JP3298119B2 - 零フラグ生成加減算器 - Google Patents

零フラグ生成加減算器

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JP3298119B2 JP28258591A JP28258591A JP3298119B2 JP 3298119 B2 JP3298119 B2 JP 3298119B2 JP 28258591 A JP28258591 A JP 28258591A JP 28258591 A JP28258591 A JP 28258591A JP 3298119 B2 JP3298119 B2 JP 3298119B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、零フラグ生成回路をも
つ2入力加減算器に関し、特に少ない回路量で高速に零
フラグの生成行う回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば加減算命令の後に、加算あるいは
減算結果のフラグを用いて分岐判定を行う条件分岐命令
が続くような命令列の場合、高速処理のためには加減算
器の高速化のみならず、各フラグの生成の高速化をも図
る必要がある。このフラグの中で最も生成の時間を要す
るのが零フラグである。このように高速処理を行う上
で、加減算器の零フラグを高速に生成することは、益々
重要になってきている。
【0003】零フラグは、演算結果の各桁がすべて0に
なった場合に1にセットされるものである。これを検出
するには、加減算結果が決定してから各桁すべてが0に
なっていることを検出する方法がある。
【0004】また、高速な加減算器の零フラグ生成の方
法としては、例えば特開昭55−87243号がある。
この方法は各桁ごとに、加算時には加数と被加数が共に
零であることを、減算時には減数と被減数が等しいこと
を検出した中間結果を生成し、全桁についてこの中間結
果の論理積をとることで零フラグを高速に求めようとい
うものである。
【0005】また、他の例としては、例えば特開昭61
−48038号がある。この方法は、2つの入力データ
が互いに1の補数の関係にあることを検出する手段と、
2つの入力データが互いに2の補数の関係にあることを
検出する手段とを設けてイニシャルキャリーの有無によ
り、2つの検出手段の結果を選択して零フラグを高速に
求めようというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例のうち、加減算結果が決定してから各桁すべてが0に
なっていることを検出する方法では、加減算結果が決定
してから結果の全桁の否定論理和を求めなければならな
いため、桁数が大きくなるに従い零フラグが生成される
までに時間が大きくなるという問題点を有していた。
【0007】また、上記従来の第2の方法では、最下位
桁へのキャリー入力が考慮されていないことから、キャ
リーの加算を伴う場合には対応できないという問題点を
有していた。
【0008】さらに、上記従来の第3の方法では、2つ
の入力データが互いに1の補数の関係にあることを検出
する手段と、2つの入力データが互いに2の補数の関係
にあることを検出する手段を必要とし、多くの論理回路
を必要とするため複雑になるという問題点を有してい
た。
【0009】本発明は上記問題点に鑑み、加減算結果の
零フラグを簡単な回路で高速に生成する2進加減算器の
フラグ生成回路を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明の第1の零フラグ生成加減算器は、求めるべ
き演算による最上位桁からの第1の桁あふれを求める手
段と、前記求めるべき演算より1だけ小さい結果を求め
る演算による最上位桁からの第2の桁あふれを求める手
段と、前記第1の桁あふれ及び前記第2の桁あふれから
零フラグを検出する手段とを備えたものである。
【0011】また、本発明の第2の零フラグ生成加減算
器は、2つのデータを入力とする桁上げ保存加減算器
と、この桁上げ保存加減算器に続き、最下位桁への桁上
げがある場合の最上位桁からの第1の桁あふれを求める
手段、及び最下位桁への桁上げがない場合の最上位桁か
らの第2の桁あふれを求める手段とを有する減算器と、
前記第1の桁あふれ及び前記第2の桁あふれから零フラ
グを検出する手段とを備えたものである。
【0012】さらに、本発明の第3の零フラグ生成加減
算器は、2つのデータを入力とする桁上げ保存加減算器
と、この桁上げ保存加減算器に続き、最下位桁を基準と
した場合の最上位桁での桁上げ生成関数及び桁上げ伝搬
関数を求める手段を有する桁上げ先見減算器と、前記桁
上げ生成関数及び前記桁上げ伝搬関数から零フラグを検
出する手段とを備えたものである。
【0013】
【作用】2つのn桁のデータを加算あるいは減算を行う
場合に求められる桁あふれの値と、この求める結果より
も1だけ小さいデータを求める場合の桁あふれの値とを
比較すると、求めるべき結果の下位n桁が0になる場合
に異なり、求めるべき結果の下位n桁が0でない場合に
は同じになる。したがって、求めるべき演算の桁あふれ
と、これより1だけ小さい結果を求める場合の桁あふれ
の2つの値から、簡単な論理により零フラグを生成する
ことができる。
【0014】また、求めるべき演算結果より1だけ小さ
いデータを求める場合に、まず、2つの入力データを桁
上げ保存加減算により演算することにより、その最下位
桁にイニシャルキャリーを付加することができ、さら
に、次段の減算器において最下位桁に桁上げがある場合
と、ない場合について最上位桁からの桁あふれの値を求
めることができる。
【0015】さらに、前述の減算器を桁上げ先見演算に
より行なう場合には、桁あふれの値が最下位桁を基準と
した場合の最上位桁での桁上げ生成関数および桁上げ伝
搬関数のみにより決定されるので、桁上げ生成関数およ
び前記桁上げ伝搬関数から前記零フラグを検出すること
ができる。
【0016】
【実施例】
(実施例1)本発明の実施例を図を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。以下、図面を参照しながら説明する。この回路は、
共にn桁の被演算数Aと演算数Bおよびイニシャルキャ
リーc-1を入力し、加算結果R=A+(B+c-1)また
は減算結果R=A−(B+c-1)を求め、さらに演算結
果の零フラグを生成するものである。
【0017】図1において、101および102は加減
算器であり、101はA+(B+c-1)またはA−(B
+c-1)の演算を行ない、102はA+(B+c-1)−
1またはA−(B+c-1)−1の演算を行なう。また、
103は零フラグ検出回路である。さらに、r0nはA+
(B+c-1)あるいはA−(B+c-1)の演算を行なっ
た場合の下位からn+1桁目のデータであり、r1nはA
+(B+c-1)−1あるいはA−(B+c-1)−1の演
算を行なった場合の下位からn+1桁目のデータであ
り、Zは零フラグ信号である。
【0018】図1の回路の動作を簡単に説明すると、加
減算器101により入力されたAとBおよびイニシャル
キャリーc-1からA+(B+c-1)またはA−(B+c
-1)を求め、同時に加減算器102によりこれらの求め
るべき値よりも1だけ小さい値A+(B+c-1)−1ま
たはA−(B+c-1)−1を求める。このとき、加減算
器101および102により求められる結果の下位から
n+1桁目のデータr0nおよびr1nを零フラグ検出回路
103に入力し零フラグ信号Zを出力する。
【0019】図1のブロック図において加減算器101
は、加算結果R=A+(B+c-1)または減算結果R=
A−(B+c-1)と、これらの演算を行なう場合の下位
からn+1桁目のデータすなわちr0nを求め、さらに加
減算器102は、A+(B+c-1)−1またはA−(B
+c-1)−1の演算を行なう場合の下位からn+1桁目
のデータすなわちr1nを求めている。簡単のために、A
およびBの桁数を2桁とし、加算あるいは減算を行なっ
た場合に存在しうる結果としては、(表1)に示すデー
タがある。
【0020】
【表1】
【0021】(表1)においては、1ずつインクリメン
トするように並べている。演算結果が零になり零フラグ
が検出されるのは、表1においてはxとyの場合であ
る。この場合に、xとyより1だけ小さいデータはそれ
ぞれx’およびy’である。表から分かるように、xと
x’およびyとy’のr2の値をそれぞれ比較すると互
いに異なり、それ以外の場合には同じになっている。し
たがって、演算結果の零の検出を行なうには、求める演
算とそれより1だけ小さい演算を行なった場合の下位か
らn+1桁目のそれぞれのデータr0nおよびr1nの排他
的論理和を求めることで実現できる。この排他的論理和
を求めることが零フラグ検出回路103の機能である。
【0022】上記の説明で述べたn+1桁目のデータ
は、入力データがn桁であるので、演算による桁あふれ
と考えることもできる。したがって、この桁あふれの信
号は桁上げ先見加減算器等を用いることにより高速に求
められ、2つの桁あふれの信号の排他的論理和を求める
ことにより、零フラグ検出を行なうことができる。ま
た、図1の加減算器102においては演算結果の全桁を
出力する必要がないので少ない回路量で構成できるのは
明かである。
【0023】以上説明したように、図1の構成により零
フラグの検出を演算の2つの信号の排他的論理和から求
められるので高速に求めることができる。
【0024】(実施例2)図2は、本発明の第2の実施
例を示すブロック図である。以下、図面を参照しながら
説明する。この回路は、図1のブロック図で示したもの
と同一の機能を有するものである。
【0025】図2において、201は桁上げ保存加減算
器、202は減算器、203は零フラグ検出回路であ
る。また、a i および b i (i = 0,1, …, n -1)は
被演算数Aおよび演算数Bの各桁の値、u i および v j
(i = 0,1, …, n 、j = 0,1,…, n -1)は桁上げ保存
加減算器201から減算器202に入力される桁上げ
(または桁借り)Uおよび和(または差)Vの各桁のデ
ータである。また、Rは加減算結果データでありri
(i = 0,1, …, n -1)を要素とする。さらに、r0nお
よびr1nは、それぞれ減算器202の最下位桁に桁借り
がない場合とある場合の結果の下位からn+1桁目のデ
ータであり、Zは零フラグ信号である。以下の説明で
は、減算時の桁借りも桁上げと表現し、差も和と表現す
ることにする。
【0026】図2の回路の動作を簡単に説明すると、桁
上げ保存加減算器201により入力されたAとBを加算
あるいは減算し、各桁に対して桁上げcと和sを求め、
減算器202に入力する。また、イニシャルキャリーc
-1が減算器202の最下位桁に入力される。減算器20
2では、入力された桁上げcと和sおよびイニシャルキ
ャリーc-1のデータから減算を行ない結果を出力する。
また、減算器202ではr0nおよびr1nを生成して出力
する。零フラグ検出回路203では、入力されたr0nお
よびr1nから零の検出を行ない零フラグ信号Zが出力さ
れる。
【0027】図2の構成では、演算結果結果R=A±
(B+c-1)とこれより1だけ小さいA±(B+c-1)
−1を求める場合に、4入力加減算を行なうために、ま
ず、AとBとの演算を桁上げ保存により行ない、各桁の
桁上げデータUおよび和データVとで表現し、イニシャ
ルキャリーc-1を桁上げデータUの最下位桁に加え、最
後に減算器202の最下位への桁上げー1がある場合と
ない場合について結果を求めるように構成されている。
【0028】以下に、図2の各回路の動作を詳細に説明
する。まず、桁上げ保存加減算器201について述べ
る。この回路は半加減算器等によって構成できる。すな
わち、演算が加算である場合には、半加算器として動作
し、減算の場合には半減算器として動作するようにすれ
ばよい。加算の場合にはイニシャルキャリーc-1が正の
値であり、さらに2つのデータの加算なので共に1の値
をもつ桁では正の桁あがりが生じるので、各桁で生成す
る桁上げcは正のデータでなければならない。また、前
述のように次段の演算が減算でなければならないので、
桁上げcあるいは和sのいずれか一方は負でなければな
らない。したがって、和sは負になるように生成しなけ
ればならない。すなわち、演算が加算の場合の入力ai
およびbiの組み合わせに対する桁上げcaiおよび和sa
iは、(数1)を満足しなければならない。
【0029】
【数1】
【0030】またこの場合の真理値表を(表2)に示
す。
【0031】
【表2】
【0032】すなわち、caiおよびsaiの論理は(数
2),(数3)で表される。
【0033】
【数2】
【0034】
【数3】
【0035】ここで、◎は排他的論理和の演算を示す。
また、減算の場合にはイニシャルキャリーc-1が負の値
をとるので、各桁で生成するの桁上げcは負のデータで
なければならない。また、前述のように次段の演算が減
算でなければならないので、桁上げcあるいは和sのい
ずれか一方は負でなければならない。したがって、和s
は正になるように生成しなければならない。すなわち、
演算が減算の場合の入力aiおよびbiの組み合わせに対
する桁上げcsiおよび和ssiは、(数4)を満足しなけ
ればならない。
【0036】
【数4】
【0037】また、この場合の真理値表を(表3)に示
す。
【0038】
【表3】
【0039】すなわち、csiおよびssiの論理は(数
5),(数6)で表される。
【0040】
【数5】
【0041】
【数6】
【0042】以上説明したような、半加減算器を入力デ
ータの桁数分配列した構成が桁上げ保存加減算器201
である。
【0043】次に、減算器202について述べる。この
回路は、桁上げ保存加減算器201で求められた桁上げ
ciで構成された桁上げデータUと和siで構成された和
データVのうち正の値をもつデータから負の値をもつデ
ータを減算するものである。前述の桁上げ保存加減算器
201の説明で述べたように、演算が加算の場合と減算
の場合で正のデータと負のデータが変わる。したがっ
て、加算である場合にはU−Vを演算し、減算の場合に
はV−Uを求める必要がある。この演算では、最下位桁
への桁上げが0の演算結果と、最下位桁への桁上げが1
の時の下位からn+1桁目の値を求める。この加減算器
は、桁上げ先見あるいは桁上げ選択などにより構成で
き、加減算結果のn+1桁目を優先的に高速に求めるよ
うにしたものである。
【0044】また、零フラグ検出回路203の機能は、
図1で述べた零フラグ検出回路103と同様の機能であ
る。
【0045】次に、この減算器の構成の例として桁上げ
先見減算器を用いる場合を考える。この場合の、各桁に
おける桁上げ生成関数giおよび桁上げ伝搬関数piは、
加算の場合に(表4)に示す真理値表のようになり、減
算の場合には表5に示す真理値表のようになる。(表
4)および(表5)にはあわせて中間和siも示してい
る。また、(表4)および(表5)において0/1はど
ちらの値でもよいことを示している。
【0046】
【表4】
【0047】
【表5】
【0048】したがって、(表4)および(表5)か
ら、SUBを演算が減算であるという信号とすれば、桁上
げ生成関数gi、桁上げ伝搬関数piおよび中間和siは
(数7)〜(数10)で表される。
【0049】
【数7】
【0050】
【数8】
【0051】または、
【0052】
【数9】
【0053】
【数10】
【0054】次に、桁上げ生成関数gi、jおよび桁上げ
伝搬関数pi,jを考える。ここで、(i≧j)であり、
gi,jはj桁目からi桁目までの加減算を行なった場合
に上位へ桁上がりが生成されることを表し、pi,jはj
桁目からi桁目までの加減算を行なった場合に、下位か
ら桁上がりがあった場合に上位へ桁上がりを伝搬するこ
とを表している。
【0055】この定義から、i≧j≧kの関係を有する
i,j、kに対して(数11)〜(数14)が成り立
つ。すなわち、
【0056】
【数11】
【0057】
【数12】
【0058】
【数13】
【0059】
【数14】
【0060】である。これらの式により、ある基準とな
る桁kから各々の桁iまでの桁上げ生成関数gi,kおよ
び桁上げ伝搬関数pi,kを求めることができる。すなわ
ち、加減算を行なう各々の桁から(数7)および(数
8)あるいは(数9)で表される桁上げ生成関数giお
よび桁上げ伝搬関数piを求め、(数13)および(数
14)を繰り返し用いてある基準となる桁kから各々の
桁iまでの桁上げ生成関数gi,kおよび桁上げ伝搬関数
pi,kを求めることができる。
【0061】次に、桁上げ生成関数gi,jおよび桁上げ
伝搬関数pi,jの定義から、すべての桁の加算を考えた
ときのi桁目からi+1桁目への桁上げciは(数1
5)で与えられる。
【0062】
【数15】
【0063】したがって、(数15)においてj=0と
おけば、
【0064】
【数16】
【0065】となり、(数16)はi桁での桁上げを各
桁の桁上げ生成関数gi,0と桁上げ伝搬関数pi,0および
加減算時の最下位桁への桁上げc-1とにより求められる
ことを示している。また、最下位桁への桁上げc-1がな
い場合の桁上げciをc0iとし、桁上げのある場合の桁
上げciをc1iとすれば、(数17),(数18)とな
る。
【0066】
【数17】
【0067】
【数18】
【0068】したがって、演算結果の各桁の値は、桁上
げc0i-1あるいはc1i-1と中間和siから次式により求
めることができる。すなわち、最下位桁への桁上げがな
い場合の演算結果の各桁の値をr0iとし、桁上げのある
場合にr1iとすれば、(数19),(数20)となる。
【0069】
【数19】
【0070】
【数20】
【0071】次に、零フラグZの検出を考える。零フラ
グZは前述の第1の実施例で述べたように、求める演算
とそれより1だけ小さい演算を行なった場合の下位から
n+1桁目のそれぞれのデータr0nおよびr1nの排他的
論理和を求めることで実現できる。したがって、零フラ
グZは、(数17)から(数20)を用いることによ
り、
【0072】
【数21】
【0073】となる。したがって、(数21)は、最下
位桁への桁上げがある場合とない場合との、2つの最上
位桁からの演算による桁上げの値c0n-1およびc1n-1の
排他的論理和を求めることにより零フラグの検出ができ
ることを示しており、さらに桁上げ先見演算を行なう場
合の、最下位桁を基準桁とした場合の最上位桁での桁上
げ生成関数gn-1,0と桁上げ伝搬関数pn-1,0とから、簡
単な論理により求められることを示している。
【0074】以上述べたようにして、桁数nを8として
論理を構成した場合の論理回路を図3に示す。図3にお
いて、301は図2における桁上げ保存加減算器201
に対応し、302は図2における減算器に対応し、30
3は図2における零フラグ検出回路に相当する。また、
この図では演算の桁あふれのフラグとしてcoutも求め
ている。このcoutは前述の演算結果のn+1桁目の値
r0nと同一のものであり、これを求める場合には、被演
算数および演算数が負である場合を考慮して、n+1桁
目に符号拡張を行なって計算している。この桁あふれの
フラグを必要としない場合には、この回路を削除しても
よい。また、この回路においては、各桁の桁上げ伝搬関
数として(8)式で表されるもので構成しているが、
(9)式を用いる場合にも容易に構成できる。図3の回
路において、論理ゲート303、304、305、30
6、307は、零フラグ検出のために付加したものであ
り、通常の桁上げ先見加減算器にわずかの回路を付加す
ることで零フラグの検出ができることがわかる。なお、
この論理構成は一例を示すものでありさらに異なる論理
を用いても構成できる。
【0075】以上説明したように図2あるいは図3の構
成を用いることにより、イニシャルキャリーを簡単に付
加でき、さらにわずかな回路を付加することにより零フ
ラグの検出を高速に行なうことができる。また、以上の
説明では、例として桁上げ先見演算器を用いて説明した
が、他の方法例えば桁上げ選択等の方法によっても高速
に桁あふれの信号を求めることができ、同様の効果を得
ることができる。
【0076】以上の説明では、イニシャルキャリーを入
力するような構成について述べたが、必要ない場合につ
いては容易に削除できることは明かである。
【0077】
【発明の効果】以上のように本発明は、イニシャルキャ
リーの演算を含めて、求めるべき演算を行なう場合と、
この演算より1だけ小さい結果を求める場合とについ
て、2つの最上位桁からの桁あふれの値から簡単な論理
により零フラグを検出することができるので、高速な処
理が可能となる。また、求めるべき演算を、桁上げ保存
加減算とこれに続く桁上げ先見減算を行なう構成とする
ことにより、最下位桁を基準桁とした場合の最上位桁で
の桁上げ生成関数と桁上げ伝搬関数とから、簡単な論理
により零フラグを検出することができるので、わずかの
回路の増加で高速な零フラグの検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における零フラグ生成回
路をもつ加減算器のブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における零フラグ生成回
路をもつ加減算器のブロック図
【図3】本発明の第2の実施例を論理回路で構成した場
合の零フラグ生成回路をもつ加減算器の論理回路図
【符号の説明】
101,102 加減算器 103,203,303 零フラグ検出回路 201 桁上げ保存加減算器 202,302 減算器 301 桁上げ保存加減算器

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された2つのデータを加算あるいは減
    算を行ない、結果が零であることを示す零フラグを検出
    する加減算器において、求めるべき演算による最上位桁
    からの第1の桁あふれを求める手段と、前記求めるべき
    演算より1だけ小さい結果を求める演算による最上位桁
    からの第2の桁あふれを求める手段と、前記第1の桁あ
    ふれ及び前記第2の桁あふれから前記零フラグを検出す
    る手段とを備えた零フラグ生成加減算器。
  2. 【請求項2】入力された2つのデータを加算あるいは減
    算を行ない、結果が零であることを示す零フラグを検出
    する加減算器において、 前記2つのデータを入力とする桁上げ保存加減算器と、 この桁上げ保存加減算器に続き、最下位桁への桁上げが
    ある場合の最上位桁からの第1の桁あふれを求める手段
    と、最下位桁への桁上げがない場合の最上位桁からの第
    2の桁あふれを求める手段とを有する減算器と、 前記第1の桁あふれ及び前記第2の桁あふれから前記零
    フラグを検出する手段とを備えた零フラグ生成加減算
    器。
  3. 【請求項3】請求項2記載の桁上げ保存加減算器に続く
    減算器の最下位桁の入力に、イニシャルキャリーを入力
    することを特徴とする零フラグ生成加減算器。
  4. 【請求項4】請求項2記載の桁上げ保存加減算器は、演
    算が加算である場合に桁上げを正、和を負となるように
    構成し、演算が減算である場合に桁上げを負、和を正と
    なるように構成することを特徴とする零フラグ生成加減
    算器。
  5. 【請求項5】入力された2つのデータを加算あるいは減
    算を行ない、結果が零であることを示す零フラグを検出
    する加減算器において、 前記2つのデータを入力とする桁上げ保存加減算器と、
    この桁上げ保存加減算器に続き、最下位桁を基準とした
    場合の最上位桁での桁上げ生成関数及び桁上げ伝搬関数
    を求める手段を有する桁上げ先見減算器と、前記桁上げ
    生成関数及び前記桁上げ伝搬関数から前記零フラグを検
    出する手段とを備えた零フラグ生成加減算器。
  6. 【請求項6】請求項5記載の桁上げ保存加減算器に続く
    減算器の最下位桁の入力に、イニシャルキャリーを入力
    することを特徴とする零フラグ生成加減算器。
  7. 【請求項7】請求項5記載の桁上げ保存加減算器は、演
    算が加算である場合に桁上げを正、和を負となるように
    構成し、演算が減算である場合に桁上げを負、和を正と
    なるように構成することを特徴とする零フラグ生成加減
    算器。
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