JP3300093B2 - カメラの合焦装置 - Google Patents

カメラの合焦装置

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JP3300093B2
JP3300093B2 JP3673693A JP3673693A JP3300093B2 JP 3300093 B2 JP3300093 B2 JP 3300093B2 JP 3673693 A JP3673693 A JP 3673693A JP 3673693 A JP3673693 A JP 3673693A JP 3300093 B2 JP3300093 B2 JP 3300093B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はカメラの合焦装置に関
し、特に、撮影画面内の複数のポイントについて被写体
距離を測定する多点測距機能を有する自動合焦カメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動焦点(以下、AFと
記す)カメラに於ける測距装置は、一般に撮影画面内の
中央部に存在する被写体(物体)に対する距離を測定
し、その被写体までの距離に応じて撮影用レンズを移動
させることにより、ピント合わせを行うようになってい
る。
【0003】しかし、このように構成されたAFカメラ
に於ける従来の測距装置に於いては、撮影画面の中央部
に被写体が位置しない場合には、いわゆる「中抜け」と
称されるピント外れを起こす。そのため、無限遠にピン
トが合った写真ができ上がり、所望の被写体に対して正
確なピント合わせができないという欠点があった。
【0004】そこで、このような欠点を除去するため
に、図22に示されるように、撮影画面1内の複数のポ
イント、例えば、中央(以下、ポイントCと記す)、左
側(以下、ポイントLと記す)、右側(以下、ポイント
Rと記す)の3点を測距することにより、撮影画面1の
中央部に被写体が位置しない場合でも上述した「中抜
け」を防止できるようにしたカメラの測距装置が実現さ
れている。また、この種の測距装置では、主に統計的な
主要被写体の存在確率より、複数の測距ポイントのう
ち、最も近い測距結果を選択してピント合わせを行うよ
う構成されている。
【0005】しかしながら、このような多点測距装置を
有するAFカメラは以下の欠点を有する。例えば、図2
2に示された撮影画面のように、ピントを合わせたい被
写体2が中央にある場合、すなわち、距離を合わせたい
ポイントはポイント「C」の中央であるのに、左右の測
距ポイント「L」、「R」の方が近距離にある窓枠2
a、2bにピントが合っている。このため、左右の測距
ポイントの方、つまり、図22に示される画面では、窓
枠2a、2bにピントの合った写真ができ上がってしま
う。
【0006】したがって、この欠点を解消するために
は、中央の測距データのみに基いてピントを合わせを行
うスポット測距モードを備えることが考えられる。
【0007】また、確実にピントを合わせたい被写体を
測距ポイント「C」、「L」、「R」以外に配置したい
場合等は、ピントを合わせたい被写体を一度、中央に入
れてレリーズ釦を半押しして、ファーストレリーズ操作
によって測距する。その後、カメラを狙いの構図にし
て、レリーズ釦を全押しし、セカンドレリーズ操作によ
りシャッタを切る、いわゆるフォーカスロックが有効で
あり、この場合も、スポット測距モードを備えることが
有利である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、多点測距装
置を有するAFカメラに於いて、上記の欠点を解消する
ために、スポット測距機能を備えた場合には、撮影者は
撮影に便利なAFカメラであるにも拘らず、その撮影に
際して多点測距モードかスポット測距モードかを選択
し、そのモードへの切換操作をしなければならないとい
う煩わしさがある。
【0009】このため、特開平2−240643号や、
本出願人による本願平2−6727号に於いて、2回の
測距結果に差異がある場合やレリーズ釦の半押し時間が
所定時間より長い場合に、撮影者にフォーカスロックの
意志ありとして、レリーズ釦半押しのタイミングで記憶
された測距情報のうち画面中央の測距ポイントに相当す
る測距情報により撮影を行うという技術が記載されてい
る。
【0010】しかしながら、このように簡単な方法で
は、人物の最高の表情をとらえようと、慎重に撮影タイ
ミングを待っている場合など、上述した中抜けのような
重大な欠点を引起こす可能性があった。
【0011】この発明のカメラの合焦装置はこのような
課題に着目してなされたものであり、その目的とすると
ころは、多点測距モードとスポット測距モードとを備え
たAFカメラに於いて、各モードへの切換操作を不要と
するとともに、撮影に際して撮影者の意に沿わない測距
モードが選択されて意図しない被写体に合焦してしまう
ことのない自動合焦カメラを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のカメラの合焦装置は、撮影画面内の略中
央部分を測距する中央測距手段と、撮影画面内の周辺部
分を測距する周辺測距手段と、測距開始を指示する測距
指示手段と、露光開始を指示する露光指示手段と、上記
測距開始の指示から上記露光開始の指示の間に、カメラ
に生ずる第1の方向のふれ量を検出する第1のふれ量検
出手段と、上記測距開始の指示から上記露光開始の指示
の間に、カメラに生ずる上記第1の方向と直交する方向
のふれ量を検出する第2のふれ量検出手段と、上記第1
のふれ量検出手段が所定以上のふれ量を検出した場合に
は、上記中央測距手段及び上記周辺測距手段によって検
出された測距値に基づいて上記撮影レンズのピント合わ
せを行い、上記第2のふれ量検出手段が所定以上のふれ
量を検出した場合には、上記中央測距手段によって検出
された測距値に基づいて撮影レンズのピント合わせを行
ピント合わせ制御手段とを具備する。
【0013】
【作用】 すなわち、本発明のカメラの合焦装置において
は、中央測距手段により撮影画面内の略中央部分が測距
され、周辺測距手段により撮影画面内の周辺部分が測距
され、測距指示手段により測距開始が指示され、露光指
示手段により露光開始が指示され、上記測距開始の指示
から上記露光開始の指示の間に、第1のふれ量検出手段
によりカメラに生ずる第1の方向のふれ量が検出され、
第2のふれ量検出手段により上記第1の方向と直交する
方向のふれ量が検出される。そして、上記第1のふれ量
検出手段が所定以上のふれ量を検出した場合には、上記
中央測距手段及び上記周辺測距手段によって検出された
測距値に基づいて上記撮影レンズのピント合わせを行
い、上記第2のふれ量検出手段が所定以上のふれ量を検
出した場合には、上記中央測距手段によって検出された
測距値に基づいて撮影レンズのピント合わせを行う。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の第1実施例に
係るカメラの合焦装置について説明する。本実施例のカ
メラの合焦装置は、図1に示すように、画面内中央部を
測距する中央測距装置11と、画面内周辺部を測距する
周辺測距装置12と、それらの出力を記憶するメモリ1
3と、測距タイミングを決定するために、シャッターボ
タンの半押し状態で閉成される第1のスイッチ(1st
レリーズスイッチ)16と、露光タイミングを決定する
ためにシャッターボタンの押しこみ状態で閉成される第
2のスイッチ(2ndレリーズスイッチ)17と、カメ
ラの振動状態を検出する振動検出部14、及び上記中央
測距装置11、周辺測距装置12と、上記振動検出部1
4の出力結果に従って、撮影レンズのピント合せ制御を
行う演算制御部15とによって構成される。ここで、1
8はピント合せ部である。
【0015】例えば、図13(c)のような構図で画面
の端部にいる人物にピントを合せたい時、従来の多点測
距カメラでは、まず多点測距モードを解除し、画面中央
部のみを測距するスポット測距モードを設定した後、図
13(b)のように画面中央にピントを合せたい人物が
来るようにカメラを構え、一般にレリーズボタンの半押
しによって測距を行い(フォーカスロック)、図13
(a)のようにカメラを動かして、図13(c)の構図
とした後、レリーズボタンを押しこんで撮影する必要が
あった。
【0016】もし、上記操作を行なわずに、図13
(c)の構図のままレリーズボタンを押しこむと、中央
に存在する花が一番近い距離にあるため、最至近選択に
て主要被写体を判別するカメラでは、この花にピントが
合い、人物にピントを合わせることができなかった。ま
た、スポットモードを設定せずに、レリーズボタン半押
しの後の構図変更を行うと、花が最至近にあるので、こ
れを選択して人物にはやはりピントを合せることができ
なかった。
【0017】本実施例はレリーズボタン半押し後、構図
変更があった時は、撮影者にフォーカスロックの意図が
あるとして、自動的にレリーズボタン半押しの時点で中
央にいた被写体にピントを合わせるため、簡単に図13
(c)のような構図の写真をきれいにとることができ
る。そして、本実施例では、上記構図変更をカメラの振
動検知にて判断する。この振動検知装置は、カメラの手
ブレ対策用としても兼用できるものである。
【0018】通常撮影時は、多点測距の最至近選択、又
は、平均値選択等の技術によって、画面内中央に被写体
がいなくても、ピンボケ写真を防げることは言うまでも
ない。
【0019】次に、図1の構成を前提に図2のタイミン
グチャートにより、より詳細に説明する。1stレリー
ズスイッチ16と2ndレリーズスイッチ17が撮影者
の操作によりHからLになると、それら各々の直後に振
動検出部14の振動出力Vxが演算制御部15にサンプ
リングされる。
【0020】また、Vx は、1stレリーズと2ndレ
リーズの間でサンプリングされる。このVx は、図2の
ようにカメラを動かせば大きな値を示し、停止させれば
小さな値を出すものを想定している。つまり、この例で
は、1stレリーズ時点では、しっかりとピントを定め
るために、カメラを停止させており、また、2ndレリ
ーズ時点でも手ブレを押さえるために、カメラを停止さ
せていることを示している。また、1stレリーズと2
ndレリーズの間は、Vx は大きな出力となるので、撮
影者がカメラを動かしていることを示している。
【0021】つまり、この時、撮影者には、フォーカス
ロックの意図があったと考えられ、演算制御部15は、
1stレリーズによってメモリ13にとりこんでいた中
央測距装置11と、周辺測距装置12の出力から、中央
測距装置11の出力を選択し、これに従ってピント合せ
部18を介してピント制御を行う。
【0022】この演算制御部15の動作を図3のフロー
チャートを用いてより詳細に説明する。ステップS1で
は、撮影者に測距の意思があるかどうかを判定する1s
tレリーズスイッチ16の入力状態を検出する。1st
レリーズスイッチ16がONすると、S2、S3にて、
中央及び左右の測距を行う。
【0023】次にS4にて先に説明した振動検出を行
い、この出力結果をV1 とするS5では、タイマーをリ
セット、S6にてカウントする。
【0024】S8にて、タイマーが所定時間T0 をカウ
ントすると、再度S9にて振動検出し、この結果をV2
とする。ここで、T0 以前に撮影者が2ndレリーズS
W17をONした場合は(S7)、構図変更する時間は
なかったとして、S14にて、中央測距結果lc と周辺
測距結果lp より最至近に存在する被写体を選んでそこ
にピント合せする。
【0025】S10にて、撮影者が撮影の意図でレリー
ズボタンを押しこんだ時、閉成する2ndレリーズスイ
ッチ17がONすると、さらにS11にて振動検出を行
いこの結果をV3 とする。
【0026】S12では、これらの振動検出結果V1
2 、V3 からV1 とV3 の平均とV2 の差をVx とし
て演算する。つまり、1st〜2ndレリーズ間の振動
が測距時と露光開始時の振動より大きいかどうかを示す
値がVx となる。この絶対値が所定値Vx0より大きい
時、先に説明したように、撮影者が構図変更を行った可
能性が高いと考えられ、S16にて、中央測距結果lc
を選択し、そこにピント合せを行う。
【0027】一方、Vx がVx0より小さい時は、撮影者
は被写体の表情を観察している等、構図変更を行ってい
ないと考えられるので、S14にて最至近選択を行う。
そして、S15にて露光を行って、撮影シーケンスを終
了する。
【0028】次に、図4、図5を用いて、本発明の第2
実施例を説明する。この実施例は、図1の構成にファイ
ンダー内表示部15aを追加したものである。図5
(a)において、ファインダー画面1の中央部にピント
を合せたい人物をおき、1stレリーズスイッチ16を
押し、フォーカスロックを行い、図5(b)のように構
図変更で振動が検出されると、ファインダー内にフォー
カスロック表示15aが点灯する。
【0029】このように本実施例では、ファインダー内
表示にて撮影者にフォーカスロックにて中央測距を優先
したことを明示するため、より失敗のない写真撮影が行
える。撮影者は、この表示を見て、自分の思いどおり
に、フォーカスロックがなされていない時や手ブレ等で
フォーカスロック表示が出てしまった時は再度、1st
レリーズスイッチ16を押し直せばよい。
【0030】図6はこの実施例の動作を示すフローチャ
ートである。この実施例では、1stレリーズの直後の
振動検出を行なわず、タイムラグの短縮を行っている。
【0031】1stレリーズのあと、中央と周辺の測距
を行い(S1〜S3)、S4にてタイマーをリセット、
所定時間T0 後のカメラの振動出力Vx をS8にて検出
し、この結果が所定の振動レベルVx0より大きいと、S
9にて、上記ファインダー内表示15aをS10にて行
なう。
【0032】所定時間T0 は、1stレリーズを行った
後、撮影者が構図を変更するまでの時間、約100ms
ecとする。1stレリーズ時測距終了の表示を、図5
(a)の15aのように行ってもよく、これが点灯する
までは、撮影者による構図変更を禁止されるので、図5
(a)の15aの点灯タイミングはS4からS8の間で
行えばよい。
【0033】S10のフォーカスロック表示後は、1s
tレリーズスイッチ16、2ndレリーズスイッチ17
の入力状態をS11、S12で検出するので、表示結果
が撮影者の思いどおりでなければ1stレリーズスイッ
チ16をOFFすれば再度やり直しが可能となる。S1
2、S16以降は図3のフローチャートと同様である。
【0034】次に、図7、図8を用いて、図1、図4に
示した中央測距装置11と周辺測距装置12についてさ
らに詳細に説明する。
【0035】図7に於いて、赤外発光ダイオード(以
下、IREDと略記する)19で発光した赤外光は、投
光レンズ20で集光されて被写体21に向けて照射され
る。この被写体21からの反射光は、受光レンズ22に
より半導体素子から成る周知の位置検出素子(以下、P
SDと略記する)23上に結像される。このPSD23
では、その結像位置に応じて、光電流I1 及びI2 が分
流され、この分流する光電流I1 及びI2 がAF用IC
(集積回路)24に供給される。このAF用IC24
は、IRED制御用トランジスタ25を介して上記IR
ED19をパルス駆動すると共に、上記PSD23から
の光電流I1 、I2 に基く測距情報を、メモリ13及び
演算制御部15に供給する。
【0036】ここで、受光レンズ22の光軸をPSD2
3の中心軸に一致させ、これを原点としたときの反射光
の入射位置をx、投光レンズ20と受光レンズ22との
主点間距離、つまり基線長をs、受光レンズ22の焦点
距離をfaとすれば、被写体距離dは次式で与えられ
る。
【0037】 d=s・fa/x …(1) IRED19による被写体21からの反射光によって、
PSD23で発生する光電流I1 、I2 は、共に反射光
強度に比例するが、光電流比I1 /I2 は反射光強度に
は依存せず、入射光位置xのみで決定される。したがっ
て、PSD23の全長をtとすれば、光電流比をI1
(I1 +I2 )の形でとると数1のようになる。
【0038】
【数1】 この数1に上記(1)式を代入すれば、光電流比I1
2 は、数2の如くなる。
【0039】
【数2】 したがって、PSD23の光電流比I1 /(I1
2 )が求まれば、被写体距離dが一義的に決定される
ことになる。
【0040】尚、図7では、アクティブ式三角測距方式
の測距原理の説明を簡単にするために、単純な一点測距
を行う構成としているが、これを三点測距にしたときの
測距手段としての中央測距装置11及び周辺測距装置1
2の光学系の構成を図8に示す。
【0041】この図8に於いては、3個のIRED19
a、19b、19cに対して、3個のPSD23a、2
3b、23cが用いられている。そして、3個のIRE
D19a、19b、19cからの各測距用赤外光ビーム
26a、26b、26cは、投光レンズ20により被写
体21に向かう。この被写体21から戻った各ビーム
は、受光レンズ22により3個のPSD23a、23
b、23cのうちの対応するPSDに入射されるように
なっている。
【0042】尚、この図8では、全体の構成を理解しや
すいように、投光レンズ20と受光レンズ22とを横方
向に並べているが、実際には、図8に示した横方向の配
置を縦方向の配置に変える必要がある。すなわち、投光
レンズ20と受光レンズ22とを縦配置にして、3個の
IRED19a、19b、19cからの赤外ビームを、
図12に示されたファインダ内視野の各測距ポイント
「L」、「C」、「R」にそれぞれ対応させる必要があ
る。
【0043】これらの中央測距装置11及び周辺測距装
置12に於ける光学系の具体的な構成例として、中央の
IRED19bからの赤外光ビーム26bに対する左右
のIRED19a、19cからの赤外光ビーム26a、
26cのなす角αは、約7°に決められており、IRE
D19a、19b、19cの間隔をg1 、投光レンズ2
0の焦点距離をfa1 とすると、次の式(2)を満足す
るように設計されている。
【0044】 tanα=g1 /fa1 …(2) また、上記PSD23a、23b、23cの間隔を
2 、受光レンズ22の焦点距離をfa2 とすると、投
光レンズ20と受光レンズ22との相互の焦点距離をf
1 =fa2 にしたとき、IRED19a、19b、1
9cの間隔とPSD23a、23b、23cの間隔は、
それぞれg1 =g2 に設定される。
【0045】尚、PSDを3個に分離した理由は、一点
測距時に他の方向からの入射角の影響を極力小さくし
て、S/Nの向上を図るためである。
【0046】次に、図を参照して、中央測距装置11
及び周辺測距装置12のより詳細な構成を説明する。
【0047】中央のIRED19bには、IRED19
a、19cが直列に接続されており、これらのIRED
19b、19a、19cは、それぞれスイッチ100、
101、102を介してVccとグラウンド間に接続され
ている。
【0048】一方、PSD23bの両端はアンプ103
及び104間に接続され、並列接続されたPSD23a
及び23cは、同様にアンプ105及び106間に接続
される。これらアンプ103〜106の出力には、ダイ
オード107、108、109、110とバッファ11
1、112、113、114が接続されている。上記ア
ンプ103〜106及び111〜114には、演算制御
部15によりイネーブル信号が供給される。尚、115
はこのイネーブル信号を反転するインバータである。
【0049】これらバッファ111〜114には、トラ
ンジスタ116及び117が接続される。これらトラン
ジスタ116及び117には、定電流源118、コンデ
ンサ119が図示の如く接続され、差動増幅回路121
を構成している。
【0050】すでに数2において距離dがI1 とI2
よって求められることは説明したが、数2に於けるI1
/(I1 +I2 )をどのように演算するかを説明する。
【0051】図のようにI1 とI2 は各々圧縮ダイオー
ド108と107に流しこまれるが、バッファ111、
112を介して、ペアのNPNトランジスタ116と1
17にこれらの圧縮電圧が入力されるので、次の関係が
成立する。
【0052】
【数3】 また、定電流118により、 Ia +Ib =I01 …(7) 従って、
【数4】 よって、Ia は、上記I1 /(I1 +I2 )を演算した
形となる。従って、測距に先立ち、積分用C119をリ
セット回路134にて初期化した後、IREDを発光さ
せ、それに同期して、電流源118をONすれば、積分
Cの両端にI1/(I1 +I2 )に比例した電圧が出力
される。演算制御部15は内蔵のA/Dコンバータで端
子135より、その積分電圧を読みとり、数2に従って
被写体距離dを演算することができる。
【0053】中央部を測距する等は、IRED19b
を、スイッチ100によってON/OFFし、PSD2
3bを用いるために、イネーブル信号にて、アンプ10
3、104、バッファ111、112を選択する。
【0054】また、周辺を測距する時は、イネーブル信
号によって、アンプ105、106及びバッファ11
3、114を選択し、PSD23a又はPSD23cを
用いる。この状態でIRED19a、19cを順次発光
させ、そのつど電流源118をONし、コンデンサ11
9の両端の電圧を演算制御部15が読みこむようにす
る。
【0055】次に、図10、図11を参照して第3の実
施例を説明する。
【0056】図10のように振動検出部14は、投光素
子32、受光素子35等から成り、ファインダー接眼部
31を覗き込む撮影者44の顔面45と、カメラ間の距
離変化によって振動を検出するタイプのものを想定して
いる。また、CPU15’は図1の演算制御部15とメ
モリ13とを含むものとする。
【0057】CPU15′がドライバ30を介して、投
光素子32を発光させると、投光レンズ33を介して、
信号光が顔面45を照射する。この信号光は受光レンズ
34を介して受光素子35に入射するが、カメラと顔面
との距離が変化すると、受光素子35に入射する反射信
号光量が変動する。抵抗36によって電圧に変換された
信号は、コンデンサ37により、交流成分のみ帰還抵抗
38をもつアンプ39に入力され、アンプ出力はコンパ
レーター40に入力される。
【0058】従って、振動が多いとコンパレーター40
の反転する回数は増加する。その反転回数を時分割でカ
ウントするのが3つのカウンタ41〜43である。
【0059】以下、図11のタイミングチャートを参照
して上記構成の動作を説明する。
【0060】1stレリーズスイッチ16の入力直後、
中央測距、周辺測距が行われると、振動検出がなされる
が、図にVx として示したように振動が多いとVx の変
動が多く、振動が少ないとVx の変動は少ない。
【0061】カウンタ1(41)は、測距直後の振動回
数をT1 の期間だけカウントする。また、カウンタ2
(42)は2ndレリーズスイッチ17の押し込み後の
1 の期間だけVx の変動をカウントする。
【0062】カウンタ3(43)は、カウンタ1(4
1)とカウンタ2(42)が作動する間のTx の間隔、
x の変動回数をカウントする。このTx は撮影状況に
より変化するのでCPU15′はこれを計算する。
【0063】図12は本実施例の動作を示すフローチャ
ートである。測距(S2、S3)の終了後(S4)及び
2ndレリーズスイッチ17(S9)の入力後(S1
0)におけるカウンタ1(41)、カウンタ2(42)
によるVx の変動カウントN1、N2 についてはすでに
説明した。このカウンタ期間をT1 とする。
【0064】また、S4とS10の間の時間TはS6に
より計時される。
【0065】このTの間S7にて、Vx の変動回数N3
をカウンタ3(43)にてカウントする。このようにし
て求めたN1 、N2 、N3 とT1 、TによりS11で
は、Nx を計算する。N1 とN2 の平均は、T1 により
時間で正規化され、N3 はTにて、同様に割算されるの
で、時間あたりの振動回数の差がNx として演算され
る。これが多い場合は構図変更を行った可能性が高いの
で、S12にて、所定値Nx0と比較し、Nx0より大きい
時は、S14にてフォーカスロック動作として、画面中
央の被写体距離lc にピント合せする。逆にNx0よりN
x が小さいか同じの時は、S13にて最至近選択のピン
ト合せを行う。
【0066】ここで、本実施例においては第1、第2実
施例のようにすぐに露光シーケンスへと移動せず、この
振動検知手段を用いて手ブレ防止を行う。以下、このス
テップについて説明する。
【0067】S15では、再度カウンタ1(41)を動
かせて、T1 だけVx の変動回数のカウントを行う。そ
して、このカウント回数N4 が所定量Nx1より大きいか
どうかをS16にて判定する。
【0068】N4 がNより大きいと、このまま露光を行
っても手ブレによりきれいな写真が撮影できないとし
て、S15に戻るようにする。そして、S15、S16
を反復し振動がおさまってから、露光シーケンスS17
に移行するようにすれば、ピンボケや手ブレの発生を防
止することができる。
【0069】図10の構成では振動の方向までは検出で
きないが、次に、その方向も加味した、より効果の高い
実施例を説明する。図14のようにマルチAFの測距ワ
クの並びと、構図変更の方向が一致していないと、かえ
って悪影響を生じることがある。図14(a)で、せっ
かく最至近選択で人物を測距しても、図14(b)のよ
うに構図変更すると、上記実施例では、中央の風景にピ
ントが行ってしまう。図15から図21に、カメラの振
動を画面の上下方向と左右方向に分離して検出して、そ
れらの値から測距位置を定める第4実施例を示す。
【0070】図15に示すように、被写体に向かって左
手方向をx軸、カメラの上方をy軸、被写体側の光軸方
向をz軸と、それぞれの空間に対するカメラの座標方向
を定める。カメラの振動の内、回転運動による像の移動
の方が平行移動による像移動より大きい事が知られてい
るため、カメラの振動の内、回転運動にのみ着目する。
ここで、カメラが振動によりx軸まわりに回転した場合
は、画面の上下方向に像が移動し、y軸まわりに振動し
た場合は、画面の左右方向に被写体像が移動する。ま
た、カメラの回転振動による被写体像の像の画面上の移
動量dは、回転角度θ、カメラの撮影レンズの焦点距離
をfとした場合、近似的に、 d=f・tan(θ) 或いは、更に近似的に d=f・θ[rad] と表される。
【0071】このようなカメラの回転と像移動の関係に
着目して、被写体画像の移動を画面の上下方向と左右方
向に分離して検出する場合の本発明の第4実施例の概略
構成を図16に示す。
【0072】振動検出部14′は、カメラのx軸まわり
の振動による回転を角速度として検出する。x軸まわり
角速度検出回路110と、上記のx軸まわり角速度検出
回路110の出力信号を積分しカメラのx軸回転角を求
めると共に撮影レンズの焦点距離に基づいて被写体画像
のy方向の像の移動量を上式から演算し求めるy方向像
移動量演算回路111と、カメラのy軸まわりの振動に
よる回転を角速度として検出するy軸まわり角速度検出
回路112と、上記のy軸まわり角速度検出回路112
の出力信号を積分し、カメラのy軸回転角を求めると共
に撮影レンズの焦点距離に基づいて被写体画像のx方向
の像の移動量を上式から演算し求めるx方向像移動量演
算回路113とから構成される。
【0073】振動検出部14′の上記のy方向像移動量
演算回路111とx方向像移動量演算回路113は、演
算制御部15に接続されており、演算制御部15からの
リセット信号に応じて積分演算が初期値に再設定される
と共に、演算された像移動量情報が演算制御部15に出
力される。
【0074】演算制御部15には、露出の準備を促す信
号を発する1stレリーズスイッチ16と、実際の露出
を指示する2ndレリーズスイッチ17、画面の中央を
測距するための中央測距装置11、画面の中央から横方
向にずれた位置の被写体の距離を測るための周辺測距装
置12、中央測距装置11と周辺測距装置12により計
測された被写体の距離を記憶するためのメモリ13と、
被写体に撮影レンズのピントを合わせる為のピント合わ
せ部18が接続されている。
【0075】カメラの回転による振動を角速度として検
出するためのx軸まわりの角速度検出回路110とy軸
まわり角速度検出回路112の構成を、図16から図1
9にを用いて説明する。
【0076】2つの角速度検出回路はその検出軸を所定
の方向に向けてカメラ上に配置されておりその構成は同
一のため、説明を簡単にするために、一つの角速度検出
回路について説明を行う。本実施例での角速度検出は、
振動体に加わるコリオリの力の検出によるものである。
【0077】図17(a)、(b)にその振動体の構成
を示す。振動体201は三角柱の形状を持ち、振動体支
持部202aと202bにより、支持部を支点として屈
曲振動を発生する。また、検出感度軸は、三角柱の長手
方向(図のk軸方向)に設定される。振動は、三角柱の
支持部の反対側の面に張り付けられた加振用バイモルフ
型圧電体203への交番電圧の印可による屈曲振動によ
る。また、三角柱の他の2面に張り付けられた2つの検
出用バイモルフ型圧電体204と205により、その振
動状態がモニターされる。
【0078】角速度検出回路全体の構成を図18に示
す。上記の加振用バイモルフ型圧電体203に与える交
番電圧を発生するための発振器206と、検出用バイモ
ルフ型圧電体204と205の出力差を取り出すための
差動増幅器107と、差動増幅器207の出力信号を検
波するための検波回路208と、検波された信号を平滑
化するための平滑化回路209から構成されている。
【0079】k軸まわりの角速度が無い場合の角速度検
出回路の信号状態について図19(a)から(f)を用
いて説明する。発振器206からのサイン波状の交番電
圧により加振用バイモルフ型圧電体203が屈曲し、振
動体201には図19(a)のサイン波状のFなる力が
加わり屈曲振動を生じる。この屈曲振動により、2つの
検出用バイモルフ型圧電体204と205には、回路上
のP1とP2の位置で、それぞれ図19(b)と(c)
に示す電圧が発生する。二つの検出用バイモルフ型圧電
体は、加えられるFの力に対して等価な位置関係を持つ
ため、等しい電圧が発生し、差動増幅回路207の出力
は(図18のP3の位置)、図19(d)に示すように
ゼロを示す。結果、検波回路208の出力(図18のP
4の位置)、平滑化回路209の出力(図18のP5の
位置)に於いても出力信号はゼロとなる。つまり、角速
度が振動体に加えられていない場合に出力はゼロであ
る。
【0080】次に、k軸まわりに角速度ωが加えられて
いる場合を図20に示す。公知のように、回転体に横方
向から力を加える場合、加えられる力と直交する方向に
コリオリの力が発生する。このコリオリの力は回転体の
角速度ωと加える力に比例する。図20(a)に示すよ
うに、振動体201に振動による力Fと角速度ωが加え
られる場合、発生したコリオリの力Cも振動体201に
加わる事になる。そのため、振動体201には、振動に
よる力Fとコリオリの力Cの合力Aが加わる事になる。
この力を2つの検出用バイモルフ型圧電体204と20
5で検出する場合を、図18のP1とP2の位置に於け
る信号で表すと、図20(b)と(c)の様になる。
【0081】これは、合力Aの方向が検出用バイモルフ
型圧電体204の屈曲面に対して深く、かつ、検出用バ
イモルフ型圧電体205の屈曲面に対して浅くなるため
に2つの圧電体の屈曲量が異なるためである。この2つ
の信号の差動増幅の結果を図20(d)に示す。角速度
が無かった場合と異なり、加えられた振動に応じて出力
が得られる。この信号を検波回路208で処理すると、
図20(e)の信号が得られ、更に、平滑化する事で図
20(f)の信号が得られる。この信号は、加えられた
角速度ωに比例する信号である。つまり、図18で示し
た角速度検出回路により角速度が検出される。
【0082】公知の様に角速度と回転角は1つ次元の異
なる信号であるため、角速度を積分する事で回転角が得
られる。ある時間T1 からある時間T2 までの間に回転
した角度を求めるためには、ある時間T1 から積分を開
始し時間T2 に於いて積分結果をモニターすれば良い。
つまり、カメラの操作に於いて1stレリーズ操作から
2ndレリーズ操作までの間にカメラの回転した角度を
求める為には、1stレリーズ操作時点で積分器をリセ
ットして2ndレリーズ操作時点で積分器の出力を読み
出せば良い。この回転角と撮影レンズの焦点距離から画
面上での被写体画像の移動量を求める事が出来る。ま
た、回転による像移動量は、カメラの撮影レンズの焦点
距離にほぼ比例するため、積分のための定数にこの焦点
距離を加味する事で像移動量を求めることが出来る。
【0083】図21は第4実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
【0084】まず、アドレスS41において、1stレ
リーズスイッチ16の操作があるまで1stレリーズス
イッチ16を調べる。操作があった場合には、アドレス
S42でサブルーチン<中央測距>を行い画面中央の被
写体までの距離Lc を求める。次に、アドレスS43で
サブルーチン<周辺測距>を行い画面中央の横の被写体
までの距離Lp を求める。次に、アドレスS44で、y
方向像移動量演算回路111とx方向像移動量演算回路
113の積分器をリセットする。これによりこれ以降、
y方向像移動量演算回路111とx方向像移動量演算回
路113は、1stレリーズ以降のカメラの回転振動に
よる画像の移動量を出力する。
【0085】次に、アドレスS45で、2ndレリーズ
スイッチ17の操作を調べる。操作が無い場合には、ア
ドレスS46に進み1stレリーズスイッチ16の操作
の継続を調べる。もしここで1stレリーズスイッチ1
6の操作の継続が確認されなかった場合には、撮影の準
備をキャンセルするためにアドレスS41へ戻る。1s
tレリーズスイッチ16の継続が確認された場合にはア
ドレスS45へ戻る。アドレスS45で2ndレリーズ
スイッチ17の操作が検出された場合には、撮影を行う
ためにアドレスS47へ進む。
【0086】アドレスS47では、y方向像移動量演算
回路111の出力yv を読み出す。アドレスS48でこ
の読み出したy方向の像移動量と所定値yv0とを比較す
る。このy方向は測距の為の測距センサの配列と異なる
方向であるために、このy方向の画角の変化が大きい場
合本発明の意図する測距エリアの選択では十分な効果を
期待できないため、通常の測距エリアの選択(至近距離
へのピント合わせ)を行うために比較する。所定値yv0
との比較の結果画角の変更が小さいと判断された場合に
はアドレスS49へ、画角の変更が大きいと判断された
場合はアドレスS52へそれぞれ進む。
【0087】アドレスS49へ進んだ場合、x軸方向の
像移動量xv をx方向像移動量演算回路113から読み
出す。次に、アドレスS50で読みだした像移動量xv
と所定値xv0を比較する。像移動量xv が所定値xv0
り小さい場合、撮影者は画角の変更を行っていないと判
断し通常の測距エリアの選択のためにアドレスS52へ
進む。所定値xv0より大きく画像の横方向の移動が発生
している場合には、撮影者による画像の構図変更がある
と判断しアドレスS51では、アドレスS42で行った
中央測距エリアでの測距結果Lc に基づいてピント合わ
せを行い、続いてアドレスS53でフィルムへの露光を
行い、アドレスS41へ戻る。
【0088】通常の測距エリアの選択のためにアドレス
S52へ進んだ場合には、中央測距結果Lc と周辺測距
結果Lp の最至近を示す距離にピントを合わせ、アドレ
スS53へ進み露光を行う。
【0089】上記の実施例では、像移動演算回路111
と113内での像移動を演算したが、これは、像移動演
算回路111と113内で回転角を求めるにとどめ、演
算制御部15内で読みだした回転角と撮影レンズの焦点
距離から画像の移動を求めるように構成するなど、本発
明の意図を損なわない範囲での構成の変更は可能であ
る。また、本実施例で示したように、画面の上下方向と
左右方向の振動を分離して検出する事で、より精度の高
い測距エリアの選択が可能になる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
とっさの撮影においても中抜けによるピンボケがなく、
なおかつ撮影者が慎重にピントを合わせる時には、撮影
者の意図を反映した正確なピントの合った写真を撮影す
ることができるとともに、カメラに生じる第1の方向の
ふれ量と、この第1の方向とは直交する方向のふれ量と
を別々に検出することにより、より精度の高い測距エリ
アの選択が可能となるオートフォーカスカメラを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るカメラの合焦装置の
構成図である。
【図2】図1に示す合焦装置の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図3】演算制御部の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】第2実施例に係る合焦装置の構成図である。
【図5】図4の構成図の動作を説明するための図であ
る。
【図6】第2実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】一点測距装置の光学系の構成を示す図である。
【図8】三点測距装置の光学系の構成を示す図である。
【図9】中央測距装置及び周辺測距装置の詳細な構成を
示す図である。
【図10】第3実施例に係る合焦装置の構成を示す図で
ある。
【図11】図10に示す合焦装置の動作を説明するため
のタイムチャートである。
【図12】図10に示す合焦装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図13】従来の多点測距装置の問題点を説明するため
の図である。
【図14】第3実施例の欠点を説明するための図であ
る。
【図15】各空間に対するカメラの座標方向の定め方を
説明するための図である。
【図16】第4実施例に係る合焦装置の構成を示す図で
ある。
【図17】角速度検出に使用される振動体の構成を示す
図である。
【図18】角速度検出回路全体の構成図である。
【図19】k軸まわりの角速度がない場合の角速度検出
回路の信号状態を説明するための図である。
【図20】k軸まわりに角速度wが加えられている場合
の角速度検出回路の信号状態を説明するための図であ
る。
【図21】第4実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図22】従来の測距方法の問題点を説明するための図
である。
【符号の説明】
11…中央測距装置、12…周辺測距装置、13…メモ
リ、14…振動検出部、15…演算制御部、16…1s
tレリーズスイッチ、17…2ndレリーズスイッチ、
18…ピント合せ部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−100149(JP,A) 特開 平5−19160(JP,A) 特開 平4−360114(JP,A) 特開 平4−243206(JP,A) 特開 平2−190832(JP,A) 特開 平4−175738(JP,A) 実開 平3−47528(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画面内の略中央部分を測距する中央
    測距手段と、 撮影画面内の周辺部分を測距する周辺測距手段と、 測距開始を指示する測距指示手段と、 露光開始を指示する露光指示手段と、上記測距開始の指示から上記露光開始の指示の間に、カ
    メラに生ずる第1の方向のふれ量を検出する第1のふれ
    量検出手段と、 上記測距開始の指示から上記露光開始の指示の間に、カ
    メラに生ずる上記第1の方向と直交する方向のふれ量を
    検出する第2のふれ量検出手段と、 上記第1のふれ量検出手段が所定以上のふれ量を検出し
    た場合には、上記中央測距手段及び上記周辺測距手段に
    よって検出された測距値に基づいて上記撮影レンズのピ
    ント合わせを行い、上記第2のふれ量検出手段が所定以
    上のふれ量を検出した場合には、上記中央測距手段によ
    って検出された測距値に基づいて撮影レンズのピント合
    わせを行う ピント合わせ制御手段と、 を具備したことを特徴とするカメラの合焦装置。
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