き、各種の厚さの金型1に対して最適な圧縮力を付与す
ることができるようになる。電動機45は、各金型厚さ
調節手段30,31に個別に装備させることに代えて、
両金型厚さ調節手段30,31に共通として1個を設
け、一対のウオーム44を同時又はクラッチを介して個
別に回転駆動させることも可能である。
【0017】ジャッキ本体41の一対の支持面41a,
41bは、ねじ部材42に螺入又は螺出を与える際にウ
オームホイール43の回転を円滑に許容しながら反力を
支持するので、ウオームホイール43の雌ねじ部に螺合
するねじ部材42に正確な移動が与えられる。支持面4
1a,41bにスラストベアリングを設けることも可能
である。このような金型厚さ調節手段30,31の調節
作動は、金型1を取外して第1,第2トグル部材7,8
を直線状にして行なう。
【0018】電動機45は、図示を省略した制御装置に
よつて制御させることができる。制御装置の操作盤に金
型1の基準厚さに対する交換後の金型1の厚さの変化量
の値(プラス又はマイナスの数値)を設定し、この変化
量に合わせて制御装置からの電気信号によつて電動機4
5を所定回転数だけ駆動することにより、金型1の厚さ
の自動調節が実行されることになる。電動機45の回転
数は、ロータリエンコーダ47によつて検出する。
【0019】ところで、電動機45をブレーキ付きのも
のによつて構成し、金型厚さ調節手段30,31が非作
動時のウオーム44の回転に積極的に制動を与えること
も可能である。これにより、成形中にねじ部材42の位
置が変化してずれを生じ、型締め力が変化し、成形不良
が発生することを確実に防止することができる。前述し
たように、ウオームホイール43とジャッキ本体41の
支持面41a,41bとの間の摩擦力に加え、噛合する
ウオーム44及びウオームホイール43、並びに螺合す
るウオームホイール43及びねじ部材42の摩擦力によ
り、ねじ部材42の進退位置が維持・固定されるため、
ブレーキは補助的なものである。ウオーム44に対する
制動力は、電動機45がサーボモータの場合には、低電
流を流して出力軸をロックするサーボロックによつて与
えることも可能である。
【0020】上記実施の形態にあつては、ジャッキ40
をねじジャッキによつて構成したが、ラック(ジャッキ
部材)が進退駆動されるラックジャッキ、ラム(ジャッ
キ部材)が進退駆動される油圧ジャッキ等を使用して、
同様の作用を得ることもできる。また、金型厚さ調節手
段30,31を金型1側の部材である第1金型保持体1
0及びリヤプレート18のそれぞれに装備したが、厚さ
が変更される金型部2,3に対応させて、第1金型保持
体10及びリヤプレート18のいずれか一方にのみ装備
することも可能である。案内部材55,56の摺動摩擦
面にブッシュを介在させることも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明に係る中空成形機の型締装置によれば、次の効果
が得られる。すなわち、金型交換時に発生する金型の厚
さ違いに対し、ジャッキ部材を進退駆動させてトグル機
構の有効長を増減調節することで対応できる。その結
果、熟練を要することなく、短時間で正確かつ均一な金
型の厚さ調節作業を行うことができ、調節不良による型
締め力不足に伴う成形ミスを良好に防止することができ
る。特に、ジャッキ部材を進退駆動させてトグル機構の
有効長を大きく増減調節することができるので、大きな
調節量(1〜50mm程度)を得ることが容易であり、
金型を製作し直したり、改造したりすることなく、その
まま使用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施の形態に係る型締装置を備え
る中空成形機の要部を一部断面で示す正面図。
【図2】 同じく中空成形機の要部を示す平面図。
【図3】 同じく金型厚さ調節手段を一部切開して示す
平面図。
【符号の説明】
1:金型、2:第1金型部、3:第2金型部、6:パリ
ソン、7:第1トグル部材、7a:ブラケット、7b:
ピン、8:第2トグル部材、8a:ブラケット、8b:
ピン、9:トグル機構、18:リヤプレート、30,3
1:金型厚さ調節手段、40:ジャッキ、41:ジャッ
キ本体、42:ねじ部材(ジャッキ部材)、43:ウオ
ームホイール、44:ウオーム、45:電動機(駆動手
段)、55:被案内部材、56:案内部材、A:所定方
向、B:進退方向。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パリソン(6)を保持するための開閉自
    在な第1金型部(2)及び第2金型部(3)を有する金
    型(1)と、第1金型部(2)に作用する第1トグル部
    材(7)とリヤプレート(18)を介して第2金型部
    (3)に作用する第2トグル部材(8)とを有し、第1
    金型部(2)及び第2金型部(3)を所定方向(A)に
    開閉駆動するトグル機構(9)と、第1トグル部材
    (7)及び第2トグル部材(8)の先端部間を伸縮させ
    るようにトグル機構(9)を駆動する駆動装置とを備え
    る中空成形機の型締装置であつて、前記第1金型部
    (2)と第1トグル部材(7)の先端部との間、及び前
    記リヤプレート(18)と第2トグル部材(8)の先端
    部との間の少なくとも一方に、ジャッキ(40)が介在
    され、該ジャッキ(40)は、ジャッキ本体(41)及
    びジャッキ本体(41)によつて進退方向(B)に進退
    駆動されて進退位置が維持されるジャッキ部材(42)
    を有し、前記ジャッキ本体(41)に付属させた駆動手
    段(45)の駆動力によつて前記ジャッキ部材(42)
    を進退駆動させてトグル機構(9)の有効長が増減調節
    されることを特徴とする中空成形機の型締装置。
  2. 【請求項2】 前記ジャッキ部材(42)が、前記トグ
    ル部材(7,8)の先端部に対する前記進退方向(B)
    の延長線上に位置していることを特徴とする請求項1の
    中空成形機の型締装置。
  3. 【請求項3】 前記ジャッキ部材(42)が、前記トグ
    ル部材(7,8)にピン(7b,8b)によつて結合さ
    れるブラケット(7a,8a)に取付けられ、前記ジャ
    ッキ本体(41)が、前記リヤプレート(18)及び前
    記第1金型部(2)の少なくとも一方に取付けられると
    共に、該ジャッキ本体(41)が取付けられる前記リヤ
    プレート(18)又は前記第1金型部(2)に、前記ジ
    ャッキ(40)を駆動する正・逆駆動が可能な駆動手段
    (45)が装備されていることを特徴とする請求項1又
    は2の中空成形機の型締装置。
  4. 【請求項4】 前記ジャッキ部材(42)がねじ部材
    (42)であり、前記ジャッキ本体(41)が、該ねじ
    部材(42)に螺合し、かつ、前記進退方向(B)の移
    動が拘束された状態で回転自在に支持されるウオームホ
    イール(43)と、回転自在に支持され、該ウオームホ
    イール(43)に噛合するウオーム(44)とを有し、
    該ウオーム(44)が、駆動手段(45)によつて回転
    駆動されることを特徴とする請求項1,2又は3の中空
    成形機の型締装置。
  5. 【請求項5】 前記ジャッキ(40)が設けられる前記
    ブラケット(7a,8a)に被案内部材(55)が取付
    けられ、前記ジャッキ本体(41)に案内部材(56)
    が取付けられ、被案内部材(55)が、案内部材(5
    6)に摺動案内されて前記進退方向(B)に移動するこ
    とを特徴とする請求項3又は4の中空成形機の型締装
    置。
JP11047366A 1999-02-25 1999-02-25 中空成形機の型締装置 Pending JP2000238117A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101577390B1 (ko) * 2014-06-24 2015-12-17 (주)피엔에프 몰드 사이즈 호환성 구조를 개선한 몰딩머신

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KR101577390B1 (ko) * 2014-06-24 2015-12-17 (주)피엔에프 몰드 사이즈 호환성 구조를 개선한 몰딩머신

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