JP3298698B2 - 網内加入者状態通知方式 - Google Patents
網内加入者状態通知方式Info
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- JP3298698B2 JP3298698B2 JP10893493A JP10893493A JP3298698B2 JP 3298698 B2 JP3298698 B2 JP 3298698B2 JP 10893493 A JP10893493 A JP 10893493A JP 10893493 A JP10893493 A JP 10893493A JP 3298698 B2 JP3298698 B2 JP 3298698B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、加入者を収容する複数
の発着加入者収容交換機から構成される交換網における
発着加入者状態を相手加入者収容交換機に通知する網内
加入者状態通知方式に関するものである。
の発着加入者収容交換機から構成される交換網における
発着加入者状態を相手加入者収容交換機に通知する網内
加入者状態通知方式に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の発着加入者収容交換機間での加入
者状態の通知方式では、故障，輻輳等のイベントが発生
した場合にイベントに応じて相手加入者収容交換機に通
知する方式を採っていた（故障通知または輻輳通知、再
開通知等）。
者状態の通知方式では、故障，輻輳等のイベントが発生
した場合にイベントに応じて相手加入者収容交換機に通
知する方式を採っていた（故障通知または輻輳通知、再
開通知等）。
【０００３】図４は従来の網内加入者状態通知シーケン
スについて示した説明図である。図４において、２０
０，２０１，２０２，２０３は交換機、２０４は応答フ
レーム、３０１は加入者を示す。図４に示すように、交
換機２０３で回線故障または、交換機の故障または輻
輳、再開等を検出した場合、網内の全リンクまたは、交
換機（図４では２００、２０１、２０２）に対して故
障、輻輳等通知フレームを即時に一斉に送出していた。
スについて示した説明図である。図４において、２０
０，２０１，２０２，２０３は交換機、２０４は応答フ
レーム、３０１は加入者を示す。図４に示すように、交
換機２０３で回線故障または、交換機の故障または輻
輳、再開等を検出した場合、網内の全リンクまたは、交
換機（図４では２００、２０１、２０２）に対して故
障、輻輳等通知フレームを即時に一斉に送出していた。
【０００４】このため、網内の通知のためのフレームの
増加により網内の輻輳の増長や、通知フレームの紛失に
より規制状態のアンマッチ（回復・規制の遅れ）等があ
り、状態のアンマッチ回避のためさらに確認フレームや
応答フレーム等（図４で２０４）の機能を作り込むなど
といった冗長な処理をおこなっていた。
増加により網内の輻輳の増長や、通知フレームの紛失に
より規制状態のアンマッチ（回復・規制の遅れ）等があ
り、状態のアンマッチ回避のためさらに確認フレームや
応答フレーム等（図４で２０４）の機能を作り込むなど
といった冗長な処理をおこなっていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のような発着加入
者収容交換機間での加入者状態の通知方式では、イベン
ト毎に通知処理が必要であり、通知処理が煩雑になり、
また通知が運転中に紛失した場合のリカバーが複雑、交
換機故障後の再開時の状態取得が複雑になるという問題
があった。
者収容交換機間での加入者状態の通知方式では、イベン
ト毎に通知処理が必要であり、通知処理が煩雑になり、
また通知が運転中に紛失した場合のリカバーが複雑、交
換機故障後の再開時の状態取得が複雑になるという問題
があった。
【０００６】またイベント発生時の通知が集中すること
から輻輳、故障の増長または波及を引き起こすことも問
題となっていた。
から輻輳、故障の増長または波及を引き起こすことも問
題となっていた。
【０００７】またデータリンクコア部分までしかサポー
トしないプロトコルでは、リンクの状態（リスタート、
切断）等のリンク異常を通知する機能が本来なく、ユー
ザへエンド−エンドのリンク情報を通知するためには、
レイヤ２およびレイヤ３と同等の通信プロトコルを網内
で構成する必要がある。
トしないプロトコルでは、リンクの状態（リスタート、
切断）等のリンク異常を通知する機能が本来なく、ユー
ザへエンド−エンドのリンク情報を通知するためには、
レイヤ２およびレイヤ３と同等の通信プロトコルを網内
で構成する必要がある。
【０００８】本発明の目的は、上記課題を解決するた
め、常時定期的に加入者状態を相手加入者収容交換機に
通知することにより、通知処理が単純な網内加入者状態
通知方式を提供することにある。
め、常時定期的に加入者状態を相手加入者収容交換機に
通知することにより、通知処理が単純な網内加入者状態
通知方式を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、加入者を収容する複数の発着加入者収容交換
機と任意数の中継交換機から構成される交換網の網内加
入者状態通知方式において、発着加入者収容交換機間の
通信中の呼対応の通信リンク毎に定期的に発着加入者収
容交換機が相手加入者収容交換機に、加入者物理回線状
態、端末内ソフトウェア状態を含む加入者端末状態、加
入者回線伝送装置状態、加入者閉塞、移行中、故障中、
を含む加入者収容交換機状態、中継回線状態、を通知し
あうことにより発着加入者間のエンド−エンドでの通信
状態情報をお互いに交換しあうことを特徴とする網内加
入者状態通知方式としての構成を有する。
するため、加入者を収容する複数の発着加入者収容交換
機と任意数の中継交換機から構成される交換網の網内加
入者状態通知方式において、発着加入者収容交換機間の
通信中の呼対応の通信リンク毎に定期的に発着加入者収
容交換機が相手加入者収容交換機に、加入者物理回線状
態、端末内ソフトウェア状態を含む加入者端末状態、加
入者回線伝送装置状態、加入者閉塞、移行中、故障中、
を含む加入者収容交換機状態、中継回線状態、を通知し
あうことにより発着加入者間のエンド−エンドでの通信
状態情報をお互いに交換しあうことを特徴とする網内加
入者状態通知方式としての構成を有する。
【００１０】
【作用】本発明では、定期的に発着加入者収容交換機間
で端末状態を通知することにより、端末状態の変化毎の
通知処理を単純化できるという利点が得られることを主
な特徴とする。
で端末状態を通知することにより、端末状態の変化毎の
通知処理を単純化できるという利点が得られることを主
な特徴とする。
【００１１】定期的に発着加入者収容交換機間で網内加
入者状態通知を加入者通信毎または交換機の組合せ毎に
送り合い、お互いに通知を交換することにより、発着加
入者収容交換機間で、常時相手の端末状態の変化を常時
把握することができる。
入者状態通知を加入者通信毎または交換機の組合せ毎に
送り合い、お互いに通知を交換することにより、発着加
入者収容交換機間で、常時相手の端末状態の変化を常時
把握することができる。
【００１２】定期的に状態通知を交換することで、状態
変化発生時の通知処理が単純化でき、通知が運転中に紛
失した場合のリカバーも次の通知情報で救済可能であ
り、交換機故障回復後の再開時も最初の通知情報で状態
回復が簡単に行えることも特徴である。
変化発生時の通知処理が単純化でき、通知が運転中に紛
失した場合のリカバーも次の通知情報で救済可能であ
り、交換機故障回復後の再開時も最初の通知情報で状態
回復が簡単に行えることも特徴である。
【００１３】以下図面にもとづき実施例について説明す
る。
る。
【００１４】
【実施例】図３は、複数の交換機からなる交換機網につ
いて示した説明図である。図３において、１００，１０
１，１０２は交換機間を結ぶ中継回線を示している。２
００，２０１，２０２，２０３は交換機を示している。
交換機２００と２０３は、交換機２０１と２０２および
中継回線１００と１０１を介して接続されている。交換
機２００は、自加入者状態を相手交換機に通知するため
に、定期的に状態確認通知を交換機２０３に向けて送出
する。
いて示した説明図である。図３において、１００，１０
１，１０２は交換機間を結ぶ中継回線を示している。２
００，２０１，２０２，２０３は交換機を示している。
交換機２００と２０３は、交換機２０１と２０２および
中継回線１００と１０１を介して接続されている。交換
機２００は、自加入者状態を相手交換機に通知するため
に、定期的に状態確認通知を交換機２０３に向けて送出
する。
【００１５】交換機２０３は、状態確認通知受信後、通
信送出元交換機に状態確認応答を送り返す。
信送出元交換機に状態確認応答を送り返す。
【００１６】応答フレームには、自加入者状態をのせ返
送することにより交換機２００に状態を通知することが
できる。
送することにより交換機２００に状態を通知することが
できる。
【００１７】また通知内容には、加入者物理回線状態、
加入者端末状態（端末内ソフトウェア状態も含む）、加
入者回線伝送装置状態、加入者収容交換機状態（加入者
閉塞、移行中、故障中、輻輳時の閉塞または切断中等を
含む）、中継回線状態を設定する。
加入者端末状態（端末内ソフトウェア状態も含む）、加
入者回線伝送装置状態、加入者収容交換機状態（加入者
閉塞、移行中、故障中、輻輳時の閉塞または切断中等を
含む）、中継回線状態を設定する。
【００１８】図２は、本発明の網内加入者状態通知方式
における、網内加入者状態通知フレームおよび応答フレ
ームのフォーマットの説明図である。図２において、４
００は状態確認通知のための情報部を示す。４０１はル
ーチングのためのフレームヘッダを示す。
における、網内加入者状態通知フレームおよび応答フレ
ームのフォーマットの説明図である。図２において、４
００は状態確認通知のための情報部を示す。４０１はル
ーチングのためのフレームヘッダを示す。
【００１９】情報部４００はさらに、加入者状態、中継
回線状態、交換機状態を設定し互いに相手と自検出情報
を交換する。
回線状態、交換機状態を設定し互いに相手と自検出情報
を交換する。
【００２０】図１は、本発明の網内加入者状態通知方式
における、網内加入者状態通知フレームの交換シーケン
スの説明図である。図１において、２００，２０３は交
換機、３００，３０１は加入者を示す。発着加入者収容
交換機２００、２０３間で一定周期でフレームを交換す
ることにより、エンド−エンドの加入者状態（３００、
３０１間の状態）の通知を行う。
における、網内加入者状態通知フレームの交換シーケン
スの説明図である。図１において、２００，２０３は交
換機、３００，３０１は加入者を示す。発着加入者収容
交換機２００、２０３間で一定周期でフレームを交換す
ることにより、エンド−エンドの加入者状態（３００、
３０１間の状態）の通知を行う。
【００２１】仮に、途中で状態通知フレームが紛失した
場合、次の周期の状態通知フレームで状態通知を行うこ
とでエンド−エンドでの加入者状態管理情報に不一致は
生じない。
場合、次の周期の状態通知フレームで状態通知を行うこ
とでエンド−エンドでの加入者状態管理情報に不一致は
生じない。
【００２２】また交換機の再開、故障時には状態管理情
報が容易に紛失することがあり、イベントによる通知で
は不一致を回復することが難しくなる。
報が容易に紛失することがあり、イベントによる通知で
は不一致を回復することが難しくなる。
【００２３】この再開、故障時も交換機の回復後、定期
通知によってエンド−エンドの状態一致化がおこなえ
る。
通知によってエンド−エンドの状態一致化がおこなえ
る。
【００２４】網内の故障等で状態確認通知が届かなかっ
た場合は網内故障と判定し、該当加入者のリンクは故障
制御を行うため発着端末間でフレーム送信失敗による状
態不一致等は発生しない。
た場合は網内故障と判定し、該当加入者のリンクは故障
制御を行うため発着端末間でフレーム送信失敗による状
態不一致等は発生しない。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の網内加入
者状態通知方式によれば定期的に発着加入者収容交換機
間で網内加入者状態通知を加入者通信毎または交換機の
組合せ毎に送り合い、お互いに通知を交換することによ
り、相手端末状態通知を送信することが可能である。
者状態通知方式によれば定期的に発着加入者収容交換機
間で網内加入者状態通知を加入者通信毎または交換機の
組合せ毎に送り合い、お互いに通知を交換することによ
り、相手端末状態通知を送信することが可能である。
【００２６】定期的に加入者状態通知を交換することで
網内故障等でフレームが届かなくても、故障検出およ
び、故障回復後の故障通知が可能となる。
網内故障等でフレームが届かなくても、故障検出およ
び、故障回復後の故障通知が可能となる。
【００２７】またイベント発生時の通知（たとえば従来
のパケット網での再開通知）では網内の全交換機に通知
フレームを送出する必要があった。
のパケット網での再開通知）では網内の全交換機に通知
フレームを送出する必要があった。
【００２８】このためフレームの集中により輻輳の発生
や、処理能力の低下（自律メッセージの多発等）が問題
となっていたが、本発明では定期通知により処理負荷を
分散させ、輻輳の発生対策に有効な手段となる。
や、処理能力の低下（自律メッセージの多発等）が問題
となっていたが、本発明では定期通知により処理負荷を
分散させ、輻輳の発生対策に有効な手段となる。
【００２９】定期通知の固定分の上昇についても一定間
隔（秒オーダの通知間隔）ではフレーム処理負荷は充分
小さくできるため問題はおこらない。
隔（秒オーダの通知間隔）ではフレーム処理負荷は充分
小さくできるため問題はおこらない。
【００３０】また、データリンクコアまでをサポートす
る網ではデータリンク制御部以上の通信手順がないた
め、リンク状態の変化時は相手加入者へ通信状態を通知
する手段がない。
る網ではデータリンク制御部以上の通信手順がないた
め、リンク状態の変化時は相手加入者へ通信状態を通知
する手段がない。
【００３１】この場合も、リンク単位の状態遷移に対し
てイベント発生時にリンク状態を通知することなく、定
時の加入者情報通知によりエンド−エンドのリンク情報
を相手加入者へ通知することが可能となる。
てイベント発生時にリンク状態を通知することなく、定
時の加入者情報通知によりエンド−エンドのリンク情報
を相手加入者へ通知することが可能となる。
【図１】本発明の網内加入者状態通知方式における、網
内加入者状態通知フレームの交換シーケンスの説明図で
ある。
内加入者状態通知フレームの交換シーケンスの説明図で
ある。
【図２】本発明の網内加入者状態通知方式における、網
内加入者状態通知フレームおよび応答フレームのフォー
マットの説明図である。
内加入者状態通知フレームおよび応答フレームのフォー
マットの説明図である。
【図３】複数の交換機からなる交換機網について示した
説明図である。
説明図である。
【図４】従来の網内加入者状態通知シーケンスについて
示した説明図である。
示した説明図である。
１００，１０１，１０２ 中継回線 ２００，２０１，２０２，２０３ 交換機 ２０４ 応答フレーム ３００，３０１ 加入者 ４００ 情報部 ４０１ フレームヘッダ
フロントページの続き (72)発明者 東郷 聖二 東京都千代田区内幸町一丁目１番６号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平４−157859（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−274555（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−174860（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04M 3/00 H04M 3/08 H04M 3/22 H04M 7/00
Claims (1)
- 【請求項１】 加入者を収容する複数の発着加入者収容
交換機と任意数の中継交換機から構成される交換網の網
内加入者状態通知方式において、 発着加入者収容交換機間の通信中の呼対応の通信リンク
毎に定期的に発着加入者収容交換機が相手加入者収容交
換機に、 加入者物理回線状態、端末内ソフトウェア状態を含む加
入者端末状態、加入者回線伝送装置状態、加入者閉塞、
移行中、故障中、を含む加入者収容交換機状態、中継回
線状態、 を通知しあうことにより発着加入者間のエンド
−エンドでの通信状態情報をお互いに交換しあうことを
特徴とする網内加入者状態通知方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10893493A JP3298698B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 網内加入者状態通知方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10893493A JP3298698B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 網内加入者状態通知方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06303317A JPH06303317A (ja) | 1994-10-28 |
| JP3298698B2 true JP3298698B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=14497361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10893493A Expired - Lifetime JP3298698B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 網内加入者状態通知方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3298698B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09307587A (ja) | 1996-05-09 | 1997-11-28 | Fujitsu Ltd | 交換機 |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP10893493A patent/JP3298698B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06303317A (ja) | 1994-10-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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